JP5482149B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に関し、特に、いわゆるセブン機、羽根物、権利物といったパチンコ
遊技機や組合せ式遊技機(アレンジボール遊技機)等の遊技機(弾球遊技機)に関する。
パチンコ遊技機では、始動口への遊技球入球により大当り抽選を行い、抽選結果が大当
りの場合に大当り遊技を実行するように構成されており、大当り遊技終了後、大当り抽選
の当選確率を向上させる確変遊技を実行するものが多い。大当り遊技終了後に開始される
確変遊技は、次回の大当り遊技が発生するまで維持されるので、大当り遊技が一旦終了し
た後に次の大当り遊技が続けて発生する、いわゆる連チャン状態となる。
このようなパチンコ遊技機において、射幸性を抑制することを目的として、二段階抽選
を行い、第一段階の抽選で当選した場合にのみ第二段階の抽選を行い、第二段階の抽選で
当選した場合に、大当り遊技を開始する遊技機が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−265777号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、第一段階の抽選を経由しない限り、大当り
抽選である第二段階の抽選が実施されない。そして、大当り遊技が終了した後も、再度第
一段階の抽選を経由しない限り、大当り抽選が実施されない。つまり、第一段階と第二段
階の2つの抽選を経なければ、再度大当り遊技を発生させることができず、大当り遊技が
一旦終了した後に再び大当り遊技が開始する、いわゆる大当りの引き戻しを行うことが難
しい。このため、遊技者に有利な機会を創出することが困難であり、遊技興趣に欠けると
いう問題があった。
そこで、本発明は上記点に鑑み、二段階抽選を経て大当り遊技を開始する遊技機におい
て、遊技者に有利な機会を創出することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
遊技盤面上の左側領域を流下する遊技球が入球可能な第1始動ゲートと、
遊技盤面上の右側領域を流下する遊技球が入球可能な第2始動ゲートと、
遊技球が入球不能な閉状態と、遊技球が入球可能な開状態とに切換可能であって、開状態にあるときに遊技盤面上の右側領域を流下する遊技球が入球可能な始動口と、
遊技球が入球不能な閉状態と、遊技球が入球可能な開状態とに切換可能であって、開状態にあるときに遊技盤面上の右側領域を流下する遊技球が入球可能な大入賞口と、を備え、
前記第1始動ゲートまたは前記第2始動ゲートを遊技球が通過することを契機に普通図柄表示装置で普通図柄を変動表示させる普通図柄遊技を行い、該普通図柄遊技の結果として前記普通図柄表示装置に当り普通図柄が停止表示されると、閉状態にある前記始動口が開状態となり、該開状態となった前記始動口に遊技球が入球することを契機に特別図柄表示装置で特別図柄を変動表示させる特別図柄遊技を行い、該特別図柄遊技の結果として前記特別図柄表示装置に当り特別図柄が停止表示されると、閉状態にある前記大入賞口が開状態となる大当り遊技が実行される遊技機において、
前記普通図柄表示装置に前記当り普通図柄が停止表示される確率を第1確率に設定した前記普通図柄遊技からなる第1遊技を進行させる第1遊技進行手段と、
前記第1遊技にて前記当り普通図柄が停止表示することで開状態となる前記始動口に遊技球が入球すると、前記当り特別図柄が停止表示される確率を前記第1確率よりも高い第2確率に設定した前記特別図柄遊技からなる第2遊技を進行させる第2遊技進行手段と、
前記特別図柄遊技の実行中に前記始動口に遊技球が入球すると、該入球に応じた前記特別図柄遊技を該実行中の特別図柄遊技の終了後に実行するために、保留として記憶する保留記憶手段と、
前記第2遊技にて前記当り特別図柄が停止表示されて前記大当り遊技が終了すると、前記当り普通図柄が停止表示される確率を前記第1確率より高い第3確率に設定した前記普通図柄遊技および前記当り特別図柄が停止表示される確率を前記第2確率より高い第4確率に設定した前記特別図柄遊技からなる高確率遊技を、予め定められた高確率遊技終了条件が成立するまで進行させる高確率遊技進行手段と、
前記高確率遊技終了条件が成立すると、前記当り普通図柄が停止表示される確率を前記第3確率に設定した前記普通図柄遊技および前記当り特別図柄が停止表示される確率を前記第2確率に設定した前記特別図柄遊技からなる特殊遊技を開始するか否かを決定する特殊遊技開始決定手段と、
前記特殊遊技開始決定手段により前記特殊遊技を開始することが決定されると、前記高確率遊技の終了後に前記特殊遊技を進行させる特殊遊技進行手段と、を備え、
前記特殊遊技は、前記特別図柄遊技の実行回数の上限をA回とし、1回の特別図柄遊技で前記当り特別図柄が停止表示される前記第2確率を1/Bとする場合に、少なくともA≧3×Bを満たすものであって、
前記特殊遊技開始決定手段により前記特殊遊技を開始しないことが決定され、そのときに前記保留記憶手段に前記保留が記憶されていない場合には、前記高確率遊技の終了後に、前記第1遊技進行手段が前記第1遊技を進行させ、
前記特殊遊技開始決定手段により前記特殊遊技を開始しないことが決定され、そのときに前記保留記憶手段に前記保留が記憶されている場合には、前記高確率遊技の終了後に、該記憶されている保留の個数に対応する回数分だけ、前記第2遊技進行手段が前記第2遊技を進行させ、
前記高確率遊技の終了後に前記特殊遊技および前記第2遊技の何れかが進行して前記当り特別図柄が停止表示される場合には、該当り特別図柄の停止表示を契機とする前記大当り遊技の終了後から新たに前記高確率遊技終了条件が成立するまで、前記高確率遊技進行手段が前記高確率遊技を進行させる
ことを特徴としている。
本発明の構成によれば、高確率遊技終了条件が成立するまで高確率遊技が継続するので
、第一段階目の抽選(普通図柄遊技)と第二段階目の抽選(特別図柄遊技)を高確率で当
選させることができ、大当り遊技が継続する状態(いわゆる連チャン)を確実に発生させ
ることができる。
そして、高確率遊技終了条件の成立時に特殊遊技を開始するか否かを決定するように構
成され、特殊遊技では、普通図柄が当り図柄で停止表示する確率が高確率となるので、容
易に二段階目の抽選である特別図柄遊技に移行でき、再度大当りを発生させやすい(大当
りを引き戻しやすい)。一方、特殊遊技が開始しない場合には、高確率遊技が終了する際
に、保留が記憶されていれば、一段階目の普通図柄遊技を経由することなく、二段階目の
特別図柄遊技を実行することができる。このため、大当り遊技が一旦終了した後に、再度
大当りを発生させやすい(大当りを引き戻しやすい)。このように、本発明では、普通図
柄遊技(一段階目の抽選)を経由した場合にのみ特別図柄遊技(二段階目の抽選)が実行
可能となる二段階抽選を採用した遊技機において、大当り遊技が一旦終了した後に、再度
大当りを発生させやすい(大当りを引き戻しやすい)遊技性を提供することができ、遊技
者有利の機会を創出することができる。
また、特別図柄が大当り図柄で停止表示する確率に対して、特殊遊技の最大進行期間を充分多くなるので、特殊遊技中に特別図柄を確実に大当り図柄で停止表示させることができる。
以上の本発明の構成によれば、二段階抽選を経て大当り遊技を開始する遊技機において
、大当り遊技が一旦終了した後に、再度大当りを発生させやすい(大当りを引き戻しやす
い)遊技性を提供することができ、遊技者に有利な機会を創出することが可能となる。
本発明を適用した実施例に係る遊技機の正面図である。 第1実施例の遊技盤の正面図である。 電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。 メインジョブの流れを示すフローチャートである。 普通図柄遊技処理を示すフローチャートである。 普通電動役物遊技処理を示すフローチャートである。 特別図柄遊技処理を示すフローチャートである。 特別図柄遊技処理を示すフローチャートである。 特別図柄当否判定処理を示すフローチャートである。 特別図柄変動開始処理を示すフローチャートである。 特別電動役物遊技処理を示すフローチャートである。 大当り遊技終了処理を示すフローチャートである。 第2実施例の遊技盤の正面図である。
(第1実施例)
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。本発明の遊技機をパチンコ遊技
機(以下、単に遊技機という)に適用した実施例を図面に示す。
図1は、本実施例の遊技機1の正面図である。図1に示すように、遊技機1の前面部は
、本体枠2、中枠3、前面枠4、上皿部5、下皿部6、施錠装置9、遊技盤20等を備え
ている。なお、図1では遊技盤20の詳細な図示を省略している。また、中枠3は前面枠
4等が前面側に配置されているため、図1においては明示されていない。
本体枠2は木製の板状体を略長方形の枠状に組立てたものであり、遊技機1の外枠を構
成している。中枠3はプラスチック製であり、本体枠2の内側にはめ込まれて設置されて
おり、外枠2に対して開閉可能に左端で軸支されている。中枠3は、上側2/3程度を占
める枠体部と下側1/3程度を占める下板部とから構成されている。枠体部の前面側には
遊技盤20と前面枠4とが重なるように設けられており、下板部の前面側には上皿部5と
下皿部6が設けられている。下板部には、遊技球を遊技盤20に発射する発射手段を構成
する発射装置ユニット(図示略)、遊技球を発射装置ユニットに供給する球送り装置(図
示略)が設けられている。
前面枠4は、中枠3の前面側に配置され、中枠3の左端で開閉可能に支持されている。
前面枠4はプラスチック製であり、奥側に配置される遊技盤20の盤面を視認可能にする
ために、円形状の開口部4aが形成されている。前面枠4の裏面には、開口部4aに対応
したガラス板等の透明板を備える略長方形状の透明板枠(図示略)が装着されている。前
面枠4における遊技盤20の周囲には、LED等のランプ類(図示略)が設けられている
。これらのランプ類は、遊技効果を高めるためにゲーム進行に応じて点灯・消灯あるいは
点滅する。
上皿部5は、前面枠4の下側に設けられ、中枠3の左端に開閉可能に支持されている。
上皿部5は、皿外縁部5aと、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口5bと
、上皿部5の遊技球を下皿部6に排出する球抜きボタン5cとを備えている。皿外縁部5
aの上面には、演出ボタン5d(操作手段)や球貸ボタン5e等が設けられている。演出
ボタン5dは、皿外縁部5aの上面に突出して設けられており、遊技者が押圧操作するこ
とで下方に移動するとともに、押圧を解くことで図示しない弾性手段(例えばバネ部材)
により上方に移動する出没式の押しボタンとして構成されている。
下皿部6は、上皿部5の下方に設けられている。下皿部6の略中央には、遊技機1の内
部から下皿部6に遊技球を排出するための排出口6aが設けられている。下皿部6の左端
には灰皿7が設けられている。下皿部6の右端には、遊技者が発射装置ユニット(図示略
)を操作するための発射ハンドル8が設けられている。発射ハンドル8には、遊技者が触
れていることを検出する接触検知手段としてのタッチスイッチ8aが設けられている。発
射ハンドル8の左側面には、遊技者が操作して遊技球の発射を一時的に停止する発射停止
スイッチ8bが配置されている。
施錠装置9は、中枠3の右端中央に設けられており、前面枠4を閉じた場合にこれを施
錠するためのものである。
また、遊技機1には、遊技状態に応じた効果音等を発生させるためのスピーカ10a〜
10dが設けられている。スピーカ10a〜10dは、遊技機1の上部に設けられた上部
スピーカ10a、10bと遊技機1の下部に設けられた下部スピーカ10c、10dとか
らなる。さらに、遊技機1の左側には、プリペイドカードユニット13(CRユニット)
が装着されている。
次に、本実施例の遊技盤20の表面構造について説明する。図2は遊技盤20の正面図
である。遊技盤20は、略長方形の木製の板状体であって中枠3に着脱可能に取り付けら
れているとともに、裏機構盤(図示略)によりその背面側が覆われている。
図2に示すように、遊技盤20には、遊技盤20の表面(盤面)に設けられた外レール
22と内レール23とにより、略円形状の遊技領域21が形成されている。遊技領域21
内には、中央装置24、普通図柄作動ゲート26、27、普通図柄表示部28、始動口3
0(普通電動役物)、特別図柄表示部31、大入賞装置(特別電動役物)33、入賞口3
4〜38等の遊技装置が配設されている。また、遊技領域21には各遊技装置との位置バ
ランスを考慮して多数の障害釘が配設されている。なお、本実施例の遊技機1では、始動
口30以外に特別図柄を作動させる始動口はない。つまり、普通図柄の抽選に当選しない
限り、特別図柄の抽選が開始することはない。そのため、普通図柄の抽選が第一段階の抽
選であり、特別図柄の抽選が第二段階の抽選であるといえる。
中央装置(センター役物)24は遊技領域21の略中央部に配置され、演出表示装置2
5を備えている。本実施例では、演出表示装置25としてドットマトリクスを用いた表示
装置を用いており、演出表示装置25の表示領域では各種演出表示が行われる。
本実施例では、2個の普通図柄作動ゲート26、27が設けられている。第1普通図柄
作動ゲート26は、中央装置24の下方に設けられており、第2普通図柄作動ゲート27
は、中央装置24の右上に設けられている。普通図柄作動ゲート26、27の内部には、
遊技球の通過を検知する普通図柄作動ゲート検知スイッチ26s、27s(図3参照)が
それぞれ設けられている。遊技球が普通図柄作動ゲート26、27を通過することで、普
通図柄が変動表示を開始する。
普通図柄表示部28は、中央装置24の右下に設けられている。普通図柄表示部28は
、1個のLEDから構成されており、このLEDにより普通図柄の表示が行われる。普通
図柄表示部28では、普通図柄の変動表示及び停止表示が行われる。普通図柄作動ゲート
26、27を遊技球が通過することにより、普通図柄表示部28で普通図柄が変動開始し
、所定時間経過後に普通図柄が当り普通図柄の表示態様あるいは外れ普通図柄の表示態様
で停止表示される普通図柄遊技が行われる。
本実施例では、遊技球が普通図柄作動ゲート26、27を通過した際に取得され、始動
口30を作動させるか否かの普通図柄当否判定に用いられる普通図柄当否用乱数が設けら
れている。普通図柄作動ゲート26、27の遊技球通過に伴って、普通図柄当否判定用乱
数が取得され、この取得された普通図柄当否判定用乱数は、主制御部200のRAMの所
定領域に記憶される。
ここで、普通図柄の保留について説明する。普図保留表示部29は2つのLEDからな
り、2個のLEDの消灯、点灯、および点滅を組み合わせることで、4個を上限として保
留数を表示することができる。
普通図柄作動ゲート26、27を通過した遊技球数は、普通図柄保留数として最大保留
数(本実施例では4個)まで保留可能となっている。普通図柄保留数は、普通図柄作動ゲ
ート26、27への遊技球通過が発生する度に取得されて主制御部200のRAMの所定
領域に記憶される普通図柄当否判定用乱数の個数(記憶数)に相当する。そして、次回の
普通図柄当否判定が行われ普通図柄の変動表示が開始する毎に、未始動回数(保留数)が
消化され、普通図柄保留数が1個ずつ減少する。
普通図柄当否判定用乱数には、予め当り値が設定されており、遊技球が普通図柄作動ゲ
ート26、27を通過したタイミングで取得された普通図柄当否判定用乱数が当り値と一
致する場合に当りと判定される。本実施例では、普通図柄当否判定用乱数が当り値と一致
する確率(普通図柄の当選確率)は、低確率(本実施例では1/135)となっている。
なお、普通図柄の当選確率(普通図柄表示部28に当り図柄が停止表示される確率)を低
確率に設定した状態で行われる普通図柄遊技が本発明の第1遊技に相当している。
普通図柄の当選確率は、後述する時短遊技中(開放時間延長機能作動中)には高確率(
本実施例では1/1.01)に向上する。そして、当りと判定された場合には、普通図柄
表示部28で停止表示される普通図柄は、当り普通図柄の表示態様に決定される。一方、
外れと判定された場合(取得された普通図柄当否判定用乱数が当り値と一致しない場合)
には、普通図柄表示部28で停止表示される普通図柄は外れ普通図柄の表示態様に決定さ
れる。なお、普通図柄当否判定、普通図柄の変動表示および停止表示、普通図柄の停止図
柄の決定、普通図柄の保留および保留消化は、後述の主制御部200によって行われ、主
制御部200が本発明の第1遊技進行手段に相当している。
普通図柄が予め設定された当り普通図柄の表示態様で停止表示すると、始動口30が開
放される。始動口30は、中央装置24の右方の壁面に設けられている。始動口30は、
遊技盤20の盤面上を流下する遊技球を受け入れる遊技球受入口として構成されている。
始動口30は翼片部30aを備えており、翼片部30aは壁面に沿った閉状態と下端を中
心として上端が左方に向かって回動した開状態とに変化する可変式の始動口として構成さ
れている。始動口30の内部には、遊技球の入球を検知する始動口入球検知スイッチ30
s(図3参照)と、翼片部30aを作動させるための始動口ソレノイ30c(図3参照)
とが備えられている。
始動口30は、翼片部30aが開動作することで遊技球の入球可能性が高い状態となり
、翼片部30aが閉動作することで遊技球が入球不能な状態となる。普通図柄が当り図柄
の組合せで停止表示された場合には、翼片部30aが開動作して始動口30の遊技球受入
口が拡大され、始動口30は普通電動役物として機能する。始動口30の開放状態は、所
定の終了条件成立により終了し、開放していた始動口30が閉鎖状態となる。所定の終了
条件として、始動口30の開放時間が所定時間(本実施例では5.8秒)に達したとき、
または規定数(本実施例では5個)の遊技球が入球したときに、閉鎖状態に移行する。通
常状態では始動口30は閉鎖しているため、普通図柄遊技が当選しない限り、始動口30
に遊技球が入球することはない。なお、始動口30の開閉制御は主制御部200によって
行われる。
遊技球が始動口30に入球することで、特別図柄が変動開始する。特別図柄表示部31
は、2個のLEDから構成されており、これらのLEDにより特別図柄が表示される。こ
の特別図柄表示部31を構成する各LEDは、点灯および消灯が可能となっており、これ
ら各LEDの点灯および消灯の組合せにより特別図柄の複数の表示態様を表示できる。そ
して、2個のLEDで表示される特別図柄の組合せのうち、特定の組合せが当り特別図柄
(大当り図柄)として設定されており、当り特別図柄以外が外れ特別図柄(外れ図柄)と
設定されている。本実施例では、特別図柄の変動表示を各LEDが点灯と消灯を繰り返す
点滅表示で行うものとしている。なお、本実施例では、大当り図柄が複数設定されており
、具体的には、後述のように「確変大当り図柄」と「通常大当り図柄」とが設定されてい
る。
始動口30に遊技球が入球することにより、特別図柄表示部31で特別図柄が変動開始
し、所定時間経過後に特別図柄が大当り図柄あるいは外れ図柄で停止表示する特別図柄遊
技が行われる。本実施例では、特別図柄の当選確率(特別図柄表示部31に大当り図柄が
停止表示される確率)が低確率のときの特別図柄の変動時間は20秒に固定されている。
さらに、始動口28への遊技球の入球に応じて、所定数の賞球(例えば、1個の入球に対
して8個の賞球)が払い出される。なお、後述するが、特別図柄の当選確率が高確率のと
きの特別図柄の変動時間は0.5秒に固定されている。
本実施例では、遊技球が始動口30に入球した際に取得され、大当り遊技(特別遊技)
を実行するか否かの特別図柄当否判定に用いられる特別図柄当否判定用乱数が設けられて
いる。さらに、特別図柄の停止図柄を決定するための特別図柄決定用乱数が設けられてい
る。始動口30の遊技球入球に伴って、特別図柄当否判定用乱数と特別図柄決定用乱数が
取得され、この取得された特別図柄当否判定用乱数と特別図柄決定用乱数は、主制御部2
00のRAMの所定領域(保留記憶領域)に記憶される。なお、特別図柄当否判定用乱数
および特別図柄決定用乱数が本発明の特別図柄変動情報に相当している。
ここで、特別図柄の保留について説明する。特別図柄保留表示部32は2つのLEDか
らなり、2個のLEDの消灯、点灯、および点滅を組み合わせることで、それぞれ4個を
上限として保留数を表示することができる。
始動口30に入球した遊技球数は、特別図柄保留数として最大保留数(本実施例では4
個)に達するまで保留可能となっている。特別図柄保留数は、始動口30への遊技球の入
球が発生する度に取得されて主制御部200のRAMの所定領域(保留記憶領域)に記憶
される特別図柄当否判定用乱数の個数(記憶数)に相当する。本実施例では、始動口30
への遊技球の入球に伴い、特別図柄当否判定用乱数とともに特別図柄決定用乱数も取得さ
れるので、特別図柄保留数は、特別図柄決定用乱数の記憶個数にも相当する。そして、特
別図柄保留数は、特別図柄当否判定が行われ特別図柄の変動表示が開始される毎に消化さ
れ、1個ずつ減少する。なお、特別図柄の保留および保留消化、特別図柄当否判定は、後
述の主制御部200によって行われ、主制御部200が本発明の保留記憶手段、特別図柄
抽選手段に相当している。
特別図柄当否判定用乱数には、当否判定用の当り値が予め設定されている。遊技球が始
動口30に入球したタイミングで取得された特別図柄当否判定用乱数が通常遊技用当否判
定テーブルに設定された当り値と一致する場合に大当りと判定される。本実施例では、特
別図柄当否判定用乱数が当り値と一致する確率(特別図柄の当選確率)は、低確率では、
1/10となっている。なお、後述するが、特別図柄の当選確率は、高確率では、1/1
.1となっている。特別図柄当否判定は、特別図柄が変動表示を開始する際に行われる。
そして、特別図柄当否判定の結果が大当りの場合には、特別図柄表示部31で停止表示さ
れる特別図柄は大当り図柄(確変大当り図柄または通常大当り図柄)に決定される。特別
図柄の大当り図柄の種類は特別図柄決定用乱数に基づき決定される。一方、特別図柄当否
判定が外れの場合には、特別図柄表示部31で停止表示される特別図柄が外れ図柄に決定
される。なお、特別図柄の当選確率を低確率に設定した状態で行われる特別図柄遊技が本
発明の第2遊技に相当しており、主制御部200が本発明の第2遊技進行手段に相当する
特別図柄は、所定の変動パターンにしたがって変動表示するように構成されている。こ
の変動パターンは、特別図柄の変動時間や、その変動におけるリーチ演出の有無(演出内
容)を規定するものである。特別図柄の変動パターンは、特別図柄当否判定が実行される
際に、複数の変動パターンが格納された変動パターンテーブル(変動パターン記憶手段)
から抽選により選択される。
特別図柄の変動パターンテーブルは複数用意されており、遊技状態に応じて選択されて
用いられる。これらの複数の変動パターンテーブルには、当否判定結果が大当りの場合に
選択される当り変動パターンテーブルと、当否判定結果が外れの場合に選択される外れ変
動パターンテーブルとが含まれている。
次に、大当り遊技(特別遊技)について説明する。特別図柄表示部31で停止表示され
た特別図柄が当り特別図柄であった場合(特別図柄当否判定の結果が大当りだった場合)
に、主制御部200は遊技者に相対的に有利な大当り遊技(特別遊技)を開始させる。大
当り遊技は、大当り遊技フラグをONに設定することで開始する。
大当り遊技中は、大入賞装置33(アタッカー)が作動する。大入賞装置33は、遊技
領域21における中央装置24の右方において、始動口30の下方に配設されている。本
実施例では、大入賞装置33は始動口30に近接して配置されている。大入賞装置33は
、大入賞口33aと、大入賞口33aを開閉する翼片部33bを備えており、翼片部33
bは壁面に沿った閉状態と下端を中心として上端が左方に向かって回動した開状態とに変
化するように構成されている。大入賞装置33には、翼片部33bを作動させるための大
入賞口ソレノイド33c(図3参照)と、遊技球の入球を検知する大入賞口入球検知スイ
ッチ33s(図3参照)が設けられている。
大当り遊技中(特別遊技中)は、大入賞装置33が作動し、大入賞口33aへの遊技球
の入球に応じて、所定数の賞球(例えば、1個の入球に対して12個の賞球)が払い出さ
れる。具体的には、大当り遊技の開始により、大入賞装置33(特別電動役物)を連続し
て作動させ、大入賞口33aを開放状態と閉鎖状態とに切り替える大入賞口開閉動作が複
数回連続して行われる。
つまり、大当り遊技は、大入賞口33aを複数回開閉させることで、大入賞口33aへ
の遊技球の入球に関して遊技者に利益(賞球)を付与するものであり、主制御部200が
本発明の大当り遊技実行手段に相当している。大当り遊技は、後述の特別電動役物遊技処
理が繰り返し実行されることによって実現される。
大入賞装置33の作動開始により、大入賞口33aが開放状態となる。この開放状態は
、所定の終了条件成立により終了し、開放していた大入賞口33aが閉鎖状態となる。所
定の終了条件として、大入賞口33aの開放時間が所定時間(本実施例では5秒)に達し
たとき、もしくは開放状態の大入賞口33aに入球した遊技球数が所定数(本実施例では
1個)に達したときとすることができる。
この大入賞口33aの開放状態の開始から終了までを1ラウンドとした場合、大当り遊
技は、所定数のラウンドが行われることで終了する。大入賞装置33では、大入賞口33
aの開放が終了、すなわち大入賞口33aが閉鎖状態となってから所定時間(例えば2秒
)が経過した後に、大入賞口33aは再び開放状態となり、次のラウンドが開始する。こ
のような大入賞口33aの開放開始から終了までを1ラウンドとする大入賞口33aの開
閉動作は、所定の最高継続ラウンド数(本実施例では2ラウンド)が終了するまで繰り返
し継続される。
本実施例の遊技機では、大当り遊技の終了後、100%の確率で確率変動機能が作動開
始し、特別図柄の確変遊技が開始される。特別図柄の確変遊技は、主制御部200の制御
により実現されるものであり、この特別図柄の確変遊技では、普通図柄と特別図柄の変動
時間を短縮させる変動時間短縮機能と、始動口30の開放時間を延長させる開放時間延長
機能と、特別図柄当否判定の確率、すなわち特別図柄が大当り図柄で停止表示する確率を
変更(向上)させる確率変動機能が作動する。変動時間短縮機能には、普通図柄変動時間
を短縮させる普通図柄変動時間短縮機能と、特別図柄変動時間を短縮させる特別図柄変動
時間短縮機能とが含まれている。
変動時間短縮機能、開放時間延長機能、確率変動機能の各機能は、それぞれ変動短縮フ
ラグ、開放延長フラグ、確変フラグをONに設定することで作動する。確率遊技を構成す
る確率変動機能、変動時間短縮機能、開放時間延長機能は、大当り遊技終了後、次回の大
当り遊技が開始されるまで、または特別図柄の変動回数が所定回数(本例では10000
回)に到達するまで作動する。
本実施例では、開放時間延長機能の作動により、上述のように普通図柄の当選確率が向
上する。本実施例では、開放時間延長機能の作動により、普通図柄の当選確率が低確率(
本実施例では1/135)から高確率(本実施例では1/1.01)になる。この普通図
柄の当選確率向上に伴って、普通図柄作動ゲート26、27に遊技球を通過した場合に、
始動口30の開放頻度が向上し、始動口30への遊技球入球頻度が、通常時(開放時間延
長機能未作動時)に比べて高くなる。また、変動時間短縮機能の作動により、普通図柄と
特別図柄の変動時間が0.5秒に短縮される。
また、確率変動機能作動中は、通常遊技用当否判定テーブルより当否判定用の当り値が
増加した確変遊技用当否判定テーブルを用いて当否判定を行うことで、特別図柄当否判定
の確率が向上する。本実施例では、確率変動機能が作動開始することにより、特別図柄の
当選確率が低確率(本実施例では1/10)から高確率(本実施例では1/1.1)に向
上する。上述のように、開放時間延長機能の作動により、普通図柄の当選確率も向上する
。このため、確変遊技中は、普通図柄の当選確率を高確率にした普通図柄遊技および特別
図柄の当選確率を高確率にした特別図柄遊技からなる高確率遊技が行われることとなる。
なお、主制御部200が本発明の高確率遊技進行手段に相当している。
確変遊技中は、始動口30の開放頻度が向上するとともに、特別図柄当否判定の確率が
向上するので、大当り遊技終了後、次の大当り遊技が確実に開始される連チャン状態とな
る。
本実施例では、所定回数(本実施例では9回)を限度して、特別図柄当否判定の結果が
確変大当りとなる確率(特別図柄が確変大当り図柄で停止表示する確率)が100%とな
っている。つまり、所定回数(本実施例では9回)を限度して、大当り遊技終了後に確率
変動機能が作動開始する確率が100%となっている。そして、10回目の大当りは、通
常大当り図柄で停止する。そして、10回目の大当り遊技を終了すると、特別図柄の当選
確率は、通常の低確率に戻る。つまり、1度大当りになると、10回セットで大当りにな
る。
所定回数(本実施例では10回)の大当り遊技終了後、特別図柄当否判定の確率は、通
常の低確率となる。この場合には、大当り遊技の終了時に時短遊技を開始するか否かの時
短遊技開始抽選が行われる。本実施例では、大当り遊技が開始する起因となった大当り図
柄の種類に基づいて時短遊技開始抽選が行われ、大当り図柄が時短大当り図柄の場合に時
短遊技開始抽選が当選し、大当り図柄が通常大当り図柄の場合に時短遊技開始抽選が外れ
となる。本実施例では、時短遊技開始抽選が当選する確率(時短遊技が開始する確率)が
84%に設定されている。時短遊技開始抽選に当選することにより、大当り遊技終了後、
時短遊技が開始し、変動時間短縮機能および開放時間延長機能が作動開始する。時短遊技
を構成する変動時間短縮機能および開放時間延長機能は、大当り遊技終了後、次回の大当
り遊技が開始されるまでの間、または特別図柄の変動回数が所定回数(本例では100回
)に到達するまで作動する。
上述のように、時短遊技の開始により、特別図柄の当選確率は低確率となり、普通図柄
の当選確率は高確率のまま維持される。このため、時短遊技中は、普通図柄の当選確率を
高確率にした普通図柄遊技および特別図柄の当選確率を低確率にした特別図柄遊技からな
る特殊遊技が行われることとなる。なお、主制御部200が本発明の特殊遊技開始決定手
段、特殊遊技進行手段に相当している。
時短遊技中は、普通図柄の当選確率が高確率(1/1.01)となっており、一段階目
の抽選(普通図柄遊技)を高確率で終了して二段階目の抽選(特別図柄遊技)に移行する
ことができるので、大当りを発生させやすい。このため、確変遊技による10回の大当り
遊技が終了した後の時短遊技開始抽選で当選し、時短遊技が開始した場合には、大当り遊
技が一旦終了した後に再度大当りを発生させやすい(大当りを引き戻しやすい)遊技性と
なる。
また、本実施例では、時短遊技中の特別図柄の当選確率(1/10)に対して時短遊技
における特別図柄の最大変動回数(100回)が充分多くなるように設定している。具体
的には、抽選回数をA回とし、当選確率を1/Bとした場合に、A回の抽選で当選する確
率は、1−(1−1/B)Aで求められるため、当選確率1/10で100回の抽選の間
に当選する確率は、1−(9/10)100≒99.99%である。このため、時短遊技中
に特別図柄当否判定の結果をほぼ確実に大当りとすることができる。
本実施例の遊技機1は、時短遊技開始抽選が84%の確率で当選した場合には、特別図
柄当否判定がほぼ確実に当選する遊技性としている。このため、時短遊技中に95%以上
の確率で特別図柄当否判定が当選することが望ましい。当選確率1/10で50回の抽選
の間に当選する確率は、1−(9/10)50≒99.48%であり、当選確率1/10で
30回の抽選の間に当選する確率は、1−(9/10)30≒95.76%である。このた
め、特別図柄の当選確率が1/10の場合には、時短遊技の特別図柄変動回数が30回以
上であることが必要であり、さらに時短遊技の特別図柄変動回数が50回以上であること
が望ましく、時短遊技の特別図柄変動回数が100回以上であることがより望ましい。特
別図柄の当選確率に対する時短遊技の特別図柄変動回数は多いほど望ましいが、遊技規則
で100回に制限されている。以上のことから、時短遊技の特別図柄変動回数をA回とし
、特別図柄の当選確率を1/Bとした場合に、A≧3×Bの関係を満たす必要があり、A
≧5×Bの関係を満たすことが望ましく、A≧10×Bの関係を満たすことがより望まし
い。
本実施例の遊技機1には、5個の入賞口34〜38が設けられている。各入賞口34〜
38への遊技球の入球に応じて、所定数の賞球が払い出される。第1入賞口34は、第1
普通図柄始動ゲート26の下方に設けられており、賞球数は3個となっている。第1入賞
口34には、第1普通図柄始動ゲート26を通過した遊技球が入球する。また、第2入賞
口35は、中央装置24の右下に設けられており、賞球数は6個となっている。さらに、
第3入賞口36、第4入賞口37、第5入賞口38は、中央装置24の左下に設けられて
おり、賞球数はそれぞれ10個となっている。
ここで、遊技の進行について簡単に説明する。大当り遊技開始前の普通図柄遊技(第1
遊技)では、遊技領域21の左側領域を狙って遊技球を発射する左打ちを行うことで、中
央装置24の下方に位置する第1普通図柄作動ゲート26に遊技球を通過させ、普通図柄
の変動表示を開始させることができる。また、遊技領域21の左側に賞球数の多い入賞口
36〜38が配置されているので、左打ちを行うことで多くの賞球を獲得することができ
る。
そして、普通図柄当否判定が当りとなった後の特別図柄遊技(第2遊技)では、遊技領
域21の右側領域を狙って遊技球を発射する右打ちを行うことで、遊技領域21の右側に
存在する始動口30に遊技球を入球させることができ、大当り遊技中も右打ちを行うこと
で、遊技領域21の右側に存在する大入賞口33aに遊技球を入球させることができる。
所定回数(本実施例では10回)を限度として大当り遊技終了後に確変遊技(高確率遊技
)が行われるので、右打ちを行うことで、第2普通図柄作動ゲート27に遊技球を通過さ
せるとともに、始動口30と大入賞口33aに交互に遊技球を入球させ、効率よく遊技を
進行させて賞球を獲得することができる。さらに、所定回数(本実施例では10回)の大
当り遊技終了後には、抽選により時短遊技(特殊遊技)が行われるので、この場合にも右
打ちを行うことで、第2普通図柄作動ゲート27に遊技球を通過させるとともに、始動口
30と大入賞口33aに遊技球を入球させることができる。
次に、演出表示装置25で表示される演出図柄について説明する。演出表示装置25の
表示領域には、演出図柄を表示する演出図柄表示部が設けられている。演出図柄表示部の
演出図柄は、普通図柄表示部28の普通図柄と特別図柄表示部31の特別図柄の変動表示
および停止表示に連動して表示される。
演出図柄表示部は、左図柄が表示される左図柄表示領域、中図柄が表示される中図柄表
示領域、右図柄が表示される右図柄表示領域からなる3つの図柄表示領域から構成されて
いる。各図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する向き、この場合、上
下方向(縦方向)に図柄変動方向が設定されている。各図柄表示領域は、「1」〜「9」
からなる図柄をそれぞれ表示可能となっている。
演出図柄は、普通図柄の変動表示開始により変動表示を開始し、普通図柄が何れかの図
柄で停止表示されると、演出図柄は普通図柄の停止図柄に応じた図柄で停止表示される。
同様に、演出図柄は、特別図柄の変動表示開始により変動表示を開始し、特別図柄が何れ
かの図柄で停止表示されると、演出図柄は特別図柄の停止図柄に応じた図柄で停止表示さ
れる。演出図柄では、3桁同一の図柄の組合せが普通図柄または特別図柄の大当り図柄に
対応し、それら以外の図柄の組合せが普通図柄または特別図柄の外れ図柄に対応している
なお、普通図柄の当否抽選(一段階目の抽選)が行われている場合は、演出表示装置2
5で普通図柄の当否抽選結果が表示される。しかし、普通図柄の当否抽選(一段階目の抽
選)の結果が当選し、特別図柄の当否抽選(二段階目の抽選)が開始されると、特別図柄
の当否抽選(二段階目の抽選)の結果が演出表示装置25に表示される。普通図柄表示部
28や特別図柄表示部31の表示内容では、遊技者には当否結果が理解しがたいため、こ
の演出表示装置25を視認することで遊技者は普通図柄または特別図柄の当否結果を把握
することになる。この場合、普通図柄表示部28での当否結果と演出表示装置25での当
否結果は一致しており、特別図柄表示装置31での当否結果と演出表示装置25での当否
結果も一致している。なお、普通図柄表示部28や特別図柄表示部31で表示する図柄を
、それぞれ「普通図柄の本図柄」、「特別図柄の本図柄」を呼ぶことがある。これに対し
て、演出表示装置25で表示される図柄を、それぞれ「普通図柄の擬似図柄」、「特別図
柄の擬似図柄」と呼ぶことがある。
演出図柄の変動態様(変動パターン)および停止図柄の決定は、主制御部200から送
信される変動パターン指定コマンドに基づいてサブ制御部260によって行われるように
構成されている。ここで、主制御部200から送信される変動パターン指定コマンドは、
特別図柄の変動パターンを示すもので、具体的には、特別図柄の変動時間や、リーチ演出
の有無等の演出内容を示している。主制御部200は、特別図柄の当否判定結果に応じて
特別図柄の変動パターンをランダムに(乱数抽選により)決定する。そして、主制御部2
00により決定された特別図柄の変動パターンに基づき、サブ制御部260が、演出図柄
表示装置25の表示領域で表示される演出図柄の演出パターンを決定する。
図3に示すように、電子制御装置は、主制御部200と、その主制御部200に接続さ
れた副制御部230、260、280とを含んで構成されている。副制御部は、払出制御
部(賞球制御部)230、サブ制御部260及び演出表示制御部280から構成される。
主制御部200は主制御基板200aを備え、副制御部230、260及び280は周辺
制御基板として払出制御基板230a、サブ制御基板260a及び演出表示制御基板28
0aをそれぞれ備えている。これらの各制御基板や、その他の基板(電源基板、中継基板
、駆動基板、装飾基板、アンプ基板、演出ボタン基板など)は、遊技機1の裏面側に配置
される。
各制御部200、230、260、280には、図示しない主電源から電源が供給され
ている。また、電源立上げ時には、システムリセット信号が各制御部200、230、2
60、280に送信される。なお、本実施例の遊技機1は、電源断時に主制御部200及
び払出制御部230に作動電圧を供給する図示しないバックアップ電源部(図示略)を備
えており、電源断時にも主制御部200及び払出制御部230のRAMデータが保持され
る。
主制御部200は、遊技の進行を司る主制御手段を構成するものであり、各副制御部2
30、260に処理内容を指示する指令信号(コマンドデータ)を送信し、各副制御部2
30、260、280は指令信号に基づいて各種制御を行うように構成されている。
主制御部200を構成する主制御基板200aのCPU200bは、CPUコア、内蔵
RAM(以下、単にRAMともいう)、内蔵ROM(以下、単にROMともいう)等を備
えており、ROMに格納された制御プログラムにより、RAMをワークエリアとして遊技
機1全体の作動制御(遊技の基本進行制御)を司る。また、主制御部200は、CPU2
00bが主体となって、ROMに格納された当否判定プログラムにより特別図柄の当否判
定(大当り抽選)を行う当否判定手段を構成している。また、主制御部200のCPU2
00bは、特別図柄当否判定を実行する際に、ROMに格納された特別図柄の変動パター
ンテーブルから特定の変動パターンを決定する。なお、本実施例の主制御部200のCP
U200bの制御周期は2msに設定されている。
主制御部200には、盤面入力中継基板201と盤面出力中継基板202とが接続され
ている。盤面入力中継基板201には、普通図柄作動ゲート検知スイッチ26s、27s
、始動口入賞検知スイッチ30s、大入賞口入球検知スイッチ33sが接続されており、
これらの信号が主制御部200に入力するように構成されている。盤面出力中継基板20
2には、普通図柄表示装置28、特別図柄表示装置31、始動口ソレノイド30c、大入
賞口ソレノイド33cが接続されており、主制御部200からの制御信号が出力される。
払出制御部230を構成する払出制御基板230aは、主制御部200のCPU200
bと同様の構成を有するCPU230bを備えている。払出制御部230には、発射制御
部250、CRユニット13等が接続されている。主制御部200から払出制御部230
には、賞球払出を指示する賞球指示コマンド、遊技開始許可を指示する遊技開始許可信号
、各種発射制御コマンド等のコマンドが送信される。各種発射制御コマンドには、球送り
許可・禁止、発射許可・禁止、遊技開始許可等が含まれている。
払出制御基板230aのCPU230bは、主制御部200からの賞球指示コマンドを
受信すると、そのコマンドが示す賞球数に基づいて、遊技機1の裏面側に設けられた図示
しない遊技球払出装置の払出モータを回転駆動することにより、指定された賞球数分の遊
技球の払い出し(賞球払出)を行う。この遊技球の払い出し(賞球払出)は、遊技機1の
裏面側上部に設けられた図示しない遊技球タンクに貯留された遊技球を、図示しない遊技
球レールを介して遊技球払出装置に供給し、その供給された遊技球を遊技球払出装置の払
出モータの回転駆動により排出することで行われる。
発射制御部250には、タッチスイッチ8a、発射停止スイッチ8b等が接続されてお
り、これらのスイッチ8a、8bから操作信号が入力する。タッチスイッチ8aは、遊技
者が発射ハンドル8に触れている場合にON出力となり、遊技者が発射ハンドル8に触れ
ていない場合にOFF出力となる。発射停止スイッチ8bは、遊技者に押圧操作されてい
る場合にON出力となり、押圧操作されていない場合にOFF出力となる。また、CRユ
ニット13には、球貸ボタン5eが接続されており、球貸信号が入力する。
サブ制御部260は、遊技の進行に伴って実行される各種演出を制御するサブ制御手段
を構成しており、サブ制御基板260aにはCPU260bや図示しないROM、RAM
、入出力ポート等を有する演算回路構成要素とサウンドジェネレータが設けられており、
入出力ポートにおいて主制御部200に接続されている。サブ制御部260は、各種ラン
プ類による装飾表示、スピーカ10a〜10dから出力される効果音、演出表示装置25
による図柄表示等を用いた演出制御を司るように構成されている。
主制御部200からサブ制御部260には、各種ランプ制御コマンド及び各種音声制御
コマンドが送信される。主制御部200から演出表示制御部280には、サブ制御部26
0を介して、演出図柄の表示制御を指示する各種図柄制御制御コマンドが送信される。サ
ブ制御部260から演出表示制御部280には、演出表示制御を指示する各種演出表示制
御コマンドが同時に送信される。
サブ制御部260には、演出表示制御部280が接続されている。演出表示制御基板2
80aには、CPU280b、RAM、ROM、入出力ポート、VDP(ビデオディスプ
レイプロセッサ)等を有する演算回路構成要素(図示略)が設けられ、入出力ポートにお
いてサブ制御基板260に接続されている。演出表示制御部280には演出表示装置25
が接続されている。演出表示制御部280は、CPU280bがROMに格納された制御
プログラムに従ってRAMをワークエリアとして演出表示装置25の表示制御を行うよう
に構成されている。演出表示制御部280のROMには、演出表示装置25で表示される
演出用図柄の画像データ(前述した変動演出に関する画像データなど)が複数格納されて
いる。
サブ制御部260には、装飾駆動基板261を介して各種LED・ランプ262が接続
されている。各種LED・ランプ262は、遊技効果を高めるためのものであり、これら
のランプ類はゲームの進行に対応して点灯・消灯又は点滅し、遊技効果を高めている。ま
た、サブ制御部260にはアンプ基板263が接続されている。アンプ基板263にはス
ピーカ10a〜10dが接続されている。スピーカ10a〜10dからは、遊技の進行に
対応して各種サウンド、音声等が出力される。さらに、サブ制御部260には、演出ボタ
ン基板264を介して演出ボタン5dが接続されている。演出ボタン5dは、遊技者に押
圧操作された場合にON出力となり、押圧操作されていない場合にOFF出力となる。
サブ制御部260は、主制御部200や演出ボタン5dからの各種指令(演出パターン
指定コマンドの受信、演出ボタン操作信号の入力など)に基づいて、各種LED・ランプ
の点灯・点滅パターンの選択・実行処理や、スピーカ10a〜10dから出力される効果
音データの選択・出力処理や、演出表示装置25での演出表示のパターンの選択・実行処
理等を行う。
次に、本実施例の遊技機1の作動をフローチャートに基づいて説明する。図4は、主制
御部200のCPU200bが図示しないROM(CPU200bの内蔵ROMまたは主
制御基板200aに実装されるROM)に格納されたプログラムに基づいて実行するメイ
ンジョブの一例を示している。図4に示すメインジョブは、電源投入処理S100を実行
した後、遊技開始処理S200、普通図柄遊技処理S300、普通電動役物遊技処理S4
00、特別図柄遊技処理S500、特別電動役物遊技処理S600の各ステップが、タイ
マリセットされる毎に繰り返し実行される。電源断発生処理S50は、停電等によって電
源断が発生した場合に、使用レジスタやスタックポインタの保存、払出モータの停止等が
行われ、システムリセットが発生した場合に電源投入処理S100に移るようになってい
る。
電源投入処理S100は、電源投入時と電源断発生後の復電時に行われるものであり、
電源投入時にはRAM初期化処理等が行われ、電源断復帰時には電源断時の遊技状態に復
帰させるための復帰設定等が行われ。遊技開始処理S200では、各種スイッチ状態の検
出、各種乱数の更新、賞球制御等が行われる。
次に、普通図柄遊技処理S300を図5のフローチャートに基づいて説明する。まず、
普通図柄作動ゲート検知スイッチ26s、27sにより、遊技球が普通図柄作動ゲート2
6、27を通過したか否かを判定する(S301)。この結果、遊技球が普通図柄作動ゲ
ート26、27を通過していないと判定された場合には(S301:NO)、S304の
処理に移行する。一方、遊技球が普通図柄作動ゲート26、27を通過したと判定された
場合には(S301:YES)、普通図柄保留数が4未満であるか否かを判定する(S3
02)。この結果、普通図柄保留数が4以上である場合には(S302:NO)、S30
4の処理に移行する。一方、普通図柄保留数が4未満の場合には(S302:YES)、
普通図柄当否判定用乱数を取得して主制御部200のRAMの所定領域に記憶する(S3
03)。これにより、普通図柄保留数が1増加する。
次に、始動口30が作動中か否か(普通図柄当り遊技中か否か)を判定し(S304)
、始動口30が作動中である(普通図柄当り遊技中である)と判定された場合には(S3
04:YES)、普通図柄遊技処理を終了し、始動口30が作動中でない(普通図柄当り
遊技中でない)と判定された場合には(S304:NO)、普通図柄が変動中か否かを判
定する(S305)。
この結果、普通図柄が変動中でないと判定された場合には(S305:NO)、普通図柄
の停止表示時間中か否かを判定し(S306)、普通図柄表示時間中であると判定された
場合には(S306:YES)、後述のS318の処理に移行し、普通図柄表示時間中で
ないと判定された場合には(S306:NO)、普通図柄保留数がゼロか否かを判定する
(S307)。
この結果、普通図柄保留数がゼロであると判定された場合は(S307:YES)、普
通図柄遊技処理を終了する。一方、普通図柄保留数がゼロでないと判定された場合は(S
307:NO)、S303で記憶した普通図柄当否判定用乱数を読み出して(S308)
、普通図柄当否判定を行い(S309)、普通図柄の変動時間を設定する(S310)。
S310の処理では、変動短縮フラグがONにセットされている場合(変動時間短縮機能
が作動中の場合)は、変動時間短縮機能作動時の普通図柄変動時間を設定し、変動短縮フ
ラグがONにセットされていない場合(変動時間短縮機能が作動中でない場合)は、変動
時間短縮機能未作動時の普通図柄変動時間を設定する。
次に、普通図柄の変動を開始し(S311)、サブ制御部260に普通図柄が変動表示
開始したことを示す普通図柄変動開始信号を送信する(S312)。普通図柄変動開始信
号には、普通図柄当否判定の当り結果を伴って普通図柄が変動表示開始した場合に送信さ
れる普通図柄当り変動開始信号と、普通図柄当否判定の外れ結果を伴って普通図柄が変動
表示開始した場合に送信される普通図柄外れ変動開始信号とが含まれている。サブ制御部
260は、普通図柄の変動表示に伴って、演出表示装置25の表示領域で演出図柄の変動
表示を開始する。そして、普通図柄保留数を1減算する(S310)。
上記S305で普通図柄が変動中であると判定された場合には(S305:YES)、
普通図柄の変動時間が経過したか否かを判定し(S314)、普通図柄の変動時間が経過
していないと判定された場合には(S314:NO)、普通図柄遊技処理を終了する。一
方、普通図柄の変動時間が経過していると判定された場合には(S314:YES)、普
通図柄の変動を停止し(S315)、サブ制御部260に普通図柄が変動表示停止したこ
とを示す普通図柄変動停止信号を送信し(S316)、普通図柄の停止表示時間を設定す
る(S317)。
次に、普通図柄の停止表示間が経過したか否かを判定し(S318)、普通図柄の停止
表示間が経過していないと判定された場合には(S318:NO)、普通図柄遊技処理を
終了する。一方、普通図柄の停止表示間が経過していると判定された場合には(S318
:YES)、普通図柄の停止図柄が始動口30を作動(開放作動)させることとなる当り
図柄の組合せか否かを判定する(S319)。この結果、普通図柄の停止図柄が当り図柄
の組合せでないと判定された場合には(S319:NO)、普通図柄遊技処理を終了する
一方、普通図柄の停止図柄が当り図柄の組合せであると判定された場合には(S319
:YES)、普通図柄当り遊技フラグをONにセットし(S320)、始動口30の作動
を開始させる(S321)。始動口30が作動すると、翼片部30aが左方に開動作して
、始動口30が開放状態となる。
次に、普通電動役物遊技処理S400を図6のフローチャートに基づいて説明する。ま
ず、普通図柄当り遊技中であるか否か(普通図柄当り遊技フラグがONであるか否か)を
判定する(S401)。この結果、普通図柄当り遊技中でない(普通図柄当り遊技フラグ
がOFFである)と判定された場合には(S401:NO)、普通電動役物遊技処理を終
了する。一方、普通図柄当り遊技中である(普通図柄当り遊技フラグがONである)と判
定された場合には(S401:YES)、始動口30が作動中であるか否かを判定する(
S402)。この結果、始動口30が作動中でないと判定された場合には(S402:N
O)、普通電動役物遊技処理を終了する。一方、始動口30が作動中であると判定された
場合には(S402:YES)、始動口30の作動時間が経過したか否かを判定し(S4
03)、始動口30の作動時間が経過したと判定された場合には(S403:YES)、
S405の処理に移行する。一方、始動口30の作動時間が経過していないと判定された
場合には(S403:NO)、始動口30に規定入賞数(本実施例では5個)の入賞があ
ったか否か(規定数の遊技球が入球したか否か)を判定する(S404)。
この結果、始動口30に規定入賞数の入賞がないと判定された場合は(S404:NO
)、普通電動役物遊技処理を終了する。一方、始動口30に規定入賞数の入賞があったと
判定された場合と(S404:YES)、始動口30の作動時間が経過していると判定さ
れた場合には(S404:YES)、始動口30の作動を停止する(S405)。始動口
30が作動停止すると、一対の翼片部30aが閉動作して、始動口30は閉鎖状態(通常
状態)となる。そして、普通図柄当り遊技フラグをOFFにセットする(S406)。
次に、特別図柄遊技処理S500を図7〜図9のフローチャートに基づいて説明する。
図7(a)に示すように、まず、始動口30が開放しているか否かを判定する(S501
)。この結果、始動口30が開放していないと判定された場合には(S501:NO)、
S505の処理に移行する。一方、始動口30が開放していると判定された場合には(S
501:YES)、始動口30に入賞したか否かを判定する(S502)。この結果、始
動口30に入賞していないと判定された場合には(S502:NO)。S505の処理に
移行する。一方、始動口30に入賞したと判定された場合には(S502:YES)、特
別図柄保留数が4未満であるか否かを判定する(S503)。この結果、特別図柄保留数
が4未満であると判定された場合には(S503:YES)、特別図柄用乱数(図柄当否
判定情報)を取得して記憶する(S504)。特別図柄用乱数は、特別図柄当否判定用乱
数、特別図柄の当り図柄決定用乱数、リーチ乱数等からなる。これにより、特別図柄保留
数が1増加する。
次に、大当り遊技中であるか否かを判定する(S505)。この結果、大当り遊技中で
あると判定された場合には(S505:YES)、特別図柄遊技処理を終了し、大当り遊
技中でないと判定された場合には(S505:NO)、特別図柄が変動中であるか否かを
判定する(S506)。この結果、特別図柄が変動中であると判定された場合には(S5
06:YES)、後述のS513の処理に移行し、特別図柄が変動中でないと判定された
場合には(S506:NO)、特別図柄の停止表示時間中であるか否かを判定する(S5
07)。
この結果、特別図柄の停止表示時間中であると判定された場合には(S507:YES
)、後述のS517の処理に移行し、特別図柄の停止表示時間中でないと判定された場合
には(S507:NO)、特別図柄保留数がゼロであるか否かを判定する(S508)。
この結果、特別図柄保留数がゼロであると判定された場合(S508:YES)には、特
別図柄遊技処理を終了する。一方、特別図柄保留数がゼロでないと判定された場合には(
S508:NO)、主制御部200のRAMの所定領域(保留記憶領域)に記憶されてい
る特別図柄当否判定用乱数(始動口30への遊技球入球時に取得された当否判定用乱数)
を読み出し(S509)、特別図柄当否判定処理を行う(S510)。ここで、特別図柄
当否判定処理を図8のフローチャートに基づいて説明する。
まず、確変フラグがONであるか否か(確率変動機能が作動中であるか否か)を判定す
る(S510a)。この結果、確変フラグがONである(確率変動機能が作動中である)
と判定された場合には(S510a:YES)、確変遊技用当否判定テーブルを選択し(
S510b)、確変フラグがONでない(確率変動機能が作動中でない)と判定された場
合には(S510a:NO)、通常遊技用当否判定テーブルを選択する(S510c)。
次に、S510bまたはS510cで選択された当否判定テーブルを用いて当否判定を
実行し(S510d)、当否判定の結果が大当りであるか否かを判定する(S510e)
。この結果、大当りであると判定された場合には(S510e:YES)、主制御部20
0のRAMの所定領域(保留記憶領域)に記憶されている図柄決定用乱数(始動口30へ
の遊技球入球時に取得された特別図柄決定用乱数)を読み出し(S510f)、大当り図
柄を決定する(S510g)。一方、当否判定結果が外れであると判定された場合には(
S510e:NO)、外れ図柄決定乱数を取得して外れ図柄を決定する(S510h)。
次に、図7(a)に戻り、特別図柄変動開始処理を実行する(S511)。ここで、特
別図柄変動開始処理を図9のフローチャートに基づいて説明する。
まず、特別図柄当否判定の結果が大当りであるか否かを判定する(S511a)。この
結果、大当りであると判定された場合には(S511a:YES)、大当り時変動パター
ンテーブルをセットし(S511b)、外れであると判定された場合には(S511a:
NO)、外れ時変動パターンテーブルをセットする(S511c)。
次に、変動パターン決定用乱数を取得し(S511d)、S511bまたはS511c
でセットされた変動パターンテーブルを用いて特別図柄の変動パターンを決定する(S5
11e)。そして、特別図柄の変動表示を開始し(S511f)、特別図柄の変動パター
ンを示す変動パターン指定コマンドと、特別図柄の停止図柄の種類を示す特別図柄停止情
報指定コマンドをサブ制御部260に送信する(S511g)。
次に、図7(a)に戻り、上記S506で特別図柄が変動中であると判定された場合に
は(S506:YES)、変動中の特別図柄の変動表示時間が経過しているか否かを判定
する(図7(b)のS513)。この結果、特別図柄の変動表示時間が経過していないと
判定された場合には(S513:NO)、特別図柄遊技処理を終了し、特別図柄の変動表
示時間が経過していると判定された場合には(S513:YES)、特別図柄の変動を停
止し(S514)、特別図柄の変動表示が停止したことを示す特別図柄変動停止信号をサ
ブ制御部260に送信し(S515)、特別図柄の停止表示時間を設定する(S516)
次に、特別図柄の停止図柄表示時間が経過したか否かを判定する(S517)。この結
果、特別図柄の停止図柄表示時間が経過していないと判定された場合には(S517:N
O)、特別図柄遊技処理を終了し、特別図柄の停止図柄表示時間が経過していると判定さ
れた場合には(S517:YES)、特別図柄の停止図柄が大当り図柄であるか否かを判
定する(S518)。この結果、特別図柄の停止図柄が大当り図柄であると判定された場
合には(S518:YES)、大当り遊技フラグをONにセットする(S519)。これ
により、大当り遊技が開始される。
次に、確変フラグがONであるか否かを判定し(S520)、確変フラグがONである
と判定された場合は(S520:YES)、確変フラグをOFFにセットし(S521)
、変動短縮フラグをOFFにセットし(S522)、開放延長フラグをOFFにセットす
る(S523)。これにより、大当り遊技の開始に伴い、確率変動機能、変動時間短縮機
能、開放時間延長機能が作動停止する。
一方、確変フラグがONでないと判定された場合には(S520:NO)、変動短縮フ
ラグがONであるか否かを判定する(S524)。この結果、変動短縮フラグがONでな
いと判定された場合には(S524:NO)、特別図柄遊技処理を終了し、変動短縮フラ
グがONであると判定された場合には(S524:YES)、変動短縮フラグをOFFに
セットし(S522)、開放延長フラグをOFFにセットする(S523)。これにより
、大当り遊技の開始に伴い、変動時間短縮機能、開放時間延長機能が作動停止する。
上記S518の判定処理で、特別図柄の停止図柄が大当り図柄でないと判定された場合
には(S518:NO)、変動短縮フラグがONであるか否かを判定する(S525)。
この結果、変動短縮フラグがONでないと判定された場合には(S525:NO)、特別
図柄遊技処理を終了し、変動短縮フラグがONであると判定された場合には(S525:
YES)、変動短縮カウンタを1減算し(S526)、変動短縮カウンタがゼロであるか
否かを判定する(S527)。
この結果、変動短縮カウンタがゼロでないと判定された場合には(S527:NO)、
特別図柄遊技処理を終了し、変動短縮カウンタがゼロであると判定された場合には(S5
27:YES)、変動短縮フラグをOFFにセットし(S522)、開放延長フラグをO
FFにセットする(S523)。これにより、変動時間短縮機能、開放時間延長機能が作
動停止する。
次に、特別電動役物遊技処理S600について図10のフローチャートに基づいて説明
する。まず、大当り遊技中であるか否かを判定し(S601)、大当り遊技中でないと判
定された場合には(S601:NO)、特別図柄遊技処理を終了し、大当り遊技中である
と判定された場合には(S601:YES)、大入賞口33aが開放中であるか否かを判
定する(S602)。ここで、大当り遊技中であるか否かの判定は、図7(b)に示した
S519の処理にてONにセットされる「大当り遊技フラグ」を参照することによって(
「大当り遊技フラグ」がONにセットされているか否かを判定することによって)行うこ
とができる。
そして、S602にて大入賞口33aが開放中であると判定された場合には(S602
:YES)、大入賞口33aの開放時間が経過したか否かを判定し(S603)、大入賞
口33aの開放時間が経過していないと判定された場合には(S603:NO)、大入賞
口33aに規定数(本実施例では1個)が入賞したか否かを判定する(S604)。
この結果、大入賞口33aに規定数(本実施例では1個)が入賞していないと判定され
た場合には(S604:NO)、特別電動役物遊技処理を終了し、大入賞口33aに規定
数(本実施例では1個)が入賞していると判定された場合(S604:YES)または大
入賞口33aの開放時間が経過していると判定された場合には(S603:YES)、大
入賞口33aを閉鎖する(S605)。
上記S602で、大入賞口33aが開放中でないと判定された場合には(S602:N
O)、大当り遊技の終了条件が成立したか否かを判定する(S606)。本実施例では、
大当り遊技のラウンド数が「2」に到達した場合に大当り遊技の終了条件が成立する。こ
の結果、大当り遊技の終了条件が成立していない(ラウンド数が2に達していない)と判
定された場合には(S606:NO)、大入賞口33aの閉鎖時間(インターバル時間)
が経過しているか否かを判定し(S607)、大入賞口33aの閉鎖時間が経過していな
いと判定された場合には(S607:NO)、特別電動役物遊技処理を終了し、大入賞口
33aの閉鎖時間が経過していると判定された場合には(S607:YES)、大入賞口
33aを開放させる(S608)。
上記S606で、大当り遊技の終了条件が成立している(ラウンド数が2に達している
)と判定された場合には(S606:YES)、大当り遊技終了時処理を実行する(S6
09)。ここで、大当り遊技終了時処理を図11のフローチャートに基づいて説明する。
まず、大当り遊技フラグをOFFにセットする(S609a)。これにより、大当り遊
技が終了する。そして、所定回数(本実施例では10回)の大当り遊技が終了したか否か
を判定する(S609b)。この結果、所定回数(本実施例では10回)の大当り遊技が
終了していないと判定された場合には(S609b:NO)、確変フラグをONにセット
し(S609c)、変動短縮フラグをONにセットし(S609d)、開放延長フラグを
ONにセットする(S609e)。これにより、確率変動機能、変動時間短縮機能、開放
時間延長機能が作動開始し、確変遊技が開始する。そして、時短期間(変動時間短縮機能
および開放時間延長機能の作動期間)を設定する(S609f)。確変遊技における時短
期間は、次回の大当りまで(特別図柄の変動回数が10000回に到達するまで)に設定
される。変動時間短縮機能および開放時間延長機能の作動期間は、上述の変動短縮カウン
タとして設定される。
S609bの判定処理で、所定回数(本実施例では10回)の大当り遊技が終了したと
判定された場合には(S609b:YES)、時短遊技を開始するか否かを抽選する時短
遊技開始抽選を行う(S609h)。時短遊技開始抽選は、所定回数終了時の大当り遊技
(10回目の大当り遊技)が開始する契機となった大当り図柄の種類に基づいて行えばよ
い。本実施例では、時短遊技開始抽選の当選確率が84%となっている。
次に、時短遊技開始抽選の結果が当選であるか否かを判定し(S609i)、当選であ
ると判定された場合には(S609i:YES)、変動短縮フラグをONにセットし(S
609d)、開放延長フラグをONにセットし(S609e)、時短期間を設定する(S
609f)。これにより、変動時間短縮機能、開放時間延長機能が作動開始し、時短遊技
が開始する。時短遊技における時短期間は、特別図柄の変動回数100回に到達するまで
に設定される。一方、当選でないと判定された場合には(S609i:NO)、変動短縮
フラグをOFFにセットし(S609j)、開放延長フラグをOFFにセットする(S6
09k)。
ここで、図5〜図11のフローチャートに示した処理と本発明との対応について説明し
ておくと、S300の処理(図5)が第1遊技進行手段に対応し、S500の処理(図6
(a)、図6(b))が第2遊技進行手段に対応し、S504の処理(図6(a))が本
発明の保留記憶手段に対応し、S525〜S527、S609c〜S609fの処理(図
7(b)、図11)が高確率遊技進行手段に対応し、S609hの処理(図11)が特殊
遊技開始決定手段に対応し、S525〜S527、S609d〜S609fの処理(図7
(b)、図11)が特殊遊技進行手段に対応している。
以上説明した本実施例では、所定回数(本実施例では9回)を限度として大当り遊技終
了後に確率変動機能と開放時間延長機能が作動する確変遊技を開始する。これにより、始
動口30の開放頻度が向上し、かつ、特別図柄当否判定の当選確率が向上するので、10
回の大当り遊技が継続する状態(いわゆる連チャン)を確実に発生させることができる。
また、本実施例では、所定回数(本実施例では10回)の大当りの中で最後に大当りし
た特別図柄の種類によって、時短遊技開始抽選(当選確率84%)を行う。そして、抽選
結果が当選であれば、大当り遊技終了後に特別図柄の変動回数100回の時短遊技を開始
する。時短遊技では、普通図柄の当選確率が高確率となるので、容易に特別図柄遊技(二
段階目の抽選)に移行でき、再度大当りを発生させやすい(大当りを引き戻しやすい)。
また、本実施例では、特別図柄の当選確率(1/10)に対して、時短遊技の特別図柄
の最大変動回数(100回)が充分多くなるように設定しているので、時短遊技中におけ
る特別図柄当否判定(二段階目の抽選)の結果をほぼ確実に大当りとすることができる。
一方、時短遊技開始抽選の結果により時短遊技が開始しない場合(外れ確率16%)に
は、大当り遊技が終了する際に、特別図柄用乱数が記憶(保留)されていれば、一段階目
の普通図柄当否判定を経由することなく、二段階目の特別図柄当否判定を実行することが
できる。なお、始動口30の開放時間は5.8秒なので、ほとんどの場合4個の特別図柄
の保留が記憶されている。これにより、大当り遊技が一旦終了した後に、再度大当りを発
生させやすい(大当りを引き戻しやすい)遊技性を提供することができ、遊技興趣を向上
させることができる。なお、大当り遊技が終了する際に、特別図柄用乱数が記憶(保留)
されていなければ、一段階目の普通図柄遊技に戻ることになる。
また、本実施例では、普通図柄当否判定(一段階目の抽選)の当選確率(1/135)
を特別図柄当否判定(二段階目の抽選)の当選確率(1/10)より低く設定しているの
で、大当り遊技終了時に特別図柄用乱数が記憶(保留)されている場合には、低確率の普
通図柄当否判定を経由することなく、高確率の特別図柄当否判定を実行可能となる。この
結果、大当り遊技終了後に、再度大当りを容易に発生させやすい遊技性を提供することが
でき、遊技者有利の機会を容易に創出することができる。
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について説明する。以下、上記第1実施例と異なる部分を中
心に説明する。
図12は、本第2実施例の遊技機1の盤面構成を示す正面図である。図2に示すように
、本実施例では、大入賞装置33が中央装置24の右下かつ始動口30の下方に設けられ
ており、始動口30から離れて配置されている。
本第2実施例では、大入賞口33aの開放時間が30秒に設定されており、大当り遊技
の最高継続ラウンド数が15ラウンドに設定されている。また、所定回数の大当り遊技終
了後に100%の確率で確変遊技が開始するようになっておらず、特別図柄当否判定の結
果が確変大当りとなる確率が70%であり、通常大当りとなる確率が30%となっている
。特別図柄当否判定の結果が通常大当りとなった場合には、大当り遊技終了後に時短遊技
開始抽選を行うことなく時短遊技が行われる。
このような本第2実施例の構成においても、大当り遊技終了時に特別図柄用乱数が記憶
(保留)されている場合には、一段階目の普通図柄当否判定を経由することなく、二段階
目の特別図柄当否判定を実行することができる。これにより、大当り遊技が一旦終了した
後に、再度大当りを発生させやすい(大当りを引き戻しやすい)遊技性を提供することが
でき、遊技者有利の機会を創出することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者が
それらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく
改良を適宜付加することができる。
例えば、上記実施例では、開放時間延長機能作動時に普通図柄当否判定の当選確率を向
上させることで始動口30の開放頻度を向上させるように構成したが、これに限らず、始
動口30の1回当りの開放時間を長くすることで、始動口30の開放頻度を向上させるよ
うに構成してもよい。
また、図2に示した例では、始動口30の下方に大入賞口33bが配置されているが、
これに限定されず、始動口30と大入賞口33bの位置関係を逆にして、始動口30の上
方に大入賞口33bを配置しても良い。図2の構成では、大入賞口33bが開放している
場合に始動口30が開放すると大入賞口33bへ入球すべき遊技球が始動口30に入球す
るため、大当り遊技の消化に時間がかかる場合がある。しかし、始動口30の上方に大入
賞口33bを配置することにより、大入賞口33bが開放している場合に始動口30が開
放しても、大入賞口33bへの入球を妨げることがなくなる。したがって、大当り遊技の
消化を迅速に行うことができる。
1…遊技機、26、27…普通図柄作動ゲート、28…普通図柄表示部、30…始動口
、31…特別図柄表示部、33a…大入賞口、200…主制御部(第1遊技進行手段、第
2遊技進行手段、保留記憶手段、高確率遊技進行手段、特殊遊技開始決定手段、特殊遊技
進行手段)、260…サブ制御部。

Claims (1)

  1. 遊技盤面上の左側領域を流下する遊技球が入球可能な第1始動ゲートと、
    遊技盤面上の右側領域を流下する遊技球が入球可能な第2始動ゲートと、
    遊技球が入球不能な閉状態と、遊技球が入球可能な開状態とに切換可能であって、開状態にあるときに遊技盤面上の右側領域を流下する遊技球が入球可能な始動口と、
    遊技球が入球不能な閉状態と、遊技球が入球可能な開状態とに切換可能であって、開状態にあるときに遊技盤面上の右側領域を流下する遊技球が入球可能な大入賞口と、を備え、
    前記第1始動ゲートまたは前記第2始動ゲートを遊技球が通過することを契機に普通図柄表示装置で普通図柄を変動表示させる普通図柄遊技を行い、該普通図柄遊技の結果として前記普通図柄表示装置に当り普通図柄が停止表示されると、閉状態にある前記始動口が開状態となり、該開状態となった前記始動口に遊技球が入球することを契機に特別図柄表示装置で特別図柄を変動表示させる特別図柄遊技を行い、該特別図柄遊技の結果として前記特別図柄表示装置に当り特別図柄が停止表示されると、閉状態にある前記大入賞口が開状態となる大当り遊技が実行される遊技機において、
    前記普通図柄表示装置に前記当り普通図柄が停止表示される確率を第1確率に設定した前記普通図柄遊技からなる第1遊技を進行させる第1遊技進行手段と、
    前記第1遊技にて前記当り普通図柄が停止表示することで開状態となる前記始動口に遊技球が入球すると、前記当り特別図柄が停止表示される確率を前記第1確率よりも高い第2確率に設定した前記特別図柄遊技からなる第2遊技を進行させる第2遊技進行手段と、
    前記特別図柄遊技の実行中に前記始動口に遊技球が入球すると、該入球に応じた前記特別図柄遊技を該実行中の特別図柄遊技の終了後に実行するために、保留として記憶する保留記憶手段と、
    前記第2遊技にて前記当り特別図柄が停止表示されて前記大当り遊技が終了すると、前記当り普通図柄が停止表示される確率を前記第1確率より高い第3確率に設定した前記普通図柄遊技および前記当り特別図柄が停止表示される確率を前記第2確率より高い第4確率に設定した前記特別図柄遊技からなる高確率遊技を、予め定められた高確率遊技終了条件が成立するまで進行させる高確率遊技進行手段と、
    前記高確率遊技終了条件が成立すると、前記当り普通図柄が停止表示される確率を前記第3確率に設定した前記普通図柄遊技および前記当り特別図柄が停止表示される確率を前記第2確率に設定した前記特別図柄遊技からなる特殊遊技を開始するか否かを決定する特殊遊技開始決定手段と、
    前記特殊遊技開始決定手段により前記特殊遊技を開始することが決定されると、前記高確率遊技の終了後に前記特殊遊技を進行させる特殊遊技進行手段と、を備え、
    前記特殊遊技は、前記特別図柄遊技の実行回数の上限をA回とし、1回の特別図柄遊技で前記当り特別図柄が停止表示される前記第2確率を1/Bとする場合に、少なくともA≧3×Bを満たすものであって、
    前記特殊遊技開始決定手段により前記特殊遊技を開始しないことが決定され、そのときに前記保留記憶手段に前記保留が記憶されていない場合には、前記高確率遊技の終了後に、前記第1遊技進行手段が前記第1遊技を進行させ、
    前記特殊遊技開始決定手段により前記特殊遊技を開始しないことが決定され、そのときに前記保留記憶手段に前記保留が記憶されている場合には、前記高確率遊技の終了後に、該記憶されている保留の個数に対応する回数分だけ、前記第2遊技進行手段が前記第2遊技を進行させ、
    前記高確率遊技の終了後に前記特殊遊技および前記第2遊技の何れかが進行して前記当り特別図柄が停止表示される場合には、該当り特別図柄の停止表示を契機とする前記大当り遊技の終了後から新たに前記高確率遊技終了条件が成立するまで、前記高確率遊技進行手段が前記高確率遊技を進行させる
    ことを特徴とする遊技機。
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