JP5481357B2 - 高周波処理回路 - Google Patents

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この発明の実施形態は、マイクロ波やミリ波などの高周波信号を効率的に増幅処理する高周波処理回路に関する。
従来、マイクロ波やミリ波などの高周波信号を処理する回路では、電力増幅の高効率化の要求がますます高まってきている。高周波電力処理では、伝送線路を長さが使用周波数のλ/4のオープンスタブにより整合を図ることで、電力増幅の効率化処理が図られている。
また、高周波電力増幅では、大電力を得るため入力信号を分配して複数の増幅素子で増幅した後に、増幅された信号を合成して出力することが行われている。
特開2008−160449公報 特開2003−234626公報
従来の技術は、高周波処理回路は、基板の中心部に抵抗を配置していることから、高周波処理は抵抗のない外側に接続されている。このため高周波処理スタブの接続に自由度がないばかりか、半導体チップが大型であった場合は分布定数として振る舞う現象によりスタブ接続位置近傍のチップ上のセルとスタブから離れたセルとの間に電気的特性に差が生じる、という問題があった。
この発明の目的は、発振抑制用の抵抗を備えながら、高周波処理による高効率化を実現した高周波処理回路を提供することにある。
記課題を解決するために、実施形態の高周波処理回路は、 分配された高周波入力信号が供給される第1および第2伝送線路と、前記第1伝送線路に直列に接続され、被増幅信号として導出される第3伝送線路と、前記第2伝送線路に直列に接続され、被増幅信号として導出される第4伝送線路と、前記第1伝送線路と前記第3伝送線路間に一方が接続された前記入力信号のλ/8〜λ/16に相当する長さの第1スタブと、前記第2伝送線路と前記第4伝送線路間に一方が接続された前記入力信号のλ/8〜λ/16に相当する長さの第2スタブと、前記第1および第2のスタブとの間に介挿接続された発振抑制用抵抗と、を具備したことを特徴とする。
高周波処理回路に関する第1の実施形態について説明するための模式的な構成図である。 図1要部の等価回路図である。 高周波処理回路に関する第2の実施形態について説明するための等価回路図である。 第2の実施形態の図1に相当する模式的な構成図である。 高周波処理回路に関する第3の実施形態について説明するための等価回路図である。
以下、実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1、図2は、高周波処理回路に関する第1の実施形態について説明するためのもので、図1は2個の増幅素子を備えた高周波処理回路の模式的な構成を示す図で、図2は図1要部の等価回路図である。
図1および図2に示すINは、増幅対象の高周波信号が入力される入力端子であり、この入力端子INは、伝送線路11の長手方向の中間部に接続されている。伝送線路11の一端は、ボンディングワイヤ12aを介して入力部13aとなる伝送線路14aの一端に接続される。伝送線路11の他端は、ボンディングワイヤ12bを介して入力部13bとなる伝送線路14bの一端に接続される。
伝送線路14aの他端は伝送線路15aの一端に、出力部16aとなる伝送線路15aの他端は、ボンディングワイヤ17aを介して例えばMESFET(Metal-Semiconductor Field Effect Transistor)を用いた電力増幅用のトランジスタQ1のゲート電極に接続される。伝送線路14bの他端は伝送線路15bの一端に、出力部16bとなる伝送線路15bの他端は、ボンディングワイヤ17bを介して例えばMESFETを用いた電力増幅用のトランジスタQ2のゲート電極に接続される。ソース電極が基準電位点に接続されたトランジスタQ1のドレイン電極は出力端子OUT1に、ソース電極が基準電位点に接続されたトランジスタQ2のドレイン電極は出力端子OUT2にそれぞれ接続される。出力端子OUT1,OUT2に導出された高周波信号は、図示しない合成手段で合成されて電力増幅された高周波信号として取り出される。
なお、伝送線路14aは第1伝送線路に、伝送線路15aは第2伝送線路に、伝送線路15aは第3伝送線路に、伝送線路15bは第4伝送線路にそれぞれ相当する。
さらに、伝送線路14aと伝送線路15aの接続点にはスタブ19aの一端が接続される。伝送線路15bと伝送線路15bの接続点にはスタブ19bの一端が接続される。対向配置されたスタブ19aの他端とスタブ19bの他端との間には、発振抑制用抵抗R1が形成されている。スタブ19a,19bは、例えば使用周波数帯の2倍〜4倍で、周波数のλ/4に見えるλ/8〜λ/16に相当する長さを選択する。使用周波数帯の倍数の何倍を選択するかは設計値により異なってくる。
各伝送線路14a,14b,15a,15b、それにスタブ19a,19bは、例えばマイクロストリップ線によって構成されている。また、図2に示すように、伝送線路14a,15aとスタブ19aは、高周波信号を伝送するセルAを、伝送線路14b,15bとスタブ19bは、高周波信号を伝送するセルBをそれぞれ構成する。
次に、このように構成された高周波処理回路の作用について説明する。入力端子INに供給された高周波信号は、伝送線路11の長手方向の中間部に供給され、伝送線路11の両端に分配する。伝送線路11の一端から入力部13aに供給された高周波信号は、セルAの伝送線路14a,15aを介して出力部16aを介してトランジスタQ1のゲート電極に供給し、トランジスタQ1で高周波増幅されてドレイン電極から出力信号として導出する。
伝送線路11で分配された他方から入力部13bに供給された高周波信号は、伝送線路14b,15bを介して出力部16bを介してトランジスタQ2のゲート電極に供給され、トランジスタQ2で高周波増幅されドレイン電極から出力として導出する。
ところで、図2に示す伝送線路14aと伝送線路15aとの間の電圧が例えば1Vで、伝送線路14bと伝送線路15bとの間の電圧が例えば1Vであった場合は、電位差がないことから抵抗R1に電流が流れないことになる。このため、見掛け上は抵抗R1が接続されていない状態となる。
従って、抵抗R1と伝送線路14aおよび伝送線路15aの接続点Pa間にある伝送線路は、オープンスタブ19aとして機能する。また、抵抗R1と伝送線路14bおよび伝送線路15bの接続点Pb間にある伝送線路は、オープンスタブ19bとして機能する。セルAとセルBとの間に接続された抵抗R1は、見掛け上接続されていない状態にはなる。しかし、実際には抵抗R1は接続されており、ループ発振の抑制効果を備えていることになる。
セルAの接続点PaとセルBの接続点Pbとの間に多少の電位差が生じた場合は、セルAとセルB間に流れるエネルギーを抵抗R1で吸収できることから、抵抗R1によるループ発振の抑制を維持させることが可能となる。
このように、使用周波数の数倍の高調波のλ/4のスタブ19a,19bを接続することで、スタブ長を短くすることが可能となり、高周波処理回路の構成のコンパクト化を図ることができる。
また、伝送線路14a,14bが同位相で動作する場合の入力部13aから出力部16aへの回路動作は、図2の一点鎖線で示す片側(上側)のみが影響する範囲となる。このとき中央に配置された抵抗R1は影響されずにスタブ19aは、オープンスタブとして機能する。抵抗R1は、伝送線路14aと14b間に接続された状態は維持されることからループ発振を抑制することが可能となる。
この実施形態では、電力増幅の効率化に寄与するオープンスタブの長さ短くできるばかりか、単位セル間の電位差をなくすことで単位セル間のそれぞれ形成されたオープンスタブにループ発振を抑制する抵抗を接続することができる。
図3、図4は、高周波処理回路に関する第2の実施形態について説明するための、図3は等価回路図で、図4は図1に相当する模式的な構成図である。なお、この実施形態以降において、上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して説明する。
この実施形態は、接続点Paに接続されたスタブ19a1と同条件のスタブ19a2を接続点Paに接続するとともに、接続点Pbに接続されたスタブ19b1と同条件のスタブ19b2を接続点Pbにそれぞれ接続したものである。この発明でいうところの、スタブ19a1は第1スタブに、スタブ19b1は第2のスタブにそれぞれ相当する。
接続点Paおよび接続点Pbにそれぞれ接続されるスタブのもつ特性インピーダンスは、それぞれ接続点Pa,Pbに並列接続された状態になり、特性インピーダンスが増加することになる。スタブが並列接続された場合は、スタブが並列接続されない状態のスタブの幅に比して1/2の幅で同じ特性インピーダンスを確保することができる。
スタブ19a1,19b1の幅を狭くできることから、図4に示すように、スタブを曲げた形状とした場合に、伝送線路14a,15aと伝送線路14b,15b間の距離を狭くすることが可能となり、高周波処理回路の小型化に寄与する。
なお、図1に示すスタブ19a,19bも、スタブ19a1,19a2と同じように曲げた形状にもすることができるが、幅が広いために、第2の実施形態の方が省スペース化には有利となる。
この実施形態では、オープンスタブの長さ短くできるばかりか、ループ発振を抑制する抵抗を接続することができることに加え、スタブの幅を狭くすることが可能となり、回路全体構成の小型化に寄与する。
図5は、高周波処理回路に関する第3の実施形態について説明するための等価回路図である。この実施形態は、第2の実施形態にさらにセルCを追加し3ラインとしたものである。
すなわち、セルCは、伝送線路14c,15c、スタブ19c1,19c2から構成される。前段の伝送線路で3分配された高周波信号は伝送線路14cの一端の入力部13cに供給される。伝送線路14cの他端は伝送線路15cの一端に、伝送線路15cの他端は出力部16cとなる。出力部16cからは、入力部13cに供給された高周波信号を増幅する次段の増幅用トランジスタに供給する。
伝送線路14c,15cの接続点Pcにはスタブ19c1,19c2の一端が並列的に接続される。スタブ19c1とセルBのスタブ19b2との間には、発振抑制用の抵抗R2が形成されている。スタブ19c1,19c2は、同じ特性インピーダンスを備えている。
図5に示す構成では、3分配された高周波信号に対して、抵抗R2はループ発振を抑制し、スタブ19c1,19c2は高周波信号処理の高効率化に寄与するとともに、スタブ幅を狭くすることができる。
この実施形態では、3分配された高周波信号の処理に対しても、高効率の信号処理に加え、ループ発振の抑制も可能となる。さらに、スタブの幅が狭くできることから、セルの数が増えればさらに省スペース化による小型化の効果がより顕著なものとなる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
13a〜13c 入力部
14a〜14c,15a〜15c 伝送線路
16a,16b 出力部
19a,19b,19a1,19a2,19b1,19b2,19c1,19c2 スタブ
R1,R2 抵抗

Claims (2)

  1. 分配された高周波入力信号が供給される第1および第2伝送線路と、
    前記第1伝送線路に直列に接続され、被増幅信号として導出される第3伝送線路と、
    前記第2伝送線路に直列に接続され、被増幅信号として導出される第4伝送線路と、
    前記第1伝送線路と前記第3伝送線路間に一方が接続された前記入力信号のλ/8〜λ/16に相当する長さの第1スタブと、
    前記第2伝送線路と前記第4伝送線路間に一方が接続された前記入力信号のλ/8〜λ/16に相当する長さの第2スタブと、
    前記第1および第2のスタブとの間に介挿接続された発振抑制用抵抗と、を具備したことを特徴とする高周波処理回路。
  2. 前記スタブに同特性インピーダンスのスタブを並列的に接続したことを特徴する請求項1記載の高周波処理回路。
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