JPH11312932A - 高周波増幅器 - Google Patents

高周波増幅器

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JPH11312932A
JPH11312932A JP12087698A JP12087698A JPH11312932A JP H11312932 A JPH11312932 A JP H11312932A JP 12087698 A JP12087698 A JP 12087698A JP 12087698 A JP12087698 A JP 12087698A JP H11312932 A JPH11312932 A JP H11312932A
Authority
JP
Japan
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frequency amplifier
circuit
capacitance component
semiconductor device
bent portion
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Application number
JP12087698A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Arai
眞敏 新居
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体デバイスに対する入力波面の均一性を
高めて、半導体デバイスの出力を向上させることがで
き、出力向上および効率向上を実現した高周波増幅器を
得る。 【解決手段】 増幅器回路を構成する半導体デバイス1
aと、半導体デバイスの入力端子に近接配置されたマイ
クロストリップ線路1bと、マイクロストリップ線路の
一部に形成された曲げ部1cとを備えた高周波増幅器に
おいて、曲げ部の内側に容量成分1dを設け、内側の容
量成分を、曲げ部の外周部に発生する容量成分と同等の
値に設定し、曲げ部の内外の容量成分のバランスを取っ
て、伝搬する高周波信号の伝送波面をそろえ半導体デバ
イス出力の位相差を少なくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体デバイスを
有するマイクロストリップ線路に曲げ部を設けた高周波
増幅器に関し、特に曲げ部の外側の容量成分とバランス
した容量成分を内側に設けて、半導体デバイスを効率よ
く動作させて高出力および高効率を実現した高周波増幅
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10〜図15は従来の高周波増幅器の
回路構成を概略的に示す図であり、図10〜図12は従
来の高周波増幅器の回路構成をレイアウトパターンとし
て示す説明図である。ここでは、いずれの高周波増幅器
も、対称性を有する閉回路(ループ回路)を構成してい
るものとする。
【0003】図10の高周波増幅器は、半導体基板上
に、半導体能動素子(半導体デバイス)および導体層に
より、マイクロストリップ線路(または、ストリップ線
路)を施して構成された場合を示している。以下、マイ
クロストリップ線路およびストリップ線路を総称してマ
イクロストリップ線路と記す。
【0004】図11の高周波増幅器は、キャリアなどに
実装された半導体素子(半導体デバイス)と、アルミナ
基板などの誘電体基板上に導体層で形成されたマイクロ
ストリップ線路とにより構成された場合を示している。
【0005】図12の高周波増幅器は、従属接続された
半導体デバイスの接続のために、1/4波長の低インピ
ーダンス線路を用いて半導体デバイス間の整合をとった
場合を示している。
【0006】図13の高周波増幅器は、並設された複数
の高周波増幅器回路、外部分配合成回路および電源供給
用回路基板により構成された場合を示している。図14
は高周波増幅器の動作バイアス設定を行うためのバイア
ス回路の構成例を示している。図15は従属接続された
複数の高周波増幅器回路をパッケージなどにより構成し
た場合を示している。
【0007】図10において、10aは半導体基板であ
り、SiO(酸化シリコン)またはGaAs(ガリウム
ヒ素)などにより構成されている。10bは半導体基板
10a上に形成された半導体デバイスであり、高周波信
号を増幅するトランジスタやFETなどにより構成され
ている。
【0008】10cは高周波信号を伝達するための伝送
線路となるマイクロストリップ線路であり、半導体基板
10a上の導体層により構成されている。10dはマイ
クロストリップ線路10cの曲げ部である。曲げ部10
dにおいては、直線状に形成されたマイクロストリップ
線路10cに対して、曲げのエッジ部による容量成分が
発生する。
【0009】図11において、11a〜11dは、図1
0内の10a〜10dにそれぞれ対応している。11a
はアルミナ基板などにより構成された誘電体基板であ
る。11bは高周波信号を増幅する半導体デバイスであ
り、ヒートシンク材などに実装されたトランジスタやF
ETなどにより構成されている。
【0010】11cは高周波信号を伝達するための伝送
線路となるマイクロストリップ線路であり、誘電体基板
11a上の導体層により構成されている。11dはマイ
クロストリップ線路11cの曲げ部である。
【0011】図12において、12a〜12dは、図1
0内の10a〜10dと同様のものであり、12eはマ
イクロストリップ線路12cの一部の形成された容量性
スタブである。容量性スタブ12eは、高周波増幅器の
低インピーダンス化を実現するために設けられ、特に高
周波増幅器の寸法に制限がある場合に有効である。
【0012】図13において、13aおよび13dはア
ルミナなどにより構成された誘電体基板である。13b
および13cは並設された高周波増幅器回路であり、一
方の誘電体基板13a上に形成された分配器により電力
分配される。
【0013】また、各高周波増幅器回路13bおよび1
3cで増幅された電力は、他方の誘電体基板13d上に
形成された合成器により電力合成されることによって、
大電力となって出力される。13e〜13fは外部に並
設配置された専用基板であり、高周波増幅器回路13b
および13cをドライブするための電源供給を行う。
【0014】図14において、14a〜14eは直列接
続された複数の分割抵抗器であり、バイアス設定に用い
られる抵抗回路を構成している。14f〜14hは抵抗
回路の各部に設けられたパッドであり、パッド14fは
分割抵抗器14eの一端に接続され、パッド14gは分
割抵抗器14eと分割抵抗器14aとの接続点に接続さ
れ、パッド14hは分割抵抗器14fの一端に接続され
ている。
【0015】一端のパッド14fをグランドに接地し、
他端のパッド14hを定電圧電源に接続することによ
り、分割抵抗器14a〜14dの組合せによる電圧降下
に基づいて、任意のパッド14gから所望電圧が取得さ
れる。この所望電圧は、たとえば、FETなどのゲート
に供給される。
【0016】図15において、15a〜15cは誘電体
基板上に形成された多段構成の高周波増幅器回路、15
d〜15gは高周波増幅器回路15a〜15cとは異な
る誘電体基板上の導体層に形成されたマイクロストリッ
プ線路(または、ストリップ線路)である。
【0017】15hは高周波増幅器回路15a〜15c
に必要な電源を供給する電源供給回路基板、15iは高
周波増幅器回路15a〜15cを実装するパッケージで
ある。このように、多段に高周波増幅器回路15a〜1
5cを接続して高周波増幅器を構成することにより、高
利得および高出力を得ることができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の高周波増幅器は
以上のように構成されており、分布定数線路による回路
構成においては、波長によって線路長および線路幅が決
定されてしまうことから、小形化するために分布定数線
路およびマイクロストリップ線路の一部を折り曲げて曲
げ部を形成しなければならず、このとき、曲げ部の外周
部またはエッジ部で発生する寄生容量成分により、出口
近傍での高周波信号の伝送波面がそろわなくなるという
問題点があった。
【0019】また、急峻な曲げ部に対しては、図10〜
図12のように曲げ部のエッジ部をカットしているが、
曲げ部が半導体デバイス(FEFなど)の入力端子近傍
にある場合には、位相のズレが生じるなどにより、一様
な伝送波面の高周波信号が半導体デバイスに入力されな
くなり、半導体デバイスの出力端子での合成出力電力が
低下するうえ、効率が低下するなどの問題点があった。
【0020】また、高周波増幅器を動作させるための電
源供給回路を外部に付設しているので、高周波増幅器と
しての全体構成規模が大きくなり、小形化および軽量化
を実現することが困難になるという問題点があった。
【0021】また、半導体デバイスの動作バイアス電圧
の設定精度が十分でなく所望の動作領域での動作が保証
されない場合には、要求される高周波増幅器の特性を得
ることができないという問題点があった。
【0022】また、高周波増幅器回路を多段接続した場
合には、伝送線路を介して全ての高周波増幅器回路がパ
ッケージ内などに接続された後に、実動作時の各高周波
増幅器回路の電気特性、または、高周波増幅器回路のレ
ベルダイヤグラムを測定することが困難になるという問
題点があった。
【0023】さらに、高周波増幅器回路を多段接続した
場合には、高周波増幅器回路の1つが破損したり、また
は特性が極端に悪い場合などに、各高周波増幅器回路の
電気特性を検査することが困難になるという問題点があ
った。
【0024】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、半導体デバイスに対する入力波
面の均一性を高めて、半導体デバイスの出力を向上させ
ることにより、出力向上および効率向上を実現した高周
波増幅器を得ることを目的とする。
【0025】また、この発明は、ループ回路(閉回路)
を持つ高周波増幅器に対して、回路の安定化を向上させ
た高周波増幅器を得ることを目的とする。
【0026】また、この発明は、電源供給回路を分配合
成回路基板上に形成することにより、電源供給回路基板
を別途付設する必要がなくし、小形化および軽量化を実
現した高周波増幅器を得ることを目的とする。
【0027】また、この発明は、適切なバイアス電圧を
供給することにより、所望特性を取得して効率向上を実
現した高周波増幅器を得ることを目的とする。
【0028】また、この発明は、多段接続された場合
に、実動作時の各々の電気特性を容易に評価するととも
に、不良を容易に発見できる高周波増幅器を得ることを
目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る高周波増幅器は、増幅器回路を構成する半導体デバイ
スと、半導体デバイスの入力端子に近接配置されたマイ
クロストリップ線路と、マイクロストリップ線路の一部
に形成された曲げ部とを備えた高周波増幅器において、
曲げ部の内側に容量成分を設け、容量成分は、曲げ部の
外周部に発生する容量成分と同等の値に設定されたもの
である。
【0030】また、この発明の請求項2に係る高周波増
幅器は、請求項1において、容量成分は、分布定数回路
により構成されたものである。
【0031】また、この発明の請求項3に係る高周波増
幅器は、請求項1において、容量成分は、集中定数素子
回路により構成されたものである。
【0032】また、この発明の請求項4に係る高周波増
幅器は、請求項3において、集中定数素子回路は、一端
を接地させるためのスルーホールを有するものである。
【0033】また、この発明の請求項5に係る高周波増
幅器は、請求項1から請求項4までのいずれかにおい
て、半導体デバイスおよびマイクロストリップ線路は、
対称性を有する閉回路を構成しており、閉回路は、容量
成分を有する対称な分布定数線路により構成された整合
回路を備え、分布定数線路の各一部を対向配置するとと
もに、対向配置された分布定数線路の各端面を抵抗成分
で接続したものである。
【0034】また、この発明の請求項6に係る高周波増
幅器は、並設された複数の高周波増幅器回路と、各高周
波増幅器回路に対して電源を供給するとともに電力合成
を行う外部分配合成回路とを備え、各高周波増幅器回路
は、増幅器回路を構成する半導体デバイスと、半導体デ
バイスの入力端子に近接配置されたマイクロストリップ
線路と、マイクロストリップ線路の一部に形成された曲
げ部と、曲げ部の内側に設けられた容量成分とを有し、
容量成分は、曲げ部の外周部に発生する容量成分と同等
の値に設定されており、外部分配合成回路は、RF線路
上の接続線をまたぐような電源供給中継パターンを有す
るものである。
【0035】また、この発明の請求項7に係る高周波増
幅器は、請求項6において、電源供給中継パターンのう
ち、各高周波増幅器回路に近接した電源供給中継パター
ンは、使用周波数帯域内の一番短い波長に対して十分短
い長さに設定されたものである。
【0036】また、この発明の請求項8に係る高周波増
幅器は、請求項7において、電源供給中継パターンのう
ち、各高周波増幅器回路に近接した電源供給中継パター
ンは、スルーホールメッキを介して接地されており、接
地された部分には、ワイヤーボンディング可能なチップ
コンデンサが実装されたものである。
【0037】また、この発明の請求項9に係る高周波増
幅器は、請求項6から請求項8までのいずれかにおい
て、外部分配合成回路は、各高周波増幅器回路に対する
動作バイアス電圧を設定して供給するための動作バイア
ス電圧設定供給回路を有するものである。
【0038】また、この発明の請求項10に係る高周波
増幅器は、請求項9において、動作バイアス電圧設定供
給回路は、電圧設定用の分割抵抗器と、分割抵抗器に関
連して配置されたサブ抵抗器とを有するものである。
【0039】また、この発明の請求項11に係る高周波
増幅器は、従属接続された複数の高周波増幅器回路と、
各高周波増幅器回路を接続するための接続線路とを備
え、各高周波増幅器回路は、増幅器回路を構成する半導
体デバイスと、半導体デバイスの入力端子に近接配置さ
れたマイクロストリップ線路と、マイクロストリップ線
路の一部に形成された曲げ部と、曲げ部の内側に設けら
れた容量成分とを有し、容量成分は、曲げ部の外周部に
発生する容量成分と同等の値に設定されており、接続線
路は、各高周波増幅器回路の間のパターンにより構成さ
れ、パターンは、スリットを介して断線され、スリット
の両側は、スルーホールメッキを介して接地されたもの
である。
【0040】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明の
実施の形態1の回路構成を概略的に示す説明図であり、
図1において、1a〜1cは前述(図10参照)の10
b〜10dにそれぞれ対応している。
【0041】1aは基板上に形成された半導体デバイス
であり、増幅器回路を構成している。1bは半導体デバ
イス1aの入力端子に近接配置されたマイクロストリッ
プ線路(または、ストリップ線路)であり、半導体デバ
イス1aと同一の基板、または異なる誘電体基板上の導
体層により形成されている。
【0042】1cはマイクロストリップ線路1bの一部
に形成された曲げ部である。1dは曲げ部1cの内側に
付加された容量成分であり、分布定数回路により構成さ
れている。
【0043】図1のように、マイクロストリップ線路1
bの配線のうちの、半導体デバイス1aの入力端子に非
常に近接している曲げ部1cにおいて、曲げ部1cの外
周部に発生する容量成分と同等の容量成分1dが設けら
れている。容量成分1dは、曲げ部1cの外周部側の容
量成分と対向する側、すなわち、内側に設けられてい
る。
【0044】このように、曲げ部1cにおいて、外周部
に発生した容量成分と内側の容量成分1dとにより、曲
げ部1cの内外の容量成分のバランスが取られるので、
伝搬する高周波信号の伝送波面がそろうことになる。し
たがって、半導体デバイス1aの出力の位相差が少なく
なり、電力合成効率が向上する。
【0045】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、曲げ部1cの内側の容量成分を分布定数回路で構成
したが、他の回路で構成してもよい。以下、容量成分を
集中定数素子回路で構成したこの発明の実施の形態2を
図について説明する。
【0046】図2はこの発明の実施の形態2の回路構成
を概略的に示す説明図であり、図2において、2a〜2
dは前述(図1参照)の1a〜1dにそれぞれ対応して
いる。すなわち、2aは半導体デバイス、2bはマイク
ロストリップ線路、2cは曲げ部、2dは容量成分であ
る。
【0047】曲げ部2cの内側に設けられた容量成分2
dは、曲げ部2cの外周部に発生する容量成分と同等の
容量成分からなり、集中定数線路により構成されてい
る。2eは容量成分2dの一端を接地するためのスルー
ホールである。
【0048】ここでは、容量成分2dが誘電体を介した
場合を例にとっており、スルーホール2eを介して一端
を接地することにより、コンデンサを構成している。こ
の場合も、容量成分2dにより、曲げ部1cの内外の容
量成分のバランスが取られるので、前述と同様の作用効
果を奏する。
【0049】実施の形態3.なお、上記実施の形態1、
2では、一般的な対称性を有する閉回路に設けられる分
布定数線路について特に考慮しなかったが、分布定数線
路および抵抗成分を有する高周波増幅器に適用してもよ
い。
【0050】以下、対称な分布定数線路の各端面を抵抗
成分で接続した構成を有するこの発明の実施の形態3を
図について説明する。図3はこの発明の実施の形態3の
回路構成を概略的に示す説明図であり、図3において、
3a〜3dは前述(たとえば、図1参照)の1a〜1d
にそれぞれ対応しており、ここでは詳述を省略する。
【0051】半導体デバイス3aおよびマイクロストリ
ップ線路3bは、前述と同様に対称性を有する閉回路を
構成しており、曲げ部3cの内側には容量成分3dが設
けられている。3eはマイクロストリップ線路3bの外
側に設けられた容量性スタブであり、対称的な閉回路の
外側に対称的に配置された分布定数線路を構成してい
る。
【0052】3fはマイクロストリップ線路3bの内側
に設けられた分布定数容量性スタブであり、容量性スタ
ブ3eとともに分布定数線路を構成している。分布定数
容量性スタブ3fは、対称な容量性スタブ3eによる容
量成分と同等な容量成分を有し、各一端が閉回路の中心
部で対向している。
【0053】容量性スタブ3eおよび分布定数容量性ス
タブ3fは、整合回路を構成している。3gは分布定数
容量性スタブ3f(分布定数線路)の対向端面の間に接
続された抵抗成分である。
【0054】図3のように、対称な閉回路配線に配置さ
れた分布定数線路のうち、外側に配置された容量性スタ
ブ3eの長さの一部を、内側に配置された分布定数容量
性スタブ3fにより構成し、一対の分布定数容量性スタ
ブ3fの端面を抵抗成分3gで接続することにより、外
側の容量性スタブ3eの長さを短縮して高周波増幅器の
寸法を縮小化することができる。また、抵抗成分3gに
より、閉回路に発生するループ発振の防止をすることが
できる。
【0055】実施の形態4.なお、上記実施の形態1〜
3では、単一の回路構成からなる高周波増幅器の場合を
示したが、並設された複数の高周波増幅器回路からなる
高周波増幅器に適用してもよい。以下、複数の高周波増
幅器回路を並設した構成を有するこの発明の実施の形態
4を図について説明する。
【0056】図4はこの発明の実施の形態4の回路構成
を概略的に示す説明図である。図4において、4aおよ
び4bは並設された一対の高周波増幅器回路であり、そ
れぞれ、図1〜図3に示した高周波増幅器と同様に構成
されている。
【0057】4cおよび4dは誘電体基板上の導体層に
より形成されたマイクロストリップ線路からなる電力分
配器および電力合成器であり、これらは各高周波増幅器
回路4aおよび4bに対して電源を供給するとともに電
力合成を行う外部分配合成回路(外部の電力分配合成回
路)を構成している。
【0058】図5は電力分配器4cおよび電力合成器4
dを具体的に示す構成図である。図5において、5aお
よび5bは高周波増幅器回路4cおよび4d(図4参
照)に電源を供給する電源供給パターン(電源供給パッ
ド)であり、電源供給中継パターンを構成している。5
cはRFパターン(RF線路)である。
【0059】電源供給パターン5aおよび5bは、ワイ
ヤーボンディングなどで接続されて高周波増幅器回路4
cおよび4dに電源を供給し、並列接続された半導体デ
バイス(たとえば、図3内の3a)に対して均等に電圧
を供給する。また、電力分配器4cおよび電力合成器4
d(外部の電力分配合成回路)は、RFパターン5cの
線路上の接続線をまたぐような電源供給中継パターンを
有する。
【0060】これにより、前述の作用効果に加えて、各
高周波増幅器回路4aおよび4b内の半導体デバイスの
動作バランスを均等にし、並列接続された半導体デバイ
スの合成効率を向上することができる。
【0061】実施の形態5.なお、上記実施の形態4で
は、電源供給中継パターンの長さについて言及しなかっ
たが、電源供給中継パターンのうち、各高周波増幅器回
路4aおよび4bに近接した電源供給中継パターンの長
さを、使用周波数帯域内の一番短い波長に対して十分短
い長さに設定してもよい。
【0062】以下、高周波増幅器回路4aおよび4bに
近接した電源供給中継パターンの長さを短く設定したこ
の発明の実施の形態5を図について説明する。図6はこ
の発明の実施の形態5による電力分配合成器の回路パタ
ーン構成を概略的に示す説明図であり、図6において、
6a〜6cは前述(図5参照)の5a〜5cに対応して
いる。
【0063】また、この発明の実施の形態5による高周
波増幅器の全体構成は図4に示した通りである。この場
合、高周波増幅器回路(図4内の4aおよび4b)に近
接した電源供給中継パターン、すなわち、電源供給パタ
ーン6bは、使用される周波数帯域の一番短い波長に対
して十分短い長さLに設定されている。
【0064】これにより、前述の作用効果に加えて、誘
電体基板上に形成されたマイクロストリップ線路(電力
分配合成回路)との結合による使用周波数帯域内での特
性劣化を防止することができる。
【0065】実施の形態6.なお、上記実施の形態5で
は、電源供給パターン6bに直接ワイヤーボンディング
したが、スルーホールパターン上に実装されたチップコ
ンデンサを介してワイヤーボンディングしてもよい。
【0066】以下、電源供給パターン6bに代えてチッ
プコンデンサを用いたこの発明の実施の形態6を図につ
いて説明する。図7はこの発明の実施の形態6による電
力分配合成器の回路パターン構成を概略的に示す説明図
であり、図7において、7aおよび7cは前述(図6参
照)の6aおよび6cに対応している。
【0067】また、この発明の実施の形態6による高周
波増幅器の全体構成は図4に示した通りである。7dは
スルーホールメッキが施されたスルーホールパターンで
あり、スルーホールメッキを介して接地可能となってい
る。7eはワイヤーボンディングなどが可能なチップコ
ンデンサであり、スルーホールパターン7d上に接着剤
または半田などで実装されている。
【0068】この場合、電源供給パターン7aとチップ
コンデンサ7eとの間は、ワイヤーボンディングなどで
接続され、電源供給パターン7aは、チップコンデンサ
7eを介して高周波増幅器回路4aおよび4b(図4参
照)に電源を供給する。また、スルーホールパターン7
dは、前述と同様に、使用周波数帯域の一番短い波長に
対して十分短い長さに設定されている。
【0069】図7のように、高周波増幅器回路4aおよ
び4bに近接した電源供給中継パターンをスルーホール
パターン7dで構成し、スルーホールメッキを介して接
地される部分に、ワイヤーボンディング可能なチップコ
ンデンサ7eを実装することにより、前述と同等の作用
効果を有する。
【0070】実施の形態7.なお、上記実施の形態4〜
6では、動作バイアス電圧設定供給回路について特に考
慮しなかったが、動作バイアス電圧設定供給回路を電力
分配合成器上に配置してもよい。
【0071】以下、動作バイアス電圧設定供給回路を電
力分配合成器上に配置したこの発明の実施の形態7を図
について説明する。図8はこの発明の実施の形態7によ
る電力分配合成器および動作バイアス電圧設定供給回路
の回路パターン構成を概略的に示す説明図であり、図8
において、8aおよび8c〜8eは前述(図7参照)の
7aおよび7c〜7eと同様のものである。
【0072】また、この発明の実施の形態7による高周
波増幅器の全体構成は図4に示した通りである。80は
高周波増幅器回路4aおよび4bの動作バイアス電圧を
設定して供給する動作バイアス電圧設定供給回路であ
り、電圧設定用の分割抵抗器8fと、分割抵抗器8fに
関連して配置されたバイアス設定用のサブ抵抗器8gと
を備えている。
【0073】動作バイアス電圧設定供給回路80は、電
力分配合成器4cおよび4d(図4参照)上に配置され
ている。サブ抵抗器8gは、電圧設定用の分割抵抗値8
fに対して、さらに電圧設定の微調整を可能とする。
【0074】図8のように、外部の電力分配合成回路
(電力分配合成器4cおよび4d)上に、各高周波増幅
器回路4aおよび4bに対する動作バイアス電圧設定供
給回路80を設けることにより、通常は別途配置されて
いた電源供給基板が不要となり、高周波増幅器としての
構成部品数を縮小することができる。
【0075】また、動作バイアス電圧設定供給回路80
を、簡単な分割抵抗器8fおよびサブ抵抗器8gにより
構成したので、前述の作用効果に加えて、さらに小形化
およびコストダウンを実現することができる。
【0076】また、サブ抵抗器8gにより、バイアス電
圧を微調整することができるので、高周波増幅器回路内
の半導体デバイス4aおよび4bを所望の動作領域に近
い状態に設定にすることができる。さらに、高周波増幅
器としての所望の電気特性を得ることができるので、高
周波増幅器の動作効率がさらに向上する。
【0077】実施の形態8.なお、上記実施の形態4〜
7では、複数の高周波増幅器回路を並列接続した場合を
示したが、従属接続した高周波増幅器に適用してもよ
い。以下、複数の高周波増幅器回路を従属接続した構成
を有するこの発明の実施の形態8を図について説明す
る。
【0078】図9はこの発明の実施の形態7の回路構成
を概略的に示す説明図である。図9において、9aおよ
び9bは多段(ここでは、2段)に従属接続された高周
波増幅器回路であり、それぞれ、図1〜図3に示した高
周波増幅器と同様に構成されている。
【0079】9c〜9eは誘電体基板上に導体層により
形成されたマイクロストリップ線路からなる伝送線路で
あり、各高周波増幅器回路9aおよび9bを接続するた
めの接続線路を構成している。
【0080】9fは各高周波増幅器回路9aおよび9b
の間の伝送線路9eに設けられたコプレナー線路であ
り、スリットを介して伝送線路9eの一部を断線した
後、スリット部の近辺にスルーホールメッキを施したパ
ターンを配置することにより構成されている。コプレナ
ー線路9fにおいて、スリットの両側は、スルーホール
メッキを介して接地されている。
【0081】図9のように、高周波増幅器回路9aおよ
び9bを従属接続することにより、RFプローブヘッド
(図示せず)を用いて、各段の高周波増幅器回路9aお
よび9bを評価することができる。
【0082】また、パッケージなどの実装後の高周波増
幅器回路9aおよび9b毎に、特性評価することがで
き、高周波増幅器回路9aおよび9bを従属接続したと
きの故障解析を容易にすることができる。
【0083】また、各段の高周波増幅器回路9aおよび
9bのレベルを容易に評価することができる。さらに、
高周波増幅器回路9aおよび9bの評価後にスリットを
金リボンなどで接続することにより、本来の多段増幅器
として機能させることもできる。
【0084】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、増幅器回路を構成する半導体デバイスと、半導体デ
バイスの入力端子に近接配置されたマイクロストリップ
線路と、マイクロストリップ線路の一部に形成された曲
げ部とを備えた高周波増幅器において、曲げ部の内側に
容量成分を設け、容量成分は、曲げ部の外周部に発生す
る容量成分と同等の値に設定されたので、半導体デバイ
スに対する入力波面の均一性を高めて、半導体デバイス
の出力を向上させることができ、出力向上および効率向
上を実現した高周波増幅器が得られる効果がある。
【0085】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、容量成分は、分布定数回路により構成さ
れたので、半導体デバイスに対する入力波面の均一性を
高めて、半導体デバイスの出力を向上させることがで
き、出力向上および効率向上を実現した高周波増幅器が
得られる効果がある。
【0086】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1において、容量成分は、集中定数素子回路により構
成されたので、半導体デバイスに対する入力波面の均一
性を高めて、半導体デバイスの出力を向上させることが
でき、出力向上および効率向上を実現した高周波増幅器
が得られる効果がある。
【0087】また、この発明の請求項4によれば、請求
項3において、集中定数素子回路は、一端を接地させる
ためのスルーホールを有するので、出力向上および効率
向上を実現した高周波増幅器が得られる効果がある。
【0088】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1から請求項4までのいずれかにおいて、半導体デバ
イスおよびマイクロストリップ線路は、対称性を有する
閉回路を構成しており、閉回路は、容量成分を有する対
称な分布定数線路により構成された整合回路を備え、分
布定数線路の各一部を対向配置するとともに、対向配置
された分布定数線路の各端面を抵抗成分で接続したの
で、閉回路を有する場合にも、回路の安定化を向上させ
た高周波増幅器が得られる効果がある。
【0089】また、この発明の請求項6によれば、並設
された複数の高周波増幅器回路と、各高周波増幅器回路
に対して電源を供給するとともに電力合成を行う外部分
配合成回路とを備え、各高周波増幅器回路は、増幅器回
路を構成する半導体デバイスと、半導体デバイスの入力
端子に近接配置されたマイクロストリップ線路と、マイ
クロストリップ線路の一部に形成された曲げ部と、曲げ
部の内側に設けられた容量成分とを有し、容量成分は、
曲げ部の外周部に発生する容量成分と同等の値に設定さ
れており、外部分配合成回路は、RF線路上の接続線を
またぐような電源供給中継パターンを有するので、並設
された複数の高周波増幅器回路を有する場合にも、回路
の安定化を向上させた高周波増幅器が得られる効果があ
る。
【0090】また、この発明の請求項7によれば、請求
項6において、電源供給中継パターンのうち、各高周波
増幅器回路に近接した電源供給中継パターンは、使用周
波数帯域内の一番短い波長に対して十分短い長さに設定
されたので、誘電体基板上に形成されたマイクロストリ
ップ線路(電力分配合成回路)との結合による使用周波
数帯域内での特性劣化を防止した高周波増幅器が得られ
る効果がある。
【0091】また、この発明の請求項8によれば、請求
項7において、電源供給中継パターンのうち、各高周波
増幅器回路に近接した電源供給中継パターンは、スルー
ホールメッキを介して接地されており、接地された部分
には、ワイヤーボンディング可能なチップコンデンサが
実装されたので、誘電体基板上に形成されたマイクロス
トリップ線路(電力分配合成回路)との結合による使用
周波数帯域内での特性劣化を防止した高周波増幅器が得
られる効果がある。
【0092】また、この発明の請求項9によれば、請求
項6から請求項8までのいずれかにおいて、外部分配合
成回路は、各高周波増幅器回路に対する動作バイアス電
圧を設定して供給するための動作バイアス電圧設定供給
回路を有するので、電源供給回路基板を別途付設する必
要がなくなり、小形化および軽量化を実現した高周波増
幅器が得られる効果がある。
【0093】また、この発明の請求項10によれば、請
求項9において、動作バイアス電圧設定供給回路は、電
圧設定用の分割抵抗器と、分割抵抗器に関連して配置さ
れたサブ抵抗器とを有するので、小形化および軽量化を
実現するとともに、適切なバイアス電圧を供給すること
により、所望特性を取得して効率向上を実現した高周波
増幅器が得られる効果がある。
【0094】また、この発明の請求項11によれば、従
属接続された複数の高周波増幅器回路と、各高周波増幅
器回路を接続するための接続線路とを備え、各高周波増
幅器回路は、増幅器回路を構成する半導体デバイスと、
半導体デバイスの入力端子に近接配置されたマイクロス
トリップ線路と、マイクロストリップ線路の一部に形成
された曲げ部と、曲げ部の内側に設けられた容量成分と
を有し、容量成分は、曲げ部の外周部に発生する容量成
分と同等の値に設定されており、接続線路は、各高周波
増幅器回路の間のパターンにより構成され、パターン
は、スリットを介して断線され、スリットの両側は、ス
ルーホールメッキを介して接地されたので、多段に従属
接続された場合にも、実動作時の各々の高周波増幅器回
路の電気特性を容易に評価するとともに、不良を容易に
発見することのできる高周波増幅器が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の回路構成を概略的
に示す説明図である。
【図2】 この発明の実施の形態2の回路構成を概略的
に示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態3の回路構成を概略的
に示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態4の回路構成を概略的
に示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による電力分配合成
器の回路パターン構成を概略的に示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態5による電力分配合成
器の回路パターン構成を概略的に示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態6による電力分配合成
器の回路パターン構成を概略的に示す説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態7による電力分配合成
器および動作バイアス電圧設定供給回路の回路パターン
構成を概略的に示す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態8の回路構成を概略的
に示す説明図である。
【図10】 従来の高周波増幅器の第1の回路構成例を
概略的に示す説明図である。
【図11】 従来の高周波増幅器の第2の回路構成例を
概略的に示す説明図である。
【図12】 従来の高周波増幅器の第3の回路構成例を
概略的に示す説明図である。
【図13】 従来の高周波増幅器の第4の回路構成例を
概略的に示す説明図である。
【図14】 従来の高周波増幅器によるバイアス回路の
構成例を示す回路図である。
【図15】 従来の高周波増幅器の第5の回路構成例を
概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
1a〜3a 半導体デバイス、1b〜3b マイクロス
トリップ線路、1c〜3c 曲げ部、1d〜3d 容量
成分、2e スルーホール、3e、3f 分布定数線路
(整合回路)、3g 抵抗成分、4a、4b、9a、9
b 高周波増幅器回路、4c 電力分配器、4d 電力
合成器、5a〜8a、5b、6b 電源供給パターン
(電源供給中継パターン)、5c〜8c RFパターン
(RF線路)、7d、8d スルーホールパターン、7
e、8e チップコンデンサ、9a〜9c 伝送線路
(接続線路)、9f コプレナー線路、L 電源供給パ
ターンの長さ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅器回路を構成する半導体デバイス
    と、 前記半導体デバイスの入力端子に近接配置されたマイク
    ロストリップ線路と、 前記マイクロストリップ線路の一部に形成された曲げ部
    とを備えた高周波増幅器において、 前記曲げ部の内側に容量成分を設け、 前記容量成分は、前記曲げ部の外周部に発生する容量成
    分と同等の値に設定されたことを特徴とする高周波増幅
    器。
  2. 【請求項2】 前記容量成分は、分布定数回路により構
    成されたことを特徴とする請求項1に記載の高周波増幅
    器。
  3. 【請求項3】 前記容量成分は、集中定数素子回路によ
    り構成されたことを特徴とする請求項1に記載の高周波
    増幅器。
  4. 【請求項4】 前記集中定数素子回路は、一端を接地さ
    せるためのスルーホールを有することを特徴とする請求
    項3に記載の高周波増幅器。
  5. 【請求項5】 前記半導体デバイスおよび前記マイクロ
    ストリップ線路は、対称性を有する閉回路を構成してお
    り、 前記閉回路は、容量成分を有する対称な分布定数線路に
    より構成された整合回路を備え、 前記分布定数線路の各一部を対向配置するとともに、対
    向配置された前記分布定数線路の各端面を抵抗成分で接
    続したことを特徴とする請求項1から請求項4までのい
    ずれかに記載の高周波増幅器。
  6. 【請求項6】 並設された複数の高周波増幅器回路と、 前記各高周波増幅器回路に対して電源を供給するととも
    に電力合成を行う外部分配合成回路とを備え、 前記各高周波増幅器回路は、 増幅器回路を構成する半導体デバイスと、 前記半導体デバイスの入力端子に近接配置されたマイク
    ロストリップ線路と、 前記マイクロストリップ線路の一部に形成された曲げ部
    と、 前記曲げ部の内側に設けられた容量成分とを有し、 前記容量成分は、前記曲げ部の外周部に発生する容量成
    分と同等の値に設定されており、 前記外部分配合成回路は、RF線路上の接続線をまたぐ
    ような電源供給中継パターンを有することを特徴とする
    高周波増幅器。
  7. 【請求項7】 前記電源供給中継パターンのうち、前記
    各高周波増幅器回路に近接した電源供給中継パターン
    は、使用周波数帯域内の一番短い波長に対して十分短い
    長さに設定されたことを特徴とする請求項6に記載の高
    周波増幅器。
  8. 【請求項8】 前記電源供給中継パターンのうち、前記
    各高周波増幅器回路に近接した電源供給中継パターン
    は、スルーホールメッキを介して接地されており、 前記接地された部分には、ワイヤーボンディング可能な
    チップコンデンサが実装されたことを特徴とする請求項
    7に記載の高周波増幅器。
  9. 【請求項9】 前記外部分配合成回路は、前記各高周波
    増幅器回路に対する動作バイアス電圧を設定して供給す
    るための動作バイアス電圧設定供給回路を有することを
    特徴とする請求項6から請求項8までのいずれかに記載
    の高周波増幅器。
  10. 【請求項10】 前記動作バイアス電圧設定供給回路
    は、電圧設定用の分割抵抗器と、前記分割抵抗器に関連
    して配置されたサブ抵抗器とを有することを特徴とする
    請求項9に記載の高周波増幅器。
  11. 【請求項11】 従属接続された複数の高周波増幅器回
    路と、 前記各高周波増幅器回路を接続するための接続線路とを
    備え、 前記各高周波増幅器回路は、 増幅器回路を構成する半導体デバイスと、 前記半導体デバイスの入力端子に近接配置されたマイク
    ロストリップ線路と、 前記マイクロストリップ線路の一部に形成された曲げ部
    と、 前記曲げ部の内側に設けられた容量成分とを有し、 前記容量成分は、前記曲げ部の外周部に発生する容量成
    分と同等の値に設定されており、 前記接続線路は、前記各高周波増幅器回路の間のパター
    ンにより構成され、 前記パターンは、スリットを介して断線され、 前記スリットの両側は、スルーホールメッキを介して接
    地されたことを特徴とする高周波増幅器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006229462A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高出力電力増幅モジュール
JP2012114785A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Toshiba Corp 高周波処理回路
US9576737B2 (en) 2014-04-14 2017-02-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Parallel capacitor and high frequency semiconductor device

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