JP5481217B2 - 光ファイバ心線清掃器具 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバ心線清掃器具に関し、特に、光ファイバ融着接続作業において被覆除去後の露出された心線(素線)を清掃するのに好適な光ファイバ心線清掃器具に関する。
従来、たとえば図6に示すような4心の光ファイバテープ心線1(以下、「テープ心線1」と称する。)の融着接続作業を行う際には、作業員は、融着機本体の電源をオンし、接続モードの選択および加熱モードの選択を行い、テープ心線1の被覆1bを清掃したのちに補強スリーブを挿入する。その後、作業員は、テープ心線1をファイバホルダー2にセットし、ホットスリッパで被覆1bを除去して心線1a(素線)を露出させたのち、光ファイバコーティング(プリコート)の残りを除去するために、図6に一点鎖線で示す清掃範囲A(被覆1bの先端部および露出させた心線1aを含む範囲)を清掃している。
なお、以下では、テープ心線1の清掃範囲Aを清掃する工程を「クリーニング工程」と称する。
クリーニング工程では、作業員は、手でもってガーゼを清掃液(純度99%以上の無水エタノールなど)に浸したのちに指でもってテープ心線1の清掃範囲Aを清掃液が付いたガーゼで挟んで数回(たとえば、5回)擦る作業を行っている。
下記の特許文献1には、ストリッピング工程、クリーニング工程およびカッティング工程を処理する機構を小型の携帯用ケース内に集約して設置し、電源や空圧源を使用しないですべて手作業で一括処理が行えるように、光ファイバ心線を把時固定した心線固定ジグを操作ハンドルでX方向の各作業位置に移動させる光ファイバ搬送部と、操作ハンドルをY方向に移動させることでファイバ心線の被覆材を除去し、ファイバ素線を露出させるストリッピング部と、操作ハンドルをY方向に移動させることでファイバ素線を清浄化させるクリーニング部と、操作ハンドルをX方向に移動させることでファイバ素線を一定寸法に切断するカッティング部とにより構成した携帯型光ファイバ端末処理機が開示されている。
特開平9−26512号公報
しかしながら、上述した光ファイバ融着接続作業のクリーニング工程では、作業員は、手でもってガーゼを清掃液に浸したのちに指でもってテープ心線1の清掃範囲Aを清掃液が付いたガーゼで挟みながら数回擦る作業を行って光ファイバコーティングの残りを除去しているため、手間がかかるとともに作業も行い難いという問題があった。
また、作業員は何度もガーゼを取り替える必要があるため、大量のゴミが出るという問題もあった。
上記特許文献1に開示された携帯型光ファイバ端末処理機では、清掃テープ部材を上部爪のテンションローラの位置で交差させて巻き取りボビンで巻き取る構成であるため、このテンションローラの幅を清掃テープ部材の幅の少なくとも2倍以上にする必要があり、装置の小型化ができないという問題がある。
また、上部爪側と固定爪側とで清掃テープ部材の搬送方向が逆であるため、上部爪と固定爪とで把持されたファイバ素線に逆方向の力が働いてファイバ素線が捻じられるという問題がある。
さらに、送り歯車の端面に6個の送液ローラを取り付けることにより、コモンベースに装着固定されたセグメントホロアとの間で挟まれた合成樹脂のパイプ部材を送液ローラの間欠回転でしごいて、清掃液タンクから清掃液を上部爪に定量吐出供給して、清掃テープ部材を湿潤させているため、清掃液が清掃テープ部材に均一に付着するとは限らないという問題や、清掃テープ部材を湿潤させる構成が複雑であるという問題がある。
本発明の目的は、光ファイバ融着接続作業のクリーニング工程を簡単な構成で行うことができるとともに小型化が図れる光ファイバ心線清掃器具を提供することにある。
本発明の光ファイバ心線清掃器具は、両端が本体上部(10a)の末端部の両側面にそれぞれ取り付けられた支持軸(10c)を中心軸として該本体上部を本体下部(10b)に向けて回動させることにより閉じられるステープラー・タイプの、かつ、光ファイバ融着接続作業において被覆(1b)除去後の露出された心線(1a)を清掃するための光ファイバ心線清掃器具(10)であって、ガーゼ(11)が巻かれたガーゼ供給ボビン(12)と、ボビンモータで回転される、かつ、前記ガーゼを巻き取るためのガーゼ巻取ボビン(13)と、前記露出された心線の清掃時に前記ガーゼを介して該露出された心線全体を挟むための第1および第2の心線清掃手段(14,15,18)と、前記第1および第2の心線清掃手段における前記ガーゼの清掃面が逆になり、かつ、該第1および第2の心線清掃手段における該ガーゼが共に前記露出された心線の末端から先端に向けて搬送されるように、該ガーゼを前記ガーゼ供給ボビンから該第1の心線清掃手段(15)、該第2の心線清掃手段(14,18)および前記ガーゼ巻取ボビンの順に搬送させるための複数個の搬送ローラ(16,16a,16b)と、前記露出された心線の清掃時に前記第2の心線清掃手段を駆動して前記ガーゼを介して該露出された心線全体を挟ませる駆動ボタン(17)と、前記光ファイバ心線清掃器具が閉じられているか否かを検出するための上側接点(19a)および下側接点(19b)と、該上側接点と該下側接点とが接触したことを検出すると接触検出信号を出力する接触センサ部(32)と、該接触センサ部から前記接触検出信号が入力されると前記ボビンモータを間欠的に駆動して前記ガーゼを巻き取らせる制御部(31)とを具備し、前記第1の心線清掃手段が、前記本体下部内の先端部に取り付けられた下側スポンジ(15)を備え、前記第2の心線清掃手段が、前記本体上部内の先端部に取り付けられた突出装置(18)と、該突出装置が前記駆動ボタンによって駆動されると該本体上部内部から突出するように該突出装置に取り付けられた上側スポンジ(14)とを備えることを特徴とする。
ここで、前記ガーゼを清掃液に浸すための浸透用タンク(23)をさらに具備し、前記複数個の搬送ローラが、前記ガーゼを前記ガーゼ供給ボビンから前記浸透用タンク、前記第1の心線清掃手段、前記第2の心線清掃手段および前記ガーゼ巻取ボビンの順に搬送させてもよい。
前記浸透用タンクに前記清掃液を供給するための清掃液供給手段(21,22)をさらに具備し、前記制御部が、前記ガーゼ巻取ボビンが所定の回数だけ駆動されると前記清掃液供給手段から前記浸透用タンクに前記清掃液を供給させてもよい。
前記ガーゼ供給ボビンが、前記本体下部内の末端側に取り付けられており、前記ガーゼ巻取ボビンが、前記本体下部内の前記ガーゼ供給ボビンよりも先端側に取り付けられており、前記複数個の搬送ローラが、前記ガーゼを前記ガーゼ供給ボビンから前記浸透用タンク、前記下側スポンジの表面上および前記ガーゼ巻取ボビンと該ガーゼ供給ボビンとの間の順に通過させて前記本体上部の先端部に搬送させたのちに搬送方向を逆にして前記上側スポンジの表面上を通過させて該ガーゼ巻取ボビンに搬送するガーゼ搬送路を形成するように該本体上部内および前記本体下部内に取り付けられており、前記上側接点が、前記本体上部の下面の前記上側スポンジよりも前記ガーゼ巻取ボビン側に取り付けられており、
前記下側接点が、前記本体下部の上面の前記光ファイバ心線清掃器具を閉じたときに前記上側接点と接触する位置に取り付けられていてもよい
本発明の光ファイバ心線清掃器具は、以下に示す効果を奏する。
(1)第1および第2の心線清掃手段におけるガーゼの清掃面が逆になり、かつ、該第1および第2の心線清掃手段における該ガーゼが共に前記露出された心線の末端から先端に向けて搬送されるように、ガーゼをガーゼ供給ボビンから浸透用タンク、第1の心線清掃手段、第2の心線清掃手段およびガーゼ巻取ボビンの順に搬送するガーゼ搬送路を形成して、第1および第2の心線清掃手段によってガーゼを介して心線を挟んだのちにガーゼ巻取ボビンを間欠的に駆動してガーゼを巻き取らせる構成としているため、光ファイバ融着接続作業のクリーニング工程を簡単な構成で行うことができるとともに、ガーゼ搬送路の幅をガーゼの幅とほぼ同じにすることができるため、光ファイバ心線清掃器具の小型化が図れる。
(2)第1および第2の心線清掃手段におけるガーゼの搬送方向を同じにすることができるため、心線に同じ向きの力を働かせて心線を清掃することができる。
(3)第1および第2の心線清掃手段の少なくとも一方および制御部などをたとえば乾電池で動作させることができるため、光ファイバ心線清掃器具を携帯して使用することができる。
本発明の第1の実施例による光ファイバ心線清掃器具10の内部構成を説明するための図である。 図1に示した光ファイバ心線清掃器具10の形状を説明するための図である。 図1に示した光ファイバ心線清掃器具10を使用したクリーニング工程について説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施例による光ファイバ心線清掃器具50の内部構成を説明するための図であり、(a)は上部カバー50aを下から見た図であり、(b)は下部カバー50bを上から見た図である。 図4に示した光ファイバ心線清掃器具50を使用したクリーニング工程について説明するためのフローチャートである。 光ファイバ融着接続作業におけるテープ心線1の清掃範囲Aを示す図である。
上記の目的を、第1および第2の心線清掃手段におけるガーゼの清掃面が逆になるようにガーゼをガーゼ供給ボビンから浸透用タンク、第1の心線清掃手段、第2の心線清掃手段およびガーゼ巻取ボビンの順に搬送するガーゼ搬送路を形成することにより実現した。
以下、本発明の光ファイバ心線清掃器具の実施例について図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施例による光ファイバ心線清掃器具10について、図1乃至図3を参照して説明する。
本実施例による光ファイバ心線清掃器具10は、図2(a)、(b)に示すように、ステープラー・タイプのものであり、本体上部10aと、本体下部10bと、両端が本体上部10aの末端部の両側面にそれぞれ取り付けられた支持軸10cとを具備する。
ここで、支持軸10cは、本体上部10aを本体下部10bに対して支持軸10cを中心軸として回動可能とするために、本体下部1bの末端部の両側面に形成された貫通孔を貫通している。
また、図示していないが、本体上部10aは、一端が本体下部10bの底面に固定された板バネのバネ力によって光ファイバ心線清掃器具10が開かれる(すなわち、本体上部10aの先端部が本体下部10bの先端部から離れる(図2(a)の矢印と逆方向に回動する)ようにされている。
また、光ファイバ心線清掃器具10は、図1に示すように、ガーゼ供給ボビン12と、ボビンモータ(不図示)で回転されるガーゼ巻取ボビン13と、上側スポンジ14と、下側スポンジ15と、複数個の搬送ローラ16,16a,16bと、駆動ボタン17と、突出装置18と、上側接点19aと、下側接点19bと、清掃液モータ21と、清掃液タンク22と、浸透用タンク23と、制御部31と、接触センサ部32と、乾電池33とを具備する。
ここで、ガーゼ供給ボビン12は、本体下部10b内の末端側に交換可能に取り付けられている。
ガーゼ供給ボビン12には、清掃液が付いていないガーゼ11が巻かれている。
なお、ガーゼ11の一端はガーゼ供給ボビン12に固定されており、ガーゼ11の他端はガーゼ巻取ボビン13に固定されている。ガーゼ11の幅はテープ心線1の幅W(図6参照)以上とされている。
ガーゼ巻取ボビン13は、ガーゼ11を巻き取るためのものであり、本体下部10b内のガーゼ供給ボビン12よりも先端側かつ上側に取り付けられている。
また、ガーゼ巻取ボビン13は、制御部31から入力されるモータ駆動信号に応答して回転する上記のボビンモータの回転軸に交換可能に取り付けられている。
上側スポンジ14は、本体上部10a内の先端部の下面側に設けられている。
上側スポンジ14は、突出装置18に取り付けられており、作業員が駆動ボタン17を押して突出装置18を駆動すると、本体上部10aの先端部の下面に形成された開口部を通って本体上部10a内部から突出するようにされている。
上側スポンジ14の幅はガーゼ11の幅W以上とされており、上側スポンジ14の長さはテープ心線1の清掃範囲A(図6参照)の長さ以上とされている。
下側スポンジ15は、本体下部10b内の先端部の上面側に取り付けられている。
本体下部10bの上面の下側スポンジ15の取付位置には開口部が形成されており、作業員が駆動ボタン17を押して上側スポンジ14を本体上部10a内部から突出させるとともに光ファイバ心線清掃器具10を手で握って支持軸10cを中心軸として本体上部10aを本体下部10bに向けて回動させて光ファイバ心線清掃器具10を閉じたときに、テープ心線1の清掃範囲Aを上側スポンジ14と下側スポンジ15とでガーゼ11を介して挟むことができるようにされている(図2(b)参照)。
搬送ローラ16,16a,16bは、下側スポンジ15の表面上に搬送されたガーゼ11の清掃面(下側スポンジ15と反対側の面)と上側スポンジ14の表面上に搬送されたガーゼ11の清掃面(上側スポンジ14と反対側の面)とが逆になり、かつ、下側スポンジ15の表面上に搬送されたガーゼ11と上側スポンジ14の表面上に搬送されたガーゼ11とが共に心線1aの末端から先端に向けて搬送されるように、ガーゼ11をガーゼ供給ボビン12から浸透用タンク23、下側スポンジ15の表面上およびガーゼ巻取ボビン13とガーゼ供給ボビン12との間の順に通過させて本体上部10aの先端部に搬送させたのちに搬送方向を逆にして上側スポンジ14の表面上を通過させてガーゼ巻取ボビン13に搬送するガーゼ搬送路を形成する。
搬送ローラ16,16a,16bの具体的な取付位置は、以下のとおりである。
(1)1個の小径の搬送ローラ16が、ガーゼ供給ボビン12から浸透用タンク16の下方までガーゼ11を直線的に搬送するように、浸透用タンク16よりも下側に取り付けられている。
(2)2個の小径の搬送ローラ16が、浸透用タンク16から出たガーゼ11を下側スポンジ15の表面上に搬送するように、浸透用タンク16と下側スポンジ15との間に取り付けられている。
(3)4個の小径の搬送ローラ16が、下側スポンジ15の表面上を通過したガーゼ11をガーゼ巻取ボビン13とガーゼ供給ボビン12との間を通過させたのちに上側スポンジ14よりも上側に搬送するように、ガーゼ巻取ボビン13の図1図示下側、右斜め下側、右斜め上側および上側スポンジ14の右斜め上側にそれぞれ取り付けられている。
(4)1個の大径の搬送ローラ16aが、上側スポンジ14よりも上側に搬送されたガーゼ11の搬送方向を逆にするように、上側スポンジ14よりも図1図示左側に取り付けられている。
(5)1個の小径の搬送ローラ16および1個の小径の搬送ローラ16bと1個の小径の搬送ローラ16および1個の小径の搬送ローラ16bとが、大径の搬送ローラ16aによって搬送方向が逆にされたガーゼ11を上側スポンジ14の表面上を通過してガーゼ巻取ボビン13まで搬送するように、上側スポンジ14の両端側にそれぞれ取り付けられている。なお、2個の小径の搬送ローラ16bは突出装置18に取り付けられている。
これにより、下側スポンジ15の表面上に搬送されたガーゼ11の清掃面をガーゼ11の表面とすると、上側スポンジ14の表面上に搬送されたガーゼ11の清掃面をガーゼ11の裏面にすることができるため、常にガーゼ11のきれいな面でテープ心線1の清掃範囲Aを挟んで清掃することができる。
また、下側スポンジ15の表面上に搬送されたガーゼ11と上側スポンジ14の表面上に搬送されたガーゼ11との搬送方向を同じにすることができるため、ガーゼ11によって挟まれた心線1aには同じ向きの力が働くので、上記の特許文献1記載の携帯型光ファイバ端末処理機のように心線1aが捻じられることはない。
さらに、上記の特許文献1記載の携帯型光ファイバ端末処理機のようにガーゼ11を上側スポンジ14において交差させてガーゼ巻取ボビン13で巻き取る必要がないため、本体上部10aの幅(図1の紙面と垂直方向の長さ)を約半分にすることができるので、装置の小型化が図れる。
駆動ボタン17は、突出装置18を駆動するためのものであり、本体上部10aの先端部の上面上に取り付けられている。
突出装置18は、駆動ボタン17が押されると上側スポンジ14および2個の搬送ローラ16bを本体上部10a内部から突出させ、次に駆動ボタン17が押されると上側スポンジ14および2個の搬送ローラ16bを本体上部10a内部に戻すためのものである。
上側接点19aおよび下側接点19bは、光ファイバ心線清掃器具10が閉じられているか否かを検出するためのものである。そのため、上側接点19aは、本体上部10aの下面の上側スポンジ14よりもガーゼ巻取ボビン13側に取り付けられており、下側接点19bは、本体下部10bの上面の光ファイバ心線清掃器具10を閉じたときに上側接点19aと接触する位置に取り付けられている。
清掃液モータ21は、清掃液タンク22に蓄えられている清掃液を、清掃液タンク22とパイプを介して連通された浸透用タンク23に供給(補充)するためのものである。
制御部31は、ボビンモータおよび清掃液モータ21の駆動制御などをするためのものである。
接触センサ部32は、上側接点19aと下側接点19bとが接触したことを検出するためのものであり、上側接点19aと下側接点19bとが接触したことを検出するとハイレベルの出力信号を制御部31に出力する。
制御部31は、接触センサ部32からハイレベルの出力信号が入力されると、ボビンモータを3〜5回ほど間欠的に駆動する。このとき、1回当りのボビンモータの駆動時間は、たとえばテープ心線1の清掃範囲Aの長さの2〜5倍程度の長さのガーゼ11をガーゼ巻取ボビン13で巻き取れる時間とされている。
また、制御部31は、ボビンモータを駆動するたびに(または、数回ほど駆動するたびに)清掃液モータ21を駆動して、清掃液タンク22から浸透用タンク23に清掃液を供給(補充)する。
乾電池33は、ボビンモータ、突出装置18、清掃液モータ21、制御部31および接触センサ部32などを動作させるための電源である。
次に、光ファイバ心線清掃器具10を使用したクリーニング工程について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
作業員は、駆動ボタン17を押して突出装置18を駆動させて、上側スポンジ14および2個の搬送ローラ16bを本体上部10a内部から突出させる(ステップS11)。
続いて、作業員は、ファイバホルダー2にセットされたテープ心線1を、テープ心線1の清掃範囲Aが下側スポンジ15の表面の上方に位置するように光ファイバ心線清掃器具10に取り付ける(ステップS12)。
なお、テープ心線1の清掃範囲Aの位置合せを容易にするために、本体下部10bの先端部の上面上にファイバホルダー2の保持部材を設けてもよい。
続いて、作業員は、光ファイバ心線清掃器具10を手で握って支持軸10cを中心軸として本体上部10aを本体下部10bに向けて回動させて、光ファイバ心線清掃器具10を閉じる(ステップS13)。
これにより、テープ心線1の清掃範囲Aが上側スポンジ14と下側スポンジ15とでガーゼ11を介して挟まれる。また、光ファイバ心線清掃器具10が閉じられることにより上側接点19aと下側接点19bとが接触するため、接触センサ部32からハイレベルの出力信号が制御部31に出力される。
制御部31は、接触センサ部32からのハイレベルの出力信号に応答して、ボビンモータにモータ駆動信号を出力し、ボビンモータを3回だけ間欠的に駆動する。
これにより、上側スポンジ14の表面上のガーゼ11および下側スポンジ15の表面上のガーゼ11が心線1aの末端から先端に向けてテープ心線1の清掃範囲Aを3回ほど擦って移動するため、清掃液が付いたガーゼ11によってテープ心線1の清掃範囲Aが清掃される。
また、制御部31は、ボビンモータを駆動するたびに清掃液モータ21を駆動して、清掃液用タンク22から浸透用タンク23に清掃液を供給(補充)する(以上、ステップS14)。
ボビンモータが3回だけ間欠的に駆動されると、作業員は、本体上部10aから手を離して光ファイバ心線清掃器具10を開いたのち、駆動ボタン17を押して突出装置18を駆動させて、上側スポンジ14および2個の搬送ローラ16bを本体上部10a内部に戻す(ステップS15)。
続いて、作業員は、ファイバホルダー2にセットされたテープ心線1を光ファイバ心線清掃器具10から取り外す(ステップS16)。
以降、他に清掃するテープ心線1がある場合には、ステップS11〜S16の動作が繰り返される(ステップS17)。
次に、本発明の第2の実施例による光ファイバ心線清掃器具50について、図4および図5を参照して説明する。
本実施例による光ファイバ心線清掃器具50は、箱タイプのものであり、図4(a)に示す上部カバー50aと、同図(b)に示す下部カバー50bとを具備する。
ここで、下部カバー50bの深さはテープ心線1の幅Wよりも長くされている。
また、光ファイバ心線清掃器具50は、ガーゼ供給ボビン52と、ボビンモータ(不図示)で回転されるガーゼ巻取ボビン53と、左側スポンジ54と、右側スポンジ55と、複数個の搬送ローラ56と、駆動ボタン57と、左側挟持装置58aと、右側挟持装置58bと、ホルダー保持部材59と、清掃液モータ61と、清掃液タンク62と、浸透用タンク63と、残量センサ64と、制御部71と、表示部72と、乾電池73と、2個のボビン支持部材81と、複数個の搬送ローラ支持部材82とを具備する。
ここで、ガーゼ供給ボビン52は、下部カバー50b内の中央部よりもホルダー保持部材59側から見て左側、中心軸(回転軸)が下部カバー50の底面と垂直になるように交換可能に取り付けられている。
ガーゼ供給ボビン52には、清掃液が付いていないガーゼ51が巻かれている。
なお、ガーゼ51の一端はガーゼ供給ボビン52に固定されており、ガーゼ51の他端はガーゼ巻取ボビン53に固定されている。ガーゼ51の幅はテープ心線1の幅W(図6参照)以上とされている。
ガーゼ巻取ボビン53は、下部カバー50b内の中央部よりもホルダー保持部材59側から見て右側に、中心軸(回転軸)が下部カバー50の底面と垂直になるように取り付けられている。
また、ガーゼ巻取ボビン53は、制御部51から入力されるモータ駆動信号に応答して回転する上記のボビンモータの回転軸に交換可能に取り付けられている。
左側スポンジ54および右側スポンジ55は、下部カバー50b内のガーゼ供給ボビン52とガーゼ巻取ボビン53との間に取り付けられている。
左側スポンジ54および右側スポンジ55は、左側挟持装置58aおよび右側挟持装置58bにそれぞれ取り付けられており、駆動ボタン57が押されて左側挟持装置58aおよび右側挟持装置58bが駆動されると、左側スポンジ54および右側スポンジ55の厚さ方向に沿って逆方向に移動するようにされている。
左側スポンジ54および右側スポンジ55の幅はガーゼ51の幅W以上とされており、左側スポンジ54および右側スポンジ55の長さはテープ心線1の清掃範囲Aの長さ以上とされている。
左側スポンジ54および右側スポンジ55の大きさは同じにされている。
これにより、作業員が駆動ボタン57を押して左側挟持装置58aおよび右側挟持装置58bを駆動させて左側スポンジ54を右側スポンジ55に向かって移動させるとともに右側スポンジ55を左側スポンジ54に向かって移動させると、テープ心線1の清掃範囲Aを左側スポンジ15および下側スポンジ15でガーゼ51を介して挟むことができるようにされている(図4(b)参照)。
搬送ローラ56は、左側スポンジ54の表面上に搬送されたガーゼ51の清掃面(左側スポンジ54と反対側の面)と右側スポンジ55の表面上に搬送されたガーゼ51の清掃面(右側スポンジ55と反対側の面)とが逆になり、かつ、左側スポンジ54の表面上に搬送されたガーゼ51と右側スポンジ55の表面上に搬送されたガーゼ51とが共に心線1aの末端から先端に向けて搬送されるように、ガーゼ51をガーゼ供給ボビン52から浸透用タンク63および左側スポンジ54の表面上を順に通過させガーゼ巻取ボビン53の周りを通過させて右側スポンジ55の表面上を通過させたのちにガーゼ巻取ボビン53に搬送するガーゼ搬送路を形成する。
搬送ローラ56の具体的な取付位置は、以下のとおりである。
(1)2個の搬送ローラ56が、ガーゼ供給ボビン52から浸透用タンク63内を経由したのちにガーゼ供給ボビン52よりもホルダー保持部材59側を通って左側スポンジ54の表面上にガーゼ51を搬送するように、下部カバー50b内のガーゼ供給ボビン52よりもホルダー保持部材59側に取り付けられている。
(2)5個の搬送ローラ16が、左側スポンジ54の表面上から出たガーゼ51をガーゼ巻取ボビン53の周りをほぼ3/4周させ右側スポンジ55の表面上を直線的に通過させたのちにガーゼ巻取ボビン53に搬送するように、下部カバー50b内のガーゼ巻取ボビン53よりもホルダー保持部材59と反対側に3個およびホルダー保持部材59側に2個取り付けられている。
これにより、左側スポンジ54の表面上に搬送されたガーゼ51の清掃面をガーゼ51の表面とすると、右側スポンジ55の表面上に搬送されたガーゼ51の清掃面をガーゼ51の裏面にすることができるため、常にガーゼ51のきれいな面でテープ心線1の清掃範囲Aを挟んで清掃することができる。
また、左側スポンジ54の表面上に搬送されたガーゼ51と右側スポンジ55の表面上に搬送されたガーゼ51との搬送方向を同じにすることができるため、ガーゼ51によって挟まれた心線1aには同じ向きの力が働くので、上記の特許文献1記載の携帯型光ファイバ端末処理機のように心線1aが捻じられることはない。
さらに、上記の特許文献1記載の携帯型光ファイバ端末処理機のようにガーゼ51を右側スポンジ55において交差させてガーゼ巻取ボビン53で巻き取る必要がないため、下部カバー50bの深さ(図4の紙面と垂直方向の長さ)を約半分にすることができるので、装置の小型化が図れる。
駆動ボタン57は、左側挟持装置58aおよび右側挟持装置58bを駆動するためのものであり、下部カバー50bのホルダー保持部材59が取り付けられた側面と反対側の側面の外側に取り付けられている。
左側挟持装置58aおよび右側挟持装置58bは、駆動ボタン57が押されると左側スポンジ54および右側スポンジ55をテープ心線1の清掃範囲Aを挟む方向にそれぞれ移動させ、次に駆動ボタン57が押されると左側スポンジ54および右側スポンジ55をテープ心線1の清掃範囲Aから離れる方向にそれぞれ移動させるためのものである。
ホルダー保持部材59は、ファイバホルダー2を挟んで保持することによりテープ心線1の清掃範囲Aの位置合せを容易にするためのものであり、下部カバー50bの側面の中央部の内側に取り付けられている。
清掃液モータ61は、清掃液タンク62に蓄えられている清掃液を、清掃液タンク62と清掃液モータ61およびパイプを介して連通された浸透用タンク63に供給(補充)するためのものである。
残量センサ64は、清掃液タンク62に蓄えられている清掃液の残量を検出して、検出した残量を示す残量信号を制御部71に出力する。
制御部71は、ボビンモータおよび清掃液モータ61の駆動制御や表示部72の表示制御などをするためのものである。
制御部71は、駆動ボタン57が押されて左側スポンジ54および右側スポンジ55がテープ心線1の清掃範囲Aを挟む方向に移動させられると、ボビンモータを3〜5回ほど間欠的に駆動する。このとき、1回当りのボビンモータの駆動時間は、たとえばテープ心線1の清掃範囲Aの長さの2〜5倍程度の長さのガーゼ51をガーゼ巻取ボビン53で巻き取れる時間とされている。
また、制御部71は、ボビンモータを駆動するたびに(または、数回ほど駆動するたびに)清掃液モータ61を駆動して、清掃液タンク62から浸透用タンク63に清掃液を供給(補充)する。
さらに、制御部71は、残量センサ64からの残量信号に応答して、残量や残量が少ない旨を示すアラームなどを、下部カバー50bの図4(b)図示下側の側面の外側に取り付けられた表示部72に表示させる。
乾電池73は、ボビンモータ、左側挟持装置58a、右側挟持装置58b、清掃液モータ61、制御部71および表示部72を動作させるための電源である。
2個のボビン支持部材81は、図4(a)に示すように、上部カバー50a内のガーゼ供給ボビン52およびガーゼ巻取ボビン53の中心軸がそれぞれ挿入される位置に取り付けられている。
また、複数個の搬送ローラ支持部材82は、上部カバー50a内の複数個の搬送ローラ56の一端がそれぞれ挿入される位置に取り付けられている。
これにより、上部カバー50aを下部カバー50bに被ると、ガーゼ供給ボビン52およびガーゼ巻取ボビン53の中心軸の一端は2個のボビン支持部材81によって回転可能にそれぞれ支持されるとともに、複数個の搬送ローラ56の一端は複数個の搬送ローラ支持部材82によって回転可能にそれぞれ支持される。
次に、光ファイバ心線清掃器具50を使用したクリーニング工程について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
作業員は、テープ心線1の幅方向が下部カバー50bの底面に対して垂直になるようにファイバホルダー2をホルダー保持部材59によって保持させることにより、ファイバホルダー2にセットされたテープ心線1を、テープ心線1の清掃範囲Aが左側スポンジ54と右側スポンジ55との間に位置するように光ファイバ心線清掃器具50に取り付ける(ステップS21)。
続いて、作業員は、上部カバー50aを下部カバー50bに被せて固定したのち、駆動ボタン57を押す(ステップS22)。
これにより、左側挟持装置58aおよび右側挟持装置58bが駆動されて、左側スポンジ54および右側スポンジ55がテープ心線1の清掃範囲Aに向かって移動し、テープ心線1の清掃範囲Aが左側スポンジ54と右側スポンジ55とでガーゼ51を介して挟まれる。
制御部71は、駆動ボタン57が押されると、左側スポンジ54および右側スポンジ55の移動後にボビンモータを3回だけ間欠的に駆動する。
これにより、左側スポンジ54の表面上のガーゼ51および右側スポンジ54の表面上のガーゼ51が心線1aの末端から先端に向けてテープ心線1の清掃範囲Aを3回ほど擦って移動するため、清掃液が付いたガーゼ51によってテープ心線1の清掃範囲Aが清掃される。
また、制御部71は、ボビンモータを駆動するたびに清掃液モータ61を駆動して、清掃液用タンク62から浸透用タンク63に清掃液を供給(補充)する(以上、ステップS23)。
ボビンモータ3回だけ間欠的に駆動されると、作業員は、駆動ボタン57を押す(ステップS24)。
これにより、左側挟持装置58aおよび右側挟持装置58bが駆動されて、左側スポンジ54および右側スポンジ55がテープ心線1の清掃範囲Aから離れる方向に移動し、ガーゼ51がテープ心線1の清掃範囲Aから離れる。
続いて、作業員は、ファイバホルダー2をホルダー保持部材59から引き抜いて、ファイバホルダー2にセットされたテープ心線1を光ファイバ心線清掃器具50から取り出す(ステップS25)。
以降、他に清掃するテープ心線1がある場合には、作業員はステップS21〜S25の動作を繰り返す(ステップS26)。
以上では、4心の光ファイバテープ心線を例として説明したが、4心以外の光ファイバテープ心線や単心光ファイバについても、ガーゼ11,51、ガーゼ供給ボビン12,52、ガーゼ巻取ボビン13,54、上側スポンジ14、下側スポンジ15、左側スポンジ54、右側スポンジ55および搬送ローラ16,16a,16b,56の幅を光ファイバテープ心線および単心光ファイバの幅に応じて変えることにより、同様にして本発明による光ファイバ心線清掃器具を構成することができる。
また、清掃液が付いていないガーゼ11,51の代わりに、清掃液が付いたガーゼを使用する場合には、清掃液モータ21,61と清掃液タンク22,62と浸透用タンク23,63と残量センサ64とはなくてもよい。
さらに、図4(b)に示したホルダー保持部材59は、下部カバー50bの内側に取り付けたが、下部カバー50bの外側に取り付けてもよい。
1 テープ心線
1a 心線
1b 被覆
2 ファイバホルダー
10,50 光ファイバ心線清掃器具
10a 本体上部
10b 本体下部
10c 支持軸
11,51 ガーゼ
12,52 ガーゼ供給ボビン
13,53 ガーゼ巻取ボビン
14 上側スポンジ
15 下側スポンジ
16,16a,16b,56 搬送ローラ
17,57 駆動ボタン
18 突出装置
19a 上側接点
19b 下側接点
21,61 清掃液モータ
22,62 清掃液タンク
23,63 浸透用タンク
31,71 制御部
32 接触センサ部
33,73 乾電池
50a 上部カバー
50b 下部カバー
54 左側スポンジ
55 右側スポンジ
58a 左側挟持装置
58b 右側挟持装置
59 ホルダー保持部材
64 残量センサ
72 表示部
81 ボビン支持部材
82 搬送ローラ支持部材
A 清掃範囲
W 幅
S11〜S17,S21〜S26 ステップ

Claims (4)

  1. 両端が本体上部(10a)の末端部の両側面にそれぞれ取り付けられた支持軸(10c)を中心軸として該本体上部を本体下部(10b)に向けて回動させることにより閉じられるステープラー・タイプの、かつ、光ファイバ融着接続作業において被覆(1b)除去後の露出された心線(1a)を清掃するための光ファイバ心線清掃器具(10)であって、
    ガーゼ(11)が巻かれたガーゼ供給ボビン(12)と、
    ボビンモータで回転される、かつ、前記ガーゼを巻き取るためのガーゼ巻取ボビン(13)と、
    前記露出された心線の清掃時に前記ガーゼを介して該露出された心線全体を挟むための第1および第2の心線清掃手段(14,15,18)と、
    前記第1および第2の心線清掃手段における前記ガーゼの清掃面が逆になり、かつ、該第1および第2の心線清掃手段における該ガーゼが共に前記露出された心線の末端から先端に向けて搬送されるように、該ガーゼを前記ガーゼ供給ボビンから該第1の心線清掃手段(15)、該第2の心線清掃手段(14,18)および前記ガーゼ巻取ボビンの順に搬送させるための複数個の搬送ローラ(16,16a,16b)と、
    前記露出された心線の清掃時に前記第2の心線清掃手段を駆動して前記ガーゼを介して該露出された心線全体を挟ませる駆動ボタン(17)と、
    前記光ファイバ心線清掃器具が閉じられているか否かを検出するための上側接点(19a)および下側接点(19b)と、
    該上側接点と該下側接点とが接触したことを検出すると接触検出信号を出力する接触センサ部(32)と、
    該接触センサ部から前記接触検出信号が入力されると前記ボビンモータを間欠的に駆動して前記ガーゼを巻き取らせる制御部(31)とを具備し、
    前記第1の心線清掃手段が、前記本体下部内の先端部に取り付けられた下側スポンジ(15)を備え、
    前記第2の心線清掃手段が、前記本体上部内の先端部に取り付けられた突出装置(18)と、該突出装置が前記駆動ボタンによって駆動されると該本体上部内部から突出するように該突出装置に取り付けられた上側スポンジ(14)とを備える、
    ことを特徴とする、光ファイバ心線清掃器具。
  2. 前記ガーゼを清掃液に浸すための浸透用タンク(23)をさらに具備し、
    前記複数個の搬送ローラが、前記ガーゼを前記ガーゼ供給ボビンから前記浸透用タンク、前記第1の心線清掃手段、前記第2の心線清掃手段および前記ガーゼ巻取ボビンの順に搬送させる、
    ことを特徴とする、請求項1記載の光ファイバ心線清掃器具。
  3. 前記浸透用タンクに前記清掃液を供給するための清掃液供給手段(21,22)をさらに具備し、
    前記制御部が、前記ガーゼ巻取ボビンが所定の回数だけ駆動されると前記清掃液供給手段から前記浸透用タンクに前記清掃液を供給させる、
    ことを特徴とする、請求項2記載の光ファイバ心線清掃器具。
  4. 前記ガーゼ供給ボビンが、前記本体下部内の末端側に取り付けられており、
    前記ガーゼ巻取ボビンが、前記本体下部内の前記ガーゼ供給ボビンよりも先端側に取り付けられており、
    前記複数個の搬送ローラが、前記ガーゼを前記ガーゼ供給ボビンから前記浸透用タンク、前記下側スポンジの表面上および前記ガーゼ巻取ボビンと該ガーゼ供給ボビンとの間の順に通過させて前記本体上部の先端部に搬送させたのちに搬送方向を逆にして前記上側スポンジの表面上を通過させて該ガーゼ巻取ボビンに搬送するガーゼ搬送路を形成するように該本体上部内および前記本体下部内に取り付けられており、
    前記上側接点が、前記本体上部の下面の前記上側スポンジよりも前記ガーゼ巻取ボビン側に取り付けられており、
    前記下側接点が、前記本体下部の上面の前記光ファイバ心線清掃器具を閉じたときに前記上側接点と接触する位置に取り付けられている、
    ことを特徴とする、請求項2または3記載の光ファイバ心線清掃器具。
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