JP5481041B2 - 故障判定装置 - Google Patents
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Description
昇圧回路30は、コイルLの一方の端子をバッテリに接続している。他方の端子は、nMOS31のドレイン、及びダイオードDのアノード端子に接続している。ダイオードDのカソード端子側は、コンデンサCと、バックライト40の高圧側端子Sとに接続している。コンデンサCは、バックライト40に供給される電圧の平滑用として用いられる。
また、バックライト40の低圧側端子Tには、フィルタ回路50が接続され、フィルタ回路50の出力がマイコン10のA/D((Analogue/Digital)入力ポート11に入力される。フィルタ回路50は、抵抗RとコンデンサCとを備えるローパスフィルタである。
nMOS31がオンになると、バッテリからの電流がコイルLに流れ、コイルLにエネルギーが蓄積される。その後、nMOS31がオフになるとコイルLに逆起電力、すなわち昇圧電圧が発生する。コイルLで発生した昇圧電圧はダイオードDを介して平滑コンデンサCを充電する。この昇圧動作が高周波で繰り返され、平滑コンデンサCに出力電圧が発生する。この出力電圧によってバックライト40のLEDに電流が流れる。バックライト40のLEDに電流を流すときには、定電流源21がバックライト40に流れる電流量が一定となるように制御する。
第1に、バックライト40の低圧側端子Tの電圧をマイコン10に入力する場合、フィルタ処理や分圧処理によって加工した電圧をマイコン10に入力する。このとき、マイコン10がスイッチングパルスの立ち上がりに同期して低圧側端子Tの電圧をモニタすると、低圧側端子Tの電圧が安定した状態となるまでに時間がかかり、マイコン10の処理が待たされるという問題が生じる。マイコン10の処理に待ち時間が発生すると、他の処理に影響が出る。例えば、液晶パネルのタッチ操作に応じた操作に遅れが生じる。
モニタ信号は、バックライト40の低圧側端子Tの電圧をフィルタ回路50でフィルタ処理した信号である。また、温度センサ60は、バックライト40やマイコン10の周囲の温度を測定し、測定した温度をマイコン10に出力する。
なお、バックライト40の低圧側端子Tは、バックライト40とバックライト40を定電流駆動する定電流源21との接続ノードである。
図4(A)では、マイコン10が駆動部20に出力する制御信号の立ち上がりタイミングを開始タイミングとして、マイコン10のA/D入力ポート11に入力されるモニタ信号が安定した電圧レベルになったときに、マイコン10がモニタ信号を取り込む場合を示している。安定した電圧レベルとは、モニタ信号の電圧レベルが設定されたしきい値電圧以下となり、しきい値電圧以下の電圧レベルを所定時間以上維持した場合をいう。
図4(A)に示すように、制御信号の立ち上がりタイミングを開始タイミングとすると、マイコン10はモニタ信号の電圧レベルが安定するまで待機しなければならず、マイコン10の処理が遅れるという問題が生じる。
そこで、本実施例のマイコン10は、図4(B)に示すように、制御信号の立ち下がりタイミングに同期して、A/D入力ポート11に入力されるモニタ信号を取得する。
制御信号が立ち下がるときには、モニタ信号の電圧レベルは安定した状態にあるので、マイコン10は待機することなくモニタ信号を取得することができる。
マイコン10は、まず、制御信号の立ち下がりタイミングになると(ステップS1/YES)、A/D入力ポート11に入力されるモニタ信号を取得する(ステップS2)。
次に、マイコン10は、取得したモニタ信号の電圧レベルと、LEDの異常を判定する第1異常判定しきい値とを比較する(ステップS3)。モニタ信号の電圧レベルが第1異常判定しきい値よりも低い場合には(ステップS3/YES)、マイコン10は、バックライト40のLEDに故障は発生していないと判定して、異常レベルバッファのカウント値を[1]減算する(ステップS4)。異常レベルバッファは、バックライト40の異常を判定するためのカウンタであって、モニタ信号の電圧レベルが異常を判定する第1異常判定しきい値以上である場合にカウントアップされる。また、ステップS4で異常レベルバッファの値が[0]である場合には、減算は行わない。異常レベルバッファのカウント値を減算すると(ステップS4)、マイコン10は、バックライト40の通常制御を行う(ステップS5)。
なお、バックライト40のLEDに故障が発生すると、故障したLEDでの電圧降下が発生しなくなり、バックライトの低圧側端子Tに生じる電圧が高くなる。例えば、バックライト40のLEDに故障が発生していない場合には、バックライト40の低圧側端子Tの電圧は1[V]程度となるが、LEDの1つが故障すると、この故障したLEDでの電圧降下が発生せず、バックライト40の低圧側端子Tの電圧は7〜8[V]程度になる。また、故障が発したLEDの個数が多くなれば多くなるほど、バックライト40の低圧側端子Tの電圧は高くなる。
そこで、マイコン10は、異常レベルバッファに加算する加算値を制御信号のONデューティに応じたものとする。マイコン10は、制御信号のONデューティが30%未満であった場合には、異常レベルバッファの値を[1]加算する(ステップS9)。また、制御信号のONデューティが30%以上で60%未満であった場合には(ステップS8/NO、かつS10/YES)、マイコン10は、異常レベルバッファの値を[2]加算する。また、制御信号のONデューティが60%以上であった場合には(ステップS10/NO)、マイコン10は異常レベルバッファの値を[3]加算する(ステップS12)。
図5に示す区間(b)では制御信号号のONデューティが60%以上(90%)であるので、図5(D)に示すように異常レベルバッファのカウント値を[3]加算している。また、区間(c)では、制御信号のONデューティが30%未満(25%)であるので、異常レベルバッファのカウント値を[1]加算している。また、区間(d)では、制御信号のONデューティが30%以上で60%未満(50%)であるので、異常レベルバッファのカウント値を[2]加算している。
なお、図5に示す区間(e)では、図5(C)に示すようにモニタ信号の電圧レベルが第2異常判定しきい値を超えたため、異常確定2の制御が行われたことを示している。
また、異常レベルバッファのカウント値が10以上であった場合には(ステップS15/NO)、マイコン10は異常確定2の制御を行う(ステップS16)。
また、モニタ信号のONデューティが30%以上であった場合(ステップS17/NO)、マイコン10は、温度センサ60で測定されるバックライト40やマイコン10の周囲の温度が85℃以下であるか否かを判定する(ステップS18)。バックライト40やマイコン10の周囲の温度が85℃よりも大きくなると(ステップS18/YES)、マイコン10は危険度が高いと判定して異常確定2の制御を行う(ステップS16)。また、バックライト40やマイコン10の周囲の温度が85℃以下であった場合には(ステップS18/NO)、マイコン10は異常確定1の制御を行う(ステップS19)。
異常確定1の制御には、例えば、制御信号のONデューティの上限を30%に固定する、制御信号のONデューティを半分にする、異常確定1の制御に入ったときの制御信号のONデューティによって以降のONデューティを変更する、等が挙げられる。
例えば、異常が確定したときの制御信号のONデューティが50%未満であれば、異常確定後の制御信号のONデューティを10%とし、異常が確定したときの制御信号のONデューティが50%以上であれば、異常確定後の制御信号のONデューティを30%とする。
従って、LEDを点灯させる制御信号のONデューティをLEDの故障度合いに応じて変更したり、マイコン10やLEDに発火や発煙の危険性があると判定した場合には、速やかにLEDを消灯させることができる。
20 駆動部
21 定電流源
30 昇圧回路
40 バックライト
50 フィルタ回路
60 温度センサ
Claims (9)
- 定電流駆動される負荷の故障度合いを判定する故障判定装置であって、
前記負荷に駆動電源が供給されているときに、該負荷の下流側の端子電圧を入力してフィルタ処理を施すフィルタ手段と、
前記負荷への前記駆動電源の供給を前記負荷に流す電流量を制御することによって制御する制御信号の信号レベルが、電源供給の許可を示す信号レベルから、電源供給の停止を示す信号レベルに遷移するタイミングに同期して、前記フィルタ処理後の前記端子電圧の電圧レベルを取得する制御手段とを有し、
前記制御手段は、取得した前記端子電圧の電圧レベルに基づいて前記制御信号を生成する信号生成手段を含むことを特徴とする故障判定装置。 - 前記制御手段は、
前記制御信号のオンデューティに従って前記負荷に駆動電流が供給されているときに、前記負荷の下流側の端子電圧をモニタするモニタ手段と、
前記モニタ手段によってモニタされた前記端子電圧の電圧レベルにより前記負荷の故障度合いを判定する判定手段とをさらに含み、
前記信号生成手段は、前記負荷の故障度合いに応じて前記制御信号のデューティ比を制御することを特徴とする請求項1記載の故障判定装置。 - 前記判定手段は、前記負荷の故障度合いと前記制御信号のデューティ比とに基づいて、故障による危険度を判定し、
前記信号生成手段は、前記危険度に基づいて前記制御信号のデューティ比を制御することを特徴とする請求項2記載の故障判定装置。 - 前記制御手段は、
前記モニタ手段によってモニタされた前記端子電圧の電圧レベルが第1しきい値よりも高くなった回数をカウントするカウント手段をさらに含み、
前記判定手段は、前記カウント手段のカウント値が所定回数を超えた場合に前記負荷に故障が発生していると判定し、
前記信号生成手段は、前記制御信号のオンデューティを、前記判定手段で故障が発生していると判定された時の制御信号のオンデューティよりも小さく変更することを特徴とする請求項2又は3記載の故障判定装置。 - 前記判定手段は、前記モニタ手段によってモニタされた前記端子電圧の電圧レベルが第2しきい値よりも高い場合に前記負荷に重度の故障が発生していると判定し、
前記信号生成手段は、オンデューティが0%の制御信号を生成する、又は前記制御信号の生成を停止することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項記載の故障判定装置。 - 前記カウント手段は、前記モニタ手段によってモニタされた前記端子電圧の電圧レベルが前記第1しきい値よりも高くなったときの前記制御信号のオンデューティに応じて、加算するカウント値を変更することを特徴とする請求項4記載の故障判定装置。
- 前記判定手段は、前記負荷の周囲の温度を測定する温度センサの測定温度に基づいて、前記制御信号のデューティ比を制御することを特徴とする請求項2から6のいずれか一項記載の故障判定装置。
- 前記モニタ手段は、前記制御信号の信号レベルが、前記負荷への駆動電流の供給を許可する信号レベルから、前記駆動電流を停止させる信号レベルに遷移するタイミングに同期して、前記フィルタ処理後の前記端子電圧の電圧レベルをモニタすることを特徴とする請求項2から7のいずれか一項記載の故障判定装置。
- 前記下流側の端子電圧は、前記負荷と前記負荷を定電流駆動する定電流ドライバとの接続ノードにおける端子電圧であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の故障判定装置。
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