JP4385717B2 - 昇圧dc−dcコンバータを用いた電源装置および故障検出制御方法 - Google Patents

昇圧dc−dcコンバータを用いた電源装置および故障検出制御方法 Download PDF

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携帯電話機などの携帯型通信機器に使用される昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置および故障検出制御方法に関する。
今日、携帯電話機などの携帯型通信機器において、高性能化および、多機能化が進み、電力消費量も増大の一途をたどっている。また、そのため、機器で使用するLCD画面も大きくなってきている。LCD画面が大きくなることにより、ユーザにバックライトによる画面を鮮明に見せるために、昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置において駆動電圧を高くし、動作電流を多く流さなければならないという問題がある。
携帯電話機などの携帯型通信機器において、LCDのバックライトには、昇圧DC−DCコンバータなどを用いて10V以上の高電圧を発生させて、駆動させるタイプのものが普及してきている。
LCDのバックライトの駆動電圧を高く設定することにより、オープンもしくは短絡などの故障時に高電圧になったり、大電流が流れたりする恐れがある。従って、短絡故障や、オープン故障などの故障モードに対する措置が必要となってきている。また、この高電圧をモニタするには、耐圧が高い部品が必要となり、コストが高くなる問題がある。
従来の技術として、回路の短絡時の保護回路として、以下の特許文献がある。
特開平7−194100号公報 特開平9−215317号公報
特許文献1では、昇圧型DC−DCコンバータの出力スイッチ装置が開示されている。この装置においては、負荷短絡から回路を保護するために、昇圧型DC−DCコンバータ手段と負荷との間に出力をオン/オフするスイッチング制御手段を備え、負荷が短絡したとき、昇圧型DC−DCコンバータ手段の動作が停止したことを検出してスイッチング制御手段をオフして、回路全体の短絡に対する保護をしている。
また、特許文献2では、チョッパ回路の出力短絡時、チョッパ回路の動作を瞬時に停止させることができる短絡保護回路が開示されている。第二の抵抗と第一のダイオードとの接続点における電圧が、チョッパ回路の電源電圧として供給され、チョッパ回路の出力端において出力短絡が発生すると、接続点における電圧が、第一のダイオードおよび第三の抵抗を介して0Vに引き込まれ、チョッパ回路の動作を瞬時に停止するとしている。
しかしながら、特許文献1および2においては、短絡時の保護を目的とし、オープン時の保護については、記述されていない。
次に、他の従来例を説明する。図11は、従来の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置の構成を示すブロック図である。この電源装置は、LCDのバックライト用の電源装置である。
図11に示すように、従来の電源装置は、昇圧DC−DCコンバータ11、電池パック2、チョークコイル3、整流ダイオード4、Pch−MOSFET5、コンデンサ6、電流制限抵抗8とを有し構成されている。図11において、LED7は、LCD用のバックライトであり、LED7の電源を生成するのが昇圧DC−DCコンバータ11であり、PWMタイプもしくはVFMタイプのものである。
電源電圧のON/OFF制御および出力ラインが短絡したときの保護用にPch−MOSFET5が使われ、リップル除去用にコンデンサ6が使われる。電流制限抵抗8は電流制御用である。
また、昇圧DC−DCコンバータ11は、昇圧DC−DCコンバータ11の駆動用のNch−MOSFET101、それを駆動させるためのロジック回路102と、昇圧DC−DCコンバータ11の出力のON/OFF制御回路103と、PWM制御およびVFM制御用回路104と、発振回路105と、負荷が過大になったときの保護機能を有するリミット検出回路106と、基準電源110と、コンパレータ111とを有し構成されている。
図12は、従来の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置の動作を示すフローチャートである。図12を参照し、従来の電源装置の動作を説明する。
従来の電源装置の通常動作においては、昇圧DC−DCコンバータ11の動作がONすると(ステップB1)、Pch−MOSFET5がONし(ステップB2)、PWMもしくはVFMの動作が始まる(ステップB3)。リミット検出回路106がNch−MOSFET101の動作を見ながら、保護機能が働かなければ(ステップB4のNo)、コンパレータ111が、フィードバック電圧を参照しながら電流もしくは電圧が一定になるようにフィードバックし(ステップB5)、PWM/VFM動作を継続する(ステップB3)。
図13は、従来の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置の動作時の波形を示すタイミングチャートである。通常動作時においては、図13の(a)に示すタイミング波形となる。
また、図12において、PWM/VFM動作中に(ステップB3)、過大負荷によりフィードバックの電圧が降下し、もしくは故障によりフィードバック電圧が降下し、Nch−MOSFET101に過大電流が流れるのを防ぐために、リミット検出回路106が動作した場合(ステップB4のYes)、昇圧DC−DCコンバータ11は、動作を完全に停止しラッチ状態になる(ステップB6)、すなわち、Pch−MOSFET5がOFFになる。もしくは、一定時間昇圧DC−DCコンバータ11を停止する、すなわち、Pch−MOSFET5がOFFになる(ステップB7)。その後昇圧DC−DCコンバータ11を再起動するためにステップB1に戻る。
図13の(b)に、故障動作時のタイミング波形を示し、出力ラインが短絡した場合と、出力ラインがオープンになった場合の両方の波形を示している。このとき、フィードバックの電圧が上がらないため、その電圧を上げるために、Nch−MOSFET101の引き込み電流を多くして出力電圧を昇圧しようとするが、リミット検出回路106が動作してしまうため、昇圧DC−DCコンバータ11がOFFしている。このとき、短絡であれば電圧は上がらないが、短絡の大電流による発熱によって周辺部品の破壊の可能性がある、オープンであれば、負荷が無いために、電圧が上がり続け、外付け部品の定格を超えてしまう恐れがある。
実際動作として、リミット検出されてから、昇圧DC−DCコンバータ11が停止するまでには、オーバシュートを許容するために、少しの遅延があるため、その間に電圧が上昇する可能性がある。また、故障による昇圧DC−DCコンバータ11の停止の場合、再びONするときは、同じ様にリミット検出回路106が動作するために、外付け部品に対してのストレスが考えられる。
図14は、従来の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置のフィードバックラインがオープンになった場合の波形を示すタイミングチャートである。このフィードバックラインとは、電流制限抵抗8の上からコンパレータ111へのラインである。図14に示すように、フィードバックラインが不定になるため、出力電圧も不定になる。また、偶然、フィードバック電圧が低くなり、リミットが検出された場合、昇圧DC−DCコンバータ11は停止する。この場合、故障によるリミット検出か、高負荷によるリミット検出かは、判断できない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、LCDバックライトに故障が生じた場合や回路の接続において故障が生じた場合、その故障を検出し、CPUなどの制御ブロックに知らせるとともに動作を停止し、高電圧による周辺部品の破壊、もしくは短絡による大電流での発熱が生じないよう制御し、安全性を確保することのできる昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置および故障検出制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、LCDのバックライトに電源を供給する昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置であって、電源装置は、昇圧DC−DCコンバータと、電池パックのエネルギーを蓄えるチョークコイルと、電源電圧のON/OFF制御を行いかつ出力ラインの保護用であるPch−MOSFETと、電流制御用の抵抗と、を有し、電源装置は、バックライトと抵抗との間から昇圧DC−DCコンバータへのフィードバックの電圧を生成し、バックライトの駆動を定電流で制御し、昇圧DC−DCコンバータは、昇圧DC−DCコンバータの駆動用の駆動用Nch−MOSFETと、PWM制御およびVFM制御用回路と、駆動用Nch−MOSFETの出力を検知することにより負荷のリミットを検出し、該負荷が過大になったときの保護機能を有するリミット検出回路と、電荷の引き込み用の引き込み制御回路と、フィードバックの電圧がGNDレベルになっていないかを検出するためのディテクタと、リミット検出回路からのリミット信号およびディテクタからの検出信号を受けて故障検出信号を制御部に送る故障検出回路と、フィードバックの電圧を参照し、電圧または電流が一定になるようにPWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックするコンパレータと、を有し、引き込み制御回路と、ディテクタと、コンパレータとは昇圧DC−DCコンバータのフィードバックラインに配置され、引き込み制御回路は電流制限抵抗と制御Nch−MOSFETとを有し構成され、昇圧DC−DCコンバータが立ち上がると、Pch−MOSFETをONし、電圧を昇圧するために、チョークコイルに蓄えられたエネルギーを入力電源にのせるため、駆動用Nch−MOSFETをPWMまたはVFM動作させ、リミット検出回路がリミットを検出しない場合、コンパレータがフィードバック電圧を参照し、電流が一定になるようにPWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックし、通常動作が行われ、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、リミット検出回路がリミットを検出しかつディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、出力ラインがオープンまたは短絡したと判断し、故障検出回路が故障検出信号を制御部に送り、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止し、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、リミット検出回路がリミットを検出したがディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをONし、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、フィードバックラインがオープンしたと判断し、故障検出回路が故障検出信号を制御部に送り、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止し、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、リミット検出回路がリミットを検出したがディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをONし、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、高負荷と判断し、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをOFFし、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、電源装置は、さらに2個の抵抗を有し、出力電圧を2個の抵抗により分圧し、フィードバックの電圧を生成し、コンパレータがフィードバック電圧を参照し、電圧が一定になるようにPWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックしLCDのバックライトの駆動を定電圧で行うことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、昇圧DC−DCコンバータが立ち上がると、Pch−MOSFETをONし、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをONし、電圧を昇圧するために、チョークコイルに蓄えられたエネルギーを入力電源にのせるため、駆動用Nch−MOSFETをPWMまたはVFM動作させ、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをOFFし、リミット検出回路がリミットを検出しない場合、コンパレータがフィードバック電圧を参照し、電流または電圧が一定になるようにPWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックし、通常動作が行われ、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをOFFし、リミット検出回路がリミットを検出し、かつディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した場合、出力ラインがオープンまたは短絡したと判断し、故障検出回路が故障検出信号を制御部に送り、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止し、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをOFFし、リミット検出回路がリミットを検出し、かつディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった場合、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをONし、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、フィードバックラインがオープンしたと判断し、故障検出回路が故障検出信号を制御部に送り、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止し、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをOFFし、リミット検出回路がリミットを検出し、かつディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった場合、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをONし、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、高負荷と判断し、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止し、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、リミット検出回路のリミットを下げ、リミット検出回路がリミットを検出した時に、通常の故障と判断し、故障検出回路が故障検出信号を制御部に送り、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の発明において、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、通常の故障と判断し、故障検出回路が故障検出信号を制御部に送り、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、故障検出回路は、故障信号をPch−MOSFETのON/OFFを制御する制御回路に送り、昇圧DC−DCコンバータを停止することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、LCDのバックライトに電源を供給する昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置における故障検出制御方法であって、電源装置は、昇圧DC−DCコンバータと、電池パックのエネルギーを蓄えるチョークコイルと、電源電圧のON/OFF制御を行いかつ出力ラインの保護用であるPch−MOSFETと、電流制御用の抵抗と、を有し、電源装置は、バックライトと抵抗との間から昇圧DC−DCコンバータへのフィードバックの電圧を生成し、バックライトの駆動を定電流で制御し、昇圧DC−DCコンバータは、昇圧DC−DCコンバータの駆動用の駆動用Nch−MOSFETと、PWM制御およびVFM制御用回路と、駆動用Nch−MOSFETの出力を検知することにより負荷のリミットを検出し、該負荷が過大になったときの保護機能を有するリミット検出回路と、電荷の引き込み用の引き込み制御回路と、フィードバックの電圧がGNDレベルになっていないかを検出するためのディテクタと、リミット検出回路からのリミット信号およびディテクタからの検出信号を受けて故障検出信号を制御部に送る故障検出回路と、フィードバックの電圧を参照し、電圧または電流が一定になるようにPWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックするコンパレータと、を有し、引き込み制御回路と、ディテクタと、コンパレータとは昇圧DC−DCコンバータのフィードバックラインに配置され、引き込み制御回路は電流制限抵抗と制御Nch−MOSFETとを有し構成され、故障検出制御方法は、昇圧DC−DCコンバータが立ち上がると、Pch−MOSFETをONする工程と、電圧を昇圧するために、チョークコイルに蓄えられたエネルギーを入力電源にのせるため、駆動用Nch−MOSFETをPWMまたはVFM動作させる工程と、リミット検出回路がリミットを検出する工程と、リミット検出回路がリミットを検出しない場合、コンパレータがフィードバック電圧を参照し、電流が一定になるようにPWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックし、通常動作が行われる工程と、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、リミット検出回路がリミットを検出しかつディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出する工程と、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、出力ラインがオープンまたは短絡したと判断する工程と、故障検出回路が故障検出信号を制御部に送る工程と、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程と、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、リミット検出回路がリミットを検出したがディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出する工程と、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをONする工程と、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出する工程と、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出とした時に、フィードバックラインがオープンしたと判断する工程と、故障検出回路が故障検出信号を制御部に送る工程と、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程と、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、リミット検出回路がリミットを検出したがディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出する工程と、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをONする工程と、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出する工程と、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、高負荷と判断する工程と、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをOFFする工程と、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程とを有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、電源装置は、さらに2個の抵抗を有し、出力電圧を2個の抵抗により分圧し、フィードバックの電圧を生成し、コンパレータがフィードバック電圧を参照し、電圧が一定になるようにPWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックしLCDのバックライトの駆動を定電圧で行うことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7または8に記載の発明において、昇圧DC−DCコンバータが立ち上がると、Pch−MOSFETをONする工程と、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをONし、電圧を昇圧するために、チョークコイルに蓄えられたエネルギーを入力電源にのせるため、駆動用Nch−MOSFETをPWMまたはVFM動作させる工程と、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをOFFする工程と、リミット検出回路がリミットを検出しない場合、コンパレータがフィードバック電圧を参照し、電流または電圧が一定になるようにPWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックし、通常動作が行われる工程と、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをOFFする工程と、リミット検出回路がリミットを検出し、かつディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した場合、出力ラインがオープンまたは短絡したと判断する工程と、故障検出回路が故障検出信号を制御部に送り、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程と、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをOFFする工程と、リミット検出回路がリミットを検出し、かつディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった場合、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをONする工程と、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、フィードバックラインがオープンしたと判断する工程と、故障検出回路が故障検出信号を制御部に送る工程と、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程と、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをOFFする工程と、リミット検出回路がリミットを検出し、かつディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった場合、引き込み制御回路の制御Nch−MOSFETをONする工程と、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、高負荷と判断する工程と、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程と、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、リミット検出回路のリミットを下げる工程と、リミット検出回路がリミットを検出した時に、通常の故障と判断する工程と、故障検出回路が故障検出信号を制御部に送る工程と、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程とを有することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8に記載の発明において、昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、通常の故障と判断する工程と、故障検出回路が故障検出信号を制御部に送る工程と、昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程とをさらに有することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項6から9のいずれか1項に記載の発明において、故障検出回路が故障検出信号をPch−MOSFETのON/OFFを制御する制御回路に送る工程をさらに有し、昇圧DC−DCコンバータを停止することを特徴とする。
LCDのバックライトに電源を供給する昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置において、出力電圧のフィードバックラインに、電荷の引き込み用の引き込み制御回路と、フィードバックの電圧がGNDレベルになっていないかを検出するためのディテクタとを備え、さらに、故障を検出しその故障を制御部に送る故障検出回路を備えたことにより、電源装置内で故障が発生したことを検出し、昇圧DC−DCコンバータの制御を行い、高電圧による周辺部品の破壊、もしくは短絡による大電流での発熱が生じないよう制御し、安全性を確保した昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置を提供することができる。
図面を参照し、本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明の実施形態において、従来例と同様の機能を有する構成部分は、同じ符号を付けて説明する。
図1は、本発明の第一実施形態における定電流制御の場合の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置の構成を示すブロック図である。この電源装置は、LCDのバックライト用の電源装置である。
まず、本発明の第一実施形態における定電流制御の場合の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の定電流制御の場合の電源装置は、昇圧DC−DCコンバータ1、電池パック2、チョークコイル3、整流ダイオード4、Pch−MOSFET5、コンデンサ6、電流制限抵抗8とを有し構成されている。図1において、LED7は、LCD用のバックライトであり、LED7の電源を生成するのが昇圧DC−DCコンバータ1であり、PWMタイプもしくはVFMタイプのものである。
電源電圧のON/OFF制御および出力ラインが短絡したときの保護用にPch−MOSFET5が使われ、リップル除去用にコンデンサ6が使われる。電流制限抵抗8は電流制御用である。
また、昇圧DC−DCコンバータ1は、昇圧DC−DCコンバータ1の駆動用のNch−MOSFET101、それを駆動させるためのロジック回路102と、昇圧DC−DCコンバータの出力のON/OFF制御回路103と、PWM制御およびVFM制御用回路104と、発振回路105と、負荷が過大になったときの保護機能を有するリミット検出回路106と、電荷の引き込み用の引き込み制御回路107と、フィードバックの電圧がGNDレベルになっていないかを検出するためのディテクタ108と、リミット検出回路106およびディテクタ108で検出した信号を基に故障を制御部(図示せず)に送る故障検出回路109と、基準電源110とコンパレータ111とを有し構成されている。
駆動用のNch−MOSFET101には、高電圧がかかるので、昇圧DC−DCコンバータ1の内部ではなく、外部に外付けでもかまわない。また、引き込み制御回路107は、この場合、電流の制限抵抗と、Nch−MOSFETとで構成されている。
図1に示すように、本発明の第一実施形態の電源装置は、図11に示した従来の電源装置と比較し、電荷の引き込み用の引き込み制御回路107と、フィードバックの電圧がGNDレベルになっていないかを検出するためのディテクタ108と、故障を検出し制御部(図示せず)に送る故障検出回路109と、が新たに追加されている。
図2は、本発明の第一実施形態における定電圧制御の場合の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置の構成を示すブロック図である。図2においては、LED7の駆動を定電圧制御で行っているため、図1の定電流制御の場合と比較し、図2に示すように、抵抗9と抵抗10が追加されている。出力電圧を抵抗9と抵抗10で分圧することによって、フィードバックの電圧を生成している。
昇圧DC−DCコンバータ1の内部の構成は、図1に示す定電流制御の場合と同じである。図2に示す定電圧制御の場合、故障モードにおいて出力ラインが短絡した場合に関しては、定電流制御と同じ動作をする。ただ、LED7へのラインと、LED7と電流制限抵抗8間でのオープンもしくは、電流制限抵抗8とGND間でのオープンに関しては、LED7が点灯しないだけで、他の部品に対して、まったく影響がない。
そのため、定電圧制御の場合、昇圧DC−DCコンバータ1に関しては、外付けの部品が破壊または発熱に至ると考えられる抵抗分圧のラインがオープンになった場合、もしくはフィードバックラインがオープンになった場合のみを考える。
本発明の第一実施形態で追加したディテクタ108は、出力ラインのどこかが、オープンもしくは、GNDに短絡している場合に、フィードバックラインがGNDレベルに達するために、その電位を検出することによって、故障を検出し、昇圧DC−DCコンバータ1を停止するなどの制御を行う。また故障検出信号を故障検出回路109を介して出力することによって、制御部(CPU)(図示せず)などの電源装置の制御ブロックに通知することができる。
また、引き込み制御回路107は、フィードバックラインがオープンになった場合、フィードバックラインが不定になるために内部のNch−MOSFETをONすることによってフィードバックの電位を確認し、GNDレベルであれば、ディテクタ108が検出し、故障であることが検出される。そのためには、引き込み制御回路107のプルダウン抵抗値に関しては電流制限抵抗8に比べて大きな値が必要となる。
次に、本発明の第一実施形態における動作を説明する。すなわち、各故障モードにおける故障検出、昇圧DC−DCコンバータ1の制御に関して説明する。
ここで、故障モードとして考えられる出力ラインのオープンおよび短絡と、フィードバックラインのオープンの2通りについて考える。図3は、図1に示した定電流制御の電源装置の回路がオープンになった場合を示す故障図である。図4は、図1に示した定電流制御の電源装置のフィードバックラインがオープンになった場合を示す故障図である。図3および4において、×の箇所がオープンになったことを示している。
図3に示す電流制限抵抗8の上の部分がオープンになった場合に関しては、電流が流れないため明らかに故障していることがわかることと、フィードバック端子には出力電圧に対し、LEDの個数分だけのVfが降下した電圧が、基準電圧Vrefに等しくなるようにフィードバックされるだけなので、他の部品の破壊や発熱が無いため考えないものとする。またこの部分に関しては、コネクタや、半田ボール落ちの可能性がもっとも少ないことから、もっともオープン故障が考えにくいと思われる。
図3に示した電流制限抵抗8の上の部分を除く箇所のいずれかがオープンになった場合の動作および、図4に示したフィードバックラインがオープンになった場合をフローチャートに従って説明する。
図5は、図1に示す本発明の第一実施形態の電源装置の動作を示すフローチャートである。図5において、図3および図4に示した通常時の動作および故障時の動作を示している。図5を参照し、本発明の第一実施形態における定電流制御の場合の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置の動作を説明する。
まず、通常時の動作を説明する。昇圧DC−DCコンバータ1が立ち上がると、すなわち、昇圧DC−DCコンバータ1の動作がONになると(ステップA1)、Pch−MOSFET5をONし(ステップA2)、電圧を昇圧するため、チョークコイル3に蓄えられたエネルギーを入力電源に乗せるためにNch−MOSFET101をPWM/VFM動作させ、PWM/VFMの動作が始まる(ステップA3)。Pch−MOSFET5のONにより、LED7のアノード側に電圧が印加される。通常の動作の場合、出力電圧がLED7の個数のVf分以上に達すると、電流が流れ始め、LED7が点灯する。
定電流制御の場合、電流制限抵抗8にかかる電圧をフィードバックして一定に保つようにして、定電流制御を行っている。すなわち、リミット検出回路106がNch−MOSFET101の動作を見ながら、保護機能が働かなければ(ステップA4のNo)、コンパレータ111がフィードバック電圧を参照し、電圧/電流が一定になるようにフィードバックし(ステップA5)、ステップA3に戻り、PWM/VFM動作を続ける。
図6は、本発明の第一実施形態の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置における通常動作時の波形を示すタイミングチャートである。図6に示すように、フィードバック側の電圧が上がると、ディテクタ108が解除された状態になる。
次に、出力ラインがオープンになった場合の動作を説明する。図3に示した電流制限抵抗8の上の部分を除く箇所のいずれかがオープンになった場合について考えると、フィードバック電圧は、電流制限抵抗8がプルダウン抵抗となるために、昇圧DC−DCコンバータ1がONしていたとしても、フィードバックの電圧はGNDレベルになってしまう。そのため、昇圧DC−DCコンバータ1は、フィードバック電圧を基準電圧になるように上げようとするために、Nch−MOSFET101の引き込み電流を多くするように動作する。その結果、出力電圧が上昇しPch−MOSFET5や、Nch−MOSFET101を破壊する可能性がある。
このとき、リミット検出回路106がリミットを検出すると(ステップA4のYes)、フィードバックの電圧をモニタしているディテクタ108の状態を確認することによって、その電圧がGNDレベルであれば、故障を検出したことになり(ステップA6のYes)、故障検出回路109を介して故障検出信号をCPU(図示せず)や制御部(図示せず)に出力し(ステップA9)、昇圧DC−DCコンバータ1を停止する(ステップA10)。このことによって昇圧された出力電圧の上昇を抑え、周辺部品の破壊を防ぐことができる。
また、図3で示した電流制限抵抗8の上の部分を除く箇所がオープンではなく、短絡した場合に関しても、フィードバックの電圧がGNDレベルになるために、上記のオープン時の動作と同じになり、出力ラインへの大電流を抑えることができる。
図7は、本発明の第一実施形態の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置の出力ラインがオープンまたは短絡の場合の波形を示すタイミングチャートである。すなわち、図7は、図3に示した電流制限抵抗8の上の部分を除く箇所がオープンもしくは短絡した場合を示している。
図8は、本発明の第一実施形態の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置のフィードバックラインがオープンの場合の波形を示すタイミングチャートである。すなわち、図8は、図4に示した箇所がオープンした場合を示している。このとき、フィードバック電圧が不定になる。フィードバック電圧が、高くなれば、その電圧を下げる方向に動作するために、出力電圧は低くなり、LCD7は暗くなる方向になるが、周辺部品の破壊といったことは無くなる。しかし、フィードバック電圧が低ければ、出力電圧を高くするためにNch−MOSFET101に流し込む電流を増加させる方向になり、出力電圧は高くなっていく。
図5を参照し、フィードバックラインがオープンになった場合の動作を説明する。このとき、リミット検出回路106によってリミット検出(ステップA4のYes)されたとしても、ディテクタ108がGNDレベルを検出していない(ステップA6のNo)ことから、一度、引き込み制御回路107のNch−MOSFETをONする(ステップA7)。これにより、強制的に、フィードバックラインをプルダウンさせる。このとき、フィードバックラインがオープンであれば、電荷がすべてGNDに引き込まれるために、ラインの電圧レベルはGNDになる。そのとき、ディテクタ108においてはGNDレベルの検出がなされ(ステップA8のYes)、オープン検出されたことがわかる。そのことにより、故障検出信号を出力し(ステップA9)、昇圧DC−DCコンバータ1を停止させる(ステップA10)。
また、故障ではなく、高負荷の場合などによって、リミットが検出された場合、引き込み制御回路107のNch−MOSFETをONにしても、ディテクタ108がGNDレベルを検出しない(ステップA8のNo)。この場合、一度、引き込み制御回路107のNch−MOSFETをOFF(ステップA11)にしてから、故障検出信号を出力せずに、昇圧DC−DCコンバータ1を停止させる(ステップA10)。
図9は、図2に示した定電圧制御の電源装置のフィードバックラインがオープンになった場合を示す故障図である。図9において、×の箇所がオープンになったことを示している。
図9に示した箇所にオープン故障が生じたとき、フィードバックラインがGNDレベルになるため、図5の故障検出時のフローチャートと同じになる。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。図10は、本発明の第二実施形態の電源装置の動作を示すフローチャートである。図10を参照し、本発明の第二実施形態を説明する。回路構成は本発明の第一実施形態と同じであるが、検出の方法と、その検出手順を変更している。第二実施形態では、昇圧DC−DCコンバータ1を立ち上げるときに、故障の検出を行っている。
まず、通常時の動作を説明する。昇圧DC−DCコンバータ1を立ち上げると(ステップC1)、Pch−MOSFET5がONし(ステップC2)、その時点において引き込み制御回路107のNch−MOSFETをONする(ステップC3)。このとき、注意しなければならないのは、引き込み制御回路107のプルダウン抵抗は、電流制御用の電流制限抵抗8よりもかなり大きな値に設定する必要がある。
この状態でPWMもしくはVFM動作を行い(ステップC5)、ディテクタ108は、フィードバックラインがGNDレベルであるかどうかを判断する(ステップC6)。一定時間Nch−MOSFETをONしてもGNDレベルが検出されない場合、引き込み制御回路107のNch−MOSFETをOFFし(ステップC7)、リミット検出回路106によるリミット検出をし、リミット検出がない場合(ステップC9のNo)、コンパレータ111がフィードバック電圧が一定になるようにし(ステップC4)、PWM/VFM動作を続ける(ステップC5)。
次に、出力ラインがオープンになった場合の動作を説明する。昇圧DC−DCコンバータ1の動作途中でリミットが検出された場合の動作としては、図5に示した動作と同じになる。すなわち、リミットが検出されると(ステップC9のYes)、ディテクタ108の状態を確認し、フィードバックラインが、GNDレベルであれば(ステップC11のYes)、昇圧DC−DCコンバータ1が動作中に、故障が生じたとして、故障検出信号を出力し(ステップC12)、昇圧DC−DCコンバータ1を停止する(ステップC13)。
次に、フィードバックラインがオープンになった場合の動作を説明する。もし、ディテクタ108で、フィードバックラインがGNDレベルあることを検出されなければ(ステップC11のNo)、再び引き込み制御回路107のNch−MOSFETをONし(ステップC14)、フィードバックラインがオープンであるかどうかを確認する。もしオープンであれば、ディテクタ108がGNDレベルを検出し(ステップC15のYes)、故障検出信号を出力して(ステップC12)、昇圧DC−DCコンバータ1を停止する(ステップC13)。
引き込み制御回路107のNch−MOSFETをONしても、ディテクタ108がGNDレベルを検出しない場合は(ステップC15のNo)、高負荷などによって、リミットが発生したとして、引き込み制御回路107のNch−MOSFETをOFFし(ステップC16)、故障検出信号を出力せずに昇圧DC−DCコンバータ1を停止する(ステップC13)。
また、昇圧DC−DCコンバータ1を立ち上げたときに引き込み制御回路107のNch−MOSFETをONした状態(ステップC3)で、PWM/VFMを動作させ(ステップC5)ディテクタ108によってGNDレベルが検出された場合は(ステップC6のYes)、リミットの検出を早く行うように、設定されている検出レベルを下げる(ステップC8)。たとえば、PWM制御であるならば、MaxDuty検出のDuty比を下げるなどする。これにより、いち早く故障検出することができ、リミット回路106が動作するまでにおける出力電圧を抑え、周辺部品の安全性を確保することができる。
リミット回路106により、リミットが検出されると(ステップC10のYes)、この場合は故障によるものであるので、故障検出信号を出力し(ステップC12)、昇圧DC−DCコンバータ1を停止する(ステップC13)。
本発明の第二実施形態では、リミット検出が生じてから故障の判断を行っているが、図10のフローチャートにおいて、昇圧DC−DCコンバータ1を立ち上げてから引き込み制御回路107のNch−MOSFETをONしてから(ステップC3)、ディテクタ108がGNDレベルを検出したら(ステップC6のYes)、明らかに故障と判断できるので、リミットを検出せずにすぐに故障検出信号を出力(ステップC12)して、昇圧DC−DCコンバータ1を停止してもよい(ステップC13)。
以上、説明したように、本発明の実施形態によれば、LCDのバックライトに電源を供給する昇圧DC−DCコンバータの出力電圧のフィードバックラインにディテクタ108と、電荷の引き込み用の引き込み制御回路107を追加し、さらに故障検出回路109を追加することによって、電源装置内での故障が発生したことを検出し、昇圧DC−DCコンバータの制御を行い、安全性を確保することができる。
また、本発明の実施形態によれば、ディテクタ108によって、昇圧DC−DCコンバータ1の出力ラインにおけるオープンもしくは短絡の故障を検出することができる。さらに、フィードバックラインのオープン検出に関しては、引き込み制御回路107を用いてディテクタ108によってオープン検出をすることができる。
また、本発明の実施形態によれば、PWMタイプの昇圧DC−DCコンバータおよびVFMタイプの昇圧DC−DCコンバータのどちらのタイプでも対応することができる。また、LCDの制御を定電流制御および定電圧制御のどちらの制御にしても同様の故障を検出することができる。
また、本発明の実施形態によれば、フィードバックで故障検出するので、低電圧でディテクタ108および引き込み制御回路107の設計をすることができ、昇圧DC−DCコンバータ1の中にこれらの回路を内蔵することができる。
また、本発明の実施形態によれば、故障検出回路109が故障検出信号を出力し、CPUなどで制御することができ、LED7や別のLCDの画面上で、故障したことをユーザに知らせることができる。また、故障検出回路109が故障検出信号をON/OFF制御回路103に直接送り、昇圧DC−DCコンバータ1の動作を直ちに停止することもできる。
また、本発明の実施形態によれば、故障の検出をディテクタ108で行っているので、先にディテクタ108でGNDレベルが検出されていれば、リミット回路106の検出と同時に故障検知ができ、周辺の安全性を確保できる。
さらに、本発明の第二実施形態によれば、昇圧DC−DCコンバータ1の起動時に故障検出することができる。かつ、設定されているリミット検出レベルを下げることによって、他の周辺部品の安全性を確保することができる。
本発明の実施形態について、上記のように詳細に説明したが、上記の実施形態は、本発明の好適な実施の形態の例であり、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
本発明の第一実施形態における定電流制御の場合の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態における定電圧制御の場合の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した定電流制御の電源装置の回路がオープンになった場合を示す故障図である。 図1に示した定電流制御の電源装置のフィードバックラインがオープンになった場合を示す故障図である。 図1に示す本発明の第一実施形態の電源装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第一実施形態の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置における通常動作時の波形を示すタイミングチャートである。 本発明の第一実施形態の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置の出力ラインがオープンまたは短絡の場合の波形を示すタイミングチャートである。 本発明の第一実施形態の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置のフィード−バックラインがオープンの場合の波形を示すタイミングチャートである。 図2に示した定電圧制御の電源装置のフィードバックラインがオープンになった場合を示す故障図である。 本発明の第二実施形態の電源装置の動作を示すフローチャートである。 従来の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置の構成を示すブロック図である。 従来の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置の動作を示すフローチャートである。 従来の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置の動作時の波形を示すタイミングチャートである。 従来の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置のフィードバックラインがオープンになった場合の波形を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 昇圧DC−DCコンバータ
2 電池パック
3 チョークコイル
4 整流ダイオード
5 Pch−MOSFET
6 コンデンサ
7 LED
8 電流制限抵抗
9、10 抵抗
101 Nch−MOSFET
102 ロジック回路
103 ON/OFF制御回路
104 PWM制御およびVFM制御用回路
105 発振回路
106 リミット検出回路
107 引き込み制御回路
108 ディテクタ
109 故障検出回路
110 基準電源
111 コンパレータ

Claims (10)

  1. LCDのバックライトに電源を供給する昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置であって、
    前記電源装置は、
    前記昇圧DC−DCコンバータと、
    電池パックのエネルギーを蓄えるチョークコイルと、
    電源電圧のON/OFF制御を行いかつ出力ラインの保護用であるPch−MOSFETと、
    電流制御用の抵抗と、を有し、
    前記電源装置は、前記バックライトと前記抵抗との間から前記昇圧DC−DCコンバータへのフィードバックの電圧を生成し、前記バックライトの駆動を定電流で制御し、
    前記昇圧DC−DCコンバータは、
    前記昇圧DC−DCコンバータの駆動用の駆動用Nch−MOSFETと、
    PWM制御およびVFM制御用回路と、
    前記駆動用Nch−MOSFETの出力を検知することにより負荷のリミットを検出し、該負荷が過大になったときの保護機能を有するリミット検出回路と、
    電荷の引き込み用の引き込み制御回路と、
    前記フィードバックの電圧がGNDレベルになっていないかを検出するためのディテクタと、
    前記リミット検出回路からのリミット信号および前記ディテクタからの検出信号を受けて故障検出信号を制御部に送る故障検出回路と、
    前記フィードバックの電圧を参照し、電圧または電流が一定になるように前記PWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックするコンパレータと、を有し、
    前記引き込み制御回路と、前記ディテクタと、前記コンパレータとは前記昇圧DC−DCコンバータのフィードバックラインに配置され、
    前記引き込み制御回路は電流制限抵抗と制御Nch−MOSFETとを有し構成され、
    前記昇圧DC−DCコンバータが立ち上がると、前記Pch−MOSFETをONし、電圧を昇圧するために、前記チョークコイルに蓄えられたエネルギーを入力電源にのせるため、前記駆動用Nch−MOSFETをPWMまたはVFM動作させ、前記リミット検出回路がリミットを検出しない場合、前記コンパレータがフィードバック電圧を参照し、電流が一定になるように前記PWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックし、通常動作が行われ、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、前記リミット検出回路がリミットを検出しかつ前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、出力ラインがオープンまたは短絡したと判断し、前記故障検出回路が故障検出信号を前記制御部に送り、前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止し、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、前記リミット検出回路がリミットを検出したが前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをONし、前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、前記フィードバックラインがオープンしたと判断し、前記故障検出回路が故障検出信号を前記制御部に送り、前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止し、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、前記リミット検出回路がリミットを検出したが前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをONし、前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、高負荷と判断し、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをOFFし、前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止することを特徴とする昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置。
  2. 前記電源装置は、さらに2個の抵抗を有し、出力電圧を前記2個の抵抗により分圧し、前記フィードバックの電圧を生成し、前記コンパレータが前記フィードバック電圧を参照し、電圧が一定になるように前記PWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックし前記LCDのバックライトの駆動を定電圧で行うことを特徴とする請求項1記載の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置。
  3. 前記昇圧DC−DCコンバータが立ち上がると、前記Pch−MOSFETをONし、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをONし、電圧を昇圧するために、前記チョークコイルに蓄えられたエネルギーを入力電源にのせるため、前記駆動用Nch−MOSFETをPWMまたはVFM動作させ、前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをOFFし、前記リミット検出回路がリミットを検出しない場合、前記コンパレータがフィードバック電圧を参照し、電流または電圧が一定になるように前記PWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックし、通常動作が行われ、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをOFFし、前記リミット検出回路がリミットを検出し、かつ前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した場合、出力ラインがオープンまたは短絡したと判断し、前記故障検出回路が故障検出信号を前記制御部に送り、前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止し、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをOFFし、前記リミット検出回路がリミットを検出し、かつ前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった場合、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをONし、前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、フィードバックラインがオープンしたと判断し、前記故障検出回路が故障検出信号を前記制御部に送り、前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止し、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをOFFし、前記リミット検出回路がリミットを検出し、かつ前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった場合、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをONし、前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、高負荷と判断し、前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止し、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、前記リミット検出回路のリミットを下げ、前記リミット検出回路がリミットを検出した時に、通常の故障と判断し、前記故障検出回路が故障検出信号を前記制御部に送り、前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止することを特徴とする請求項1または2に記載の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置。
  4. 前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、通常の故障と判断し、前記故障検出回路が故障検出信号を前記制御部に送り、前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止することを特徴とする請求項3に記載の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置。
  5. 前記故障検出回路は、前記故障信号を前記Pch−MOSFETのON/OFFを制御する制御回路に送り、前記昇圧DC−DCコンバータを停止することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置。
  6. LCDのバックライトに電源を供給する昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置における故障検出制御方法であって、
    前記電源装置は、
    前記昇圧DC−DCコンバータと、
    電池パックのエネルギーを蓄えるチョークコイルと、
    電源電圧のON/OFF制御を行いかつ出力ラインの保護用であるPch−MOSFETと、
    電流制御用の抵抗と、を有し、
    前記電源装置は、前記バックライトと前記抵抗との間から前記昇圧DC−DCコンバータへのフィードバックの電圧を生成し、前記バックライトの駆動を定電流で制御し、
    前記昇圧DC−DCコンバータは、
    前記昇圧DC−DCコンバータの駆動用の駆動用Nch−MOSFETと、
    PWM制御およびVFM制御用回路と、
    前記駆動用Nch−MOSFETの出力を検知することにより負荷のリミットを検出し、該負荷が過大になったときの保護機能を有するリミット検出回路と、
    電荷の引き込み用の引き込み制御回路と、
    前記フィードバックの電圧がGNDレベルになっていないかを検出するためのディテクタと、
    前記リミット検出回路からのリミット信号および前記ディテクタからの検出信号を受けて故障検出信号を制御部に送る故障検出回路と、
    前記フィードバックの電圧を参照し、電圧または電流が一定になるように前記PWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックするコンパレータと、を有し、
    前記引き込み制御回路と、前記ディテクタと、前記コンパレータとは前記昇圧DC−DCコンバータのフィードバックラインに配置され、
    前記引き込み制御回路は電流制限抵抗と制御Nch−MOSFETとを有し構成され、
    前記故障検出制御方法は、
    前記昇圧DC−DCコンバータが立ち上がると、前記Pch−MOSFETをONする工程と、
    電圧を昇圧するために、前記チョークコイルに蓄えられたエネルギーを入力電源にのせるため、前記駆動用Nch−MOSFETをPWMまたはVFM動作させる工程と、
    前記リミット検出回路がリミットを検出する工程と、
    前記リミット検出回路がリミットを検出しない場合、前記コンパレータがフィードバック電圧を参照し、電流が一定になるように前記PWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックし、通常動作が行われる工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、
    前記リミット検出回路がリミットを検出しかつ前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出する工程と、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、
    出力ラインがオープンまたは短絡したと判断する工程と、
    前記故障検出回路が故障検出信号を前記制御部に送る工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、
    前記リミット検出回路がリミットを検出したが前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出する工程と、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、
    前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをONする工程と、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出する工程と、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出とした時に、
    前記フィードバックラインがオープンしたと判断する工程と、
    前記故障検出回路が故障検出信号を前記制御部に送る工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、
    前記リミット検出回路がリミットを検出したが前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出する工程と、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、
    前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをONする工程と、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出する工程と、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、
    高負荷と判断する工程と、
    前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをOFFする工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程とを有することを特徴とする昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置における故障検出制御方法。
  7. 前記電源装置は、さらに2個の抵抗を有し、出力電圧を前記2個の抵抗により分圧し、前記フィードバックの電圧を生成し、前記コンパレータが前記フィードバック電圧を参照し、電圧が一定になるように前記PWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックし前記LCDのバックライトの駆動を定電圧で行うことを特徴とする請求項6記載の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置における故障検出制御方法。
  8. 前記昇圧DC−DCコンバータが立ち上がると、前記Pch−MOSFETをONする工程と、
    前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをONし、電圧を昇圧するために、前記チョークコイルに蓄えられたエネルギーを入力電源にのせるため、前記駆動用Nch−MOSFETをPWMまたはVFM動作させる工程と、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、
    前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをOFFする工程と、
    前記リミット検出回路がリミットを検出しない場合、前記コンパレータがフィードバック電圧を参照し、電流または電圧が一定になるように前記PWM制御およびVFM制御用回路にフィードバックし、通常動作が行われる工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをOFFする工程と、
    前記リミット検出回路がリミットを検出し、かつ前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した場合、出力ラインがオープンまたは短絡したと判断する工程と、
    前記故障検出回路が故障検出信号を前記制御部に送り、前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをOFFする工程と、
    前記リミット検出回路がリミットを検出し、かつ前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった場合、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをONする工程と、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、フィードバックラインがオープンしたと判断する工程と、
    前記故障検出回路が故障検出信号を前記制御部に送る工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをOFFする工程と、
    前記リミット検出回路がリミットを検出し、かつ前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった場合、前記引き込み制御回路の前記制御Nch−MOSFETをONする工程と、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出しなかった時に、高負荷と判断する工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、前記リミット検出回路のリミットを下げる工程と、
    前記リミット検出回路がリミットを検出した時に、通常の故障と判断する工程と、
    前記故障検出回路が故障検出信号を前記制御部に送る工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程とを有することを特徴とする請求項7または8に記載の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置における故障検出制御方法。
  9. 前記昇圧DC−DCコンバータの通常動作中に、
    前記ディテクタがフィードバックの電圧のGNDレベルを検出した時に、通常の故障と判断する工程と、
    前記故障検出回路が故障検出信号を前記制御部に送る工程と、
    前記昇圧DC−DCコンバータの動作を停止する工程とをさらに有することを特徴とする請求項8に記載の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置における故障検出制御方法。
  10. 前記故障検出回路が故障検出信号を前記Pch−MOSFETのON/OFFを制御する制御回路に送る工程をさらに有し、前記昇圧DC−DCコンバータを停止することを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の昇圧DC−DCコンバータを用いた電源装置における故障検出制御方法。
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