JP2000201484A - インバ―タ装置 - Google Patents
インバ―タ装置Info
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- JP2000201484A JP2000201484A JP10377134A JP37713498A JP2000201484A JP 2000201484 A JP2000201484 A JP 2000201484A JP 10377134 A JP10377134 A JP 10377134A JP 37713498 A JP37713498 A JP 37713498A JP 2000201484 A JP2000201484 A JP 2000201484A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大きな出力電流がインバータ装置に流れた場
合には、インバータ装置から出力される電流を抑制し、
インバータ装置の出力が停止する不都合を回避する。 【解決手段】 D/A変換部2は車載用のバッテリ5か
ら供給される直流電圧を交流電圧に変換して出力する。
出力電流検知部3はD/A変換部2から出力される電流
を検知し、所定レベル以上の電流(過電流)が流れる
と、PWM制御やソフトスタート法によって出力電流を
抑制する。
合には、インバータ装置から出力される電流を抑制し、
インバータ装置の出力が停止する不都合を回避する。 【解決手段】 D/A変換部2は車載用のバッテリ5か
ら供給される直流電圧を交流電圧に変換して出力する。
出力電流検知部3はD/A変換部2から出力される電流
を検知し、所定レベル以上の電流(過電流)が流れる
と、PWM制御やソフトスタート法によって出力電流を
抑制する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ装置に関
する。特に、バッテリ等の直流電源を交流電源に変換す
る車載用のインバータ装置に関する。
する。特に、バッテリ等の直流電源を交流電源に変換す
る車載用のインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ(受像機)の電源をオンにする場
合やモータを始動する場合など、コイルからの逆起電力
に打ち勝って起動させるためには、大きな起動電力が必
要とされ、起動時には大きな突入電流が流れる。
合やモータを始動する場合など、コイルからの逆起電力
に打ち勝って起動させるためには、大きな起動電力が必
要とされ、起動時には大きな突入電流が流れる。
【0003】しかし、従来のインバータ装置では、定格
以上の大きな電流が流れると、これを過電流と判断して
出力を停止していた。このため、テレビやモータなど起
動電力がインバータの定格値を超すような機器を使用す
る場合には、その起動時にインバータ装置にも大きな電
流が流れ、インバータ装置がこの電流を過電流と判断し
て出力動作を停止していた。したがって、従来のインバ
ータ装置では、使用機器がインバータ装置の定格に納ま
っているにも拘らず、実際上使用することができない場
合があった。
以上の大きな電流が流れると、これを過電流と判断して
出力を停止していた。このため、テレビやモータなど起
動電力がインバータの定格値を超すような機器を使用す
る場合には、その起動時にインバータ装置にも大きな電
流が流れ、インバータ装置がこの電流を過電流と判断し
て出力動作を停止していた。したがって、従来のインバ
ータ装置では、使用機器がインバータ装置の定格に納ま
っているにも拘らず、実際上使用することができない場
合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の技術的
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、大きな出力電流がインバータ装置に流
れた場合にインバータ装置の出力が停止する不都合を回
避することにある。
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、大きな出力電流がインバータ装置に流
れた場合にインバータ装置の出力が停止する不都合を回
避することにある。
【0005】
【発明の開示】請求項1に記載したインバータ装置は、
直流電源を交流電源に変換するためのインバータ装置に
おいて、直流電源を交流電源に変換する変換部と、前記
変換部から出力される電流を検出する出力電流検知手段
と、前記出力電流検知手段により所定レベル以上の出力
電流が検知された場合には、前記変換部から出力される
電流を制限する出力電流制限手段とを備えたものであ
る。
直流電源を交流電源に変換するためのインバータ装置に
おいて、直流電源を交流電源に変換する変換部と、前記
変換部から出力される電流を検出する出力電流検知手段
と、前記出力電流検知手段により所定レベル以上の出力
電流が検知された場合には、前記変換部から出力される
電流を制限する出力電流制限手段とを備えたものであ
る。
【0006】ここで、変換部から出力される電流を制限
する方法としては、変換部から出力される電流を徐々に
増加させるようにする方法や、変換部から出力される電
流をパルス幅制御する方法などがある。また、直流電源
や交流電源というときの電源とは、電圧、電流、電力が
含まれる。
する方法としては、変換部から出力される電流を徐々に
増加させるようにする方法や、変換部から出力される電
流をパルス幅制御する方法などがある。また、直流電源
や交流電源というときの電源とは、電圧、電流、電力が
含まれる。
【0007】請求項1に記載したインバータ装置にあっ
ては、所定レベル以上の出力電流が流れた場合にはこれ
を検知して出力電流を制限するようにしているので、起
動電力が大きな機器でも、インバータ装置からの出力を
停止させることなく電力を供給し続けることができ、定
常電流がインバータ装置の定格に納っていれば使用する
ことができるようになる。
ては、所定レベル以上の出力電流が流れた場合にはこれ
を検知して出力電流を制限するようにしているので、起
動電力が大きな機器でも、インバータ装置からの出力を
停止させることなく電力を供給し続けることができ、定
常電流がインバータ装置の定格に納っていれば使用する
ことができるようになる。
【0008】また、機器への突入電流を制限することが
できるので、インバータ装置や機器内のヒューズが破損
しないよう保護することができる。さらに、突入電流を
制限することができるため、これによる直流電源の電圧
降下を防止でき、他の機器への悪影響(リセット動作の
発生等)を防ぐことができる。
できるので、インバータ装置や機器内のヒューズが破損
しないよう保護することができる。さらに、突入電流を
制限することができるため、これによる直流電源の電圧
降下を防止でき、他の機器への悪影響(リセット動作の
発生等)を防ぐことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態による
車載用のインバータ装置1の概略構成を示す図である。
このインバータ装置1は、D/A変換部2と、出力電流
検知部3と、出力制御部4とから構成されている。
車載用のインバータ装置1の概略構成を示す図である。
このインバータ装置1は、D/A変換部2と、出力電流
検知部3と、出力制御部4とから構成されている。
【0010】D/A変換部2は、車載の充電バッテリ5
から供給される直流電圧(DC)を交流電圧(AC)に
変換するものである。出力電流検知部3は、D/A変換
部2から出力されている出力電流を直接または間接的に
検出する。
から供給される直流電圧(DC)を交流電圧(AC)に
変換するものである。出力電流検知部3は、D/A変換
部2から出力されている出力電流を直接または間接的に
検出する。
【0011】また、出力制御部4は、出力電流検知部3
によって検出されている電流値に基づいて出力電圧また
は出力電流を制御し、大きな出力電流を検知した場合に
は出力電流又は出力電圧(平均値)を小さく抑えるよう
に制御する。
によって検出されている電流値に基づいて出力電圧また
は出力電流を制御し、大きな出力電流を検知した場合に
は出力電流又は出力電圧(平均値)を小さく抑えるよう
に制御する。
【0012】図2(a)(b)(c)はインバータ装置
1の出力電流を制御する方法の一例を示す波形図であ
る。これはPWM(パルス幅変調)制御による出力電流
の制御法であって、図2(a)は一定周期Tでオン、オ
フされている通常の出力電圧波形を示している。しか
し、出力電流検知部3が一定レベル以上の過電流を検知
すると、出力制御部4は全体としてのオン期間をTonに
保ったままで出力電圧を図2(b)に示すようにコム
(comb)波パルス状に細かく制御し、それによって出力
電流が小さくなるように制御する。また、出力電流検知
部3が検知している出力電流値が一定レベル以下に戻っ
た場合には、再び出力電圧を図2(c)のように通常の
出力電圧波形に戻す。
1の出力電流を制御する方法の一例を示す波形図であ
る。これはPWM(パルス幅変調)制御による出力電流
の制御法であって、図2(a)は一定周期Tでオン、オ
フされている通常の出力電圧波形を示している。しか
し、出力電流検知部3が一定レベル以上の過電流を検知
すると、出力制御部4は全体としてのオン期間をTonに
保ったままで出力電圧を図2(b)に示すようにコム
(comb)波パルス状に細かく制御し、それによって出力
電流が小さくなるように制御する。また、出力電流検知
部3が検知している出力電流値が一定レベル以下に戻っ
た場合には、再び出力電圧を図2(c)のように通常の
出力電圧波形に戻す。
【0013】図3(a)(b)(c)はインバータ装置
1の出力電流を制御する別な方法を示す波形図である。
これはソフトスタート法と呼ぶものであって、出力電流
検知部3が過電流を検出した時および出力スタート時に
用いる。すなわち、インバータ装置1の出力電流検知部
3が過電流を検知すると、出力制御部4は図3(a)に
示すように、出力電圧波形の周期Tを一定に保ったまま
でオン期間Tonを小さくし、図3(b)のようにオン期
間Tonを段階的に大きくし、さらに図3(c)のように
通常の出力電圧波形になるとオン期間Tonを一定に保
つ。インバータ装置1に接続された機器の電源スイッチ
がオンになって、当該機器に出力電流が流れ始める場合
にも、図3(a)(b)(c)のように小さなオン期間
Tonの状態から通常の出力電圧波形となるまで段階的に
オン期間Tonが大きくなるように出力電圧が制御され
る。
1の出力電流を制御する別な方法を示す波形図である。
これはソフトスタート法と呼ぶものであって、出力電流
検知部3が過電流を検出した時および出力スタート時に
用いる。すなわち、インバータ装置1の出力電流検知部
3が過電流を検知すると、出力制御部4は図3(a)に
示すように、出力電圧波形の周期Tを一定に保ったまま
でオン期間Tonを小さくし、図3(b)のようにオン期
間Tonを段階的に大きくし、さらに図3(c)のように
通常の出力電圧波形になるとオン期間Tonを一定に保
つ。インバータ装置1に接続された機器の電源スイッチ
がオンになって、当該機器に出力電流が流れ始める場合
にも、図3(a)(b)(c)のように小さなオン期間
Tonの状態から通常の出力電圧波形となるまで段階的に
オン期間Tonが大きくなるように出力電圧が制御され
る。
【0014】また、図4(a)(b)(c)(d)はP
WM制御とソフトスタート法とを併用した場合である。
例えば、インバータ装置1に接続された機器の電源スイ
ッチがオンになって電流が出力され始めると、始めは図
4(a)のようにオン期間Tonを小さくして小さなオン
・デューティで出力電流を流し、次第に図4(b)のよ
うにパルス数を増加させることによってパルス幅変調で
オン・デューティを大きくし、パルス全体の幅が通常の
オン期間Tonに等しくなると図4(c)のようにパルス
幅を広げて通常の出力電圧波形で出力電流を流す。ま
た、通常の電流出力中に出力電流検知部3において過電
流が検出された場合には、図4(d)に示すようにPW
M制御により出力電流を抑制する。
WM制御とソフトスタート法とを併用した場合である。
例えば、インバータ装置1に接続された機器の電源スイ
ッチがオンになって電流が出力され始めると、始めは図
4(a)のようにオン期間Tonを小さくして小さなオン
・デューティで出力電流を流し、次第に図4(b)のよ
うにパルス数を増加させることによってパルス幅変調で
オン・デューティを大きくし、パルス全体の幅が通常の
オン期間Tonに等しくなると図4(c)のようにパルス
幅を広げて通常の出力電圧波形で出力電流を流す。ま
た、通常の電流出力中に出力電流検知部3において過電
流が検出された場合には、図4(d)に示すようにPW
M制御により出力電流を抑制する。
【0015】従って、いずれの方法にしても過電流が検
出された場合には、出力制御部4によって出力電圧のオ
ンデューティ比を一時的に小さくすることにより、イン
バータ装置1の出力に接続された機器に流れる電流が抑
制される。従って、テレビやモータを用いた機器のよう
に起動時に過大電流の流れるような機器もインバータ装
置の定格内であれば使用できるようになる。同様に、イ
ンバータ装置に接続された機器の電源をオンにした時に
は、インバータ装置をソフトスタートさせることによ
り、機器に大きな突入電流が流れるのを防止し、インバ
ータ装置や機器の損傷やヒューズの溶断を防止すること
ができる。また、インバータ装置から過大電流が出力さ
れないので、バッテリ5の電圧降下によって他の機器が
リセットされる恐れも解消される。
出された場合には、出力制御部4によって出力電圧のオ
ンデューティ比を一時的に小さくすることにより、イン
バータ装置1の出力に接続された機器に流れる電流が抑
制される。従って、テレビやモータを用いた機器のよう
に起動時に過大電流の流れるような機器もインバータ装
置の定格内であれば使用できるようになる。同様に、イ
ンバータ装置に接続された機器の電源をオンにした時に
は、インバータ装置をソフトスタートさせることによ
り、機器に大きな突入電流が流れるのを防止し、インバ
ータ装置や機器の損傷やヒューズの溶断を防止すること
ができる。また、インバータ装置から過大電流が出力さ
れないので、バッテリ5の電圧降下によって他の機器が
リセットされる恐れも解消される。
【0016】図5は上記インバータ装置1の具体的構成
を示す回路ブロック図である。以下、このインバータ装
置1の構成を説明する。2箇所の直流電源入力端子7
a、7bとグランド端子8の間には、車載の充電用バッ
テリ5が接続されている。一方の直流電源入力端子7b
から供給された直流電源は定電圧源等の電源回路9に供
給され、マイクロプロセッサ(CPU)10には電源回
路9から電力が供給される。11はマイクロプロセッサ
10に動作周波数の基準信号を付与するための発振回路
である。
を示す回路ブロック図である。以下、このインバータ装
置1の構成を説明する。2箇所の直流電源入力端子7
a、7bとグランド端子8の間には、車載の充電用バッ
テリ5が接続されている。一方の直流電源入力端子7b
から供給された直流電源は定電圧源等の電源回路9に供
給され、マイクロプロセッサ(CPU)10には電源回
路9から電力が供給される。11はマイクロプロセッサ
10に動作周波数の基準信号を付与するための発振回路
である。
【0017】D/A変換部2は、ノイズフィルタ13、
平滑回路14、昇圧回路16、全波整流回路20、平滑
回路22、交流化回路24及びノイズフィルタ27によ
って構成されている。すなわち、バッテリ5から他方の
直流電源入力端子7aに供給された直流電源は、ノイズ
フィルタ13によってノイズを除去された後、電源ライ
ンとグランドの間に接続された電解コンデンサ15から
なる平滑回路14で平滑化され、昇圧回路16に供給さ
れる。昇圧回路16はトランス19と2つのFET18
a、18bによって構成されている。2つのFET18
a、18bは直列に接続されており、高周波信号を発生
する駆動回路17によって交互にオン/オフ制御され
る。トランス19の一次コイルの両端はFET列18
a、18bの両端に接続されており、前記平滑回路14
の出力は一次コイルの中点に接続されている。しかし
て、駆動回路17によって2つのFET18a、18b
を交互にオン/オフ制御すると、トランス19の一次コ
イルに交流電流が流れ、トランス19の二次コイルには
昇圧された誘導起電力が発生する。
平滑回路14、昇圧回路16、全波整流回路20、平滑
回路22、交流化回路24及びノイズフィルタ27によ
って構成されている。すなわち、バッテリ5から他方の
直流電源入力端子7aに供給された直流電源は、ノイズ
フィルタ13によってノイズを除去された後、電源ライ
ンとグランドの間に接続された電解コンデンサ15から
なる平滑回路14で平滑化され、昇圧回路16に供給さ
れる。昇圧回路16はトランス19と2つのFET18
a、18bによって構成されている。2つのFET18
a、18bは直列に接続されており、高周波信号を発生
する駆動回路17によって交互にオン/オフ制御され
る。トランス19の一次コイルの両端はFET列18
a、18bの両端に接続されており、前記平滑回路14
の出力は一次コイルの中点に接続されている。しかし
て、駆動回路17によって2つのFET18a、18b
を交互にオン/オフ制御すると、トランス19の一次コ
イルに交流電流が流れ、トランス19の二次コイルには
昇圧された誘導起電力が発生する。
【0018】この駆動回路17及びFET18a,18
bは消費電力を制御するものであって、駆動回路17に
よるFET18a,18bのオン、オフタイミングを制
御することによりD/A変換部2の内部における消費電
力を変化させられる。
bは消費電力を制御するものであって、駆動回路17に
よるFET18a,18bのオン、オフタイミングを制
御することによりD/A変換部2の内部における消費電
力を変化させられる。
【0019】トランス17の二次コイルに流れる交流電
流は4個のダイオード21a〜21dで構成された全波
整流回路20で整流された後、電解コンデンサ23によ
る平滑回路22で平滑化され、交流化回路24へ送られ
る。交流化回路24は、4つのFET25a〜25dに
よって構成されている。すなわち、2つのFET25
a、25cが直列に接続され、別な2つのFET25
b、25dが直列に接続され、この2つのFET列25
a、25c及び25b、25dが並列に接続され、その
両端が全波整流回路20の出力に接続されている。駆動
回路26によってFET25a、25dとFET25
b、25cを交互にオン/オフ制御すると、直列に接続
された2つのFET列25a、25c及び25b、25
dの各中点間には交流電圧が発生する。この交流出力
は、ノイズフィルタ27を経てインバータ装置1の交流
出力端子28a,28bへ供給される。
流は4個のダイオード21a〜21dで構成された全波
整流回路20で整流された後、電解コンデンサ23によ
る平滑回路22で平滑化され、交流化回路24へ送られ
る。交流化回路24は、4つのFET25a〜25dに
よって構成されている。すなわち、2つのFET25
a、25cが直列に接続され、別な2つのFET25
b、25dが直列に接続され、この2つのFET列25
a、25c及び25b、25dが並列に接続され、その
両端が全波整流回路20の出力に接続されている。駆動
回路26によってFET25a、25dとFET25
b、25cを交互にオン/オフ制御すると、直列に接続
された2つのFET列25a、25c及び25b、25
dの各中点間には交流電圧が発生する。この交流出力
は、ノイズフィルタ27を経てインバータ装置1の交流
出力端子28a,28bへ供給される。
【0020】また、マイクロプロセッサ10は、電圧監
視回路29や電流監視回路30によりD/A変換部2の
出力部における出力電圧及び出力電流を監視している。
12は異常発生時などにインバータ装置1をオフにする
ためのスイッチであって、例えば常開型のリレー等によ
って構成されており、入出力回路31を介してマイクロ
プロセッサ10により開閉制御される。
視回路29や電流監視回路30によりD/A変換部2の
出力部における出力電圧及び出力電流を監視している。
12は異常発生時などにインバータ装置1をオフにする
ためのスイッチであって、例えば常開型のリレー等によ
って構成されており、入出力回路31を介してマイクロ
プロセッサ10により開閉制御される。
【0021】しかして、このインバータ装置1において
は、電流監視回路30が出力部の電流を検知して出力電
流検知部3として働いており、出力電流の供給開始時や
出力電流検知部3により過電流が検出された時には、駆
動回路26によって出力電圧のオン、オフタイミングや
オン・デューティを制御することにより過電流や突入電
流を抑制する。
は、電流監視回路30が出力部の電流を検知して出力電
流検知部3として働いており、出力電流の供給開始時や
出力電流検知部3により過電流が検出された時には、駆
動回路26によって出力電圧のオン、オフタイミングや
オン・デューティを制御することにより過電流や突入電
流を抑制する。
【0022】次に、上記のようなインバータ装置1にお
いて、過電流や突入電流を抑制するための制御方法を図
6のフロー図に従って具体的に説明する。インバータ装
置1の出力がオフであれば、負荷電流が流れ始めるか、
機器の動作スイッチがオンになるまで待機し(S1〜S
3)、負荷電流が流れるか、機器の動作スイッチがオン
になると、インバータ装置1がソフトスタートを開始す
る(S4)。
いて、過電流や突入電流を抑制するための制御方法を図
6のフロー図に従って具体的に説明する。インバータ装
置1の出力がオフであれば、負荷電流が流れ始めるか、
機器の動作スイッチがオンになるまで待機し(S1〜S
3)、負荷電流が流れるか、機器の動作スイッチがオン
になると、インバータ装置1がソフトスタートを開始す
る(S4)。
【0023】ソフトスタートの処理が開始すると、出力
電流検知部3によって出力電流を検出して所定電流値A
1(例えば、1アンペア)以上であるか否か判断し(S
5)、出力電流が所定電流値A1よりも小さいと、図3
に示したようにしてインバータ装置1の出力電流が通常
のソフトスタートにより徐々に増加させられる(S
6)。
電流検知部3によって出力電流を検出して所定電流値A
1(例えば、1アンペア)以上であるか否か判断し(S
5)、出力電流が所定電流値A1よりも小さいと、図3
に示したようにしてインバータ装置1の出力電流が通常
のソフトスタートにより徐々に増加させられる(S
6)。
【0024】これに対し、出力電流が所定電流値A1以
上であった場合には、過電流と判断して出力電圧を図4
に示したようにPWM制御しながら出力電流をソフトス
タートさせる(S7)。ついで、出力電流検知手段3に
よって再度出力電流を検出し、出力電流値が所定電流値
A2(例えば、10アンペア)以上であるか否かを判断
する(S8)。このとき出力電流が所定電流値A2以上
であれば、異常が発生していると判断してインバータ装
置1の出力を停止する(S9)。一方、出力電流が所定
電流値A2を超えていなければ、ソフトスタートの処理
を継続する。
上であった場合には、過電流と判断して出力電圧を図4
に示したようにPWM制御しながら出力電流をソフトス
タートさせる(S7)。ついで、出力電流検知手段3に
よって再度出力電流を検出し、出力電流値が所定電流値
A2(例えば、10アンペア)以上であるか否かを判断
する(S8)。このとき出力電流が所定電流値A2以上
であれば、異常が発生していると判断してインバータ装
置1の出力を停止する(S9)。一方、出力電流が所定
電流値A2を超えていなければ、ソフトスタートの処理
を継続する。
【0025】ソフトスタートの処理が完了すると、通常
の出力状態になる。通常の出力状態においては、出力電
流検知部3によって常に出力電流を監視しており、出力
電流が所定電流値A3(例えば、1アンペア)以下であ
れば通常の出力状態を保つが(S11、S12)、出力
電流が所定電流値A3を超えると過電流と判断し(S1
1)、図2又は図4(d)に示したようにインバータ装
置1をPWM制御する(S13)。
の出力状態になる。通常の出力状態においては、出力電
流検知部3によって常に出力電流を監視しており、出力
電流が所定電流値A3(例えば、1アンペア)以下であ
れば通常の出力状態を保つが(S11、S12)、出力
電流が所定電流値A3を超えると過電流と判断し(S1
1)、図2又は図4(d)に示したようにインバータ装
置1をPWM制御する(S13)。
【0026】さらに、出力電流がA3を超えていてPW
M制御している場合には、さらに出力電流が電流値A2
(例えば、10アンペア)を超えているか否か調べ(S
14)、電流値A2を超えていれば異常と判断して出力
停止する(S9)。また、出力電流が電流値A2よりも
小さくても、PWM制御が一定時間(例えば、5分)以
上継続した場合には(S15)異常と判断して出力停止
する(S9)。
M制御している場合には、さらに出力電流が電流値A2
(例えば、10アンペア)を超えているか否か調べ(S
14)、電流値A2を超えていれば異常と判断して出力
停止する(S9)。また、出力電流が電流値A2よりも
小さくても、PWM制御が一定時間(例えば、5分)以
上継続した場合には(S15)異常と判断して出力停止
する(S9)。
【0027】よって、ソフトスタートとPWM制御によ
り、過電流が流れたような場合には出力電流を制限し、
インバータ装置1や機器に大きな電流が流れてインバー
タ装置1や機器が停止するのを防止することができる。
り、過電流が流れたような場合には出力電流を制限し、
インバータ装置1や機器に大きな電流が流れてインバー
タ装置1や機器が停止するのを防止することができる。
【図1】本発明の一実施形態によるインバータ装置の構
成を示す概略図である。
成を示す概略図である。
【図2】(a)(b)(c)は同上のインバータ装置に
おける電流抑制方法を説明する図である。
おける電流抑制方法を説明する図である。
【図3】(a)(b)(c)は同上のインバータ装置に
おける別な電流抑制方法を説明する図である。
おける別な電流抑制方法を説明する図である。
【図4】(a)(b)(c)(d)は同上のインバータ
装置におけるさらに別な電流抑制方法を説明する図であ
る。
装置におけるさらに別な電流抑制方法を説明する図であ
る。
【図5】同上のインバータ装置の具体的構成を示す回路
図である。
図である。
【図6】同上のインバータ装置における過電流等の電流
を抑制するためのアルゴリズムを示すフロー図である。
を抑制するためのアルゴリズムを示すフロー図である。
2 D/A変換部 3 出力電流検知部 4 出力制御部 5 バッテリ
フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 AA05 AA06 AA17 BB06 CA02 CB04 CB05 CB06 CC12 CC32 DA05 DA06 DB01 DB12 DC02 DC05 EA02 FA03 FA13 FA18 GA02 GA03
Claims (1)
- 【請求項1】 直流電源を交流電源に変換するためのイ
ンバータ装置において、 直流電源を交流電源に変換する変換部と、 前記変換部から出力される電流を検出する出力電流検知
手段と、 前記出力電流検知手段により所定レベル以上の出力電流
が検知された場合には、前記変換部から出力される電流
を制限する出力電流制限手段とを備えたインバータ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377134A JP2000201484A (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | インバ―タ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377134A JP2000201484A (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | インバ―タ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000201484A true JP2000201484A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=18508307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10377134A Pending JP2000201484A (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | インバ―タ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000201484A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001136754A (ja) * | 1999-11-04 | 2001-05-18 | Toshiba Corp | 電力変換装置 |
CN102931825A (zh) * | 2012-10-19 | 2013-02-13 | 中科恒源科技股份有限公司 | 一种抗冲击性电流调节方法、调节器以及蓄电池电源 |
US10014764B1 (en) | 2016-12-26 | 2018-07-03 | Lsis Co., Ltd. | Method for controlling inverter |
US10615683B2 (en) | 2017-03-24 | 2020-04-07 | Lsis Co., Ltd. | Method for controlling inverter |
US10658831B2 (en) | 2016-08-10 | 2020-05-19 | Rohm Co., Ltd. | Overcurrent protection circuit |
-
1998
- 1998-12-29 JP JP10377134A patent/JP2000201484A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040323 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040720 |