JP5480978B2 - 超音波振動接合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波振動接合装置に関する発明であり、本発明に係る超音波振動接合装置は、たとえば、薄厚の基板に対して被処理体を超音波振動接合する際に利用することができる。
基板に対して導電性部材等の被処理体を接合するための技術として、超音波振動接合というものがある(たとえば、特許文献1,2参照)。
基板上に被処理体を配置させ、当該被処理体に所定の圧力で接合ツールを当接し、当該接合ツールを水平方向に超音波振動をさせる。これにより、被処理体が基板上に接合される。
太陽電池の分野においては、たとえば、ガラス基板に形成された電極層にリード線を接合する際に、当該超音波振動接合処理を適用することも考えられる。
特開2008−155240号公報 特開平11−54678号公報
ところで、厚さ数mm以下の基板に対して、成膜処理や熱処理を施すと、局所的または広い範囲に渡って歪や反りが発生することがある。当該歪等が発生した基板に対して、超音波振動接合処理を施すと、超音波振動が正常に伝達されず、接合不良が発生する。
超音波振動接合処理前に、基板の歪や反りを矯正することも考えられる。しかしながら、当該矯正のために、非常に高い圧力を基板に与える必要があり、たとえば基板が薄厚のガラス基板であるなどの場合には、当該矯正により基板が損傷を受けてしまう。
そこで、本発明は、たとえば基板に歪や反りが発生していたとしても、当該基板に対してダメージを与えること無く、正常に基板上に被処理体を超音波振動接合することができる超音波振動接合装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る超音波振動接合装置は、基板に対して被処理体を超音波振動接合することができる超音波振動接合装置であって、上方向からの加圧を行いながらの水平方向の超音波振動を、前記被処理体に印加することができる超音波振動部と、前記基板が載置されるテーブルと、前記超音波振動部における前記被処理体との当接部に対応した位置に存し、前記基板を下方向から受けることが可能な受部とを、備えており、前記超音波振動部は、前記基板が前記受部により受けられている状態で、前記被処理体に対して前記超音波振動の印加を行う。
本発明に係る超音波振動接合装置は、基板に対して被処理体を超音波振動接合することができる超音波振動接合装置であって、上方向からの加圧を行いながらの水平方向の超音波振動を、前記被処理体に印加することができる超音波振動部と、前記基板が載置されるテーブルと、前記超音波振動部における前記被処理体との当接部に対応した位置に存し、前記基板を下方向から受けることが可能な受部とを、備えており、前記超音波振動部は、前記基板が前記受部により受けられている状態で、前記被処理体に対して前記超音波振動の印加を行う。
したがって、本発明に係る超音波振動接合装置は、たとえば基板に歪や反りが発生していたとしても、当該基板に対してダメージを与えること無く、正常に当該基板上に被処理体を超音波振動接合することができる。
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る超音波振動接合装置100の概略構成を示す断面図である。 実施の形態2に係る受部15の制御動作を説明するための図である。 実施の形態3に係る、接触感知センサ20が配設されている受部15の構成を示す拡大断面図である。 実施の形態3に係る、接触感知センサ21が配設されている受部15の構成を示す拡大断面図である。 受部15に配設されている接触感知センサ21の動作を説明するための拡大断面図である。 実施の形態4に係る超音波振動接合装置200の概略構成を示す断面図である。 実施の形態4に係る超音波振動接合装置200の動作を説明するための断面図である。 実施の形態5に係る超音波振動接合装置300の概略構成を示す断面図である。
以下の実施の形態では、厚さ4mmより小さいガラス基板に対して、被処理体として導電性のリード線を超音波振動接合する場合を例にとって説明する。
たとえば太陽電池で用いられるガラス基板に対しては、PN接合等の形成のために、成膜処理や熱処理が施される。当該成膜処理や熱処理により、薄厚のガラス基板には、さまざまな形状・大きさの歪や反りが発生する。
下記では、本発明に係る超音波振動接合装置を用いて、当該歪や反りが発生しているガラス基板の電極層に、リード線を接合する場合を図面に基づいて具体的に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態に係る超音波振動接合装置100の構成を示す断面図である。なお、図1に示す例では、ガラス基板1には局所的な反り1aが生じている。図1に示す例では、当該反り1a発生部分のガラス基板1に対してリード線2を超音波振動接合する場面を図示している。
超音波振動接合装置100は、加圧機構11、接合ツール12、超音波振動子13、テーブル14および受部15により、構成されている。ここで、加圧機構11、接合ツール12および超音波振動子13により、超音波振動部が構成されている。
超音波振動部11,12,13では、加圧機構11は、接合ツール12に対して、図1の上方方向から下方向に向かって所定の圧力(たとえば、50kg程度の圧力)を印加することができる。また、超音波振動子13は、接合ツール12に対して、水平方向(たとえば、図1の紙面表裏方向に20kHz)の超音波振動を印加することができる。
図1に示すように、超音波振動接合処理の際には、テーブル14上にガラス基板1が載置され、固定されており、当該ガラス基板1上の所定の箇所には、リード線2が配置されている。そして、接合ツール12を当該リード線2上に当接する。そして、当該接合ツール12を介してリード線2に対して上方向から所定の圧力を加えながら、当該接合ツール12を水平方向に超音波振動させる。こにより、ガラス基板1上にリード線2を超音波振動接合することができる。
ガラス基板1が載置されるテーブル14には、所望の大きさ・形状の穴14aが穿設されている。なお、図1に示されている穴14aの形状とは異なるが、たとえば線状のリード線2の接合を行う場合には、当該リード線2の接合位置に合わせて、細長い穴14aをテーブル14に穿設しておいても良い。
受部15は、ガラス基板1の接触・非接触が可能なように、上下方向に移動することができる。また、受部15は、接合ツール12におけるリード線2との当接部に対応した位置に存し、ガラス基板1を下方向から受けることができる。本実施の形態に係る超音波振動接合装置100では、穴14aを介して、受部15の上面部は直接、ガラス基板1の下面と接触することにより、受部15はテーブル14に固定されているガラス基板1を受ける。なお、本実施の形態では、テーブル14は上下に移動せず、固定である。
上記構成から分かるように、超音波振動接合装置100では、超音波振動接合処理の際には、受部15が上方向に移動する。そして、接合部分において、接合ツール12と受部15とにより、穴14aを介して、ガラス基板1とリード線2とが挟み込まれる。そして、受部15がガラス基板1の下面を受けた状態で、リード線2上に対して接合ツール12は、圧力を加えながらの超音波振動を行う。
本実施の形態に係る超音波振動接合装置100の動作について説明する。
まず、テーブル14上にガラス基板1を載置・固定し、ガラス基板1上の接合位置に、リード線2を配置させる。次に、受部15を上方向に移動させ、穴14aを介して、受部15の上面部をガラス基板1の下面に接触させる。さらに、接合ツール12を、リード線2上に当接させる。ここまでの動作により、図1に示すように、接合部分において、接合ツール12と受部15とにより、穴14aを介して、ガラス基板1とリード線2とが挟み込まれる。
上記状態において、加圧機構11の制御により、接合ツール12に対して所定の圧力を図1の下方向に印加する。当該圧力の印加を行いながら、超音波振動子13により、接合ツール12に対して図1の水平方向の超音波振動を印加する(超音波振動接合処理)。当該超音波振動接合処理により、接合位置において、ガラス基板1上とリード線2とを接合させることができる。
当該超音波振動接合処理の後、受部15を図1の下方向に移動させ、受部15によるガラス基板1の「受け」を解消する。
以上のように、本実施の形態に係る超音波振動接合装置100では、受部15によりガラス基板1の下面を受けることが可能である。そして、当該受部15の上方において、ガラス基板1上に配置されたリード線2に対して、超音波振動部11,12,13による超音波振動接合を実施することができる。
したがって、超音波振動接合装置100は、たとえばガラス基板1に歪や反りが発生していたとしても、ガラス基板1に対してダメージを与えること無く、正常にガラス基板1上にリード線2を超音波振動接合することができる。
なお、被処理体に対して複数の接合を行う場合、複数の接合位置に合わせて、平面視において当該接合位置に対応するテーブル14が開口するように、複数の穴14a若しくは1つの所定の形状の穴14aをテーブル14に設けても良い。たとえば、線状のリード線2の複数個所において接合処理を施す場合には、当該リード線2の接合位置に合わせて、長細い穴14aをテーブル14に穿設しておいても良い(当該穴14aは、各接合位置に対応する位置に存する)。
これにより、超音波振動部11,12,13と受部15、または、テーブル14を、水平方向に移動可能とすることによって、ガラス基板1とリード線2との複数点での超音波振動接合処理を連続して行うことができる。
<実施の形態2>
本実施の形態では、実施の形態1で説明した受部15の制御について説明する。
受部15は、エアシリンダーもしくは油圧シリンダーから構成されており、下記の制御が実施される(図2)。ここで、図2の縦軸は、受部15がガラス基板1に及ぼす圧力であり、図2の横軸は、時間である。
まず、超音波振動接合処理に際して、受部15を図1の上方向に移動させ、穴14aを介して、テーブル14に載置・固定されているガラス基板1の下面に受部15の上面を接触させる(接触開始)。当該接触後においては、上記上方向の移動を続けることにより、受部15によるガラス基板1への前記上方向の加圧を増加させる。
そして、受部15によるガラス基板1への加圧が、予め設定された所定の圧力値に達したとき、受部15の前記上方向の移動(換言すれば、上記加圧)を停止する(所定の圧力値でロック)。その後、受部15が所定の圧力値でガラス基板1を受けている状態で、超音波振動部11,12,13による超音波振動接合処理を実施する。
ここで、当該所定の圧力値は、ガラス基板1の材質や厚さによって決定され、またガラス基板1にダメージを与えない範囲で決定される。
超音波振動接合処理の後、受部15は図1の下方向の移動を開始し、受部15によるガラス基板1の受けを解消する(接触終了)。さらに、所定の位置まで受部15は、当該下方向の移動を継続する。
このように、本実施の形態に係る受部15の制御を行うことにより、超音波振動接合装置100は、ガラス基板1を所定の圧力値で受けながら、超音波振動部11,12,13は、リード線2に対して超音波振動接合処理を行うことができる。
<実施の形態3>
本実施の形態では、受部15とガラス基板1との接触を検知するセンサについて説明する。
図3,4,5は、受部15に配設される、接触タイプの接触感知センサを示す図である。
図3は、受部15に、圧電素子などの接触感知センサ20が埋め込まれている。受部15の上面と接触感知センサ20の上面とは面一となっており、接触感知センサ20は、ガラス基板1の下面が受部15と接触したことを感知できる。
図4は、受部15の上面に突出して、ピン状の接触感知センサ21が配設されている。図5に示すように、ガラス基板1の下面が受部15と接触すると、接触感知センサ21は、受部15内へと下がり、これにより受部15の上面がガラス基板1と接触したことを検知する。
なお、上記では、接触タイプのセンサについて説明したが、たとえばレーザ等を利用した非接触タイプである、ガラス基板1と受部15との接触を検知するセンサを採用しても良い。
本実施の形態では、受部15が図1の上方向に移動し、センサ20,21により、受部15の上面とテーブル14に固定されているガラス基板1の下面とが接触したことを検知されると、受部15は当該上方向の移動を停止する。そして、ガラス基板1が受部15と接触している状態で、超音波振動部11,12,13による超音波振動接合処理を実施する。
超音波振動接合処理の後、受部15は図1の下方向の移動を開始し、受部15によるガラス基板1の受けを解消する(接触終了)。さらに、所定の位置まで受部15は、当該下方向の移動を継続する。
このように、本実施の形態では、受部15にガラス基板1との接触を検知するセンサが配設されている。したがって、超音波振動接合装置100は、受部15がガラス基板1を確実に受けている状態において、超音波振動部11,12,13は、リード線2に対して超音波振動接合処理を行うことができる。
<実施の形態4>
図6は、本実施の形態に係る超音波振動接合装置200の構成を示す断面図である。なお、図1に示す例では、ガラス基板1には局所的な反り1aが生じている。
本実施の形態に係る超音波振動接合装置200と実施の形態1に係る超音波振動接合装置100とは、次の点において構成が相違する。
つまり、本実施の形態に係る超音波振動接合装置200では、テーブル14の代わりに、薄厚(たとえば、5mm以下)の硬質樹脂から構成されるテーブル31が設けられている。また、本実施の形態に係るテーブル31には、テーブル14とは異なり、穴14aは穿設されていない。これら以外の構成は、両超音波振動接合装置100,200において同じである。
上記構成から分かるように、超音波振動接合装置200では、超音波振動接合処理の際には、受部15が上方向に移動する。そして、接合部分において、接合ツール12と受部15とにより、テーブル31とガラス基板1とリード線2とが挟み込まれる。そして、受部15がテーブル31を介してガラス基板1の下面を間接的に受けた状態で、リード線2上に対して接合ツール12は、圧力を加えながらの超音波振動を行う。
なお、本実施の形態においても、受部15は上下方向に移動するが、テーブル14は上下に移動せず、固定である。
本実施の形態に係る超音波振動接合装置200の動作について説明する。
まず、テーブル31上にガラス基板1を載置・固定し、ガラス基板1上の接合位置に、リード線2を配置させる。次に、受部15を上方向に移動させる。これにより、図7に示すように、受部15の上面と接する部分において、テーブル31は変形する。そして、当該変形したテーブル31を介して、受部15の上面部は間接的に、テーブル31に固定されているガラス基板1の下面を受ける。
さらに、当接ツール12を、リード線2上に当接させる。ここまでの動作により、図7に示すように、当接部分において、接合ツール12と受部15とにより、テーブル31とガラス基板1とリード線2とが挟み込まれる。
上記状態において、加圧機構11の制御により、接合ツール12に対して所定の圧力を図7の下方向に印加する。当該圧力の印加を行いながら、超音波振動子13により、接合ツール12に対して図7の水平方向の超音波振動を印加する(超音波振動接合処理)。当該超音波振動接合処理により、接合位置において、ガラス基板1上とリード線2とを接合させることができる。
当該超音波振動接合処理の後、受部15を図7の下方向に移動させ、受部15によるガラス基板1の間接的な「受け」を解消する。そして、図6に示したように、受部15による「受け」が解消することにより、テーブル31において生じていた「変形」も元に戻る。
以上のように、本実施の形態に係る超音波振動接合装置200では、受部15により間接的にガラス基板1の下面を受けることが可能である。そして、当該受部15の上方において、ガラス基板1上に配置されたリード線2に対して、超音波振動部11,12,13による超音波振動接合を実施することができる。
したがって、超音波振動接合装置200は、たとえばガラス基板1に歪や反りが発生していたとしても、ガラス基板1に対してダメージを与えること無く、正常にガラス基板1上にリード線2を超音波振動接合することができる。
また、本実施の形態に係るテーブル31は、薄厚の硬質樹脂から構成されている。したがって、受部15からの押し上げによりテーブル31は容易に変形するので、テーブル31に、実施の形態1で説明したような穴14aを設ける必要がない。
また、超音波振動部11,12,13と受部15、または、テーブル31を、水平方向に移動可能とすることによって、ガラス基板1とリード線2との複数点での超音波振動接合処理を連続して行うことができる。換言すれば、超音波振動部11,12,13と受部15、または、テーブル31を、水平方向に移動可能とすることによって、テーブル31の任意の箇所において、ガラス基板1とリード線2との超音波振動接合処理を実施できる。
<実施の形態5>
実施の形態4に係る超音波振動接合装置200では、テーブル31は固定で、受部15が上下方向に移動することにより、受部15による、変形したテーブル31を介したガラス基板1の「受け」が行われていた。
本実施の形態5に係る超音波振動接合装置300では、受部15が固定で、テーブル31が上下方向に移動することにより、受部15による、変形したテーブル31を介したガラス基板1の「受け」が行われる。なお、当該動作以外、両超音波振動接合装置200,300の構成・動作は同じである。
以下に、本実施の形態に係る超音波振動接合装置300の動作について具体的に説明する。
まず、テーブル31上にガラス基板1を載置・固定し、ガラス基板1上の接合位置に、リード線2を配置させる。次に、テーブル31を下方向に移動させる。これにより、図8に示すように、受部15の上面と接する部分において、テーブル31は変形する。そして、当該変形したテーブル31を介して、受部15の上面部は間接的に、テーブル31に固定されているガラス基板1の下面を受ける。
さらに、接合ツール12を、リード線2上に当接させる。ここまでの動作により、図8に示すように、当接部分において、接合ツール12と受部15とにより、テーブル31とガラス基板1とリード線2とが挟み込まれる。

上記状態において、加圧機構11の制御により、接合ツール12に対して所定の圧力を図8の下方向に印加する。当該圧力の印加を行いながら、超音波振動子13により、接合ツール12に対して図8の水平方向の超音波振動を印加する(超音波振動接合処理)。当該超音波振動接合処理により、接合位置において、ガラス基板1上とリード線2とを接合させることができる。
当該超音波振動接合処理の後、テーブル31を図8の上方向に移動させ、受部15によるガラス基板1の間接的な「受け」を解消する。そして、図6に示したように、受部15による「受け」が解消することにより、テーブル31において生じていた「変形」も元に戻る。
以上のように、本実施の形態に係る超音波振動接合装置300では、受部15により間接的にガラス基板1の下面を受けることが可能である。そして、当該受部15の上方において、ガラス基板1上に配置されたリード線2に対して、超音波振動部11,12,13による超音波振動接合を実施することができる。
したがって、超音波振動接合装置300は、たとえばガラス基板1に歪や反りが発生していたとしても、ガラス基板1に対してダメージを与えること無く、正常にガラス基板1上にリード線2を超音波振動接合することができる。
また、本実施の形態に係るテーブル31は、薄厚の硬質樹脂から構成されている。したがって、受部15との当接によりテーブル31は容易に変形するので、テーブル31に、実施の形態1で説明したような穴14aを設ける必要がない。
また、本実施の形態では、テーブル31が上下方向に移動するので、たとえば、装置構成の都合により受部15の上下方向移動が困難な場合においても、上記効果を有する超音波振動接合装置300を構成することができる。
また、超音波振動部11,12,13と受部15、または、テーブル14を、水平方向に移動可能とすることによって、ガラス基板1とリード線2との複数点での超音波振動接合処理を連続して行うことができる。換言すれば、超音波振動部11,12,13と受部15、または、テーブル14を、水平方向に移動可能とすることによって、テーブル31の任意の箇所において、ガラス基板1とリード線2との超音波振動接合処理を実施できる。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 ガラス基板
1a 反り(または歪)
2 リード線
11 加圧機構
12 接合ツール
13 超音波振動子
14,31 テーブル
14a 穴
15 受部
20,21 接触感知センサ
100,200,300 超音波振動接合装置

Claims (10)

  1. 板に対して被処理体を超音波振動接合することができる超音波振動接合装置であって、
    上方向からの加圧を行いながらの水平方向の超音波振動を、前記被処理体に印加することができる超音波振動部と
    前記基板が載置されるテーブルと
    前記超音波振動部における前記被処理体との当接部に対応した位置に存し、前記基板を下方向から受けることが可能な受部とを、備えており、
    前記超音波振動部は、
    前記基板が前記受部により受けられている状態で、前記被処理体に対して前記超音波振動の印加を行う、
    ことを特徴とする超音波振動接合装置。
  2. 前記テーブルには、
    所定の形状の穴が穿設されており、
    前記受部は、
    前記穴を介して、直接的に、前記基板と接触する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波振動接合装置。
  3. 前記受部は、
    前記基板との接触・非接触が可能なように、上下方向に移動する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の超音波振動接合装置。
  4. 前記受部は、
    前記基板に対する圧力が所定の圧力値に達するまで、上方向に上昇し、
    前記所定の圧力値に到達した後、前記上昇を停止し、当該所定の圧力値を維持する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の超音波振動接合措置。
  5. 前記受部には、
    前記基板との接触を検知する、センサが配設されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の超音波振動接合装置。
  6. 前記テーブルは
    薄厚であり、樹脂から構成されており、前記受部の上面と接する部分において変形し、
    前記受部は、
    前記テーブルを介して、間接的に、前記基板を受ける、
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波振動接合装置。
  7. 前記受部は、
    前記テーブルとの接触・非接触が可能なように、上下方向に移動する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の超音波振動接合装置。
  8. 前記テーブルは、
    前記受部との接触・非接触が可能なように、上下方向に移動する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の超音波振動接合装置。
  9. 前記超音波振動部と前記受部は、
    水平方向に移動可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波振動接合装置。
  10. 前記テーブルは、
    水平方向に移動可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波振動接合装置。
JP2012546601A 2010-11-30 2010-11-30 超音波振動接合装置 Active JP5480978B2 (ja)

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