JP5479076B2 - キッチンカウンタの製造方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明の実施形態に係るキッチンカウンタの製造方法について、図面を参照して説明する。図1、図2は第1の実施形態に係るキッチンカウンタの製造方法によって製造されたキッチンカウンタを示す。キッチンカウンタ1は、図1、図2に示すように、カウンタ2とシンク3とを一体化して構成されている。カウンタ2はシステムキッチンなどの天板となる部分であって台所作業が行われるところであり、後端側には起立部22が形成され、手前側には前垂れ部23が形成されている。カウンタ2は、樹脂製であり、カウンタ2の表面2a側を成形する表面成形型と裏面2b側を成形する裏面成形型を用いて樹脂成形されたものである。シンク3は、食器洗いなどの水まわりの作業が行われるところである。シンク3は金属製であって、例えばステンレス板材から絞り加工により凹部を有するように形成されたものである。シンク3の凹部外周には、カウンタ2と接合するためのフランジ部31が周設されており、シンク3の内側には排水口3aと洗剤等載置台3bが備えられている。このようなカウンタ2とシンク3とは、直接接合されているのではなく、フランジ部31に設けられた接合部4を介して間接的に接合されている。接合部4は、カウンタ2を構成する樹脂の弾性率よりも低い弾性率を有する樹脂によって成形されている。接合部4の表面が、シンク3の外周部に目地5として現れている。目地5とカウンタ2の境界は、カウンタ2のシンク3側の端面21、すなわち、カウンタ2と接合部4の界面の位置を示している。
変形例1は、図6(a)(b)に示すように、抜け勾配を有する成形型11を用いて接合部4を成形するものである。抜け勾配は、下方に行くほど拡径する内周面からなる抜け勾配形成面11aによって形成されている。この抜け勾配により、成形後に成形型11を上方に離型する作業が容易になる。この成形型11を用いて成形した接合部4は、抜け勾配形成面11aに対応する斜面4aを有し、その接合部4の断面は、下方ほど拡径する外形形状(キッチンカウンタ1の使用時に上方ほど拡径する外形形状)となる。従って、図6(c)に示すように、抜け勾配による斜面4aを覆うようにカウンタ2を成形することにより、使用状態のシンク3にかかる下向きの負荷によるカウンタ2と接合部4との間の剥離などの発生を防止することができ、キッチンカウンタ1の使用段階において高い信頼性が得られる。
変形例2は、図7に示すように、接合部4を1層目41と2層目42の2層構造とするものであり、その他の点は、図3に示したものと同様である。変形例2の製造方法は、図8に示すように、シンク3を準備し(#11)、樹脂製のカウンタ2と接合されるシンク3の部位に、カウンタ2を構成する樹脂の弾性率よりも低い弾性率を有する樹脂によって接合部4の1層目41を成形し(#12)、次に、1層目41の上に1層目41とは異なる樹脂で2層目42を成形して接合部4の成形を終了する(#13)。その後、接合部4を成形したシンク3を成形型にインサートしてカウンタ2を成形して(#14)、2層構造の接合部4を介して金属製のシンク3と樹脂製のカウンタ2とを一体化したキッチンカウンタ1の製造が終了する。
図9、図10は第2の実施形態を示す。本実施形態は、第1の実施形態における接合部4を成形する成形型として、カウンタ2用の成形型の上型(裏面成形型)を共用するものである。そこで、裏面成形型12は、図9(a)に示すように、シンク3側の端面12aが接合部4を成形するための形状、すなわち、図5(a)に示した成形型11と同様に表面成形型10の上面に垂直な面形状とされている。成形された接合部4は、端面12aに対応して、表面成形型10の上面に垂直な面形状の端面4b(外周面)が形成される。接合部4を形成した後、図9(b)に示すように、裏面成形型12をカウンタ2の厚み分dだけ上に開いてカウンタ2を成形すると、図9(c)に示すキッチンカウンタ1が完成する。カウンタ2には、接合部4の端面4bに接合した端面21が形成されている。
変形例1は、図11(a)に示すように、接合部4の形状として、第1の実施形態の変形例1の接合部4(図6参照)における斜面4aの構成を適用するものである。本変形例1における裏面成形型12は、下方に行くほど拡径する内周面からなる斜面を端面12aとする抜け勾配形成部と、抜け勾配形成部の上部にあってシンク3側に向けて突出する突出部12bとを備えている。これらの表面成形型10と裏面成形型12とを用いて接合部4を成形すると、裏面成形型12の抜け勾配形成部の斜面によって接合部4の斜面4aが形成され、突出部12bの下面によって接合部4の上面が成形される。接合部4が成形されると、図11(b)に示すように、カウンタ2の厚み分だけ表面成形型10と裏面成形型12とを開き、接合部4の上部に液留めのパッキン13が配置された状態とされる。このパッキン13の配置のために、裏面成形型12を一旦退避させる(不図示)。接合部4、パッキン13、表面成形型10、および、裏面成形型12によって囲まれた空間に樹脂を注入してカウンタ2が成形される。製造されたキッチンカウンタ1には、図11(c)に示すように、パッキン13が残置されており、また、カウンタ2の内周側には、裏面成形型12の突出部12bに対応して、キッチンカウンタ1の使用状態において接合部4を下方から支持する延伸部20が形成されている。
変形例2は、図12(a)(b)(c)、図13(a)(b)に示すように、上述の図11に示した変形例1の裏面成形型12における突出部12bを備えない場合に相当し、他は同様である。図12(b)では、パッキン13を配置するために、裏面成形型12を一旦退避させているが、パッキン13として柔軟性のある部材、または分割した部材を用いると、この退避が不要となり、表面成形型10と裏面成形型12とを所定の型開きした状態で、パッキン13を隙間に配置させることができる。これは、突出部12bを備えていないことによる。
2 樹脂製のカウンタ
2a 表面
2b 裏面
3 金属製のシンク
4 接合部
10 表面成形型
11 裏面成形型
11a 抜け勾配形成面
Claims (6)
- 樹脂製のカウンタと金属製のシンクとを一体化して成るキッチンカウンタの製造方法において、
樹脂製のカウンタが接合される金属製のシンク側の部位に、前記カウンタを構成する樹脂の弾性率よりも低い弾性率を有する樹脂によって接合部を成形し、
前記接合部を成形したシンクを成形型にインサートして前記カウンタを成形することにより、前記接合部を介して前記シンクと前記カウンタとを一体化することを特徴とするキッチンカウンタの製造方法。 - 樹脂製のカウンタと金属製のシンクとを一体化して成るキッチンカウンタの製造方法において、
樹脂製のカウンタのそれぞれ表面用と裏面用の表面成形型と裏面成形型のうち表面成形型を下型とし、前記表面成形型に金属製のシンクを上下反転して載置して前記カウンタが接合される前記シンク側の部位に、前記カウンタを構成する樹脂の弾性率よりも低い弾性率を有する樹脂によって接合部を成形し、
前記接合部を成形したシンクを前記表面成形型と裏面成形型にインサートした状態で前記カウンタを成形することにより、前記接合部を介して前記シンクと前記カウンタとを一体化することを特徴とするキッチンカウンタの製造方法。 - 前記接合部を成形する際に前記裏面成形型を前記カウンタの厚み分だけ前記表面成形型に近づけて配置し、前記裏面成形型を前記接合部を成形するための成形型として用いて該接合部を成形し、
前記接合部を成形後に、前記裏面成形型を前記カウンタの厚み分だけ開き、前記2つの成形型と前記接合部とによって囲まれた空間に樹脂を充填して前記カウンタを成形することを特徴とする請求項2に記載のキッチンカウンタの製造方法。 - 前記接合部を成形するための前記成形型に抜け勾配を設けることを特徴とする請求項3に記載のキッチンカウンタの製造方法。
- 前記接合部は、前記カウンタが呈する柄および色と同一の柄および色を呈する樹脂によって成形することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のキッチンカウンタの製造方法。
- 上記カウンタは、人造大理石で構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のキッチンカウンタの製造方法。
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