JP5478922B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に使用される現像装置に関するものである。
例えば電子写真方式の一般的な画像形成装置は、像担持体としての電子写真感光体に形成された静電像を現像装置にて現像剤によりトナー像として現像する。そして、そのトナー像を記録媒体に転写して定着装置にて固着画像として定着処理して画像形成物を出力する。このような画像形成装置においては、現像装置からのトナー飛散を極力防止する必要がある。飛散トナーは画像形成装置内部を汚して、メンテナンスの際に汚れを拡大したり、感光体に対するレーザスキャナ等の露光装置に付着したり、感光体上の白地画像形成部に付着したり、現像装置及び帯電装置に付着してしまう、といった問題が発生するからである。
特許文献1には、現像装置からのトナー飛散を防止または抑制する手段が記載されている。これは、現像装置の開口部端にトナーの飛散防止電極を備え、この電極によって飛散トナーを電界で現像剤担持体(現像スリーブ)方向へ移動させ、現像剤担持体で捕集して現像装置外にトナーが飛散することを防止するものである。
特開平7−271193号公報
本発明は上記のように飛散防止電極を用いる従来技術を更に発展させたものである。本発明の目的は、画像形成後に飛散防止電極に逆帯電したトナーが付着して、該付着トナーが落下しても現像装置外に飛散することがない現像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明に係る現像装置の代表的な構成は、現像剤を収容した現像容器と、内部にマグネットロールを備え、外周面に前記マグネットロールの磁界により前記現像剤を担持して回転して像担持体との最近接部である現像領域に現像剤を搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、現像剤の飛散を防止する電圧が印加される飛散防止電極と、を有し、前記像担持体に形成された静電像を現像剤により現像する現像装置であって、前記現像剤規制部材は前記現像領域よりも現像剤担持体回転方向上流側で、かつ前記現像剤担持体の鉛直方向下側に設置され、前記飛散防止電極は前記現像剤担持体に対して平行に延在し、前記現像剤担持体の鉛直方向上方で、かつ電極幅中心が前記現像剤担持体の回転中心と頂点との2点を通る直線よりも現像剤担持体回転方向下流側に存在することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成後に飛散防止電極に逆帯電したトナーが付着して、該付着トナーが落下しても現像装置外に飛散することがない現像装置を提供することができる。
(a)は本発明に従う現像装置を搭載している画像形成装置の一例の概略構成図、(b)は(a)の画像形成装置における1つの画像形成部の拡大図である。 (a)は実施例1の現像装置の横断面図、(b)は縦断平面図である。 (a)は実施例1の現像装置における、ドラム、現像スリーブ、上蓋、飛散防止電極、整流基板の配置関係を示した模式図、(b)は比較例1の現像装置の横断面図、(c)は比較例2の現像装置の横断面図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ実施例2、3、4の現像装置の横断面図である。 (a)は実施例5の現像装置の横断面図、(b)は正面図である。
[実施例1]:《画像形成装置例の全体的構成及び動作》先ず、本実施例の画像形成装置の全体的構成及び動作について説明する。図1の(a)は本発明に従う現像装置を搭載している画像形成装置100の一例の概略構成図であり、4連タンデム式、中間転写方式の4色フルカラー電子写真画像形成装置である。この画像形成装置100は、制御回路部200と通信可能に接続されたホスト機器300からの入力画像情報に応じて作像動作する。そして、記録材(記録材体)Sにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色フルカラー画像を形成することができる。ホスト機器300は、この画像形成装置100の装置本体に接続された原稿読み取り装置或いは装置本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等である。記録材Sは記録用紙、プラスチックシート、布等である。装置本体内には複数の画像形成部(画像形成ステーション)Pが配置されている。本実施例の画像形成装置100においては、それぞれY色、M色、C色、K色の画像を形成する第1から第4の4つの画像形成部PY・PM・PC・PKが、図面上、左側から右側のほぼ水平に所定の間隔をおいて一列に配置されている。各画像形成部Pは、現像色が異なる以外は実質的に同一の電子写真プロセス機構である。図1の(b)は、1つの画像形成部Pの拡大図である。各画像形成部Pは、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)1を有する。また、ドラム1の回りには、帯電手段としての帯電ローラ2、現像手段としての現像装置4、一次転写手段としての一次転写ローラ51、ドラムクリーニング手段としてのクリーニング装置7が配置されている。各画像形成部Pの上側には、中間転写ベルトユニット5が配置されている。ユニット5は、各画像形成部Pのドラム1の上面に接触する中間転写体としての、可撓性を有する、誘電体性のエンドレスベルト(中間転写ベルト:以下、ベルトと記す)52を有する。このベルト52は、左側の駆動ローラ53と右側のテンションローラ54及び二次転写対向ローラ55の並行3本のローラ間に懸回張設されている。二次転写対向ローラ55にはベルト52を介して二次転写ローラ56が当接している。ベルト52と二次転写ローラ56との接触部が二次転写ニップ部である。各画像形成部Pのドラム1の上面と、ベルト52の駆動ローラ53とテンションローラ54との間の下行側ベルト部分の下面とが接している。各画像形成部Pの一次転写ローラ51は、それぞれ、ベルト5の下行側ベルト部分を介して対応するドラム1の上面に当接している。各画像形成部Pにおいて、ドラム1とベルト5の接触部が一次転写ニップ部である。駆動ローラ53のベルト懸回部にはベルトクリーニング装置57が配置されている。各画像形成部Pの下側には、各画像形成部Pのドラム1に対する露光手段としての露光装置3が配置されている。本実施例において、露光装置3はレーザー露光光学装置(レーザースキャナ)である。レーザスキャナは、画像情報に基づいてレーザー発光するレーザー、レーザー光を偏向走査するポリゴンミラー、レーザー光を等速走査及びドラム上でスポット結像させるfθレンズ、ビームを所定の方向へ反射する折り返しミラー等を有する。
フルカラー画像を形成するための動作は次のとおりである。第1から第4の各画像形成部PY・PM・PC・PKのドラム1が矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される。ベルト52も矢印の反時計方向(ドラム1の回転に順方向)にドラム1の速度に対応した速度で回転駆動される。露光装置3も駆動される。この駆動に同期して、各画像形成部Pにおいてそれぞれ所定の制御タイミングで帯電ローラ2がドラム1の表面を所定の極性・電位に一様に帯電する。露光装置3は各ドラム1の表面を各色の画像信号に応じて変調されたレーザー光Lで走査露光する。これにより、各ドラム1の表面に対応色の画像信号に応じた静電像が形成される。形成された静電像は、現像装置4によりトナー像として現像される。上記のような電子写真画像形成プロセス動作により、第1の画像形成部PYのドラム1にはフルカラー画像のイエロー成分に対応するY色トナー像が形成される。そして、そのY色トナー像がベルト52上に一次転写される。第2の画像形成部PMのドラム1にはフルカラー画像のマゼンタ成分に対応するM色トナー像が形成される。そして、そのM色トナー像が、ベルト52上にすでに転写されているY色トナー像に重畳されて一次転写される。第3の画像形成部PCのドラム1にはフルカラー画像のシアン成分に対応するC色トナー像が形成される。そして、そのC色トナー像が、ベルト52上にすでに転写されているY色+M色のトナー像に重畳されて一次転写される。第4の画像形成部PKのドラム1にはフルカラー画像のブラック成分に対応するK色トナー像が形成される。そして、そのK色トナー像が、ベルト52上にすでに転写されているY色+M色+C色のトナー像に重畳されて一次転写される。各画像形成部Pにおけるドラム1からベルト52へのトナー像の一次転写は一次転写ローラ51に対してトナーの帯電極性とは逆極性の所定の一次転写バイアスが印加されることでなされる。このようにして、ベルト52上にY色+M色+C色+K色の多重トナー像(4色フルカラーの未定着トナー像)が形成される。各画像形成部Pにおいて、一次転写後にドラム1の表面に残留したトナーはクリーニング装置7により除去・回収される。これにより、ドラム1は、次の画像形成工程に備える。
一方、記録材収容部としてのカセット9に収容されている記録材Sが、ピックアップ機構91、搬送ローラ92、レジストローラ93等の記録材搬送部材によって、ベルト52と二次転写ローラ56とが当接する二次転写ニップ部に搬送される。記録材Sは二次転写ニップ部に対してレジストローラ93によりベルト51上のトナー像と同期がとられて搬送されてくる。そして、ベルト52上の多重トナー像は、二次転写ニップ部において、二次転写ローラ56に印加される二次転写バイアス(トナーの帯電極性とは逆極性のバイアス)の作用により記録材S上に一括して二次転写される。二次転写ニップ部を出た記録材Sはベルト52から分離されて定着装置6へと搬送される。記録材S上に転写された多重トナー像は定着装置6によって熱及び圧力で溶融混合されると共に、記録材S上に定着される。そして、排出搬送路10を通って排出トレイ11にフルカラー画像形成物として排出される。二次転写工程後にベルト52上に残留したトナー等の付着物はベルトクリーニング装置57によって除去・回収される。尚、本実施例の画像形成装置100は、例えばブラック単色の画像など所望の単色又は4色のうちいくつかの色用の画像形成部を用いて、単色又はマルチカラーの画像を形成することも可能である。8Y・8M・8C・8Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーカートリッジであり、画像形成装置の所定の装着部に対して新旧交換可能に装着される。各トナーカートリッジ8は、それぞれ、対応する色の現像装置4に対する補給用トナーを収容している。そして、不図示の自動トナー補給制御機構(ATR:Auto Toner Replenisher)の動作によりトナーカートリッジ8から現像装置4に対して適時・適量のトナーが補給される。
《現像装置の基本構成》:各画像形成部Pの現像装置4は、現像剤として、非磁性トナー粒子(以下、トナーと記す)と磁性キャリア粒子(以下、キャリアと記す)とを備えた2成分現像剤を使用するものである。即ち、トナーとキャリアを備えた2成分現像剤を現像剤担持体に担持させて、現像剤担持体に電源から直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアスを印加し、像担持体に形成された静電像に現像剤を供給して静電像をトナー像として現像するものである。図2の(a)は現像装置4の拡大横断面図、(b)は縦断平面図である。現像装置4は、像担持体であるドラム1の回転軸線方向に長く、2成分現像剤(不図示)を収容する現像容器(現像剤を収容した現像容器)41を有する。現像容器41内には、現像剤担持体としての現像スリーブ44が配置されている。現像スリーブ44内には、非回転に固定して配置された磁界発生手段としてのマグネットロール(磁石)44aが配置されている。また、現像容器41内には、現像スリーブ44の表面に現像剤の薄層を形成する現像剤規制部材としての現像ブレード46と、現像容器41内の現像剤を攪拌し、かつ搬送する第1現像剤搬送部材42及び第2の現像剤搬送部材43が配置されている。現像容器41の内部は、現像容器の長手方向に、かつ垂直方向に延在する隔壁41cによって、ドラム1側の現像室(現像剤搬送経路)41aと、ドラム1側とは反対側の攪拌室(現像剤搬送経路)41bとに区画されている。そして、現像室41a内に前記第1の現像剤搬送部材42が配置され、攪拌室41b内に前記第2の現像剤搬送部材43が配置されている。第1の現像剤搬送部材42は現像室41aの長手方向に延在している。第2の現像剤搬送部材43は攪拌室41bの長手方向に延在している。隔壁41cの長手方向の一方側端部(図2の(b)において左側端部)と他方側端部(図2の(b)において右側端部)には、現像室41aと攪拌室41bとの間での現像剤の通過を許す受け渡し部(現像剤搬送経路)41fと41gが設けられている。
本実施例では、第1現像剤搬送部材42と第2の現像剤搬送部材43はいずれもスクリュー状部材(以下、それぞれ、第1のスクリュー、第2のスクリューと記す)である。つまり、本実施例では、第1と第2のスクリュー42・43は、それぞれ、磁性体の軸(回転軸)aの周りに、搬送部としての螺旋形状の羽根bを設けて形成されている。また、本実施例では、第2のスクリュー43には、羽根bに加えて、軸aからその半径方向に突出し、現像剤の搬送方向に所定の幅を有する攪拌リブcをも有している。リブcは、軸aの回転に伴って現像剤を攪拌する。第1のスクリュー42は現像室41a内の現像剤を攪拌し、かつ図2の(b)において矢印Aの左方に搬送する。また、第2のスクリュー43は、攪拌室41b内の現像剤を攪拌し、かつ図2の(b)において矢印Bの右方に搬送する。攪拌室41bは、長手方向の一方側端部(図2の(b)において左側端部)と他方側端部(図2の(b)において右側端部)に、それぞれ、トナー補給部41hと、現像剤濃度センサ(インダクタンスセンサ)45を有する。現像剤濃度センサ45は現像容器41内の現像剤のトナー濃度を検知しており、その検知情報が制御回路部200に入力する。制御回路部200は入力する検知情報に基づいて自動トナー補給制御機構(不図示)を制御して、現像剤濃度センサ45から入力する検知トナー濃度が所定範囲内に維持されるように、トナーカートリッジ8からトナー補給部41hへのトナー補給を制御する。トナー補給部41hへ補給されたトナーは、第2のスクリュー43により攪拌室41b内に入り、既に攪拌室41b内にある現像剤に対して攪拌混入されながら攪拌室41b内をB方向に搬送されてトナー濃度の均一化がなされる。第1と第2のスクリュー42・43は、現像スリーブ44の回転軸線方向(現像幅方向)に沿ってほぼ平行に配置されている。そして、第1のスクリュー42と第2のスクリュー43は現像スリーブ44の回転軸線方向に沿って互いに逆方向に現像剤を搬送する。こうして現像剤は第1と第2のスクリュー42・43によって連絡部41f・41gを介して現像容器41内を循環させられる。つまり、第1と第2のスクリュー42・43の搬送力により、現像工程でトナーが消費されてトナー濃度の低下した現像室41a内の現像剤が、一方の連絡部41fを介して撹拌室41b内へ移動する。また、トナーが補給されて攪拌された攪拌室41b内の現像剤が他方の連絡部41gを介して現像室41aへ移動する。
現像室41aには、ドラム1に対面した現像領域に相当する位置が開口部47として開口しており、この開口部47に、周面の一部が露出するようにして現像スリーブ44がドラム1に対してほぼ並行に、かつ回転可能に配置されている。本実施例では、現像スリーブ44は非磁性材料で構成され、現像動作時には、図2の(a)に示す矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。そして、現像スリーブ44の内部には、磁界発生手段として、周方向に沿って複数の磁極を有するマグネットロール44aが非回転に固定されて配置されている。現像スリーブ44はこの固定のマグネットロール44aの外回りを回転する。現像室41a内の現像剤は、第1のスクリュー42により現像スリーブ44に供給される。現像スリーブ44に供給された現像剤は、マグネットロール44aの発生する磁界により現像スリーブ44上に所定の量が担持されて現像剤溜まりを形成する。現像スリーブ44上の現像剤は現像スリーブ44が回転することによって、現像剤溜まりを通過して現像ブレード46によって層厚が規制されると共に、ドラム1と対向する現像領域Dへと搬送される。現像ブレード46は現像スリーブ44に対して所定の隙間αを存して対向している。現像スリーブ44はドラム1に対して所定の隙間βを存して対向している。現像スリーブ44とドラム1の最近接部が現像領域Dである。現像領域Dで、現像スリーブ44上の現像剤は穂立ちして磁気穂を形成する。本実施例では、磁気穂をドラム1に接触させて、現像剤のトナーをドラム1に供給することで、ドラム1上の静電像をトナー像として現像する。また、現像効率、即ち、潜像へのトナーの付与率を向上させるために、通常、現像スリーブ44には電圧印加手段としての現像バイアス電源Eから、直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアス電圧が印加される。ドラム1にトナーを供給した後の現像スリーブ44上の現像剤は、更に現像スリーブ44が回転することによって現像室41aに戻る。即ち、現像剤担持体としての現像スリーブ44は内部にマグネットローラ44aを備える。そして、外周面マグネットローラ44a磁界により現像剤を担持して回転してドラム1との最近接部である現像領域Dに現像剤を搬送して、像担持体であるドラム1に形成された静電像を現像剤により現像する。現像剤規制部材としての現像ブレード46は、現像領域Dよりも現像スリーブ回転方向上流側(現像剤担持体回転方向上流側)で、かつ現像スリーブ44の鉛直方向下側に配置されており、現像スリーブ44に担持された現像剤の層厚を規制する。
《飛散防止電極構成》:上述の現像装置4において、現像容器41の上蓋48は現像スリーブ44との対向面が現像スリーブ44の表面に沿った曲線形状になっている。この容器上蓋48に、現像剤(トナー)の飛散を防止する電圧を印加することができる飛散防止電極(以下、電極と記す)49を配置している。電極49は、現像剤担持体である現像スリーブ44に対して平行に延在している。また、電極49は、図2の(a)のように、現像スリーブ44の鉛直方向上方に配置されている。かつ、現像スリーブ44の回転中心Oと頂点(Slv頂点)dとの2点を通る直線(鉛直線)Jよりも、少なくとも電極の一部が現像スリーブ44の回転方向の下流側(現像剤担持体回転方向下流側)に存在する。Kは電極49の幅中心(電極中心)を通る鉛直線である。
通常、現像剤の飛散防止バイアスは、トナーとしてネガ帯電極性のトナーを用いる場合、現像スリーブ44の遠心力などで飛散しやすい帯電が不十分な弱ネガ極性トナーを現像スリーブへ押し付ける方向に電界が発生するように電極49に電圧を印加する。電極49には、新たに電源を設ける事無く、現像スリーブ44に印加する現像バイアス(AC)の配線から容器上蓋48に備える整流基板を介してDCバイアスに整流されたバイアスが印加される。図3の(a)は、本実施例における、ドラム1、現像スリーブ44、上蓋48、電極49、整流基板50の配置関係を示した模式図である。電極49は、アルペット素材(複合素材:アルペット(アルム+PET)、アルム箔導線)で幅4mmのシート状のものを使用した。これを、容器上蓋48の裏面において、現像スリーブ44に対して鉛直方向上方に、現像スリーブ44の長手方向において現像剤を搬送するブラスト領域Fと同等の長さにて配置している。そして、電極49は、容器上蓋48の開口部47側の端部(開口端部)eから現像スリーブ44の回転方向下流方向に7mmの位置に配置している。本実施例においては、この電極49は、現像スリーブ44の回転中心Oと頂点dとの2点を通る直線Jより電極中心が1mm、現像スリーブ回転方向下流側に位置している。整流基板50は容器上蓋48の上面に設けてあり、電源Eと配線50aを介して電気的に連絡している。また、整流基板50は電極49と配線50bを介して電気的に連絡している。ここで、飛散防止電極の幅(スリーブ回転方向の幅)は通常5mm程度である。飛散防止電極の幅が少なくとも現像剤担持体の直径の1/3以下である。通常、飛散防止電極は「幅数mm」(少なくとも6〜7mm以下)の金属板や金属箔シールで構成されることが多いので、直線Jに電極の下流端部が係るように配置しても逆側端部が図の上蓋端部eの位置にくることは殆んど無い。
図3の(b)は、比較例1の現像装置4Aの構成を示すものである。この現像装置4Aは、飛散防止電極49を容器上蓋48の開口部47側の端部(開口端部)eに配置したものである。その他の現像装置構成は本実施例1の現像装置4と同様である。そして、本実施例1の現像装置4と比較例1の現像装置4Aについて、トナーの飛散と容器上蓋48からのトナーのボタ落ちのレベルに関して比較を行った。先ず、両構成の現像装置4と4Aについて高温高湿環境下(30℃80%)で空回転を行い飛散レベルの比較を行った。現像装置の駆動のみを備えて現像装置のみを動作させることができる空回転装置に現像装置を取り付け、電極49に外部電源より−600[V]を印加、現像スリーブ44をGND(グランド)に接地した。さらに、現像装置の周りに白紙を巻きつけて、T/D(トナー重量/現像剤重量の比)=10%の2成分現像剤を用いて50cpm相当の回転速度で2h空回転(2時間の空回転)を行う。そして、飛散して白紙に付着したトナー量を比較した。このとき、比較例1の現像装置4Aの容器上蓋48と本実施例1の現像装置4の容器上蓋48で、トナー飛散のレベルは同等であった。現像装置外に駆動によって飛散するトナーに対する捕集能力は、本実施例1の現像装置4と比較例1の現像装置4Aにおいて、飛散防止電極49を配置する位置に関して同等の能力であった。
ここで、飛散防止電極49は、通常2成分現像剤を用いた場合には負極性に帯電したトナーを現像スリーブ44の方向に移動させるが、その逆極性或いは未帯電のトナーは電極に付着して徐々に蓄積してしまう。比較例1や比較例2の現像装置4A・4Bのように、電極49は、通常現像容器において現像剤スリーブ44の現像剤取込み部の開口部端に取り付けられる。これは、最終的に現像容器外に出ようとするトナーに対しては電界を作用させるには効率的な構成である。しかし、現像スリーブ44がドラム対向面に対して現像剤を上方に汲み上げる構成において、同様に容器上蓋の開口端に電極を配置した場合、次のような問題がある。即ち、電極49に、未帯電若しくは逆帯電したトナーが付着し蓄積すると、蓄積したトナーが下方に落下する問題がある。また、落下の要因としては、自重による落下や、特にメンテナンスのために現像装置や帯電装置、クリーニング装置などからなるカートリッジを取り外しする際などに、現像装置に衝撃が加わることが挙げられる。落下したトナーは、容器上蓋48の端部から落下するため、ドラム対向部方向に落下し、更に下方の現像ブレード46まで落下する。これによって、落下と衝突の衝撃でトナーが飛散して現像装置周りが汚染されてしまうという課題が発生する。
次に、比較例1の現像装置4Aと本実施例1の現像装置4を、それぞれ、画像形成装置100内に搭載し、画像形成動作を行って電極49からボタ落ちするトナー量を比較した。画像形成装置100では、現像スリーブ44に印加する電圧はAC及びDCの重畳バイアスでDC成分が−400[V]である。電極49に印加される整流後のDCバイアスは−1000[V]であり、上述の空回転実験と同様の−600[V]の電位差が発生するようにした。また、ドラム1は、表面に−650[V]の電圧を印加して、ドラムの回転軸をGNDに接続する。上述の設定で、前記空回転実験と同等の10,000枚(2h相当)、画像比率5%の画像で画像形成動作を行う。そして、現像装置の容器上蓋48にトナーが十分付着したところで画像形成装置100から現像装置を取り外し、それぞれの現像装置を3回ずつ床にタップして、それぞれの容器上蓋48から落下するトナー量を比較した。このとき、比較例1の現像装置4Aの容器上蓋48では現像スリーブ44のドラム対向部に落下したトナーがあった。これに対して、本実施例1の現像装置4の容器上蓋48の構成では殆んどドラム対向部にはトナーが落下せず、現像装置外部に対してのトナー汚染はしなかった。以上により、本実施例1の現像装置構成で飛散防止電極49に付着したトナーが現像装置外部に落下して画像形成装置内部を汚すことが防止されることが確認され、よりメンテナンス性に優れた現像装置、及び画像形成装置を提供することが出来た。
図3の(c)は比較例2の現像装置4Bの横断面図である。この現像装置4Bは現像スリーブ44とドラム1の回転方向が実施例1及び比較例1の現像装置4と4Aとは逆である。また、現像ブレード46を現像スリーブ44の鉛直方向上方に配している。また、電極49を現像スリーブ44の鉛直方向下方で、かつ開口部側の端部に配置している。本実施例1の現像装置4はこの比較例2の現像装置4Bとの対比においてもトナーの飛散防止効果に優れていた。
本実施例1の現像装置構成によれば、電極49により飛散トナーを捕集する位置を現像装置外から遠ざける位置に配置でき、かつ、電極49に対する付着トナーを現像スリーブ44の傾斜面が内部向きの位置に落下させることができる。そのため、飛散トナーによる現像装置外への汚染を防止抑制することが可能となる。
[実施例2]:図4の(a)は、本実施例2に係る現像装置4の横断面図である。本実施例2では、実施例1の現像装置構成に加え、現像剤担持体である現像スリーブ44から現像剤を剥ぎ取るための、マグネットローラ44aにおける剥ぎ取り磁極S3の位置よりも現像スリーブ回転方向上流側に電極49を配する構成とした。本実施例においては、電極49は、現像スリーブ44の回転中心Oと頂点dとの2点を通る直線Jよりも現像スリーブ回転方向下流側に位置している。また、電極49は、剥取極位置よりも現像スリーブ回転方向上流側に位置している。現像スリーブ44に内包されたマグネットローラ44aは、現像容器内からの現像剤の動きの順に、5極S2・N1・S1・N2・S3のマグネットピース(磁極)で構成されている。S2極は現像剤を現像スリーブ44に汲み上げる汲み上げ極である。N1極は規制ブレード46の位置で現像剤を薄層コートするためのカット極である。S1極はドラム対向位置(現像領域D)において現像剤の磁気穂を立たせる現像極である。N2極は現像剤を現像容器内部に搬送する取り込み極(取込極)である。S3極は現像剤を現像スリーブ44から剥がして現像容器内に戻す剥ぎ取り極である。本実施例2において、実施例1に記載の現像装置空回転の方法で、下記のように電極49の位置について検討した。ここで、剥取極位置とは、剥ぎ取り極S3の中心(磁極の中心は、磁場測定器でマグネットロールの磁界を測定したときの磁界のピークを示す位置)を通る鉛直線Mの位置である。剥取極位置Mよりも現像スリーブ回転方向下流側に電極49を配置した場合、作像動作が終了して電圧印加が終了した電極49から落下したトナーは、直接長い距離を落下して現像室41aの現像剤面に衝突する。そのため、衝撃によってトナー飛散してしまったため、現像装置4周りに巻き付けた白紙に飛散トナーが多く付着した。また、本実施例2の現像装置4のように、電極49を、剥取極位置Mよりも現像スリーブ回転方向上流側で、かつ現像スリーブ44の頂点dよりも現像スリーブ回転方向下流側に配置した場合、電極49上のトナーは電極49と近い現像スリーブ44上に落下する。そのため、落下トナーの衝撃による飛散は殆んど発生しなかった。これにより、白紙のトナー付着量は実施例1とほぼ同等であった。現像装置の上記両構成において、実施例1と同様に、画像形成装置100内で画像形成動作を実行してタッピングしたときのトナーボタ落ち量は同等であった。上記のように、電極49が取込極位置Nよりも現像スリーブ回転方向下流側に存在する構成により現像剤搬送領域に現像剤を落とすことによる衝撃でトナーが飛散することを防止し、現像装置外にトナーが飛散しない。以上により、本実施例4の現像装置構成で、通常のトナー飛散及び電極49に付着したトナーが現像装置外部に落下して画像形成装置内部を汚すことが防止されることが確認された。これにより、よりメンテナンス性に優れた現像装置、及び画像形成装置を提供することが出来た。
[実施例3]:図4の(b)は、本実施例3に係る現像装置4の横断面図である。本実施例3では、実施例2の条件に加え、現像剤を現像領域Dから現像容器内に搬送するための搬送磁極である取り込み極N2の位置よりも現像スリーブ回転方向下流側に飛散防止電極49を配する構成とした。ここで、取込極位置は取り込み極N2の中心を通る鉛直線Nの位置である。鉛直線Nは図2の(a)における直線Jに対してスリーブ回転方向に10°下流にある。本実施例において、上記の電極49の構成と、取り込み極N2の直上に電極49を配置したときに、実施例1と同様にそれぞれの構成の現像装置4において画像形成動作を行った。そして、画像形成装置100内から、それぞれの現像装置4を取り出して3回タッピングした場合と10回タッピングした場合で、現像装置4の容器上蓋48と現像スリーブ44の隙間の開口部47からトナーが噴出す量を比較した。結果、3回目のタッピングにおいては両構成において殆んど開口部47からトナーが噴出する事無く同等の落下量であった。しかし、10回目のタッピング後では、本実施例の構成の場合はトナーは殆んど開口部47から噴出しなかったのに対し、取り込み極N2の直上に電極49を配置した構成では容器上蓋48に付着していたトナーが幾らか噴出した。上記のように、電極49が、取込極位置Nよりも現像スリーブ回転方向下流側に存在する。これにより、現像スリーブ44に電極49からトナーが落下した場合に、取り込み極N2で現像剤の磁気穂が立つことによって、現像器外へトナーが飛散することを防止することが出来る。以上により、本実施例3の現像装置構成で電極49に付着したトナーが現像装置外部に落下して画像形成装置内部を汚すことが防止されることが確認され、よりメンテナンス性に優れた現像装置、及び画像形成装置を提供することが出来た。
[実施例4]:図4の(c)は、本実施例4に係る現像装置4の横断面図である。本実施例では、実施例3の現像装置構成に加え、電極49の表面に電極49よりも現像剤(トナー)の離型性の高い材料で覆う構成(コーティング)49aとした。具体的には、アルペット素材の電極49上に4フッ化エチレン樹脂(商品名:テフロン)のテープ49aを被覆するように貼って電極49のトナーの離型性を向上した。コーティング49aは4フッ化エチレン樹脂以外にも、電極49の表面の接触角を大きくすることが出来るその他の樹脂や溶剤などでも良い。ここで、電極49よりも現像剤の離型性の高い材料に関して、飛散防止電極に付着するトナーは未帯電もしくは微小にポジ帯電しているものが多い。そのため、トナーと部材の静電的な付着力というよりは、摩擦や液架橋力といった離型性が高い材料の接触角で示す。本発明では、KRUSS Drop Shape Analysis System Type DSA 10 Mk2によって測定された水接触角を示す。1.5μlの蒸溜水滴を試料上に自動的に配置させた。前記水滴をCCD−カメラによって0.2秒ごとに10秒間モニターし、分析した。4フッ素化エチレン樹脂テープは水接触角112度を示し離型性が高く、実際にキャリアに触れていない未帯電のトナーを4フッ素化エチレン樹脂テープ上に数g載せて傾けたところ、殆どのトナーが付着せずに滑り落ちた。本実施例4の構成の現像装置4と、実施例3の構成の現像装置4とで、画像形成装置100内で画像形成動作を100枚間欠にて10,000枚行い、3回タップを行った。そして、現像スリーブ44のドラム対向部に落下するトナー量、及び容器上蓋48の裏側の電極49近傍のトナー付着量を比較した。結果、タップ後の落下トナーは両構成で殆んど変わらず、殆んど落下していなかった。しかし、容器上蓋48を現像容器41から取り外し、電極49周辺に付着したトナー量を比較すると、本実施例4のように、電極49よりも離型性の高いコーティング49aで電極49を被覆した構成のものの方が、トナー付着量が少なかった。これは、電極49がコーティング49aでコートされているため、電極49に対するトナーの付着力が低下したためであり、100枚おきに電極49に印加されるバイアスが途切れたタイミングで付着したトナーが定期的に落下したことによる。これによって、本実施例4の構成によって電極49に蓄積するトナー量を減少させることができ、そのため電極49からのトナー落下による汚染を減少させることができた。上記のように、電極49の表面は、電極49よりも現像剤(トナー)の離型性が高い材料49aで覆われていることで、電極49に付着したままになるトナーを極力少なく保つことができる。これによって、トナーのボタ落ち量を低減して現像装置外へのトナー飛散を防止する。以上により、本実施例4の現像装置構成で電極49に付着したトナーが現像装置外部に落下して画像形成装置内部を汚すことが防止されることが確認され、よりメンテナンス性に優れた現像装置、及び画像形成装置を提供することが出来た。
[実施例5]:図5の(a)は、本実施例5に係る現像装置4の横断面図、(b)は現像装置の正面図である。本実施例では、実施例4の現像装置構成に加え、容器上蓋48に加振装置49bを設け、電極49に振動を与えて電極49に対する付着現像剤(付着トナー)を積極的に離脱(落下)させる構成とした。本実施例では、上記加振装置49bとしてピエゾ素子を用いた。ピエゾ素子を用いた加振装置49bはシート状の形状であり、容器上蓋48を挟んで飛散防止電極49と同じ位置に、かつ容器上蓋48の長手方向に飛散防止電極49と同じ長さに設置した。そして、本実施例5の構成の現像装置4と実施例4の構成の現像装置4で、トナーの落下量と飛散防止電極49近傍の飛散トナー付着量を比較した。本実施例では、ピエゾ素子49bによる加振は画像形成動作終了後に実行する。そのため、画像形成装置100内で実際に画像形成動作を100枚間欠動作で10,000枚動作させて、画像形成装置100から現像装置4を取り外す。そして、実施例4と同様に10回タップして現像スリーブ44のドラム対向面にトナーが落下するか、そして、容器上蓋48の飛散防止電極49近傍に付着したトナー量を確認した。このとき、ピエゾ素子49bによる加振は、100枚間欠のジョブ間にジョブ終了後の後回転時に1秒間加振した。本発明の構成において、タッピングによって、飛散防止電極49に付着したトナーが現像装置4外へ落下しないことを確認できた。そして、本実施例5と、実施例4と、前述の比較例1(図3の(b))との現像装置構成とにおいて、飛散防止電極49近傍のトナー付着量を比較すると、[実施例5]<[実施例4]<[比較例1]の順に付着量が多い結果となった。加振装置49bは、容器上蓋48で、かつ電極49に対して容器上蓋48を介して反対側の面に電極49と同等の長さ、若しくは電極49の長手方向に対して複数個の設けることができる。上記のように、加振装置を設けることによって、ボタ落ち量を低減して現像装置外へのトナー飛散を防止する現像装置を得ることがきる。以上により、本実施例5の現像装置構成で飛散防止電極49に付着したトナーが現像装置外部に落下して画像形成装置内部を汚すことが防止されることが確認され、よりメンテナンス性に優れた現像装置、及び画像形成装置を提供することが出来た。
1・・像担持体、4・・現像装置、41・・現像容器、44・・現像剤担持体、44a・・マグネットロール、46・・現像剤規制部材、49・・飛散防止電極、D・・現像領域、O・・現像剤担持体の回転中心、d・・現像剤担持体の頂点、J・・回転中心Oと頂点dとを通る直線、S3・・剥ぎ取り磁極、M・・剥ぎ取り磁極を通る鉛直線、N2・・取り込み極(搬送磁極)、N・・取り込み極を通る鉛直線、49a・・現像剤の離型性が高い材料、49b・・加振装置

Claims (17)

  1. 現像剤を収容した現像容器と、内部にマグネットロールを備え、外周面に前記マグネットロールの磁界により前記現像剤を担持して回転して像担持体との最近接部である現像領域に現像剤を搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、現像剤の飛散を防止する電圧が印加される飛散防止電極と、を有し、前記像担持体に形成された静電像を現像剤により現像する現像装置であって、
    前記現像剤規制部材は前記現像領域よりも現像剤担持体回転方向上流側で、かつ前記現像剤担持体の鉛直方向下側に設置され、
    前記飛散防止電極は前記現像剤担持体に対して平行に延在し、前記現像剤担持体の鉛直方向上方で、かつ電極幅中心が前記現像剤担持体の回転中心と頂点との2点を通る直線よりも現像剤担持体回転方向下流側に存在することを特徴とする現像装置。
  2. 前記飛散防止電極の現像剤担持体回転方向下流側の端部の位置は、前記マグネットロールが有する磁極のうち、前記現像剤担持体から現像剤を剥ぎ取る剥ぎ取り磁極を通る鉛直線よりも現像剤担持体回転方向上流側に存在することを特徴とした請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記飛散防止電極の現像剤担持体回転方向上流側の端部の位置は、前記マグネットロールが有する磁極のうち、前記現像剤担持体に担持された現像剤を前記現像領域から前記現像容器の内部に搬送するための取り込み極を通る鉛直線よりも現像剤担持体回転方向下流側に存在することを特徴とした請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記飛散防止電極の表面は、飛散防止電極よりも現像剤の離型性が高い材料で覆われていることを特徴とした請求項1乃至3の何れか一項に記載の現像装置。
  5. 前記飛散防止電極に振動を与えて付着現像剤を離脱させる加振装置を有することを特徴とした請求項1乃至4の何れか一項に記載の現像装置。
  6. 前記飛散防止電極は前記現像剤担持体の長手方向において現像剤を搬送するブラスト領域と対応する領域に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の現像装置。
  7. 現像剤を収容した現像容器と、内部にマグネットロールを備え、外周面に前記マグネットロールの磁界により前記現像剤を担持して回転して像担持体との最近接部である現像領域に現像剤を搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、現像剤の飛散を防止する電圧が印加される飛散防止電極と、を有し、前記像担持体に形成された静電像を現像剤により現像する現像装置であって、
    前記現像剤規制部材は前記現像領域よりも現像剤担持体回転方向上流側で、かつ前記現像剤担持体の鉛直方向下側に設置され、
    前記飛散防止電極は前記現像剤担持体に対して平行に延在し、前記現像剤担持体の鉛直方向上方に配置され、かつ前記飛散防止電極の現像剤担持体回転方向上流側の端部の位置が、前記現像剤担持体の回転中心と頂点との2点を通る直線よりも現像剤担持体回転方向下流側に存在することを特徴とした現像装置。
  8. 前記飛散防止電極の現像剤担持体回転方向下流側の端部の位置は、前記マグネットロールが有する磁極のうち、前記現像剤担持体から現像剤を剥ぎ取る剥ぎ取り磁極を通る鉛直線よりも現像剤担持体回転方向上流側に存在することを特徴とした請求項7に記載の現像装置。
  9. 前記飛散防止電極の現像剤担持体回転方向上流側の端部の位置は、前記マグネットロールが有する磁極のうち、前記現像剤担持体に担持された現像剤を前記現像領域から前記現像容器の内部に搬送するための取り込み極を通る鉛直線よりも現像剤担持体回転方向下流側に存在することを特徴とした請求項7又は8に記載の現像装置。
  10. 前記飛散防止電極の表面は、飛散防止電極よりも現像剤の離型性が高い材料で覆われていることを特徴とした請求項7乃至9の何れか一項に記載の現像装置。
  11. 前記飛散防止電極に振動を与えて付着現像剤を離脱させる加振装置を有することを特徴とした請求項7乃至10の何れか一項に記載の現像装置。
  12. 前記飛散防止電極は前記現像剤担持体の長手方向において現像剤を搬送するブラスト領域と対応する領域に配置されていることを特徴とする請求項7乃至11の何れか一項に記載の現像装置。
  13. 現像剤を収容した現像容器と、内部にマグネットロールを備え、外周面に前記マグネットロールの磁界により前記現像剤を担持して回転して像担持体との最近接部である現像領域に現像剤を搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、現像剤の飛散を防止する電圧が印加される飛散防止電極と、を有し、前記像担持体に形成された静電像を現像剤により現像する現像装置であって、
    前記現像剤規制部材は前記現像領域よりも現像剤担持体回転方向上流側で、かつ前記現像剤担持体の鉛直方向下側に設置され、
    前記飛散防止電極は前記現像剤担持体に対して平行に延在し、前記現像剤担持体の鉛直方向上方に配置され、かつ前記飛散防止電極の現像剤担持体回転方向上流側の端部の位置が、前記マグネットロールが有する磁極のうち、前記現像剤担持体に担持された現像剤を前記現像領域から前記現像容器の内部に搬送するための取り込み極を通る鉛直線よりも現像剤担持体回転方向下流側に存在することを特徴とした現像装置。
  14. 前記飛散防止電極の現像剤担持体回転方向下流側の端部の位置は、前記マグネットロールが有する磁極のうち、前記現像剤担持体から現像剤を剥ぎ取る剥ぎ取り磁極を通る鉛直線よりも現像剤担持体回転方向上流側に存在することを特徴とした請求項13に記載の現像装置。
  15. 前記飛散防止電極の表面は、飛散防止電極よりも現像剤の離型性が高い材料で覆われていることを特徴とした請求項13又は14に記載の現像装置。
  16. 前記飛散防止電極に振動を与えて付着現像剤を離脱させる加振装置を有することを特徴とした請求項13乃至15の何れか一項に記載の現像装置。
  17. 前記飛散防止電極は前記現像剤担持体の長手方向において現像剤を搬送するブラスト領域と対応する領域に配置されていることを特徴とする請求項13乃至16の何れか一項に記載の現像装置。
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