JP3177090B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP3177090B2
JP3177090B2 JP07934894A JP7934894A JP3177090B2 JP 3177090 B2 JP3177090 B2 JP 3177090B2 JP 07934894 A JP07934894 A JP 07934894A JP 7934894 A JP7934894 A JP 7934894A JP 3177090 B2 JP3177090 B2 JP 3177090B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真或いは静電記
録法等を利用したもので、像担持体上に形成した潜像を
現像して可視化するのに使用する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法或いは静電記録法等を
利用した現像装置においては、像担持体上に形成した潜
像を現像装置により現像して、トナー像として可視化す
ることを行なっている。
【0003】このような現像装置には各種の原理のもの
が知られているが、これらのうち所謂磁気ブラシ現像法
を基礎とする方式のものが主として実用に供されてい
る。
【0004】図4は従来の現像装置の一例の全体を示す
断面図である。
【0005】本現像装置は、現像容器102の現像室1
45内に矢印a'方向に回転される静電潜像担持体(以
下、像担持体)101に対向して現像剤担持体としての
非磁性の現像スリーブ121を備え、この現像スリーブ
121内に磁界発生手段としての磁石ローラ122が不
動に設置されており、磁石ローラ122は略頂部の位置
から矢印b'の回転方向に順にS1 ,N1 ,S2
2 ,N3 に着磁されている。
【0006】現像室145内にはトナー140と磁性キ
ャリア143とを混合した2成分の現像剤141が収容
されている。
【0007】この現像剤141は、現像室145の一端
で上端開放の隔壁148の図示しない一方の開口を通っ
て現像容器102の攪拌室142内に送られると、トナ
ー室147から攪拌室142内に供給されたトナー14
0が補給され、攪拌室142内の第1現像剤攪拌・搬送
手段150によって混合しながら、攪拌室142の他端
に搬送される。攪拌室142の他端に搬送された現像剤
141は、隔壁148の図示しない他方の開口を通って
現像室145内に戻され、そこで現像室145内の第2
現像剤攪拌・搬送手段151と、現像室145内上部で
第2現像剤攪拌・搬送手段151による搬送方向と逆方
向に現像剤を搬送する第3現像剤攪拌・搬送手段152
により攪拌・搬送されながら現像スリーブ121に供給
される。
【0008】現像スリーブ121に供給された現像剤1
41は上記の磁石ローラ122の磁力の作用により磁気
的に拘束され、現像スリーブ121上に担持され、現像
スリーブ121の略頂部上に設けた現像剤規制部材であ
るブレード123での規制によって現像スリーブ121
上で現像剤141の薄層に形成されながら、現像スリー
ブ121の矢印b'方向への回転に伴い潜像担持体10
1と対向した現像部160へと搬送され、そこで潜像担
持体101上の静電潜像の現像に供される。現像に消費
されなかった残余の現像剤141は、現像スリーブ12
1の回転により現像容器102内に回収される。
【0009】現像容器102内では同極のN2 ,N3
での反発磁界により現像スリーブ121上に磁気的に拘
束されている現像残りの残余の現像剤141を剥ぎ取る
ようになっている。上記の磁極N2 により現像剤141
が磁力線に沿って穂立ちしたときのトナー飛散を防止す
るために現像容器102の下部には弾性シール部材13
1がその一端を現像剤141と接触するようにして固
定,設置されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高精細画像
を得るために、トナーの小粒径化が試みられているが、
小粒径トナーの中にはキャリアへの拘束力が小さいもの
が多く混在し、特に現像容器102内での攪拌・搬送時
に現像剤141からのトナー140の遊離等の問題が生
じている。
【0011】即ち、上記の図4に示す従来の現像装置で
は、現像スリーブ121に拘束されて回転している現像
剤141が弾性シール部材131と衝突,接触し、その
衝撃により現像剤141のキャリア粒子に拘束されてい
るトナー粒子が遊離,飛散したり、弾性シール部材1が
現像剤141との摩擦により帯電されてトナー粒子が弾
性シール部材131に積極的に付着,堆積してトナー凝
集塊を作り、これから、トナー140が遊離,飛散した
り凝集塊が現像容器102内に順次混入し、現像により
得られる画像上に異常画像として現れたりする問題があ
った。
【0012】また、本構成ではピクトリアルな画像を得
るために反発磁界N2 ,N3 による現像剤141の剥ぎ
取りを必須としているが、磁極N2 ,N3 による反発磁
界により、磁極N2 の磁力線方向が異極である磁極S2
方向に集中し、その磁束が密となるために、磁極N2
近傍では現像スリーブ121上に形成される現像剤14
1の穂立ちは大きく、長く磁極S2 方向へと伸びて更に
密となるために、現像部160から現像容器102内に
回収されようとする現像剤141に対して弾性シール部
材131が障壁として作用し、従来の反発極を用いない
構成よりも、さらに飛散が増加してしまうという問題が
生じた。
【0013】このため、例えば特開昭58−46365
や特開昭60−95574,特開昭60−125863
の様に現像剤担持体である現像スリーブ121の外側を
囲む現像容器の枠の像担持体に近接した部分に電極部材
を設け、トナーと同極性の電圧を印加する方法が提案さ
れているが、この様な構成であると、反発極を用いた本
現像器の場合には飛散を取り除くほどの効果が得られ
ず、かえって像担持体101に、飛散したトナー140
が付着してしまい、濃度ムラの多い画像となってしまう
等の問題が生じた。
【0014】いずれにしても、従来の手段では飛散を完
全に防止することは不可能であった。
【0015】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、現像
剤の飛散を防止し、長期にわたり濃度ムラのない良好な
画像が得られる現像装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、磁性粒子を備える現像剤を現像領
域に担持搬送する回動可能な現像剤担持体と、前記現像
剤担持体の内部に不動に設けられ磁気力によって前記現
像剤担持体に前記現像剤を担持させる磁界発生手段と、
を有する現像装置において、前記現像剤担持体に対向し
て前記現像領域よりも前記現像剤担持体の回動方向下流
側に設けられ、前記現像剤担持体に印加される現像バイ
アスの直流成分を基準として前記現像剤の極性と同極性
の電圧が印加される電極部材を有し、前記電極部材は、
その少なくとも一部が前記磁界発生手段によって生じる
前記現像剤担持体の表面に垂直な方向の磁束密度が前記
現像剤担持体の表面に水平な方向の磁束密度よりも小さ
くなる領域に対向するように設けられることを特徴とす
る。
【0017】また、前記現像剤担持体の回転方向におけ
る前記電極部材の幅は前記電極部材と前記現像剤担持体
との最短距離よりも長いことを特徴とする。
【0018】また、前記磁界発生手段は、前記電極部材
よりも前記現像剤担持体の回転方向下流側に、隣り合う
同極性の磁極を備えることを特徴とする。
【0019】また、前記現像剤は磁性キャリアと非磁性
トナーとからなる2成分現像剤であり、前記電極部材に
印加される電圧は前記現像バイアスの直流成分を基準と
して前記非磁性トナーの極性と同極性であることを特徴
とする。 また、前記現像バイアスは直流成分と交流成分
とを備えることを特徴とする。
【0020】また、前記電極部材は板状であることを特
徴とする。
【0021】
【作用】上記のよう構成された現像装置では、現像剤担
持体における現像領域の回動方向下流側で磁界発生手段
の形成する磁界が、現像剤担持体表面の垂直方向の磁束
密度が水平方向の磁束密度より小さくなる領域に、少な
くとも一部が対向するように電極板を配置し、該電極板
は前記現像剤担持体との最短距離よりも前記現像剤担持
体の回転方向の幅が長くなるように配置し、前記電極板
に現像剤担持体に印加される現像バイアスの直流成分を
基準として前記現像剤の極性と同極性の電圧を印加する
ことで、現像剤が電極板から反発力を受ける。
【0022】電極板を配置した位置より現像剤担持体の
回転方向下流側に、磁界発生手段として隣合う同極性の
磁極を配置することで、磁力線が現像剤担持体表面に対
し垂直方向となる。
【0023】現像剤は磁性キャリアと非磁性トナーとか
らなる2成分で、かつ電極板に印加される電圧は現像剤
担持体に印加される現像バイアスの直流成分を基準とし
て、非磁性トナーの極性と同極性であることで、現像剤
担持体側に遊離している非磁性トナーが引き寄せられ、
そこで磁性キャリアと接触することにより磁性キャリア
に付着し、現像容器内に取り込まれる。
【0024】現像剤担持体に印加される現像バイアス
が、直流成分と交流成分を有することで、ごくわずかに
存在する逆極性に帯電した非磁性トナーが、現像剤担持
体と電極板の間を往復するうちに、磁性キャリアと接触
し、正常な電荷を持つことにより磁性キャリアに付着
し、現像容器内に取り込まれる。
【0025】
【実施例】図1は、本発明の現像装置の一実施例の全体
を示す断面図である。
【0026】現像装置は、画像形成装置の例えば感光
体、誘電体等の像担持体1上に電子写真法、静電記録法
等によって形成された潜像を現像して、トナー像として
可視化するためのもので、本現像装置は、現像容器2、
現像剤担持体としての現像スリーブ21及び現像剤層規
制部材としてのブレード23等を含んで構成され、その
基本構成は図4に示した従来の現像装置と同様である。
【0027】図1において、上記の現像容器2の像担持
体1に近接する位置には開口部が形成され、この開口部
に上記の現像スリーブ21が像担持体1に対向して回転
可能に設けられ、ブレード23は現像スリーブ21の略
頂部上の位置に所定間隙を開けて取付けられている。本
発明によれば、現像スリーブ21の下方には電極板10
が所定間隙を開けて取付けられる。電極板10について
は後述する。
【0028】現像スリーブ21は非磁性材料で形成さ
れ、現像動作時に図の矢印b方向に回転する。現像スリ
ーブ21の内部には、磁界発生手段である磁石ローラ2
2が不動に設置され、磁石ローラ22には、現像極S2
と現像剤41を搬送する搬送極S1 とその他の極N1
2 ,N3 とが着磁により設けられている。これらの磁
極S1 〜N3 は極性が逆の組合でもよい。
【0029】上記のブレード23は、アルミニウム、非
磁性ステンレス(SUS)等の非磁性材料で形成され、
前述の如く現像スリーブ21の表面との間に所定間隙を
開けて取付けられ、この間隙によって現像スリーブ21
上に担持して潜像担持体1と対向した現像部60へと搬
送される現像剤41の量、具体的には現像スリーブ21
上の現像剤41の層厚が規制される。従って本実施例で
は、ブレード23の先端部と現像スリーブ21の表面と
の間を現像剤41を構成する非磁性のトナー40と磁性
キャリア43の双方が通過して、現像部60へと搬送さ
れる。
【0030】現像剤41は上記のように、トナー40と
磁性キャリア43とからなる2成分現像剤となってお
り、トナー40としては体積平均粒径12μm以下、好
ましくは10μm以下のポリエステル系樹脂又はスチレ
ン−アクリル酸エステル系樹脂を母体としたカラー複写
機用トナーが使用され、本実施例では8μmのものを用
いた。
【0031】又磁性キャリア43は、重量平均粒径が3
0〜80μm、好ましくは40〜70μmで抵抗値が1
7 Ωcm以上、好ましくは108 Ωcm以上の樹脂コ
ーティングしたフェライト粒子(最大磁化60emu/
g)が使用可能で、本実施例では重量平均粒径50μm
のものを用いた。
【0032】このトナー40と磁性キャリア43は攪拌
室42にて第1現像剤攪拌・搬送手段50により矢印方
向に攪拌され、隔壁48を越えて現像室45へと搬送さ
れる。
【0033】この現像剤41は、磁石ローラ22による
作用で現像スリーブ21上に保持することにより担持し
て現像部60へ搬送され、現像部60で現像剤41中の
トナー40が現像に供された後、更に保持したまま現像
部60より下流側の現像スリーブ21下部の箇所の磁極
2 へと搬送される。磁石ローラ22の磁極N2 は、そ
の下流の磁極N3 と同極とされているため、両者間に反
撥磁界が発生している。このため現像スリーブ21に保
持したまま磁極N2 の箇所へ搬送された現像剤41は、
その反撥磁界の作用により現像スリーブ21上から剥ぎ
取り、除去され、現像室45内の第2現像剤攪拌・搬送
手段51(矢印方向に回転)により攪拌、混合され、一
方、現像スリーブ21には磁極N3 近傍で新たに現像剤
41が供給される。
【0034】この第2現像剤攪拌・搬送手段51の回転
方向は、磁石ローラ22にある磁極N2 ,N3 により形
成される反発磁界の磁力線に沿って現像剤41が搬送し
やすくなる。
【0035】即ち現像スリーブ21上の現像履歴を受け
た現像剤41は現像スリーブ21から、剥離,除去され
て第2現像剤攪拌・搬送手段51による搬送経路にて十
分に混合され現像スリーブ21上には常に新たな現像剤
41が供給されるので、安定して良好な画像を得ること
が可能となる。
【0036】ところで現像スリーブ21下方の磁極N2
よりも現像スリーブ21の回転方向上流側の現像スリー
ブ21近傍に本発明の電極板10が配置してあるが、こ
の電極板10の作用効果について、図2を用いて説明す
る。
【0037】現像スリーブ21の回転に従って現像剤4
1は現像終了後磁極N2 の近傍まで搬送される。磁極N
2 近傍では、N3 と反発極を形成している為に現像剤4
1は磁力線に沿って、激しく穂立ちする。このため、N
2 近傍で現像剤41は、現像剤41同志ぶつかり合った
り、また、N2 と対向した現像容器2の部分とぶつか
り、そのショックで磁性キャリア43とトナー40の遊
離が発生する。
【0038】遊離したトナー40は従来は矢印c方向に
搬送され、現像容器2の外側に飛散して、機内を汚して
いた。
【0039】本発明では遊離したトナー40が機外に飛
散してしまわない様に電極板10を設けたトナー40と
同極性のバイアスを印加し、現像スリーブ21上の現像
剤41にトナー40を付着させ、機内に回収する様にし
た。ここで電極板10を現像スリーブ21に対向させ、
現像スリーブ21のDC(直流)成分を基準に前述した
トナー40と同極性の電圧を印加しているが、電極板1
0の位置と幅に重要な関係が存在しているので説明す
る。
【0040】まず電極板10の位置であるが、現像スリ
ーブ21上の現像領域である現像部60の下流側の現像
容器2に現像剤41が回収される手前であればどこでも
良いというわけではない。
【0041】現像スリーブ21上の磁極位置近傍では、
現像剤41が穂立ちを起こし、倒れるというように現像
剤41は激しく動いている。また、現像剤41が穂立つ
為に現像剤41が現像スリーブ21上に不均一に存在す
る状態になっている。
【0042】この様な状態で電極板10に現像スリーブ
21方向に向かうバイアスを印加しても、トナー40が
磁性キャリア43によって充分に付着回収されず遊離飛
散したトナー40は機外へと出ていってしまう。
【0043】図2で現像剤41の穂の向きは、BrとB
θによる合力の向きによるものであり、穂が立っている
ところほどBrがBθに比べて大きくなり、穂が寝てい
るところほどBrがBθに比べて小さくなる。現像スリ
ーブ周方向において磁極(S 2 )と磁極(N 2 )との間
にはBrが0となる位置がある。そこで、電極を対向さ
せる部分として、磁極間の現像剤41が寝ている部分
(Brが小さい部分)である必要がある。この様な位置
では図2に示す様に現像剤41は穂が立たず、現像スリ
ーブ21上を一様に覆って横たわっており、穂立ちのた
めに激しく動くこともないので、電極板10の電界によ
り現像スリーブ21側に移動したトナー40を確実に磁
性キャリア43で回収し飛散の発生をほぼ防ぐことが可
能となる。
【0044】この様な条件は現像スリーブ21上の表面
に垂直方向の磁束密度Brより、水平方向の磁束密度B
θが大きい領域近傍で完全に満たされるので電極板10
の一部がBθ>Brの領域に対向していれば良い。
【0045】また、電極板10と現像スリーブ21の距
離dおよび電極板10の現像スリーブ21回転方向の幅
Lにも重要な関係があった。電極板10の幅Lを狭め最
近接距離dより狭めると飛散トナー40は電極板10の
電界をどんなに上げても、減少しなくなった。これは次
の様に考えられる。飛散トナー40はトリボ(トナーの
帯電電荷)が低いため、現像に寄与するトナー40より
も電界追従性が悪い。そこで電極板10により現像スリ
ーブ21方向へ向かう力が与えられても、すぐには追従
しない。
【0046】電極板10の幅Lを少なくとも電極板10
と現像スリーブ21の最近接距離d以上にすることによ
り、電界追従性の悪いトナー40も現像スリーブ21上
の現像剤41の位置まで達し、飛散が防止出来ると考え
る。数多くの検討でも、図2で距離dの値よりも電極板
10の幅Lを長くすることによりトナー40の飛散を確
実に減少することが確認された。
【0047】次に本発明の実施例について更に説明す
る。
【0048】(第1実施例) 現像条件として以下に記載の条件で画像出しを行なっ
た。
【0049】現像装置は図1に示す構成とされ、前述し
た動作で現像を行なった。
【0050】反転現像方法で、現像剤41はネガ帯電ト
ナー、現像バイアスはDC−400V、現像剤コート量
は50mg/cm2 、電極板10と現像スリーブ21間
距離dは2mm、電極板10の印加バイアスは−900
V、電極板10の幅Lは5mmである。
【0051】以上の条件で画像出しを一万枚連続で行な
ったがトナー40の飛散はまったく発生しなかった。
【0052】(第2実施例) 第1実施例と同一条件で、現像バイアスのみDC−40
0V,AC(交流)2KVpp,2KHzと、DCにA
Cを重畳させたバイアスを用いたが、前述した電極板1
0のバイアスで充分に飛散が防止できた。この様にAC
での振動電界が生じても、現像スリーブ21方向に働く
電界が存在すれば、現像剤41は充分に回収される。
【0053】さらに電極板10の表面にマイラやテフロ
ン等の保護層を設けても同様の効果が得られることが確
認された。
【0054】(第3実施例) 電極板以外の構成は第1実施例と同様で、電極板10と
して図3に示す様に、2mm幅の3枚の電極板10a,
10b,10cを搬送方向に順に配置し、DCバイアス
−800Vに重畳し、機内へ向かう3相交流波を印加し
た。この様な構成でもトナー40の飛散を確実に減らせ
た。
【0055】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、現像剤担持体における現像領域の回動方向下流
側で磁界発生手段の形成する磁界が、現像剤担持体表面
の垂直方向の磁束密度が水平方向の磁束密度より小さく
なる領域に、少なくとも一部が対向するように電極板を
配置し、該電極板は前記現像剤担持体との最短距離より
も前記現像剤担持体の回転方向の幅が長くなるように配
置し、前記電極板に現像剤担持体に印加される現像バイ
アスの直流成分を基準として前記現像剤の極性と同極性
の電圧を印加することで、現像剤が電極板から反発力を
受け、現像剤担持体側に現像剤が引き寄せられ、現像容
器内に取り込まれ安定するので、従来のようなトナーの
飛散は防止され、安定して良好な画像が得られる。
【0056】電極板を配置した位置より現像剤担持体の
回転方向下流側に、磁界発生手段として隣合う同極性の
磁極を配置することで、磁力線が現像剤担持体表面に対
し垂直方向となり、現像剤が現像剤担持体から剥がれや
すい。
【0057】現像剤は磁性キャリアと非磁性トナーとか
らなる2成分で、かつ電極板に印加される電圧は現像剤
担持体に印加される現像バイアスの直流成分を基準とし
て、非磁性トナーの極性と同極性であることで、現像剤
担持体側に遊離している非磁性トナーが引き寄せられ、
そこで磁性キャリアと接触することにより磁性キャリア
に付着し、現像容器内に取り込まれるので、現像容器外
へ遊離トナーが飛散することはほとんどなくなる。
【0058】現像剤担持体に印加される現像バイアス
が、直流成分と交流成分を有することで、ごくわずかに
存在する逆極性に帯電した非磁性トナーが、現像剤担持
体と電極板の間を往復するうちに、磁性キャリアと接触
し、正常な電荷を持つことにより磁性キャリアに付着
し、現像容器内に取り込まれるので、現像容器外へ遊離
トナーが飛散することはほぼ完全に抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の現像装置の一実施例の全体を示
す断面図である。
【図2】図2は図1の現像装置の要部を示す断面図であ
る。
【図3】図3は本発明の現像装置の他の実施例の全体を
示す断面図である。
【図4】図4は従来の現像装置の他の例の全体を示す断
面図である。
【符号の説明】
d 距離(最短距離) L 幅 1,101 像担持体 2,102 現像容器 10,10a,10b,10c 電極板 21,121 現像スリーブ(現像剤担持体) 22,122 磁石ローラ(磁界発生手段) 40,140 トナー 41,141 現像剤 43,143 磁性キャリア 45,145 現像室 60,160 現像部(現像領域)
フロントページの続き (72)発明者 弾塚 俊光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−346733(JP,A) 特開 昭61−262767(JP,A) 特開 昭60−125863(JP,A) 特開 平6−83179(JP,A) 特開 昭59−128563(JP,A) 実開 昭61−42552(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/09 G03G 15/06 101

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性粒子を備える現像剤を現像領域に担
    持搬送する回動可能な現像剤担持体と、前記現像剤担持
    体の内部に不動に設けられ磁気力によって前記現像剤担
    持体に前記現像剤を担持させる磁界発生手段と、を有す
    る現像装置において、 前記現像剤担持体に対向して前記現像領域よりも前記現
    像剤担持体の回動方向下流側に設けられ、前記現像剤担
    持体に印加される現像バイアスの直流成分を基準として
    前記現像剤の極性と同極性の電圧が印加される電極部材
    を有し、前記電極部材は、その少なくとも一部が前記磁
    界発生手段によって生じる前記現像剤担持体の表面に垂
    直な方向の磁束密度が前記現像剤担持体の表面に水平な
    方向の磁束密度よりも小さくなる領域に対向するように
    設けられることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤担持体の回転方向における前
    記電極部材の幅は前記電極部材と前記現像剤担持体との
    最短距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の
    現像装置。
  3. 【請求項3】 前記磁界発生手段は、前記電極部材より
    も前記現像剤担持体の回転方向下流側に、隣り合う同極
    性の磁極を備えることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤は磁性キャリアと非磁性トナ
    ーとからなる2成分現像剤であり、前記電極部材に印加
    される電圧は前記現像バイアスの直流成分を基準として
    前記非磁性トナーの極性と同極性であることを特徴とす
    る請求項1から3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記現像バイアスは直流成分と交流成分
    とを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか
    1項に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記電極部材は板状であることを特徴と
    する請求項1から5のいずれか1項に記載の現像装置。
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