JP5476585B2 - 冷却器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の放熱板を備え、放熱板が設けられた領域に冷媒を流通させる冷却器に関する。
電気機器に電力を供給する回路には、半導体素子等の熱を発生する電気部品が用いられる。このような電気部品は冷却器に取り付けられることが多い。冷却器には、電気部品を取り付ける部材に複数の放熱板(フィン)が設けられ、放熱板が設けられた領域に冷媒を流通させる通路が形成されているものがある。冷却器内を流通する冷媒は、電気部品が発生した熱を放熱板を介して取得する。これによって、電気部品は、冷媒によって熱を奪われ冷却される。以下の特許文献1〜5には、複数の放熱板が設けられた領域に冷媒を流通させる冷却器について記載されている。
特開2006−310363号公報 特開2009−176881号公報 特開2008−124430号公報 特開2006−019730号公報 特開2004−241445号公報
放熱板が設けられた領域に冷媒を流通させる冷却器では、冷媒を流通させる通路の形状、放熱板の配置等によっては冷媒が滞留する領域が生じ、冷却性能に空間的なばらつきが生じることがある。また、冷媒は、冷却対象物から熱を取得すると共に温度が上昇する。これによって、下流側の領域においては、上流側の領域よりも冷却性能が低下することがある。
本発明は、このような課題に対してなされたものである。すなわち、複数の放熱板を備え、放熱板が設けられた領域に冷媒を流通させる冷却器において、冷却性能の空間的なばらつきを抑制することを目的とする。
本発明は、冷却対象物が取り付けられる基本部材と、対向する2つの長辺と、各長辺と交わる方向に伸び対向する2つの短辺と、をそれぞれが有する複数の放熱板であって、前記基本部材が有する放熱板配置面にそれぞれの一方の長辺が接し、厚み方向に連ねて配置された複数の放熱板と、前記放熱板の間の領域に冷媒を供給する冷媒供給部が設けられたノズル面を有し、前記複数の放熱板を挟んで当該ノズル面が前記放熱板配置面と対向するよう配置されたノズル部材と、を備え、前記冷媒供給部は、前記複数の放熱板が連なる方向に延伸する冷媒供給穴であって、複数の放熱板間領域に開口が及ぶ冷媒供給穴を含み、前記冷媒供給穴から短辺方向に向けて前記放熱板間領域に冷媒を供給し、前記ノズル部材は、一方の板面に前記ノズル面を有するノズル板を含み、前記冷却器は、前記ノズル板における前記一方の板面とは反対側の板面を覆って1つの冷媒流入路を形成する流入路形成部材を備え、前記冷媒流入路に前記冷媒供給穴が開口していることを特徴とする。また、本発明は、冷却対象物が取り付けられる基本部材と、対向する2つの長辺と、各長辺と交わる方向に伸び対向する2つの短辺と、をそれぞれが有する複数の放熱板であって、前記基本部材が有する放熱板配置面にそれぞれの一方の長辺が接し、厚み方向に連ねて配置された複数の放熱板と、前記放熱板の間の領域に冷媒を供給する冷媒供給部が設けられたノズル面を有し、前記複数の放熱板を挟んで当該ノズル面が前記放熱板配置面と対向するよう配置されたノズル部材と、を備え、前記冷媒供給部は、前記複数の放熱板が連なる方向に配列された複数の冷媒供給穴であって、複数の放熱板間領域のそれぞれに対して冷媒供給穴が設けられた複数の冷媒供給穴を含み、前記冷媒供給穴から短辺方向に向けて前記放熱板間領域に冷媒を供給し、前記ノズル部材は、一方の板面に前記ノズル面を有するノズル板を含み、前記冷却器は、前記ノズル板における前記一方の板面とは反対側の板面を覆って1つの冷媒流入路を形成する流入路形成部材を備え、前記冷媒流入路に前記冷媒供給穴が開口していることを特徴とする。
また、本発明に係る冷却器においては、前記冷媒供給部を挟むよう前記ノズル面に配置された冷媒案内壁、を備え、前記冷媒案内壁は、前記冷媒供給部から前記放熱板間領域に冷媒を導くと共に、前記冷媒供給部の側とは反対側の壁面に前記放熱板間領域から放出された冷媒を、案内することを特徴とする。
また、本発明に係る冷却器においては、前記ノズル面が各放熱板と接するよう前記ノズル部材が配置され、前記放熱板配置面と前記ノズル面との間に挟まれる領域のうち前記放熱板間領域外の領域に設けられ、当該放熱板間領域から放出された冷媒を案内する排冷媒案内壁を備えることが好適である。
また、本発明に係る冷却器においては、前記放熱板間領域と前記排冷媒案内壁との間の領域に設けられ、前記ノズル面および前記放熱板配置面の少なくとも一方から突出する突起部を備えることが好適である。
本発明は、冷却対象物が取り付けられる基本部材と、対向する2つの長辺と、各長辺と交わる方向に伸び対向する2つの短辺と、をそれぞれが有する複数の放熱板であって、前記基本部材が有する放熱板配置面にそれぞれの一方の長辺が接し、厚み方向に連ねて配置された複数の放熱板と、前記複数の放熱板が連なる方向に交差する方向に波打つよう形成され、前記放熱板配置面に接する辺に対向する前記放熱板の辺に、一方の板面に形成された頂部が接するよう配置された波状ノズル板と、を備え、前記波状ノズル板は、前記複数の放熱板が連なる方向に延伸する冷媒供給穴であって、複数の放熱板間領域に開口が及ぶ冷媒供給穴を前記頂部に有し、前記一方の板面とは反対側の板面から前記冷媒供給穴を介して短辺方向に向けて前記放熱板間領域に冷媒を導くと共に、前記放熱板間領域から放出された冷媒を、前記放熱板間領域と前記波状ノズル板との間に形成された領域に導き、前記冷却器は、前記波状ノズル板における前記一方の板面とは反対側の板面を覆って1つの冷媒流入路を形成する流入路形成部材を備え、前記冷媒流入路に前記冷媒供給穴が開口していることを特徴とする。また、本発明は、冷却対象物が取り付けられる基本部材と、対向する2つの長辺と、各長辺と交わる方向に伸び対向する2つの短辺と、をそれぞれが有する複数の放熱板であって、前記基本部材が有する放熱板配置面にそれぞれの一方の長辺が接し、厚み方向に連ねて配置された複数の放熱板と、前記複数の放熱板が連なる方向に交差する方向に波打つよう形成され、前記放熱板配置面に接する辺に対向する前記放熱板の辺に、一方の板面に形成された頂部が接するよう配置された波状ノズル板と、を備え、前記波状ノズル板は、前記複数の放熱板が連なる方向に配列された複数の冷媒供給穴であって、複数の放熱板間領域のそれぞれに対して冷媒供給穴が設けられた複数の冷媒供給穴を前記頂部に有し、前記一方の板面とは反対側の板面から前記冷媒供給穴を介して短辺方向に向けて前記放熱板間領域に冷媒を導くと共に、前記放熱板間領域から放出された冷媒を、前記放熱板間領域と前記波状ノズル板との間に形成された領域に導き、前記冷却器は、前記波状ノズル板における前記一方の板面とは反対側の板面を覆って1つの冷媒流入路を形成する流入路形成部材を備え、前記冷媒流入路に前記冷媒供給穴が開口していることを特徴とする。
また、本発明に係る冷却器においては、前記放熱板配置面と前記波状ノズル板との間に挟まれる領域のうち前記放熱板間領域外の領域に設けられ、当該放熱板間領域から放出された冷媒を案内する排冷媒案内壁を備えることが好適である。
また、本発明は、冷却器であって、冷却対象物が取り付けられる基本部材と、前記基本部材が有する放熱板配置面にそれぞれの一辺が接し、厚み方向に連ねて配置された複数の放熱板と、前記放熱板の間の領域に冷媒を供給する冷媒供給部が設けられたノズル面を有し、前記複数の放熱板を挟んで当該ノズル面が前記放熱板配置面と対向するよう配置されたノズル部材と、を備え、前記冷媒供給部は、複数の放熱板間領域に対し、前記放熱板と前記放熱板配置面とが接する線の方向に交わる方向に冷媒を供給し、前記ノズル面が各放熱板と接するよう前記ノズル部材が配置され、前記冷却器は、さらに、前記放熱板配置面と前記ノズル面との間に挟まれる領域のうち前記放熱板間領域外の領域に設けられ、当該放熱板間領域から放出された冷媒を案内する排冷媒案内壁と、前記放熱板間領域と前記排冷媒案内壁との間の領域に設けられ、前記ノズル面および前記放熱板配置面の少なくとも一方から突出する突起部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る冷却器においては、帯形状に形成され、当該帯形状の一方の長辺が前記放熱板配置面に接するよう配置され、当該放熱板配置面上で屈曲すると共に、屈曲区間の間の区間が前記放熱板を形成するコルゲートフィン、を備えることが好適である。
本発明によれば、放熱板が設けられた領域に冷媒を流通させる冷却器において、冷却性能の空間的なばらつきを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る半導体冷却器の構成を示す図である。 冷媒供給穴、放熱板、および基本ユニット板の詳細な構成を示す図である。 コルゲートフィンを用いた半導体冷却器の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体冷却器の構成を示す図である。 第2実施形態に係る半導体冷却器について、コルゲートフィンを採用した構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る半導体冷却器の構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る半導体冷却器の構成を示す図である。 波状ノズル板、放熱板、および基本ユニット板の詳細な構成を示す図である。 波状ノズル板の製造工程を説明する図である。 ジグザグ形状の波状ノズル板、放熱板、および基本ユニット板の詳細な構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る半導体冷却器の構成を示す図である。 ジグザグ形状に波打つ波状ノズル板を用いた半導体冷却器の断面図である。 第2実施形態に係る半導体冷却器を縦続接続した場合の構成例を示す図である。
図1に本発明の第1実施形態に係る半導体冷却器10の構成を示す。半導体冷却器10は、冷媒を内部に流通させ、冷媒と半導体素子20との間の熱交換によって半導体素子20を冷却するものである。冷却対象の半導体素子20は、昇降圧コンバータ回路、交流/直流インバータ回路等、送配電設備の電力変換回路や車両駆動用モータジェネレータの電力供給回路に用いられるものであってもよい。冷媒には、水、アンモニア、フロン等の流体を用いることができる。
図1(b)は、図1(a)に示される構成から流入路ガイド30を取り除いたものを、図1(a)の下側から見た図である。図1(a)は、図1(b)におけるA1−A2断面を示し、図1(c)は図1(b)におけるA3−A4断面を示す。
半導体冷却器10は、冷却対象の半導体素子20が取り付けられる基本ユニット12を備える。基本ユニット12は、基本ユニット板14、基本ユニット板14の外周に設けられた基本ユニット壁16、および複数の放熱板18を備えて構成される。また、基本ユニット壁16は、図1(b)において、基本ユニット板14の横辺および左側の縦辺に設けられる。
各放熱板18は、長方形状に形成されており、対向する基本ユニット壁16に両端が接し、長辺が基本ユニット板14の板面に接するよう基本ユニット板14に配置されている。また、複数の放熱板18は、板面方向を揃えて、所定の間隔で厚み方向に連ねて配置されている。
半導体素子20は、基本ユニット板14の放熱板配置面とは反対側の板面に、絶縁層22を介して取り付けられる。なお、ここでは、半導体素子20が基本ユニット板14の板面に取り付けられるものとしているが、半導体素子20の固定態様に応じて、基本ユニット板14を変形させてもよい。例えば、基本ユニット板14は、半導体素子20を基本ユニット板14内に埋め込む構成としてもよい。
基本ユニット12には、基本ユニット壁16で囲まれた領域の開口を覆うノズル板24が取り付けられている。ノズル板24には、放熱板18が連ねられた方向に延伸する冷媒供給穴26が設けられている。冷媒供給穴26の長さは、放熱板間の各領域に開口が及ぶ長さとする。図1の例では、3つの冷媒供給穴26が平行に設けられている。冷媒供給穴26の数は、冷媒の流量に応じて決定することが好ましい。
なお、放熱板18が連ねられた方向に延伸する冷媒供給穴26に代えて、放熱板18が連ねられた方向に複数の冷媒供給穴を配置してもよい。また、複数の放熱板間領域のうちの一部については、放熱板18が連ねられた方向に延伸する冷媒供給穴を採用し、その他の放熱板間領域については、複数の冷媒供給穴を配列した構成を採用してもよい。
図2に冷媒供給穴26、放熱板18、および基本ユニット板14の詳細な構成を示す。ノズル板24の放熱板18側の板面には、冷媒供給穴26の開口を囲むよう冷媒案内壁28が設けられている。冷媒案内壁28は、冷媒供給穴26から突出する管を形成し、その管の先端は各放熱板18の縁に接触している。冷媒案内壁28が形成する管の開口は、冷媒供給穴26の開口よりも大きくしてもよい。すなわち、冷媒案内壁28は、冷媒供給穴26の縁から離れた位置に冷媒供給穴26の縁と並ぶよう配置してもよい。
再び図1を参照する。ノズル板24は、流入路ガイド30によって覆われている。図1の例では、流入路ガイド30は、流入路板32、および流入路板32の対向する2辺に設けられた流入路壁34を備え、U字形状の通路を形成している。図1(a)および(b)において、流入路ガイド30の右端には終端壁36が設けられている。流入路ガイド30の左端には、壁は設けられておらず、ノズル板24と共に冷媒の入口38を形成する。
半導体冷却器10を構成する基本ユニット12、ノズル板24、および流入路ガイド30は、金属、セラミック等、熱伝導率の高い材料で形成してもよい。
次に、半導体冷却器10に冷媒を流通させたときの冷媒の流れ、および半導体素子20と冷媒との間の熱交換作用について説明する。冷媒は、図1(a)の矢印F1に示すように、入口38から半導体冷却器10に送り込まれる。入口38から送り込まれた冷媒は、流入路ガイド30およびノズル板24との間に形成されている流入路を流通する。流入路を流通する冷媒は、図1(a)および(c)の矢印F2に示すように、冷媒供給穴26から冷媒案内壁28に導かれて、放熱板18の間の領域に送られる。放熱板18の間の領域に送られた冷媒は、絶縁層22、基本ユニット板14、および放熱板18を介して半導体素子20から熱を取得する。半導体素子20から熱を取得した冷媒は、図1(c)の矢印F3に示すように、冷媒供給穴26とは反対側の冷媒案内壁28の壁面、ノズル板24、および基本ユニット壁16で囲まれる排冷媒路40、ならびに、冷媒案内壁28およびノズル板24に囲まれる 排冷媒路40へと送り出される。排冷媒路40に送り出された冷媒は、図1(a)の矢印F4に示すように、排冷媒路40を通って半導体冷却器10から放出される。このように冷媒が流通することで、冷媒は半導体素子20から熱を取得する。一方、半導体素子20は冷媒によって熱を奪われ冷却される。
本実施形態に係る半導体冷却器10では、総ての放熱板間領域に冷媒供給穴26が及ぶよう冷媒供給穴26が形成されている。したがって、半導体素子20の熱を取得する前の冷媒が各放熱板間領域に供給される。これによって、冷却性能の空間的なばらつきを抑制することができる。
また、本実施形態に係る半導体冷却器10では、放熱板間領域に送られた冷媒は、熱を取得して排冷媒路40へと導かれる。したがって、冷媒の滞留、逆流等が回避され、冷却性能の空間的なばらつきを抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る半導体冷却器10では、放熱板18の短辺方向に向けて放熱板間領域に冷媒が送られる。これによって、放熱板の長辺方向に向けて放熱板間領域に冷媒が送られる構成に比べて、半導体冷却器に送り込む冷媒の圧力を低減することができる。
本実施形態に係る半導体冷却器10においては、放熱板18の代わりに、帯状の放熱用部材を葛折れ形状に屈曲させたコルゲートフィンを採用してもよい。コルゲートフィンを用いた場合における構成を図3に示す。
コルゲートフィン42は、U字形状に屈曲した複数の屈曲区間44と、屈曲区間44の間を結ぶ延伸区間46とからなる帯形状を有する。このような屈曲形状により、複数の延伸区間46は、所定の間隔で厚み方向に連ねられる。複数の延伸区間46は、上記の複数の放熱板18と同様の機能を有する。この構成例では、複数のコルゲートフィン42が、延伸区間46の配列方向が平行となり、屈曲区間44の突出部が互いに接触するよう配置されている。
このような構成においても、図1および図2に示した半導体冷却器10の原理と同様の原理により、冷却性能の空間的なばらつきを抑制することができ、さらに、半導体冷却器に送り込む冷媒の圧力を低減することができる。
図4に本発明の第2実施形態に係る半導体冷却器48の構成を示す。図4(b)は、図4(a)に示される構成から流入路ガイド30を取り除いたものを、図4(a)の下側から見た図である。図4(a)は、図4(b)におけるB1−B2断面を示し、図4(c)は図4(b)におけるB3−B4断面を示す。図1に示す構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態に係る半導体冷却器48は、第1実施形態に係る半導体冷却器10における冷媒案内壁28を取り除いてノズル板24を放熱板に接触させると共に、第1実施形態に係る半導体冷却器10における放熱板18より短い放熱板50を用いたものである。第1実施形態に係る半導体冷却器10に対し放熱板が欠損した領域には排冷媒路52が形成されている。
半導体冷却器48は、冷却対象の半導体素子20が取り付けられる基本ユニット12を備える。基本ユニット12は、基本ユニット板14、基本ユニット板14の外周に設けられた基本ユニット壁16、および複数の放熱板50を備えて構成される。
各放熱板50は、長方形状に形成されており、長辺が基本ユニット板14に接するよう基本ユニット板14に配置されている。複数の放熱板50は、延伸方向を揃えて所定の間隔で厚み方向に連ねて配置され、放熱板列を構成する。本実施形態に係る基本ユニット12では、このような放熱板列が複数列に亘て配置されている。図4は、2列の放熱板列が平行に配置されている例を示している。放熱板50は、その端が基本ユニット壁16または他の放熱板50と接触しないよう配置されている。放熱板列間の領域、および放熱板列と基本ユニット壁16との間の領域には、排冷媒路52が形成されている。
基本ユニット12には、各放熱板50に接触しつつ、基本ユニット壁16で囲まれた領域の開口を覆うノズル板24が取り付けられている。ノズル板24には、各放熱板列に対応して、放熱板50が連ねられた方向に延伸する冷媒供給穴26が設けられている。冷媒供給穴26の長さは、総ての放熱板間領域に開口が及ぶ長さとする。図4の例では、各放熱板列に1つの冷媒供給穴26が設けられている。冷媒供給穴26を設ける数は、冷媒の流量に応じて決定することが好ましい。ノズル板24は、流入路ガイド30によって覆われている。
なお、放熱板18が連ねられた方向に延伸する冷媒供給穴26に代えて、放熱板18の間の領域ごとに冷媒供給穴を設けてもよい。この場合、放熱板18が連ねられた方向に複数の冷媒供給穴が配置される。また、複数の放熱板間領域のうちの一部については、放熱板18が連ねられた方向に延伸する冷媒供給穴を採用し、その他の放熱板間領域については、複数の冷媒供給穴を配列した構成を採用してもよい。
次に、半導体冷却器48に冷媒を流通させた場合の冷媒の流れ、および半導体素子20と冷媒との間の熱交換作用について説明する。冷媒は、図4(a)の矢印F5に示すように、入口38から半導体冷却器48に送り込まれる。入口38から送り込まれた冷媒は、流入路ガイド30およびノズル板24との間に形成されている流入路を流通する。流入路を流通する冷媒は、図4(a)および(c)の矢印F6に示すように、冷媒供給穴26から放熱板50の間の領域に送られる。放熱板間領域に送られた冷媒は、絶縁層22、基本ユニット板14、および放熱板50を介して半導体素子20から熱を取得する。半導体素子20から熱を取得した冷媒は、図4(c)の矢印F7に示すように、ノズル板24と基本ユニット板14との間に挟まれた領域のうち、放熱板間領域外の領域に形成された排冷媒路52へと送り出される。排冷媒路52に送り出された冷媒は、図4(a)の矢印F8に示すように、排冷媒路52を通って半導体冷却器48から放出される。このように冷媒が流通することで、冷媒は半導体素子20から熱を取得する。一方、半導体素子20は冷媒によって熱を奪われ冷却される。
本実施形態に係る半導体冷却器48では、総ての放熱板間領域に冷媒供給穴26が及ぶよう冷媒供給穴26が形成されている。したがって、半導体素子20の熱を取得する前の冷媒が各放熱板間領域に供給される。これによって、冷却性能の空間的なばらつきを抑制することができる。
また、本実施形態に係る半導体冷却器48では、放熱板間領域に送られた冷媒は、排冷媒路52へと導かれる。したがって、冷媒の滞留、逆流等が回避され、冷却性能の空間的なばらつきを抑制することができる。
さらに、本実施形態に係る半導体冷却器48では、放熱板50の短辺方向に向けて放熱板間領域に冷媒が送られる。これによって、放熱板の長辺方向に向けて放熱板間領域に冷媒が送られる構成に比べて、半導体冷却器に送り込む冷媒の圧力を低減することができる。
本実施形態に係る半導体冷却器48においては、放熱板列の代わりに、図5に示すようにコルゲートフィン42を採用してもよい。図5(b)は、図5(a)に示される構成から流入路ガイド30を取り除いたものを図5(a)の下側から見た図である。図5(a)は、図5(b)におけるC1−C2断面を示し、図5(c)は図5(b)におけるC3−C4断面を示す。図4の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
図5(b)に示すように、図4(b)に示された複数の放熱板50は、コルゲートフィン42の延伸区間46に置き換えられている。コルゲートフィン42は、基本ユニット壁16および他のコルゲートフィン42に接触しないよう配置されている。
図5(c)の矢印F6に示すように、冷媒供給穴26から延伸区間46の間の領域に送られた冷媒は、絶縁層22、基本ユニット板14、およびコルゲートフィン42を介して半導体素子20から熱を取得する。半導体素子20から熱を取得した冷媒は、図5(c)の矢印F7に示すように、屈曲区間44がない側へと送り出される。コルゲートフィン42から送り出された冷媒は、ノズル板24と基本ユニット板14との間に挟まれた領域のうち、延伸区間46の間の領域外の領域に形成された排冷媒路52へと送り出される。
このような半導体冷却器54の構成においても、図4に示した半導体冷却器48の原理と同様の原理により、冷却性能の空間的なばらつきを抑制することができ、さらに、半導体冷却器に送り込む冷媒の圧力を低減することができる。
図6に本発明の第3実施形態に係る半導体冷却器56の構成を示す。図6(b)は、図6(a)に示される構成から流入路ガイド30を取り除いたものを、図6(a)の下側から見た図である。図6(a)は、図6(b)におけるD1−D2断面を示し、図6(c)は図6(b)におけるD3−D4断面を示す。図4の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。この半導体冷却器56は、排冷媒路52にサブ放熱板58としての突起部を設けたものである。
各サブ放熱板58は、基本ユニット板14からノズル板24に向かう方向への高さが放熱板50より低い長方形状に形成されており、一辺が基本ユニット板14に接するよう基本ユニット板14に配置されている。また、複数のサブ放熱板58は、板面方向を揃えて、所定の間隔で厚み方向に連ねて配置されている。図6の例では、各サブ放熱板58は、一方の端が基本ユニット壁16に接触し、他方の端が放熱板50に接触するよう、対応する放熱板50と一体形成されている。
サブ放熱板58は、放熱板50の間隔と同一の間隔で配置しなくてもよい。また、基本ユニット板14のみならず、ノズル板24にもサブ放熱板58を設けてもよいし、ノズル板24のみにサブ放熱板58を設けてもよい。なお、本実施形態に係る半導体冷却器56においても、放熱板列をコルゲートフィンに置き換えることができる。
第3実施形態に係る半導体冷却器56によれば、第1および第2実施形態に係る半導体冷却装置と同様の原理により、冷却性能の空間的なばらつきを抑制することができ、さらに、半導体冷却器に送り込む冷媒の圧力を低減することができる。加えて、排冷媒路52の表面積が広くなるため、サブ放熱板58を設けない場合に比べて冷却性能を高くすることができる。
図7に本発明の第4実施形態に係る半導体冷却器60の構成を示す。図7(b)は、図7(a)に示される構成から流入路ガイド30を取り除いたものを、図7(a)の下側から見た図である。図7(a)は、図7(b)におけるE1−E2断面を示し、図7(c)は図7(b)におけるE3−E4断面を示す。本実施形態に係る半導体冷却器60は、第1実施形態に係る半導体冷却器10におけるノズル板24および冷媒案内壁28を、波状ノズル板62に置き換えたものである。図1および図2に示す構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
図8に波状ノズル板62、放熱板18、および基本ユニット板14の詳細な構成を示す。基本ユニット12には、基本ユニット壁16で囲まれた領域の開口を覆う波状ノズル板62が取り付けられている。波状ノズル板62は、放熱板18が連ねられた方向に対し交差する方向に波打つ形状を有し、放熱板18が連ねられた方向に山および谷が延伸するよう形成されている。ここでは、放熱板18が連ねられた方向に対し垂直な方向に波打つ形状であるものとし、波打ち形状は、コルゲート形状(葛折り形状)であるものとする。放熱板18側を臨む板面側の山の頂部は、各放熱板18の縁に接触している。
波状ノズル板62においては、放熱板18の縁に接触する頂部に、放熱板18が連ねられた方向に延伸する冷媒供給穴26が設けられている。冷媒供給穴26は、放熱板間の各領域に開口が及ぶよう長さが定められる。ただし、冷媒供給穴26は、放熱板18が配置されている領域の全区間に及んでいなくともよい。例えば、図7(b)に示すように、放熱板間の領域にさしかかった所で終端Tを有するものとし、放熱板18が配置されている領域において所定の長さで分割されていてもよい。
なお、放熱板18が連ねられた方向に延伸する冷媒供給穴26に代えて、放熱板18が連ねられた方向に、放熱板間の領域ごとに冷媒供給穴を配列してもよい。また、複数の放熱板間領域のうちの一部については、放熱板18が連ねられた方向に延伸する冷媒供給穴を採用し、その他の放熱板間領域については、放熱板間の領域ごとに冷媒供給穴を配列した構成を採用してもよい。
図7に示すように波状ノズル板62は、流入路ガイド30によって覆われている。図7の例では、流入路ガイド30は、流入路板32、および流入路板32の対向する2辺に設けられた流入路壁34を備え、断面がU字形状を有する通路を形成している。図7(a)および(b)において、流入路ガイド30の右端には終端壁36が設けられている。流入路ガイド30の左端には、壁は設けられておらず、波状ノズル板62と共に冷媒の入口38を形成する。
波状ノズル板62は、金属板で形成してもよい。その製造工程には、プレス加工およびロール成形を用いてもよい。すなわち、先に、平坦な金属板にプレス加工によって冷媒供給穴26を開ける。その後、図9に示すように、冷媒供給穴26の位置と山の位置とが一致し、冷媒供給穴26の延伸方向と山の延伸方向とが一致するよう、ロール成形によって金属板をコルゲート形状に形成する。
次に、半導体冷却器60に冷媒を流通させたときの冷媒の流れ、および半導体素子20と冷媒との間の熱交換作用について説明する。冷媒は、図7(a)の矢印F1に示すように、入口38から半導体冷却器60に送り込まれる。入口38から送り込まれた冷媒は、流入路ガイド30および波状ノズル板62との間に形成されている流入路を流通する。流入路を流通する冷媒は、図7(a)および(c)の矢印F2に示すように、波状ノズル板62の谷に導かれ、冷媒供給穴26から放熱板18の間の領域に送られる。放熱板18の間の領域に送られた冷媒は、絶縁層22、基本ユニット板14、および放熱板18を介して半導体素子20から熱を取得する。半導体素子20から熱を取得した冷媒は、図7(c)の矢印F3に示すように、流入路とは反対側の面に形成されている波状ノズル板62の谷によって形成される排冷媒路40、および、波状ノズル板62と基本ユニット壁16とに囲まれる、図7(c)の上下の排冷媒路40へと送り出される。排冷媒路40に送り出された冷媒は、図7(a)の矢印F4に示すように、排冷媒路40を通って半導体冷却器60から放出される。このように冷媒が流通することで、冷媒は半導体素子20から熱を取得する。一方、半導体素子20は冷媒によって熱を奪われ冷却される。
ここでは、波状ノズル板として、コルゲート形状に波打つものについて説明した。波状ノズル板としては、図10(a)に符号64を以て示すようにジグザグ形状(三角波形状)に波打つものを採用してもよい。この場合、平坦な金属板にプレス加工によって冷媒供給穴26を開けた後、冷媒供給穴26の位置と山の位置とが一致し、冷媒供給穴26の延伸方向と山の延伸方向とが一致するよう、金属板をジグザグ形状に折り曲げればよい。また、各斜面を形成する長方形状の金属板を接合することで波状ノズル板64を形成してもよい。図10(b)は、ジグザグ形状に波打つ波状ノズル板64を用いた場合の断面図であり、コルゲート形状に波打つ波状ノズル板62を用いた半導体冷却器60の図7(c)の断面図に対応させたものある。
第4実施形態に係る半導体冷却器60によれば、第1、第2および第3実施形態に係る半導体冷却器と同様の原理により、冷却性能の空間的なばらつきを抑制することができ、さらに、半導体冷却器に送り込む冷媒の圧力を低減することができる。加えて、簡易な工法かつ単純な構成で波状ノズル板を提供することができるため、冷却器の軽量化、コスト低減化を図ることができる。
図11(a)に本発明の第5実施形態に係る半導体冷却器66の構成を示す。この半導体冷却器66は、第4実施形態に係る半導体冷却器60について、波状ノズル板62の山の頂部に流入路板32を接触させたものである。図11(b)は、図11(a)に示される構成から流入路板32を取り除いたものを、図11(a)の下側から見た図である。図11(a)は、図11(b)におけるG1−G2断面を示し、図11(c)は図11(b)におけるG3−G4断面を示す。図7に示す構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
図11(c)に示すように波状ノズル板62は、流入路板32によって覆われている。波状ノズル板62と、流入路板32との間には流入路68が形成されている。なお、ここでは、波状ノズル板62の山の高さが一様である構成について示しているが、山の高さがそれぞれ異なる場合には、波状ノズル板62の山の頂部に流入路板32が接触するよう流入路板32を変形させる。図11(a)において、波状ノズル板62と流入路板32との間の領域の左端は冷媒の入口38となる。
次に、半導体冷却器66に冷媒を流通させたときの冷媒の流れ、および半導体素子20と冷媒との間の熱交換作用について説明する。冷媒は、図11(a)の矢印F1に示すように、入口38から半導体冷却器66に送り込まれる。入口38から送り込まれた冷媒は、波状ノズル板62と流入路板32との間に形成されている流入路68を流通する。流入路68を流通する冷媒は、図11(a)および(c)の矢印F2に示すように、冷媒供給穴26から放熱板18の間の領域に送られる。放熱板18の間の領域に送られた冷媒は、絶縁層22、基本ユニット板14、および放熱板18を介して半導体素子20から熱を取得する。半導体素子20から熱を取得した冷媒は、図11(c)の矢印F3に示すように、流入路68とは反対側の面に形成されている波状ノズル板62の谷によって形成される排冷媒路40、および、波状ノズル板62と基本ユニット壁16とに囲まれる、図11(c)の上下の排冷媒路40へと送り出される。排冷媒路40に送り出された冷媒は、図11(a)の矢印F4に示すように、排冷媒路40を通って半導体冷却器66から放出される。このように冷媒が流通することで、冷媒は半導体素子20から熱を取得する。一方、半導体素子20は冷媒によって熱を奪われ冷却される。
ここでは、波状ノズル板として、コルゲート形状に波打つものについて説明した。波状ノズル板としては、第4実施形態と同様、図10(a)に示すようにジグザグ形状に波打つものを採用してもよい。図12は、ジグザグ形状に波打つ波状ノズル板64を用いた場合の断面図であり、コルゲート形状に波打つ波状ノズル板62を用いた半導体冷却器66の図11(c)の断面図に対応させたものである。
なお、第4および第5実施形態に係る半導体冷却器においても、放熱板18による放熱板列を、図3、図5に示すようなコルゲートフィン42に置き換えることができる。
第5実施形態に係る半導体冷却器66によれば、第1、第2、第3および第4実施形態に係る半導体冷却器と同様の原理により、冷却性能の空間的なばらつきを抑制することができ、さらに、半導体冷却器に送り込む冷媒の圧力を低減することができる。加えて、簡易な工法かつ単純な構成で波状ノズル板を提供することができるため、冷却器の軽量化、コスト低減化を図ることができる。
第1、第2、第3、第4および第5実施形態に係る半導体冷却器は、前段から放出された冷媒が、後段の入口へと導かれるよう縦続接続して用いてもよい。この場合、前段の半導体冷却器の排冷媒路から、後段の入口へと至る流路を設ける。
図13に、第2実施形態に係る半導体冷却器48を縦続接続した場合の構成例を示す。図4の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。この構成例では、各段の基本ユニット板14および流入路板32は一体に形成されている。各段に対して一体に形成された基本ユニット板14および流入路板32によって、前段の排水路の出口から後段の入口との間には、前段から後段へと冷媒を導く接続路70が形成されている。
なお、第1、第3、第4および第5実施形態に係る半導体冷却器についても同様に、複数の半導体冷却器を縦続接続した構成とすることができる。
上記では、半導体素子20を冷却する冷却器について説明した。本発明は、半導体素子20の冷却の他、エンジン、モータ等他の冷却対象物の冷却に用いてもよい。この場合、冷却対象物が基本ユニット板14に接触するよう、本発明の実施形態に係る冷却器に冷却対象物を配置すればよい。
10,48,54、56,60,66 半導体冷却器、12 基本ユニット、14 基本ユニット板、16 基本ユニット壁、18,50 放熱板、20 半導体素子、22 絶縁層、24 ノズル板、26 冷媒供給穴、28 冷媒案内壁、30 流入路ガイド、32 流入路板、34 流入路壁、36 終端壁、38 入口、40,52 排冷媒路、42 コルゲートフィン、44 屈曲区間、46 延伸区間、58 サブ放熱板、62,64 波状ノズル板、68 流入路、70 接続路。

Claims (10)

  1. 冷却対象物が取り付けられる基本部材と、
    対向する2つの長辺と、各長辺と交わる方向に伸び対向する2つの短辺と、をそれぞれが有する複数の放熱板であって、前記基本部材が有する放熱板配置面にそれぞれの一方の長辺が接し、厚み方向に連ねて配置された複数の放熱板と、
    前記放熱板の間の領域に冷媒を供給する冷媒供給部が設けられたノズル面を有し、前記複数の放熱板を挟んで当該ノズル面が前記放熱板配置面と対向するよう配置されたノズル部材と、
    を備え、
    前記冷媒供給部は、
    前記複数の放熱板が連なる方向に延伸する冷媒供給穴であって、複数の放熱板間領域に開口が及ぶ冷媒供給穴を含み、
    前記冷媒供給穴から短辺方向に向けて前記放熱板間領域に冷媒を供給し、
    前記ノズル部材は、
    一方の板面に前記ノズル面を有するノズル板を含み、
    前記冷却器は、
    前記ノズル板における前記一方の板面とは反対側の板面を覆って1つの冷媒流入路を形成する流入路形成部材を備え、前記冷媒流入路に前記冷媒供給穴が開口していることを特徴とする冷却器。
  2. 冷却対象物が取り付けられる基本部材と、
    対向する2つの長辺と、各長辺と交わる方向に伸び対向する2つの短辺と、をそれぞれが有する複数の放熱板であって、前記基本部材が有する放熱板配置面にそれぞれの一方の長辺が接し、厚み方向に連ねて配置された複数の放熱板と、
    前記放熱板の間の領域に冷媒を供給する冷媒供給部が設けられたノズル面を有し、前記複数の放熱板を挟んで当該ノズル面が前記放熱板配置面と対向するよう配置されたノズル部材と、
    を備え、
    前記冷媒供給部は、
    前記複数の放熱板が連なる方向に配列された複数の冷媒供給穴であって、複数の放熱板間領域のそれぞれに対して冷媒供給穴が設けられた複数の冷媒供給穴を含み、
    前記冷媒供給穴から短辺方向に向けて前記放熱板間領域に冷媒を供給し、
    前記ノズル部材は、
    一方の板面に前記ノズル面を有するノズル板を含み、
    前記冷却器は、
    前記ノズル板における前記一方の板面とは反対側の板面を覆って1つの冷媒流入路を形成する流入路形成部材を備え、前記冷媒流入路に前記冷媒供給穴が開口していることを特徴とする冷却器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の冷却器において、
    前記冷媒供給部を挟むよう前記ノズル面に配置された冷媒案内壁、
    を備え、
    前記冷媒案内壁は、
    前記冷媒供給部から前記放熱板間領域に冷媒を導くと共に、前記冷媒供給部の側とは反対側の壁面に前記放熱板間領域から放出された冷媒を、案内することを特徴とする冷却器。
  4. 前記ノズル面が各放熱板と接するよう前記ノズル部材が配置される、
    請求項1または請求項2に記載の冷却器において、
    前記放熱板配置面と前記ノズル面との間に挟まれる領域のうち前記放熱板間領域外の領域に設けられ、当該放熱板間領域から放出された冷媒を案内する排冷媒案内壁を備えることを特徴とする冷却器。
  5. 請求項4に記載の冷却器において、
    前記放熱板間領域と前記排冷媒案内壁との間の領域に設けられ、前記ノズル面および前記放熱板配置面の少なくとも一方から突出する突起部を備えることを特徴とする冷却器。
  6. 冷却対象物が取り付けられる基本部材と、
    対向する2つの長辺と、各長辺と交わる方向に伸び対向する2つの短辺と、をそれぞれが有する複数の放熱板であって、前記基本部材が有する放熱板配置面にそれぞれの一方の長辺が接し、厚み方向に連ねて配置された複数の放熱板と、
    前記複数の放熱板が連なる方向に交差する方向に波打つよう形成され、前記放熱板配置面に接する辺に対向する前記放熱板の辺に、一方の板面に形成された頂部が接するよう配置された波状ノズル板と、を備え、
    前記波状ノズル板は、
    前記複数の放熱板が連なる方向に延伸する冷媒供給穴であって、複数の放熱板間領域に開口が及ぶ冷媒供給穴を前記頂部に有し、
    前記一方の板面とは反対側の板面から前記冷媒供給穴を介して短辺方向に向けて前記放熱板間領域に冷媒を導くと共に、前記放熱板間領域から放出された冷媒を、前記放熱板間領域と前記波状ノズル板との間に形成された領域に導き、
    前記冷却器は、
    前記波状ノズル板における前記一方の板面とは反対側の板面を覆って1つの冷媒流入路を形成する流入路形成部材を備え、前記冷媒流入路に前記冷媒供給穴が開口していることを特徴とする冷却器。
  7. 冷却対象物が取り付けられる基本部材と、
    対向する2つの長辺と、各長辺と交わる方向に伸び対向する2つの短辺と、をそれぞれが有する複数の放熱板であって、前記基本部材が有する放熱板配置面にそれぞれの一方の長辺が接し、厚み方向に連ねて配置された複数の放熱板と、
    前記複数の放熱板が連なる方向に交差する方向に波打つよう形成され、前記放熱板配置面に接する辺に対向する前記放熱板の辺に、一方の板面に形成された頂部が接するよう配置された波状ノズル板と、を備え、
    前記波状ノズル板は、
    前記複数の放熱板が連なる方向に配列された複数の冷媒供給穴であって、複数の放熱板間領域のそれぞれに対して冷媒供給穴が設けられた複数の冷媒供給穴を前記頂部に有し、
    前記一方の板面とは反対側の板面から前記冷媒供給穴を介して短辺方向に向けて前記放熱板間領域に冷媒を導くと共に、前記放熱板間領域から放出された冷媒を、前記放熱板間領域と前記波状ノズル板との間に形成された領域に導き、
    前記冷却器は、
    前記波状ノズル板における前記一方の板面とは反対側の板面を覆って1つの冷媒流入路を形成する流入路形成部材を備え、前記冷媒流入路に前記冷媒供給穴が開口していることを特徴とする冷却器。
  8. 請求項または請求項に記載の冷却器において、
    前記放熱板配置面と前記波状ノズル板との間に挟まれる領域のうち前記放熱板間領域外の領域に設けられ、当該放熱板間領域から放出された冷媒を案内する排冷媒案内壁を備えることを特徴とする冷却器。
  9. 冷却器であって、
    冷却対象物が取り付けられる基本部材と、
    前記基本部材が有する放熱板配置面にそれぞれの一辺が接し、厚み方向に連ねて配置された複数の放熱板と、
    前記放熱板の間の領域に冷媒を供給する冷媒供給部が設けられたノズル面を有し、前記複数の放熱板を挟んで当該ノズル面が前記放熱板配置面と対向するよう配置されたノズル部材と、
    を備え、
    前記冷媒供給部は、
    複数の放熱板間領域に対し、前記放熱板と前記放熱板配置面とが接する線の方向に交わる方向に冷媒を供給し、
    前記ノズル面が各放熱板と接するよう前記ノズル部材が配置され、
    前記冷却器は、さらに、
    前記放熱板配置面と前記ノズル面との間に挟まれる領域のうち前記放熱板間領域外の領域に設けられ、当該放熱板間領域から放出された冷媒を案内する排冷媒案内壁と、
    前記放熱板間領域と前記排冷媒案内壁との間の領域に設けられ、前記ノズル面および前記放熱板配置面の少なくとも一方から突出する突起部と、
    を備えることを特徴とする冷却器。
  10. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の冷却器において、
    帯形状に形成され、当該帯形状の一方の長辺が前記放熱板配置面に接するよう配置され、当該放熱板配置面上で屈曲すると共に、屈曲区間の間の区間が前記放熱板を形成するコルゲートフィン、
    を備えることを特徴とする冷却器。
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