JP6157887B2 - 冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子等を冷却する冷却装置に関する。
半導体素子等の発熱体を冷却するために様々な冷却装置が提案されている。
発熱体となる電気素子が設置された冷却基板面の直下にノズルを配置し、ノズルから噴射される冷媒が冷却基板面に直接衝突するように構成された半導体装置が開示されている(特許文献1)。また、冷却基板に近接させて設けられたノズルと空間的に干渉しないように冷却基板に放熱フィンを設けて冷却特性の向上を図った冷却器が開示されている(特許文献2)。また、冷却基板に設けられた放熱フィンに対して噴流を衝突させるようにノズルを設けた冷却器が開示されている(特許文献3〜5)。
特許第3203475号公報 特許第4649359号公報 特開2011−166113号公報 特開2006−310363号公報 特許第3002611号公報
ところで、冷却基板面の近傍にノズルを配置し、冷却基板面に冷媒を直接噴射して衝突流れを付与する構成では、ノズルからの噴流は隣接するノズルからの噴流や排出される冷媒の流れとの干渉によって速度低下や偏流、淀み等を生じ、冷却性能が低下する。また、干渉を回避するために邪魔板等を設けると、冷媒の流れの抵抗となり、圧力損失の増大を招く原因となる。
また、放熱フィンに衝突流れを付与する構成の場合、ノズルの噴出孔と放熱フィンとの間に隙間が存在すると冷媒の流れの一部が抵抗体である放熱フィンを回避して隙間から漏れ流れるために冷却性能が低下する。また、隙間を無くして放熱フィンに導入した場合でも、放熱フィンの表面での摩擦による損失のために流れは開放空間へ向かい易くなり、直進的な衝突噴射は流れの進行方向に向かって広がる。このため、噴流の流速は進行方向、すなわち放熱フィンの根元方向に向かって低下し、冷却に対する寄与度が高い放熱フィンの根元付近(冷却基板付近)での冷媒への熱伝達による冷却性能が充分でない。また、ノズル直下の放熱フィンに貫通スリットを設けたとしても、ノズルの開口部の中心と放熱フィンのスリット部の中心がずれると冷媒の流れが偏流して冷却性能の低下を招くので、ノズルと放熱フィンとの加工精度や高い組み付け精度が要求され、製造コストの増大を招く問題がある。
本発明は、冷却対象物が取り付けられる冷却基板と、前記冷却基板から突出し、その厚さ方向に沿って複数並べて配置された放熱板と、前記冷却基板に向けられた開口を有し、前記冷却基板に対して冷媒を供給するノズル部材と、を備え、前記開口の先端部は前記冷却基板に接することなく、前記先端部と前記冷却基板との距離が前記放熱板の突出高さよりも小さいことを特徴とする冷却装置である。
ここで、前記先端部と前記冷却基板との距離が前記開口の流路幅より小さいことが好適である。
また、前記ノズル部材は、前記放熱板と交差する方向に沿って前記放熱板に設けられた切り欠き部に嵌め込まれた案内壁を有することが好適である。
また、前記案内壁と前記放熱板とで外壁の一部が構成された前記冷媒を排出する排出路を備えることが好適である。
また、前記案内壁は、蛇行形状を有することが好適である。
また、前記冷却基板を複数備え、前記冷却基板によって前記ノズル部材が挟み込まれていることが好適である。
本発明によれば、冷媒の流れによる熱伝達の効率を向上して放熱フィンとの伝熱面積を拡大させ、加工及び組み立てにおいて高い精度を必要としない、高性能の冷却装置を提供することができる。
第1の実施の形態における冷却装置の構成を示す図である。 第1の実施の形態における冷却装置の内部構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態における冷却装置の別例の構成を示す図である。 第1の実施の形態における冷却装置の別例の構成を示す図である。 第1の実施の形態における冷却装置の別例の構成を示す図である。 第1の実施の形態における冷却装置の別例の構成を示す図である。 第2の実施の形態における冷却装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態における冷却装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態における冷却装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態における冷却装置の構成の別例を示す図である。
<第1の実施の形態>
図1に本発明の第1の実施の形態に係る冷却装置10の構成を示す。冷却装置10は、冷媒を内部に流通させ、冷媒と半導体素子20との間の熱交換によって半導体素子20を冷却するものである。冷却対象の半導体素子20は、特に限定されるものではないが、昇降圧コンバータ回路、交流/直流インバータ回路等、送配電設備の電力変換回路や車両駆動用モータジェネレータの電力供給回路に用いられる大電力素子において効果が顕著となる。冷媒は、特に限定されるものではないが、水、アンモニア、フロン等の流体を用いることができる。
図1(a)は、図1(b)におけるA1−A2断面を示し、図1(c)は図1(b)におけるA3−A4断面を示す。図1(b)は、図1(a)に示される構成から流入路ガイド30を取り除いたものを、図1(a)の下側から見た図である。
冷却装置10は、冷却対象の半導体素子20が取り付けられる基本ユニット12を備える。基本ユニット12は、冷却基板14、冷却基板14の外周に設けられたユニット壁16、および複数の放熱板18を備えて構成される。また、ユニット壁16は、冷媒の流出部を除いて基本ユニット12の周囲を取り囲むように設けられる。基本ユニット12は、熱伝導性の高い材料で構成することが好適であり、例えば、銅やアルミニウム等の金属を含む材料で構成される。
半導体素子20は、冷却基板14の放熱板配置面とは反対側の板面に、絶縁層22を介して取り付けられる。なお、ここでは、半導体素子20が冷却基板14の板面に取り付けられるものとしているが、半導体素子20の固定態様に応じて、冷却基板14を変形させてもよい。例えば、冷却基板14は、半導体素子20を冷却基板14内に埋め込む構成としてもよい。
放熱板18は、長方形状の板であり、冷却基板14から半導体素子20の載置面の反対方向に向けて突出するように設けられる。放熱板18は、ユニット壁16に両端が接し、長辺が冷却基板14の板面に接するよう冷却基板14に配置される。放熱板18は、複数枚設けられ、板面方向を揃えて、所定の間隔で厚さ方向に沿って連ねて配置されている。放熱板18は、冷媒との接触面積を増大させて、半導体素子20の冷却効果を高める。
基本ユニット12には、ユニット壁16で囲まれた領域の開口を覆う板状のノズル部材24が取り付けられる。ノズル部材24は、放熱板18が連ねられた方向に延伸する冷媒供給ノズル26が設けられている。冷媒供給ノズル26は、放熱板18が並置された領域に亘って設けられる。図1の例では、3つの冷媒供給ノズル26が平行に設けられている。冷媒供給ノズル26の数は、冷媒の流量に応じて決定することが好ましい。
ノズル部材24には流入路ガイド30が設けられ、流入路ガイド30は冷媒供給ノズル26を覆うように設けられる。図1の例では、流入路ガイド30は、流入路板32、および流入路板32の対向する2辺に設けられた流入路壁34を備える。また、流入路ガイド30には冷媒供給ノズル26と共に形成される冷媒の入口38(図1(a)の左端部)が設けられる。入口38の反対側(図1(a)の右端部)には流入路ガイド30の終端壁36が設けられる。流入路板32、流入路壁34及び終端壁36によって、冷媒の入口38を除いて冷媒供給ノズル26を覆う冷媒の通路が形成される。
なお、放熱板18が連ねられた方向に沿って延伸する冷媒供給ノズル26に代えて、放熱板18が連ねられた方向に沿って複数の冷媒供給穴を並べて設けてもよい。
ノズル部材24及び流入路ガイド30は、熱伝導性の高い材料で構成することが好適であり、例えば、銅やアルミニウム等の金属を含む材料で構成される。
図2に冷媒供給ノズル26、放熱板18、および冷却基板14の詳細な構成を示す。ノズル部材24の放熱板18側の板面には、冷媒供給ノズル26の開口を囲むよう冷媒案内壁28が設けられている。冷媒案内壁28は、ノズル部材24から冷却基板14へ向けて突出する流路を形成し、その開口の先端部28aは各放熱板18に設けられた切り欠き18aに嵌め込まれる。すなわち、冷媒供給ノズル26の開口の先端部28aが冷却基板14に接することなく、先端部28aと冷却基板14との距離Sが放熱板18の突出高さHよりも小さくなるように冷媒案内壁28が設けられる。
次に、冷却装置10に冷媒を流通させたときの冷媒の流れ、および半導体素子20と冷媒との間の熱交換作用について説明する。冷媒は、図1(a)及び図2の矢印F1に示すように、入口38から冷却装置10に導入される。入口38から送り込まれた冷媒は、流入路ガイド30およびノズル部材24との間に形成されている流入路を流通し、冷却装置10の内部に送り込まれる。冷媒は、図1(a),(c)及び図2の矢印F2に示すように、冷媒案内壁28に導かれて放熱板18に沿った流れとなり、冷却基板14の表面近傍まで延びた冷媒供給ノズル26の先端まで供給され、冷媒供給ノズル26の先端部28aの開口から冷却基板14に向けて噴射される。冷却基板14に直接噴射された冷媒は、図1(c)及び図2の矢印F3に示すように、冷却基板14の表面に沿って冷媒案内壁28の延設方向に直交する方向に分散する。そして、冷媒は、冷媒供給ノズル26とは反対側の冷媒案内壁28の壁面に沿って、冷媒案内壁28(ユニット壁16)、ノズル部材24及び放熱板18で囲まれる排冷媒路40へと送り出される。送り出された冷媒は、図1(a)及び図2の矢印F4に示すように、排冷媒路40を通って冷却装置10から放出される。
このように、冷媒は、冷却基板14及び放熱板18の表面に沿って流れ、絶縁層22、冷却基板14及び放熱板18を介して半導体素子20から熱を奪い排出される。このように冷媒が流通することで、半導体素子20が冷却される。
このとき、冷媒供給ノズル26の開口部内では冷媒の平均流速は一定に保たれ、冷媒の一様流れが形成され、冷媒供給ノズル26の先端部28aへ減速することなく冷媒が供給される。その結果、放熱板18の先端部では、冷媒の一様流の衝突によって温度境界層が薄い状態で熱交換が行われる前縁効果が得られ、高い熱伝達率が得られる。
また、冷媒供給ノズル26の先端部28aが放熱板18に挿入して設けられており、冷媒は冷媒案内壁28及び放熱板18により形成された流路に案内されて冷却基板14へ向けて導入される。したがって、冷媒供給ノズル26の開口部から冷媒が噴射されるまでの冷媒の拡散や、冷媒供給ノズル26の先端部28aと放熱板18との隙間からの冷媒の漏れを回避することができ、冷媒の効果的な供給を実現することができる。
また、冷媒供給ノズル26の先端部28aと冷却基板14との間の隙間から冷媒の高速な噴射が行われ、冷媒は冷却基板14の表面に沿って放熱板18の根元近傍へ供給されるので、そのせん断及び乱れ効果により冷却基板14及び放熱板18において高い熱伝達率を得ることができる。
特に、冷媒供給ノズル26の先端部28aと冷却基板14との距離Sを先端部28aの開口幅Wより小さく設定することによって、冷却基板14の表面における冷媒の流速を高めることができ、冷却基板14の近傍及び放熱板18の根元近傍において冷媒の淀み等を回避することができ、冷却効率を高めることができる。
また、冷媒は、放熱板18の間で独立に熱交換を行った後、排冷媒路40に流れ込み、合流して排出される。これにより、各放熱板18の間には熱交換前の低温の冷媒が効率良く供給され、他の放熱板18の間に供給された冷媒や排冷媒路40に一旦流れ込んだ冷媒の影響を受け難く、冷却基板14及び放熱板18が独立かつ全体的に均一に冷却される。これにより、下流側での冷却効率の低下や流れの干渉による圧力損失の増大を抑制でき、冷却装置10全体として均一な冷却を実現することができる。
さらに、冷媒案内壁28が放熱板18の切り欠き18aに挿入された構成とすることにより、各部材の高い加工精度や各部材間の隙間等を設けるための高い組み立て精度は必要とされず、製造コストを低減することができる。
図3〜図6は、本実施の形態における冷却装置10の変形例を示す。図3〜図6は、図1(c)に相当する断面図である。
図3に示す変形例では、冷媒案内壁28の間の放熱板18がくり貫かれた構成となっている。この構成では、冷媒案内壁28の対で形成される冷媒の供給路の全体が放熱板18に差し込まれる。これにより、放熱板18のくり貫き部の加工が容易となると共に、放熱板18とノズル部材24との嵌め込みの位置決めが容易となる。
図4に示す変形例では、流入路ガイド30とノズル部材24とを一体化し、冷媒の供給路を流入路板32、冷媒案内壁28及び放熱板18で形成される空間で形成している。これにより、冷却装置10全体の高さを低くし、冷却装置10を小型化することができる。
図5に示す変形例では、冷媒案内壁28の放熱板18と嵌合していない部分を傾斜させた構造としている。これにより、冷媒の供給路と排出路との断面積を略等しくすることができ、放熱板18の間の供給路への冷媒の分配を均一化することができる。
図6に示す変形例では、図3に示した放熱板18のくり貫き構造と図5に示した冷媒案内壁28の傾斜構造を組み合わせている。このように、本実施の形態及びその変形例を適宜組み合わせた構成としてもよい。
<第2の実施の形態>
図7〜図9に本発明の第2の実施の形態に係る冷却装置50の構成を示す。冷却装置50は、ノズル部材24を挟んで冷却基板14が両側に設けられていることを特徴とする。
図7は、図8におけるA5−A6断面を示し、図8は、図7におけるA7−A8断面を示し、図9は、図7及び図8におけるA9−A10断面を示す。
冷却基板14は、第1の実施の形態と同様に、半導体素子20が載置される面と反対側に向けて突出した放熱板18を備える。放熱板18は、複数枚設けられ、板面方向を揃えて、所定の間隔で厚さ方向に沿って連ねて配置されている。
ノズル部材24は、蛇腹形状に板を加工した冷媒案内壁28を備える。ノズル部材24は2つの冷却基板14に挟まれ、冷媒案内壁28の側端部がそれぞれの冷却基板14の放熱板18に設けられた切り欠き18aに嵌め込まれるように組み合わせされる。
ノズル部材24は、半導体素子20の数に合わせて複数設けてもよい。本実施の形態の冷却装置50では、3つのノズル部材24が並置された例を示している。各ノズル部材24の冷媒案内壁28は半導体素子20の載置領域の長さに合わせて蛇腹状に折り返され、隣り合うノズル部材24の蛇腹の山を向かい合わせるようにして並置される。
冷媒案内壁28の先端部28aと冷却基板14との距離Sは、放熱板18の高さHより小さく設定される。また、冷媒案内壁28の先端部28aと冷却基板14との距離Sは、ノズル部材24の供給路の幅Wより小さく設定されることが好適である。
冷却基板14の放熱板18が並置された方向の両端には冷媒導入口14aと冷媒排出口14bとが設けられる。冷媒導入口14aは、ノズル部材24との延設方向端部において冷媒案内壁28の蛇腹形状の谷部の開口に接続されて冷媒の導入口となる。冷媒は、2つの冷却基板14、放熱板18及び冷媒案内壁28に囲まれた供給路52を流通し、冷却装置50の内部に送り込まれる。冷媒は、矢印F2に示すように、冷媒案内壁28と放熱板18とで仕切られた冷却基板14へ向かう通路に沿って流れ、冷却基板14の表面近傍まで延びたノズル部材24の先端まで供給され、冷媒案内壁28の先端部28aの開口から冷却基板14に向けて噴射される。冷却基板14に直接噴射された冷媒は、矢印F3に示すように、冷却基板14の表面に沿ってノズル部材24の延設方向に直交する方向に分散する。そして、冷媒は、冷媒案内壁28の壁面に沿って、冷却基板14、放熱板18及び冷媒案内壁28で囲まれた排冷媒路54へと送り出される。送り出された冷媒は、次段のノズル部材24の蛇腹形状の谷部の開口へと導かれ、次段のノズル部材24においても同様に冷媒の流れが形成される。
このようにして、ノズル部材24の各段において冷却基板14の表面に向けて冷媒が噴射され、第1の実施の形態と同様に冷却特性、冷却の均一性、組み付けの容易性の向上が得られる。さらに、2面の冷却基板14により半導体素子20を冷却することができ、冷却効率が高められるとともに、同一の半導体素子20の素子数に対して冷却装置50の小型化を実現することができる。
なお、図10に示すように、ノズル部材24を冷媒の流れ方向に対して傾斜させた構造としてもよい。これにより、放熱板18間の流路に対する冷媒の流量の分配が改善され、より効果的な冷却を行うことができる。
また、本実施の形態においてもノズル部材24と放熱板18との組み合わせは、図3〜図6に示したいずれの構成又はそれらの組み合わせとしてもよい。
上記では、半導体素子を冷却する冷却装置について説明したが、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。半導体素子の冷却の他、エンジン、モータ等他の冷却対象物の冷却に用いてもよい。この場合、冷却対象物が冷却基板に接触するよう、本発明の実施形態に係る冷却器に冷却対象物を配置すればよい。
10 冷却装置、12 基本ユニット、14 冷却基板、14a 冷媒導入口、14b 冷媒排出口、16 ユニット壁、18 放熱板、18a 切り欠き、20 半導体素子、22 絶縁層、24 ノズル部材、26 冷媒供給ノズル、28 冷媒案内壁、28a 先端部、30 流入路ガイド、32 流入路板、34 流入路壁、36 終端壁、38 入口、40 排冷媒路、50 冷却装置、52 供給路、54 排冷媒路。

Claims (6)

  1. 冷却対象物が取り付けられる冷却基板と、
    冷媒が前記冷却基板に接触しない第1流路と、前記第1流路のみから冷媒が供給され、冷媒が前記冷却基板に接触する第2流路と、を備え、
    前記冷却基板から突出し、前記第2流路内において第1の方向に沿って延設されると共に、その厚さ方向に沿って複数並べて配置された放熱板と、
    前記第1の方向に交差する第2の方向に沿って延設されると共に、前記第1流路から前記第2流路を繋ぎ前記冷却基板に向けられた開口を有し、前記冷却基板に対して冷媒を供給するノズル部材と、を備え、
    前記ノズル部材の前記開口の先端部は、前記開口に対向して前記放熱板の一部が位置するように前記放熱板に設けられた切り欠き部に嵌め込まれ、
    前記開口の先端部は前記冷却基板に接することなく、前記先端部と前記冷却基板との距離が前記放熱板の突出高さよりも小さいことを特徴とする冷却装置。
  2. 請求項1に記載の冷却装置であって、
    前記先端部と前記冷却基板との距離が前記開口の流路幅より小さいことを特徴とする冷却装置。
  3. 請求項1又は2に記載の冷却装置であって、
    前記ノズル部材は、前記第2の方向に沿って前記放熱板に設けられた切り欠き部に嵌め込まれた案内壁を有することを特徴とする冷却装置。
  4. 請求項3に記載の冷却装置であって、
    前記案内壁と前記放熱板とで外壁の一部が構成された前記冷媒を排出する排出路を備えることを特徴とする冷却装置。
  5. 請求項3又は4に記載の冷却装置であって、
    前記案内壁は、蛇行形状を有することを特徴とする冷却装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷却装置であって、
    前記冷却基板を複数備え、
    前記冷却基板によって前記ノズル部材が挟み込まれていることを特徴とする冷却装置。
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