JP4982194B2 - 発熱体冷却構造、駆動装置、及び発熱体冷却構造物の製造方法 - Google Patents

発熱体冷却構造、駆動装置、及び発熱体冷却構造物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、発熱体と熱的に接続された放熱面と、当該放熱面と対向配置された対向面との間に、冷媒空間が形成され、前記冷媒空間に、前記放熱面から前記対向面に向けて立設された複数の放熱フィンが並列配置されて、当該複数の放熱フィンの夫々の隣接間に前記冷媒が通流するフィン間通路が形成されている発熱体冷却構造に関する。
電動機を車両の駆動源とする場合、電動機はその制御のためのインバータやそのインバータ制御のためのECU等を必要とする。こうしたインバータ等は、電動機に対してパワーケーブルで接続されるものであるため、電動機とは分離させて適宜の位置に配設可能であるが、車載上の便宜性から、電動機を内蔵する駆動装置と一体化させる配置が採られる場合がある。
ところで、現状の技術では、インバータ等の耐熱温度は電動機の耐熱温度に対して低い。そこで、上記のようにインバータ等を、電動機を内蔵する駆動装置と一体化させる場合、インバータ等を熱的に保護すべく、電動機からインバータ等への直接的な熱伝達を遮断する何らかの手段が必要である。また、インバータ等は、自身の素子による発熱で温度上昇するため、耐熱温度以下に保つために冷却を必要とする。
こうした事情から、電動機と、前記電動機を収容する駆動装置ケースと、前記電動機を制御するインバータとを備えた駆動装置において、そのインバータ更には電動機を冷却するための冷却構造を有するものが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
かかる特許文献1に記載の駆動装置に備えられる冷却構造は、インバータと熱的に接続された放熱面と、当該放熱面と対向配置され上記駆動装置ケースと熱的に接続された対向面との間に、冷媒空間を形成し、その冷媒空間に、インバータケース側の放熱面から駆動装置ケース側のケース面に向けて立設された複数の放熱フィンを並列配置して、それら複数の放熱フィンの夫々の隣接間に前記冷媒が通流するフィン間通路を形成している。そして、この種の冷却構造は、冷媒ポンプにより上記冷媒空間に供給された冷媒が、上記並列配置された複数のフィン間通路に通流することで、上記放熱面を介してインバータを冷却し、上記対向面を介して電動機を冷却することができる。
国際公開WO2004/025807号公報
上記のようなインバータ等の発熱体を冷却するための発熱体冷却構造においては、発熱体を確実に冷却するために、各フィン間通路に均等に冷媒を流通させることが好ましい。
各フィン間通路における冷媒の流通状態を均一に保つためには、各フィン間通路を流通する冷媒が、フィン間通路同士を行き来するのを防止することが必要であり、夫々の放熱フィンを対向面に対して隙間なく当接させなければならない。しかし、夫々の放熱フィンを対向面に対して隙間なく当接させるためには、放熱面から対向面までの距離と夫々の放熱フィンの高さとが一致するよう寸法管理を厳密に行う必要があり、製造コストが増加するという問題があった。
更に、この種の発熱体冷却構造においては、その放熱能力をあげることが当然に必要となる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストで良好な放熱能力を有する発熱体冷却構造を実現し、更に、その発熱体冷却構造を備えることにより信頼性の高い駆動装置を実現する点にある。
本発明に係る発熱体冷却構造の第1特徴構成は、発熱体と熱的に接続された放熱面と、当該放熱面と対向配置された対向面との間に、冷媒空間が形成され、
前記冷媒空間に、前記放熱面から前記対向面に向けて立設された複数の放熱フィンが並列配置されて、当該複数の放熱フィンの夫々の隣接間に前記冷媒が通流するフィン間通路が形成されている発熱体冷却構造であって、
前記放熱フィンの先端部に、前記冷媒の流通方向に沿ってフィン高さ方向の凹凸が形成してあり、
前記放熱フィンが前記対向面に当接する当接状態で、前記放熱フィンが弾性変形して前記対向面に付勢されるとともに、前記放熱フィンが前記冷媒の流通方向に沿って複数の曲部を有する蛇行状に形成されている点にある。
本構成によれば、放熱フィンが前記対向面に当接する当接状態で、前記放熱フィンが弾性変形して前記対向面に付勢される。即ち、放熱フィンを弾性変形させて、その弾性力を利用して、放熱フィンと対向面とを当接させるので、放熱フィンの弾性変形により寸法誤差を吸収しつつ放熱フィンと対向面とを当接させることができる。このとき、本構成によれば、放熱フィンは、その先端部に、冷媒の流通方向に沿ってフィン高さ方向の凹部と凸部とが順次連なる形状となる。この結果、放熱フィンを弾性変形させる際に必要な力が小さくて済むので、放熱フィンを容易に弾性変形させることができる。そのため、放熱フィンの寸法管理をそれほど厳密に行うことなく、放熱フィンと対向面とを確実に当接させることができるので、フィン間通路同士の間を冷媒が行き来するのを防止することができ、各フィン間通路における冷媒の流通状態を均一に保つことができる。
更に、放熱フィンが冷媒の流通方向に沿って蛇行状に形成されているため、冷媒がフィン間通路を蛇行して流れ、流れを局所的な渦を伴ったものとでき、熱伝達が促進されて、放熱能力を高めることができる。
上述の結果、低コストで良好な放熱能力を有する発熱体冷却構造を実現することができる。
上述の発熱体冷却構造において、前記付勢された状態で、前記放熱フィンの先端が前記対向面に食い込むと好適である。
本構成のように、放熱フィンの先端部が対向面に食い込ませることにより、放熱フィンの弾性変形に加えて対向面への食い込みによっても寸法誤差を吸収することができるので、放熱フィンをより確実に対向面に当接させることができる。また、放熱フィンの先端部を対向面に食い込ませることにより、フィン間通路同士の間の密閉性が向上するので、フィン間通路同士の間を冷媒が行き来することを一層確実に防止することができる。
また、放熱フィンの先端部を食い込ませるために必要な対向面の変形量が、フィン高さ方向の凹凸がある分小さくて済むので、放熱フィンを対向面に容易に食い込ませることができる。
上述の発熱体冷却構造において、前記対向面が弾性変形可能な部材で形成してあると好適である。
本構成により、対向面に放熱フィンを当接させると、弾性変形可能な対向面が弾性変形して、その弾性力と放熱フィンの弾性力とで、放熱フィンと対向面とが確実に当接する。
また、放熱フィンの先端部を対向面に食い込ませる場合は、対向面が弾性変形するので、容易に放熱フィンの先端部を対向面に食い込ませることができる。
この結果、フィン間通路間の密閉性が向上し、各フィン間通路を流通する冷媒がフィン間通路同士の間を行き来することを一層確実に防止することができる。
本発明に係る発熱体冷却構造の第2特徴構成は、発熱体と熱的に接続された放熱面と、当該放熱面と対向配置された対向面との間に、冷媒空間が形成され、
前記冷媒空間に、前記放熱面から前記対向面に向けて立設された複数の放熱フィンが並列配置されて、当該複数の放熱フィンの夫々の隣接間に前記冷媒が通流するフィン間通路が形成されている発熱体冷却構造であって、
前記放熱フィンが前記冷媒の流通方向に沿って複数の曲部を有する蛇行状に形成されているとともに、
前記放熱フィンの先端部に、前記冷媒の流通方向に沿ってフィン高さ方向の凹凸が形成してあり、
前記対向面が弾性変形可能な部材で形成してあり、前記放熱フィンの先端が前記対向面に食い込ませてある点にある。
本構成によれば、対向面が弾性変形可能な部材で形成してあり、放熱フィンの先端を対向面に食い込ませるので、放熱フィンの先端が対向面に食い込む際の対向面の弾性変形により寸法誤差を吸収して、放熱フィンと対向面とを確実に当接させることができる。
更に、放熱フィンが冷媒の流通方向に沿って蛇行状に形成されているため、冷媒がフィン間通路を蛇行して流れ、流れを局所的な渦を伴ったものとでき、熱伝達が促進されて、放熱能力を高めることができる。
また、本構成によれば、放熱フィンは、その先端部に、冷媒の流通方向に沿ってフィン高さ方向の凹部と凸部とが順次連なる形状となる。この結果、放熱フィンを弾性変形させる際に必要な力が小さくて済むので、放熱フィンを容易に弾性変形させることができる。
また、放熱フィンの先端部を食い込ませるために必要な対向面の変形量が、凹凸がある分小さくて済むので、放熱フィンを対向面に容易に食い込ませることができる。
本発明では、必ずしも放熱フィンを蛇行状に形成する必要はない。例えば、放熱フィンを全体として平板状に立ち上げ、先端に凹凸を形成しておいてもよい。
即ち、本発明に係る発熱体冷却構造の第3特徴構成として、
発熱体と熱的に接続された放熱面と、当該放熱面と対向配置された対向面との間に、冷媒空間が形成され、
前記冷媒空間に、前記放熱面から前記対向面に向けて立設された複数の放熱フィンが並列配置されて、当該複数の放熱フィンの夫々の隣接間に前記冷媒が通流するフィン間通路が形成されている発熱体冷却構造であって、
前記放熱フィンの先端部に、前記冷媒の流通方向に沿ってフィン高さ方向の凹凸が形成してあり、
前記放熱フィンが前記対向面に当接する当接状態で、前記放熱フィンが弾性変形して前記対向面に付勢される構成とできる。
この構成にあっては、放熱フィンは、例えば平板状でも蛇行状でもよいが、冷媒の流通方向に沿ってフィン高さ方向の凹部と凸部とが順次連なる形状となる。この結果、放熱フィンを弾性変形させる際に必要な力が小さくて済むので、放熱フィンを容易に弾性変形させることができる。結果、凹凸部の全面を当接面に当接させて、フィン間流路間で流れの均等化を図ることができる。
また、放熱フィンの先端部を対向面に食い込ませる場合には、放熱フィンの先端部を食い込ませるために必要な対向面の変形量が、凹凸がある分小さくて済むので、放熱フィンを対向面に容易に食い込ませることができる。
上記のような発熱体冷却構造を備えた発熱体冷却構造物を得るには、
発熱体と熱的に接続された放熱面と、当該放熱面と対向配置された対向面との間に、冷媒空間が形成され、
前記冷媒空間に、前記放熱面から前記対向面に向けて立設された複数の放熱フィンが並列配置されて、当該複数の放熱フィンの夫々の隣接間に前記冷媒が通流するフィン間通路が形成されている発熱体冷却構造物を製造するに際して、
前記放熱フィンを形成するに、放熱フィンの先端部に、前記冷媒の流通方向に沿って、
フィン高さ方向の凹凸を形成し、
前記凹凸が形成された放熱フィンを前記対向面に押し当て、
前記冷媒の流通方向に沿った前記凹凸の全面を前記対向面に当接させることとできる。
上述の構成において、前記放熱フィンが、前記放熱面から対向面に向けて斜めに立設されていると好適である。
本構成のように、放熱フィンが、放熱面から対向面に向けて斜めに立設されていると放熱フィンの立設方向における長さが長くなり、放熱フィンの伝熱面積が拡大され、放熱能力の向上を図ることができる。この結果、発熱体冷却構造の放熱能力をより一層高めることができる。
また、放熱フィンを弾性変形させる場合には、放熱フィンが、放熱面から対向面に向けて斜めに立設されていると、放熱フィンを対向面に当接させた際に放熱フィンが受ける押圧力のうち、放熱フィンに垂直な方向の成分が大きくなり、放熱フィンが弾性変形しやすくなるので、放熱フィンを確実に対向面に当接させることができる。
上述の発熱体冷却構造において、前記放熱フィンが、前記放熱面から対向面に向かうに従って彎曲して形成してあると好適である。
本構成のように、放熱フィンが、前記放熱面から対向面に向かうに従って彎曲して形成してあると放熱フィンの立設方向における長さが長くなり、放熱フィンの伝熱面積が拡大され、放熱能力の向上を図ることができる。この結果、発熱体冷却構造の放熱能力をより一層高めることができる。
また、放熱フィンを弾性変形させる場合には、放熱フィンを対向面に当接させた際に放熱フィンが受ける押圧力のうち、放熱フィンに垂直な方向の成分が大きくなり、放熱フィンが弾性変形しやすくなるので、放熱フィンを確実に対向面に当接させることができる。
また、放熱フィンの先端部のみならず、先端部付近の変形された部分も対向面に当接することとなり、当接面積を増加させることができる。このため、放熱フィンを確実に対向面に当接させることができる。
上述の発熱体冷却構造において、前記放熱フィンの先端部の厚さが、前記放熱フィンの基端部の厚さよりも小さく設定してあると好適である。
本構成のように、放熱フィンの先端部の厚さが、放熱フィンの基端部の厚さよりも小さく設定してあると、放熱フィンのうち対向面に当接する先端部付近の変形が容易になり、対向面の形状に併せて変形することができる。このため、放熱フィンを確実に対向面に当接させることができる。
また、放熱フィンの先端部を対向面に食い込ませる場合は、厚さの小さい放熱フィンの先端部に押圧力が集中することとなるので、容易に放熱フィンの先端部を対向面に食い込ませることができる。
本発明に係る駆動装置の第1特徴構成は、電動機と、
前記電動機を収容する駆動装置ケースと、
前記電動機を制御するインバータとを備えると共に、
上述の何れかの発熱体冷却構造を、前記インバータを前記発熱体として備えた点にある。
本構成によれば、上記のようにインバータを、電動機を内蔵する駆動装置と一体化させる場合でも、上述した本発明に係る発熱体冷却構造を、インバータを発熱体として備えるので、当該発熱体冷却構造の特徴構成と同様の特徴構成を発揮して、インバータの熱を良好に放熱させて、インバータを熱的に保護することができる。
上述の駆動装置において、前記駆動装置ケースが、前記放熱面に対して前記対向面側に設けられ、前記駆動装置ケースと前記対向面が熱的に接続されていると好適である。
本構成によれば、駆動装置ケースが放熱面に熱的に接続されているので、駆動装置ケース内部の電動機等から発生した熱を、放熱面を介して冷媒側に良好に放熱させることができる。
本発明に係る発熱体冷却構造及びそれを備えた駆動装置の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図2に示すように、本発明の駆動装置(以下、「本駆動装置」と呼ぶ。)は、電動機1と、電動機1を収容する駆動装置ケース2とを備え、電動機1を制御するインバータ3と、本発明の発熱体冷却構造50(以下、「本冷却構造」と呼ぶ。)を採用する。また、この発熱体冷却構造を備えたもの(例えば駆動装置)が、本願にいう発熱体冷却構造物である。
尚、本駆動装置は、電気自動車やハイブリッド車等に用いられる駆動装置を構成するもので、駆動装置ケース2は、電動機1としてのモータ又はジェネレータ若しくはそれら両方と、ディファレンシャル装置、カウンタギヤ機構等の付属機構を収容している。
一方、本冷却構造50は、詳細については後述するが、図1に示すように、インバータ3や電動機1等の発熱体が発生した熱を、冷媒循環路4においてラジエータ42との間で循環する冷媒に対して放熱させて、当該発熱体を熱的に保護するものである。
上記インバータ3は、バッテリ電源の直流をスイッチング作用で交流(電動機が3相交流電動機の場合は3相交流)に変換するスイッチングトランジスタや付随の回路素子と、それらを配した回路基板からなるパワーモジュールを意味する。
そして、このインバータ3は、その基板自体又は別部材を基板に取り付けることで基板と一体化されたヒートシンク53の上面側に取り付けられている。そして、そのヒートシンク53の下面が、インバータ3と熱的に接続された放熱面53aとして形成されている。
尚、インバータ3は、当該インバータ3雨水や埃から保護すべく、インバータケース5で覆われている。
一方、電動機1は、駆動装置ケース2に収容され、その駆動装置ケース2の上面が、当該放熱面53aと対向配置され、且つ、電動機1と熱的に接続された対向面2aが形成されている。
即ち、駆動装置ケース2の上面には、ヒートシンク53を駆動装置ケース2の上に搭載した状態で、ヒートシンク53の下面即ち放熱面53aとの間に後述する冷媒空間Rを形成するための矩形の凹部が形成されている。そして、その凹部の底面が上記対向面2aとなる。
また、上記駆動装置ケース2の上面とヒートシンク53の下面との間には、図示は省略するが、上記冷媒空間Rを外部に対して密閉するためにシール材が適宜設けられている。
尚、本願において放熱面53a及び対向面2aがインバータ3及び電動機1と熱的に接続されるとは、インバータ3及び電動機1が発生した熱が直接又は間接的に、当該放熱面53a及び対向面2aに伝達される状態を言う。
本冷却構造50は、上記ヒートシンク53の放熱面53aと上記駆動装置ケース2の対向面2aとの間に冷媒空間Rを形成し、当該冷媒空間Rに、放熱面53aから対向面2aに向けて立設された複数の放熱フィン56を並列配置して、当該複数の放熱フィン56の夫々の隣接間に冷媒が通流するフィン間通路Rpを形成してなる。そして、後述する冷媒循環路に設けられた冷媒ポンプ41により冷媒空間Rに供給された冷媒を、上記並列配置された複数のフィン間通路Rpに通流させることで、上記放熱面53aを介してインバータ3が冷却され、更には、上記対向面2aを介して電動機1が冷却されることになる。
図3に示すように、並列配置された複数の放熱フィン56は、放熱フィン56が、冷媒の通流方向に沿って複数の曲部56a,56bを有する蛇行状に形成されている。
具体的には、放熱フィン56は、特定の方向に屈曲する曲部56aと、当該曲部56aとは反対に屈曲する曲部56bとを交互に配置した状態で、ジグザグ状に形成されている。
この構成により、複数の放熱フィン56の夫々の隣接間に形成される夫々のフィン間通路Rpが、冷媒の通流方向を屈折させる屈折部分を有する蛇行状、具体的にはジグザグ状のものとされている。よって、放熱フィン56の伝熱面積の拡大、及び、冷媒流れにおける乱流の発生促進が図られて、放熱能力が向上されている。
更に、放熱フィン56の両側壁面が互いに異なる形状に形成されている。具体的には、放熱フィン56が有する複数の曲部56a,56bの少なくとも一つが、放熱フィン56の両側壁面56c,56dを互いに異なる曲状に形成してなる異形曲部56aとして構成されており、更に、その異形曲部56aが、山部側の側壁面56cを弓状に形成し、谷部側の側壁面56dを角状に形成したものとなっている。
そして、このような構成により、フィン間通路Rpにおいて互いに異なる両側壁面56c,56dに挟まれた部分の通路幅W1、即ち一対の曲部56aで挟まれた屈折部分の通路幅W1が、他の部分の通路幅W2よりも広くなり、当該フィン間通路Rpが、屈折部分で通路幅が拡大変化する蛇行状のものとなる。よって、このようなフィン間通路Rpに冷媒が通流すると、当該冷媒の流速が上記屈折部分において変化するなどして、冷媒の流れにおける乱流の発生が促進され、放熱能力が一層向上されることになる。
図4及び図5に示すように、上記複数の放熱フィン56は、熱交換面積確保のために、インバータケース側の放熱面53aから対向面2aに向けて冷媒空間R内に延び出し、冷媒空間Rをその厚さ方向に横断する。
更に、放熱フィン56の先端部56eは、駆動装置ケース2側の対向面2aに対して、熱伝導を許容する状態で当接している。これにより、複数のフィン間通路Rpにおいて、冷媒が放熱フィン56の先端側を通って相互に行き来することが防止されて安定して冷媒が通流し、放熱能力が略均一なものとなる。更に、電動機1等から対向面2aに伝わる熱が当該放熱フィン56を介して冷媒側に良好に放熱されることになる。
図5に示すように、放熱フィン56は、対向面2aに当接する当接状態で、放熱フィン56が弾性変形して対向面2aに付勢されている。つまり、放熱フィン56の高さが、冷媒空間Rの厚さ方向長さよりも大きく設定してあり、ヒートシンク53を駆動装置ケース2の上に搭載すると、放熱フィン56が弾性変形し、その弾性力により、放熱フィン56の先端部56eが対向面2aに当接する。このように、放熱フィン56の弾性変形により寸法誤差を吸収しつつ放熱フィン56と対向面2aとを当接させるので、放熱フィン56の寸法管理をそれほど厳密に行うことなく、放熱フィン56と対向面2aとを確実に当接させることができる
更に、図5に示すように、放熱フィン56は、放熱面53aから対向面2aに向けて斜めに立設されているとともに、放熱面53aから対向面2aに向かうに従って彎曲して形成してある。これにより、放熱フィン56を対向面2aに当接させた際に放熱フィン56が受ける押圧力のうち、放熱フィン56に垂直な方向の成分が大きくなり、放熱フィン56が弾性変形しやすくなるので、放熱フィン56を確実に対向面2aに当接させることができる。また、放熱フィン56の先端部56eのみならず、先端部56e付近の変形された部分も対向面2aに当接する(押し当てられる)こととなり、当接面積を増加させることができる。このため、放熱フィンを確実に対向面2aに当接させることができる。また、放熱フィン56の伝熱面積が拡大され、放熱能力の向上させることができる。
更に、放熱フィン56は、その先端部56eの厚さが基端部56fの厚さよりも小さく設定してある。これにより、放熱フィン56のうち対向面2aに当接する先端部56e付近の変形が容易になり、対向面2aの形状に併せて容易に変形することができる。
また、図1及び図3に示すように、冷媒空間Rの一方側の側端部には、当該冷媒空間Rに冷媒を流入させる流入側ポート51と当該冷媒空間Rから冷媒を流出させる流出側ポート52とが互いに平行に接続されている。更に、冷媒空間Rにおいて、冷媒流入部Riと冷媒流出部Roとが互いに平行に形成され、冷媒流入部Riには流入側ポート51が、冷媒流出部Roには流出側ポート52が、夫々接続されている。そして、冷媒流入部Riと冷媒流出部Roとの間を横断する形態で、複数のフィン間通路Rpが並列配置されている。
放熱フィンは、特に限定されないが、弾性変形が可能であり、熱伝導の良好な例えばアルミニウム・アルミニウム合金・銅合金・ステンレス鋼などの金属板材料を、切削工具Tにより順次削り起こすことで形成することができる。無論、成形等の手法で製造してもよい。
即ち、図6に示すように、切削工具Tの先端形状を、角状に形成された側壁面56d形状に合わせた山形の先端形状を有する切削工具Tを作成し、その切削工具Tにより、上記放熱面53aを、微小間隔で連続して削り起こすことで、互いに並列に配置された複数の放熱フィン56が形成される。
そして、この切削工具Tによる削りこみ深さや削り角度等の種々の条件を適切に決定することにより、切削工具Tの先端の山形頂点により形成される放熱フィン56の曲部56aにおいて、切削工具Tに当接する側の側壁面56dが角状に形成されるのに対して、それとは反対側の側壁面56cが引張応力等により弓状に形成される。
さらに、この製造手法を採用すると、放熱フィン56の先端部56eに容易に、冷媒の流通方向に沿ったフィン高さ方向の凹凸を形成できる。そして、このようにして形成された放熱フィン56を対向面2aに押し当てることにより、図4に示すように、放熱フィン56の先端部56eに形成された凹凸が変形し、冷媒の流れ方向に沿った全面が対向面2aに確実に当接した構造を容易に実現できる。
次に、上記冷媒空間Rが接続されている上記冷媒循環路4について、図1に基づいて説明を加える。
冷媒循環路4は、ヒートシンク53と駆動装置ケース2との間の冷媒空間Rを通して単一の冷媒を循環させるものとされている。冷媒循環路4は、圧送源としての冷媒ポンプ41と、熱交換器としてのラジエータ42と、それらをつなぐ通路43,44,45とから構成されている。
尚、冷媒ポンプ41の駆動モータ等の付属設備については、図示を省略されている。冷媒循環路4の起点としての冷媒ポンプ41の吐出側通路43は、冷媒空間Rの入口側の流入側ポート51に接続され、冷媒空間Rの出口側の流出側ポート52は、戻り通路44を経てラジエータ42の入口側に接続され、ラジエータ42の出口側が冷媒ポンプ41の吸込側通路45に接続されている。したがって、この冷媒循環路4において、冷却水などの冷媒は、冷媒ポンプ41から送り出された後、冷媒空間Rに形成されたフィン間通路Rpを流れる際にインバータ3を構成するモジュールからの熱と駆動装置ケース2の熱を吸収して加熱され、戻り通路44を経由でラジエータ42に送り込まれて空気への放熱により冷却され、冷媒ポンプ41に戻されて一巡のサイクルを終わる循環を繰り返すことになる。
なお、この冷媒循環路4は、途中、例えば戻り通路44の部分で、更なる冷却のために駆動装置ケース2内を通る通路とすることもできる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施の形態では、放熱フィン56を特定の方向に屈曲する曲部56aと当該曲部56aとは反対に屈曲する曲部56bとを交互に配置したジグザグ状に形成し、当該複数の放熱フィン56の夫々の隣接間に形成される夫々のフィン間通路Rpをジグザグ状のものとしたが、これら放熱フィン56及びフィン間通路Rpを上記ジグザグ状以外のあらゆる形状の蛇行状に構成することができる。
例えば、図7及び図8に示すように、放熱フィン56を、特定の方向に屈曲する一対の曲部56aと、当該曲部56aとは反対に屈曲する一対の曲部56bとを交互に配置した蛇行状に形成することができる。
また、この場合においても、放熱フィン56が有する複数の曲部56a,56bの少なくとも一つを、放熱フィン56の両側壁面56c,56dを互いに異なる曲状に形成してなる異形曲部56aとして構成し、更に、その異形曲部56aが、山部側の側壁面56cを弓状に形成し、谷部側の側壁面56dを角状に形成することができる。
(2)上述の実施形態において、放熱フィン56が、放熱面53aから対向面2aに向けて斜めに立設されているとともに、放熱面53aから対向面2aに向かうに従って彎曲して形成してあり、更に放熱フィン56の先端部56eの厚さが基端部56fの厚さよりも小さく設定してあるものを例に説明した。しかし、放熱フィン56の形状は上述のものに限られるものではなく、放熱フィン56が対向面2aに当接する当接状態で、放熱フィン56が弾性変形して対向面2aに付勢されるものであれば何れの形状であってもよい。
例えば、放熱フィンを放熱面53aから対向面2aに向けて斜めに且つ直線状態で立設させたり、放熱面53aから対向面2aに向けて真っ直ぐに立設させても構わない。また、放熱フィン56の先端部56eと基端部56fの大きさを同じに設定してもかまわない。
(3)また、上述の実施形態において、放熱フィンを弾性変形可能に構成する例を示したが、以下に示すようなものであってもよい。
即ち、図9に示すように、駆動装置ケース2の上面には、インバータケース5を駆動装置ケース2の上に搭載した状態で、インバータケース5の下面即ち放熱面53aとの間に冷媒空間Rを形成するための矩形の凹部が形成されている。そして、その凹部の底面に、例えばゴム・樹脂・スポンジなどの弾性変形可能な弾性部材57が設けてあり、この弾性部材57が上記対向面2aとなる。なお、凹部自身を例えば樹脂等の弾性変形可能な部材で形成して、その底面を対向面2aとしてもよい。
更に、図9の例では、この放熱フィン56は、放熱面53aから対向面2aに向けて真っ直ぐに立設させてあり且つ基端部56fの厚さよりも先端部56eの厚さが小さく設定してある。具体的には放熱フィン56の先端部56eを尖らせた形状にしてある。
また、放熱フィン56の高さが、媒空間Rを形成するための矩形の凹部の開口部から弾性部材57までの距離よりもやや大きく設定してあり、インバータケース5を駆動装置ケース2の上に搭載すると、対向面2aが弾性変形して放熱フィン56の先端が対向面2aに食い込んだ状態となる。
このように、放熱フィン56を対向面2aに当接させる際に、対向面2aを弾性変形させて当該対向面2aに放熱フィン56の先端を食い込ませることにより、寸法誤差を吸収して、放熱フィン56と対向面2aとを確実に当接させることができる。
また、本実施形態において、図10に示すように、前記冷媒の流通方向に沿って、凹部と凸部とが順次連なる形状に形成してある。放熱フィン56の形状をこのようにすることにより、放熱フィン56を対向面2aに食い込ませる際に必要な対向面2aの弾性変形量が、凹凸がある分小さくて済むので、放熱フィン56を対向面2aに容易に食い込ませることができる。
なお、この実施の形態では、放熱フィン56を、放熱面53aから対向面2aに向けて真っ直ぐに立設する例を示した。しかし、例えば、図11に示すように、放熱フィン56を、放熱面53aから対向面2aに向けて斜めに且つ放熱面53aから対向面2aに向かうに従って彎曲して立設させたり、放熱面53aから対向面2aに向けて斜めに且つ直線状態で立設させても構わない。また、放熱フィン56の先端部56eは必ずしも尖らせる必要はない。
また、この実施形態において、放熱フィン56及び対向面2aの双方を弾性変形可能に構成してもよい。
(4)上記実施の形態では、本冷却構造50を本駆動装置のインバータ3や電動機1等の発熱体が発生した熱を冷媒に対して放熱させて当該発熱体を熱的に保護するものとして構成したが、別に、本冷却構造を、別の装置においてインバータや他の電子部品等の発生した熱を冷媒に対して放熱させるように構成しても構わない。
(5)これまで説明してきた実施の形態では、放熱フィン56を介する放熱を高いものとするため、放熱フィン56が冷媒の流通方向に蛇行する好適な実施形態に関して説明した。しかしながら、本願の一つの目的は、放熱フィン56の高さ方向の管理を甘い状態としても、フィン間通路同士で流れを均等とすることにある。この要件からは、先に説明したように冷媒の流通方向において全面で、夫々の放熱フィン56が対向面2aに隙間なく当接していればよい。
そこで、放熱フィン56は、必ずしも蛇行状とされる必要はなく、任意形状、例えば、直線状(放熱フィンは平板状となり、フィン間流路は直線状となる)に放熱面23aから立設されるものとしてもよい。但し、その放熱フィンの先端に高さ方向の凹凸を設け、当該放熱フィン56を対向面2aに押し当てて当接させることにより、容易に、放熱フィン56が対向面2aに隙間なく当接した発熱体冷却構造を実現できる。
本発明に係る発熱体冷却構造及び駆動装置は、低コストで良好な放熱能力を有する発熱体冷却構造、及び、その発熱体冷却構造を備えることにより信頼性の高い駆動装置として有効に利用可能である。
発熱体冷却構造の冷媒循環路の状態を示す図 発熱体冷却構造を備えた駆動装置の概略構成を示す断面図 冷媒空間の状態を示す平面図 冷媒空間の状態を示す断面図 放熱フィンの詳細を示す部分断面図 放熱フィンの形成方法を示す斜視図 別実施形態における冷媒空間の状態を示す平面図 別実施形態における冷媒空間の状態を示す断面図 別実施形態における冷媒空間の状態を示す部分断面図 別実施形態における冷媒空間の状態を示す部分断面図 別実施形態における冷媒空間の状態を示す部分断面図
1:電動機
2a:対向面
3:インバータ
:インバータケース
50:発熱体冷却構造
56:放熱フィン
56e:先端部
56f:基端部
R:冷媒空間
Rp:フィン間通路

Claims (11)

  1. 発熱体と熱的に接続された放熱面と、当該放熱面と対向配置された対向面との間に、冷媒空間が形成され、
    前記冷媒空間に、前記放熱面から前記対向面に向けて立設された複数の放熱フィンが並列配置されて、当該複数の放熱フィンの夫々の隣接間に前記冷媒が通流するフィン間通路が形成されている発熱体冷却構造であって、
    前記放熱フィンの先端部に、前記冷媒の流通方向に沿ってフィン高さ方向の凹凸が形成してあり、
    前記放熱フィンが前記対向面に当接する当接状態で、前記放熱フィンが弾性変形して前記対向面に付勢されるとともに、前記放熱フィンが前記冷媒の流通方向に沿って複数の曲部を有する蛇行状に形成されている発熱体冷却構造。
  2. 前記付勢された状態で、前記放熱フィンの先端が前記対向面に食い込む請求項1に記載の発熱体冷却構造。
  3. 前記対向面が弾性変形可能な部材で形成してある請求項1又は2に記載の発熱体冷却構造。
  4. 発熱体と熱的に接続された放熱面と、当該放熱面と対向配置された対向面との間に、冷媒空間が形成され、
    前記冷媒空間に、前記放熱面から前記対向面に向けて立設された複数の放熱フィンが並列配置されて、当該複数の放熱フィンの夫々の隣接間に前記冷媒が通流するフィン間通路が形成されている発熱体冷却構造であって、
    前記放熱フィンが前記冷媒の流通方向に沿って複数の曲部を有する蛇行状に形成されているとともに、
    前記放熱フィンの先端部に、前記冷媒の流通方向に沿ってフィン高さ方向の凹凸が形成してあり、
    前記対向面が弾性変形可能な部材で形成してあり、前記放熱フィンの先端が前記対向面に食い込ませてある発熱体冷却構造。
  5. 発熱体と熱的に接続された放熱面と、当該放熱面と対向配置された対向面との間に、冷媒空間が形成され、
    前記冷媒空間に、前記放熱面から前記対向面に向けて立設された複数の放熱フィンが並列配置されて、当該複数の放熱フィンの夫々の隣接間に前記冷媒が通流するフィン間通路が形成されている発熱体冷却構造であって、
    前記放熱フィンの先端部に、前記冷媒の流通方向に沿ってフィン高さ方向の凹凸が形成してあり、
    前記放熱フィンが前記対向面に当接する当接状態で、前記放熱フィンが弾性変形して前記対向面に付勢される発熱体冷却構造。
  6. 前記放熱フィンが、前記放熱面から対向面に向けて斜めに立設されている請求項1〜の何れか一項に記載の発熱体冷却構造。
  7. 前記放熱フィンが、前記放熱面から対向面に向かうに従って彎曲して形成してある請求項1〜の何れか一項に記載の発熱体冷却構造。
  8. 前記放熱フィンの先端部の厚さが、前記放熱フィンの基端部の厚さよりも小さく設定してある請求項1〜の何れか一項に記載の発熱体冷却構造。
  9. 電動機と、
    前記電動機を収容する駆動装置ケースと、
    前記電動機を制御するインバータとを備えると共に、
    請求項1〜の何れか一項に記載の発熱体冷却構造を、前記インバータを前記発熱体として備えた駆動装置。
  10. 前記駆動装置ケースが、前記放熱面に対して前記対向面側に設けられ、前記駆動装置ケースと前記対向面が熱的に接続されている請求項に記載の駆動装置。
  11. 発熱体と熱的に接続された放熱面と、当該放熱面と対向配置された対向面との間に、冷媒空間が形成され、
    前記冷媒空間に、前記放熱面から前記対向面に向けて立設された複数の放熱フィンが並列配置されて、当該複数の放熱フィンの夫々の隣接間に前記冷媒が通流するフィン間通路が形成されている発熱体冷却構造を備えた発熱体冷却構造物の製造方法であって、
    前記放熱フィンを形成するに、放熱フィンの先端部に、前記冷媒の流通方向に沿って、フィン高さ方向の凹凸を形成し、
    前記凹凸が形成された放熱フィンを前記対向面に押し当て、
    前記冷媒の流通方向に沿った前記凹凸の全面を前記対向面に当接させる発熱体冷却構造物の製造方法。
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