JP5475422B2 - 液封入式防振装置 - Google Patents

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本発明は液封入式防振装置、より詳細には、主液室及び副液室内の液体が制限通路内を流動する際の通路内の液柱共振、液体が制限通路から受ける流動抵抗、弾性部材の変形等に基づいて、振動発生側に入力された振動を減衰するとともに、振動伝達側部材に対して絶縁する液封入式防振装置、なかでも、主液室と副液室とを区画する仕切部材の変形等による高周波防振特性の変化や、液圧上昇による異音の発生、仕切部材の構成部分の破損等を防止することが可能な液封入式防振装置に関するものである。
従来、エンジン等の振動発生側部材から車体フレーム等の振動伝達側部材への振動の伝達を抑制するための防振装置としては、例えば特許文献1に記載されたもののように、装置内部に液体を封入した液封入式防振装置がある。
即ち、特許文献1には、「第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、これらを連結するゴム状弾性材から成る防振基体と、前記第2取付け具に取付けられて前記防振基体との間に液体封入室を形成するダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備え、前記仕切り体は、弾性仕切り膜と、この弾性仕切り膜の変位量をその両側から規制する一対の互いに連結された格子部材とから成る液封入式防振装置であって、前記第2取付け具の内周部と、少なくとも一方側の格子部材との間に弾性体が介在して、前記仕切り体が前記第2取付け具に弾性支持されている液封入式防振装置」が記載されており、この液封入式防振装置では、「より高い高周波数域で低動ばね化を図ることができる」とする。
しかし、このような従来技術において、加工の容易性及び軽量化等の観点から、前記仕切り体を合成樹脂材料によって形成した場合、その仕切り体が、装置内に封入した液体によって膨潤することにより、周面を剛性部材にて拘束されることになる前記格子部材が、仕切り体の厚み方向でいずれかの液室側に向けて凸となる形状に変形してしまうという問題があり、これによって、装置の高周波防振特性が変化し、また、液圧上昇による異音の発生、甚だしくは格子部材の破損等が生じるという問題があった。また、このような変形は、その仕切り体が、カシメ等による外力を受けた際にも同様に生じてしまうことが知られている。
特開第2005−273689号公報
そこで、本発明は、主及び副液室間を仕切る仕切部材がカシメ等の外力を受けることによる仕切部材の構成部分の変位や、該構成部分を合成樹脂材料で形成した場合の材料の膨潤による変位を抑制し、装置の高周波防振特性の変化、液圧上昇による異音の発生、及び部材の変形による破壊が生じることのない液封入式防振装置を提供することを目的とする。
発明者らは、上記課題を解決する液封入式防振装置を提供すべく鋭意検討していたところ、仕切部材において弾性仕切り膜(メンブラン)の変位量を規制する構成部分の少なくとも一方の形状を工夫して設計することが効果的であることを知見し、本発明を完成するに到った。
従って、上記課題を解決する本発明の要旨構成は、以下の通りである。
本発明の液封入式防振装置は、振動発生側もしくは振動伝達側のいずれか一方側に連結されるコア部材と、他方側に連結される筒状部材と、該筒状部材を、一方の端部側で前記コア部材の外周面に液密に連結する弾性部材と、前記筒状部材の他方の端部側に液密に取り付けたダイヤフラムと、該ダイヤフラムの内側に区画される空間内に非圧縮性の液体を封入してなる流体室と、該流体室を前記コア部材側の主液室と、前記ダイヤフラム側の副液室とに仕切る仕切部材とを具え、前記仕切部材が、メンブランと、該メンブランを支持するメンブラン支持部と、該メンブラン支持部とともに前記メンブランの変形量もしくは変位量を制限するメンブラン押さえと、前記主液室と副液室との連通をもたらす制限通路とを有するとともに、前記メンブラン支持部及び前記メンブラン押さえのそれぞれが、前記主及び副液室の方向に貫通する貫通孔を有する液封入式防振装置であって、前記メンブラン支持部及び前記メンブラン押さえの少なくとも一方の前記貫通孔が、仕切部材の厚み方向と直角な平面内で湾曲または屈折した形状を有する1本以上の梁によって複数の窓に区画され、該梁の長手方向に沿った中心軸は前記仕切部材の厚み方向と直角な平面内で非直線状であることを特徴とするものである。
請求項1に記載したところにおいて、より好ましくは、仕切部材の厚み方向と直角な平面内で湾曲または屈折した形状を有する1本以上の梁によって複数の窓に区画された貫通孔を有する前記メンブラン支持部及び前記メンブラン押さえの少なくとも一方を、合成樹脂によって構成する。
ここで、上記合成樹脂としては、特に制限するものではなく、例えば、6ナイロン(PA6)、66ナイロン(PA66)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)及びポリプロピレン(PP)等が挙げられる。
請求項1または2に記載したところにおいて、好ましくは、前記梁を設けた貫通孔を円形とする。
請求項3に記載したところにおいて、より好ましくは、前記梁を、前記平面内で円弧状に湾曲させ、該円弧の曲率半径Rを、前記貫通孔の半径D/2の0.5倍〜2.0倍とする。
請求項1〜4のいずれかに記載したところにおいて、好ましくは、前記梁の厚み寸法dを該梁の幅寸法Wよりも大きくする。
請求項1〜5のいずれかに記載したところにおいて、好ましくは、前記梁によって区画される複数の窓の配置を、前記仕切部材の厚み方向と垂直な平面内で回転対称とする。
ここで、本発明において「回転対称」とは、貫通孔の中心を軸に前記平面内で360°回転させる間に、窓の配置が回転前の配置と一致したものとなる回転位置が、少なくとも2つ以上あることを言う。
本発明の液封入式防振装置に用いることができる仕切部材9を底面図及び断面図で例示する図1(a)及び(b)において、仕切部材9は、メンブラン10と、メンブラン支持部11と、メンブラン押さえ12と、制限通路13とを有する。メンブラン支持部11には貫通孔14が配されるとともに、該貫通孔14は、図示例では、渦状に湾曲した8本の梁15によって8つの窓16に区画されている。
尚、図に示すところでは明確ではないが、メンブラン押さえ12にも同様の貫通孔が配されており、この貫通孔は相互に交差する直線的な2本の梁によって4つの小窓に区画されている。ここで、メンブラン10はゴム膜その他の膜状弾性体により、メンブラン支持部11は合成樹脂材料により、そして、メンブラン押さえ12は金属により、それぞれ構成されている。
また、図示例では、前記貫通孔14の直径Dをφ44、前記梁15の幅Wを1.5mm、同梁15の厚みdを3mmとしている。ここで、W及びdは、W<dの関係を満たすものとする。
以上のような仕切部材9を適用してなる、本発明の液封入式防振装置は、前記メンブラン支持部11及び前記メンブラン押さえ12の少なくとも一方の貫通孔14に設けた梁15が、図示のように、仕切部材9の厚み方向と直角な平面内で湾曲していることを特徴とする。
梁15を前記平面内でこのように湾曲させることにより、メンブラン10の、図1(b)の上下方向の変動量を変化させることなく、メンブラン支持部11のカシメや膨潤等による半径方向内向きの変形を該梁15の変形によって吸収させることができる。即ち、この構造によれば、仕切部材9のメンブラン支持部11が、カシメ等による外力を受けて、或いは、装置内に封入した液体により膨潤して、半径方向の内方側に向けて変形した場合、各梁15は、圧縮方向の力を受けることになるも、各梁15は湾曲形態を有することから、それの厚み方向に撓むことなく、該厚み方向と直角の平面内で撓み変形することとなるので、各梁15とメンブラン10との間隔は常に一定に維持されることになる。
尚、図示例では、各梁15に、前記仕切部材9の中心軸周りの湾曲度合を増す方向への周方向の撓みδΘを生じている。
これがため、高周波振動入力に対する、メンブラン10の変動量が変化することがなく、これによる装置の防振特性の変化を防止することができる。
即ち、本発明により、仕切部材に用いた構成部分のカシメ等の外力等に起因する、装置の特性変化や異音の発生及び部材の破壊等の不具合を防止した液封入式防振装置を提供することが可能となる。
また、本発明の防振装置においては、加工容易性の観点から、前記仕切部材9の厚み方向と直角な平面内で湾曲または屈折した形状を有する1本以上の梁によって複数の窓16に区画された貫通孔14を有する前記メンブラン支持部11及び前記メンブラン押さえ12の少なくとも一方を、合成樹脂によって構成することができる。この場合、合成樹脂で構成した構成部分の膨潤による変位も、本発明の構成によって抑制することができるため、装置の防振特性を損ねることなく加工容易性を確保することが可能である。
さらに、本発明を適用するにあたっては、図示例のように、前記梁15を設けた貫通孔14が円形である場合に好適である。貫通孔14が円形であれば、仕切部材9が変形した場合に、貫通孔14の孔縁の縮径方向変位が均一になりやすいため、例えば、各窓16の面積が変形前後で不均一になってしまうことによる防振特性の変化等を効果的に抑制できる。
また、本発明の防振装置において、前記梁15を設けた貫通孔14を円形とした場合は、前記梁15が、円弧状に湾曲しており、該円弧の曲率半径Rが前記貫通孔14の半径D/2の0.5倍〜2.0倍であることが好ましい。曲率半径Rを前記貫通孔14の半径D/2の0.5倍以上とすることにより、梁15の耐久性を十分に確保することができ、一方、これを前記貫通孔14の半径D/2の2.0倍以下とすることにより、前記構成部分の半径方向内向きの力を吸収する本発明の効果を十分に獲得することができる。
一方、本発明の防振装置では、貫通孔14及び梁15の他の形成例として概略的に示した図3(d)のように、前記梁15をジグザグ状等に屈折させることもできる。このような場合でも、梁15の前記平面内での屈曲が促進されるため、装置の高周波防振特性の変化、液圧上昇による異音の発生、及び部材の変形による破壊を防止することができる。
さらに、本発明の防振装置において、図示例のように、前記梁15の厚み寸法dを該梁15の幅寸法Wよりも大きくすることが好ましい。
W<dとすれば、梁15を前記平面内でより屈曲させやすくし、逆に厚み方向に屈曲させにくくさせることができるので、本発明による装置の防振特性の変化抑制効果をより有利に発揮させることができる。
加えて、本発明の防振装置において、図示例のように、前記梁15によって区画される複数の窓16の配置が、前記平面内で回転対称であることが好ましい。
窓16の配置を前記平面内で回転対称とすれば、メンブラン支持部11に圧縮変形が生じた際に、各梁15が均等に撓みやすくなる。また、撓みの発生前後で、複数の窓16の配置の中心位置が変化しないため、例えば、図2に縦断面で示した防振装置のように、メンブラン10の幅方向中心部をメンブラン支持部11及びメンブラン押さえ12の中心部によって拘束している場合に特に有利である。
(a)は、本発明に従う液封入式防振装置に用いることができる仕切部材をメンブラン支持部側から見た底面図であり、(b)は、上記仕切部材のA−A線に沿う断面図である。 液封入式防振装置の実施形態を示す縦断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の液封入式防振装置に用いることができる仕切部材の、合成樹脂製の部分に配する貫通孔及び梁の他の形成例を概略的に示す線図である。 (a)は、本発明に従う液封入防振装置に用いることができる他の仕切り部材をメンブラン支持部側から見た底面図であり、(b)は、上記他の仕切り部材のA−A線に沿う断面図である。 (a)は、比較例としての仕切り部材をメンブラン支持部側から見た底面図であり、(b)は、上記比較例としての仕切部材のA−A線に沿う断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
図2に示す実施形態において、液封入式防振装置1は、振動発生側もしくは振動伝達側のいずれか一方側の部材に連結されるコア部材2と、他方側に連結される筒状部材3と、筒状部材3を、一方の端部側でコア部材2の外周面に液密に連結する弾性部材4と、筒状部材3の他方の端部側に液密に取り付けたダイヤフラム5と、ダイヤフラム5の内側に区画される空間内に非圧縮性の液体を封入してなる流体室6と、流体室6をコア部材2側の主液室7とダイヤフラム5側の副液室8とに仕切る仕切部材9とを具える。
尚、この仕切部材9は、先に記載した図1の仕切部材9と同一のものである。この仕切部材9は、図示例では、弾性部材4と筒状部材3とによって周囲を締付固定されており、拡径方向への変形を拘束されている。
ここで、この仕切部材9は、メンブラン支持部11及び前記メンブラン押さえ12のいずれか一方、図1及び2に示すところではメンブラン支持部11の、貫通孔14に配される梁15が、仕切部材9の厚み方向に直角な平面内で湾曲した形状であることが肝要である。
尚、この場合、複数の梁15間で、湾曲方向を相互に逆方向とすることも可能である。
図1に示すところでは、梁15は、上記平面内で曲率半径Rの円弧状に湾曲しており、貫通孔14の中央を中心点として回転対称に8本並んで配されている。
また、前記梁15の幅W及び厚みdは、W<dを満たすものとする。ここで、特に限定するものではないが、梁15の幅Wは、1〜3mm程度が好ましく、また、厚みdは、2〜6mm程度が好ましい。
尚、図2では、メンブラン支持部11の貫通孔14のみが、上記平面内で湾曲または屈折した梁15によって区画されているが、本発明では、メンブラン支持部11及びメンブラン押さえ12の少なくとも一方の貫通孔が上記平面内で湾曲または屈折した梁によって区画されていればいいため、例えば、メンブラン支持部11の貫通孔を直線状の梁によって区画し、メンブラン押さえ12の貫通孔を、上記平面内で湾曲または屈折した梁によって区画することもでき、さらには、メンブラン支持部11及びメンブラン押さえ12の両方の貫通孔を、同様に区画することもできる。
また、その際、貫通孔を上記平面内で湾曲または屈折した梁によって区画したメンブラン支持部11及びメンブラン押さえ12の少なくとも一方を合成樹脂によって構成すれば、合成樹脂の膨潤による変形も抑制することができる他、加工容易性を得ることが可能である。
また、本発明において、合成樹脂製の構成部分に配する貫通孔14の形状はどのような形状であってもよく、上記に例証した円形のものの他、例えば、図3(a)及び(b)に示すような四角形等の多角形のもの等にも適用することが可能である。
また、貫通孔14への梁15の配し方としては、特に限定されるものではなく、例えば、図3(a)に示すもののように並列に配したり、図3(b)に示すもののように十字型に交差させたり、また、図3(c)に示すもののように格子状に配したりすることができる。
図4(a)及び(b)に示す仕切部材109は、仕切部材の厚み方向と直角な平面内で円弧状に湾曲する4本の梁15を等間隔に設けることにより、貫通孔10を相互に合同な4つの窓16に区画したものであり、その他の点において、図1の仕切部材9と同一である。
また、図5(a)及び(b)に示す仕切部材209は、直線状に延在して貫通孔10の中心で相互に直角に交差する2本の直線的な梁15によって、該貫通孔10を相互に合同な4つの窓16に区画したものである。
図4(a)及び(b)に示したところに従って、本発明の仕切部材109のモデルを作成した。その際、梁15の厚みd及び幅Wを表1に示すように異ならせた2つのモデルを作成し、これを実施例1及び2とした。尚、梁15の曲率半径Rは15mmである。
同様に、図5(a)及び(b)に示したところに従って、表1に示すように梁15の厚みd及び幅Wを異ならせた2つの仕切部材209のモデルを作成し、これを従来例1及び2とした。尚、実施例1及び2並びに従来例1及び2のそれぞれについて、貫通孔の直径Dをφ44とした。
かくして得られた従来例及び実施例の各モデルに対し、メンブラン押さえの形状、大きさ及び仕切部材の最大径の大きさが固定された拘束条件の下で、メンブラン支持部を3%膨張させた場合の、メンブランとメンブラン押さえとの間の距離の変化の最大量を測定し、従来例1を100として指数化した。表1にその結果を示す。
Figure 0005475422
表1に示すように、梁の厚みd及び幅Wが同一の場合、本発明による実施例1及び2は、従来例1及び2よりもメンブラン‐メンブラン押さえ間の距離変化の最大量が小さいことがわかる。また、実施例1と実施例2の結果を比較すれば、梁の厚みdを梁の幅Wに対してW<dとすることにより、さらにこの距離変化の最大量を小さくできることがわかる。
上記結果より、本発明の液封入式防振装置は、仕切部材がカシメ等の外力を受けることによる仕切部材の構成部分の変位や、材料の膨潤による変位を効果的に抑制するものであると言える。
1 防振装置
2 コア部材
3 筒状部材
4 弾性部材
5 ダイヤフラム
6 流体室
7 主液室
8 副液室
9 仕切部材
10 メンブラン
11 メンブラン支持部
12 メンブラン押さえ
13 制限通路
14 貫通孔
15 梁
16 窓
109 仕切部材
209 仕切部材
D 貫通孔の直径
R 梁の曲率半径
W 梁の幅
d 梁の厚み
δθ 撓み

Claims (6)

  1. 振動発生側もしくは振動伝達側のいずれか一方側に連結されるコア部材と、他方側に連結される筒状部材と、該筒状部材を、一方の端部側で前記コア部材の外周面に液密に連結する弾性部材と、前記筒状部材の他方の端部側に液密に取り付けたダイヤフラムと、該ダイヤフラムの内側に区画される空間内に非圧縮性の液体を封入してなる流体室と、該流体室を前記コア部材側の主液室と、前記ダイヤフラム側の副液室とに仕切る仕切部材とを具え、
    前記仕切部材が、メンブランと、該メンブランを支持するメンブラン支持部と、該メンブラン支持部とともに前記メンブランの変形量もしくは変位量を制限するメンブラン押さえと、前記主液室と副液室との連通をもたらす制限通路とを有するとともに、前記メンブラン支持部及び前記メンブラン押さえのそれぞれが、前記主及び副液室の方向に貫通する貫通孔を有する液封入式防振装置であって、
    前記メンブラン支持部及び前記メンブラン押さえの少なくとも一方の前記貫通孔が、仕切部材の厚み方向と直角な平面内で湾曲または屈折した形状を有する1本以上の梁によって複数の窓に区画され、該梁の長手方向に沿った中心軸は前記仕切部材の厚み方向と直角な平面内で非直線状であることを特徴とする液封入式防振装置。
  2. 前記仕切部材の厚み方向と直角な平面内で湾曲または屈折した形状を有する1本以上の梁によって複数の窓に区画された貫通孔を有する前記メンブラン支持部及び前記メンブラン押さえの少なくとも一方を、合成樹脂によって構成する請求項1に記載の液封入式防振装置。
  3. 前記梁を設けた貫通孔が円形である請求項1または2に記載の液封入式防振装置。
  4. 前記梁が、前記平面内で円弧状に湾曲しており、該円弧の曲率半径Rが前記貫通孔の半径D/2の0.5倍〜2.0倍である請求項3に記載の液封入式防振装置。
  5. 前記梁の厚み寸法dを該梁の幅寸法Wよりも大きくしてなる請求項1〜4のいずれかに記載の液封入式防振装置。
  6. 前記梁によって区画される複数の窓の配置が、前記平面内で回転対称である請求項1〜5のいずれかに記載の液封入式防振装置。
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