JP5472802B2 - 連続式熱処理炉の設計方法及び連続式熱処理炉 - Google Patents

連続式熱処理炉の設計方法及び連続式熱処理炉 Download PDF

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本発明は、鋼管等の被熱処理材の搬送方向上流側から下流側に向けて、加熱帯、均熱帯及び冷却帯が順に設けられる連続式熱処理炉の設計方法、及びこの設計方法によって設計される連続式熱処理炉に関する。特に、本発明は、均熱帯の構造や冷却帯に設置される冷却装置の構造に応じて不可避的に存在する均熱帯の終了位置と冷却帯の冷却開始位置との間の距離に基づき、加熱能力、均熱能力及び冷却能力が適正で、安定した品質の被熱処理材が得られる連続式熱処理炉を設計することが可能な設計方法、及びこの設計方法によって設計される連続式熱処理炉に関する。
各種の製造方法で製造された鋼管には、規格や客先の要求に応じてその品質を調整するために、熱処理が施される。鋼管の熱処理を行うための熱処理炉としては、バッチ式や連続式の熱処理炉が知られているが、オンライン化に適すると共に熱処理能力が高いという点で、連続式熱処理炉が多用されている。
連続式熱処理炉は、一般的に、被熱処理材の搬送方向上流側から下流側に向けて、加熱帯と均熱帯とに分割されている。各帯では、被熱処理材の品質規格や寸法等に応じて設定温度が決定され、被熱処理材の全長に亘って熱処理が施される。
一般的に、鋼管の連続式熱処理炉では、1000℃を超える熱処理温度(均熱温度)が要求されるため、連続式熱処理炉における鋼管の搬送速度は、極めて遅く、数百mm/min〜数m/minであることが多い。
一方、連続式熱処理炉において、均熱帯の下流側に冷却帯が設けられ、この冷却帯で鋼管が水冷される場合がある。しかしながら、均熱帯に近接して冷却装置(水冷装置)を設置することは、均熱帯や冷却装置の外形や寸法に制約があるため、極めて困難である(例えば、冷却装置を均熱帯に近接して設置しようとしても、それぞれを構成する炉壁・外壁や断熱材が互いに干渉したり、冷却装置が被熱処理材を搬送するための搬送ロール等の付帯設備と干渉してしまう等)。また、冷却装置が具備する水冷ノズルを均熱帯側に向けると、水冷ノズルから噴出した冷却水が均熱帯に浸水するおそれがある。このため、水冷ノズルは、鋼管の搬送方向下流側に傾斜させて設置される。
上記のような均熱帯や冷却装置の構造(均熱帯や冷却装置の外形・寸法や、下流側に傾斜した水冷ノズルなど)に起因して、均熱帯の終了位置と冷却帯の冷却開始位置との間の距離をゼロにすることは困難である。このため、均熱帯から搬出された鋼管は、均熱帯の終了位置と冷却帯の冷却開始位置との間で、空冷(放冷)により抜熱され、順次温度が低下することになる。前述のように、連続式熱処理炉における鋼管の搬送速度は極めて遅いため、空冷(放冷)による抜熱量が多くなり、冷却帯での冷却開始時に必要とされる鋼管の冷却開始温度の下限値未満となるおそれがある。
冷却開始時における鋼管の温度が上記の冷却開始温度下限値未満となった場合、適正な品質の鋼管が得られないという問題がある。また、2相系ステンレス鋼等の特定の材質の鋼管については、冷却帯における水冷過程で、割れを生じる起点となる異常組織が生成するという問題もある。
鋼管等の被熱処理材の加熱、均熱、冷却に関する先行技術として、例えば、特許文献1〜7に記載の技術が提案されている。しかしながら、いずれの技術も、上記のように、均熱終了後から冷却開始までの間における被熱処理材の空冷・抜熱に伴って生じ得る被熱処理材の品質低下の問題を解決するものではない。
特開平4−136128号公報 特開昭61−217530号公報 特開昭63−118008号公報 特開昭63−134633号公報 特開2007−98414号公報 特開昭61−252483号公報 特開昭62−192535号公報
本発明は、斯かる従来技術の問題を解決するためになされたものであり、均熱帯の構造や冷却帯に設置される冷却装置の構造に応じて不可避的に存在する均熱帯の終了位置と冷却帯の冷却開始位置との間の距離に基づき、加熱能力、均熱能力及び冷却能力が適正で、安定した品質の被熱処理材が得られる連続式熱処理炉を設計することが可能な設計方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、被熱処理材の搬送方向上流側から下流側に向けて
、加熱帯、均熱帯及び冷却帯が順に設けられる連続式熱処理炉の設計方法であって、以下
の第1〜第4ステップを含むことを特徴とする。
(1)第1ステップ
前記均熱帯の構造及び前記冷却帯に設置される冷却装置の構造に応じて、前記均熱帯の
終了位置と前記冷却帯の冷却開始位置との間の距離L(mm)を決定する。
(2)第2ステップ
前記均熱帯における均熱温度T1(℃)から前記冷却帯での冷却開始時に必要とされる被熱処理材の冷却開始温度の下限値T2(℃)を引いた温度差ΔT1(℃)と、前記均熱帯の終了位置と前記冷却帯の冷却開始位置との間における被熱処理材の温度低下定数ΔTa(℃/sec)と、前記距離L(mm)とに基づき、下記の式(1)を満足する被熱処理材の搬送速度V(mm/sec)を決定する。
V≧L×ΔTa/ΔT1 ・・・(1)
(3)第3ステップ
前記搬送速度V(mm/sec)と、前記均熱帯における均熱時間t(sec)とに基
づき、下記の式(2)を満足する前記均熱帯の長さLh1(mm)を決定する。
Lh1≧V×t ・・・(2)
(4)第4ステップ
前記加熱帯において被熱処理材を前記均熱温度T1(℃)まで昇温するのに必要な昇温
量ΔT2(℃)と、前記加熱帯における被熱処理材の昇温定数ΔTb(℃/sec)と、
前記搬送速度V(mm/sec)とに基づき、下記の式(3)を満足する前記加熱帯の長
さLh2(m)を決定する。
Lh2≧(ΔT2/ΔTb)×V ・・・(3)
なお、本発明において、「温度低下定数」とは、単位時間当たりの温度低下量を意味する。「昇温定数」とは、単位時間当たりの昇温量を意味する。「均熱帯の長さ」とは、被熱処理材の搬送方向についての均熱帯の寸法を意味する。「加熱帯の長さ」とは、被熱処理材の搬送方向についての加熱帯の寸法を意味する。
また、本発明は、上記の設計方法によって設計されることを特徴とする連続式熱処理炉としても提供される。
本発明によれば、加熱能力、均熱能力及び冷却能力が適正で、安定した品質の被熱処理材が得られる連続式熱処理炉を設計することが可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る設計方法を示す説明図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る設計方法によって設計された連続式加熱炉の一例を示す模式図である。
以下、添付図面を適宜参照しつつ、本発明の一実施形態について、設計する連続式熱処理炉がいわゆるバレル炉(加熱帯及び均熱帯がそれぞれ複数のバレルの集合体で構成される)であり、被熱処理材がステンレス鋼管や高合金鋼管である場合を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る設計方法を示す説明図である。図1(a)は、連続式熱処理炉の概略構成を部分的に示す模式図である。図1(b)は、図1(a)に示す連続式熱処理炉で熱処理を施される被熱処理材の温度変化を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態に係る設計方法は、被熱処理材Mの搬送方向(図1(a)に示す白抜き矢符の方向)上流側から下流側に向けて、加熱帯(図示せず)、均熱帯及び冷却帯が順に設けられる連続式熱処理炉の設計方法であり、以下に述べる第1〜第4ステップを含むことを特徴とする。
(1)第1ステップ
本ステップでは、均熱帯の構造及び冷却帯に設置される冷却装置1の構造(均熱帯や冷却装置1の外形・寸法や、下流側に傾斜した水冷ノズル10など)に応じて、均熱帯の終了位置Eと冷却帯の冷却開始位置Sとの間の距離L(mm)を決定する。
図1に示す例では、均熱帯及び冷却装置1を構成する炉壁・外壁や断熱材が互いに干渉したり、冷却装置1が被熱処理材Mを搬送するための搬送ロールRと干渉することを避けるために、均熱帯及び冷却装置1の外形・寸法に応じて、均熱帯の終了位置Eと冷却装置1の端面との間に420mmの隙間を設けている。また、水冷ノズル10の傾斜角度に応じて、冷却装置1の端面と冷却開始位置Sとの間の距離が240mmとなる。従って、均熱帯の終了位置Eと冷却帯の冷却開始位置Sとの間の距離L=420+240=660(mm)と決定される。
(2)第2ステップ
本ステップでは、まず、被熱処理材Mの品質規格や寸法等に応じて、均熱帯における均
熱温度T1(℃)と、冷却帯での冷却開始時に必要とされる被熱処理材Mの冷却開始温度
の下限値T2(℃)とが決定される。
図1に示す例では、T1=1110(℃)、T2=1000(℃)と決定されている。
従って、均熱温度T1(℃)から冷却開始温度下限値T2(℃)を引いた温度差ΔT1(℃)は、
ΔT1=T1−T2=1110−1000=110(℃)となる。
また、本ステップでは、均熱帯の終了位置Eと冷却帯の冷却開始位置Sとの間における被熱処理材Mの温度低下定数ΔTa(℃/sec)が、実験により又は数値シミュレーションによって算出される。均熱帯の終了位置Eと冷却帯の冷却開始位置Sとの間においては自然放冷が行われ、被熱処理材Mが外径175mmで肉厚7mmのステンレス鋼管や高合金鋼管であるとすれば、例えば、温度低下定数ΔTa=2.5(℃/sec)となる。
ここで、被熱処理材Mの搬送速度をV(mm/sec)とすると、第1ステップで決定した距離L(mm)だけ被熱処理材Mが搬送されるのに要する時間は、L/V(sec)となる。
従って、被熱処理材Mが距離L(mm)だけ搬送される間の温度低下量は、(L/V)×ΔTa(℃)となる。
この温度低下量(L/V)×ΔTa(℃)が前述した温度差ΔT1(℃)以下にならなければ、冷却開始時における被熱処理材Mの温度は、冷却開始時に必要とされる被熱処理材Mの冷却開始温度下限値T2(℃)未満となってしまう。
つまり、下記の式(1)’を満足する必要がある。
ΔT1≧(L/V)×ΔTa ・・・(1)’
この式(1)’を変形すると、下記の式(1)が成立する。
V≧L×ΔTa/ΔT1 ・・・(1)
そこで、本ステップでは、冷却開始時における被熱処理材Mの温度が、冷却開始時に必要とされる被熱処理材Mの冷却開始温度下限値T2(℃)以上となるように、温度差ΔT1(℃)と、温度低下定数ΔTa(℃/sec)と、距離L(mm)とに基づき、上記の式(1)を満足する被熱処理材Mの搬送速度V(mm/sec)を決定する。
図1に示す例では、L=660(mm)、ΔTa=2.5(℃/sec)、ΔT1=110(℃)であるため、
V≧660×2.5/110=15(mm/sec)となる。
被熱処理材Mの搬送速度Vとしては、できるだけ遅い方が、均熱時間を長く確保できる点で有利であるため、本実施形態では、V=15(mm/sec)と決定する。
(3)第3ステップ
前述のように、被熱処理材Mの搬送速度はV(mm/sec)であるため、被熱処理材Mの品質規格や寸法等に応じて決定される均熱帯における均熱時間をt(sec)とすると、この時間に被熱処理材Mが搬送される距離は、V×t(mm)となる。
均熱帯の長さは、上記の搬送距離V×t(mm)以上となる必要がある。
そこで、本ステップでは、搬送速度V(mm/sec)と、均熱時間t(sec)とに基づき、下記の式(2)を満足する均熱帯の長さLh1(mm)を決定する。
Lh1≧V×t ・・・(2)
均熱時間t=240(sec)とすると、前述のように搬送速度V=15(mm/sec)であるため、
Lh1≧15×240=3600(mm)となる。
ここで、基準バレル寸法(1バレルの長さ)Lb=1250(mm)とすると、
Lh1/Lb≧3600/1250=2.88となる。
従って、均熱帯は、3つ以上のバレルから構成する必要がある。
(4)第4ステップ
本ステップでは、まず、加熱帯において被熱処理材Mを均熱温度T1(℃)まで昇温するのに必要な昇温量ΔT2(℃)が決定される。
加熱帯入側での被熱処理材Mの温度を常温(20℃)とすると、前述のように均熱温度T1=1110(℃)であるため、
ΔT2=1110−20=1090(℃)となる。
また、本ステップでは、加熱帯における被熱処理材Mの昇温定数ΔTb(℃/sec)が、実験により又は数値シミュレーション(加熱帯の容積、バーナー容量、被熱処理材の条件等をパラメータとする数値シミュレーション)によって算出される。被熱処理材Mが外径175mmで肉厚7mmのステンレス鋼管や高合金鋼管であるとすれば、例えば、昇温定数ΔTb=1.9(℃/sec)となる。
ここで、前述した昇温量ΔT2(℃)を得るために要する時間は、ΔT2/ΔTb(sec)となる。
前述のように、被熱処理材Mの搬送速度はV(mm/sec)であるため、上記の時間に被熱処理材Mが搬送される距離は、(ΔT2/ΔTb)×V(mm)となる。
加熱帯の長さは、上記の搬送距離(ΔT2/ΔTb)×V(mm)以上となる必要がある。
そこで、本ステップでは、昇温量ΔT2(℃)と、昇温定数ΔTb(℃/sec)と、
均熱時間t(sec)と、搬送速度V(mm/sec)とに基づき、下記の式(3)を満
足する加熱帯の長さLh2(m)を決定する。
Lh2≧(ΔT2/ΔTb)×V ・・・(3)
昇温量ΔT2=1090(℃)、昇温定数ΔTb=1.9(℃/sec)、搬送速度V
=15(mm/sec)であるため、
Lh2≧(1090/1.9)×15=8605(mm)となる。
基準バレル寸法(1バレルの長さ)Lb=1250(mm)とすると、
Lh2/Lb≧8605/1250=6.88となる。
従って、加熱帯は、7つ以上のバレルから構成する必要がある。
図2は、以上に説明した本実施形態に係る設計方法によって設計された連続式加熱炉100の一例を示す模式図である。
図2に示す連続式加熱炉100は、7つのバレルから構成された加熱帯と、3つのバレルから構成された均熱帯とを有し、冷却帯での冷却開始時(冷却開始位置S)における被熱処理材Mの温度が、冷却開始時に必要とされる被熱処理材Mの冷却開始温度下限値T2(℃)以上となる。しかも、被熱処理材Mの品質規格や寸法等に応じて決定される均熱温度T1(℃)や均熱時間t(sec)も満足する。従って、安定した品質の被熱処理材Mを得ることが可能である。
なお、いったん設計された(機械的構造が決定された)連続式加熱炉100において、均熱温度T1(℃)や、被熱処理材Mの冷却開始温度下限値T2(℃)などの条件が変更された場合には、均熱帯の長さLh1+加熱帯の長さLh2=一定(換言すれば、均熱帯及び加熱帯を構成するバレルの総数が一定)の条件の下で、本実施形態に係る設計方法を再び適用することにより、均熱帯の長さLh1と加熱帯の長さLh2とを振り分ける(均熱帯として使用するバレルの数と加熱帯として使用するバレルの数を変更する)ことも可能である。
1・・・冷却装置
10・・・水冷ノズル
100・・・連続式加熱炉
B・・・バレル
R・・・搬送ロール
M・・・被熱処理材
E・・・均熱帯の終了位置
S・・・冷却帯の冷却開始位置
L・・・均熱帯の終了位置と冷却帯の冷却開始位置との間の距離
T1・・・均熱温度
T2・・・冷却開始温度下限値

Claims (2)

  1. 被熱処理材の搬送方向上流側から下流側に向けて、加熱帯、均熱帯及び冷却帯が順に設
    けられる連続式熱処理炉の設計方法であって、
    前記均熱帯の構造及び前記冷却帯に設置される冷却装置の構造に応じて、前記均熱帯の
    終了位置と前記冷却帯の冷却開始位置との間の距離L(mm)を決定する第1ステップと

    前記均熱帯における均熱温度T1(℃)から前記冷却帯での冷却開始時に必要とされる被熱処理材の冷却開始温度の下限値T2(℃)を引いた温度差ΔT1(℃)と、前記均熱帯の終了位置と前記冷却帯の冷却開始位置との間における被熱処理材の温度低下定数ΔTa(℃/sec)と、前記距離L(mm)とに基づき、下記の式(1)を満足する被熱処理材の搬送速度V(mm/sec)を決定する第2ステップと、
    前記搬送速度V(mm/sec)と、前記均熱帯における均熱時間t(sec)とに基
    づき、下記の式(2)を満足する前記均熱帯の長さLh1(mm)を決定する第3ステッ
    プと、
    前記加熱帯において被熱処理材を前記均熱温度T1(℃)まで昇温するのに必要な昇温
    量ΔT2(℃)と、前記加熱帯における被熱処理材の昇温定数ΔTb(℃/sec)と、
    前記搬送速度V(mm/sec)とに基づき、下記の式(3)を満足する前記加熱帯の長
    さLh2(m)を決定する第4ステップとを含むことを特徴とする連続式熱処理炉の設計方法。
    V≧L×ΔTa/ΔT1 ・・・(1)
    Lh1≧V×t ・・・(2)
    Lh2≧(ΔT2/ΔTb)×V ・・・(3)
  2. 請求項1に記載の設計方法によって設計されることを特徴とする連続式熱処理炉。
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