JP5472037B2 - 画像形成装置の二成分現像剤を用いる現像器の現像剤片寄り防止機構 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置の二成分現像剤を用いる現像器が傾いたときなどに発生する現像剤の片寄りを防止する現像剤片寄り機構に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置には、一成分現像剤(トナー)を用いる方式のものと、二成分現像剤を用いる方式のものとがある。一成分現像剤を用いる方式は、取り扱いと制御が比較的容易であるため、現像剤としては一成分トナーが主流を占めていた。
しかし近年のように、印刷(以下、印字ともいう)処理の高速化に対する要望が強まってくると、印刷処理の高速化にはトナーとキャリアから成る二成分現像剤を用いる方式の方がよく対応できるため二成分現像剤を用いた現像器が種々提案されるようになった。
二成分現像剤(以下、単に現像剤という)を用いる現像器は、現像剤を攪拌混合しながら搬送する攪拌搬送部材を、現像器の二室に分割した現像槽内にそれぞれ備えている。これら2本の攪拌搬送部材は現像剤を攪拌し搬送しながら二室に分割した現像槽内を循環させて、現像剤を現像器の現像ローラへ供給している。(例えば、特許文献1参照。)
特開2001−194908号公報
ところで、攪拌搬送部材と現像槽の内壁との間には隙間がある。親機の画像形成装置と共に工場から納入先へ搬送中、あるいは納入先で交換用の予備として現像器が親機外に単独であるときには現像器が傾きやすい。このとき現像器の現像槽内の現像剤が、現像器が傾いた下方に片寄ってしまう。
ところが、画像形成装置は納入先では水平に設置される。現像器も水平な状態で画像形成装置の装着部に現像装置と共に着脱自在に装着される。したがって、現像器の現像剤が上記のように現像槽内で片寄っている状態で現像装置に装着され、画像形成装置が駆動され、画像の形成が開始されると画像不良が発生するという解決すべき課題が生じる。
このような不具合の発生を防止するため、つまり親機外で単独にある現像器において現像器の現像槽内で現像剤が片寄るのを防止するため、梱包材の形状を特異な形状にして内部の現像器を傾け難くするというものがあったが、梱包材が特異形状のため現像器の輸送数量が少なくなってしまうという他の解決すべき課題が派生した。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、画像形成装置の二成分現像剤を用いる現像器において、現像器が画像形成装置外で単独にあるときに傾いても、現像槽内で現像剤が片寄ることのない現像剤片寄り防止機構を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の現像剤片寄り防止機構は、画像形成装置の二成分現像剤を用いる現像器の現像剤片寄り防止機構であって、上記現像器の現像槽の一方の端部外壁に一方の端部を支持され、上記現像槽の他方の端部に形成された二重外壁に他方の端部を支持されるシャフトと該シャフトに螺旋状に固設された螺旋状フィンとで成る攪拌搬送部材と、上記現像器の外壁と内部隔壁とで仕切られる現像槽の上記外壁と上記内部隔壁に上記攪拌搬送部材の螺旋状フィンと同一の螺旋周期で螺旋状に連続して固設された螺旋条と、を有し、上記螺旋条は、その内径が上記攪拌搬送部材の上記螺旋状フィンの外径に近接し且つ接触しない間隙を有するように形成されているように構成される。
上記攪拌搬送部材は、上記現像器が上記画像形成装置の装着部から脱抜されるとき、上記二重外壁の内側外壁と上記攪拌搬送部材を駆動する駆動伝達ギアとの間に介装されたバネ部材の押し付勢力により、上記シャフトの上記他方の端部が上記二重外壁の外側外壁に係合して、上記螺旋条の内径に上記螺旋状フィンの外径が対向する位置に位置決めされるように構成される。
上記攪拌搬送部材の上記位置決めは、上記バネ部材の押し付勢力により、上記二重外壁に支持される上記シャフトの上記他方の端部に形成されたDカット軸部が上記二重外壁の外側外壁に形成されているDカット孔に勘合することにより形成されるように構成される。
上記位置決めは、上記現像器が上記画像形成装置の装着部に装着されると同時に、上記画像形成装置側の駆動ギアが上記攪拌搬送部材を駆動する駆動伝達ギアに噛合して上記バネ部材の押し付勢力に抗して上記駆動伝達ギアを上記二重外壁の上記内側外壁方向に押し込むことにより解除されるように構成される。
本発明の現像剤片寄り防止機構は、二成分現像剤を用いる現像器の輸送時又は交換保守時における現像器の現像槽内の現像剤の片寄りを防止するという効果を奏する。
本発明の実施例1に係る二成分現像剤を用いる現像器に現像剤片寄り防止機構を備えた画像形成装置の内部構成を説明する断面図である。 実施例1に係る現像器を感光体ドラムと共に示す拡大断面図である。 (a)は図2に示す実施例1に係る現像器の斜め上方の外壁を取り除いた図、(b)はその中央部の拡大図である。 (a)は実施例1に係る現像器が画像形成装置から離れて単体であるときの一部を切り欠いて示す図、(b) はその二重外壁の構造を一部切り欠いて示す斜視図、(c)は駆動伝達ギアの周辺の構造を示す図、(d)は(a)の中央部を拡大して示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、実施例1に係る二成分現像剤を用いる現像器に現像剤片寄り防止機構を備えた画像形成装置の内部構成を説明する断面図である。
図1に示す画像形成装置1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部2、転写ベルトユニット3、トナー供給部4、給紙部5、ベルト式定着ユニット6、で構成されている。
上記画像形成部2は、転写ベルトユニット3の転写ベルト8の下部走行部表面8aに接して同図の右から左へ4個の現像装置9(9m、9c、9y、9k)を多段式に並設した構成からなる。この画像形成部2は、図1に示す印刷実行時位置から、それより下方の保守位置に、昇降可能に画像形成装置1本体のフレームに保持されている。
上記4個の現像装置9のうち下流側(図の右側)の3個の現像装置9m、9c及び9yは、それぞれ減法混色の三原色であるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成し、現像装置9kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
上記の各現像装置9は、画像を現像するトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下ブラック(K)のトナー用の現像装置9kを例にしてその構成を説明する。
現像装置9は、最上部に感光体ドラム10を備えている。この感光体ドラム10は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム10の周面近傍を取り巻いて、クリーナ11、帯電ローラ12、光書込ヘッド13、及び現像器14の現像ローラ15が配置されている。
現像器14は、現像ローラ15の下方に位置する2つの現像槽内に、第1の攪拌搬送部材16、及び第2の攪拌搬送部材17を備えている。第1及び第2の攪拌搬送部材16及び17については詳しくは後述する。
転写ベルトユニット3は、本体装置のほぼ中央で図の左右方向に扁平なループ状になって延在する無端状の上述した転写ベルト8と、この転写ベルト8を掛け渡されて転写ベルト8を図の矢印a及びbで示す反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ18と従動ローラ19を備えている。
上記の転写ベルト8は、下方を循環移動するベルト表面に、ユニットと一体に組み込まれて転写ベルト8を介して感光体ドラム10に圧接する一次転写ローラ21によりトナー像を直接転写(一次転写)されて、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用紙への二次転写部23まで搬送する。
この転写ベルトユニット3には、駆動ローラ18に掛け渡されている表面に、ベルトクリーナ24のクリーニングブレード25が当接して配置されている。ベルトクリーナ24の下方には廃トナー回収容器26が着脱自在に配置されている。
ベルトクリーナ24は、クリーニングブレード25が転写ベルト8の表面に当接して廃トナーを擦り取って除去し、その廃トナーを搬送部材により下方の廃トナー回収容器26に送り込んでいる。
トナー供給部4は、転写ベルト8の上部走行部の上方に配置されている4個のトナーホッパー27(27m、27c、27y、27k)で構成される。4個のトナーホッパー27m、27c、27y、27kは、それぞれマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のトナーを収容している。
トナー供給部4は、同図にはM、C、Y、Kで示すようにマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のいずれかのトナーを、不図示のトナー供給路を介して現像装置9の現像器14に供給する。
給紙部5は、1個の給紙カセット29を備えている。給紙カセット29の給紙口(図の右方)近傍には、用紙取出ローラ31、給送ローラ32、捌きローラ33、待機搬送ローラ対34が配置されている。
待機搬送ローラ対34の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、転写ベルト8を介して従動ローラ19に圧接する二次転写ローラ35が配設されて、前述した用紙への二次転写部23を形成している。
この二次転写部23と最下流の現像装置9mとの略中間位置で、転写ベルト8の下部走行部表面8aに近接して、拡散反射型濃度センサ36が配設されている。
また、二次転写部の下流(図では上方)側にはベルト式熱定着ユニット6が配置されている。ベルト式熱定着ユニット6の更に下流側には、定着後の用紙をベルト式熱定着ユニット6から搬出する不図示の搬出ローラ対及びその搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー37に排紙する不図示の排紙ローラ対が配設されている。
図2は、上記現像器14を感光体ドラム10と共に示す拡大断面図である。図2に示すように、現像器14は、外壁38と内部隔壁39とで仕切られる2つの現像槽41(41a、41b)を備えている。
上方の現像槽41aには、前述した現像ローラ15と第1の攪拌搬送部材16が配置されている。現像ローラ15には、ドクターブレード42が当接している。下方の現像槽41aには前述した第2の攪拌搬送部材17が配置されている。この現像槽41aには槽内トナー濃度センサ43が配置されている。
第1の攪拌搬送部材16は、シャフト44とこのシャフト44に螺旋状に固設された螺旋状フィン45とで構成されている。第2の攪拌搬送部材17は、シャフト46とこのシャフト46に螺旋状に固設された螺旋状フィン47とで構成されている。
第1の攪拌搬送部材16は、矢印cで示すように図の反時計回り方向に回転し、現像槽41a内の現像剤を螺旋状フィン45で攪拌しながら矢印eで示すように図の紙面奥行き方向手前から向こう側へ搬送し、その現像剤を現像ローラ15に供給する。
現像ローラ15は、現像剤のトナーのみを感光体ドラム10に供給して、感光体ドラム10周面上の静電潜像をトナー像化(現像)する。トナーのみを感光体ドラム10に引き取られた現像ローラ15上の現像剤のキャリアは、現像槽41a内の現像剤に混合され、図の紙面奥行き方向向こう側の後述する出口48で、現像槽41bに送り戻す。
現像槽41b内の第2の攪拌搬送部材17は、矢印dで示すように図の反時計回り方向に回転し、現像槽41b内の現像剤を螺旋状フィン47で攪拌しながら矢印fで示すように図の紙面奥行き方向向こう側から手前へ搬送する。
もし、現像剤のトナー濃度が規定以下に薄くなっていれば、槽内トナー濃度センサ43がトナー濃度低下を検出する。トナー濃度低下が検出されると、トナー供給部4の当該現像器14に対応するトナーホッパー27から補給口を介してトナーが補給される。
第2の攪拌搬送部材17は、現像剤を攪拌搬送しながら、図の紙面奥行き方向手前側の後述する供給口49で、現像剤を現像槽41aに送り出す。このように、現像剤の還流とトナーの補給が繰り返されて、トナーによる現像が逐次進行する。
ところで、図2に示すように、第1の攪拌搬送部材16の螺旋状フィン45及び第2の攪拌搬送部材17の螺旋状フィン47と、現像器14の外壁38の内面及び内部隔壁39の槽内面との間には間隔が開けられている。
ここで、図2の紙面奥行き方向につまり水平に延在する現像器14を、画像形成装置1の現像装置9から脱抜して、例えば垂直に置いたとする。内部の現像剤は上記の間隔を通って、たちまち現像槽の下方に集積する。
その状態の現像器14をもとの水平に戻して画像形成装置1内の現像装置9に装着しても、現像槽の一方の端部に集積した現像剤は元の位置には戻らない。本例ではこの問題を解決する。
図3(a)は、図2の現像器14の斜め上方の外壁(カバー)38を取り除いた図であり、図3(b)はその中央部の拡大図である。図3(a),(b)の右側が図2の紙面手前側となり、図3の左側が図2の紙面向う側となっている。
尚、図3(a),(b)には、図2と同一の構成部分には図2と同一の番号を付与して示している。また、図3(a),(b)には、図2で図示を省略した螺旋条を示している。また、図3(a)には、図2で説明した出口48と供給口49も示している。
先ず、図3(a)に示すように、第1の攪拌搬送部材16は、その一方の端部(図3(a)では右側端部)を、現像槽41aの一方の端部外壁38aに支持されている。そして、第1の攪拌搬送部材16の他方の端部(図3(a)では左側端部)は、現像槽41aの他方の端部に形成された二重外壁38bに支持されている。
第2の攪拌搬送部材17も同様に、一方の端部(図3(a)では右側端部)を、現像槽41bの一方の端部外壁38aに支持されている。そして、第2の攪拌搬送部材17の他方の端部(図3(a)では左側端部)も、現像槽41bの他方の端部に形成された二重外壁38bに支持されている。
第1及び第2の攪拌搬送部材16及び17の二重外壁38bに支持されるシャフト44及び46の端部には、親機の駆動系終端の駆動ギア51から駆動されて、その駆動力を各自のシャフトに伝達する駆動伝達ギア52a及び52bが固設されている。
そして、二重外壁38bの内側外壁38cと、第1及び第2の攪拌搬送部材16及び17を駆動する駆動伝達ギア52a及び52bとの間には、それぞれ押し付勢力を有するバネ部材53a及び53bが介装されている。
現像器14が現像装置9と共に親機である画像形成装置1に装着されると、親機の駆動ギア51が、現像器14の二重外壁38bの外側外壁38dに形成されている係合口54から相対的に二重外壁38b内に進入し、駆動伝達ギア52a及び52bに噛合する。駆動ギア51、駆動伝達ギア52a及び52bは、それぞれ斜歯ギアからなる。
駆動ギア51が駆動伝達ギア52a及び52bに噛合したのち、そのまま更に二重外壁38b内に進入すると、駆動伝達ギア52a及び52bは、それぞれバネ部材53a及び53bの押し付勢力に抗して、二重外壁38bの内側外壁38c方向に押し込まれる。
これにより、後述する二重外壁38bの外側外壁38dと駆動伝達ギア52a及び52bのシャフト44及び46との係合が解除される。尚、駆動伝達ギア52a及び52bを内側外壁38c方向へ押し込む方法は、斜歯ギアの係合を利用するのではなく、他の方法、例えば、駆動ギア51の軸の進退に連動する突き当て部材等を用いてもよい。
ところで、図3(b)に示すように、現像器14の外壁38の内面38eと内部隔壁39には、第1及び第2の攪拌搬送部材16及び17の螺旋状フィン45及び47と同一の螺旋周期の螺旋状の螺旋条55が、連続して固設されている。
これらの螺旋条55は、その内径が、それぞれ第1及び第2の攪拌搬送部材16及び17の螺旋状フィン45及び47の外径に、近接し且つ接触しない間隙を有するように形成されている。これにより、駆動時には、第1及び第2の攪拌搬送部材16及び17の螺旋状フィン45及び47は不都合なく回転して現像剤を攪拌搬送することができる。
次に、現像器14が画像形成装置1から離れて単体であるときに機能する現像剤片寄り防止機構の動作について説明する。
図4(a)は、現像器14が画像形成装置1から離れて単体であるときの一部を切り欠いて図3(a)の左方のみを示す図であり、図4(b) はその二重外壁38bの構造を一部切り欠いて示す斜視図、図4(c)は駆動伝達ギア52a及び52bの周辺の構造を示す図、図4(d)は図4(a)の中央部を拡大して示す図である。
尚、図4(a),(b),(c),(d)には、図3(a),(b)と同一構成部分には図3(a),(b)と同一の番号を付与して示している。
現像器14が画像形成装置1の装着部から脱抜されると、第1及び第2の攪拌搬送部材16及び17の駆動伝達ギア52a及び52bが図3(a)に示した駆動ギア51との噛合を解除されて、駆動ギア51からの押し込みから開放される。
これにより、図4(a)に示すように、バネ部材53a及び53bの押し付勢力が復活し、この押し付勢力が駆動伝達ギア52a及び52bを介して第1及び第2の攪拌搬送部材16及び17のシャフト44及び46を二重外壁38b方向へ移動させる。
この二重外壁38bの外側外壁38dには、図4(b)に示すように、駆動ギア51との係合口54の両側に、それぞれ第1及び第2の攪拌搬送部材16及び17のシャフト44及び46の端部に対応する位置にDカット孔56(56a、56b)が穿設されている。
一方、第1及び第2の攪拌搬送部材16及び17のシャフト44及び46の端部先端はDカットされている。このDカット先端部57(57a、57b)が外側外壁38dのDカット孔56(56a、56b)に進入して、第1及び第2の攪拌搬送部材16及び17の回転停止位置を位置決めされる。
これと共に、シャフト44及び46の先端部のDカット段差面58(58a、58b)が、外側外壁38dの内面のDカット孔56(56a、56b)の下方の面に当接してシャフト方向の移動停止位置を位置決めされる。
この回転停止位置の位置決めと、移動停止位置の位置決めにより、図4(a)及び図4(d)に示すように、外壁38の内面38eと内部隔壁39に固設して形成されている螺旋条55の内径に、螺旋状フィン45及び47の外径が対向する位置に第1及び第2の攪拌搬送部材16及び17が停止位置を位置決めされる。
螺旋条55の内径と螺旋状フィン45及び47の外径との間には、前述したように近接してはいるが接触しない程度の間隙しかないので、現像剤が螺旋状フィン45及び47の外側を通って移動することはない。また、螺旋状フィン45及び47は停止しているので現像剤がフィンに沿って移動することもない。
このように、本実施例の二成分現像剤を用いる現像器14によれば、現像器14が輸送時又は交換保守時における親機の画像形成装置1から離れた単体の状態で、水平状態から傾いた状態になっても、現像器14の現像槽41内の現像剤の片寄りを防止することができる。
本発明は、二成分現像剤を用いる現像器が傾いたときなどに発生する現像剤の片寄りを防止する現像剤片寄り機構に利用することができる。
1 フルカラー画像形成装置
2 画像形成部
3 転写ベルトユニット
4 トナー供給部
5 給紙部
6 ベルト式定着ユニット
8 転写ベルト
8a 下部走行部表面
9(9m、9c、9y、9k) 現像装置
10 感光体ドラム
11 クリーナ
12 帯電ローラ
13 光書込ヘッド
14 現像器
15 現像ローラ
16 第1の攪拌搬送部材
17 第2の攪拌搬送部材
18 駆動ローラ
19 従動ローラ
21 一次転写ローラ
23 二次転写部
24 ベルトクリーナ
25 クリーニングブレード
26 廃トナー回収容器
27(27m、27c、27y、27k) トナーホッパー
29 給紙カセット
31 用紙取出ローラ
32 給送ローラ
33 捌きローラ
34 待機搬送ローラ対
35 二次転写ローラ
36 拡散反射型濃度センサ
37 排紙トレー
38 外壁
38a 端部外壁
38b 端部二重外壁
38c 二重外壁の内側外壁
38d 二重外壁の外側外壁
38e 外壁内面
39 内部隔壁
41(41a、41b) 現像槽
42 ドクターブレード
43 槽内トナー濃度センサ
44、46 シャフト
45、47 螺旋状フィン
48 出口
49 供給口
51 駆動ギア
52a、52b 駆動伝達ギア
53a、53b バネ部材
54 係合口
55 螺旋条
56(56a、56b) Dカット孔
57(57a、57b) Dカット先端部
58(58a、58b) Dカット段差面

Claims (4)

  1. 画像形成装置の二成分現像剤を用いる現像器の現像剤片寄り防止機構であって、
    前記現像器の現像槽の一方の端部外壁に一方の端部を支持され、前記現像槽の他方の端部に形成された二重外壁に他方の端部を支持されるシャフトと該シャフトに螺旋状に固設された螺旋状フィンとで成る攪拌搬送部材と、
    前記現像器の外壁と内部隔壁とで仕切られる現像槽の前記外壁と前記内部隔壁に前記攪拌搬送部材の螺旋状フィンと同一の螺旋周期で螺旋状に連続して固設された螺旋条と、
    を有し、
    前記螺旋条は、その内径が前記攪拌搬送部材の前記螺旋状フィンの外径に近接し且つ接触しない間隙を有するように形成されている、
    ことを特徴とする現像剤片寄り防止機構。
  2. 前記攪拌搬送部材は、前記現像器が前記画像形成装置の装着部から脱抜されるとき、前記二重外壁の内側外壁と前記攪拌搬送部材を駆動する駆動伝達ギアとの間に介装されたバネ部材の押し付勢力により、前記シャフトの前記他方の端部が前記二重外壁の外側外壁に係合して、前記螺旋条の内径に前記螺旋状フィンの外径が対向する位置に位置決めされる、ことを特徴とする請求項1記載の現像剤片寄り防止機構。
  3. 前記攪拌搬送部材の前記位置決めは、前記バネ部材の押し付勢力により、前記二重外壁に支持される前記シャフトの前記他方の端部に形成されたDカット軸部が前記二重外壁の外側外壁に形成されているDカット孔に勘合することにより形成される、ことを特徴とする請求項2記載の現像剤片寄り防止機構。
  4. 前記位置決めは、前記現像器が前記画像形成装置の装着部に装着されると同時に、前記画像形成装置側の駆動ギアが前記攪拌搬送部材を駆動する前記駆動伝達ギアに噛合して前記バネ部材の押し付勢力に抗して前記駆動伝達ギアを前記二重外壁の前記内側外壁方向に押し込むことにより解除される、ことを特徴とする請求項2記載の現像剤片寄り防止機構。
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