JP5470087B2 - 太陽光発電システムの整流器制御方式 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電システムの整流器制御方式に関する。
従来の太陽光発電システムとして、例えば、特許文献1が知られている。特許文献1では、商用電源に接続される整流器の運転を、整流器から負荷へ電力を供給することができるときと蓄電池を充電することができるときのみとしている。
特開平8−336240号公報
しかし、上述した従来の太陽光発電システムでは、整流器の効率が悪いときにも整流器を運転するが、整流器の効率が悪いときに整流器を運転すると、商用電源が供給する電力を効率的に利用することができず浪費してしまう。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、商用電源が供給する電力を浪費することを防止することができる太陽光発電システムの整流器制御方式を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る太陽光発電システムの整流器制御方式は、商用電源に接続された整流器の出力電力と太陽電池の出力電力と蓄電池の出力電力とを負荷に供給する太陽光発電システムの整流器制御方式において、前記整流器の入力電力を検出する検出器と、前記整流器の出力電力を検出する検出器と、前記整流器の効率を算出する演算回路と、前記整流器を制御する制御回路と、を備え、前記整流器の効率が所定値を満たさない場合は前記整流器の運転を停止することを特徴とする。
本発明に係る太陽光発電システムの整流器制御方式においては、前記整流器と前記太陽電池と前記負荷とを用いて前記蓄電池をフロート充電する回路を備え、前記整流器の効率が前記所定値を満たす場合は前記整流器をフロート動作状態に設定することを特徴とする。
本発明に係る太陽光発電システムの整流器制御方式において、前記所定値は、前記整流器の定格効率と前記蓄電池の充放電効率との積であることを特徴とする。
本発明に係る太陽光発電システムの整流器制御方式においては、時計を備え、前記商用電源の電力料金が比較的安い所定の時間帯は、前記整流器を充電動作状態に設定することを特徴とする。
本発明に係る太陽光発電システムの整流器制御方式においては、前記蓄電池の残容量を推定する残容量推定部を備え、前記残容量の推定値が所定値以下である場合は前記整流器をフロート動作状態に設定することを特徴とする。
本発明に係る太陽光発電システムの整流器制御方式においては、前記整流器は複数あり、前記演算回路は前記複数の整流器を対象に統合した効率を算出し、該算出された効率が所定値を満たさない場合は前記複数の整流器のうちからいずれかの前記整流器の運転を停止することを特徴とする。
本発明に係る太陽光発電システムの整流器制御方式は、商用電源に接続された整流器の出力電力と太陽電池の出力電力と蓄電池の出力電力とを負荷に供給する太陽光発電システムの整流器制御方式において、前記負荷の消費電力に対して前記太陽電池の出力電力で不足する電力を前記整流器の出力電力で補う際に前記整流器の効率を所定値以上に保つように、前記整流器の動作状態が時刻ごとに定義された制御スケジュールと、時計と、前記整流器の動作状態を検出する検出器と、前記整流器を制御する制御回路と、を備え、前記時計の時刻と前記制御スケジュールと前記検出器の検出結果とに基づいて前記整流器の動作状態を設定することを特徴とする。
本発明によれば、商用電源が供給する電力を浪費することを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。 一般的な整流器の特性を示すグラフ図である。 本発明の第1実施形態に係る整流器制御手順を示すフローチャートである。 本発明に係る太陽光発電システムの動作を説明するための概念図である。 本発明の第2実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。 本発明の第2実施形態に係る整流器制御手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。 本発明の第3実施形態に係る整流器制御手順を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。 本発明の第4実施形態に係る整流器制御手順を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。 本発明の第5実施形態に係る整流器制御手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。図1において、商用電源1の出力端子は検出器21の入力端子に接続される。検出器21の出力端子は整流器2の入力端子に接続される。商用電源1の出力電力は検出器21を介して整流器2へ入力される。検出器21は商用電源1から整流器2へ入力される電力Pを計測する。検出器21は、計測した整流器入力電力Pを演算回路8へ通知する。
整流器2の出力端子は検出器22の入力端子に接続される。検出器22は、整流器2の出力電力Pと整流器2の出力電圧Vとを計測する。検出器22は、計測した整流器出力電力Pを演算回路8へ通知する。検出器22は、計測した整流器出力電圧Vを制御回路10へ通知する。
太陽電池3の出力端子は充放電制御回路(MPPT:Maximum Power Point Tracking)4の入力端子に接続される。充放電制御回路4の出力端子はダイオード5の入力端子に接続される。ダイオード5の出力端子は検出器23の入力端子に接続される。太陽電池3の出力電力は、充放電制御回路4及びダイオード5を介して検出器23へ入力される。検出器23は太陽電池3の出力電力Pを計測する。検出器23は、計測した太陽電池出力電力Pを演算回路8へ通知する。
蓄電池6の出力端子は充放電制御回路7の入力端子に接続される。充放電制御回路7の出力端子は検出器24の入力端子に接続される。蓄電池6の出力電力は、充放電制御回路7を介して検出器24へ入力される。検出器24は蓄電池6の出力電力Pを計測する。検出器24は、計測した蓄電池出力電力Pを演算回路8へ通知する。なお、蓄電池6の充電時には、充放電制御回路7の各端子は入出力方向が逆になる。
検出器22の出力端子と検出器23の出力端子と検出器24の出力端子とは、検出器25の入力端子に接続される。検出器25の出力端子は負荷100の入力端子に接続される。整流器2の出力電力Pと太陽電池3の出力電力Pと蓄電池6の出力電力Pとは、検出器25を介して負荷100へ入力されて消費される。検出器25は、負荷100で消費される電力Pを計測する。検出器25は、計測した負荷消費電力Pを演算回路8へ通知する。
演算回路8は、整流器2の効率を算出する。メモリ9は演算回路8に接続される。メモリ9は、演算回路8が使用する各種のデータを保持する。制御回路10は、演算回路8から入力される制御信号に従って整流器2を制御する。
図1の太陽光発電システムでは、通常時に蓄電池6をフロート充電する。
次に、本発明に係る整流器2について説明する。図2は、一般的な整流器の特性を示すグラフ図である。図2において、縦軸は整流器の効率η、横軸は整流器の出力電力Pである。図2に示されるように、一般的に、整流器は、定格出力電力P_定格に対して相対的に出力電力Pが大きく低下すると、効率ηが著しく低下するという特性を持つ。このため、効率ηが著しく低下する条件下において整流器2を運転することは、商用電源1が供給する電力を浪費することにつながる。そこで、本発明では、整流器2の効率ηが著しく低下する条件下では、整流器2の運転を停止させる。これにより、商用電源1が供給する電力を浪費することを防止する。
図1において、負荷100の消費電力Pが一定であると仮定する。例えば、負荷100が無線機である場合には、消費電力Pはほぼ一定である。すると、負荷消費電力Pと整流器出力電力Pと太陽電池出力電力Pと蓄電池出力電力Pとの間の関係として、次式が成立する。
=P+P+P
整流器2の効率ηは、整流器入力電力Pと整流器出力電力Pとから次式で与えられる。
η=P÷P
これにより、次式となる。
=η×P+P+P
ここで、蓄電池出力電力Pは、蓄電池6の充放電効率をαとすると、次式で与えられる。
=α×P’=α×η’×P
但し、η’は、蓄電池6の充電時における整流器2の効率である。P’は、蓄電池6の充電時における整流器入力電力である。P’は、蓄電池6の充電時における整流器出力電力である。
整流器2が通常の動作状態(フロート充電の状態(以下、フロート動作状態と称する))であると、蓄電池出力電力Pは限りなく小さい。このため、太陽電池出力電力Pが大きくなると、必然的に整流器出力電力Pが小さくなるので、効率ηが低くなる。そこで、商用電源1が供給する電力をより効率的に利用するために、次式「η<α×η’」の条件を満たす時には、整流器出力電力Pの代わりに、整流器出力電力P’が大きい時に蓄電池6に充電しておいた蓄電池出力電力Pを利用できるように、整流器2の出力電圧Vを制御する。
なお、蓄電池6の充電時には、負荷消費電力Pおよび充電電力Pを供給するために整流器2から多くの電力を供給することになり、図2において定格出力電力P_定格に近い領域で整流器2を動作させることになる。このことから、蓄電池6の充電時における整流器2の効率η’は、整流器2の定格効率η_定格に近似することができる。これにより、条件式「η<α×η’」は、「η<α×η_定格」に近似することができる。
次に、図3を参照して、図1に示す太陽光発電システムの動作を説明する。図3は、第1実施形態に係る整流器制御手順を示すフローチャートである。太陽光発電システムは、整流器2の運転を開始すると、図3の整流器制御手順を開始する。
図3において、ステップS0では、整流器2の動作モードを確認する。この結果、整流器2の動作モードが、通常の動作状態(フロート動作状態)である場合はステップS1に進み、運転が停止されている出力停止状態(オフ状態)である場合はステップS6に進む。
整流器2の動作モードがフロート動作状態である場合、ステップS1では、整流器入力電力P及び整流器出力電力Pを検出する。具体的には、検出器21が整流器入力電力Pを検出し、検出器22が整流器出力電力Pを検出する。整流器入力電力Pは検出器21から演算回路8へ通知される。整流器出力電力Pは検出器22から演算回路8へ通知される。
次いで、ステップS2では、演算回路8が、ステップS1で検出した整流器入力電力P及び整流器出力電力Pを用いて、次式により効率ηを計算する。
η=P÷P
次いで、ステップS3では、演算回路8が、次式の条件が成立するかを判定する。
η<α×η_定格
但し、αは蓄電池6の充放電効率である。η_定格は整流器2の定格効率である。充放電効率α及び定格効率η_定格は、事前に、メモリ9に格納しておく。充放電効率αは、蓄電池6の仕様に基づいて決定される。定格効率η_定格は、整流器2の仕様に基づいて決定される。
ステップS3の条件が成立する場合(ステップS3、YES)はステップS4に進み、ステップS3の条件が成立しない場合(ステップS3、NO)はステップS5に進む。
ステップS4では、整流器2の運転を停止し、整流器2からの出力が停止した状態(オフ状態)にする。具体的には、演算回路8が終端電圧VB_TERMを制御回路10へ通知する。そして、制御回路10は、検出器22から通知される整流器出力電圧Vが終端電圧VB_TERMになるように、整流器2を制御する。この後、ステップS1に戻る。なお、終端電圧VB_TERMは、事前に、メモリ9に格納しておく。終端電圧VB_TERMは、蓄電池6の仕様に基づいて決定される。
ステップS5では、整流器2の運転を行い、整流器2を通常の動作状態(フロート動作状態)にする。具体的には、演算回路8がフロート電圧VB_FLOATを制御回路10へ通知する。そして、制御回路10は、検出器22から通知される整流器出力電圧Vがフロート電圧VB_FLOATになるように、整流器2を制御する。この後、ステップS1に戻る。なお、フロート電圧VB_FLOATは、事前に、メモリ9に格納しておく。フロート電圧VB_FLOATは、蓄電池6の仕様に基づいて決定される。
整流器2の動作モードがオフ状態である場合、ステップS6では、負荷消費電力P及び太陽電池出力電力Pを検出する。具体的には、検出器25が負荷消費電力Pを検出し、検出器23が太陽電池出力電力Pを検出する。負荷消費電力Pは検出器25から演算回路8へ通知される。太陽電池出力電力Pは検出器23から演算回路8へ通知される。
次いで、ステップS7では、演算回路8が、ステップS6で検出した負荷消費電力P及び太陽電池出力電力Pを用いて、次式「P−P」を計算する。
次いで、ステップS8では、演算回路8が、次式の条件が成立するかを判定する。
_閾値<(P−P
但し、P_閾値は、図2に示される整流器出力電力Pに係る閾値(α×η_定格の効率が得られる整流器出力電力に相当)である。P_閾値は、事前に、メモリ9に格納しておく。
ステップS8の条件が成立する場合(ステップS8、YES)はステップS4に進み、整流器2をフロート動作状態にする。これは、太陽電池出力電力Pが小さくなることにより、整流器2からP_閾値を越える整流器出力電力Pが出力されるときは、蓄電池6に充電するよりも整流器2の効率がよくなるからである。
ステップS8の条件が成立しない場合(ステップS8、NO)はステップS4に進み、整流器2のオフ状態を継続する。
図4は、本発明に係る太陽光発電システムの動作を説明するための概念図である。図4(1)は従来の太陽光発電システムにおける整流器の制御なしの場合を示し、図4(2)は本発明に係る太陽光発電システムにおける整流器の制御ありの場合を示す。ここでは、負荷消費電力Pは一定であるとする。
図4(1)に示す整流器の制御なしの場合、整流器出力電圧Vは、常時、フロート電圧VB_FLOATであり、蓄電池へフロート充電を行う状態となる。このため、太陽電池出力電力Pが大きくなるにつれて整流器出力電力Pが小さくなる。この結果、整流器の効率ηが低下し続け、商用電力を大きく浪費することになってしまう。
これに対して、図4(2)に示す本発明に係る整流器の制御ありの場合、整流器の効率ηが所定値を満たさなくなると、整流器出力電圧Vをフロート電圧VB_FLOATから終端電圧VB_TERMへ変更して整流器の出力を停止し、負荷消費電力Pに対して太陽電池出力電力Pで不足する分を蓄電池から放電させる。これにより、太陽電池出力電力Pが大きくなるにつれて整流器出力電力Pが小さくなるが、整流器の効率ηが所定値を満たさなくなった時に、整流器の運転が停止されるので、商用電力の浪費を防止することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。図5は、本発明の第2実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。この図5において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図5に示す第2実施形態では、図1に示す第1実施形態に対して、さらに時計30を備える。
次に、図6を参照して、図5に示す太陽光発電システムの動作を説明する。図6は、第2実施形態に係る整流器制御手順を示すフローチャートである。この図6において、図3の各ステップに対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。太陽光発電システムは、整流器2の運転を開始すると、図6の整流器制御手順を開始する。
図6において、ステップS11では、演算回路8が時計30から現在時刻を取得する。次いで、ステップS12では、演算回路8は、現在時刻が深夜電力時間帯であるか否かを判定する。深夜電力時間帯の情報は、事前に、メモリ9に格納しておく。深夜電力時間帯は、商用電源1の電力料金が比較的安い時間帯である。
ステップS12の判定の結果、現在時刻が深夜電力時間帯である場合(ステップS12、YES)はステップS13に進み、現在時刻が深夜電力時間帯ではない場合(ステップS12、NO)はステップS0に進む。
ステップS13では、整流器2の運転を行い、整流器2を充電動作状態にする。具体的には、演算回路8が充電電圧VB_CHARを制御回路10へ通知する。そして、制御回路10は、検出器22から通知される整流器出力電圧Vが充電電圧VB_CHARになるように、整流器2を制御する。この後、ステップS11に戻る。なお、充電電圧VB_CHARは、事前に、メモリ9に格納しておく。充電電圧VB_CHARは、蓄電池6の仕様に基づいて決定される。
ステップS0からS8までの処理は、図3に示す第1実施形態と同じである。
第2実施形態によれば、商用電源1の電力料金が比較的安い深夜電力を有効に活用することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態は、第1実施形態の変形例である。図7は、本発明の第3実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。この図7において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図7に示す第3実施形態は、図1に示す第1実施形態と同様の構成であるが、検出器24が蓄電池6の出力電力P及び出力電圧Vを計測する。検出器24は、計測した蓄電池出力電力P及び蓄電池出力電圧Vを演算回路8へ通知する。
次に、図8を参照して、図7に示す太陽光発電システムの動作を説明する。図8は、第3実施形態に係る整流器制御手順を示すフローチャートである。この図8において、図3の各ステップに対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。太陽光発電システムは、整流器2の運転を開始すると、図8の整流器制御手順を開始する。
図8において、ステップS21では、演算回路8が、蓄電池出力電圧Vに基づいて蓄電池6の残容量を推定する。次いで、ステップS22では、演算回路8は、蓄電池6の残容量の推定値が基準値以下であるか否かをを判定する。残容量の基準値は、事前に、メモリ9に格納しておく。
ステップS22の判定の結果、蓄電池6の残容量の推定値が基準値以下である場合(ステップS22、YES)はステップS5に進み、蓄電池6の残容量の推定値が基準値よりも多い場合(ステップS22、NO)はステップS0に進む。
ステップS0からS8までの処理は、図3に示す第1実施形態と同じである。
第3実施形態によれば、蓄電池6の残容量を一定以上に保つことができる。
なお、蓄電池6の残容量推定方法は、上述した蓄電池出力電圧Vに基づく方法に限定されない。例えば、蓄電池6の初期容量を保持しておき、その後の蓄電池6の充電量と放電量とに基づいて残容量を算出する方法が挙げられる。
第3実施形態は、第2実施形態と組み合わせるようにしてもよい。
[第4実施形態]
第4実施形態は、第1実施形態の変形例である。図9は、本発明の第4実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。この図9において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図9に示す第4実施形態は、図1に示す第1実施形態と同様の構成であるが、複数(この例では2個)の商用電源1−1、1−2の各各に対応する複数(この例では2台)の検出器21−1、21−2と複数(この例では2台)の整流器2−1、2−2を備えている。
検出器21−1は、商用電源1−1から整流器2−1へ入力される電力P−1を計測する。検出器21−1は、計測した整流器入力電力P−1を演算回路8へ通知する。検出器21−2は、商用電源1−2から整流器2−2へ入力される電力P−2を計測する。検出器21−2は、計測した整流器入力電力P−2を演算回路8へ通知する。
各整流器2−1、2−2の出力端子は検出器22の入力端子に接続される。検出器22は、整流器2−1及び2−2の出力電力Pと、整流器2−1及び2−2の出力電圧Vとを計測する。検出器22は、計測した整流器出力電力Pを演算回路8へ通知する。検出器22は、計測した整流器出力電圧Vを制御回路10へ通知する。
次に、図10を参照して、図9に示す太陽光発電システムの動作を説明する。図10は、第4実施形態に係る整流器制御手順を示すフローチャートである。太陽光発電システムは、整流器2−1、2−2の運転を開始すると、図10の整流器制御手順を開始する。
図10において、ステップS31では、整流器入力電力P−1、P−2及び整流器出力電力Pを検出する。具体的には、検出器21−1が整流器入力電力P−1を検出し、検出器21−2が整流器入力電力P−2を検出し、検出器22が整流器出力電力Pを検出する。各整流器入力電力P−1、P−2は各検出器21−1、21−2から演算回路8へ通知される。整流器出力電力Pは検出器22から演算回路8へ通知される。
次いで、ステップS32では、演算回路8が、ステップS31で検出した整流器入力電力P−1、P−2及び整流器出力電力Pを用いて、次式により効率ηを計算する。
η=P÷(P−1+P−2)
次いで、ステップS33では、演算回路8が、次式の条件が成立するかを判定する。
η<α×η_定格
但し、αは蓄電池6の充放電効率である。η_定格は整流器2の定格効率である。充放電効率α及び定格効率η_定格は、事前に、メモリ9に格納しておく。充放電効率αは、蓄電池6の仕様に基づいて決定される。定格効率η_定格は、整流器2−1、2−2の仕様に基づいて決定される。
ステップS33の条件が成立する場合(ステップS33、YES)はステップS34に進み、ステップS33の条件が成立しない場合(ステップS33、NO)はステップS35に進む。
ステップS34では、2台の整流器2−1、2−2のうちからいずれかの整流器に対して、運転を停止し、整流器からの出力が停止した状態(オフ状態)にする。整流器の動作状態をオフ状態にする方法は、第1実施形態と同様である。
複数の整流器のうちから運転を停止する整流器を選択する方法としては、いくつかの方法が挙げられる。
(方法1)複数の整流器のうちから、無作為に、運転を停止する整流器を選択する。
(方法2)複数の整流器に対して、事前に、運転を停止する順番を決めておく。例えば、2台の整流器2−1、2−2に対して、メイン系統かサブ系統かを決めておく。
(方法3)複数の整流器のうちから、稼働時間が長いほうから順番に、運転を停止する整流器を選択する。
上記方法1から3は、太陽光発電システムの運用方針に従って決定される。
ステップS35では、整流器2−1、2−22の両方の運転を行い、整流器2−1、2−2を通常の動作状態(フロート動作状態)にする。整流器の動作状態をフロート動作状態にする方法は、第1実施形態と同様である。
[第5実施形態]
図11は、本発明の第5実施形態に係る太陽光発電システムの構成図である。この図11において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図11に示す第5実施形態は、図1に示す第1実施形態に対して、検出器23、24、25を具備しない。又、検出器22は、整流器出力電圧Vのみを計測する。検出器22は、計測した整流器出力電圧Vを演算回路8及び制御回路10へ通知する。又、時計30を備える。
第5実施形態では、整流器2の制御スケジュールを事前に準備し、メモリ9に格納しておく。整流器2の制御スケジュールは、負荷100の消費電力に対して太陽電池3の出力電力で不足する電力を整流器2の出力電力で補う際に整流器2の効率を所定値以上に保つように、整流器2の動作状態が時刻ごとに定義されたデータである。具体的には、整流器2の制御スケジュールは、時刻ごとに、整流器出力電圧の設定値を有する。整流器出力電圧の設定値は、当該時刻における整流器2の動作状態に対応する。
太陽電池3の出力電力は、時刻や天候、所在地の緯度、季節などの日照条件によって変化する。この太陽電池3の出力電力の時時の変化が事前に分かる場合において、負荷100の消費電力の時時の変化が事前に分かるとき(例えば、負荷100の消費電力が一定であるとき)は、時刻ごとに、負荷100の消費電力に対して太陽電池3の出力電力で不足する電力が分かる。この不足電力を整流器2の出力電力で補う際に不足電力が小さいと、整流器2の出力電力が小さいので整流器2の効率が悪くなる。そこで、整流器2の効率を所定値以上に保つように、整流器2の動作状態を時刻ごとに定義する。
例えば、第1実施形態に係る次式「η<α×η_定格」の条件が成立する時刻では、整流器2の運転を停止し、整流器2からの出力が停止した状態(オフ状態)にする。一方、「η<α×η_定格」の条件が成立しない時刻では、整流器2の運転を行い、整流器2を通常の動作状態(フロート動作状態)にする。又、第2実施形態に係る深夜電力時間帯では、整流器2の運転を行い、整流器2を充電動作状態にする。又、第3実施形態に係る蓄電池6の残容量の推定値が基準値以下になる時刻では、整流器2の運転を行い、整流器2を通常の動作状態(フロート動作状態)にする。又、複数の商用電源1の各各に対応する複数の整流器2がある場合において、第4実施形態に係る次式「η<α×η_定格」の条件が成立する時刻では、いずれの整流器2の運転を停止して該整流器2からの出力が停止した状態(オフ状態)にするのかを定義する。
次に、図12を参照して、図11に示す太陽光発電システムの動作を説明する。図12は、第5実施形態に係る整流器制御手順を示すフローチャートである。太陽光発電システムは、整流器2の運転を開始すると、図12の整流器制御手順を開始する。
図12において、ステップS51では、演算回路8がメモリ9から制御スケジュールを読み込む。次いで、ステップS52では、演算回路8が時計30から現在時刻を取得する。次いで、ステップS53では、整流器出力電圧Vを検出する。具体的には、検出器22が整流器出力電圧Vを検出して演算回路8へ通知する。次いで、ステップS54では、演算回路8は、整流器出力電圧Vが制御スケジュールで定義された現在時刻の整流器出力電圧設定値(設定電圧)に等しいかを判定する。このとき、誤差許容範囲を設けておき、一定の誤差を許容する。
ステップS54の判定の結果、整流器出力電圧Vが設定電圧に等しい場合はそのままステップS52に戻る。一方、整流器出力電圧Vが設定電圧に等しくない場合はステップS55に進む。
ステップS55では、整流器出力電圧Vを現在時刻の設定電圧に設定する。具体的には、演算回路8が現在時刻の設定電圧を制御回路10へ通知する。そして、制御回路10は、検出器22から通知される整流器出力電圧Vが現在時刻の設定電圧になるように、整流器2を制御する。この後、ステップS52に戻る。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1…商用電源、2…整流器、3…太陽電池、4…充放電制御回路(MPPT)、5…ダイオード、6…蓄電池、7…充放電制御回路、8…演算回路、9…メモリ、10…制御回路、21〜25…検出器、30…時計

Claims (6)

  1. 商用電源に接続された整流器の出力電力と太陽電池の出力電力と蓄電池の出力電力とを負荷に供給する太陽光発電システムの整流器制御方式において、
    前記整流器の入力電力を検出する検出器と、
    前記整流器の出力電力を検出する検出器と、
    前記整流器の効率を算出する演算回路と、
    前記整流器を制御する制御回路と、を備え、
    前記整流器の効率が所定値を満たさない場合は前記整流器の運転を停止する、
    ことを特徴とする太陽光発電システムの整流器制御方式。
  2. 前記整流器と前記太陽電池と前記負荷とを用いて前記蓄電池をフロート充電する回路を備え、
    前記整流器の効率が前記所定値を満たす場合は前記整流器をフロート動作状態に設定することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システムの整流器制御方式。
  3. 前記所定値は、前記整流器の定格効率と前記蓄電池の充放電効率との積であることを特徴とする請求項2に記載の太陽光発電システムの整流器制御方式。
  4. 時計を備え、
    前記商用電源の電力料金が比較的安い所定の時間帯は、前記整流器を充電動作状態に設定することを特徴とする請求項2に記載の太陽光発電システムの整流器制御方式。
  5. 前記蓄電池の残容量を推定する残容量推定部を備え、
    前記残容量の推定値が所定値以下である場合は前記整流器をフロート動作状態に設定することを特徴とする請求項2に記載の太陽光発電システムの整流器制御方式。
  6. 前記整流器は複数あり、前記演算回路は前記複数の整流器を対象に統合した効率を算出し、
    該算出された効率が所定値を満たさない場合は前記複数の整流器のうちからいずれかの前記整流器の運転を停止することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システムの整流器制御方式。
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