JP5961569B2 - 直流電源システム、整流器、整流器動作電圧決定方法、プログラム - Google Patents

直流電源システム、整流器、整流器動作電圧決定方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5961569B2
JP5961569B2 JP2013029293A JP2013029293A JP5961569B2 JP 5961569 B2 JP5961569 B2 JP 5961569B2 JP 2013029293 A JP2013029293 A JP 2013029293A JP 2013029293 A JP2013029293 A JP 2013029293A JP 5961569 B2 JP5961569 B2 JP 5961569B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
rectifier
current
search operation
output power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013029293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014157574A (ja
Inventor
祐喜 中村
祐喜 中村
隆史 山内
隆史 山内
松岡 保静
保静 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2013029293A priority Critical patent/JP5961569B2/ja
Publication of JP2014157574A publication Critical patent/JP2014157574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5961569B2 publication Critical patent/JP5961569B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Description

本発明は無線基地局などに用いられる直流電源システム、整流器、整流器動作電圧決定方法、プログラムに関する。
近年、太陽光発電等の自然エネルギーの利用が注目される中で、施設や住宅にも太陽光発電装置が設置されることが多くなってきている。現状では、太陽光発電装置が発電した直流の電力は、パワーコンディショナーによって交流に変換されて利用されているものがほとんどである。しかしながら、もともと直流で動作する機器や設備も多いため、この場合、直流−交流−直流の変換ロスが発生することになる。この変換ロスを低減するために、直流給電システムが注目されつつある。特に、通信設備(無線通信の基地局等)は、蓄電池を備えているため、48Vの直流電源を使用している例が多い。この場合、商用電力系統の交流電源は整流器で48V程度の直流に変換され、蓄電池や通信設備と直流で接続される。ここに太陽光発電装置が加わると、商用電力系統からの系統電源(48V直流)と蓄電池、太陽光発電装置の3つの直流電源が負荷に接続され、これらの3つの電源を効率的に運用するための制御が必要になってくる。
図1を参照して従来の直流電源システムの概要について説明する。図1は従来の直流電源システム50の概要を示すブロック図である。図1に示すように、従来の直流電源システム50は、整流器5と、太陽光発電装置6と、整流器5および太陽光発電装置6から直流電力を供給される通信装置(負荷)7と、整流器5および太陽光発電装置6により浮動充電される蓄電池8とで構成される。太陽光発電装置6は48Vバスに直接接続され、太陽光発電装置6の発電電力が優先的に通信負荷に供給される。
特開2012−221151号公報
図1に示す従来の直流電源システムの場合、太陽光発電装置6は、整流器電圧で動作する。ここで、太陽光発電装置6の最適動作電圧は日射量によって変化する。図2に太陽光発電装置のI−V特性を日照量ごとに示す。図2のグラフは、縦軸を電流(A)、横軸を電圧(V)として、日照量1000W/mのグラフを実線で、日照量800W/mのグラフを破線で、日照量400W/mのグラフを一点鎖線で、日照量200W/mのグラフを二点鎖線で、それぞれ表したものである。各日照量において発電電力が最大となる座標を、各日照量における最適動作点として黒丸印でプロットした。図2に示すように、日射量によって太陽光発電装置6の最適動作電圧が変化するため、整流器電圧を固定してしまうと太陽光発電装置6を最大限に発電させることができない。太陽光発電装置6を最大限に発電させるためには、日照量の変動に伴って刻一刻と変化する最適動作電圧に追従するように、整流器電圧を制御する必要がある。太陽光発電装置6の発電電力が最大になるように整流器電圧を制御するためには、整流器5が太陽光発電装置6の発電電力の情報を所定時間ごとに取得する必要があり、新たに電流センサ等を設ける必要がある。しかしながら、電流センサなど新たなハードウェアの部品点数が増えるとコストが増加してしまうことが課題であった。そこで本発明では、新たなハードウェアを追加せずに太陽光発電装置をMPPT(最大電力点追従)制御することができる直流電源システムを提供することを目的とする。
本発明の直流電源システムは、整流器と、太陽光発電装置と、整流器および太陽光発電装置から直流電力を供給される負荷と、整流器および太陽光発電装置により浮動充電される蓄電池とを含む。整流器は、制御部と、出力電圧を指令電圧に調整する整流・電圧調整部と、電流センサと、電圧センサとを含む。制御部は、電圧制御指令部と、電力算出部と、データ記憶部と、電力比較部と、探索動作電圧決定部とを含む。
電圧制御指令部は、探索動作電圧を取得して、探索動作電圧を所定量変位させて指令電圧として出力し、探索動作電圧の変位量を出力する。電力算出部は、電流センサおよび電圧センサから現在の電流値および電圧値を取得して現在の整流器出力電力値を求め、現在の整流器出力電力値を出力する。データ記憶部は、現在の整流器出力電力値を所定時間前の整流器出力電力値とともに記憶する。電力比較部は、現在の整流器出力電力値と所定時間前の整流器出力電力値とを取得し、その大小関係を出力する。探索動作電圧決定部は、現在の整流器出力電力値が所定時間前の整流器出力電力値よりも大きい場合に探索動作電圧の変位量の符号を反転させ、それ以外の場合に探索動作電圧の変位量の符号を反転させないで生成した符号検証済変位量を探索動作電圧に加えたものを、新たな探索動作電圧として出力する。
本発明の直流電源システムによれば、新たなハードウェアを追加せずに太陽光発電装置をMPPT制御することができる。
従来の直流電源システムの概要を示すブロック図。 太陽光発電装置のI−V特性を日照量ごとに示す図。 本発明の実施例1、2、3の直流電源システムの概要を示すブロック図。 本発明の実施例1、2、3の整流器の構成を示すブロック図。 本発明の実施例1の整流器の制御部の構成を示すブロック図。 本発明の実施例1の整流器の制御部の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例2の整流器の制御部の構成を示すブロック図。 本発明の実施例2の整流器の制御部の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例3の整流器の制御部の構成を示すブロック図。 本発明の実施例3の整流器の制御部の動作を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
以下、図3、図4を参照して後述する本発明の各実施例の概要について説明する。図3は本発明の実施例1、2、3の直流電源システム10、20、30の概要を示すブロック図である。図4は本発明の実施例1、2、3の整流器1、2、3の構成を示すブロック図である。図3に示すように、本発明の各実施例の直流電源システムは、整流器1(2、3)と、太陽光発電装置6と、整流器1(2、3)および太陽光発電装置6から直流電力を供給される通信装置(負荷)7と、整流器1(2、3)および太陽光発電装置6により浮動充電される蓄電池8とで構成される。実施例1の直流電源システム10は、整流器1と、太陽光発電装置6と、通信装置7と、蓄電池8とで構成される。実施例2の直流電源システム20は、整流器2と、太陽光発電装置6と、通信装置7と、蓄電池8とで構成される。実施例3の直流電源システム30は、整流器3と、太陽光発電装置6と、通信装置7と、蓄電池8とで構成される。
図4に示すように、本発明の各実施例の直流電源システムが備える整流器1(2、3)は、制御部11(21、31)と、出力電圧を後述する指令電圧Vに調整する整流・電圧調整部12と、電流センサ13と、電圧センサ14とを備える。また、整流器1(2、3)は、蓄電池8への電力供給のON/OFFを制御するMC16と、商用電源9に接続される第1端子17と、太陽光発電装置6と、通信装置7に接続される第2端子18と、蓄電池8に接続される第3端子19とを備える。実施例1の整流器1は、制御部11を備える。実施例2の整流器2は、制御部21を備える。実施例3の整流器3は、制御部31を備える。図中破線で示した線は制御信号の伝送経路を意味する。
本発明では、既存の整流器に電圧可変機能を追加した整流器1、2、3の電圧可変制御により、太陽光発電装置6のMPPT制御を可能とした。実施例1、2、3の整流器1、2、3の実装方法としては、例えば既存の整流器に制御ソフトを追加するだけで足り、新たなハードウェアを必要としない。そのため、コストが低く抑えられる。無線通信基地局の直流電源システムの場合、無線装置が供給をうける直流電圧は41V〜57Vの範囲になっているため、整流器1、2、3は、この範囲で直流電圧を変更できるようにする。
日射量が多く、例えば太陽光発電装置6の最適動作電圧が55V程度の場合は、整流器1、2、3の出力電圧を55Vに設定して、最大限発電させる。日射量が低く、例えば太陽光発電装置6の最適動作電圧が53V程度の場合は、整流器1、2、3の出力電圧を53Vに設定して、最大限発電させる。
以下に述べる実施例1の整流器1は、自身の出力電力から太陽光発電装置6の発電電力が最大になる瞬間を予測することができる。通信装置7の負荷消費電力はほぼ一定のため、太陽光発電装置6の発電電力を最大化することは、整流器1の出力電力を最小化することにほぼ等しい。したがって、本実施例の整流器1は自身の出力電力が最小になるように整流器電圧を制御する。整流器出力電力が最小になるように整流器電圧を動的に制御することで、日射量変動に伴って変動する太陽光発電装置6の出力電力を最大に保つことが可能である。具体的には、整流器電圧(以下、指令電圧Vともいう)を所定時間おきに所定の変位量ずつ変位させ、所定時間おきに整流器出力電力P’を導出する。整流器出力電力P’は、整流器1が備える電流センサ13と電圧センサ14により測定される電流I’、電圧V’から導出可能である。現在の整流器出力電力P’と、所定時間前の整流器出力電力P’_とを比較することにより、整流器電圧(指令電圧V)を変化させたときの整流器出力電力の増減を確認することが可能となる。整流器出力電力の微分値dP’が正である場合には、整流器出力電力が増加傾向にあるため、整流器電圧の変化の方向を反転(上昇→降下、降下→上昇)する必要がある。整流器出力電力の微分値dP’が負である場合には、整流器出力電力が減少傾向にあるため、整流器電圧の変化の方向を維持(上昇→上昇、降下→降下)する必要がある。これについて、図2の例を用いて具体的に説明する。例えば整流器電圧50V、日射量が200W/mのときを仮定する。整流器電圧50Vのとき、整流器電圧を0.1V上昇させれば太陽光発電装置6の発電電力は増加する。発電電力が増加すれば、整流器出力電力は減少するので、整流器電圧の変化の方向を維持する必要がある。従って、整流器1は、整流器電圧を50.0V→50.1Vに上昇させる。50.1Vのときも同様に、整流器出力電力は減少傾向にあるので、整流器電圧の変化の方向は維持される。従って、整流器1は、整流器電圧を50.1V→50.2Vに上昇させる。この操作を繰り返すと、やがて太陽光発電装置6の最適動作電圧(図2では約51V)を超える電圧まで整流器電圧は上昇する。例えば、整流器電圧を51.0V→51.1Vに上昇させたとき太陽光発電装置6の発電電力が減少する場合には、整流器出力電力は増加するため、整流器電圧の変化の方向を反転する必要がある。従って、整流器1は、整流器電圧を51.0V→50.9Vに降下させる。この後、整流器電圧を50.9V→50.8Vに降下させたとき太陽光発電装置6の発電電力が減少する場合には、整流器出力電力は増加するため、整流器電圧の変化の方向を再度反転する必要がある。従って、整流器1は、整流器電圧を50.9V→51.0Vに上昇させる。このように、整流器電圧は、最適動作電圧の周辺で上昇下降を繰り返すことで、最適動作電圧周辺に収束していく。日照量が変動し、最適動作電圧が変動した場合には、再度上述の探索が行われ、整流器電圧は上昇下降を繰り返して最適動作電圧の周辺に落ち着く。この方法により、整流器出力電力は最小に保たれ、太陽光発電装置6の発電電力は最大に保たれる。
上記で概説した本実施例の整流器1の制御部11の動作について、図5、6を参照してさらに詳細に説明する。図5は本実施例の整流器1の制御部11の構成を示すブロック図である。図6は本実施例の整流器1の制御部11の動作を示すフローチャートである。図5に示すように、本実施例の制御部11は、電圧制御指令部111と、電力算出部112と、データ記憶部113と、符号決定部114と、探索動作電圧決定部115とを備える。符号決定部114は、電力比較部と1141と、符号反転部1142とを備える。
まず、電圧制御指令部111は、探索動作電圧Vを取得して、探索動作電圧Vを所定量dV変位させて指令電圧Vとして出力し、探索動作電圧の変位量dVを出力する(S111)。電力算出部112は、電流センサ13および電圧センサ14から現在の電流値I’および電圧値V’を取得して現在の整流器出力電力値P’を求め、現在の整流器出力電力値P’を出力する(S112)。データ記憶部113は、現在の整流器出力電力値P’を所定時間前の整流器出力電力値P’_とともに記憶する。電力比較部1141は、現在の整流器出力電力値P’と所定時間前の整流器出力電力値P’_とを取得し、その大小関係を出力する(SS1141)。大小関係は、例えばP’>P’_(dP’>0)の場合値1、P’≦P’_(dP’≦0)の場合値0と設定すれば数値として扱うことができる。
次に、符号反転部1142は、大小関係(0or1)と探索動作電圧の変位量dVとを取得し、現在の整流器出力電力値P’が所定時間前の整流器出力電力値P’_よりも大きい場合に(SS1141Y)探索動作電圧の変位量dVの符号を反転させて符号検証済変位量dV1として出力し(SS1142)、それ以外の場合に(SS1141N)探索動作電圧の変位量dVの符号を反転させないで符号検証済変位量dV1として出力する。探索動作電圧決定部115は、符号検証済変位量dV1を取得して、探索動作電圧Vに符号検証済変位量dV1を加えたものを、新たな探索動作電圧Vとして出力する(S115)。
このように、本実施例の直流電源システム10によれば、新たなハードウェアを追加せずに太陽光発電装置をMPPT制御することができる。
続いて、本発明の実施例2にかかる整流器2について、その概略を説明する。実施例1においては整流器1を有効利用し、整流器出力電力を最小に保ち、太陽光発電装置6の出力電力を最大に保つことで、太陽光発電装置6のMPPT制御を行い、蓄電池8に浮動充電を行いながら負荷(通信装置7)に給電するというものであった。本実施例の整流器2ではこれに加え、蓄電池8が充電(放電)を要するときには、蓄電池8の充放電特性に基づく充電(放電)に必要な電圧以上(以下)に整流器電圧を制限し、かつ電圧制限下において太陽光発電装置6の出力電力を最大に保つように制御する。蓄電池8の充放電電圧は蓄電池8のSOC(State Of Charge)値と呼ばれる電池容量で一意に決まるので、リアルタイムのSOC値を制御部21に読み込ませることでこれを解決する。
例えば、蓄電池8と太陽光発電装置6のみで負荷に給電したいとき、太陽光発電装置6の発電電力を最大にする整流器電圧が52Vであり、蓄電池8の放電電圧が51V以下であると仮定した場合、整流器電圧を蓄電池8の放電電圧の51V以下に設定して蓄電池8の放電を可能にしながら、電圧制限(51V以下)の条件下において太陽光発電装置6の発電電力を最大にする整流器電圧を探索する。また、太陽光発電装置6による発電電力が負荷を上回り、余剰電力で蓄電池8に充電を行いたいとき、太陽光発電装置6の発電電力を最大にする整流器電圧が52Vであり、蓄電池8の充電電圧が53V以上であると仮定すると、整流器電圧を蓄電池8の充電電圧の53V以上に設定して蓄電池8への充電を可能にしながら、電圧制限(53V以上)の条件下において太陽光発電装置6の発電電力を最大にする整流器電圧を探索する。ただし、このとき電圧を変更することで負荷に対する給電が行えないときは、負荷への給電を優先すべく、蓄電池8の充電を行わない。
上記で概説した本実施例の整流器2の制御部21の動作について、以下、図7、図8を参照してさらに詳細を説明する。図7は本実施例の整流器2の制御部21の構成を示すブロック図である。図8は本実施例の整流器2の制御部21の動作を示すフローチャートである。図7に示すように、本実施例の制御部21は、電圧制御指令部111と、電力算出部112と、データ記憶部113と、符号決定部214と、探索動作電圧決定部215とを備える。符号決定部214は、電力比較部と1141と、符号反転部1142と、電圧算出部2143と、充放電制御取得部2144と、定義域決定部2145と、定義域比較部2146とを備える。本実施例の制御部21は符号決定部214に電圧算出部2143、充放電制御取得部2144、定義域決定部2145、定義域比較部2146が追加されている点、探索動作電圧決定部115が探索動作電圧決定部215に変更されている点において実施例1の制御部11とは異なる。その他の同一名称、同一番号を付した各構成については、実施例1と同様であるため、説明を割愛する。
電圧算出部2143は、大小関係(0or1)と符号検証済変位量dV1と電圧センサ14から現在の電圧値V’を取得して、現在の整流器出力電力値P’が所定時間前の整流器出力電力値P’_よりも大きい場合に、符号検証済変位量dV1を2倍して電圧センサ14から取得した電圧値V’に加算した電圧値(Vとする)と、符号検証済変位量dV1とを出力し、それ以外の場合に、電圧センサ14から取得した電圧値V’(Vとする)と符号検証済変位量dV1とを出力する(SS2143)。充放電制御取得部2144は、蓄電池8からSOC値と、充電要求または放電要求を取得し、SOC値から充放電可能電圧VSOCを算出し、充電要求または放電要求と、充放電可能電圧VSOCを出力する(SS2144)。定義域決定部2145は、蓄電池8からの要求が充電要求である場合には、充放電可能電圧VSOCより大きい電圧を保つように電圧の定義域を設定して出力し、蓄電池8からの要求が放電要求である場合には、充放電可能電圧VSOCより小さい電圧を保つように電圧の定義域を設定して、充電要求または放電要求とともに出力する(SS2145)。定義域比較部2146は、電圧算出部2143が出力した電圧値Vが電圧の定義域を満たさない場合に、充電要求時には符号検証済変位量dV1の符号を正とし、放電要求時には符号検証済変位量dV1の符号を負として符号再検証済変位量dV2として出力し、それ以外の場合に、符号検証済変位量dV1の符号を反転させないで符号再検証済変位量dV2として出力する(SS2146)。探索動作電圧決定部215は、符号再検証済変位量dV2を取得して、探索動作電圧Vに符号再検証済変位量dV2を加えたものを、新たな探索動作電圧Vとして出力する(S215)。
このように、本実施例の直流電源システム20によれば、蓄電池8の充放電特性に基づく充電や放電を行うことができる電圧の定義閾内に整流器電圧を制限し、かつ制限された電圧の定義閾内において太陽光発電装置6の出力電力を最大に保つように制御することができる。
続いて、本発明の実施例3にかかる整流器3について、その概略を説明する。実施例1においては整流器1を有効利用し、整流器出力電力を最小に保ち、太陽光発電装置6の出力電力を最大に保つことで、太陽光発電装置6のMPPT制御を行い、蓄電池8に浮動充電を行いながら負荷(通信装置7)に給電するというものであった。ここで、太陽光発電装置6の発電電力が通信装置7の負荷を上回ったとき、商用電力を消費されずに、太陽光発電装置6は単独で通信装置7に給電しながら蓄電池8を浮動充電する。このとき、整流器内部の電流センサ14の符号は反転する。符号が反転した場合に限り、実施例1とは反対に太陽光発電装置6の発電電力が増加するとき、整流器1の出力電力が増加する関係が成り立つ。従って符号が反転した場合に限り、実施例1とは反対に、整流器出力電力の微分値dP’が正である場合には、太陽光発電装置6の発電電力が増加傾向にあるため、整流器電圧の変化の方向を維持(上昇→上昇、降下→降下)する必要がある。整流器出力電力の微分値dP’が負である場合には、太陽光発電装置6の発電電力が減少傾向にあるため、整流器電圧の変化の方向を反転(上昇→降下、降下→上昇)する必要がある。この方法により、太陽光発電装置の出力電圧を最大に保つことができる。
上記で概説した本実施例の整流器3の制御部31の動作について、以下、図9、図10を参照してさらに詳細を説明する。図9は本実施例の整流器3の制御部31の構成を示すブロック図である。図10は本実施例の整流器3の制御部31の動作を示すフローチャートである。図9に示すように、本実施例の制御部31は、電圧制御指令部111と、電力算出部112と、データ記憶部113と、符号決定部314と、探索動作電圧決定部115とを備える。符号決定部314は、電力比較部と1141と、符号反転部3142とを備える。本実施例の制御部31は、符号決定部314において実施例1と異なる符号反転部3142を備える。その他の同一名称、同一番号を付した各構成については、実施例1と同様であるため、説明を割愛する。
本実施例の符号判定部3142は、電流センサが負の値を示す場合に、実施例1とは逆の制御を行う。具体的には、符号判定部3142は、現在の整流器出力電力値Pが所定時間前の整流器出力電力値P_よりも小さい場合に探索動作電圧の変位量dVの符号を反転させて符号検証済変位量dV1として出力し、それ以外の場合に探索動作電圧の変位量dVの符号を反転させないで符号検証済変位量dV1として出力する(SS3142)。
このように、本実施例の直流電源システム30によれば、電流センサが負の値を示す場合であっても適切に太陽光発電装置をMPPT制御することができる。
[変形例1]
続いて上述した実施例の直流電源システム10、20、30の変形例について説明する。上述の実施例では、直流電源システムの電力供給先として通信装置7を挙げて説明したが、本発明の直流電源システムの電力供給先はこれに限定されるものではなく、負荷がほぼ一定の装置であればどんな装置の給電用途に用いてもよい。
また、上述の実施例では、整流器1(2、3)の内部に電流センサ13と電圧センサ14を備えるものであったが、これは整流器1(2、3)の外に設置してもよい。例えば、太陽光発電装置6の出力電流を測定する電流センサを備えれば、太陽光発電装置6の発電電力を測定できるため、太陽光発電装置6の発電電力を最大にするように整流器5の電圧を制御することも可能である。
上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
また、上述の構成をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。
なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。

Claims (10)

  1. 整流器と、太陽光発電装置と、前記整流器および前記太陽光発電装置から直流電力を供給される負荷と、前記整流器および前記太陽光発電装置により浮動充電される蓄電池とを含む直流電源システムであって、
    前記整流器は、
    制御部と、出力電圧を指令電圧に調整する整流・電圧調整部と、電流センサと、電圧センサとを含み、
    前記制御部は、
    探索動作電圧を取得して、前記探索動作電圧を所定量変位させて指令電圧として出力し、前記探索動作電圧の変位量を出力する電圧制御指令部と、
    前記電流センサおよび前記電圧センサから現在の電流値および電圧値を取得して現在の整流器出力電力値を求め、前記現在の整流器出力電力値を出力する電力算出部と、
    前記現在の整流器出力電力値を所定時間前の整流器出力電力値とともに記憶するデータ記憶部と、
    前記現在の整流器出力電力値と前記所定時間前の整流器出力電力値とを取得し、その大小関係を出力する電力比較部と、
    前記現在の整流器出力電力値が前記所定時間前の整流器出力電力値よりも大きい場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させ、それ以外の場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させないで生成した符号検証済変位量を前記探索動作電圧に加えたものを、新たな探索動作電圧として出力する探索動作電圧決定部とを含む
    直流電源システム。
  2. 整流器と、太陽光発電装置と、前記整流器および前記太陽光発電装置から直流電力を供給される負荷と、前記整流器および前記太陽光発電装置により浮動充電される蓄電池とを含む直流電源システムであって、
    前記整流器は、
    制御部と、出力電圧を指令電圧に調整する整流・電圧調整部と、電流センサと、電圧センサとを含み、
    前記制御部は、
    探索動作電圧を取得して、前記探索動作電圧を所定量変位させて指令電圧として出力し、前記探索動作電圧の変位量を出力する電圧制御指令部と、
    前記電流センサおよび前記電圧センサから現在の電流値および電圧値を取得して現在の整流器出力電力値を求め、前記現在の整流器出力電力値を出力する電力算出部と、
    前記現在の整流器出力電力値を所定時間前の整流器出力電力値とともに記憶するデータ記憶部と、
    前記現在の整流器出力電力値と前記所定時間前の整流器出力電力値とを取得し、その大小関係を出力する電力比較部と、
    前記現在の整流器出力電力値が前記所定時間前の整流器出力電力値よりも大きい場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させ、それ以外の場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させないで生成した変位量を符号検証済変位量とし、
    前記大小関係と前記符号検証済変位量と前記電圧センサから現在の電圧値を取得して、前記現在の整流器出力電力値が前記所定時間前の整流器出力電力値よりも大きい場合に、前記符号検証済変位量を2倍して前記電圧センサから取得した電圧値に加算した電圧値と、前記符号検証済変位量とを出力し、それ以外の場合に、前記電圧センサから取得した電圧値と前記符号検証済変位量とを出力する電圧算出部と、
    前記蓄電池からSOC値と、充電要求または放電要求を取得し、前記SOC値から充放電可能電圧を算出し、前記充電要求または放電要求と、前記充放電可能電圧を出力する充放電制御取得部と、
    前記蓄電池からの要求が充電要求である場合には、前記充放電可能電圧より大きい電圧を保つように電圧の定義域を設定して出力し、前記蓄電池からの要求が放電要求である場合には、前記充放電可能電圧より小さい電圧を保つように前記電圧の定義域を設定して、前記充電要求または放電要求とともに出力する定義域決定部と、
    前記電圧算出部が出力した電圧値が前記電圧の定義域を満たさない場合に、充電要求時には前記符号検証済変位量の符号を正とし、放電要求時には前記符号検証済変位量の符号を負として符号再検証済変位量として出力し、それ以外の場合に、前記符号検証済変位量の符号を反転させないで符号再検証済変位量として出力する定義域比較部と、
    前記符号再検証済変位量を取得して、前記探索動作電圧に前記符号再検証済変位量を加えたものを、新たな探索動作電圧として出力する探索動作電圧決定部とを含む
    直流電源システム。
  3. 整流器と、太陽光発電装置と、前記整流器および前記太陽光発電装置から直流電力を供給される負荷と、前記整流器および前記太陽光発電装置により浮動充電される蓄電池とを含む直流電源システムであって、
    前記整流器は、
    制御部と、出力電圧を指令電圧に調整する整流・電圧調整部と、電流センサと、電圧センサとを含み、
    前記制御部は、
    探索動作電圧を取得して、前記探索動作電圧を所定量変位させて指令電圧として出力し、前記探索動作電圧の変位量を出力する電圧制御指令部と、
    前記電流センサおよび前記電圧センサから現在の電流値および電圧値を取得して現在の整流器出力電力値を求め、前記現在の整流器出力電力値を出力する電力算出部と、
    前記現在の整流器出力電力値を所定時間前の整流器出力電力値とともに記憶するデータ記憶部と、
    前記現在の整流器出力電力値と前記所定時間前の整流器出力電力値とを取得し、その大小関係を出力する電力比較部と、
    前記電流センサが負の値を示す場合に、前記現在の整流器出力電力値が前記所定時間前の整流器出力電力値よりも小さい場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させ、それ以外の場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させないで生成した符号検証済変位量を前記探索動作電圧に加えたものを、新たな探索動作電圧として出力する探索動作電圧決定部とを含む
    直流電源システム。
  4. 整流器と、太陽光発電装置と、前記整流器および前記太陽光発電装置から直流電力を供給される負荷と、前記整流器および前記太陽光発電装置により浮動充電される蓄電池とを含む直流電源システムにおける整流器であって、
    制御部と、出力電圧を指令電圧に調整する整流・電圧調整部と、電流センサと、電圧センサとを含み、
    前記制御部は、
    探索動作電圧を取得して、前記探索動作電圧を所定量変位させて指令電圧として出力し、前記探索動作電圧の変位量を出力する電圧制御指令部と、
    前記電流センサおよび前記電圧センサから現在の電流値および電圧値を取得して現在の整流器出力電力値を求め、前記現在の整流器出力電力値を出力する電力算出部と、
    前記現在の整流器出力電力値を所定時間前の整流器出力電力値とともに記憶するデータ記憶部と、
    前記現在の整流器出力電力値と前記所定時間前の整流器出力電力値とを取得し、その大小関係を出力する電力比較部と、
    前記現在の整流器出力電力値が前記所定時間前の整流器出力電力値よりも大きい場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させ、それ以外の場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させないで生成した符号検証済変位量を前記探索動作電圧に加えたものを、新たな探索動作電圧として出力する探索動作電圧決定部とを含む
    整流器。
  5. 整流器と、太陽光発電装置と、前記整流器および前記太陽光発電装置から直流電力を供給される負荷と、前記整流器および前記太陽光発電装置により浮動充電される蓄電池とを含む直流電源システムにおける整流器であって、
    制御部と、出力電圧を指令電圧に調整する整流・電圧調整部と、電流センサと、電圧センサとを含み、
    前記制御部は、
    探索動作電圧を取得して、前記探索動作電圧を所定量変位させて指令電圧として出力し、前記探索動作電圧の変位量を出力する電圧制御指令部と、
    前記電流センサおよび前記電圧センサから現在の電流値および電圧値を取得して現在の整流器出力電力値を求め、前記現在の整流器出力電力値を出力する電力算出部と、
    前記現在の整流器出力電力値を所定時間前の整流器出力電力値とともに記憶するデータ記憶部と、
    前記現在の整流器出力電力値と前記所定時間前の整流器出力電力値とを取得し、その大小関係を出力する電力比較部と、
    前記現在の整流器出力電力値が前記所定時間前の整流器出力電力値よりも大きい場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させ、それ以外の場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させないで生成した変位量を符号検証済変位量とし、
    前記大小関係と前記符号検証済変位量と前記電圧センサから現在の電圧値を取得して、前記現在の整流器出力電力値が前記所定時間前の整流器出力電力値よりも大きい場合に、前記符号検証済変位量を2倍して前記電圧センサから取得した電圧値に加算した電圧値と、前記符号検証済変位量とを出力し、それ以外の場合に、前記電圧センサから取得した電圧値と前記符号検証済変位量とを出力する電圧算出部と、
    前記蓄電池からSOC値と、充電要求または放電要求を取得し、前記SOC値から充放電可能電圧を算出し、前記充電要求または放電要求と、前記充放電可能電圧を出力する充放電制御取得部と、
    前記蓄電池からの要求が充電要求である場合には、前記充放電可能電圧より大きい電圧を保つように電圧の定義域を設定して出力し、前記蓄電池からの要求が放電要求である場合には、前記充放電可能電圧より小さい電圧を保つように前記電圧の定義域を設定して、前記充電要求または放電要求とともに出力する定義域決定部と、
    前記電圧算出部が出力した電圧値が前記電圧の定義域を満たさない場合に、充電要求時には前記符号検証済変位量の符号を正とし、放電要求時には前記符号検証済変位量の符号を負として符号再検証済変位量として出力し、それ以外の場合に、前記符号検証済変位量の符号を反転させないで符号再検証済変位量として出力する定義域比較部と、
    前記符号再検証済変位量を取得して、前記探索動作電圧に前記符号再検証済変位量を加えたものを、新たな探索動作電圧として出力する探索動作電圧決定部とを含む
    整流器。
  6. 整流器と、太陽光発電装置と、前記整流器および前記太陽光発電装置から直流電力を供給される負荷と、前記整流器および前記太陽光発電装置により浮動充電される蓄電池とを含む直流電源システムにおける整流器であって、
    制御部と、出力電圧を指令電圧に調整する整流・電圧調整部と、電流センサと、電圧センサとを含み、
    前記制御部は、
    探索動作電圧を取得して、前記探索動作電圧を所定量変位させて指令電圧として出力し、前記探索動作電圧の変位量を出力する電圧制御指令部と、
    前記電流センサおよび前記電圧センサから現在の電流値および電圧値を取得して現在の整流器出力電力値を求め、前記現在の整流器出力電力値を出力する電力算出部と、
    前記現在の整流器出力電力値を所定時間前の整流器出力電力値とともに記憶するデータ記憶部と、
    前記現在の整流器出力電力値と前記所定時間前の整流器出力電力値とを取得し、その大小関係を出力する電力比較部と、
    前記電流センサが負の値を示す場合に、前記現在の整流器出力電力値が前記所定時間前の整流器出力電力値よりも小さい場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させ、それ以外の場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させないで生成した符号検証済変位量を前記探索動作電圧に加えたものを、新たな探索動作電圧として出力する探索動作電圧決定部とを含む
    整流器。
  7. 制御部、出力電圧を指令電圧に調整する整流・電圧調整部、電流センサ、電圧センサを含む整流器と、太陽光発電装置と、前記整流器および前記太陽光発電装置から直流電力を供給される負荷と、前記整流器および前記太陽光発電装置により浮動充電される蓄電池とを含む直流電源システムにおいて前記整流器が実行する整流器動作電圧決定方法であって、
    前記制御部は、
    探索動作電圧を取得して、前記探索動作電圧を所定量変位させて指令電圧として出力し、前記探索動作電圧の変位量を出力する電圧制御指令ステップと、
    前記電流センサおよび前記電圧センサから現在の電流値および電圧値を取得して現在の整流器出力電力値を求め、前記現在の整流器出力電力値を出力する電力算出ステップと、
    前記現在の整流器出力電力値と所定時間前の整流器出力電力値とを取得し、その大小関係を出力する電力比較ステップと、
    前記現在の整流器出力電力値が前記所定時間前の整流器出力電力値よりも大きい場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させ、それ以外の場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させないで生成した符号検証済変位量を前記探索動作電圧に加えたものを、新たな探索動作電圧として出力する探索動作電圧決定ステップとを含む
    整流器動作電圧決定方法。
  8. 制御部、出力電圧を指令電圧に調整する整流・電圧調整部、電流センサ、電圧センサを含む整流器と、太陽光発電装置と、前記整流器および前記太陽光発電装置から直流電力を供給される負荷と、前記整流器および前記太陽光発電装置により浮動充電される蓄電池とを含む直流電源システムにおいて前記整流器が実行する整流器動作電圧決定方法であって、
    前記制御部は、
    探索動作電圧を取得して、前記探索動作電圧を所定量変位させて指令電圧として出力し、前記探索動作電圧の変位量を出力する電圧制御指令ステップと、
    前記電流センサおよび前記電圧センサから現在の電流値および電圧値を取得して現在の整流器出力電力値を求め、前記現在の整流器出力電力値を出力する電力算出ステップと、
    前記現在の整流器出力電力値と所定時間前の整流器出力電力値とを取得し、その大小関係を出力する電力比較ステップと、
    前記現在の整流器出力電力値が前記所定時間前の整流器出力電力値よりも大きい場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させ、それ以外の場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させないで生成した変位量を符号検証済変位量とし、
    前記大小関係と前記符号検証済変位量と前記電圧センサから現在の電圧値を取得して、前記現在の整流器出力電力値が前記所定時間前の整流器出力電力値よりも大きい場合に、前記符号検証済変位量を2倍して前記電圧センサから取得した電圧値に加算した電圧値と、前記符号検証済変位量とを出力し、それ以外の場合に、前記電圧センサから取得した電圧値と前記符号検証済変位量とを出力する電圧算出ステップと、
    前記蓄電池からSOC値と、充電要求または放電要求を取得し、前記SOC値から充放電可能電圧を算出し、前記充電要求または放電要求と、前記充放電可能電圧を出力する充放電制御取得ステップと、
    前記蓄電池からの要求が充電要求である場合には、前記充放電可能電圧より大きい電圧を保つように電圧の定義域を設定して出力し、前記蓄電池からの要求が放電要求である場合には、前記充放電可能電圧より小さい電圧を保つように前記電圧の定義域を設定して、前記充電要求または放電要求とともに出力する定義域決定ステップと、
    前記電圧算出ステップで出力された電圧値が前記電圧の定義域を満たさない場合に、充電要求時には前記符号検証済変位量の符号を正とし、放電要求時には前記符号検証済変位量の符号を負として符号再検証済変位量として出力し、それ以外の場合に、前記符号検証済変位量の符号を反転させないで符号再検証済変位量として出力する定義域比較ステップと、
    前記符号再検証済変位量を取得して、前記探索動作電圧に前記符号再検証済変位量を加えたものを、新たな探索動作電圧として出力する探索動作電圧決定ステップとを含む
    整流器動作電圧決定方法。
  9. 制御部、出力電圧を指令電圧に調整する整流・電圧調整部、電流センサ、電圧センサを含む整流器と、太陽光発電装置と、前記整流器および前記太陽光発電装置から直流電力を供給される負荷と、前記整流器および前記太陽光発電装置により浮動充電される蓄電池とを含む直流電源システムにおいて前記整流器が実行する整流器動作電圧決定方法であって、
    前記制御部は、
    探索動作電圧を取得して、前記探索動作電圧を所定量変位させて指令電圧として出力し、前記探索動作電圧の変位量を出力する電圧制御指令ステップと、
    前記電流センサおよび前記電圧センサから現在の電流値および電圧値を取得して現在の整流器出力電力値を求め、前記現在の整流器出力電力値を出力する電力算出ステップと、
    前記現在の整流器出力電力値と所定時間前の整流器出力電力値とを取得し、その大小関係を出力する電力比較ステップと、
    前記電流センサが負の値を示す場合に、前記現在の整流器出力電力値が前記所定時間前の整流器出力電力値よりも小さい場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させ、それ以外の場合に前記探索動作電圧の変位量の符号を反転させないで生成した符号検証済変位量を前記探索動作電圧に加えたものを、新たな探索動作電圧として出力する探索動作電圧決定ステップとを含む
    整流器動作電圧決定方法。
  10. コンピュータを請求項4から6の何れかに記載の整流器として機能させるためのプログラム。
JP2013029293A 2013-02-18 2013-02-18 直流電源システム、整流器、整流器動作電圧決定方法、プログラム Active JP5961569B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013029293A JP5961569B2 (ja) 2013-02-18 2013-02-18 直流電源システム、整流器、整流器動作電圧決定方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013029293A JP5961569B2 (ja) 2013-02-18 2013-02-18 直流電源システム、整流器、整流器動作電圧決定方法、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014157574A JP2014157574A (ja) 2014-08-28
JP5961569B2 true JP5961569B2 (ja) 2016-08-02

Family

ID=51578391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013029293A Active JP5961569B2 (ja) 2013-02-18 2013-02-18 直流電源システム、整流器、整流器動作電圧決定方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5961569B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016082671A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 株式会社Nttドコモ 直流電源システムおよび電力制御方法
WO2023176115A1 (ja) * 2022-03-14 2023-09-21 株式会社Nttドコモ 直流電源システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0875221A (ja) * 1994-09-02 1996-03-19 Hitachi Ltd 空気調和機
JP3488348B2 (ja) * 1996-09-10 2004-01-19 株式会社エヌ・ティ・ティ ファシリティーズ 太陽電池併用の直流電源装置及びその制御方法
JP5271190B2 (ja) * 2009-08-04 2013-08-21 パナソニック株式会社 電源供給装置
JP5470087B2 (ja) * 2010-02-22 2014-04-16 Kddi株式会社 太陽光発電システムの整流器制御方式

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014157574A (ja) 2014-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108370162B (zh) 利用滞后协调下垂控制的微电网中的发电机的方法和设备
US10205327B2 (en) Battery system and energy storage system including distribution controller for selecting battery banks for charging/discharging
US9660458B2 (en) Electrical load management
US9225171B2 (en) Intelligent electric vehicle recharging
TWI526813B (zh) 混合電源升壓技術之動態響應改善
TWI468924B (zh) 峰值電流需求之減少
JP6266187B1 (ja) 電力変換装置
Çimen et al. Voltage sensitivity‐based demand‐side management to reduce voltage unbalance in islanded microgrids
Luna et al. Generation-side power scheduling in a grid-connected DC microgrid
JP5961569B2 (ja) 直流電源システム、整流器、整流器動作電圧決定方法、プログラム
US20180198277A1 (en) Methods And Systems For A Renewable Electricity System
US20180197252A1 (en) Methods And Systems For A Renewable Electricity System
US10714968B2 (en) Power control apparatus, power control system, and power control method
JP6350284B2 (ja) 情報処理装置、電力需要体、情報処理方法、及びプログラム
CN116404683A (zh) 一种柔直互联系统的能量调控方法、装置、终端和介质
US11699905B2 (en) Power system and control method
KR102029030B1 (ko) 장주기 및 단주기 특성을 모두 고려하는 전력저장시스템 운전 제어 장치 및 방법
WO2015064267A1 (ja) 情報処理装置、電力需要体、情報処理方法、及びプログラム
JP6917768B2 (ja) 蓄電システム
JP6390259B2 (ja) 充放電制御装置及び充放電制御方法
Yan et al. Control strategy for effective battery utilization in a stand-alone dc microgrid with solar energy
JP2018152943A (ja) 制御装置、制御方法およびコンピュータプログラム
JP2019205283A (ja) 電力制御装置、自家発電出力制御装置、電力管理システムおよび電力制御方法
US11705727B2 (en) Methods and systems for automatic generation control of renewable energy resources
JP7221898B2 (ja) 電力系統制御装置、電力系統制御方法、および、電力系統制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5961569

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250