JP5947270B2 - 電力供給システム - Google Patents

電力供給システム Download PDF

Info

Publication number
JP5947270B2
JP5947270B2 JP2013200279A JP2013200279A JP5947270B2 JP 5947270 B2 JP5947270 B2 JP 5947270B2 JP 2013200279 A JP2013200279 A JP 2013200279A JP 2013200279 A JP2013200279 A JP 2013200279A JP 5947270 B2 JP5947270 B2 JP 5947270B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
communication facility
generator
storage battery
solar cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013200279A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015070637A (ja
Inventor
洋一 入内嶋
洋一 入内嶋
寛 田中
寛 田中
統之 井上
統之 井上
浩巳 今成
浩巳 今成
弘 後藤
弘 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2013200279A priority Critical patent/JP5947270B2/ja
Publication of JP2015070637A publication Critical patent/JP2015070637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5947270B2 publication Critical patent/JP5947270B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/70Hybrid systems, e.g. uninterruptible or back-up power supplies integrating renewable energies

Description

本発明は、通信設備に電力を供給する電力供給システムに関する。
自然エネルギーを利用した発電装置と、発電装置に接続した鉛蓄電池と、を備える発電設備がある。鉛蓄電池は、発電装置の出力によって充電される。発電装置から電力会社の電力系統に供給される電力が変動する場合に、鉛蓄電池は、電力系統に放電する。また、鉛蓄電池では、充電状態を30〜90%に維持するために、雰囲気温度が基準温度から変動した場合に、温度の変動量に応じて電池電圧の規定範囲が変動されるようになっている(特許文献1参照)。
特許第4941618号公報
特許文献1に記載された発明は、電力設備から電力系統に供給される電力を安定させる発明である。すなわち、特許文献1に記載された発明は、商用電源から通信設備に供給させる電力が停電した場合でも、通信設備に電力を供給することが可能なシステムに関する発明ではない。
本発明は、商用電源が停電した場合でも電力を供給することができる電力供給システムを提供することを目的とする。
本発明の電力供給システムは、通信設備に電力を供給するシステムであって、前記通信設備に電力を供給する太陽電池と、前記通信設備に電力を供給する商用電源が停電した場合に稼働して、前記通信設備に電力を供給することが可能な発電機と、前記太陽電池によって供給された電力、及び前記発電機によって供給された電力により蓄電することが可能であり、蓄電した電力を前記通信設備に供給することが可能な蓄電池と、前記商用電源が停電した場合、前記蓄電池に蓄電された電力に対応した電圧値が所定の下限電圧値以下になると前記発電機を稼働させ、前記蓄電池に蓄電された電力に対応した電圧値が所定の上限電圧値になると前記発電機を停止させ、前記太陽電池の発電に関する条件に応じて前記下限電圧値と前記上限電圧値とを共に変化させる制御部と、を備える。
電力供給システムでは、前記太陽電池の発電に関する前記条件は、前記太陽電池の発電量の見込みであることが好ましい。前記制御部は、前記太陽電池の発電量が所定量未満と見込まれる場合には、前記太陽電池の発電量が前記所定量以上と見込まれる場合よりも、前記下限電圧値及び前記上限電圧値それぞれを低く設定することが好ましい。
前記制御部は、前記通信設備が配される地域の天気に関する情報を取得することに基づいて、前記太陽電池の発電に関する前記条件を取得することが好ましい。
前記蓄電池は、前記商用電源が停電した場合に、前記太陽電池によって供給される電力のみによって前記通信設備が稼働することが可能であると、蓄電した電力を前記通信設備に供給しないことが好ましい。
電力供給システムは、前記発電機の後段に接続される整流器をさらに備えることが好ましい。前記整流器から出力される電力が前記通信設備で必要とされる電力と前記蓄電池を蓄電させることが可能な電力とを有するように、前記発電機は発電することが好ましい。
前記太陽電池によって発電される最大の電力は、前記通信設備で必要とされる電力と、前記蓄電池を蓄電させることが可能な電力とを有することが好ましい。
本発明によれば、商用電源が停電した場合でも電力を供給することができる電力供給システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る電力供給システムについて説明するための概略ブロック図である。 発電機で発電される電力と、発電機で消費される燃料との関係の一例を示すグラフである。 電力供給システムの動作の一例について説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電力供給システム1について説明するための概略ブロック図である。図2は、発電機14で発電される電力と、発電機14で消費される燃料との関係の一例を示すグラフである。
電力供給システム1は、負荷である通信設備10に電力を供給する。図1に示すように、電力供給システム1は、太陽電池11と、DC/DCコンバータ12と、停電監視部13と、発電機14と、整流器15と、蓄電池16と、過放電防止部17と、制御部18と、を備える。太陽電池11と、DC/DCコンバータ12と、停電監視部13と、発電機14と、整流器15と、蓄電池16と、過放電防止部17と、制御部18とは、通信設備10に隣接して配される。
太陽電池11は、通信設備10に電力を供給する商用電源が停電しているか否かにかかわらず、発電可能な光を受ける場合には発電する。太陽電池11は、発電した電力を通信設備10に供給する。太陽電池11によって発電される最大の電力は、通信設備10で必要とされる電力と、蓄電池16を蓄電させることが可能な電力とを有する。太陽電池11で発電された電力は、優先的に通信設備10に供給される。通信設備10で必要とされる電力以上の電力を太陽電池11が発電する場合には、通信設備10には余剰の電力は、蓄電池16に充電される。また、非停電時において、太陽電池11から通信設備10に電力が供給される場合、太陽電池11からの電力では通信設備10で必要な電力に足りないと、商用電源から電力が供給される。
DC/DCコンバータ12は、太陽電池11の後段に接続される。DC/DCコンバータ12は、MPPT(Maximum Power Point Tracking)機能を備える。
停電監視部13は、商用電源が停電したか否かを監視する。停電監視部13は、監視の結果を制御部18に供給する。
発電機14は、通信設備10に電力を供給する商用電源が停電した場合に稼働して、通信設備10に電力を供給することが可能である。発電機14は、商用電源が停電した場合に、制御部18の制御に基づいて稼働する。整流器15は、発電機14の後段に接続される。整流器15は、例えば、AC/DCコンバータである。整流器15から出力される電力が通信設備10で必要とされる電力と蓄電池16を蓄電させることが可能な電力とを有するように、発電機14は発電する。
ここで、例えば、通信設備10が750Wを必要とし、整流器15では100Wの電力の損失があるとする。また、発電機14が1kWの電力を発電する場合、発電機14は、図2から0.82リットル/kWhの燃料を消費する。すなわち、発電機14は、1kW出力で1時間当たり0.82リットルの燃料を消費する。また、発電機14が2.1kWの電力を発電する場合、発電機14は、図2から0.52リットル/kWhの燃料を消費する。すなわち、発電機14は、2.1kW出力で1時間当たり1.09リットルの燃料を消費する。このような例示の場合の発電機14では、通信設備10で必要とされる電力のみを発電する場合(1kW出力)の方が、通信設備10で必要とされる電力と蓄電池16を充電させることが可能な電力とを有する場合(2kW出力)よりも、1kW当たりの消費燃料が多くなる。したがって、発電機14が発電を行う場合、出力を大きくしたほうが経済的に有利になる。また、発電機14が発電を行う場合、出力を大きくしたほうが、蓄電池16にも充電を行えるので、通信設備10への電力の供給の観点で有利になる。
蓄電池16は、太陽電池11によって供給された電力、及び発電機14によって供給された電力により蓄電されることが可能である。蓄電池16は、蓄電した電力を通信設備10に供給することが可能である。蓄電池16は、商用電源が停電した場合に、太陽電池11によって供給される電力のみによって通信設備10が稼働することが可能であると、蓄電した電力を通信設備10に供給しない。蓄電池16には、例えば、鉛蓄電池、リチウムイオン電池又はニッケル水素蓄電池等を初めとする様々な種類の蓄電池が利用される。
過放電防止部17は、蓄電池16が過放電するのを防止する。過放電防止部17は、例えば、スイッチである。過放電防止部17は、蓄電池16の電圧に基づいて、制御部18によって制御される。
制御部18は、商用電源が停電した場合、蓄電池16に蓄電された電力に対応した電圧値が所定の下限電圧値以下になると発電機14を稼働させ、蓄電池16に蓄電された電力に対応した電圧値が所定の上限電圧値になると発電機14を停止させる。制御部18は、太陽電池11の発電に関する条件に応じて下限電圧値と上限電圧値とを共に変化させる。太陽電池11の発電に関する条件は、太陽電池11の発電量の見込みである。制御部18は、太陽電池11の発電量が所定量未満と見込まれる場合には、太陽電池11の発電量が所定量以上と見込まれる場合よりも、下限電圧値及び上限電圧値それぞれを低く設定する。
例えば、太陽電池11の発電量が所定量以上と見込まれる場合には、下限電圧値と上限電圧値とは、それぞれ第1電圧(第1の下限電圧値)V1と第2電圧(第1の上限電圧値)V2とになる。また、太陽電池11の発電量が所定量未満と見込まれる場合には、下限電圧値と上限電圧値とは、それぞれ第3電圧(第2の下限電圧値)V3と第4電圧(第2の上限電圧値)V4になる。ここで、V3<V1、V4<V2である。なお、第3電圧V3は、蓄電池16が過放電した場合の電圧よりも大きい電圧である。
第1電圧V1は、夜間又は太陽電池11の発電量が所定量以上と見込まれる場合の、蓄電池16の下限電圧である。第2電圧V2は、夜間又は太陽電池11の発電量が所定量以上と見込まれる場合の、蓄電池16の回復電圧である。第3電圧V3は、太陽電池11の発電量が所定量未満と見込まれる場合の、蓄電池16の下限電圧である。第4電圧V4は、太陽電池11の発電量が所定量未満と見込まれる場合の、蓄電池16の回復電圧である。第1電圧V1と第2電圧V2とに設定するか、又は第3電圧V3と第4電圧V4とに設定するかの選択は、例えば、現在時刻と、前日又は当日の天気に関する情報とに基づいて選択される。これは、天気が回復することに期待し電圧を下げることでその時間を長くとることにより、発電機14の起動を延長し、すなわち燃料の節約を図る。
制御部18は、通信設備10が配される地域の天気に関する情報を取得することに基づいて、太陽電池11の発電に関する条件を取得する。天気に関する情報は、例えば、気象センサで取得したデータ又は天気予報等である。気象センサは、通信設備10と共に配される。気象センサで取得したデータとは、例えば、気温、湿度、気圧、照度、感雨又は紫外線等のデータである。
天気に関する情報に基づいて太陽電池11の発電量が所定量未満と見込まれる場合には、制御部18は、所定の第1時刻(朝又は昼)になると、第3電圧V3及び第4電圧V4に設定する。天気に関する情報に基づいて太陽電池11の発電量が所定量以上と見込まれる場合には、制御部18は、所定の第1時刻(朝又は昼)になると、第1電圧V1及び第2電圧V2に設定する。制御部18は、所定の第2時刻(夕方)になると、第1電圧V1及び第2電圧V2に設定する。上述した所定量は、予め設定される。
蓄電池16の電圧が第1電圧V1又は第3電圧V3以下になると、蓄電池16から通信設備10への電力の十分な供給ができなくなるため、制御部18は、発電機14を起動させる。これにより、発電機14によって発電された電力は、通信設備10へ供給されると共に、蓄電池16の充電に利用される。ここで、蓄電池16の電圧が第1電圧V1又は第3電圧V3以下になると、発電機14を起動させて蓄電池16を充電させるので、蓄電池16が過放電することがなく、蓄電池16の寿命を延ばすことができる。
蓄電池16の電圧が第2電圧V2又は第4電圧V4になると、蓄電池16の電圧が回復したことになるため、制御部18は、発電機14を停止させる。これにより、太陽電池11又は蓄電池16から通信設備10に電力を供給する。以降、商用電源の停電が復旧するまで、上記の事項を繰り返す。
太陽電池11の発電量が所定量未満と見込まれる場合に、第3電圧V3(<V1)及び第4電圧V4(<V2)に設定する理由は、太陽電池11で発電された電力のみによって通信設備10を稼働させることが不可能であり、発電機14又は蓄電池16から通信設備10に電力を供給する可能性が高いからである。また、その理由は、発電機14が稼働する機会を先送りしたほうが、発電機14の稼働回数を減少させて、燃料を節約できるからである。
次に、電力供給システム1の動作について説明する。図3は、電力供給システム1の動作の一例について説明するための図である。図3の横軸は、時間を示す。図3の縦軸は、発電量と、蓄電池16の電圧とを示す。図3の線Aは、蓄電池16の電圧を示す。図3のBは、太陽電池11の概略の発電量を示す。図3のCは、発電機14の概略の発電量を示す。
停電が発生するまでは、通信設備10には太陽電池11及び商用電源から電力が供給される。
停電が発生した場合(時刻T1)には、太陽電池11又は蓄電池16から通信設備10に電力が供給される。太陽電池11で発電された電力のみで通信設備10を稼働させることができる場合には、蓄電池16から通信設備10に電力が供給されない。太陽電池11で発電された電力のみで通信設備10を稼働させることができない場合には、蓄電池16からも通信設備10に電力が供給される。なお、太陽電池11が発電を開始するより前(図3に示すB1の発電が始まるよりも前)に、制御部18は、太陽電池11の発電量の見込みに基づいて、第1電圧V1及び第2電圧V2の組み合わせと、第3電圧V3及び第4電圧V4の組み合わせとのうち、どちらか一方を選択する。本実施形態では、停電が発生すると直ぐに発電機14を稼働させることはないので、発電機14の燃料が節約される。
時刻T2において、蓄電池16の電圧Aが所定の下限電圧値になったので、制御部18は、発電機14を起動させる。ここでは、時刻T2は夜なので、所定の下限電圧値は第1電圧V1である。発電機14によって発電された電力は、通信設備10の稼働に利用されると共に、蓄電池16の充電に利用される。これにより、蓄電池16の電圧は、上昇する。また、発電機14は、通信設備10の稼働に利用される電力と、蓄電池16の充電に利用される電力とを発電するので、通信設備10の稼働に利用される電力のみを発電する場合に比べて、1kWh当たり燃料消費を低くすることができる。
時刻T3において、蓄電池16の電圧Aが所定の上限電圧値になったので、制御部18は、発電機14を停止させる。ここで、時刻T3は夜なので、所定の上限電圧値は第2電圧V2である。時刻T3以降は、蓄電池16から通信設備10に電力が供給される。これにより、発電機14は燃料を消費することがなくなる。
また、時刻T3以降では、蓄電池16の電圧Aが所定の下限電圧値になった場合に発電機14が起動すること(時刻T4,T6)と、蓄電池16の電圧Aが所定の上限電圧値になった場合に発電機14を停止させること(時刻T5,T7)と、が繰り返される。
時刻T8において、太陽電池11が発電を開始した場合、発電された電力は、通信設備10の稼働に利用されると共に、蓄電池16の充電に利用される。なお、時刻T8よりも前に、制御部18は、太陽電池11の発電量の見込みに基づいて、第1電圧V1及び第2電圧V2の組み合わせと、第3電圧V3及び第4電圧V4の組み合わせとのうち、どちらか一方を選択する。これにより、蓄電池16の電圧は上昇する。蓄電池16の電圧が第1電圧V1又は第3電圧V3以下にならない限り発電機14を稼働させないので、発電機14で消費される燃料が節約される。
上述した電力供給システム1によれば、一例として次の効果が奏される。
すなわち、電力供給システム1は、通信設備10に電力を供給する太陽電池11と、通信設備10に電力を供給する商用電源が停電した場合に稼働して、通信設備10に電力を供給することが可能な発電機14と、太陽電池11によって供給された電力、及び発電機14によって供給された電力により蓄電することが可能であり、商用電源が停電した場合に蓄電した電力を通信設備10に供給することが可能な蓄電池16と、を備える。これにより、電力供給システム1は、商用電源が停電した場合でも、通信設備10に電力を供給することができる。
また、電力供給システム1は、商用電源が停電した場合、蓄電池16に蓄電された電力に対応した電圧値が所定の下限電圧値以下になると発電機14を稼働させ、蓄電池16に蓄電された電力に対応した電圧値が所定の上限電圧値になると発電機14を停止させる。さらに、電力供給システム1は、太陽電池11の発電に関する条件に応じて下限電圧値と上限電圧値とを共に変化させる。これにより、電力供給システム1は、太陽電池11の発電に関する条件に応じて発電機14を稼働させる基準を変更するので、発電機14の燃料の消費を抑えることができる。また、電力供給システム1は、発電機14の燃料消費を抑えることができるので、商用電源が停電した場合でも、長時間、通信設備10に電力を供給することができる。
また、電力供給システム1では、下限電圧値は、蓄電池16が過放電しない電圧値に設定される。これにより、電力供給システム1は、蓄電池16の能力の低下を抑えることができる。
また、電力供給システム1は、太陽電池11の発電量が所定量未満と見込まれる場合には、太陽電池11の発電量が所定量以上と見込まれる場合よりも、下限電圧値及び上限電圧値それぞれを低く設定する。具体的には、商用電源が停止し、且つ、蓄電池16の電圧Vが第1電圧V1を下回った場合でも、太陽電池11から通信設備10に電力を供給することができるときには、発電機14は起動しない。すなわち、蓄電池16の電圧Vが第3電圧V3(<V1)以下になった場合に、発電機14は起動する。また、太陽電池11から通信設備10に電力を供給することができない場合には、太陽電池11から通信設備10への電力の供給が期待できる場合に比べて、低い電圧(第4電圧V4(<V2))で発電機14は停止する。このため、電力供給システム1は、発電機14の燃料の消費を抑えることができる。
また、電力供給システム1は、通信設備10が配される地域の天気に関する情報を取得することに基づいて、太陽電池11の発電に関する条件を取得する。これにより、電力供給システム1は、通信設備10が配される地域の天候に応じて、所定の下限電圧値と所定の上限電圧値とを設定することができる。
また、電力供給システム1において、蓄電池16は、商用電源が停電した場合に、太陽電池11によって供給される電力のみによって通信設備10が稼働することが可能であると、蓄電した電力を通信設備10に供給しない。これにより、電力供給システム1は、通信設備10には余剰な電力を蓄電池16の充電に利用することができる。
また、電力供給システム1において、整流器15から出力される電力が通信設備10で必要とされる電力と蓄電池16を蓄電させることが可能な電力とを有するように、発電機14は発電する。これにより、発電機14で使用される燃料の効率を高めることができる。
また、電力供給システム1において、太陽電池11によって発電される最大の電力は、通信設備10で必要とされる電力と、蓄電池16を蓄電させることが可能な電力とを有する。これにより、電力供給システム1は、発電機14を稼働させない時間が生じる可能性があるので、発電機14の燃料の消費を抑えることが可能になる。
なお、上述した電力供給システム1では、発電機14の停止中は、発電機14自体のセルモータ起動用蓄電池(図示せず)を充電することはできない。このため、電力供給システム1は、蓄電池16からセルモータ起動用蓄電池(図示せず)に充電することができる回路(図示せず)を備えている。
また、上述した電力供給システム1では、第1電圧V1、第2電圧V2、第3電圧V3及び第4電圧V4は、整流器15の出力側において最大電力となるよう考慮し、発電機14の燃料効率が最も効率的になる値に設定される。発電機14一般の特性として、発電機14の燃費は、電力供給先の負荷によって変動する。このため、負荷を決定づける第1〜4電圧V1〜V4は、一定の経験及び知見に基づいて設定される。
また、上述した実施形態では、所定の下限電圧値は、第1電圧V1と第3電圧V3であると説明した。上述した実施形態では、所定の上限電圧値は、第2電圧V2と第4電圧V4であると説明した。しかしながら、本発明は、この実施形態に限定されることはない。すなわち、所定の下限電圧値及び所定の上限電圧値は、それぞれ3つ以上であってもよい。
1 電力供給システム
10 通信設備
11 太陽電池
14 発電機
15 整流器
16 蓄電池
18 制御部

Claims (6)

  1. 通信設備に電力を供給する電力供給システムであって、
    前記通信設備に電力を供給する太陽電池と、
    前記通信設備に電力を供給する商用電源が停電した場合に稼働して、前記通信設備に電力を供給することが可能な発電機と、
    前記太陽電池によって供給された電力、及び前記発電機によって供給された電力により蓄電することが可能であり、蓄電した電力を前記通信設備に供給することが可能な蓄電池と、
    前記商用電源が停電した場合、前記蓄電池に蓄電された電力に対応した電圧値が所定の下限電圧値以下になると前記発電機を稼働させ、前記蓄電池に蓄電された電力に対応した電圧値が所定の上限電圧値になると前記発電機を停止させ、前記太陽電池の発電に関する条件に応じて前記下限電圧値と前記上限電圧値とを共に変化させる制御部と、
    を備える電力供給システム。
  2. 前記太陽電池の発電に関する前記条件は、前記太陽電池の発電量の見込みであり、
    前記制御部は、前記太陽電池の発電量が所定量未満と見込まれる場合には、前記太陽電池の発電量が前記所定量以上と見込まれる場合よりも、前記下限電圧値及び前記上限電圧値それぞれを低く設定する
    請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記制御部は、前記通信設備が配される地域の天気に関する情報を取得することに基づいて、前記太陽電池の発電に関する前記条件を取得する
    請求項1又は2に記載の電力供給システム。
  4. 前記蓄電池は、前記商用電源が停電した場合に、前記太陽電池によって供給される電力のみによって前記通信設備が稼働することが可能であると、蓄電した電力を前記通信設備に供給しない
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電力供給システム。
  5. 前記発電機の後段に接続される整流器をさらに備え、
    前記整流器から出力される電力が前記通信設備で必要とされる電力と前記蓄電池を蓄電させることが可能な電力とを有するように、前記発電機は発電する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電力供給システム。
  6. 前記太陽電池によって発電される最大の電力は、前記通信設備で必要とされる電力と、前記蓄電池を蓄電させることが可能な電力とを有する
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電力供給システム。
JP2013200279A 2013-09-26 2013-09-26 電力供給システム Active JP5947270B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013200279A JP5947270B2 (ja) 2013-09-26 2013-09-26 電力供給システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013200279A JP5947270B2 (ja) 2013-09-26 2013-09-26 電力供給システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015070637A JP2015070637A (ja) 2015-04-13
JP5947270B2 true JP5947270B2 (ja) 2016-07-06

Family

ID=52836859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013200279A Active JP5947270B2 (ja) 2013-09-26 2013-09-26 電力供給システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5947270B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019021627A1 (ja) * 2017-07-26 2019-01-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 電源監視データ処理装置、電源監視データ処理方法、および電源監視データ処理プログラム
JP6250858B1 (ja) * 2017-08-07 2017-12-20 政明 谷 電力供給システム
KR102276024B1 (ko) * 2019-10-30 2021-07-12 엘에스일렉트릭(주) 무순단 전원 공급 제어 장치 및 그 전원 공급 제어 장치가 적용된 ups 모듈
JP7293152B2 (ja) * 2020-03-04 2023-06-19 東芝三菱電機産業システム株式会社 無停電電源装置および無停電電源装置の制御方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000295785A (ja) * 1999-04-05 2000-10-20 Takuwa:Kk 電源装置
US7962772B2 (en) * 2008-02-07 2011-06-14 Ainet Registry, Llc Backup power system and method
GB0809235D0 (en) * 2008-05-21 2008-06-25 Poweroasis Ltd Supervisory system controller for use with a renewable energy powered radio telecommunications site
JP5207060B2 (ja) * 2008-12-15 2013-06-12 清水建設株式会社 蓄電・非常用発電電源装置を活用した自立運転システム
JP3181861U (ja) * 2012-12-13 2013-02-21 株式会社栄興技研 非常用発電機付給電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015070637A (ja) 2015-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3469228B2 (ja) 蓄電装置の充放電制御装置及び充放電制御方法並びに電力貯蔵システム
KR101754157B1 (ko) 에너지저장시스템 및 이의 에너지 효율 향상 방법
JP5640387B2 (ja) 電源装置
US8860252B2 (en) Power storage system, method of controlling the same, and computer readable recording medium storing a program for executing the method
WO2011162025A1 (ja) 直流配電システム
JP6289661B2 (ja) 電力供給機器、電力供給システム及び電力供給機器の制御方法
JP2012161190A (ja) 太陽光発電システム
KR20150011301A (ko) 선박용 전력관리장치
JP5947270B2 (ja) 電力供給システム
US10906428B2 (en) Power supply system with hydrogen fuel cell
US6777916B2 (en) Multistage storage system for intermittent or unstable voltages
JP5841279B2 (ja) 電力充電供給装置
JP5953663B2 (ja) 交通信号制御機
JP6478032B2 (ja) 制御装置およびそれを利用した配電システム
JP3122815U (ja) 電力貯蔵装置
JP6145777B2 (ja) 電力変換装置
WO2019163008A1 (ja) 直流給電システム
KR101215396B1 (ko) 방전전류제어를 이용한 하이브리드 스마트그리드 무정전전원장치
JP2016032379A (ja) 電力供給システム
CN109861200B (zh) 离网黑启动的光储直流电网系统及其运行方法
JP2014075902A (ja) 交流発電装置
JP2012227999A (ja) 太陽光蓄発電システム
JP2013135517A (ja) 発電装置
US20120235482A1 (en) Power system utilizing battery cycling and recharging
JP6489332B2 (ja) 蓄電池ユニット及び蓄電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5947270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150