JP5469801B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
不透液性シート及び吸収体基材を有する基体と、前記基体の上に重ねて設けられた吸収体とを、有する吸収性物品であって、
前記吸収体は、吸液性コアと、前記吸液性コアを内包するシートと、幅方向と、前記幅方向と交差する長手方向とを、有し、
前記吸収体の幅は、前記基体の幅より短く、
前記吸収体は前記長手方向において一端と他端を備え、他端は前記基体に本接合されており、前記一端は前記他端を支点として前記基体から分離して移動可能であり、
前記シートは、身体に接触する側に位置する肌当接面と、身体に接触しない側に位置する非肌当接面とを有し、
前記シートの前記非肌当接面の一部と前記シートの前記非肌当接面の他の一部とが、前記幅方向の中央部において、前記長手方向に沿って対向するように、前記一部と前記他の一部とを接合する接合部を有し、
前記吸収体は、身体の膣口に対向する膣口対向部位を有し、
前記吸収体の前記長手方向における前記一端が、身体の臀部側に位置し、
前記接合部は、前記長手方向において、前記膣口対向部位から前記一端までの間に位置し、
装着前の状態における前記幅方向の長さが所定幅である幅狭領域が、前記長手方向において、装着前の状態における前記幅方向の長さが前記所定幅よりも長い第1領域と、装着前の状態における前記幅方向の長さが前記所定幅よりも長い第2領域との間に位置し、
前記幅狭領域は、前記接合部により前記一部と前記他の一部とが接合された領域であり、
前記幅狭領域の目付は、前記第1領域および前記第2領域の各目付よりも低いことを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収体によれば、シートの前記一部と前記他の一部とが接合された領域は幅方向の幅が狭くなるため、吸収体を身体の溝部(会陰部)に入り込ませ易く、また、吸収体を身体に密着させ易くすることができる。また、シートの一部分同士を接合するだけであるため、製造方法が容易であり、安価に大量生産することが可能となる。
このような吸収体によれば、接合部により幅方向の幅が狭くなる領域が、身体の溝部と対向するため、吸収体と身体の溝部が密着し易くなる。
このような吸収体によれば、身体の溝部と当接する幅狭領域以外の領域(第1領域および第2領域)は幅狭領域よりも幅が広く、外観上において、使用者に安心感を与えることができる。また、例えば、第1領域が膣口と当接する場合には、幅の広い領域で液体を受け止めることができる。さらに、第1領域および第2領域は比較的に平面な形状であるため、例えば、第2領域が臀部(腰部)と当接する場合には、使用者が横になった時にも装着の違和感を与えない。
このような吸収体によれば、接合部によりシートの一部分同士を接合し易くなる。また、吸液性コアの使用量を抑えられる。
このような吸収体によれば、個別包装の際などに、接合部によりシートの一部分同士が接合された状態で折り畳まれたとしても、接合部が剥がれにくい。また、折り畳みやすい。
このような吸収性物品によれば、身体に密着させ易い吸収性物品を容易に製造することができる。
〈生理用ナプキンの概略構成〉
以下、吸収性物品を生理用ナプキンとして説明する。以下では、生理用ナプキンの身体に接触する側を表面側とし、下着に接する側を裏面側とする。また、生理用ナプキンは全体として所定方向に長い形状を成し、この所定方向を長手方向とし、この長手方向と交差する方向を幅方向とする。そして、生理用ナプキンの表面または裏面に対する法線方向を厚み方向とする。まず、生理用ナプキンの構成概要について説明する。
以下、生理用ナプキン1の各構成要素について詳細に説明する。
図5Aから図5Cは、それぞれ、図1中のA−A断面図、同B−B断面図、同C−C断面図である。なお、図5中ではトップ吸収体20の外形線のみを仮想的に点線で示している。
図6Aから図6Eは、それぞれ、図2中のA−A断面図、同B−B断面図、同C−C断面図、同D−D断面図、同E−E断面図である。トップ吸収体20は、液体を吸収する粉砕パルプ積層体22(吸液性コアに相当)と、粉砕パルプ積層体22よりも表面側に配された中間シート23と、これら粉砕パルプ積層体22及び中間シート23をひとまとめに包み込み、これら粉砕パルプ積層体22等を長手方向に長い長尺体形状に保持するための保形シート24(シートに相当)とを有する。更に、トップ吸収体20の長手方向中央部では、図6Bに示すように、保形シート24のうちの身体と接触しない側である裏面側(非肌当接面に相当)の一部と、保形シート24の裏面側の他の一部とが、幅方向の中央部において、長手方向に沿って対向するように接合されている。その結果、トップ吸収体20の長手方向中央部は、前端側20aや後端側20bに比べて幅方向の幅が狭い幅狭領域51となっている。また、保形シート24の一部と、他の一部とを接合する接合部52は、保形シート24のうちの身体と接触する側である表面側(肌当接面に相当)に露出しない。なお、図3では、接合部52の位置を示すために、接合部52を点線にて仮想的に示している。
トップ吸収体20は、ベース吸収体10の表面側に、それぞれの幅方向の中心線CLを揃えて重ね合わせられ、トップ吸収体の前端部20aとベース吸収体の前端部10aとを揃えた状態で接合される。なお、図3に示すように、トップ吸収体20の後端側の封止部26は、使用者が摘むことができる程度にベース吸収体10の外形輪郭から後方に突出しており、摘み部として機能する。
図7は、トップ吸収体20における粉砕パルプ22の秤量分布図である。図8Aは、幅狭領域51を形成する前のトップ吸収体断面図であり、図8Bは、幅狭領域51を形成した後の断面図であり、図8Cは、幅狭領域51が身体の溝部91(膣口後方から肛門までの間)に当接した様子を示す断面図である。
また、中心線CLから幅方向の両端(左右端)までの全面に亘ってホットメルト系接着剤HMAを塗布しないことで、図8Cに示すように、幅狭領域51の断面形状は、頂部から底部にかけて幅方向の長さが長くなり、トップ吸収体20は身体の溝部91の頂部から側面に沿って密着することができる。
また、図7では、ホットメルト系接着剤HMAは、中心線CLよりも右側の領域のみに塗布されているが、これに限らず、中心線CLを挟んだ左右両側の領域に塗布してもよい。但し、中心線CLを折り位置としてトップ吸収体20を山折りする場合には、中心線CLを境に幅方向の片側(右側または左側)の領域のみにホットメルト系接着剤HMAを塗布した方が接着剤の消費量を削減できる。
更に、生理用ナプキンは長手方向に長く、折り畳んで個別包装するのが一般的であるため、折り畳む際に、成形した三角形状が崩れ、三角形の断面を維持できず、トップ吸収体20’’は身体の溝部91に密着することができない。同様に、本実施形態の生理用ナプキン1も個別包装のために折り畳んでしまうと、トップ吸収体20は、図6Bのような山状の断面形状を維持することは難しい。但し、本実施形態では、トップ吸収体20の保形シート24の裏面側の一部分同士を接合することで幅狭領域51を形成しているため、トップ吸収体20を溝部に挟み込むことで、図8Cに示すように、トップ吸収体20が溝部91の全域に密着することができる。
図11Aは、生理用ナプキンの個別包装の様子を示す図である。トップ吸収体20をベース吸収体10に接合した状態で長手方向の三カ所P1,P2,P3の折り位置にて、四つ折りに折り畳みつつ、一枚の包装シート35にて一緒に包装し、リードテープ36で留められる。
図11Bは、生理用ナプキン1が三つ折りに折り畳まれる包装形態を示す図である。この変形例では、トップ吸収体20をベース吸収体10に接合した状態で長手方向の二カ所P1,P2の折り位置にて、三つ折りに折り畳みつつ、一枚の包装シート35にて一緒に包装する。
前述の実施形態では、トップ吸収体20とベース吸収体10とが、本接合部10gにおいて分離不可能に本接合されていたが、第2実施形態では、本接合部10gに相当する部分(以下、接合部分と言う)において、トップ吸収体20とベース吸収体10とが分離可能とする。
前述の実施形では、トップ吸収体20とベース吸収体10の後端部が剥離可能であるが、剥離不能に本接合されていても構わない。
10 ベース吸収体、10a 前端部、10b 後端部、10g 本接合部、
12 吸収体基材、12a 粉砕パルプ積層体、14 表面シート、
15 圧縮溝、16 仮接合部
20 トップ吸収体、20a 前端部、20b 後端部、
22 粉砕パルプ積層体、23 中間シート、24 保形シート、
25 封止部、26 封止部、27 係止部、28 孔、
30 裏面シート、30a 前端部、30b 後端部、
32 ウィング部、33 ずれ止め用付着部、34 保護シート、
35 包装シート、36 リードテープ、
40 サイドシート、44 固定部、46 端部、48 弾性部材、
50 防漏シート、51 幅狭領域、52 接合部、53 第1領域、
54 第2領域、90 下着、91 溝部、
CL 中心線、Z 膣口対面想定位置
Claims (2)
- 不透液性シート及び吸収体基材を有する基体と、前記基体の上に重ねて設けられた吸収体とを、有する吸収性物品であって、
前記吸収体は、吸液性コアと、前記吸液性コアを内包するシートと、幅方向と、前記幅方向と交差する長手方向とを、有し、
前記吸収体の幅は、前記基体の幅より短く、
前記吸収体は前記長手方向において一端と他端を備え、他端は前記基体に本接合されており、前記一端は前記他端を支点として前記基体から分離して移動可能であり、
前記シートは、身体に接触する側に位置する肌当接面と、身体に接触しない側に位置する非肌当接面とを有し、
前記シートの前記非肌当接面の一部と前記シートの前記非肌当接面の他の一部とが、前記幅方向の中央部において、前記長手方向に沿って対向するように、前記一部と前記他の一部とを接合する接合部を有し、
前記吸収体は、身体の膣口に対向する膣口対向部位を有し、
前記吸収体の前記長手方向における前記一端が、身体の臀部側に位置し、
前記接合部は、前記長手方向において、前記膣口対向部位から前記一端までの間に位置し、
装着前の状態における前記幅方向の長さが所定幅である幅狭領域が、前記長手方向において、装着前の状態における前記幅方向の長さが前記所定幅よりも長い第1領域と、装着前の状態における前記幅方向の長さが前記所定幅よりも長い第2領域との間に位置し、
前記幅狭領域は、前記接合部により前記一部と前記他の一部とが接合された領域であり、
前記幅狭領域の目付は、前記第1領域および前記第2領域の各目付よりも低いことを特徴とする吸収性物品。 - 請求項1に記載の吸収性物品であって、
前記吸収性物品を前記幅方向に沿った折り位置にて折り畳む際に、
前記折り位置上に前記接合部が存在しないことを特徴とする吸収性物品。
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