JP5468338B2 - クリップ取付構造 - Google Patents

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本発明は、筆記具の外形を構成する樹脂により成形した筒体の側面に、金属により成形したクリップを嵌合して装着するクリップ取付構造に関する。
従来より筆記具では、軸筒やキャップなどの筒体の外側面にクリップを取付けて、筆記具を衣服やカバンのポケットへ装着できるようにした構造のものが多い。この様なクリップ付の筆記具の中でも、金属製のクリップを用いて、筆記具が高級に見えるようにしたものも多くある。尚、クリップを軸筒などの筒体に装着する構造としては、例えば実開昭56−118086号公報、特開2008−173840号公報、実開昭48−3338号公報に見られるようなものがある。
実開昭56−118086号公報に記載の構造は、筒体であるキャップ本体の外側面に両側面に凹溝を設けた突出部を形成し、前記凹溝にクリップの端部に形成した二叉脚部を係合して取付ける構造が記載されている。特開2008−173840号公報に記載の構造は、クリップの脚部に形成した取付孔に、固定螺子の雄螺子部を挿通させてキャップ本体に取付ける構造が記載されている。実開昭48−3338号公報に記載の構造は、キャップ本体などの被装着体の側面に形成した係止孔に、クリップの一端部に形成した抱持部を係止させて取付ける構造が記載されている。また単に、キャップの外側面に形成した貫通孔へクリップの脚部を挿通した上で、クリップの脚部を折曲げて抱き抱えるように固定する構造などもある。
ところで前記実開昭56−118086号公報に記載の構造は、クリップを取付けるために突出部をキャップ本体の外側面に形成することから、デザインに制約が生じ、また塗装がしにくかったりバフ掛けが行いにくかったりという問題があった。
また前記特開2008−173840号公報に記載の構造は、クリップを固定するために固定螺子や頭冠といった別部材が必要となり、またクリップの基部の周辺部に部材間の連接箇所となる接合線が生じてしまうという問題があった。
また前記実開昭48−3338号公報に記載の構造は、クリップを被装着体に装着する際に一度クリップの上端部を被装着体の外面に当接させることから、クリップが金属である場合に被装着体の表面を傷つけてしまう虞があった。
またキャップなどの筒体の外側面に形成した貫通孔へクリップの脚部を挿通した上で、クリップの脚部を折曲げて筒体を抱き抱えるように固定する構造は、クリップを筒体に仮止めした状態でクリップの脚部を折曲げる工程が必要で手間が掛かり、また折り曲げる加工が必要であるが故にクリップの材質が制限され、結果クリップに充分なバネ性を与えられない場合があった。
実開昭56−118086号公報 特開2008−173840号公報 実開昭48−3338号公報
本発明では、樹脂製の筒体の側面に金属製のクリップを装着する際に、容易に且つ筒体を傷付けることなく装着させることができる筆記具のクリップ取付構造とする。
本発明は、
「筆記具の外形を構成する樹脂により成形した筒体の側面に、金属により成形したクリップを装着するクリップ取付構造において、前記筒体の外側面に、軸心に沿って平行する2つの細長い貫通孔と該貫通孔の後方に形成した摺動溝とを設け、前記貫通孔の後端部に、内方へ向かって対向する切欠窓を当該貫通孔に連設して設けることにより、前記2つの貫通孔の間に前方の巾広部と後方の巾狭部とを形成し、且つ前記筒体の内側面における前記巾広部の位置に掛止凹部を設けて前記巾狭部の位置との間に掛止段部を形成し、前記クリップに、クリップの平面部の後端部側に前記筒体の2つの平行した摺動溝と同間隔で垂設する2つの側壁部を設け、当該側壁部における前記クリップの後端部から前方へ離間した位置に、下辺が前記筒体に形成した摺動溝の深さの寸法より高い寸法で前記側壁部から突出させた第一段部を形成し、前記第一段部の前方に、該第一段部より高く突出し下方に内向きの舌片を形成した第二段部を形成し、前記クリップを前記筒体に装着する際に、前記クリップの第二段部に形成した舌片を前記筒体の切欠窓に挿通させ、前記クリップの前端部を前記筒体の外側面に当接し且つ前記クリップの第一段部を該筒体の摺動溝に当接させると共に当該クリップの平面部の中間部を前記筒体の側へ押圧することで該クリップに弾性張力を与えながら、当該クリップを前記第二段部の舌片が前記筒体の内側面の掛止凹部に掛止するまで前進させて、前記クリップを前記筒体に対して、当該クリップの前端部および後端部を当該筒体の外側面に当接させると共に該クリップの舌片を該筒体の掛止凹部に当接させて該クリップに弾性張力を働かせ、且つ前記舌片を前記掛止段部に当接させ抜け止めとした状態にて前記クリップを前記筒体に装着することを特徴とするクリップ取付構造。」である。
本発明は前述した構造なので、樹脂製の筒体の側面に金属製のクリップを装着する際に、容易に且つ取り付け時の傷を目立たない状態で装着することができるクリップ取付構造を実現した。
本実施例のキャップの組立工程における第一状態を示す図である。 図1の要部拡大図である。 本実施例のキャップの組立工程における第二状態を示す図である。 本実施例のキャップの完成状態を示す図である。 図4の要部拡大図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例におけるキャップの説明をする。尚、図面中の同じ部材、同じ部品については同じ番号を付してある。
本実施例の説明においてはキャップ開口端側を前方と表現し、反対側を後方と表現する。
図1,図2を用いて本実施例におけるキャップ構造について詳述を行う。図1は、本実施例のキャップの組立工程における第一状態を示す図で、図2は、図1の要部拡大図である。キャップ1は樹脂成形したキャップ本体2の側面に金属成形したクリップ3を装着して構成する。キャップ本体2は円筒形状の外観形状で、外側面2aに、軸心に沿って平行する2つの細長い貫通孔2bと、貫通孔2bの後方に形成した摺動溝2cとを形成してあり、貫通孔2bの後端部に、内方へ向かって対向する切欠窓2dを該貫通孔2bに連設して設け、2つの貫通孔2bの間に前方の巾広部2eと後方の巾狭部2fとを形成してある。尚、本実施例では、2つの摺動溝2cの間を連接させる連接溝2gを形成してある。またキャップ本体2の内側面2hの巾広部2eの前方位置には掛止凹部2iを設けて、巾広部2eの内側面2hに掛止段部2jを形成してある。
クリップ3は、クリップ3の平面部3aの先端部3bに玉部3cを設けてあり、クリップ3の後端部3d側の後方に、キャップ本体2に形成した2つの平行した摺動溝2cと同間隔で垂設した2つの側壁部3eを形成してあり、クリップ3の後端部3dから前方へ離間した位置に第一段部3fを設け、第一段部3fの前方に第二段部3gを形成してある。さらに詳細には、側壁部3eに対して第一段部3fの下辺の突出量Tは、キャップ本体2に形成した摺動溝2cの深さMより高い寸法で突出させてある。また第一段部3fの前方にキャップ2の2つの貫通孔2bに挿通する第二段部3gを設けてあり、第二段部3gは第一段部3fより高く突出させ、下部にキャップ2に形成した切欠窓2dに挿通する内向きの舌片3hを形成してある。
次に図2および図3を用いて、クリップをキャップ本体に取り付ける作業について説明を行う。図3に示す状態は、図2に示したクリップ3の舌片3hが切欠窓2dに挿通するよう2つの第二段部3gを2つの貫通孔2dに挿通させ、クリップ3の平面部3aの中間部をキャップ2側へ押圧することでクリップ2に弾性張力を与えながら、第一段部3fの下辺をキャップ2の摺動溝2cに摺接させつつ、矢印K方向へスライドさせている時の状態である。この状態でクリップ3をさらに前方へ押し込むと、図2に示したクリップ3の舌片3hが、キャップ2の内側面2hに形成された掛止段部2jを乗り越え、掛止凹部2iに掛止され、舌片3hが掛止凹部2iに掛止された状態において、図5に示したように、クリップ3の先端部3bの玉部3cがキャップ本体2の外側面2aに当接し、クリップ3の後端部3dがキャップ本体2の連接溝2gに当接すると共に、クリップ3の舌片3hがキャップ内側面2hの掛止凹部2iに当接することによりクリップ3に弾性張力が働き、またクリップ3の舌片3hがキャップ2の内側面2hの掛止段部2jに当接した抜け止め状態で、図5で拡大して示すようにクリップ3をキャップ本体2に装着することができた。この時、樹脂成形したキャップ本体2の外側面2aに対して金属成形したクリップ3が擦れることとなるが、クリップ3の第一段部3fの下辺がキャップ2の摺動溝2cに擦れた箇所ならびにクリップ3の先端の玉部3cがキャップ2の外側面2aに擦れた箇所は、図4に示すように全てクリップ3の下方にて隠れることとなるので、擦り傷が目立つことはなかった。
本発明のクリップ取付構造は、前述したキャップ式筆記具におけるキャップ本体に対する取り付けだけでなく、ノック式や回転繰出式筆記具における軸筒への取り付け、あるいは化粧具や塗布具等へのクリップの取り付けに採用することが可能である。
1…キャップ、
2…キャップ本体、
2a…外側面、2b…貫通孔、2c…摺動溝、2d…切欠窓、
2e…巾広部、2f…巾狭部、2g…連接溝、2h…内側面、
2i…掛止凹部、2j…掛止段部、
3…クリップ、
3a…平面部、3b…先端部、3c…玉部、3d…後端部、
3e…側壁部、3f…第一段部、3g…第二段部、3h…舌片。

Claims (1)

  1. 筆記具の外形を構成する樹脂により成形した筒体の側面に、金属により成形したクリップを装着するクリップ取付構造において、前記筒体の外側面に、軸心に沿って平行する2つの細長い貫通孔と該貫通孔の後方に形成した摺動溝とを設け、前記貫通孔の後端部に、内方へ向かって対向する切欠窓を当該貫通孔に連設して設けることにより、前記2つの貫通孔の間に前方の巾広部と後方の巾狭部とを形成し、且つ前記筒体の内側面における前記巾広部の位置に掛止凹部を設けて前記巾狭部の位置との間に掛止段部を形成し、前記クリップに、クリップの平面部の後端部側に前記筒体の2つの平行した摺動溝と同間隔で垂設する2つの側壁部を設け、当該側壁部における前記クリップの後端部から前方へ離間した位置に、下辺が前記筒体に形成した摺動溝の深さの寸法より高い寸法で前記側壁部から突出させた第一段部を形成し、前記第一段部の前方に、該第一段部より高く突出し下方に内向きの舌片を形成した第二段部を形成し、前記クリップを前記筒体に装着する際に、前記クリップの第二段部に形成した舌片を前記筒体の切欠窓に挿通させ、前記クリップの前端部を前記筒体の外側面に当接し且つ前記クリップの第一段部を該筒体の摺動溝に当接させると共に当該クリップの平面部の中間部を前記筒体の側へ押圧することで該クリップに弾性張力を与えながら、当該クリップを前記第二段部の舌片が前記筒体の内側面の掛止凹部に掛止するまで前進させて、前記クリップを前記筒体に対して、当該クリップの前端部および後端部を当該筒体の外側面に当接させると共に該クリップの舌片を該筒体の掛止凹部に当接させて該クリップに弾性張力を働かせ、且つ前記舌片を前記掛止段部に当接させ抜け止めとした状態にて前記クリップを前記筒体に装着することを特徴とするクリップ取付構造。
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