JP5465590B2 - 車体後部構造 - Google Patents
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Description
例えば、車室の後方へ延びる左右のリヤフレームの間にサイレンサーを配置し、サイレンサーの上に近接させてサイレンサーを押し下げる押圧ブラケットを設けている。その結果、後突時に前の燃料タンクにサイレンサーが干渉しない(例えば、特許文献1参照)。
また、サイレンサーを下方へ押し下げる押し下げ量は小さい。
アンダボデー15は、車室22のアンダボデー前部24と、アンダボデー前部24に連続するアンダボデー後部25と、からなる。
サイレンサー14は、既存のもので、円筒形である。アンダボデー後部25に図に示していないブラケットで支持されている。なお、図面では内部の構造を省略している。
リヤフレーム後部41は、第2角部52〜第7角部57と、順に連なる第3側部63、第4側部64、第1残部側部65、第1中央支持側部66、第2中央支持側部67、第2残部側部68からなる。
車体後部構造は、車室22の床(アンダボデー)15から後方へ延びるリヤフレーム(左のリヤフレーム31及び右のリヤフレーム32)のリヤフレーム後部41の下面部(第1残部側部65、第2中央支持側部67)に沿って下方の車体取付け部品(サイレンサー)14と対向する部品押し下げ部材16を配置した。
図4(a)は平面図、図4(b)は(a)のb矢視図(正面図)、図4(c)は(a)のc矢視図(側面図)である。
なお、部品押し下げ部材16の正面図は、部品押し下げ部材16の部品図(図4)での視点であり、車両12の正面図の視点とは異なる。
前端71、後端72にはボルト75を通す孔76を開けている。
なお、前端71、後端72をボルト75で締結したが、溶接(溶接部)で固定してもよい。
実施例1の車体後部構造では、右のリヤフレーム32に圧縮荷重が入力され、リヤフレーム32が圧縮変形すると、部品押し下げ部材16は折り曲げられるので、車体取付け部品(サイレンサー14)を矢印a2のように押し下げる。
図6(a)は平面図、図6(b)は(a)のb矢視図(正面図)、図6(c)は(a)のc矢視図(側面図)である。
上記図1〜図5に示す実施例1と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
部品押し下げ部材16Bは、中央部73Bの上面81に脆弱部82を有している。
中央部73Bの中央には脆弱部82を形成した。
前端71、後端72にはボルト75を通す孔76を開けている。
なお、前端71、後端72をボルト75で締結したが、溶接(溶接部)で固定してもよい。
図7(a)は平面図、図7(b)は(a)のb矢視図(正面図)、図7(c)は(a)のc矢視図(側面図)である。
上記図1〜図6に示す実施例1、2と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
部品押し下げ部材16Cは、前端71と後端72に一体に中央部(起点押し部)73CをV字状に形成した。
中央部(起点押し部)73Cの中央に脆弱部82を形成している。
図8(a)は平面図、図8(b)は(a)のb矢視図(正面図)、図8(c)は(a)のc矢視図(側面図)である。
上記図1〜図7に示す実施例1、2、3と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
部品押し下げ部材16Dは、断面が四角形で閉断面形状である。この中空の本体の一端を前端71Dとし、他端を後端72Dとする。これらの前端71Dと後端72Dの間に、前端71Dと後端72Dに連ねて中央部(起点押し部)73DをV字状に形成している。
なお、前端71D、後端72Dをボルトで締結したが、溶接(溶接部)で固定してもよい。
図9(a)は平面図、図9(b)は(a)のb矢視図(正面図)、図9(c)は(a)のc矢視図(側面図)である。
上記図1〜図8に示す実施例1〜4と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
部品押し下げ部材16Eは、前端71Dと後端72Dに連ねて中央部(起点押し部)73EをV字状に形成している。そして、中央部73Eの中央に図7の実施例3に係る中央部73Cに形成した脆弱部82を形成している。
その結果、実施例1、2に係る車体後部構造と同様の作用、効果を発揮する。
実施例2と同様に上面に脆弱部82を形成するだけでよく、構造が簡単になるという利点がある。
図10(a)は平面図、図10(b)は(a)のb矢視図(正面図)、図10(c)は(a)のc矢視図(側面図)である。
上記図1〜図5に示す実施例1と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
部品押し下げ部材16Fは、断面が溝形で、溝形に成形した本体の一端を前端71とし、他端を後端72とする。これらの前端71と後端72の間に、前端71と後端72に連ねて中央部(起点押し部)73FをW字状に形成している。
図11(a)は平面図、図11(b)は(a)のb矢視図(正面図)、図11(c)は(a)のc矢視図(側面図)である。
上記図1〜図5に示す実施例1と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
部品押し下げ部材16Gは、断面が溝形で、溝形に成形した本体の前端71と後端72に一体に形成した中央部(起点押し部)73Gを有する。
中央部73Gは、車両12側面視(図11(b)の視点)で、湾曲(半径rk)している。また、車体取付け部品(サイレンサー14)側へ向け押し出すように湾曲している。
図12は、図1に対応する図である。
上記図1〜図5に示す実施例1と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
凸部111は、所望の高さを備えるもので、形状は任意である。
図13は、図1に対応する図である。
上記図1〜図5に示す実施例1と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
凹部116は、変形した部品押し下げ部材16の中央部73が嵌合する大きさの凹みである。
図16(a)は平面図、図16(b)は(a)のb矢視図(正面図)、図16(c)は(a)のc矢視図(側面図)である。
上記図1〜図5に示す実施例1と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
リヤフレーム後部41Kは、断面が四角形であり、ほぼ正方形である。
傾斜面部121は、車体取付け部品(サイレンサー)14の上外側部125へ向いている。
中央部73Kの中央に実施例3に係る部品押し下げ部材16Cのように脆弱部82を形成してもよい。
中央部73KをV字状に形成したが、実施例2に係る部品押し下げ部材16Bに設けた中央部73Bのように一直線に形成してもよい。
図17(a)は平面図、図17(b)は(a)のb矢視図(正面図)、図17(c)は(a)のc矢視図(側面図)である。
上記図1〜図5に示す実施例1、図14〜図16に示す実施例10と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
部品押し下げ部材16Lは、中央部73L、リヤフレーム後部41の外側または内側へ向けた傾斜面部121Lを有している。
中央部73Lは、車両12側面視(図17(b)の視点)で、湾曲(半径rk)している。また、車体取付け部品(サイレンサー)14側へ向け押し出すように湾曲している。
Claims (4)
- 車室の床から後方へ延びるリヤフレームのリヤフレーム後部の下面部に沿って下方の車体取付け部品と対向する部品押し下げ部材を配置し、
前記部品押し下げ部材が、前記リヤフレームの後端に入力される荷重で前記リヤフレーム後部が変形を起こしたときに、前記車体取付け部品を押し下げ、
前記リヤフレーム後部は断面L字形で、L字の角のへこみ部に前記部品押し下げ部材を収容している、
ことを特徴とする車体後部構造。 - 前記部品押し下げ部材は、長尺で、前記リヤフレーム後部の下面部に固定される前端と、後端と、これらの前端、後端に連なり、前記前・後端の間隔が縮まることによって下方の前記車体取付け部品へ向かって変形する中央部と、からなることを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
- 前記部品押し下げ部材は、前記中央部の上面に脆弱部を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の車体後部構造。
- 前記部品押し下げ部材は、前記リヤフレーム後部の外側または内側へ向けた傾斜面部を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車体後部構造。
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