JP5465295B2 - 化合物半導体装置、およびその製造方法 - Google Patents
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離脱の速度が等しくなる程度、好ましくは50以上500以下、に低くすることを提案する。
を低くすると、AlNバッファ層の成膜速度が低く抑えられて、AlN反応種が表面を動きやすい平衡状態に近い状況が作り出され、2次元核成長が促進されるだけでなく、AlN結晶が膜化した後のピットの埋め込み作用が促進される。よって欠陥の少ないAlNバッファ層の成長が実現されると説明されている。AlNバッファ層は、トリメチルアルミニウム(TMA)をAlソースとし、NH3を窒素ソースとし、135Torrの炉内圧力、V/III比230、成長温度1150℃〜1200℃のMOCVDで成長する。成
膜速度は、0.2nm/sec以下である。その後、温度を1100℃に下げ、高純度GaNチャネル層等の他の層のエピタキシャル成長を行なう。
ス/ドレイン電極を形成し、510℃以上、600℃未満でアニールしてオーミック電極とし、SiN層を堆積し、ゲート開口を形成してから開口内でGaNキャップ層に接するゲート電極を形成する。
単結晶基板と、
前記単結晶基板上にエピタキシャル成長されたAlN層と、
前記AlN層の上にエピタキシャル成長された窒化物半導体のバッファ層と、
前記バッファ層の上にエピタキシャル成長された窒化物半導体のチャネル層と、
前記チャネル層の上にエピタキシャル成長された窒化物半導体のキャリア供給層と、
前記キャリア供給層の上方に形成されたソース電極、ドレイン電極、およびゲート電極と、
を有し、
前記単結晶基板と前記AlN層間界面より、前記AlN層と前記バッファ層間界面の方が凹凸が大きく、前記AlN層の表面のスキューネスRskが正であることを特徴とする
化合物半導体装置
が提供される。
単結晶基板と、
前記単結晶基板上にエピタキシャル成長されたAlN層と、
前記AlN層の上にエピタキシャル成長された窒化物半導体のバッファ層と、
前記バッファ層の上にエピタキシャル成長された窒化物半導体のチャネル層と、
前記チャネル層の上にエピタキシャル成長された窒化物半導体のキャリア供給層と、
前記キャリア供給層の上方に形成されたソース電極、ドレイン電極、およびゲート電極と、
を有し、
前記単結晶基板と前記AlN層間界面より、前記AlN層と前記バッファ層間界面の方が凹凸が大きく、
前記窒化物半導体のバッファ層が、10nm〜200nmの範囲内の厚さを有する、Feを1×1017cm−3〜1×1019cm−3の範囲内の濃度で添加したGaN層であることを特徴とする化合物半導体装置
が提供される。
単結晶基板上に、AlN層をエピタキシャル成長する工程と、
前記AlN層の上に窒化物半導体層のバッファ層をエピタキシャル成長する工程と、
前記バッファ層の上に窒化物半導体のチャネル層をエピタキシャル成長する工程と、
前記チャネル層の上に窒化物半導体のキャリア供給層をエピタキシャル成長する工程と、
前記キャリア供給層の上方にソース電極、ドレイン電極、およびゲート電極を形成する工程と、
を含み、
前記AlN層の成長条件が、前記単結晶基板と前記AlN層間界面より、前記AlN層と前記バッファ層間界面の方が凹凸が大きくなる条件で成長し、
前記AlN層の成長条件が、成長温度1100℃〜1200℃、V/III比500より大であることを含むことを特徴とする
化合物半導体装置の製造方法
が提供される。
図である。単結晶のSiC基板100上に、縦型ガスフローの減圧式(LP)有機金属気相成長(MOCVD)装置により、窒化物半導体結晶層を積層する。以下、積層形成工程を説明する。まず表面洗浄処理を施したSiC基板100を成長装置内に設置し、水素を流入させながら、排気ポンプにより50Torrの一定圧力に制御する。水素ガス雰囲気中で、基板温度1,150℃まで加熱して10分放置する。これにより、加熱脱離による基板の清浄化が期待できる。次に、トリメチルアルミニウム(TMA)とアンモニアNH3ガスをバルブ切替えにより反応室に流入させ、i型AlN層102xを製膜する。ここでアンモニアモル数のTMAモル数に対する比、いわゆるV/III比を3000とした。結果として、AlN層の製膜速度は0.2nm/秒程度となった。製膜速度は、一般にはTMAのモル数によって決定されるが、AlN層の場合には、TMAがアンモニアと成長温度に依存して中間体を形成するため、アンモニアのモル数や成長温度・成長圧力によっても影響される。成膜速度、V/III比等のプロセスパラメータは、成長面の平坦性
は追及せず、なるべくキャリア捕獲中心(トラップ)が生じない完全な結晶が成長するように選択することが好ましい。このエピタキシャル成長を高温・高V/III比エピタキシャル成長と呼ぶ。
114を成長する。
3μmの厚みが好適なi型GaN層105は、GaN系−HEMTのチャネル層ないし電子走行層となる層である。
よるソース電極116、ドレイン電極118をリフトオフ法により形成する。例えば、下側Ti層は厚さ20nm、上側Al層は厚さ200nmとする。ソース・ドレイン電極116,118の短辺長は1μm〜2μm、長辺長はデバイス特性に応じて設計される。加熱合金化処理により、ソース・ドレイン電極を下層の窒化物半導体と合金化し、i型GaN層105の2次元電子ガスに接続されるオーミック電極を形成する。
により形成する。例えば、下側Ni層の厚さは10nm、上側Au層の厚さは300nmとする。ゲート短辺長は、所望のデバイス特性に応じて0.1μm〜3μmの範囲で設計される。
以上の工程により、GaN系HEMTが形成される。
に注目して、選択された。例えば、AlNの膜厚を厚くするほど、平坦性がよくなるため、比較的厚い膜厚が選択される。この比較例の場合は、100nmとした。その他の構成は、第1の実施例と同様である。
00nm未満の幅で、頂上が尖った形状である。平均高さに対し、凸部の高さは最大で約6nmであり,凹部は3nm未満である。平均高さに対し、主に上部に伸びた突起形状が多数存在するのが特徴的である。
層をエピタキシャル成長した構成において、AlN層と単結晶基板との界面より、AlN層と窒化物半藤体層との界面の方が凹凸が大きくなる。さらにはAlN層と単結晶基板との界面より、AlN層と窒化物半藤体層との界面の方が凸部の高さが大きくなる。
スとして例えばフェロセンなどを用いることができる。Feを1×1017cm−3〜1×1019cm−3ドープしたGaN層104を10nmから200nm成長し、i型GaN層105に接続する。この場合はi型GaN層は、Feの残留が起き得ることから、厚み2.5μmとした。
102x 高温・高V/III比エピタキシャル成長AlN層、
102y 高温エピタキシャル成長AlN層、
104 AlGaN層(FeドープGaN層)、
105 i型GaN層、
110 i型AlGaN層、
111 n型AlGaN層、
114 n型GaN層、
116 ソース電極、
118 ドレイン電極、
120 SiN層
124 ゲート電極
Claims (11)
- 単結晶基板と、
前記単結晶基板上にエピタキシャル成長されたAlN層と、
前記AlN層の上にエピタキシャル成長された窒化物半導体のバッファ層と、
前記バッファ層の上にエピタキシャル成長された窒化物半導体のチャネル層と、
前記チャネル層の上にエピタキシャル成長された窒化物半導体のキャリア供給層と、
前記キャリア供給層の上方に形成されたソース電極、ドレイン電極、およびゲート電極と、
を有し、
前記単結晶基板と前記AlN層間界面より、前記AlN層と前記バッファ層間界面の方が凹凸が大きく、
前記AlN層の表面のスキューネスRskが正であることを特徴とする
化合物半導体装置。 - 前記窒化物半導体のバッファ層が前記窒化物半導体のチャネル層よりも高い抵抗率を有する
請求項1記載の化合物半導体装置。 - 前記基板が、SiCである
請求項1または2記載の化合物半導体装置。 - 前記窒化物半導体のバッファ層が、10nm〜200nmの範囲内の厚さを有する、AlxGa1−xN(ここで、0.0<x≦0.1)層である
請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物半導体装置。 - 単結晶基板と、
前記単結晶基板上にエピタキシャル成長されたAlN層と、
前記AlN層の上にエピタキシャル成長された窒化物半導体のバッファ層と、
前記バッファ層の上にエピタキシャル成長された窒化物半導体のチャネル層と、
前記チャネル層の上にエピタキシャル成長された窒化物半導体のキャリア供給層と、
前記キャリア供給層の上方に形成されたソース電極、ドレイン電極、およびゲート電極と、
を有し、
前記単結晶基板と前記AlN層間界面より、前記AlN層と前記バッファ層間界面の方が凹凸が大きく、
前記窒化物半導体のバッファ層が、10nm〜200nmの範囲内の厚さを有する、Feを1×1017cm−3〜1×1019cm−3の範囲内の濃度で添加したGaN層であることを特徴とする
化合物半導体装置。 - 前記AlN層の表面のスキューネスRskが正であることを特徴とする
請求項5記載の化合物半導体装置。 - 前記窒化物半導体のバッファ層が前記窒化物半導体のチャネル層よりも高い抵抗率を有する
請求項5または6記載の化合物半導体装置。 - 前記基板が、SiCである
請求項5〜7のいずれか1項記載の化合物半導体装置。 - 前記窒化物半導体のバッファ層が、10nm〜200nmの範囲内の厚さを有する、AlxGa1−xN(ここで、0.0<x≦0.1)層である
請求項5〜8のいずれか1項記載の化合物半導体装置。 - 単結晶基板上に、AlN層をエピタキシャル成長する工程と、
前記AlN層の上に窒化物半導体層のバッファ層をエピタキシャル成長する工程と、
前記バッファ層の上に窒化物半導体のチャネル層をエピタキシャル成長する工程と、
前記チャネル層の上に窒化物半導体のキャリア供給層をエピタキシャル成長する工程と、
前記キャリア供給層の上方にソース電極、ドレイン電極、およびゲート電極を形成する工程と、
を含み、
前記AlN層の成長条件が、前記単結晶基板と前記AlN層間界面より、前記AlN層と前記バッファ層間界面の方が凹凸が大きくなる条件で成長し、
前記AlN層の成長条件が、成長温度1100℃〜1200℃、V/III比500より大であることを含むことを特徴とする
化合物半導体装置の製造方法。 - 前記窒化物半導体のバッファ層が、10nm〜200nmの範囲内の厚さを有する、AlxGa1−xN(ここで、0.0<x≦0.1)層、または10nm〜200nmの範囲内の厚さを有する、Feを1×1017cm−3〜1×1019cm−3の範囲内の濃度で添加したGaN層であることを特徴とする
請求項10記載の化合物半導体装置の製造方法。
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