JP5463476B2 - 摩擦攪拌加工装置及び摩擦攪拌加工用ツールの再生方法 - Google Patents

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本発明は、摩擦攪拌加工用ツールの再生機構を備えた摩擦攪拌加工装置及び摩擦攪拌加工用ツールの再生方法に関するものである。
金属材料の接合方法として、SKD鋼等のダイス鋼や超硬合金又はセラミックス等からなるツールを高速回転させて被加工材に押し付け、その摩擦熱により被加工材を軟化させて攪拌接合する摩擦攪拌接合(FSW)が行われている。また、上記ツールを用いて、被加工材表面の強度及び硬度等を向上させる摩擦攪拌改質(FSP)や、被加工材を点接合する摩擦点接合(FSJ)も行われ、これらと上記摩擦攪拌接合とを総称して摩擦攪拌加工と呼ばれる。
この摩擦攪拌加工では、ツールが被加工材との摩擦によって発生する熱により加工を行うので、ツールには被加工材よりも硬度、融点、耐摩耗性等の物性の高い材料が要求され、アルミ材等の低融点材料の被加工材の接合には、SKD鋼等の工具鋼が主に使用されている。一方、鉄系高融点材料の被加工材を接合する場合には、セラミックス製や超鋼合金製のツールが使用されるが、セラミックス製のツールは破損しやすく、超鋼合金製のツールは短時間で摩耗、変形等しやすい。そのため、従来は、ツールを着脱自在とする工具ホルダを形成して工具ホルダを再利用可能とし、ツールのみを耐摩耗性材料で製作して交換することで摩擦攪拌接合に費やすコストを低減する技術(特許文献1)、また、ツールのプローブを別体とし、また、ツールのショルダー部とプローブとを別体とすることにより、プローブやショルダー部を交換可能にしてコストを抑える技術(特許文献2)が提案されている。
特開2006−212657号公報 特開2008−36664号公報
しかしながら、いずれの技術によっても、ツール等の取り外しや取り付け等の交換作業を頻繁に行う必要があり、その作業が煩雑であった。特に、鉄系高融点材料の被加工材を接合する場合には、超鋼合金製のツールを使用してもツールが短時間で摩耗、変形等しやすく、頻繁にツール交換をする必要があった。そのため、ツール交換作業により加工が長時間中断され、また、加工コスト高の原因となっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ツールが摩耗等しても、その摩耗等の前の形状に復元し再生することでツール交換頻度を少なくすることができる摩擦攪拌加工装置及び摩擦攪拌加工用ツールの再生方法を提供することを課題とする。
本発明に係る摩擦攪拌加工装置は、
金属材料の被加工材に対して回転させながら先端部を押し付けて摩擦攪拌加工を行うツールを備えた摩擦攪拌加工装置であって、
摩擦攪拌加工により摩耗等したプローブ及びショルダーを有したツール先端部を砥石により研削するツール再生機構を備え、
前記ツールは、先端中央にプローブを突出形成し、前記プローブは、先端に向かって細くなるように形成されており、
前記ツール再生機構の砥石は、円形状に形成されており、ツール先端部を研削する前記砥石の円周部には、ツール先端部の断面凸形状と略一致する断面凹形状の凹溝が全周に連続形成されている。
本構成によれば、摩擦攪拌加工用のツールの先端部が摩耗、変形等又は、被加工材が付着しても、研削によりツール先端部を摩擦攪拌加工によって摩耗、変形又は、被加工材が付着等する前の形状に復元して再生することができる。従って、同じツールを再度使用することができるので、ツールの交換頻度を少なくすることができる。
前記ツールは、先端中央にプローブを突出形成し、前記プローブは先端に向かって細くなるように形成されているので、プローブが加工時に被加工材に当たるときの衝撃や、プローブが加工時に被加工材に埋没した状態で移動されても折損しにくい。さらに、摩擦攪拌加工によって摩耗、変形又は、被加工材が付着等したプローブを研削するための砥石も製造容易な簡単な形状とすることができる。
前記ツール再生機構の砥石は、円形状に形成されており、ツール先端部を研削する前記砥石の円周部には、ツール先端部の断面凸形状と略一致する断面凹形状の凹溝が全周に連続形成されているので、回転する砥石の円周部にツール先端部を接触させて研削することにより、ツール先端部を摩擦攪拌加工によって摩耗、変形又は、被加工材が付着等する前の形状に簡易且つ迅速に復元して再生することができる。
また、金属材料の被加工材に対して回転させながら先端部を押し付けて摩擦攪拌加工を行うツールを備えた摩擦攪拌加工装置であって、
摩擦攪拌加工により摩耗等したプローブ及びショルダーを有したツール先端部を砥石により研削するツール再生機構を備え、
前記ツール再生機構は、ツールを回転させながら、砥石を回転させてツールの先端部を研削する構成とすることができる。
本構成によれば、より短時間の研削でツールを摩耗、変形又は、被加工材が付着等する前の形状に復元し再生することができる。
また、金属材料の被加工材に対して回転させながら先端部を押し付けて摩擦攪拌加工を行うツールを備えた摩擦攪拌加工装置であって、
摩擦攪拌加工により摩耗等したプローブ及びショルダーを有したツール先端部を砥石により研削するツール再生機構を備え、
前記ツール再生機構は、冷風及び/又はミストの雰囲気下でツールを研削する構成とすることができる。
本構成によれば、冷風及び/又はミストが介在することで研削面の粗さを小さくし、滑らかに且つ効率的にツールを研削することができる。
また、本発明に係る他の摩擦攪拌加工装置は、
金属材料の被加工材に対して回転させながら先端部を押し付けて摩擦攪拌加工を行うツールを備えた摩擦攪拌加工装置であって、
摩擦攪拌加工により摩耗等したプローブ及びショルダーを有したツール先端部を工具により切削するツール再生機構を備える。
本構成によれば、摩擦攪拌加工用のツールの先端部が摩耗、変形又は、被加工材が付着等しても、切削によりツール先端部を摩擦攪拌加工によって摩耗、変形又は、被加工材が付着等する前の形状に復元して再生することができる。従って、同じツールを再度使用することができるので、ツールの交換頻度を少なくすることができる。
前記ツールは、先端中央にプローブを突出形成し、前記プローブは先端に向かって細くなるように形成されているものでもよい。
本構成によれば、プローブが加工時に被加工材に当たるときの衝撃や、プローブが加工時に被加工材に埋没した状態で移動されても折損しにくい。さらに、前記プローブが摩擦攪拌加工によって摩耗、変形又は、被加工材が付着等しても、ツール再生機構として切削する工具によれば、前記プローブを容易に摩耗、変形又は、被加工材が付着等する前の形状に復元して再生することができる。
また、本発明に係る摩擦攪拌加工用ツールの再生方法は、
摩擦攪拌加工により摩耗等した摩擦攪拌加工用ツールの再生方法であって、
前記ツールを回転させながら、砥石を回転させてプローブ及びショルダーを有したツール先端部を研削するものである。
本方法によれば、短時間で摩擦攪拌加工用ツールの先端部を研削でき、短時間でツール先端部を摩擦攪拌加工によって摩耗、変形又は、被加工材が付着等する前の形状に復元して再生することができる。
また、本発明に係る他の摩擦攪拌加工用ツールの再生方法は、
摩擦攪拌加工により摩耗等した摩擦攪拌加工用ツールの再生方法であって、
前記ツールを回転させながら、プローブ及びショルダーを有したツール先端部を工具により切削するものである。
本方法によれば、短時間で摩擦攪拌加工用ツールの先端部を切削でき、短時間でツール先端部を摩擦攪拌加工によって摩耗、変形又は、被加工材が付着等する前の形状に復元して再生することができる。
本発明によれば、摩擦攪拌加工用ツールの先端部が摩擦攪拌加工により摩耗、変形又は、被加工材が付着等しても、ツール先端部を研削又は切削により摩擦攪拌加工によって摩耗、変形又は、被加工材が付着等する前の形状に復元して再生することができるので、同一のツールを再度摩擦攪拌加工に使用することができる。従って、ツールの交換頻度を少なくすることができる。また、摩擦攪拌加工に伴うコストも低く抑えることができる。
実施形態による摩擦攪拌加工装置の全体構成を示す斜視図である。 実施形態1として、摩擦攪拌加工装置に備えるツール再生機構としてのツール研削装置の部分を拡大した断面図である。 摩擦攪拌加工装置の加工機構に装着されるツールの一例を示す図であり、同図(a)はツールの斜視図であり、同図(b)はその側面図である。 ワークの接合線が伸びる方向と砥石の回転方向が一致するようにツール研削装置を配設した例を示す模式図である。 ツールホルダー内にスペーサを配置してツールを保持した状態を示す断面図である。 ツール及び砥石の形状の他の例を示す断面図である。 実施形態2として、摩擦攪拌加工装置に備えるツール再生機構としてのツール切削装置の部分を拡大した断面図である。
(実施形態1)
以下に、本発明の一実施形態として、2枚の平板を摩擦攪拌接合する摩擦攪拌加工装置であってツール再生機構を備えたものを示す。
(摩擦攪拌加工装置)
図1に示すように、摩擦攪拌加工装置1は、ワークW1,W2を配置するための基台7上に、ワークW1,W2に対して摩擦攪拌加工を行う加工機構2と、加工機構2のツール
20を再生させるツール再生機構として砥石51を設けたツール研削装置5とを備えている。
基台7上には、裏当て冶具4の上に2枚の平板状のワークW1及びワークW2が配される。ワークW1及びワークW2は、裏当て冶具4に設けたワーク押さえ6によりワークW1及びワークW2を突き合せた接合線31が裏当て冶具4の中央に位置するように固定されている。ワークW1,W2が鉄系合金等の高融点材料の場合にはセラミックス等が使用されることが好ましいが、これらに限定されるものではない。
(加工機構)
加工機構2は、下端部にツールホルダー3を介して着脱自在に取り付けられたツール20を備えている。ツール20は、側面にDカット面24を有し、このDカット面24に固定ボルト8を当接させてツールホルダー3に着脱自在に固定されているが(図2参照)、これ以外の方法でツールホルダー3に着脱自在に取り付けられていてもよい。ツールホルダー3は、ツール回転用モータ23と連結されており、このツール回転用モータ23の駆動によりツールホルダー3とともにツール20が回転される。
図3(a)(b)に示すように、ツール20は円柱状に形成されており、先端部はワークW1,W2に当接させるショルダー22と、このショルダー22の先端面から突出しているプローブ21とから形成されている。ショルダー22の先端面は、ワークW1,W2の接合操作中に塑性流動化した接合材が外部に排出されないように通常は平面又は凹面状に形成されているが、これらには限定されない。
プローブ21は、ショルダー22面の略中央部であってツール20の回転軸線上に突設されている。プローブ21の形状は、ショルダー22面から徐々に先端が細くなっている。このプローブ21の形状は、半球状に形成されるが(図3(a)(b)参照)、先細り状の円錐台形状等の種々の形状でもよい。このようにプローブ21が上記先細り形状であれば、回転しながらワークW1,W2に当たるときの衝撃に対して強く、回転により摩擦しながらワークW1,W2の接合線31上を移動させるときにも折損しにくく、また、ワーク接合操作によって減耗等したプローブ21を研削する砥石51の形状を、製造容易な簡単な形状にすることができる利点がある。なお、プローブ21のショルダー22からの突出高さは、プローブ21が接合操作中に裏当て冶具4と接触しないように、通常はワークW1,W2の厚みより0.2mm程度短く形成されている。
ツール20の材質としては、ワークW1,W2が鉄系合金等の高融点材料の場合には耐熱性及び耐摩耗性等の観点から超硬合金等が使用されるのが好ましい。ただし、これに限らず、セラミック製等の各種の材質のツール20を使用してもよい。また、高温(例えば、
800℃以上)で高い硬度(例えば、ビッカース硬度400以上)を有する金属材料のツール20を使用してもよい。
そして、加工機構2は、これを取り付けたスライダー80を直動ガイド81及び移動用モータ82により基台7に平行に移動自在となっており、また、加工機構2は、昇降用モータ84を配設する昇降機構83により基台7に対して上下に移動自在となっている。
(ツール再生機構)
ツール再生機構としてのツール研削装置5は、裏当て冶具4に隣接して基台7上の一方側に配置されている。図2に示すように、ツール研削装置5には、変形等したツール20の先端部を研削して元の形状に復元し再生するために、砥石支持板52の外周部に砥石51が設けられている。この砥石51の外周の円周部は、ショルダー22及びプローブ21によるツール20の先端部の断面凸型形状と略一致する断面凹型形状の凹溝51aが全周的に連続形成されている。なお、砥石51としては、ツール20の研削が円滑に行えるように好ましくはダイヤモンド砥石等が使用されるが、これに限定されるものではなく、例えば、ボラゾンのような立方晶窒化ホウ素(CBN)等によるものでも良い。
砥石51を配設する砥石支持板52は、砥石取付ボルト59により回転軸58等を介して砥石回転用モータ53に連結されている。そして、砥石回転用モータ53により、ツール再生のためにツール20の先端部を研削するときに砥石51が回転される。
また、ツール研削装置5には、ツール20の研削時に砥石51周辺に冷風とともにミストを供給するミスト供給ノズル(図示せず)が設けられている。このように、ツール研削時に冷風及びミストを供給することで、研削面の粗さを小さくし、滑らかに且つ効率的にツール20を研削することができる。なお、ツール20の研削時にミストのみ供給するようにしてもよいし、また、冷風のみ供給するようにしてもよい。
砥石51は、カバー54により覆われており、このカバー54には、ツール20を配置させるツール挿入口56が上面に設けられるとともに、研削クズ等を排出させる排出口57が下面に設けられている。従って、このカバー54により、ツール20の研削時において、ツール20及び砥石51から発生する研削クズや、ミスト供給ノズルから供給されるミスト等が外部に飛散されることが防止される。また、研削時に発生した研削クズは、研削時に供給されたミストとともに下方の排出口57から外部に排出される。また、砥石支持板52に連結されている回転軸58は、カバー54との間に設けられたシール55が外嵌されており、これにより、カバー54内の研削クズやミスト等が回転軸58側に進入しないようになっている。
以下に、上記構成を有する摩擦攪拌加工装置1によるワークW1,W2の接合操作、及びツール20の再生操作を説明する。
(接合操作)
図1を参照して、ワークW1,W2を接合する際、回転用モータ23により高速回転(例えば、500rpm〜3000rpm程度)させたツール20を、裏当て冶具4上に固定されたワークW1及びワークW2の接合線31の一端に押し付ける。そうすると、ツール20先端部のプローブ21が接合線31に高速回転した状態で押し付けられ、発生する摩擦熱により接合線31周辺のワークW1,W2が軟化する。ツール20は、強い力で接合線31に押し付けられているので、やがてツール20先端のプローブ21は軟化した接合線31周辺のワークW1,W2内部に没入する。続いて、ツール20は加圧及び回転を維持したまま接合線31に沿って、ツール移動用モータ82及び直動ガイド81により他端に移動される。そして、ツール20近傍のワークW1,W2は摩擦熱により連続的に塑性流動化し、ワークW1,W2の接合線31付近が摩擦攪拌により接合される。
ところで、上記の接合操作より、ツール20は、強い押圧力を受け且つ摩擦熱により急激な温度変化を繰り返すうちに先端部が摩耗、変形等したり、軟化した被加工材が付着したりする。鉄系の高融点金属のワークW1,W2に対して超硬合金製のツール20を用いた場合でも、ワークW1,W2の接合操作時には、例えば、ツール20とワークW1,W2の接触部の温度が約800〜約1000℃に達するため、高温での硬度不足によりツール20の先端部が摩耗し、又は変形し、場合によっては欠損する。その結果、良好な接合が困難となり、製品の歩留まりが低下する。また、非加工材がツール20の先端部に付着することによっても、良好な接合が困難となり、製品の歩留まりが低下する。
(再生操作)
そこで、本摩擦攪拌加工装置1では、接合操作の繰り返しによりツール20の先端部が摩耗、変形又は、被加工材が付着等すると、ツール20をツール再生機構としてのツール研削装置5により再生させる。
ツール20の再生の際は、変形等したツール20をツール研削装置5上部に移動させ、ツール20をカバー54上面のツール挿入口56に挿入配置させてツール研削装置5の砥石51に当接させる(図2参照)。このとき、ミスト供給ノズルよりツール20の先端部と砥石51が接触する接触部に向けて、冷風とともにミストが供給される。そして、この
状態でツール20を回転させながら、ツール研削装置5の砥石51を回転させてツール20の先端部を研削する。砥石51の円周部には、プローブ21を含むツール20の先端部の断面凸型形状と略一致する断面凹型形状の凹溝51aが全周的に連続形成されているので、この砥石51による研削によって、ツール20の先端部のプローブ21及びショルダー22は、ワーク接合操作により摩耗、変形又は、被加工材が付着等する前の形状に復元され、再生される。
上記再生操作の際、砥石51の周速は、CBN(立法晶窒化硼素)やダイヤモンド砥石の場合は25〜80m/sec程度に設定されるが、これらには限られない。これにより、ツール20を回転させながら砥石51を回転させて研削するに際して、ツール20を欠損等させることなく円滑に研削することができる。なお、この再生時のツール20の回転スピードは、砥石51の種類や砥石51の周速等を考慮して研削に最適な回転スピードが設定される。通常は、ツール20の先端部形状が非対称にならないような比較的遅い回転スピードとされ、例えば、ツール20の回転スピードは、100rpm前後程度に設定されるのが好ましいが、これに限定されない。また、ワークW1及びワークW2を突き合せた接合線31と砥石51の断面方向中央とを同一直線状に配設することにより、ツール20を上下動させて接合線31の方向に移動させるだけでツール研削装置5の砥石51により研削できるので、容易にツール20を再生することができる。
以上の操作により再生されたツール20を使用して、再び上述の接合操作を良好に行うことができる。
また、図4に示すようにワークW1,W2の接合線31が伸びる方向と砥石51の回転方向が一致するようにツール研削装置5を基台7上に配設した場合には、ツール20に前進角θを持たせた状態のままでも砥石51により研削できるので、ツール20の再生操作を容易にすることができる。なお、前記ツール20の前進角θは、例えば、2〜5度の範囲で設定されるのが好ましいが、これに限定されない。
なお、ツール20は研削により少し短くなるが、接合操作時のツール20は制御手段(図示せず)によりツール20の位置、又はツール20からワークW1,W2への加圧力が一定に制御されてワークW1,W2に押し付けられるので、接合操作に支障をきたすことはない。そして、以上の再生を繰り返してツール20の長さが接合操作不能になる程に短くなった場合、消耗したツール20をツールホルダー3から取り外して新たなツール20と交換される。なお、以上の再生を繰り返してツール20の長さが短くなった場合、図5に示すように、ツールホルダー3においてツール20の基端部25にスペーサ31を挿入してツール20の先端部の位置を調整してもよい。
(実施形態2)
次に、本摩擦攪拌加工装置1において、ツール再生機構の他の実施形態について説明する。図7に示すように、実施形態2においては、先端部が変形等したツール20をツール再生機構としてのツール切削装置8により再生させる。このツール切削装置8は、カバー54内に切削工具60が配設され、切削工具60は、図示しない駆動手段によってX方向とZ方向に移動自在となっている。カバー54は、切削工具60や切削工具60の駆動手段等を収容可能に形成されるが、このカバー54の構造は、基本的には、上記実施形態1と同様の構造を備える。
本実施形態2は、ワークW1,W2が鉄系合金等の高融点材料の場合において、特にツール20が高温(例えば、800℃以上)で高い硬度(例えば、ビッカース硬度400以上)を有する金属で製作されている場合に好適であるが、これには限定されず、各種材質のツール20の再生に使用することができる。
ツール20の再生の際は、変形等したツール20をツール切削装置8上部に移動させ、ツール20をカバー54上面のツール挿入口56に挿入配置させた後に、切削工具60をツール20の先端部に当接させる(図7参照)。このとき、ツール20の先端部と切削工具60が接触する接触部に向けて切削水供給ノズル(図示せず)より切削水が供給されるが、冷却用空気のみを供給しても良い。そして、この状態でツール20を回転させながら、ツール切削装置8の切削工具60にツール20の先端部を接触させて切削する。切削工具60は、切削に際してX方向(ツール20に対して半径方向)及びZ方向(ツール20に対して高さ方向)に、プローブ21を含むツール20の先端部が変形等する前の断面凸型形状と略一致するように移動する。このとき、切削工具60は、数値制御により自動的に移動させるようにしてもよい。以上の操作により、ツール20の先端部のプローブ21及びショルダー22は、ワーク接合操作により摩耗、変形又は、被加工材が付着等する前の形状に復元され、再生される。
上記再生操作の際、ツール20の回転スピードは、ツール20の材質や切削工具60の材質を考慮して切削に最適な回転スピードが設定される。例えば、ツール20の回転スピードは、切削工具60が超硬製工具の場合、例えば、切削工具60との接触部分の速度が10〜15m/min程度に設定されるが、これに限定されない。これにより、ツール20を回転させながら切削するに際して、ツール20を欠損等させることなく円滑に切削することができる。
以上の操作により再生されたツール20を使用して、再び上述の接合操作を良好に行うことができる。
以上説明した各実施形態1,2による摩擦攪拌加工装置1によれば、接合操作によりツール20の先端部のプローブ21及びショルダー22が摩耗、変形又は、被加工材が付着等してもツール研削装置5又はツール切削装置8により再生されるので、その都度ツール20を交換する必要が無く、ツール20の交換頻度を大幅に少なくすることができる。また、ツール20の交換に要するトータル時間が短縮され効率的に接合操作を行うことができる。摩擦攪拌加工に伴うコストも低く抑えることができる。
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されず、本発明の範囲で種々の変更を施すことが可能である。
例えば、本発明に係る摩擦攪拌加工装置においては、あらかじめ設定した所定回数の接合操作を行った後に、自動的にツール20をツール研削装置5又はツール切削装置8に移動させて再生するようにしてもよい。また、ツール20を画像センサにより監視し、ツール20の形状に変形等が観察された場合に自動的にツール研削装置5又はツール切削装置8に移動させて再生するようにしてもよい。
また、マシニングセンターの自動ツール交換システムのようにツール20を複数備え、ツール研削装置5又はツール切削装置8によりツール20を再生している間は、他のツール20を備える加工機構2によりワーク接合操作を行えるようにしてもよい。この場合には、さらにツール20の交換に要する時間が短縮され効率的に接合操作を行うことができる。
また、ツール20の先端部のショルダー22は平坦な形状に限定されるものではなく、摩擦攪拌接合でよく使用されるような凹形状でも良い。この場合には、図6に示されるように、ツール研削装置5(図2参照)における砥石51の円周部の断面形状は、ツール20の先端部の断面形状に対応して、ショルダー22に対応する部分は凸形状とされ、プローブ21に対応する部分は凹形状とされ、また、ツール20を回転させながら研削するので、砥石51の直径も凹形状のショルダー22が形成される外径に設定される。なお、ツール切削装置8(図7参照)では、ツール20の先端部形状に沿って切削工具60を移動させながら切削するようにすればよい。
また、ワークW1,W2としてアルミニウム合金等の低融点材料の接合にツール20としてSKD鋼等のダイス鋼製のものがよく使用されるが、繰り返しワーク接合操作を行うと、このツール20が摩耗、変形又は、被加工材が付着等する場合がある。このような場合についても上述のツール研削装置5によりツール20の再生を行うことができる。この場合、ツール研削装置5の砥石51には、普通砥石が使用されるのが好ましいが、これに限らない。また、普通砥石による再生時では、砥石51の周速は20〜40m/sec程度に設定されるのが好ましいが、これに限らない。なお、このようなアルミニウム合金等の低融点材料の接合の場合には、裏当て冶具4として鉄系材料が使用されることが好ましいが、これらに限定されるものではない。
1 摩擦攪拌加工装置
2 加工機構
3 ツールホルダー
5 ツール研削装置(ツール再生機構)
8 ツール切削装置(ツール再生機構)
20 ツール
21 プローブ
22 ショルダー
51 砥石
51a 凹溝
60 切削工具

Claims (7)

  1. 金属材料の被加工材に対して回転させながら先端部を押し付けて摩擦攪拌加工を行うツールを備えた摩擦攪拌加工装置であって、
    摩擦攪拌加工により摩耗等したプローブ及びショルダーを有したツール先端部を砥石により研削するツール再生機構を備え、
    前記ツールは、先端中央にプローブを突出形成し、前記プローブは、先端に向かって細くなるように形成されており、
    前記ツール再生機構の砥石は、円形状に形成されており、ツール先端部を研削する前記砥石の円周部には、ツール先端部の断面凸形状と略一致する断面凹形状の凹溝が全周に連続形成されている摩擦攪拌加工装置。
  2. 金属材料の被加工材に対して回転させながら先端部を押し付けて摩擦攪拌加工を行うツールを備えた摩擦攪拌加工装置であって、
    摩擦攪拌加工により摩耗等したプローブ及びショルダーを有したツール先端部を砥石により研削するツール再生機構を備え、
    前記ツール再生機構は、ツールを回転させながら、砥石を回転させてツールの先端部を研削する構成とする摩擦攪拌加工装置。
  3. 金属材料の被加工材に対して回転させながら先端部を押し付けて摩擦攪拌加工を行うツールを備えた摩擦攪拌加工装置であって、
    摩擦攪拌加工により摩耗等したプローブ及びショルダーを有したツール先端部を砥石により研削するツール再生機構を備え、
    前記ツール再生機構は、冷風及び/又はミストの雰囲気下でツールを研削する構成とする摩擦攪拌加工装置。
  4. 金属材料の被加工材に対して回転させながら先端部を押し付けて摩擦攪拌加工を行うツールを備えた摩擦攪拌加工装置であって、
    摩擦攪拌加工により摩耗等したプローブ及びショルダーを有したツール先端部を工具により切削するツール再生機構を備える摩擦攪拌加工装置。
  5. 請求項4に記載の摩擦攪拌加工装置において、
    前記ツールは、先端中央にプローブを突出形成し、前記プローブは先端に向かって細くなるように形成されている摩擦攪拌加工装置。
  6. 摩擦攪拌加工により摩耗等した摩擦攪拌加工用ツールの再生方法であって、
    前記ツールを回転させながら、砥石を回転させてプローブ及びショルダーを有したツール先端部を研削する摩擦攪拌加工用ツールの再生方法。
  7. 摩擦攪拌加工により摩耗等した摩擦攪拌加工用ツールの再生方法であって、
    前記ツールを回転させながら、プローブ及びショルダーを有したツール先端部を工具により切削する摩擦攪拌加工用ツールの再生方法。
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