JP4298729B2 - 摩擦攪拌接合用工具 - Google Patents

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Description

本発明は、接合部に回転した攪拌軸を挿入し、摩擦熱によって軟化させて攪拌接合する摩擦攪拌接合用工具に関し、特に寿命を長くすることを目的とした摩擦攪拌接合用工具に関する。
近年、金属材の溶接やロウ付けに代わる新しい接合方法として、摩擦攪拌接合方法が種々提案されている。図8は、そうした摩擦攪拌接合方法の概要を示す図である。摩擦攪拌接合は、図示するように、被接合部材として一対のプレート101,102の接合面同士を突き合わせ、その突き合わせた接合部が連続する接合線200に沿ってプレート101,102よりも硬い材質の攪拌軸(プローブ)を持った摩擦攪拌接合用工具110を高速回転させながら挿入させる。すると、一対のプレート101,102同士が、接合部分で発生する摩擦熱と圧力によって塑性流動化しつつ攪拌して接合される。
摩擦攪拌接合方法に使用される摩擦攪拌接合用工具110は、例えば図9に示すような攪拌部を有するものが特開2003−225777号公報に提案されている。この摩擦攪拌接合用工具110は、図示しない回転駆動装置の駆動部と結合した回転体111を有し、その先端には同軸に突設したプローブ112が形成されている。プローブ112は、プレート101,102の厚さに相当する長さだけ突出し、そのプローブ112の外周面には根元部114を除く部分にネジ山の攪拌部115が形成されている。
摩擦攪拌接合用工具110は、図示しない回転駆動部によって回転体111及びプローブ112が高速で回転し、図8に示すように、突き合わせた2枚のプレート101,102の突合せ部分にプローブ112を押し当てるように挿入する。このとき回転体111のショルダ113は、プレート101,102の上面を押さえ付けたまま接合線200に沿って相対的に移動することになる。そして、塑性流動化したプレート101,102の接合部はプローブ112の進行圧力を受けて攪拌混練され、摩擦攪拌接合用工具110の後方へ回り込むように塑性流動した後、摩擦熱を急速に失って冷却固化する。
特表平7−505090号公報(第2−6頁、図1) 特開2003−225777号公報(第2−3頁、図1、図2)
ところで、摩擦攪拌接合に使用される工具は、被接合部材よりも硬度、融点、耐摩耗性などの物性が高い材料が要求され、従来の工具には、例えばSKD材などのダイス鋼が使用されていた。しかしながら、摩擦攪拌接合時には、ショルダ113に数kNの押圧荷重がかかり、接合する材料によっては数十kNの押圧荷重で使用される。さらにショルダ113は常に材料と回転しながら接触し、摩擦による高温状態で数kN〜数十kNもの荷重に耐えなければならない。このような過酷な環境ではSKD材などであってもショルダ部の磨耗や変形は避けられず、工具の寿命を縮めたり、安定した接合作業を行うことが出来なくなり継手品質の低下を招く。
また、SKD材などで形成された摩擦攪拌接合用工具110は、接合作業の高温・高圧状態や荷重の変動などによって、プローブ112やショルダ113に欠損や折損、磨耗あるいは変形が生じてしまっていた。そして、接合作業中にプローブ112の一部が欠け、或いは折れたりした場合は、工具の一部がプレート中に残留してしまうことになる。そのため、工具が欠損したような場合には、回復を含めて補修作業が必要になり、例えば特許第3459193号公報に開示された方法が行われる。すなわち接合ビードに含まれる欠陥を研削加工により除去して補修領域を形成し、その補修領域に部材の母材と同材料の溶接棒を用いてTIG溶接によって補修ビードを形成する方法である。
しかしながら、摩擦攪拌接合の施工中に摩擦攪拌接合用工具に欠損や折損が発生して施工不良となった場合には、補修作業を行っても該当部分の強度低下や外観の劣化は避けられなかった。また、プローブ112とショルダ113とが一体の摩擦攪拌接合用工具110は、プローブ112の欠損または折損が発生すると当該部品の全体ごと交換しなくてはならないためコスト高であった。更に、従来の摩擦攪拌接合用工具110は、被接合部材の板厚に合わせたショルダ径やプローブ長の工具を、おのおのの板厚ごとに用意しなければならいため、その点でもコスト高であった。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、長寿命で且つ低コストで製作可能な摩擦攪拌接合用工具を提供することを目的とする。
本発明の摩擦攪拌接合用工具は、円柱形状の回転体とその端面のショルダから同軸上に突設したプローブとを有し、一対の被接合部材を突き合わせた接合部に回転させながらプローブを挿入し、発生する摩擦熱によって軟化させつつ攪拌させて接合させるものであって、前記プローブと前記回転体とが着脱可能であって、前記プローブが超硬合金又はコバルト系合金鋼(MP159)によって形成され、前記回転体は、軸方向に分割されたショルダ部とホルダ部が着脱可能であって、そのショルダ部が超硬合金又はコバルト系合金鋼(MP159)によって形成されたものであることを特徴とする。
また、本発明の摩擦攪拌接合用工具は、前記プローブが、前記回転体から突出する攪拌部と、前記回転体に形成された縦穴内に挿入可能な挿入部とを有し、その挿入部には平らな固定面が形成され、前記回転体に形成された横孔に螺設された固定ボルトに当該固定面が押し付けられて前記回転体に取り付けられるようにしたものであることが好ましい。
また、本発明の摩擦攪拌接合用工具は、前記ショルダ部とホルダ部が、両者のそれぞれに形成された雄ネジと雌ネジによって一体に結合可能なものであることが好ましい。
また、本発明の摩擦攪拌接合用工具は、前記回転体から突出する攪拌部の長さが異なる複数種類の前記プローブと、その攪拌部の長さに応じて径の大きさが異なる複数種類の前記ショルダ部とを備えたものであることが好ましい。
また、本発明の摩擦攪拌接合用工具は、円柱形状の上部回転体と下部回転体と、その端面のショルダ間に同軸上に位置するプローブとを有し、一対の被接合部材を突き合わせた接合部に対し、前記上部回転体と下部回転体とで挟み込みながら回転するプローブを挿入し、発生する摩擦熱によって軟化させつつ攪拌させて接合させるものであって、前記上部回転体及び下部回転体と前記プローブとが着脱可能であって、前記プローブが超硬合金又はコバルト系合金鋼(MP159)によって形成されたものであることを特徴とする。
また、本発明の摩擦攪拌接合用工具は、前記上部回転体と下部回転体が、軸方向に分割されたショルダ部とホルダ部が着脱可能であて、そのショルダ部が超硬合金又はコバルト系合金鋼(MP159)によって形成されたものであることが好ましい。
また、本発明の摩擦攪拌接合用工具は、前記ショルダ部とホルダ部が、両者のそれぞれに形成された雄ネジと雌ネジによって一体に結合可能なものであることが好ましい。
また、本発明の摩擦攪拌接合用工具は、接合部の厚さに応じて径の大きさが異なる複数種類の前記ショルダ部を備えたものであることが好ましい。
よって、本発明の摩擦攪拌接合用工具によれば、そのプローブと回転体、更には回転体がショルダ部とホルダ部とに分割され、それらが着脱可能な構成であるため、別体のプローブやショルダは加工が容易であり、欠損などが生じた場合でも部分的な交換でよいのでコストを抑えることができる。そして、プローブやショルダ部が超硬合金又はコバルト系合金鋼(MP159)によって形成されているため、高温の作業に対して耐摩耗性に優れ、寿命を伸ばすことになる。
次に、本発明に係る摩擦攪拌接合用工具の一実施形態について図面を参照しながら以下に説明する。
摩擦攪拌接合によって、例えばアルミのプレート同士を接合する場合、接合工具の温度は約500℃〜600℃付近に達する。標準的なダイス鋼の焼きなまし温度は約750℃〜850℃の範囲であり、SKD材やSKH材等は摩擦攪拌接合に繰り返し使用されることで、急激な強度低下を引き起こすため欠損や折損が生じてしまう。そのため、前記課題を解決するためには、従来のダイス鋼に代えて超硬合金で形成することが考えられる。耐熱・耐食合金である超硬合金は、高温における強度及び硬度が高く、高温作業の欠損や折損を防止する材料として好ましいからである。
超硬合金の摩擦攪拌接合用工具であれば、摩擦攪拌時に接合部の温度が約500℃〜600℃に達してもほとんど摩耗しないため、SKD材やSKH材等で形成した工具と比べて寿命を格段に伸ばすことが可能になる。そうした超硬合金の摩擦攪拌接合用工具110は、焼結によって形状を作成した後、プローブ112部分に対しネジ山の攪拌部115が研磨によって形成される。しかし、回転体111及びプローブ112を図9に示す従来のように一体的に形成したのでは、摩擦攪拌接合用工具110の形状によってはその加工が困難な場合がある。
すなわち、摩擦攪拌接合用工具は、図9に示すようにショルダ113が平らなものであれば、プローブ112に形成する攪拌部115の加工も比較的容易である。しかし、工具の形状には、図10に示す摩擦攪拌接合用工具120のように、ショルダ121がすり鉢状に形成されたものや、図11に示す摩擦攪拌接合用工具130のように、平らなショルダ131に渦巻き状の溝132が形成されたものなどがある。ところが、プローブ112の根元部分に攪拌部115を加工する場合や、プローブ112の根元部分にまで溝132を形成する場合、いずれも加工部が狭いため、特に硬度の高い超硬合金などでは加工が困難になる。
そこで本実施形態では、こうした点を考慮し、超硬合金によって形成されたものであって、製作が容易な構造の摩擦攪拌接合用工具を提案する。図1は、そうした摩擦攪拌接合用工具の第1実施形態を示した断面図である。摩擦攪拌接合用工具1は、回転体12にショルダ13の中心に縦穴14が形成され、そこにプローブ11が挿入される。プローブ11は、ネジ山が形成された攪拌部11aと、縦穴14に入り込む挿入部11bとを有し、挿入部11bには平らな固定面11cが形成されている。更に回転体12には縦穴14に通じる雌ネジの切られた横孔が形成され、縦穴14に挿入されたプローブ11の固定面11cに突き当てられた固定ボルト15が螺設され、プローブ11がその固定ボルト15に押さえ付けられて回転体12に取り付けられる。分離可能な構造の摩擦攪拌接合用工具1は、そのプローブ11が超硬合金によって形成され、回転体12は従来と同様にSKD材やSKH材等によって形成されている。
本実施形態の摩擦攪拌接合用工具1によれば、プローブ11と回転体12を分割した構造としたことにより、例えばショルダ13をすり鉢状に形成したり、ショルダ13に渦巻き状の溝を形成する場合にでも、攪拌部11aの加工やショルダ13への溝加工などを別々に行うため、互いに影響を受けることなく加工が容易になった。
更に、プローブ11を構成する超硬合金は、接合部の温度が500℃〜600℃といった高温であっても耐摩耗性が高いため、寿命を格段に伸ばすことができる。その反面、超硬合金は靱性が低いので、何らかの原因で衝撃荷重を受けてしまったような場合に折損を生じることが考えられる。しかし本実施形態では、そうした場合であってもプローブ11のみ交換が可能であるため、修理のコストを抑えることができる。
摩擦攪拌接合用工具1は、ショルダ13が被接合部材の接合部を押さえ込み、プローブ11の回転によって材料外側へ流れないようにしている。そうした効果をより発揮させるために、ショルダ13を図10に示すようにすり鉢状のショルダ121にしたり、ショルダ13に図11に示すような渦巻き状の溝132を形成する。しかし、回転体12が従来と同様にSKD材やSKH材等で形成されると、高熱で擦れるため摩耗によってすり減ってしまい、ショルダ121が平らになってしまったり、溝132が浅くなってしまうことで十分な効果が得られなくなってしまう。そうした場合には、やはり回転体の交換が必要になる。そこで、第2実施形態では、そうした点を考慮した構造の摩擦攪拌接合用工具2を提案する。
図2は、第2実施形態の摩擦攪拌接合用工具を示した断面図である。この摩擦攪拌接合用工具2は、プローブ21の他にも回転体がホルダ部23とショルダ部22とに分離可能な構造になっている。すなわち回転体は、ホルダ部23とショルダ部22とが軸方向に分割され、ホルダ部23には雄ネジが形成され、ショルダ部22には雌ネジが形成されている。また、ホルダ部23とショルダ部22が一体になった回転体には、ショルダ部22の中心を貫通する縦穴24が形成されており、そこにプローブ21が挿入される。プローブ21は、ネジ山が形成された攪拌部21aと固定面21cが形成された挿入部21bとに分けられている。そこで、プローブ21は、その挿入部21bが縦穴24に挿入され、固定面21cに突き当てられるように固定ボルト25がホルダ部23の横孔に螺設される。これによりプローブ21が回転体に取り付けられる。
第2実施形態の摩擦攪拌接合用工具2は、そのプローブ21とショルダ部22が超硬合金によって形成され、ホルダ部23は従来と同様にSKD材やSKH材等によって形成されている。従って、本実施形態でも、ショルダ部22をすり鉢状に形成したり、ショルダ部22に渦巻き状の溝を形成する場合でも、プローブ21と別体であれば、それぞれの加工を容易に行うことができる。
更に、プローブ21やショルダ部22が熱に強い超硬合金であって、高温の作業に対して耐摩耗性に優れているため、寿命を格段に伸ばすこともできる。その反面、超硬合金は靱性が低いため、何らかの原因で衝撃荷重を受けてしまったような場合に折損を生じることが考えられるが、そうした場合であってもプローブ21やショルダ部22を別々に交換可能なため、修理のコストを抑えることができる。
また、回転体がショルダ部とホルダ部とで分離可能な工具は、第2実施形態とは逆の構造であってもよい。図3は、第3実施形態の摩擦攪拌接合用工具を示した断面図である。
摩擦攪拌接合用工具3は、プローブ31、ショルダ部32及びホルダ部33が分離可能であって、軸方向に分割されたホルダ部33とショルダ部32は、ショルダ部32には雄ネジが形成され、ホルダ部33に雌ネジが形成されている。また、ホルダ部33とショルダ部32とが一体になった回転体に、ショルダ部32の中心を貫通する縦穴34が形成され、そこにプローブ31が挿入される。そのプローブ31は、ネジ山が形成された攪拌部31aと固定面31cが形成された挿入部31bとに分けられている。そして、縦穴34に挿入された挿入部31bの固定面31cに固定ボルト35が押し当てられ、プローブ31が回転体に取り付けられる。
こうした第3実施形態の摩擦攪拌接合用工具3も、そのプローブ31とショルダ部32が超硬合金によって形成され、ホルダ部33は従来と同様にSKD材やSKH材等によって形成されている。従って、ショルダ部32をすり鉢状に形成したり、ショルダ部32に渦巻き状の溝を形成する場合でも、プローブ31と別体であるため加工を容易に行うことができる。
更に、プローブ31やショルダ部32が熱に強い超硬合金であって、高温の作業に対して耐摩耗性に優れているため、寿命を格段に伸ばすこともできる。その反面、超硬合金は靱性が低いため、何らかの原因で衝撃荷重を受けてしまったような場合に折損を生じることが考えられるが、そうした場合であってもプローブ31やショルダ部32を別々に交換可能なため、修理のコストを抑えることができる。
ところで、第2、第3実施形態で示した摩擦攪拌接合用工具2は、プローブだけでなくショルダ部の着脱も可能にしているため、各種サイズを用意することによって接合部の厚さなどに応じた変更が容易になる。従来であれば、摩擦攪拌接合用工具を加工装置に対して取り換える必要があったが、本実施形態によればプローブとショルダ部とを取り換えるだけで簡単なサイズ変更が可能になる。図4は、第2実施形態の構造の摩擦攪拌接合用工具において、複数の取り換えパターンを示した図である。
すなわち、一つのホルダ部23に対して径D1〜D3の異なる3パターンのショルダ部22A,22B,22Cと、ネジ山が形成された攪拌部21aの長さL1〜L3が異なる3パターンのプローブ21A,21B,21Cが用意されている。そして、各ショルダ部22A,22B,22Cは、径が異なるものの、いずれもホルダ部23の雄ネジに取り付け可能な共通の雌ネジが形成され、縦穴24を構成する同径の貫通孔があけられている。一方、各プローブ21A,21B,21Cは、攪拌部21の長さが異なるものの、回転体に対する挿入部21bの形状や寸法は一致している。
よって、接合部の厚さなどに応じて攪拌部21a長さやショルダ部22の径の大きさを変更する場合には、先ず、固定ボルト25が外され、例えばプローブ21Aが縦穴24から抜かれてショルダ部22Aがホルダ部23から取り外される。そして、サイズを大きくする場合、例えばショルダ部22Cがホルダ部23に組み付けられ、その回転体にプローブ21Cが挿入され、固定ボルト25によって取り付けられる。その他のサイズ変更においても同様に取り換えが行われる。従って、本実施形態によれば、用意したプローブ21A,21B,21Cとショルダ部22A,22B,22Cをそれぞれ選択し、簡単な着脱作業によってサイズの変更を容易に行うことができるようになった。
摩擦攪拌接合工具には、前記実施形態で説明した、いわゆる固定ピンタイプの他にも図12に示すような、いわゆるコイルボビンタイプのものもある。この摩擦攪拌接合用工具150は、上部回転体151と下部回転体152とで被接合部材の接合部を挟み込み、プローブ153がその接合部を回転しながら進入して摩擦攪拌接合を行う。従来は、こうした摩擦攪拌接合用工具に対しても同様にSKD材やSKH材等が使用され、高温及び高圧下の作業によってプローブや上下回転体のショルダ部に欠損や折損、磨耗あるいは変形が生じてしまう問題があった。そこで次に、超硬合金によって形成するコイルボビンタイプの摩擦攪拌接合用工具について説明する。
図5は、第4実施形態の摩擦攪拌接合用工具を示した一部断面図である。この摩擦攪拌接合用工具4は、プローブ41が上部回転体42を貫通して下部回転体43に連結されている。上下の回転体42,43は、ともにホルダ部42a,43aとショルダ部42b,43bに分離可能な構造である。すなわち、ホルダ部42a,43aとショルダ部42b,43bは軸方向に分割され、ホルダ部42a,43aには雄ネジが形成され、ショルダ部42b,43bには雌ネジが形成されている。また、下部回転体43のホルダ部43aには中心の装着穴に雌ネジが形成され、雄ネジの形成されたプローブ41先端が固定されている。
この摩擦攪拌接合用工具4は、プローブ41とショルダ部42b,43bが超硬合金によって形成され、ホルダ部42a,43aは従来と同様にSKD材やSKH材等によって形成されている。従って、本実施形態でも、ショルダ部42b,43bをすり鉢状に形成したり渦巻き状の溝を形成する場合でも加工が容易である。また、プローブ41やショルダ部42b,43bを熱に強い超硬合金によって形成したことで、高温の作業に対して耐摩耗性に優れるため、寿命を格段に伸ばすことができる。その反面、超硬合金は靱性が低いため、何らかの原因で衝撃荷重を受けてしまったような場合に折損を生じることが考えられるが、プローブ41やショルダ部42b,43bをそれぞれ交換できるため、修理のコストが抑えられる。
図6は、第5実施形態の摩擦攪拌接合用工具を示した一部断面図である。この摩擦攪拌接合用工具5は、プローブ51が上部回転体52を貫通して下部回転体53に連結されている。上下の回転体52,53は、ともにホルダ部52a,53aとショルダ部52b,53bに分離可能な構造であり、ホルダ部52a,53aには雌ネジが形成され、ショルダ部52b,53bには雄ネジが形成され、それぞれが組み合わされて一体になっている。また、下部回転体53のショルダ部53aには中心の貫通孔に雌ネジが形成され、雄ネジの形成されたプローブ51先端が固定されている。そして、この摩擦攪拌接合用工具5は、プローブ51とショルダ部52b,53bが超硬合金によって形成され、ホルダ部52a,53aは従来と同様にSKD材やSKH材等によって形成されている。
従って、本実施形態でも、ショルダ部52b,53bをすり鉢状に形成したり渦巻き状の溝を形成する場合でも加工が容易である。また、プローブ51やショルダ部52b,53bを熱に強い超硬合金によって形成したことで、高温の作業に対して耐摩耗性に優れるため、寿命を格段に伸ばすことができる。その反面、超硬合金は靱性が低いため、何らかの原因で衝撃荷重を受けてしまったような場合に折損を生じることが考えられるが、プローブ51やショルダ部52b,53bを別々に交換できるため、修理のコストが抑えられる。
ところで、この第4、第5実施形態で示した摩擦攪拌接合用工具4,5は、ショルダ部について各種サイズを用意することによって接合部の厚さなどに応じた変更が容易になる。すなわち、本実施形態によれば上下の回転体についてショルダ部を取り換えるだけで簡単なサイズ変更が可能になる。図7は、第4実施形態の構造の摩擦攪拌接合用工具において、複数の取り換えパターンを示した図である。
具体的には、上下回転体のホルダ部に着脱可能な一対のショルダ部が組みになり、径の異なるショルダ部が用意されている。これは、接合部の厚さなどに応じて変更するものであるが、プローブ41における攪拌部の長さは、そのプローブ41が上部回転体を貫通して構成されているため軸方向に調節可能になっている。ここでは、図(a)〜(c)に示すように、径が異なる3組みの上下のショルダ部45a,45b/46a,46b/47a,47bが用意され、ホルダ部42a,43aに対してネジによって組み付け可能になっている。
従って、本実施形態によれば、接合部の厚さなどによってショルダ部を選択し、簡単な着脱作業によってサイズの変更を容易に行うことができるようになった。その際、例えば接合部の形状によって下部回転体側のスペースが狭いような場合、図(d)に示すように、径の大きい上部回転体のショルダ部47aに対し、下部回転体には径の小さいショルダ部45bをそれぞれ組み付けるようにすることもできる。
以上、本発明に係る摩擦攪拌接合用工具について実施形態を説明したが、本発明は、この実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、プローブやショルダ部を超硬合金で形成したものを示して説明したが、高温での耐摩耗性に優れた材料として、超硬合金の他にも靱性の高いMP159を使用するようにしてもよい。コイルボビンタイプの摩擦攪拌接合用工具では、プローブにひねりが生じるため好ましい。
また、前記実施形態ではショルダ部とホルダ部との組み付けをネジによって行う構成にしているが、キー溝へのはめ込みと別のネジ部材による組み付けなどであってもよい。
また、コイルボビンタイプの摩擦攪拌接合用工具について示した第4、第5実施形態ではプローブとショルダ部を超硬合金で形成したもの示して説明したが、ショルダ部を従来と同様のSKD材やSKH材等によって形成し、プローブのみ超硬合金で形成するようにしてもよい。
摩擦攪拌接合用工具の第1実施形態を示した断面図である。 摩擦攪拌接合用工具の第2実施形態を示した断面図である。 摩擦攪拌接合用工具の第3実施形態を示した断面図である。 第2実施形態の構造の摩擦攪拌接合用工具において、複数の取り換えパターンを示した図である。 摩擦攪拌接合用工具の第4実施形態を示した一部断面図である。 摩擦攪拌接合用工具の第5実施形態を示した一部断面図である。 第4実施形態の構造の摩擦攪拌接合用工具において、複数の取り換えパターンを示した図である。 摩擦攪拌接合方法の概要を示した図である。 従来の摩擦攪拌接合用工具を示した一部断面図である。 ショルダがすり鉢状の摩擦攪拌接合用工具を示した一部断面図である。 ショルダの渦巻き状の溝を備えた摩擦攪拌接合用工具を示した図である。 コイルボビンタイプの従来の摩擦攪拌接合用工具を示した図である。
符号の説明
1 摩擦攪拌接合用工具
11 プローブ
12 回転体
13 ショルダ
14 縦穴
15 固定ボルト
11a 攪拌部
11b 挿入部
11c 固定面

Claims (8)

  1. 円柱形状の回転体とその端面のショルダから同軸上に突設したプローブとを有し、一対の被接合部材を突き合わせた接合部に回転させながらプローブを挿入し、発生する摩擦熱によって軟化させつつ攪拌させて接合させる摩擦攪拌接合用工具において、
    前記プローブと前記回転体とが着脱可能であって、前記プローブが超硬合金又はコバルト系合金鋼(MP159)によって形成され、前記回転体は、軸方向に分割されたショルダ部とホルダ部が着脱可能であって、そのショルダ部が超硬合金又はコバルト系合金鋼(MP159)によって形成されたものであることを特徴とする摩擦攪拌接合用工具。
  2. 請求項1に記載する摩擦攪拌接合用工具において、
    前記プローブは、前記回転体から突出する攪拌部と、前記回転体に形成された縦穴内に挿入可能な挿入部とを有し、その挿入部には平らな固定面が形成され、前記回転体に形成された横孔に螺設された固定ボルトに当該固定面が押し付けられて前記回転体に取り付けられるようにしたものであることを特徴とする摩擦攪拌接合用工具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する摩擦攪拌接合用工具において、
    前記ショルダ部とホルダ部は、両者のそれぞれに形成された雄ネジと雌ネジによって一体に結合可能なものであることを特徴とする摩擦攪拌接合用工具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する摩擦攪拌接合用工具において、
    前記回転体から突出する攪拌部の長さが異なる複数種類の前記プローブと、その攪拌部の長さに応じて径の大きさが異なる複数種類の前記ショルダ部とを備えたものであることを特徴とする摩擦攪拌接合用工具。
  5. 円柱形状の上部回転体と下部回転体と、その端面のショルダ間に同軸上に位置するプローブとを有し、一対の被接合部材を突き合わせた接合部に対し、前記上部回転体と下部回転体とで挟み込みながら回転するプローブを挿入し、発生する摩擦熱によって軟化させつつ攪拌させて接合させる摩擦攪拌接合用工具において、
    前記上部回転体及び下部回転体と前記プローブとが着脱可能であって、前記プローブが超硬合金又はコバルト系合金鋼(MP159)によって形成されたものであることを特徴とする摩擦攪拌接合用工具。
  6. 請求項5に記載する摩擦攪拌接合用工具において、
    前記上部回転体と下部回転体は、軸方向に分割されたショルダ部とホルダ部が着脱可能であて、そのショルダ部が超硬合金又はコバルト系合金鋼(MP159)によって形成されたものであることを特徴とする摩擦攪拌接合用工具。
  7. 請求項6に記載する摩擦攪拌接合用工具において、
    前記ショルダ部とホルダ部は、両者のそれぞれに形成された雄ネジと雌ネジによって一体に結合可能なものであることを特徴とする摩擦攪拌接合用工具。
  8. 請求項6又は請求項7に記載する摩擦攪拌接合用工具において、
    接合部の厚さに応じて径の大きさが異なる複数種類の前記ショルダ部を備えたものであることを特徴とする摩擦攪拌接合用工具。
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