JP5463354B2 - リフレクトアレイ - Google Patents

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Description

本発明は、リフレクトアレイに関する。具体的には、本発明は、「左手系伝送線路モデル、メタマテリアル或いはEBG(電気的バンドギャップ)構造を用いたリフレクトアレイの設計」、「リフレクトアレイを応用する伝搬環境改善技術」、「リフレクトアレイを応用する反射波の方向制御技術」及び「リフレクトアレイを応用するMIMO伝送容量増加」等に関する。
近年、メタマテリアルの研究が盛んであり、非特許文献1に示すように、マッシュルーム構造にテーパを付けて反射波に位相差を与えることによって放射方向を制御する技術が検討されている。
図1は、非特許文献1に記載の従来のテーパ付きマッシュルーム構造を有するリフレクトアレイ1を示している。図1に示すように、リフレクトアレイ1は、複数のパッチ10、それぞれのパッチ10に形成されるビアホール20、地板30及び基板40を備える。このような従来のテーパ付きマッシュルーム構造は、L1からL11まで11個の長さの異なるパッチ10で構成されている。図2に、図1の構造の詳細寸法について示す。
図1及び図2から分かるように、従来のマッシュルーム構造を用いたリフレクトアレイ1は、パッチの長さと、位相とを関連付けて設計していた。特開2010−62689号によれば、図1及び図2は、電界がY方向に平行でX方向に垂直となる偏波を持つ波の反射波をX方向に制御する従来の設計法であると考えることができる。
次に、図3に、同様の偏波、すなわち、電界がY方向に平行でX方向に垂直となる偏波を持つ波の反射波をY方向に制御する従来のマッシュルーム構造を用いたリフレクトアレイ1の構造について示す(特開2010−62689号参照)。図3において、「T」は、隣接するビアホール20間の間隔を示し、「PT」は、隣接するパッチ10の間隔を示しており、「T=PT」が成立している。各パッチのY方向の長さは「2×Wyi」である。
「gyi=T−(2×Wyi)」とおくと、隣接するi番目のパッチと(i+1)番目のパッチとの間のギャップは「(gyi+gyi+1)/2」で表される。
図1及び図3に示したマッシュルーム構造を用いた従来のリフレクトアレイ1は、従来のマイクロストリップパッチを用いたリフレクトアレイの設計(非特許文献2参照)と同様に、マッシュルーム構造の反射位相の値を用いてパッチの長さを決定していた。
図4に、マッシュルーム構造の反射位相及びパッチサイズの関係を示す計算例について示す。図4は、同じ大きさの方形マッシュルーム構造を、2.4mm間隔で周期配列したときにおける当該マッシュルーム構造の反射位相及びパッチサイズの関係を示している。隣接するマッシュルーム間の反射位相の差が、24度である場合は、これらのマッシュルーム間のパッチサイズ差は、図4の三角によって示される。
図5に、周期配列したマッシュルーム構造を有するリフレクトアレイ1を示す。図5から分かるように、周期配列したマッシュルーム構造では、「2×W」のパッチの長さに対応するギャップの大きさ「g」は、「T−(2×W)」で表される。
K.Chang、J.Ahn及びY.J.Yoon著、「High-impedance Surface with Nonidentical Lattices」、iWAT2008、p.315頁pp.474〜477 David M.Pozar、Stephen D.Targonski及びH.D.Syrigos著、「Design of Millimeter Wave Microstrip Reflectarrays」、IEEE TRANSACTIONS ON ANTENNAS AND PROPAGATION、VOL.45,No.2、1997年2月、pp.287〜296 D.Sievenpiper著、「High−impedance Electromagnetic Surface」、Ph.D.dissertation、Department of Electrical Enginnering,Univ.California、Los Angeles、CA、1999年
以上示したように、従来のマッシュルーム構造を用いたリフレクトアレイの設計法は、マイクロストリップパッチを用いたリフレクトアレイの設計法と同様に、マッシュルーム構造の反射位相の値を用いてパッチの長さを決定していた。
非特許文献2に示すマイクロストリップパッチの場合は、パッチの大きさが約半波長となり、パッチが共振する周波数で反射位相がゼロとなる。このため、反射位相はパッチの大きさで決まると考えてよい。
一方、EBG構造や左手系材料の場合、反射位相は、左手系伝送線路モデルに基づいて考えることができる。ここで、図6乃至図8を用いて簡単に原理を述べる。図6(a)及び図6(b)は、従来の右手系伝送線路モデルである。ここで、図7のように、インダクタ「L」及びキャパシタンス「C」の位置を入れ替えることができれば、位相定数をマイナスとする左手系伝送線路モデルを作ることができる。これを実現するために考案されたのが、図8(a)及び図8(b)に示すマッシュルーム構造であり(非特許文献3参照)、伝送線路の間のキャパシタンス「C」を、マッシュルーム構造のパッチ間のギャップ「g」を用いて、(式1)のように構成している。ここで、符号は、図3と同じ符号を用いている。
Figure 0005463354
また、インダクタンス「L」は、基板の厚みを「t」とし、基板の透磁率を「μ」として、(式2)で示される。
L=μ・t … (式2)
なお、基板に強磁性体を用いない場合は、一般に基板の透磁率を「μ」自由空間の透磁率μ0で近似しても差し支えない。
また、表面インピーダンス「Z」は、「L」及び「C」を用いて、(式3)で示される。
=jωL/(1−ωLC) … (式3)
マッシュルーム構造の反射波の位相は、上述の式及び左手系伝送線路モデルを用いて、(式4)から求めることができる。すなわち、図3のように、マッシュルーム構造を配置して反射板を構成し、Z軸方向から平面波を入射する場合の反射係数「Γ」の位相を「φ」とすると、反射係数「Γ」は、自由空間インピーダンス「η」及び表面インピーダンス「Z」を用いて、(式4)のように表せる。
Γ=(Z−η)/ (Z+η)=|Γ| exp(jΦ) … (式4)
隣接するマッシュルーム構造に対する反射係数の位相の差を「Δφ」とすると、反射波の所望方向「α」は、(式5)で表すことができる。
α=sin-1((λ・Δφ)/(2π・PT)) … (式5)
以上示したように、マッシュルーム構造を用いた左手系伝送線路モデルの場合、反射位相は、パッチ間のギャップで決まるキャパシタンスの値が支配的である。
すなわち、波長に比べてはるかに小さいパッチを用いるマッシュルーム構造でリフレクトアレイを構成した場合は、ギャップの大きさによって左手系伝送線路モデルのキャパシタンスの値が決定されるため、反射位相は、パッチの長さよりもギャップの間隔が支配的となる。一方、半波長程度のパッチを用いる従来のマイクロストリップアレイを用いたリフレクトアレイの場合は、パッチの長さによって共振周波数が決定されるため、反射位相は、パッチ間のギャップよりもパッチの長さの方が支配的となる。
このように左手系伝送線路モデルの場合、ギャップの大きさによってキャパシタンスの値が決定されるにも拘わらず、非特許文献2に示したような従来のリフレクトアレイの設計法を用いて、図4の位相から、それぞれのパッチの長さを決定すると、ギャップの値は、図3に示すように、「(gyi+gyi+1)/2」となり、「gyi」にすることができないという欠点があった。
図9は、横軸をギャップとし、縦軸を反射位相としたグラフである。図9において、三角の記号は、図4のようにパッチの長さを決定したときの各ギャップの大きさ「(gyi+gyi+1)/2」に対応する位相の値をプロットしたものである。
丸い記号は、反射位相の差が24度となるようにギャップの値を選んだものであり、両者が異なる値となっていることが分かる。
図10に、上述の(式1)乃至(式5)の理論式に基づく値を、曲線Aで示す。理論値及び解析値の傾向は良く一致していることが分かる。すなわち、リフレクトアレイのリフレクションフェーズの解析値は、左手系伝送線路モデルに基づく理論値に良く一致する。
図11に、パッチの長さを決定する従来のリフレクトアレイの設計法を用いた場合の位相差(三角の記号)、及びギャップの大きさを決定する設計法を用いた場合の位相差(丸い記号)を示す。図11に示すように、従来のリフレクトアレイの設計法に基づいてパッチの長さを決定した場合は、位相差が一定にならず、リフレクトアレイの性能向上に限界がある。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、左手系伝送線路モデルに基づいてメタマテリアルを用いる場合において、従来の手法と比較して性能が向上したリフレクトアレイの提供を目的とする。
本発明の第1の特徴は、地板(地板30)上に、複数のマッシュルーム構造を配列することによって形成されるリフレクトアレイ(リフレクトアレイ1)であって、前記マッシュルーム構造の各々は、1つの四辺形のパッチ(パッチ10)と、前記パッチと前記地板とを短絡するビア(例えば、ビアホール20)とによって構成されており、隣接する前記ビアの間隔は、少なくとも前記地板の垂直方向(電界の向きと同じ方向)において等しくなるように配置されており、隣接する前記パッチ間のギャップの大きさは、前記パッチからの反射波の反射位相の値が所望値となるように調整されることを要旨とする。なお、前記ビアの間隔は、水平方向及び垂直方向のそれぞれにおいても等しくなるように配置されてもよい。
本発明の第2の特徴は、地板上に、複数のマッシュルーム構造を配列することによって形成されるリフレクトアレイであって、前記マッシュルーム構造の各々は、1つの四辺形のパッチと、前記パッチと前記地板とを短絡するビアとによって構成されており、i番目のパッチの端辺から(i+1)番目のパッチの端辺までの間隔「PT」を全てのiに対して等しい値とし、隣接するi番目のパッチ「P」と、(i+1)番目のパッチ「Pi+1」との間のギャップの大きさを「gyi」とすると、i番目のパッチの長さは「2×Wyi」であり、i番目のビア「Vh」と、(i+1)番目のビア「Vhi+1」との間の間隔「IVh」は、「Wyi+gyi+Wyi+1」であることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、地板上に、複数のマッシュルーム構造を配列することによって形成されるリフレクトアレイであって、前記マッシュルーム構造の各々は、1つの四辺形のパッチによって構成されており、隣接する前記パッチ間のギャップを二分した中心と、前記ギャップに隣接する隣接ギャップを二分した中心との間隔は、少なくとも前記地板の垂直方向(電界の向きと同じ方向)において等しくなるように配置されており、前記ギャップの大きさは、前記パッチからの反射波の反射位相の値が所望値となるように調整されることを要旨とする。なお、前記間隔は、水平方向及び垂直方向のそれぞれにおいても等しくなるように配置されてもよい。
本発明の第4の特徴は、地板(地板30)上に、複数のマッシュルーム構造を配列することによって形成されるリフレクトアレイ(リフレクトアレイ1)であって、前記マッシュルーム構造の各々は、1つの四辺形のパッチ(パッチ10)と、前記地板よって構成されるビアなしマッシュルーム構造で構成されており、前記マッシュルームを構成するパッチとパッチの間のギャップの中心が、等間隔で配置されており、隣接する前記パッチ間のギャップの大きさは、前記パッチからの反射波の反射位相の値が所望値となるように調整されることを要旨とする。
本発明の第1乃至第4に特徴において、前記反射位相「φ」に相当するギャップ「Δg」の値が存在しない場合、前記リフレクトアレイの表面には前記マッシュルーム構造を配列せず、前記リフレクトアレイの裏面には前記地板を設置しないと共に、前記反射位相「φ」に相当するギャップ「Δg」の値が存在する場合、前記リフレクトアレイの表面に前記マッシュルーム構造を配列し、前記リフレクトアレイの裏面には前記地板を設置してもよい。
本発明の第1の特徴において、前記ビアの間隔を「T」とし、隣接するi番目のパッチ「P」と、(i+1)番目のパッチ「Pi+1」との間のギャップの大きさを「gyi」とすると、前記ギャップは、隣接するi番目のビア「Vh」と、(i+1)番目のビア「Vhi+1」との間に配置されており、前記ギャップの大きさ「gyi」は、入射波に対する各パッチからの反射波の位相の値に基づいて決定され、前記ビアの間隔「T」から前記ギャップの大きさ「gyi」を引いた差分を「2×Wyi」とし、前記ビア「Vh」及び「Vhi+1」から前記ギャップまでのパッチの長さをそれぞれ「Wyi」とすると、i番目のパッチの長さは「Wy(i−1)+Wyi」であってもよい。
本発明の第5の特徴は、前記マッシュルーム構造によって構成される、リフレクトアレイであって、前述のマッシュルーム間に生じるギャップの大きさを、反射位相の等位相面が所望反射方向を向くように決定するとともに、該ギャップgyiを、等しい間隔PTで配置し、間隔PTとギャップgyiの差分で構成されるパッチの長さの半分を、ギャップの両端に配置し、パッチの長さをgyi+Gyi+1で規定することを要旨とする。
また、本発明の第6の特徴は、地板上に、複数のマッシュルーム構造を配列することによって形成されるリフレクトアレイであって、前記マッシュルーム構造の各々は、1つの四辺形のパッチによって構成されており、隣接するパッチの間隔をギャップとし、該ギャップの値と反射位相の関係をもとに反射波の等位相面が所望方向に直交するように各ギャップの値を決定することを要旨とする。
上述した特徴において、該ギャップの中心が等間隔Tになるように配列し、隣接するパッチiとパッチi+1の間のギャップをgijとするとき、パッチiの電界方向の長さを((T-gi-1,i) +(T-gi,i+1))/2としてもよい。
上述した特徴において、該ギャップの端点が等間隔PTになるように配列し、パッチiの電界方向の長さを (T-gi,i+1) /2としてもよい。
上述した特徴において、地板とパッチを短絡するビアを各マッシュルームに設け、該ビアを、各ギャップの中心から、等間隔T/2となるように配置してもよい。
上述した特徴において、地板とパッチを短絡するビアを各マッシュルームに設け、該ビアを、各パッチの中央に配置してもよい。
上述した特徴において、前述のビアを構造とせず、パッチ上の位置を決定するための印とし、マッシュルームを前述の地板と前述パッチで構成してもよい。
図1は、従来のリフレクトアレイの構造について示す図である。 図2は、従来のリフレクトアレイの構造の詳細寸法について示す表である。 図3は、従来のリフレクトアレイの構造について示す図である。 図4は、従来のリフレクトアレイの構造における反射位相とパッチサイズとの関係の一例について示すグラフである。 図5は、従来のリフレクトアレイの構造について示す図である。 図6は、右手系伝送線路モデルについて説明するための図である。 図7は、左手系伝送線路モデルについて説明するための図である。 図8は、「2D LH Mushroom Structure」について説明するための図である。 図9は、従来のリフレクトアレイの構造におけるギャップに対する反射位相の関係の一例について示すグラフである。 図10は、従来のリフレクトアレイの構造におけるギャップに対する反射位相の関係の一例について示すグラフである。 図11は、従来のリフレクトアレイの構造における隣接する素子間の位相差の一例について示すグラフである。 図12は、本発明の第1の実施形態に係るリフレクトアレイの構造について示す図である。 図13は、本発明の第1の実施形態に係るリフレクトアレイの詳細構造について示す図である。 図14は、本発明の第1の実施形態に係るリフレクトアレイの構造の詳細寸法について示す表である。 図15は、本発明の第1の実施形態に係るリフレクトアレイの構造による効果について説明するための図である。 図16は、本発明の第2の実施形態に係るリフレクトアレイの構造について示す図である。 図17は、本発明の第2の実施形態に係るリフレクトアレイの構造による効果について説明するための図である。 図18は、本発明の第3の実施形態に係るリフレクトアレイの詳細構造について示す図である。 図19は、本発明の第3の実施形態に係るリフレクトアレイの構造の詳細寸法について示す表である。 図20は、本発明の第3の実施形態に係るリフレクトアレイの構造による効果について説明するための図である。 図21は、本発明の第4の実施形態に係るリフレクトアレイの構造について示す図である。 図22は、本発明の第4の実施形態に係るリフレクトアレイにおける反射波の位相のコンター図である。 図23は、本発明の第4の実施形態に係るリフレクトアレイと比較するための反射波の位相のコンター図である。 図24は、本発明の第4の実施形態に係るリフレクトアレイの構造による効果について説明するための図である。 図25は、本発明の第4の実施形態に係るリフレクトアレイの構造による効果について説明するための図である。 図26は、本発明の第4の実施形態に係るリフレクトアレイの構造におけるギャップに対する反射位相の関係の一例について示すグラフである。 図27は、本発明の第4の実施形態に係るリフレクトアレイの詳細構造について示す図である。 図28は、本発明の第5の実施形態に係るリフレクトアレイ構造について示す図である。 図29は、本発明の第5の実施形態に係るリフレクトアレイの全体構造について示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について詳しく説明する。
(本発明の第1の実施形態)
図12に、本発明の第1の実施形態に係るメタマテリアルを用いたリフレクトアレイ1について示す。図12に示すように、リフレクトアレイ1は、地板30上に、複数のマッシュルーム構造を配列することによって形成される。
マッシュルーム構造の各々は、1つの四辺形のパッチ10と、パッチ10と地板30とを短絡するビアホール20とによって構成されている。隣接するビアホール20の間隔は、地板30の水平方向(X方向)及び垂直方向(Y方向)のそれぞれにおいて等しくなるように配置されている。なお、水平方向における間隔と、垂直方向における間隔とは、必ずしも同一でなく、異なる間隔でもよい。
隣接するパッチ10間のギャップの大きさは、リフレクトアレイ1による反射波の反射位相の値が所望値となるように調整される。以下、さらに具体的に説明する。
本実施形態では、「Δφ」を「24度」とし、「PT」を「2.4mm」とし、周波数を「8.8GHz」とし、(式5)における「α」を「70度」としている。
図12において、ビアホールの間隔を「T」とし、隣接するi番目のパッチ「P」と(i+1)番目のパッチ「Pi+1」との間のギャップを「gyi」としている。
各ギャップは、隣接するi番目のビアホール「Vh」と(i+1)番目のビアホール「Vhi+1」との間に配置されている。ギャップの大きさ「gyi」の値は、入射波に対する各パッチからの反射波の位相の値で、図9から決定する。
各パッチの長さは、ビアホールの間隔「T」からギャップの大きさ「gyi」を引いた差分を「2×Wyi」とするとき、ビアホール「Vh」からギャップ「gyi」までのパッチの長さを「Wyi」とし、ビアホール「Vhi+1」からギャップ「gyi」までのパッチの長さを「Wyi」として、図11に示すように決定される。
このとき、i番目のパッチの長さは「Wy(i−1)+Wyi」となる。図11のように設計することによって、等間隔のピッチのままギャップを所望の値にすることができる。
図13に、本発明の第1の実施形態に係るリフレクトアレイの詳細構造について示し、図14に、本発明の第1の実施形態に係るリフレクトアレイの詳細寸法を示す。
図15に、本発明の第1の実施形態に係るリフレクトアレイの効果について示す。図15は、Z-Y平面における遠方散乱界の計算値を示している。
図15において、実線Bは、本発明のギャップの値で設計したメタマテリアルを用いたリフレクトアレイにおける結果について示しており、実線Aは、従来のパッチの値で設計したメタマテリアルを用いたリフレクトアレイにおける結果について示している。
所望の−70度方向の放射は、本実施形態に係るリフレクトアレイのレベルが高くなっているのに対して、不要方向である正規反射方向(0度方向)の放射は、本実施形態に係るリフレクトアレイのレベルが低くなっており、本実施形態に係るリフレクトアレイの効果が確認できる。
すなわち、本実施形態に係るリフレクトアレイによれば、リフレクションフェーズは、左手系伝送線路モデルの理論値に一致し易く、従来のリフレクトアレイの設計法に基づいてパッチの長さを決定した場合のように位相差が一定にならない状態を抑制できる。つまり、リフレクトアレイの性能を大きく向上させることができる。
なお、本実施形態では、ビアホール20が用いられていたが、ビアホール20に代えて短絡線路によるビア(導体柱)を用いても構わない。
(本発明の第2の実施形態)
図16に、本発明の第2の実施形態に係るメタマテリアルを用いたリフレクトアレイ1について示す。以下、上述した本発明の第1の実施形態と異なる部分について主に説明し、同一の部分については、その説明を適宜省略する。
図16において、i番目のパッチの端辺から(i+1)番目のパッチの端辺までの間隔「PT」を全てのiに対して等しい値とし、隣接するi番目のパッチ「P」と(i+1)番目のパッチ「Pi+1」との間のギャップを「gyi」とする。
このとき、i番目のパッチの長さを「2×Wyi」とすると、i番目のビアホール「Vh」と(i+1)番目のビアホール「Vhi+1」との間隔「IVh」は「Wyi+gyi+Wyi+1」となる。
これにより、全てのパッチを図9の位相で設計したギャップ間隔とすることができる。ただし、第2の実施形態に係るリフレクトアレイの場合は、各ビアホールの間隔は、一定ではなくパッチごとに「Wyi+gyi+Wyi+1」で計算される値となる。
図17を参照して、本発明の第2の実施形態に係るリフレクトアレイの効果について説明する。図17は、Z-Y平面における遠方散乱界の計算値を示している。
図17において、実線Aは、本発明のギャップの値で設計したメタマテリアルを用いたリフレクトアレイにおける結果を示し、実線Bは、従来のパッチの値で設計したメタマテリアルを用いたリフレクトアレイにおける結果を示している。
所望の−70度方向の放射は、本実施形態に係るリフレクトアレイのレベルが高くなっているのに対して、不要方向である正規反射方向(0度方向)の放射は、本実施形態に係るリフレクトアレイのレベルが低くなっており、本実施形態に係るリフレクトアレイの効果が確認できる。
(本発明の第3の実施形態)
図18に、本発明の第3の実施形態に係るメタマテリアルを用いたリフレクトアレイについて示す。
図18は、−45度の方向に反射波を向けるための本発明の第3の実施形態に係るリフレクトアレイの詳細構造について示し、図19は、本発明の第3の実施形態に係るリフレクトアレイの詳細寸法について示している。
図20に、本実施形態の遠方散乱界について、従来の結果と比較して示す。図20によれば、本実施形態に係るリフレクトアレイでは、所望の−45度方向の放射のレベルが若干高く、不要方向である0度方向の放射のレベルが下がっていることが確認できる。
(本発明の第4の実施形態)
図21に、本発明の第4の実施形態に係るメタマテリアルを用いたリフレクトアレイについて示す。
図21に示すように、本発明の第4の実施形態に係るリフレクトアレイは、本発明の第3の実施形態に係るリフレクトアレイと同様に、−45度方向の放射を目的としており、図18に示す構造を、X方向及びY方向に周期的に配列することによって構成されている。
図26に、本設計に用いられたギャップ及びリフレクションフェーズ(反射位相)の関係について示す。図26において、三角形で示した値が設計値であり、位相が18度ごとに選択されている。このときに選択できる範囲は、−126度から72度までであり、他の範囲の位相に対しては選択できる構造が存在しない。
ここで、パッチを配列していない部分は、所望の反射位相を得られるギャップが存在しない場所である。
本実施形態に係るリフレクトアレイでは、パッチを配列しない部分の裏面の金属を剥いでいる。図27に、パッチを配列しない部分の裏面の金属を剥いだ構造を示す。
図22に、このときの反射板からの反射波の位相について示す。図22は、本実施形態に係るリフレクトアレイにおける反射波の位相のコンター図である。図22によれば、Z軸から45度の方向に等位相面が揃っていることが分かる。
図23は、図22との比較のために示した裏面を全て金属とした場合における反射波の位相のコンター図である。
図23に示すように、表面にパッチがあるところでは、位相が所望方向に揃うが、表面にパッチがないところでは、正規反射の方向に放射しようとするため、反射波の位相は、所望方向に等位相を作ることができていないことが確認できる。
図24は、本発明の第1の実施形態と同様に、ギャップ間隔を重視した素子配列に対するモデルにおいて、裏面を全面金属とした場合のY-Z面における遠方放射界と、パッチを配列している場合のみ金属とした場合のY-Z面における遠方放射界との比較結果を示している。
図24において、表面の素子の配列は、第1の実施形態と同様であり、設計におけるビームの制御角は−70度としている。
図24において、実線Aは、裏面を前面金属とした場合であり、実線Bは、パッチの裏面のみを金属とした場合である。どちらも、所望の−70度方向にビームが向いている。
しかし、裏面を全て金属とした場合は、鏡面反射となる0度方向の放射のレベルが−70度方向の放射のレベルよりも高くなっている。すなわち、本発明の第4の実施形態のように、パッチの裏面のみを金属地板とし、パッチの内面の金属を剥いだモデルの特性は、より良いことが分かる。
図25は、本発明の第2の実施形態と同様に、ギャップ間隔を重視した素子配列に対するモデルにおいて、裏面を全面金属とした場合のYZ面における遠方放射界と、パッチを配列している場合のみ金属とした場合のYZ面における遠方放射界との比較結果について示している。
図25において、表面の素子の配列は、第1の実施形態と同様であり、設計におけるビームの制御角は−70度としている。
図25において、実線Aは、裏面を前面金属とした場合であり、実線Bは、パッチの裏面のみを金属とした場合である。どちらも、所望の−70度方向にビームが向いている。
しかし、裏面を全て金属とした場合は、鏡面反射となる0度方向の放射のレベルが−70度方向の放射のレベルよりも高くなっている。すなわち、本発明の第4の実施形態のように、パッチの裏面のみを金属地板とし、パッチの内面の金属を剥いだモデルの特性は、より良いことが分かる。
(本発明の第5実施形態)
図28に、本発明の第5の実施形態に係るメタマテリアルを用いたリフレクトアレイ1について示す。また、図29に、本発明の第5の実施形態に係るリフレクトアレイ1の全体構造について示す。図28に示すように、本実施形態に係るリフレクトアレイ1では、マッシュルーム構造の各々は、1つの四辺形のパッチ10によって構成されており、上述した実施形態のようなビアホール20が設けられていない。すなわち、本実施形態に係るリフレクトアレイ1は、パッチ10と地板30とが接続されていない、いわゆる「ビアなしマッシュルーム構造」(EBG、HISともいう)を有する。また、図29に示すように、複数のパッチ10が地板30の水平方向(X方向)及び垂直方向(Y方向)において配置されている。
具体的には、本実施形態に係るリフレクトアレイ1では、隣接するパッチ間のギャップを二分した中心と、当該ギャップに隣接する隣接ギャップを二分した中心との間隔は、地板の水平方向(X方向)及び垂直方向(Y方向)のそれぞれにおいて等しくなるように配置されている。当該ギャップの大きさは、パッチからの反射波の反射位相の値が所望値となるように調整される。
図28において、隣接するi番目のパッチ「P」と、(i+1)番目のパッチ「Pi+1」との間のギャップを「gyi」としている。ギャップの大きさ「gyi」の値は、上述した本発明の第1実施形態と同様に、入射波に対する各パッチからの反射波の位相の値で決定する(図9参照)。
本実施形態に係るリフレクトアレイ1では、長さが「Wy1」であるパッチと、当該パッチに隣接し、長さが「Wy2」であるパッチとの間のギャップ「gy1」を二分した中心CT1とする。同様に、長さが「Wy2」であるパッチと、長さが「Wy3」であるパッチとの間のギャップ「gy2」を二分した中心CT2とする。さらに、長さが「Wy3」であるパッチと、長さが「Wy4」であるパッチとの間のギャップ「gy3」を二分した中心CT3とする。
本実施形態に係るリフレクトアレイ1では、中心CT1と中心CT2との間隔T、中心CT2と中心CT3との間隔Tは、等しくなるように配置される。
このようなリフレクトアレイ1によれば、本発明の第1実施形態に係るリフレクトアレイ1と同様に、リフレクションフェーズは、左手系伝送線路モデルの理論値に一致し易く、従来のリフレクトアレイの設計法に基づいてパッチの長さを決定した場合のように位相差が一定にならない状態を抑制できる。つまり、リフレクトアレイの性能を大きく向上させることができる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
なお、日本国特許出願第2009−131585号(2009年5月29日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明によれば、左手系伝送線路モデルに基づいてメタマテリアルを用いる場合において、従来の手法と比較して性能が向上したリフレクトアレイを提供できるため、無線通信などにおいて有用である。
1…リフレクトアレイ
10…パッチ
20…ビアホール
30…地板
40…基板

Claims (7)

  1. 地板上に、複数のマッシュルーム構造を配列することによって形成されるリフレクトアレイであって、
    前記マッシュルーム構造の各々は、
    1つの四辺形のパッチと、
    前記パッチと前記地板とを短絡するビアと
    によって構成されており、
    隣接する前記ビアの間隔は、前記地板の垂直方向において等しくなるように配置されており、
    隣接する前記パッチ間のギャップの大きさは、前記パッチからの反射波の反射位相の値が所望値となるように調整され、
    i番目のパッチの端辺から(i+1)番目のパッチの端辺までの間隔「PT」を全てのiに対して等しい値とし、隣接するi番目のパッチ「P 」と、(i+1)番目のパッチ「P i+1 」との間のギャップの大きさを「g yi 」とすると、i番目のパッチの長さは「2×W yi 」であり、
    i番目のビア「Vh 」と、(i+1)番目のビア「Vh i+1 」との間の間隔「IVh 」は、「W yi +g yi +W yi+1 」であることを特徴とするリフレクトアレイ。
  2. 地板上に、複数のマッシュルーム構造を配列することによって形成されるリフレクトアレイであって、
    前記マッシュルーム構造の各々は、
    1つの四辺形のパッチと、
    前記パッチと前記地板とを短絡するビアと
    によって構成されており、
    i番目のパッチの端辺から(i+1)番目のパッチの端辺までの間隔「PT」を全てのiに対して等しい値とし、隣接するi番目のパッチ「P」と、(i+1)番目のパッチ「Pi+1」との間のギャップの大きさを「gyi」とすると、i番目のパッチの長さは「2×Wyi」であり、
    i番目のビア「Vh」と、(i+1)番目のビア「Vhi+1」との間の間隔「IVh」は、「Wyi+gyi+Wyi+1」であることを特徴とするリフレクトアレイ。
  3. 1つの地板上に、複数のマッシュルーム構造を配列することによって形成されるリフレクトアレイであって、
    前記マッシュルーム構造の各々は、1つの四辺形のパッチによって構成されており、
    隣接する前記パッチ間のギャップを二分した中心と、前記ギャップに隣接する隣接ギャップを二分した中心との間隔は、前記地板の垂直方向において等しくなるように配置されており、
    前記ギャップの大きさは、前記パッチからの反射波の反射位相の値が所望値となるように調整されることを特徴とする請求項2に記載のリフレクトアレイ。
  4. 射位相「φ」に相当するギャップ「Δg」の値が存在しない場合、前記リフレクトアレイの表面には前記マッシュルーム構造を配列せず、前記リフレクトアレイの裏面には前記地板を設置しないと共に、
    前記反射位相「φ」に相当するギャップ「Δg」の値が存在する場合、前記リフレクトアレイの表面に前記マッシュルーム構造を配列し、前記リフレクトアレイの裏面には前記地板を設置することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のリフレクトアレイ。
  5. 前記ビアの間隔を「T」とし、隣接するi番目のパッチ「P」と、(i+1)番目のパッチ「Pi+1」との間のギャップの大きさを「gyi」とすると、前記ギャップは、隣接するi番目のビア「Vh」と、(i+1)番目のビア「Vhi+1」との間に配置されており、
    前記ギャップの大きさ「gyi」は、入射波に対する各パッチからの反射波の位相の値に基づいて決定され、
    前記ビアの間隔「T」から前記ギャップの大きさ「gyi」を引いた差分を「2×Wyi」とし、前記ビア「Vh」及び「Vhi+1」から前記ギャップまでのパッチの長さをそれぞれ「Wyi」とすると、i番目のパッチの長さは「Wy(i−1)+Wyi」であることを特徴とする請求項1に記載のリフレクトアレイ。
  6. 1つの地板上に、複数のマッシュルーム構造を配列することによって形成されるリフレクトアレイであって、
    前記マッシュルーム構造の各々は、1つの四辺形のパッチによって構成されており、
    隣接する前記パッチ間のギャップを二分した中心と、前記ギャップに隣接する隣接ギャップを二分した中心との間隔は、前記地板の垂直方向において等しくなるように配置されており、
    前記ギャップの大きさは、前記パッチからの反射波の反射位相の値が所望値となるように調整され、
    前記反射位相「φ」に相当するギャップ「Δg」の値が存在しない場合、前記リフレクトアレイの表面には前記マッシュルーム構造を配列せず、前記リフレクトアレイの裏面には前記地板を設置しないと共に、
    前記反射位相「φ」に相当するギャップ「Δg」の値が存在する場合、前記リフレクトアレイの表面に前記マッシュルーム構造を配列し、前記リフレクトアレイの裏面には前記地板を設置することを特徴とするリフレクトアレイ。
  7. 地板上に、複数のマッシュルーム構造を配列することによって形成されるリフレクトアレイであって、
    前記マッシュルーム構造の各々は、
    1つの四辺形のパッチと、
    前記パッチと前記地板とを短絡するビアと
    によって構成されており、
    隣接する前記ビアの間隔は、前記地板の垂直方向において等しくなるように配置されており、
    隣接する前記パッチ間のギャップの大きさは、前記パッチからの反射波の反射位相の値が所望値となるように調整され、
    前記反射位相「φ」に相当するギャップ「Δg」の値が存在しない場合、前記リフレクトアレイの表面には前記マッシュルーム構造を配列せず、前記リフレクトアレイの裏面には前記地板を設置しないと共に、
    前記反射位相「φ」に相当するギャップ「Δg」の値が存在する場合、前記リフレクトアレイの表面に前記マッシュルーム構造を配列し、前記リフレクトアレイの裏面には前記地板を設置することを特徴とするリフレクトアレイ。
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