JP5462459B2 - 顔料分散液、インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
(式中、R1は水素またはメチル基を、Xは水素または炭素数1から4のアルキル基を表し、nは1から10である。)
(式中、R2は水素またはメチル基を、Yは−R3、−OR3または−COOR3を表す。ここでR3は炭素数1から18のアルキル基を表す。)
(式中、R2は水素またはメチル基を、Yは−R3、−OR3または−COOR3を表す。ここでR3は炭素数1から18のアルキル基を表す。)
本発明者らは、高分子分散剤、顔料、および水から主としてなる顔料分散液(インク)において、上記顔料が、少なくとも疎水性ユニットとノニオン性の親水基を有する親水性ユニットからなる共重合体で被膜されている樹脂被膜顔料であり、さらに該樹脂被膜顔料が、少なくとも疎水性ユニットとアニオン性の親水基を有する親水性ユニットからなる共重合体である高分子分散剤に内包され、該高分子分散剤の疎水性ユニットが少なくとも1種の疎水性モノマーからなるブロック部を有するものを使用することで、高い堅牢性を有し品位に優れた画像をどのような場合でも安定して記録することが可能な顔料分散液(インク)を提供することができることを見出した。
(顔料)
本発明においては、従来から使用されている有機顔料、無機顔料のいずれも使用することが可能であるが、特に黒色顔料と、シアン、マゼンタ、イエローの着色顔料が有用である。
本発明で使用する上記顔料の被膜樹脂は、疎水性ユニットとノニオン性親水基を有する親水性ユニットからなる共重合体であり、それぞれのユニットは単一のモノマー種からだけでも、2種以上のモノマー種からでも、それぞれのユニットが疎水基を有するモノマーやノニオン性親水基を有するモノマーでそれぞれ構成されていれば使用することができる。中でも、ノニオン性親水基を有する親水性ユニットが少なくとも下記一般式(1)のアクリルアミド構造の繰り返し単位構造を有すると、顔料分散液の高温保存性やインクでの長期吐出安定性がより向上するため好ましい。
上記モノマー構造の繰り返し単位数としては、5から100、好ましくは10から50であると顔料分散体の分散安定性と被記録材上での定着性がより向上するため望ましい。
本発明に使用する高分子分散剤は、少なくとも疎水性ユニットとアニオン性の親水基を有する親水性ユニットからなる共重合体であり、疎水性ユニットが少なくとも1種の疎水性モノマーからなるブロック部を有するものである。
本発明のインクジェット記録用インクで使用する水溶性有機溶媒は、上記顔料分散液の項で記載したものが好適に使用できる。これらの中でも、沸点が120℃以上の水溶性有機溶媒を使用すると、ノズル先端部でのインク濃縮が抑制されるため好ましい。これらの水溶性有機溶媒のインク中に占める割合は、インク全質量の好ましくは5から50質量%、より好ましくは10から30質量%である。
図1は、ヘッドにインク供給チューブ104を介して供給されるインクを収容したインクカートリッジ100の一例を示す図である。101は供給用インクを収納したインク袋であり、その先端には塩素化ブチルゴム製の栓102が設けられている。この栓102に針103を挿入することにより、インク袋101中のインクを記録ヘッド(303から306)に供給できる。また、インクカートリッジ内に廃インクを受容するインク吸収体を設けてもよい。本発明で使用されるインクジェット記録装置としては、上記のごとき記録ヘッドとインクカートリッジとが別体となったものに限らず、それらが一体になったものも好適に用いられる。
次に、力学的エネルギーを利用したインクジェット記録装置の好ましい一例としては、複数のノズルを有するノズル形成基板と、ノズルに対向して配置される圧電材料と導電材料からなる圧力発生素子と、この圧力発生素子の周囲を満たすインクを備え、印加電圧により圧力発生素子を変位させ、インクの小液滴をノズルから吐出させるオンデマンドインクジェット記録ヘッドを挙げることができる。その記録装置の主要部である記録ヘッドの構成の一例を図5に示す。
また、被膜樹脂および高分子分散剤の同定には、核磁気共鳴吸収測定装置(H1−NMR、日本電子社製ECA400、溶媒;テトラヒドロフラン−d8を使用)およびGPC(東ソー(株)製HLC8220、カラム;TSK−GEL4000HXL、TSK−GEL3000HXL、TSK−GEL2000HXLを使用し、カラムオーブン温度40.0℃)を用い、顔料分散液の顔料の平均粒子径にはレーザー散乱法の粒度分布測定装置FPAR−1000(大塚電子(株)製)で測定しキュムラント法にて算出した。
還流管、滴下ロート、温度計および攪拌装置を備えたガラス製4つ口フラスコを窒素置換した後、テトラヒドロフラン100部を添加し攪拌しながら加熱した。系内温度が65℃に達したところで、疎水性ユニットを構成するモノマーとして1−メチル−4−ビニルベンゼン200ミリモルと親水性ユニットを構成する前記一般式(1)の構造を有するモノマーであるN−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル)アクリルアミド50ミリモルと開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル1ミリモルをテトラヒドロフラン50部に溶解した溶液を滴下ロートから1時間かけて徐々に滴下し、その後5時間加熱と攪拌を続け合成を行った。重合を停止させた後溶媒を除去して、表1に記載の被膜樹脂aを得た。化合物の同定には、NMRおよびGPCを用いて行った。
被膜樹脂aと同様の方法で、疎水性ユニットと親水性ユニットのモノマー種と添加量とを変更することで、表1に記載の被膜樹脂b〜kを作製した。
還流管、滴下ロート、温度計および攪拌装置を備えたガラス製4つ口フラスコを窒素置換した後、ジメチルホルムアミド200部とペンタメチルジエチレントリアミン0.5部とを仕込み、次いで疎水性ユニットの疎水性モノマーとしてブチル−4−ビニルベンゾエート50ミリモルと開始剤としてのクロロエチルベンゼン1ミリモルを添加し、攪拌しながら加熱した。系内温度が80℃に達したところで塩化第一銅0.2部を加え重合を開始し、疎水性ユニットの疎水性モノマーからなるブロック部(A成分)を合成した。分子量を時分割に分子ふるいカラムクロマトグラフィー(GPC)を用いてモニタリングし、A成分の重合が完了した後、次いでアニオン性の親水基を有するセグメントを形成し得るモノマーとしてメタクリル酸のカルボキシル基をブチル基でエステル化したブチルメタクリレート20ミリモル(C成分)を添加して合成を行った。重合を停止させた後、エステル化させたカルボキシル基は水酸化ナトリウム/メタノール溶液で加水分解し酸析することでカルボン酸型に変化させ、表2に記載のACジブロック共重合体(高分子分散剤A)を得た。化合物の同定には、NMRおよびGPCを用いて行った。
高分子分散剤Aと同様の方法で、疎水性ユニットと親水性ユニットのモノマー種と添加量とを変更することで、表2に記載の高分子分散剤B〜Lを作製した。なお、高分子分散剤IにおいてはAモノマーの重合完了後にBモノマーとCモノマーを混合して添加することで、高分子分散剤JとKにおいてはAモノマーの重合完了後にBモノマーを添加して重合してから、Cモノマーを添加して重合することで、また、高分子分散剤EとFにおいてはC成分として無水マレイン酸を用いて重合した後に加水分解する方法で、高分子分散剤LにおいてはAモノマーとCモノマーを混合して添加することでそれぞれ作製した。
(顔料分散液1の作製)
上記被膜樹脂a30部をテトラヒドロフラン100部に添加し攪拌して均一な溶液を調製した。この溶液にカーボンブラック(三菱化学製 MA100)30部を添加しホモジナイザーにてよく混練し、水300部に攪拌しながら添加した。その後、ロータリーエバポレータにてテトラヒドロフランを減圧除去し、孔径3マイクロメートルのフィルターにて濾過して粗大粒子を除去した後ドライオーブンにて乾燥して樹脂被膜顔料を作製した。この樹脂被膜顔料の顔料と被膜樹脂の質量比は1:1であり、全反射赤外分光光度計・ラマン分光光度計・透過型電子顕微鏡・オージェ電子分光装置で分析したところ、被膜樹脂の疎水性ユニットが顔料表面に吸着し、親水性ユニットがその外側に配向していると想定される結果であった。
(顔料分散液2の作製)
実施例1の被膜樹脂を被膜樹脂bに、高分子分散剤を高分子分散剤Bに、それぞれの添加量を変更し、その他は実施例1と同様にして、平均粒子径130nmで顔料濃度15%、被膜樹脂1.5%、高分子分散剤濃度1.5%の顔料分散液2を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して−1.9[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+4.2[(J/cm3)1/2]であった。また、得られた樹脂被膜顔料と顔料分散液を全反射赤外分光光度計・ラマン分光光度計・透過型電子顕微鏡・オージェ電子分光装置で分析したところ、被膜樹脂の疎水性ユニットが顔料表面に吸着し、被膜樹脂の親水性ユニットがその外側に配向し、樹脂被膜顔料が高分子分散剤で内包された構造体を形成していることが確認された。
(顔料分散液3の作製)
実施例1の顔料をC.I.ピグメントイエロー128に、被膜樹脂を被膜樹脂cに、高分子分散剤を高分子分散剤Cに、それぞれの添加量を変更し、その他は実施例1と同様にして、平均粒子径190nmで顔料濃度10%、被膜樹脂20%、高分子分散剤濃度30%の顔料分散液3を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+0.4[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+2.5[(J/cm3)1/2]であった。また、得られた樹脂被膜顔料と顔料分散液を全反射赤外分光光度計・ラマン分光光度計・透過型電子顕微鏡・オージェ電子分光装置で分析したところ、被膜樹脂の疎水性ユニットが顔料表面に吸着し、被膜樹脂の親水性ユニットがその外側に配向し、樹脂被膜顔料が高分子分散剤で内包された構造体を形成していることが確認された。
(顔料分散液4の作製)
実施例1の顔料をC.I.ピグメントイエロー74に、被膜樹脂を被膜樹脂dに、高分子分散剤を高分子分散剤Dに、それぞれの添加量を変更し、その他は実施例1と同様にして、平均粒子径100nmで顔料濃度5%、被膜樹脂1%、高分子分散剤濃度10%の顔料分散液4を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+1.6[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+2.0[(J/cm3)1/2]であった。また、得られた樹脂被膜顔料と顔料分散液を全反射赤外分光光度計・ラマン分光光度計・透過型電子顕微鏡・オージェ電子分光装置で分析したところ、被膜樹脂の疎水性ユニットが顔料表面に吸着し、被膜樹脂の親水性ユニットがその外側に配向し、樹脂被膜顔料が高分子分散剤で内包された構造体を形成していることが確認された。
(顔料分散液5の作製)
実施例1の顔料をC.I.ピグメントレッド122に、被膜樹脂を被膜樹脂eに、高分子分散剤を高分子分散剤Eに、それぞれの添加量を変更し、その他は実施例1と同様にして、平均粒子径140nmで顔料濃度15%、被膜樹脂5%、高分子分散剤濃度20%の顔料分散液5を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+1.2[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+1.9[(J/cm3)1/2]であった。また、得られた樹脂被膜顔料と顔料分散液を全反射赤外分光光度計・ラマン分光光度計・透過型電子顕微鏡・オージェ電子分光装置で分析したところ、被膜樹脂の疎水性ユニットが顔料表面に吸着し、被膜樹脂の親水性ユニットがその外側に配向し、樹脂被膜顔料が高分子分散剤で内包された構造体を形成していることが確認された。
(顔料分散液6の作製)
実施例1の顔料をC.I.ピグメントレッド202に、被膜樹脂を被膜樹脂fに、高分子分散剤を高分子分散剤Fに、それぞれの添加量を変更し、その他は実施例1と同様にして、平均粒子径120nmで顔料濃度20%、被膜樹脂20%、高分子分散剤濃度4%の顔料分散液6を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して−1.6[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+1.5[(J/cm3)1/2]であった。また、得られた樹脂被膜顔料と顔料分散液を全反射赤外分光光度計・ラマン分光光度計・透過型電子顕微鏡・オージェ電子分光装置で分析したところ、被膜樹脂の疎水性ユニットが顔料表面に吸着し、被膜樹脂の親水性ユニットがその外側に配向し、樹脂被膜顔料が高分子分散剤で内包された構造体を形成していることが確認された。
(顔料分散液7の作製)
実施例1の顔料をC.I.ピグメントブルー15:3に、被膜樹脂を被膜樹脂gに、高分子分散剤を高分子分散剤Gに、それぞれの添加量を変更し、その他は実施例1と同様にして、平均粒子径130nmで顔料濃度30%、被膜樹脂10%、高分子分散剤濃度10%の顔料分散液7を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+1.4[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+2.3[(J/cm3)1/2]であった。また、得られた樹脂被膜顔料と顔料分散液を全反射赤外分光光度計・ラマン分光光度計・透過型電子顕微鏡・オージェ電子分光装置で分析したところ、被膜樹脂の疎水性ユニットが顔料表面に吸着し、被膜樹脂の親水性ユニットがその外側に配向し、樹脂被膜顔料が高分子分散剤で内包された構造体を形成していることが確認された。
(顔料分散液8の作製)
実施例1の顔料をC.I.ピグメントイエロー93に、被膜樹脂を被膜樹脂hに、高分子分散剤を高分子分散剤Hに、それぞれの添加量を変更し、その他は実施例1と同様にして、平均粒子径100nmで顔料濃度1%、被膜樹脂0.1%、高分子分散剤濃度1%の顔料分散液8を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+0.7[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+1.7[(J/cm3)1/2]であった。また、得られた樹脂被膜顔料と顔料分散液を全反射赤外分光光度計・ラマン分光光度計・透過型電子顕微鏡・オージェ電子分光装置で分析したところ、被膜樹脂の疎水性ユニットが顔料表面に吸着し、被膜樹脂の親水性ユニットがその外側に配向し、樹脂被膜顔料が高分子分散剤で内包された構造体を形成していることが確認された。
(顔料分散液9の作製)
実施例1の被膜樹脂を被膜樹脂iに、高分子分散剤を高分子分散剤Iに、それぞれの添加量を変更し、その他は実施例1と同様にして、平均粒子径110nmで顔料濃度0.5%、被膜樹脂0.2%、高分子分散剤濃度0.5%の顔料分散液9を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+0.1[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+1.7[(J/cm3)1/2]であった。また、得られた樹脂被膜顔料と顔料分散液を全反射赤外分光光度計・ラマン分光光度計・透過型電子顕微鏡・オージェ電子分光装置で分析したところ、被膜樹脂の疎水性ユニットが顔料表面に吸着し、被膜樹脂の親水性ユニットがその外側に配向し、樹脂被膜顔料が高分子分散剤で内包された構造体を形成していることが確認された。
(顔料分散液10の作製)
実施例1の被膜樹脂を被膜樹脂jに、高分子分散剤を高分子分散剤Jに、それぞれの添加量を変更し、さらにトリエチレングリコールを添加する以外は実施例1と同様にして、平均粒子径90nmで顔料濃度10%、被膜樹脂5%、高分子分散剤濃度5%、トリエチレングリコール濃度5%の顔料分散液10を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+0.0[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+2.0[(J/cm3)1/2]であった。また、得られた樹脂被膜顔料と顔料分散液を全反射赤外分光光度計・ラマン分光光度計・透過型電子顕微鏡・オージェ電子分光装置で分析したところ、被膜樹脂の疎水性ユニットが顔料表面に吸着し、被膜樹脂の親水性ユニットがその外側に配向し、樹脂被膜顔料が高分子分散剤で内包された構造体を形成していることが確認された。
(顔料分散液11の作製)
実施例1の被膜樹脂を被膜樹脂kに、高分子分散剤を高分子分散剤Kに、それぞれの添加量を変更し、さらにグリセリンを添加する以外は実施例1と同様にして、平均粒子径90nmで顔料濃度15%、被膜樹脂10%、高分子分散剤濃度10%、グリセリン濃度20%の顔料分散液11を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+2.0[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+3.3[(J/cm3)1/2]であった。また、得られた樹脂被膜顔料と顔料分散液を全反射赤外分光光度計・ラマン分光光度計・透過型電子顕微鏡・オージェ電子分光装置で分析したところ、被膜樹脂の疎水性ユニットが顔料表面に吸着し、被膜樹脂の親水性ユニットがその外側に配向し、樹脂被膜顔料が高分子分散剤で内包された構造体を形成していることが確認された。
(顔料分散液12の作製)
実施例1の被膜樹脂を疎水性ポリマーである市販のポリスチレン樹脂(Mw5,000/疎水性ユニットのみであるため、親水性ユニット部と疎水性ブロック部の溶解性パラメータの差は0とした)に、高分子分散剤を高分子分散剤Lに変更した以外は実施例1と同様にして、平均粒子径170nmで顔料濃度15%、被膜樹脂15%、高分子分散剤濃度10%の顔料分散液12を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+0[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+0[(J/cm3)1/2]であった。
(顔料分散液13の作製)
実施例1の高分子分散剤を高分子分散剤Lに変更した以外は実施例1と同様にして、平均粒子径150nmで顔料濃度15%、被膜樹脂15%、高分子分散剤濃度10%の顔料分散液13を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して−0.3[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+1.5[(J/cm3)1/2]であった。
(顔料分散液14の作製)
実施例5の被膜樹脂を疎水性ポリマーである市販のポリメタクリル酸ステアリル樹脂(Mw17,000/疎水性ユニットのみであるため、親水性ユニット部と疎水性ブロック部の溶解性パラメータの差は0とした)に変更した以外は実施例5と同様にして、平均粒子径190nmで顔料濃度15%、被膜樹脂5%、高分子分散剤濃度20%の顔料分散液14を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して−3.1[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して−3.1[(J/cm3)1/2]であった。
(顔料分散液15の作製)
実施例5の被膜樹脂を疎水性ポリマーである市販の塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体(Mw15,000/塩化ビニルと酢酸ビニルのモル比=2:1/疎水性ユニットのみであるため、親水性ユニット部と疎水性ブロック部の溶解性パラメータの差は0とした)に変更した以外は実施例5と同様にして、平均粒子径180nmで顔料濃度15%、被膜樹脂5%、高分子分散剤濃度20%の顔料分散液15を得た。なお、被膜樹脂の疎水性ユニット部の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+0.9[(J/cm3)1/2]で、被膜樹脂全体の溶解性パラメータは高分子分散剤の疎水性ユニット部の溶解性パラメータに対して+0.9[(J/cm3)1/2]であった。
(顔料分散液16の作製)
被膜樹脂を使用せずに顔料単体に変更した以外は実施例7と同様にして、平均粒子径140nmで顔料濃度30%、高分子分散剤濃度10%の顔料分散液16を得た。
実施例1〜11と比較例1〜5の顔料分散液を使用し、以下の成分を混合し、充分攪拌して、それぞれインクを作製した。
・顔料分散液 30.0部
・グリセリン 10.0部
・エチレングリコール 10.0部
・イオン交換水 50.0部
各顔料分散液を密閉状態で100℃3日間保存した後、試験前後の粒子径を測定し、下式で粒子径増加率(%)を求め分散安定性の尺度とした。粒子径の測定には動的光散乱法(商品名:レーザー粒径解析システムFPAR−1000;大塚電子(株)社製)を用いた。評価基準は下記の通りとした。
◎:粒子径増加率(%)が5%未満である。
○:粒子径増加率(%)が5%以上10%未満である。
△:粒子径増加率(%)が10%以上30%未満である。
×:粒子径増加率(%)が30%以上である。
各インクを密閉状態で100℃3日間保存した後、15℃で湿度が10%の環境下において、100%ベタ画像を印字し3分間休止した後、再度100%ベタ画像を印字した画像を下記の評価基準で評価した。
◎:白スジが全くなく、正常に印字されている。
○:印字の最初の部分に僅かに白スジが見られる。
△:画像全体に白スジが見られる。
×:画像がほとんど印字されていない。
密閉状態で100℃3日間保存した各インクでハガキサイズのグラデーションパターンを1000枚連続印字し、1000枚目の画像のヨレ、不吐の吐出特性を下記の基準で評価した。
◎:ヨレ、不吐がなく、正常に印字されている。
○:不吐は発生していないが、一部にヨレが見られる。
△:不吐が一部発生し、画像全体にヨレが見られる。
×:不吐が多く発生し、画像全体にヨレが見られる。
密閉状態で100℃3日間保存した各インクで画像を印字し、その画像を下記評価基準で評価した。
◎:画像の滲みがなく、彩度が高い。
○:画像の滲みはないが、若干彩度が低い。
△:画像の滲みが若干見られる。
×:画像の滲みが多く、彩度も低い。
密閉状態で100℃3日間保存した各インクで100%ベタ画像を印字し、印字30秒後に印字部を2×104N/m2の荷重をかけてシルボン紙で擦り、その画像を下記評価基準で評価した。
◎:画像の擦れがなく、シルボン紙への付着がない。
○:画像の擦れがないが、シルボン紙への付着が見られる。
△:画像の擦れが若干見られる。
×:画像の擦れが多い。
101:インク袋
102:ゴム栓
103:針
104:チューブ
201:ベースプレート
202:インクノズル(吐出口)
203:隔壁
204:ノズルヒータ
205:共通液室
206:基板
207:天板
300:記録装置
301:ロール供給ユニット
302:被記録媒体(ロール紙)
303:記録ヘッド(ブラック)
304:記録ヘッド(シアン)
305:記録ヘッド(マゼンタ)
306:記録ヘッド(イエロー)
307:インクカートリッジ(ブラック)
308:インクカートリッジ(シアン)
309:インクカートリッジ(マゼンタ)
310:インクカートリッジ(イエロー)
311:キャップ機構
312:搬送モータ
313:搬送ベルト
400:キャップ
401:サブタンク
402:加圧ポンプ
403:吸引ポンプ
404a:供給弁
404b:回復弁
404c:大気開放弁
404d:リサイクル弁
405:フィルター
406:フェース(ノズル)面
80:インク流路
81:オリフィスプレート
82:振動板
83:圧電素子
84:基板
85:吐出口
Claims (12)
- 高分子分散剤、顔料、および水を主成分とする顔料分散液において、
上記顔料が、少なくとも疎水性ユニットとノニオン性親水基を有する親水性ユニットを併有する共重合体で被膜された樹脂被膜顔料であり、さらに該樹脂被膜顔料は高分子分散剤に内包されており、
上記共重合体のノニオン性親水基を有する親水性ユニットが、少なくとも下記一般式(1)のアクリルアミド構造の繰り返し単位構造を有し、かつ、上記疎水性ユニットが、少なくとも芳香族炭化水素を含有する置換基を有する、下記一般式(2)のビニルモノマーに由来するものであり、
上記高分子分散剤が、少なくとも、少なくとも1種の疎水性モノマーからなるブロック部を含有する疎水性ユニットと、アニオン性の親水基を有する親水性ユニットとからなる共重合体であり、該高分子分散剤の疎水性ユニットが、下記一般式(3)の繰り返し単位構造からなるブロック部を有し、かつ、該高分子分散剤の親水性ユニットが、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、スチレンスルホン酸及びスチレンカルボン酸の群より選択される少なくとも1種のアニオン性の親水基を有するモノマーを重合することで得られたものであることを特徴とする顔料分散液。
(式(1)中、R1は水素またはメチル基を、Xは水素または炭素数1から4のアルキル基を表し、nは1から10である。)
(式(2)中、R2は水素またはメチル基を、Yは−R3、−OR3または−COOR3を表す。ここでR3は炭素数1から18のアルキル基を表す。)
(式(3)中、R2は水素またはメチル基を、Yは−R3、−OR3または−COOR3を表す。ここでR3は炭素数1から18のアルキル基を表す。) - 前記樹脂被膜顔料の被膜樹脂の親水性ユニットの溶解性パラメータが、被膜樹脂の疎水性ユニットの溶解性パラメータに対して+2〜+14[(J/cm3)1/2]の範囲にある請求項1に記載の顔料分散液。
- 前記樹脂被膜顔料の被膜樹脂の疎水性ユニットの溶解性パラメータが、前記高分子分散剤の疎水性モノマーに由来するブロック部の溶解性パラメータに対して−2〜+2[(J/cm3)1/2]の範囲にある請求項1に記載の顔料分散液。
- 前記樹脂被膜顔料の被膜樹脂全体の溶解性パラメータが、前記高分子分散剤の疎水性モノマーに由来するブロック部の溶解性パラメータに対して+1〜+5[(J/cm3)1/2]の範囲にある請求項1に記載の顔料分散液。
- 前記高分子分散剤が、さらに、ノニオン性の親水基を有する親水性ユニットを有する請求項1に記載の顔料分散液。
- 前記高分子分散剤が、疎水性ユニット、ノニオン性の親水基を有する親水性ユニットおよびアニオン性の親水基を有する親水性ユニットの順番で少なくとも構成される請求項5に記載の顔料分散液。
- 前記顔料が、顔料表面に被膜樹脂の疎水性ユニットが吸着し、その外側に親水性ユニットが配向したカプセル構造を形成した樹脂被膜顔料である請求項1に記載の顔料分散液。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載の顔料分散液と、少なくとも水溶性有機溶媒を混合することを特徴とするインクジェット記録用インク。
- インクにエネルギーを与えて、該インクを飛翔させて被記録材に付与して行うインクジェット記録方法において、上記インクが、請求項8に記載のインクジェット記録用インクであることを特徴とするインクジェット記録方法。
- 前記エネルギーが、熱エネルギーである請求項9に記載のインクジェット記録方法。
- インクを収容したインク収容部を備えたインクカートリッジにおいて、該インクが請求項8に記載のインクジェット記録用インクであることを特徴とするインクカートリッジ。
- インクを収容したインク収容部を備えたインクカートリッジと、該インクを吐出させるためのヘッド部を備えたインクジェット記録装置において、該インクが請求項8に記載のインクジェット記録用インクであることを特徴とするインクジェット記録装置。
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