JP5461456B2 - イヤリング - Google Patents

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本発明は、耳たぶに挟持して装着するクリップ式タイプのイヤリングに関する。
この種のイヤリングは、止めネジを用いることなく、リング状の自由端部を耳たぶに挟着して使用するので、着脱が容易であり、また、外観がすっきりしたピアス形態で装着できるのが特徴である。耳たぶに挟着して使用するため、使用中にリング状のイヤリングが外方向に開放すると耳たぶから脱落するおそれがあるため、使用中、挟着力を維持できることが求められる。
しかも、イヤリングは装身具として使用するものであるから、つぎの条件を満足する必要がある。その第一は装飾性であり、デザイン性に優れ、装飾的価値を有していることが求められる。第二は安全性であり、特に着脱時や使用中にイヤリングにより耳たぶや手指を傷つけず安全に使用できることが求められる。第三は耐久性であり、耳たぶに挟着可能とする機構が十分な耐久性を有し、長期間に亘ってイヤリングを繰り返し使用できることが求められる。
これまでに提案されているクリップ式のイヤリングでは、前述のイヤリングの条件を悉く満たしたものは存在していないのが実情であり、その一例として特許文献1が提案されている。
特許第4592116号公報
同文献のイヤリングは、主装飾体と他方の挟着部材とに一対の取付脚部と取付基部とを形成するとともに、取付脚部と取付基部との間に1枚もしくは2枚の弾性を有する平滑なステンレス製の円形金属板材を介装してこれらを軸着し、円形金属板材とともに該軸部を加締めて構成され、取付基部は円形金属板の直径よりも細い幅に形成され、当該イヤリングの円形金属板の外周部分は、取付基部から露出した状態で組み込まれている。
しかしながら、特許文献1に記載のイヤリングは、主装飾体及び挟着部材が金(18K)、プラチナ等の貴金属を素材として形成され、装飾的価値を有しているにもかかわらず、取付基部の外部にステンレス製の円形金属板の外周部が取付脚部と取付基部との間から露出している状態が視認できるため、装身具としてはその装飾性に欠ける問題がある。
また、このイヤリングは、軸部を加締めた後、全体の表面を研磨して光沢を与え、装飾的価値を高めているが、この研磨作業時に取付基部の外部に露出している円形金属板の外縁部も研磨してしまうため、当該外縁部が鋭利な状態となり、イヤリングの脱着時及び使用中に耳たぶや手指を傷付けるおそれがあり、安全性にも欠ける問題がある。
これに加え、特許文献1に記載のイヤリングは、主装飾体と挟着部材とにそれぞれ形成された取付脚部と取付基部とが相対的に回動する際、円形金属板は取付基部との当接部分に掛かる負荷で取付基部の幅方向の端縁との交差部分が内向きにたわみ、該たわみ部分が取付基部の端縁との間で係合する構造であるため、繰り返し使用している間に、軟質材で形成された取付基部の幅方向の端縁は、硬質材であるステンレスで形成された円形金属板と擦れ合って磨耗し、その結果、挟着力が低下して製品としての価値を喪失するという耐久性上の問題も有し、ひいては商品価値の低下を来たしていた。
本発明は、上記の課題点を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、イヤリングの外部に露出することなく大きな挟着力を発生させる機構を設けることにより、装身具としてのデザイン性を損なわず、製品の表面の研磨仕上げを行っても鋭利な突起部を生じさせることがなく、長期間使用しても挟着力を維持することができ、もって、装飾性、安全性、耐久性等に優れたクリップ式タイプのイヤリングを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、装飾部材と回動装飾材の基端部の何れか一方側に回動脚部と他方側に回動基部を形成し、一対の回動脚部と回動基部の間に一対の金属薄板をそれぞれ介在させ、かつ軸部で加締めて構成したイヤリングであって、前記金属薄板の外縁部を多角形状に形成、かつ当該金属薄板の一面を膨出させてアール面を形成し、前記金属薄板に形成した前記軸部の軸穴の膨出側にバリ部を有し、一対の金属薄板のバリ部同士を当接させて一対の金属薄板に負荷を与えると共に、前記回動基部の側面幅を前記金属薄板の多角形の外接円直径より長く形成して、前記金属薄板の外周縁部が回動基部の側面幅より露出することなく、一対の回動脚部と回動基部の圧接面に前記金属薄板の外縁部を圧接させたイヤリングである。
請求項に係る発明は、軟質材である一対の回動脚部と回動基部に、硬質材の金属薄板の多角形頂部を食い込ませたイヤリングである。
請求項に係る発明は、ステンレス製で六角形状に形成した薄板金属板の板は、0.08〜0.27mmであるイヤリングである。
発明によると、アール面を有する金属薄板は弾性が大きいため、回動脚部と回動基部の間に介在させて軸部で加締めると、圧縮されて弾性変形した金属薄板には大きな復元力が発生し、その外縁部を回転脚部及び回動基部の圧接面に大きな力で圧接させる。このため、金属薄板の外縁部と回動脚部及び回動基部の圧接面との間には大きな摩擦力が発生するので、イヤリングに大きな挟着力を生じさせ、使用中に緩みを発生することがない。
また、回動基部の側面幅を多角形状の金属薄板の外接円の直径より長く形成しているので、回動基部の外部に金属薄板の外周縁部が露出しないため、イヤリングとしての装飾性を損なうことがなく、またイヤリングの表面を研磨仕上げしても鋭利な突起部が生じることがないので、安全性を損なうこともない。
しかも、金属薄板に軸部を挿入する穴を穿孔する際に発生したバリ部同士を当接させた状態で一対の金属薄板を回動脚部と回動基部の間に介在させるので、当接させたバリ部同士が干渉して金属薄板間に大きな摩擦力が発生するため、イヤリングの挟着力を更に大きくすることができ、使用に際して、耳たぶに装着したイヤリングは、装着時の装着状態を確実に保持し、リングが外方に広がるおそれは全くない。また、硬質材同士の摩擦であるので、軟質材と硬質材との摩擦に比して磨耗が生じにくく、金属薄板間に発生する摩擦力を長期間に亘り維持できるので、イヤリングの耐久性を向上させることができる。
さらに、硬質材で形成した金属薄板の多角形頂部を軟質材で形成した回動脚部及び回動基部の圧接面に食い込ませるので、金属薄板の多角形頂部と回動脚部及び回動基部との間に負荷がかかり滑るおそれがなく、バリ部同士を当接させた一対の金属薄板間に発生する大きな摩擦力をロスすることなくイヤリングの挟着力として利用できるので、イヤリングに大きな挟着力を発生させることができ、使用中のイヤリングが緩むことなく、長期間の使用に耐えられ、耐久性を著しく向上させることができる。
しかも、板厚が0.08〜0.27mmの範囲にあるステンレス薄板から形成した一対の六角形の金属薄板のバリ部を当接させて回動脚部と回動基部の間に介在させ、軸部で加締めると、硬質材のステンレス薄板の六角形の頂部が、軟質材の回動脚部及び回動基部の表面に食い込むとともに、当接させたステンレス薄板のバリ部同士が干渉することにより、十分な挟着力と耐久性を有し、イヤリングとしての条件を満たすことができた。
本発明におけるイヤリングの一実施形態を示す斜視図である。 図1のイヤリングの耳たぶへの装着状態を示す正面図である。 図1の軸着部分を示した一部切欠き拡大平面図である。 金属薄板の外縁部と回動脚部、回動基部の位置関係を示す概念図である。 金属薄板の外接円の直径と回動基部の側面幅との関係を示す説明図である。 軸着部分の断面構造を示す一部切欠き拡大断面図である。 正六角形状の金属薄板と外接円の関係を示す説明図である。
以下に、本発明におけるイヤリングの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明におけるイヤリングの一実施形態を示す斜視図であり、図2は図1のイヤリングの耳たぶへの装着状態を示す正面図である。
図1に示すイヤリングは、半円状の装飾部材1と回動装飾材2とを有し、装飾部材1の基端部には二股形状の回動脚部3、3を形成し、回動装飾材2の基端部には両側段部形状の回動基部4を形成し、回動脚部3、3及び回動基部4に軸穴3a、4aを穿設し、軸穴3a、4aに軸部7を挿通して後述の加締め手段を経ることにより、装飾部材1と回動装飾材2とを回動自在に軸着している。
装飾部材1及び回動装飾材2の外周部を親指と人差し指で挟持し、装飾部材1の先端面1aと回動装飾材2の先端面2aを耳たぶの表裏面に接触させた後、装飾部材1及び回動装飾材2の外周部を親指と人差し指で軽く押圧することにより、図2に示すようにイヤリングを耳たぶに挟着することができる。
装飾部材1及び回動装飾材2は、装飾具に求められる装飾的価値を持たせるため、金(18K等)、プラチナ、シルバー等の貴金属素材から形成するが、必要により装飾部材1及び/又は回動装飾材2の適宜位置にダイヤモンド等の宝石を取付けて更に装飾的価値を高めることもできる。また、装飾部材1の先端面に滑止め部17及び回動装飾材2の先端面に滑止め部18を設けている。この滑止め部17、18は、横方向に平行な凸部又は凹部などを設ける。
イヤリングの装着中に装飾部材1と回動装飾材2が相対的に回動して開放し、耳たぶから脱落することを防止するため、イヤリングは十分な挟着力を有している必要がある。イヤリングに十分な挟着力を付与するため、図3に示すように、回動脚部3、3と回動基部4の間には、一対の金属薄板5、6をそれぞれ介在させている。
この金属薄板5、6は多角形状であるが、後述するように本例では六角形である。この金属薄板5、6は、一面を膨出させてアール面8を形成し、中心には軸部7を挿通させるための軸穴13、13を有している。金属薄板5、6の素材としては、適度の硬さを有し、弾性に富む素材(例えば鋼等)であれば、特に限定はない。金属薄板5、6は、一方向にアール面8を有する立体形状に形成されているため、金属薄板5、6の全体としての弾性は平坦な薄板よりも著しく大きくなる。さらに、金属薄板5と金属薄板6のアール面8同士を対向させて組み合わせた状態で一対として使用しているため、一対の金属薄板5、6の全体としての弾性はさらに増加する。
金属薄板5、6のアール面8同士を対向させて組み合わせた状態で一対とし、回動脚部3、3と回動基部4の間にそれぞれ介在させ、軸部7で加締めると、金属薄板5、6は圧縮されて弾性変形し、大きな復元力を発生させ、その外縁部10を回動脚部3の圧接面11及び回動基部4の圧接面12に強い力で押付ける。このため、金属薄板5、6と圧接面11、12との間には摩擦力が発生し、装飾部材1と回動装飾材2が回動することを阻止し、使用中にイヤリングがみだりに緩むことがない。
この結果、耳タブに装着したイヤリングが使用中に開放し、脱落することがなく、また、本発明におけるイヤリングに生じる挟着力は、イヤリングの開放を阻止する力であり、イヤリングを閉鎖しようとする力ではないため、長時間装着しても耳たぶに痛みが生じることがない。
本発明におけるイヤリングでは、金属薄板5、6の外縁部10を回動脚部3、3の圧接面11及び回動基部4の圧接面12に圧接させることにより摩擦力を発生させ、イヤリングに挟着力を発生させている。従って、金属薄板5、6の外縁部10は、図4に示すとおり、回動脚部3、3及び回動基部4の側面幅の範囲内にある必要がある。
より具体的には、図5に示すように、回動基部4の側面幅bを金属薄板5、6の多角形の外接円9の直径aより長く形成し、金属薄板5、6の外周縁部10を回動基部4の外部に露出させないことが求められる。
この関係を満足するように回動基部4及び金属薄板5、6を形成すると、金(18K等)、プラチナ等の貴金属を素材として形成した装飾部材1と回動装飾材2の外部に、弾性に富む鋼等を素材とする金属薄板5、6が突出することがないので、イヤリングの装飾的価値が損なわれることがない。
また、装飾部材1と回動装飾材2の外部に金属薄板5、6が露出していないため、イヤリングの装飾的価値を高めるために表面の研磨仕上げを行っても、金属薄板5、6の外縁部10を研磨することがないので、イヤリングの着脱時等に耳たぶや手指を傷つけるおそれがない安全性に優れたイヤリングを得ることができる。
金属薄板5、6には、軸穴13を穿孔する際に発生したバリ部14、15が、膨出側の軸穴13の周囲に形成されている。このため、図6に示すように、バリ部14、15同士を当接させて金属薄板5、6を一対とし、金属薄板5、6に対して圧縮方向に負荷を与えると、バリ部14、15が互いに干渉し、大きな摩擦力が発生する。この摩擦力は、バリ部がない金属薄板を一対とし、圧縮方向に負荷を与えた場合に生じる摩擦力よりも著しく大きい。
したがって、バリ部14、15同士を当接させて金属薄板5、6を一対とし、一対の回動脚部3、3と回動基部4の間にそれぞれ介在させて軸部7で加締めると、イヤリングの挟着力を更に増加させることができる。
また、金属薄板5、6は硬質材を素材としているため、硬質材同士を当接させたバリ部14、15の耐摩耗性は高く、金属薄板5、6間の摩擦力を長期間に亘り維持することができるので、イヤリングの耐久性を向上させることができる。
さらに、金属薄板5、6の多角形頂部16、16が、多角形頂部16以外の外延部10よりも突出する立体形状に金属薄板5、6を形成すると、一対の回動脚部3、3と回動基部4の間に、バリ部14、15を当接させた一対の金属薄板5、6をそれぞれ介在させ、軸部7で加締めた時に、金属薄板5、6の多角形頂部16、16が他の外縁部10より先に回動脚部3、3及び回動基部4の圧接面11、12に接する。このときの接触状態は略点接触であるため、加締めによる負荷は金属薄板5、6の多角形頂部16、16に作用し、接触部分には大きい押圧力が作用する。
回動脚部3、3及び回動基部4は軟質材である金(18K等)、プラチナ等の貴金属を素材とするのに対し、金属薄板5、6には耐久性を有する弾性材が使用されるため、硬質材である鋼等を素材としている。このため、金属薄板5、6の硬度は、回動脚部3、3と回動基部4の圧接面11、12の硬度より大であるので、加締めによる負荷を受けた金属薄板5、6の多角形頂部16、16は、回動脚部3、3及び回動基部4の圧接面11、12に食い込む。
最終的には、図6に示すように、金属薄板5、6の多角形頂部16、16は、回動脚部3、3及び回動基部4の圧接面11、12を塑性変形させ、圧接面11、12に食い込んだ状態で加締められる。このため、金属薄板5、6が圧接面11、12上で滑ることはなく、金属薄板5、6と回動脚部3、3及び回動基部4の圧接面11、12との間に相対的な回動は発生しない。
したがって、金属薄板5、6の多角形頂部16、16を圧接面11、12に食い込ませたイヤリングでは、バリ部14、15同士を当接させて一対とした金属薄板5、6のバリ部14、15が互いに干渉することにより生じる大きな摩擦力をロスすることなくイヤリングの挟着力として利用できるので、イヤリングの挟着力をさらに増加させることができる。また、挟着力が磨耗しにくい硬質材同士の摩擦のみにより発生しているので、イヤリングの耐久性は極めて高い。
金属薄板5、6は任意の多角形状に形成することができるが、製作の容易性を考慮すると、正四角形、正六角形、正八角形のいずれかにすることが現実的である。製作の容易性と使用した際の効果の両面から考慮した場合には、図7に示す正六角形に形成することが最も適している。
また、金属薄板5、6の素材は、弾性、硬度及び耐磨耗性、並びに加工容易性、さらに装身具に使用する場合に必要な耐食性を総合的に判断すると、ステンレスが最も適している。金属薄板5、6の板厚は0.08〜0.27mmの範囲にある必要があり、さらには0.14〜0.26mmの範囲にあることが好ましい。板厚を前記の範囲に選定した理由は、板厚が0.08mm未満であると金属薄板5、6に十分な弾性が得られず、板厚が0.27mmを超えると金属薄板5、6の弾性がなくなるためである。
上記実施形態におけるイヤリングの具体的な製造過程を説明する。
装飾部材1及び回動装飾材2は、金(18K)、プラチナ等の貴金属を原料として、ロストワックス鋳造法等の適宜な方法により製作する。製作にあたっては、回動装飾材2の基端部にある一対の回動脚部3、3が、図3に破線で示すように、開いた形状となるように形成する必要がある。これは、装飾部材1と回動装飾材2を軸部7で軸着する際に、まだ加締めによる圧縮力が負荷される以前で嵩だかである金属薄板5、6の一対を、一対の回動脚部3、3と回動基部4の間にそれぞれ介在させるスペースを確保するためである。
装飾部材1と回動装飾材2を軸部7で軸着は、回動装飾材2の一対の回動脚部3、3の間に装飾部材1の回動基部4を配するとともに、アール面8を対向させてバリ部14、15同士を当接させた一対の金属薄板5、6を一対の回動脚部3、3と回動基部4の間にそれぞれ配した後、回動脚部3、3の軸穴3a、3a、回動基部4の軸穴4a、及び金属薄板5、6の軸穴16に軸部7を挿通し、軸部7を適宜な工具を使用して十分に加締めることにより行う。
軸部7を十分に加締めることにより、外側に開いていた回動装飾材2の一対の回動脚部3、3は略平行状態に塑性変形し、金属薄板5、6には圧縮力が負荷されて圧縮変形するので、多角形頂部16は圧接面11、12に食い込むとともに、圧縮変形した金属薄板5、6の復元力により当接するバリ部14、15同士は押付けられ、互いに干渉することにより大きな摩擦力を発生させる。
加締め作業が終了した後、回動脚部3、3の側面外部に盛り上がっている軸部7等を削り取って平滑にするとともに、表面全体を研磨仕上げするとイヤリングが完成する。なお、装飾部材1及び/又は回動装飾材2の外周側の円弧状表面にダイヤモンド等の宝石を取付ける場合は、この研磨仕上げを終了した後に取付け作業を行う。
以上の説明で明らかなように、本発明に係るイヤリングは、大きな挟着力を発生させる新規な機構を外部に露出させることなく設け、装飾性、安全性及び耐久性の全てにおいて従来のクリップ型イヤリングを凌駕しているので、その商品的価値は極めて高いものを得ることができた。
1 装飾部材
2 回動装飾材
3 回動脚部
4 回動基部
5、6 金属薄板
7 軸部
8 アール面
14、15 バリ部
16 多角形頂部
E 耳たぶ

Claims (3)

  1. 装飾部材と回動装飾材の基端部の何れか一方側に回動脚部と他方側に回動基部を形成し、一対の回動脚部と回動基部の間に一対の金属薄板をそれぞれ介在させ、かつ軸部で加締めて構成したイヤリングであって、前記金属薄板の外縁部を多角形状に形成、かつ当該金属薄板の一面を膨出させてアール面を形成し、前記金属薄板に形成した前記軸部の軸穴の膨出側にバリ部を有し、一対の金属薄板のバリ部同士を当接させて一対の金属薄板に負荷を与えると共に、前記回動基部の側面幅を前記金属薄板の多角形の外接円直径より長く形成して、前記金属薄板の外周縁部が回動基部の側面幅より露出することなく、一対の回動脚部と回動基部の圧接面に前記金属薄板の外縁部を圧接させたことを特徴とするイヤリング。
  2. 軟質材である一対の前記回動脚部と前記回動基部に、硬質材の金属薄板の多角形頂部を食い込ませた請求項1に記載のイヤリング。
  3. ステンレス製で六角形状に形成した薄板金属板の板は、0.08〜0.27mmである請求項1又は2に記載のイヤリング。
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