JP5461157B2 - グリル - Google Patents

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本発明は、食材から発生した油煙や臭気成分を加熱消失するアフターバーナを備えたグリルに関するものである。
食材から発生した油煙や臭気成分を加熱消失させるためのアフターバーナを備えた従来のグリルにおいて、油煙や臭気成分の発生し難いピザやグラタン等の食材の加熱調理を行う場合、エネルギー消費の節減を考慮すれば、アフターバーナを点火しないのが望ましい。そこで、食材の種類や加熱調理中のグリル庫内の油煙発生量から判断して、使用者が任意にアフターバーナの点火や消火を行うことの可能なグリルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このものでは、グリルバーナの点消火操作部とは別に、アフターバーナの点消火操作部を備えており、使用者が必要に応じてアフターバーナの点火や消火を行うことが可能であるから、ガスの使用量を節減できる。
特開2006−055186号公報
しかしながら、上記従来のグリルでは、使用者がアフターバーナの点火操作を行う際、グリルバーナから放出された燃焼排気や食材から放出された油煙、水蒸気等によって、グリル庫内が酸欠状態になっていれば、アフターバーナの点火不良や着火遅れ等の不具合を生じる場合があり、適切なタイミングで点火し難いといった使い勝手の悪さがあった。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、省エネで且つ使い勝手の良いグリルを提供することを課題とする。
本発明に係るグリルは、
グリル庫内の食材を加熱するグリルバーナと、食材から発生した油煙や臭気成分をグリル庫内からグリル外部へ導く排気筒と、排気筒内へ導かれる前記油煙や臭気成分を加熱消失させるアフターバーナとを備えたグリルにおいて、
グリル庫内の油煙発生量を検知する煙検知手段と、
煙検知手段によって検知された前記油煙発生量が所定の基準値に達した場合、自動または手動でアフターバーナの点火を行う制御手段と
アフターバーナの点火時期を報知する報知手段と、
煙検知手段によって検知された前記油煙発生量が所定の基準値に達した場合、前記報知手段を作動させる制御手段とを備えたものである。
上記構成によれば、食材の加熱調理を行っている間に、煙検知手段によって検知されたグリル庫内の油煙発生量が基準値に達すれば、アフターバーナの点火動作が行われるから、点火不良や着火遅れ等の不具合の生じ難い適切なタイミングでアフターバーナを点火させることが可能である。
特に、上記構成によれば、食材の加熱調理を行っている間に、煙検知手段によって検知されたグリル庫内の油煙発生量が基準値に達すれば、使用者に対してアフターバーナの点火時期であることを報知するから、点火不良や着火遅れ等の不具合の生じ難い適切なタイミングでアフターバーナの点火操作を行うことが可能である。
また、本発明に係るグリルは、
グリル庫内の食材を加熱するグリルバーナと、食材から発生した油煙や臭気成分をグリル庫内からグリル外部へ導く排気筒と、排気筒内へ導かれる前記油煙や臭気成分を加熱消失させるアフターバーナとを備えたグリルにおいて
グリル庫内の油煙発生量を検知する煙検知手段と、
煙検知手段によって検知された前記油煙発生量が所定の基準値に達した場合、自動または手動でアフターバーナの点火を行う制御手段とを備え、
フターバーナの燃焼面を排気筒の上端開放部側へ傾斜させ、前記燃焼面の周縁の少なくともグリル庫側に防風板を立設したものである。
このものでは、食材の加熱調理を行っている間に、煙検知手段によって検知されたグリル庫内の油煙発生量が基準値に達すれば、アフターバーナの点火動作が行われるから、点火不良や着火遅れ等の不具合の生じ難い適切なタイミングでアフターバーナを点火させることが可能であるが、その際に、グリルバーナの燃焼排気や食材からの油煙、水蒸気等の流れの影響を受け難い。従って、アフターバーナを一層点火させ易い。
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
点火不良や着火遅れ等の不具合の生じ難い適切なタイミングでアフターバーナを点火させることが可能であるから、省エネで且つ使い勝手の良いグリルを提供できる。
本発明の実施の形態に係るグリルを備えたガスコンロの縦断面概略図。 本発明の実施の形態に係るグリルを備えたガスコンロの概略構成図。 本発明の実施の形態に係るグリルの作動フローチャート(1)。 本発明の実施の形態に係るグリルの作動フローチャート(2)。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係るグリル2を備えたガスコンロ1の縦断面概略図であり、システムキッチンのカウンタKに開設された取付口K1へ落とし込み状態で装着されている。
ガスコンロ1の本体ケース10の上面は、取付口K1へ臨んでおり、その上方から天板11で覆われている。また、天板11の上面には、五徳12が載置されており、その五徳12の下方位置に開設された天板11の図示しないバーナ用開口部には、五徳12上に載置された鍋を加熱するコンロバーナ13が臨んでいる。さらに、天板11の上面後部に開設された排気口110には、後述する排気筒21の上端開放部210が臨んでいる。
本発明の実施の形態に係るグリル2は、上記本体ケース10と一体的に構成されており、食材Fを収容するグリル庫20と、食材Fから発生した油煙や臭気成分をガスコンロ1の外部へ導く排気筒21とを備えている。
グリル庫20は、本体ケース10の内部に形成されており、そのグリル庫20の上壁および側壁には、グリル庫20内の食材Fを加熱するグリルバーナ22が配設されている。
排気筒21は、グリル庫20奥部の排気用開口200から天板11の排気口110へ向かって斜め後ろ上方に延設されている。従って、食材Fから発生した油煙や臭気成分は、排気用開口200から排気筒21内を通ってその上端開放部210へ導かれ、天板11の排気口110からガスコンロ1の外部へ排出される。
排気筒21の後壁211の下部には、排気用開口200の下縁から斜め後ろ上方へ延びるバーナ支持壁212が形成されており、このバーナ支持壁212には、グリル庫20から排気筒21内へ流れ込む油煙や臭気成分を加熱消失させるアフターバーナ23が配設されている。
アフターバーナ23は、全一次空気燃焼式のガスバーナであり、燃焼面230が排気筒21の上端開放部210側へ向くよう、後ろ下方へ傾斜させた状態で設けられている。
また、バーナ支持壁212の上面には、グリルバーナ22の燃焼排気や食材Fから放出される油煙、水蒸気等がアフターバーナ23の燃焼面230に直接吹き付けるのを防止する防風板24が立設されている。この防風板24は、アフターバーナ23の燃焼面230の外周を囲うように、且つ、排気筒21の上端開放部210側(後方)へ傾いた状態で設けられており、アフターバーナ23の燃焼熱を排気筒21の上端開放部210側へスムーズに導くとともに、排気口110から排気筒21内へ侵入した煮こぼれが上記燃焼面230上に流れ落ちるのを防止する。
排気筒21内の中間部で且つ上記燃焼面230の上方には、アフターバーナ23の燃焼熱によって焼失しきれなかった油煙や臭気成分を酸化反応によって分解除去する触媒フィルタ25が設けられている。
グリル庫20の奥壁で且つ排気用開口200の下縁近傍には、食材Fからグリル庫20内へ放出された油煙の量(油煙発生量)を検知する煙センサ26が設けられている。
本体ケース10の正面側には、電源スイッチ31、グリルバーナ22の点火および消火、火力調整を行うためのグリル操作つまみ32、アフターバーナ23の点火および消火を行うための脱煙脱臭スイッチ33、後述するオートモードの設定および解除を行うためのオート設定スイッチ34、後述するオートモードの設定状態を点灯表示するモード表示ランプ35、アフターバーナ23の点火時期やアフターバーナ23が燃焼中であることを点滅もしくは点灯によって表示する脱煙脱臭ランプ36が設けられている。
本体ケース10内には、アフターバーナ23が点火時期であることを音声出力するスピーカ37、グリル2の動作を制御する制御回路40の他、図2に示すように、グリルバーナ22へのガスの供給量を調整可能な火力調整弁42、アフターバーナ23へのガスの供給を遮断可能な電磁開閉弁43、イグナイタ44から高電圧を印加させることによってグリルバーナ22やアフターバーナ23へ火花放電する点火電極45、グリルバーナ22やアフターバーナ23の点火を検知する炎検知器46が設けられている。また、図示しないが、グリルバーナ22およびアフターバーナ23へ繋がるガス供給管路には、グリル操作つまみ32の点火操作および消火操作に連動して開閉する主弁や、グリル操作つまみ32の点火操作がなされた際に開き、炎検知器46の起電力が低下した際に閉じる電磁安全弁、グリル操作つまみ32で設定された火力に合わせてグリルバーナ22へのガスの供給量を調整する火力調整弁が設けられている。
図2に示すように、上述した煙センサ26、電源スイッチ31、グリル操作つまみ32、脱煙脱臭スイッチ33、オート設定スイッチ34、モード表示ランプ35、脱煙脱臭ランプ36、スピーカ37、ガス量調整弁42、電磁開閉弁43、点火電極45および炎検知器46は、制御回路40へ電気配線を通じて接続されている。
また、図示しないが、制御回路40には、グリルバーナ22やアフターバーナ23の点火および消火を行う点消火回路、後述するオートモードの設定状態の切り替えを行うモード切替回路、モード表示ランプ35や脱煙脱臭ランプ36の点灯および消灯を行う表示回路、グリル庫20内の油煙発生量A1と予め設定された基準値Asとを比較する煙判定回路、油煙発生量A1が基準値Asに達した場合にグリルバーナ22の火力を所定レベルに調整する火力調整回路、油煙発生量A1が基準値Asに達した場合に脱煙脱臭ランプ36の点滅およびスピーカ37からの報知音の出力を行う報知回路、油煙発生量A1が基準値Asに達した場合に自動でアフターバーナ23を点火させる自動脱煙回路等が組み込まれている。
次に、上記制御回路40によるグリル2の脱煙脱臭動作について、図3および図4のフローチャートに従って説明する。
[オートモード]
電源スイッチ31が押されてオンになると、図3に示すように、グリル庫20内の油煙発生量に応じて自動でアフターバーナ23を点火させる「オートモード」を設定するとともに、モード表示ランプ35を点灯させた後、オート設定スイッチ34のオフ操作(オートモードの解除操作)がなされたか否か、および、グリル操作つまみ32によるグリルバーナ22の点火操作がなされたか否かの監視を開始する(ST1〜ST3)。
そして、グリルバーナ22の点火操作がなされると(ST3)、イグナイタ44から点火電極45へ高電圧を印加して火花放電させるとともに、図示しない主弁および電磁安全弁が開かれる。その結果、グリルバーナ22が点火し、グリル操作つまみ32で設定された火力にて食材Fの加熱調理を開始する(ST4)。
また、グリルバーナ22が点火すると、グリル操作つまみ32によるグリルバーナ22の消火操作がなされるまでの間に、煙センサ26によって検知されたグリル庫20内の油煙発生量A1が予め設定された基準値Asに達したか否かの監視を開始する(ST5〜ST6)。
上記ST5からST6のステップの実行中、油煙発生量A1が基準値Asに到達する前にグリルバーナ22の消火操作がなされた場合(ST5)には、図示しない主弁および電磁安全弁が閉じられてグリルバーナ22が消火し、食材Fの加熱調理を終了する(ST7)。
上記基準値Asは、グリルバーナ22から放出された燃焼排気や食材Fから放出された油煙、水蒸気等が増加し、所定時間後にはグリル庫20内が酸欠状態になると予測される値に設定されており、上記ST5からST6のステップの実行中、油煙発生量A1が基準値Asに達した場合(ST6)には、脱煙脱臭ランプ36を点滅させるとともに、スピーカ37から報知音を出力し、アフターバーナ23の点火時期であることを使用者へ知らせる(ST8)。
また、火力調整弁42を小開度に調整してグリルバーナ22の火力を「弱火」に制限し、食材Fの加熱を弱める。これにより、食材Fからの油煙発生量A1の増加が抑制される。尚、グリル操作つまみ32の設定火力が「弱火」である場合には、このST9のステップをスキップする(ST9)。
そして、イグナイタ44から点火電極45へ高電圧を印加して火花放電させるとともに、電磁開閉弁43を開き、アフターバーナ23を点火させる。これにより、グリル庫20から排気筒21内へ導かれる油煙や臭気成分が自動で加熱消失される。また、脱煙脱臭ランプ36を点滅から点灯に切り替えて、脱煙脱臭が行われていることを使用者へ知らせる(ST10)。
さらに、火力調整弁42の開度を調整してグリルバーナ22の火力を元の「設定火力」に戻し、この設定火力にて食材Fの加熱調理を続ける。尚、グリル操作つまみ32の設定火力が「弱火」である場合には、このST11のステップをスキップする(ST11)。
その後、グリルバーナ22の消火操作がなされれば、図示しない主弁および電磁安全弁が閉じられ、グリルバーナ22およびアフターバーナ23が共に消火する。また、脱煙脱臭ランプ36を消灯し、食材Fの加熱調理を終了する(ST12〜ST13)。
[マニュアルモード]
一方、上述したST2のステップにて、オート設定スイッチ34のオフ操作(オートモードの解除操作)がなされた場合は、図4に示すように、使用者が必要に応じて手動でアフターバーナ23を点火可能な「マニュアルモード」を設定するとともに、モード表示ランプ35を消灯させた後、オート設定スイッチ34のオン操作(オートモードの設定操作)がなされたか否か、および、グリルバーナ22の点火操作がなされたか否かの監視を開始する(ST14〜ST16)。
ここで、オート設定スイッチ34のオン操作がなされた場合(ST15)は、再び上述したST1以降のステップを繰り返すが、オート設定スイッチ34のオン操作がなされる前にグリルバーナ22の点火操作がなされた場合(ST16)には、上述したST4のステップと同様、グリルバーナ22が点火し、グリル操作つまみ32で設定された火力にて食材Fの加熱調理を開始する(ST17)。
また、グリルバーナ22が点火すると、グリルバーナ22の消火操作がなされるまでの間に、上記油煙発生量A1が基準値Asに達したか否かの監視を開始する(ST18〜ST19)。
上記ST18からST19のステップの実行中、油煙発生量A1が基準値Asに到達する前にグリルバーナ22の消火操作がなされた場合(ST18)は、上述したST7のステップを実行し、食材Fの加熱調理を終了する(ST7)。
一方、上記ST18からST20のステップの実行中、油煙発生量A1が基準値Asに達した場合(ST19)には、上述したST8からST9のステップと同様、脱煙脱臭ランプ36を点滅させるとともに、スピーカ37から報知音を出力し、さらに、グリルバーナ22の火力を「弱火」に制限し、食材Fの加熱を弱める。尚、グリル操作つまみ32の設定火力が「弱火」である場合には、このST21のステップをスキップする(ST20〜ST21)。
そして、使用者の判断によってアフターバーナ23の点火操作がなされれば、上述したST10からST11のステップと同様、アフターバーナ23を点火させるとともに、脱煙脱臭ランプ36を点灯させ、さらに、グリルバーナ22の火力を元の「設定火力」に戻し、食材Fの加熱調理を続ける。尚、グリル操作つまみ32の設定火力が「弱火」である場合には、このST24のステップをスキップする(ST22〜ST24)。
その後、グリルバーナ22の消火操作がなされたか否か、および、アフターバーナ23の消火操作がなされたか否かを監視し、その間にグリルバーナ22の消火操作がなされた場合(ST25)には、上述したST13のステップを実行し、食材Fの加熱調理を終了する(ST25〜ST26,ST13)。
一方、上記ST25からST26のステップ実行中、使用者の判断によりアフターバーナ23の消火操作がなされた場合(ST26)には、電磁開閉弁43を閉じてアフターバーナ23を消火させるとともに、脱煙脱臭ランプ36を消灯し、脱煙脱臭を終了する(ST27)。
そして、グリルバーナ22の消火操作がなされれば、上述したST7のステップを実行し、食材Fの加熱調理を終了する(ST28,ST7)。
上記実施の形態によれば、オートモードによる食材Fの加熱調理中に、グリルバーナ22から放出された燃焼排気や食材Fから放出された油煙、水蒸気等が増加し、グリル庫20内が酸欠状態になると予測される場合は、自動でアフターバーナ23の点火動作が行われるから、点火不良や着火遅れ等の不具合の生じ難い適切なタイミングで、アフターバーナ23を点火させることが可能である。これにより、省エネで且つ使い勝手の良いグリルを提供できる。
また、マニュアルモードによる食材Fの加熱調理中に、上記燃焼排気や油煙、水蒸気等が増加し、グリル庫20内が酸欠状態になると予測される場合は、使用者に対してアフターバーナ23の点火時期であることを報知するから、点火不良や着火遅れ等の不具合の生じ難い適切なタイミングで、アフターバーナ23の点火を行うことが可能である。これにより、省エネで且つ使い勝手の良いグリルを提供できる。
さらに、上記燃焼排気や油煙、水蒸気等によってグリル庫20内が酸欠状態になると予測される場合には、グリルバーナ22の火力を自動で低下させて食材Fの加熱を弱め、油煙発生量の増加を抑制するから、アフターバーナ23を点火させ易い。これにより、一層省エネで且つ使い勝手の良いグリルを提供できる。
また、アフターバーナ23に、ブンゼン燃焼式のガスバーナに比べて一次空気比の高い全一次空気燃焼式のガスバーナを採用したことで、グリル庫20内の油煙発生量が増加しても、アフターバーナ23の予混合気が点火に最適な空気過剰率となっているため、グリル庫20内の酸素濃度の影響を受け難く、アフターバーナ23を点火させ易い。従って、一層省エネで且つ使い勝手の良いグリルを提供できる。
さらに、アフターバーナ23の燃焼面230を排気筒21の上端開放部210側へ傾斜させるとともに、上記燃焼面230の外周に防風板24を立設したことで、上記燃焼排気や油煙、水蒸気等の流れの影響を受け難く、アフターバーナ23を点火させ易いから、一層省エネで且つ使い勝手の良いグリルを提供できる。
[その他]
尚、上記実施の形態では、油煙発生量A1が基準値Asに達した場合、グリルバーナ22を所定レベル(ここでは、「弱火」)に制限する制御構成であるものを説明したが、所定レベルに制限しないで、「設定火力」のままそれ以降の動作を実行する制御構成であっても良い。
また、上記実施の形態では、グリル庫20内の油煙発生量に応じて自動でアフターバーナ23を点火させる「オートモード」と、使用者が必要に応じて手動でアフターバーナ23を点火可能な「マニュアルモード」とを択一的に実行可能な制御構成であるものを説明したが、上記「オートモード」および「マニュアルモード」に加え、グリル庫20内の油煙発生量にかかわらず、アフターバーナ23をグリル操作つまみ32の操作に応じてグリルバーナ22と共に点火および消火させる「強制モード」の選択可能な制御構成であっても良い。
上記実施の形態において、アフターバーナ23は、全一次空気燃焼式のガスバーナであるが、ブンゼン燃焼式のガスバーナであっても良い。
また、防風板24は、アフターバーナ23の燃焼面230の外周を囲うように立設されているが、アフターバーナ23の配置やバーナ支持壁212の形態が、燃焼面230に煮こぼれの付着し難い構成のものであれば、上記燃焼面230の周縁の排気用開口200側にのみ防風板24を立設しても良い。
さらに、煙センサ26は、グリル庫20の奥壁で且つ排気用開口200の下縁近傍に設けられているが、グリル庫20の奥壁で且つ排気用開口200の上縁近傍に設けても良いし、排気筒21の上壁の排気用開口200近傍に設けても良いし、バーナ支持壁212の上面の排気用開口200近傍に設けても良い。
上記実施の形態では、煙センサ26を煙検知手段として用いたが、煙センサ26に代えて、サーミスタを煙検知手段として用いたものであっても良い。
具体的には、食材Fから放出された油煙や水蒸気等の量が一定レベルを超える頃になると、グリル庫20内に高温の油や焼き汁等が飛散し始め、上記サーミスタの検知温度を瞬間的に上昇させるが、このものでは、この検知温度の単位時間あたりの変化量K1が所定値Ks(所定時間後にグリル庫20内が酸欠状態になると予測される値、例えば、5deg)より大きくなった場合に、グリル庫20内の油煙発生量が所定の基準値に達したと判定し、上記実施の形態と同様の脱煙脱臭動作を行うように構成されている。
尚、上述のサーミスタは、上記煙センサ26と同様、グリル庫20の奥壁で且つ排気用開口200の下縁近傍に設けるのが好ましいが、グリル庫20の奥壁で且つ排気用開口200の上縁近傍や、排気筒21の上壁の排気用開口200近傍、バーナ支持壁212の上面の排気用開口200近傍等に設けても良い。
2・・・グリル
20・・・グリル庫
200・・・排気用開口
21・・・排気筒
212・・・バーナ支持壁
22・・・グリルバーナ
23・・・アフターバーナ
230・・・燃焼面
24・・・防風板
26・・・煙センサ(煙検知手段)
32・・・グリル操作つまみ
33・・・脱煙脱臭スイッチ
34・・・オート設定スイッチ
36・・・脱煙脱臭ランプ(報知手段)
37・・・スピーカ(報知手段)
40・・・制御回路

Claims (2)

  1. グリル庫内の食材を加熱するグリルバーナと、食材から発生した油煙や臭気成分をグリル庫内からグリル外部へ導く排気筒と、排気筒内へ導かれる前記油煙や臭気成分を加熱消失させるアフターバーナとを備えたグリルにおいて、
    グリル庫内の油煙発生量を検知する煙検知手段と、
    煙検知手段によって検知された前記油煙発生量が所定の基準値に達した場合、自動または手動でアフターバーナの点火を行う制御手段と
    アフターバーナの点火時期を報知する報知手段と、
    煙検知手段によって検知された前記油煙発生量が所定の基準値に達した場合、前記報知手段を作動させる制御手段とを備えた、グリル。
  2. グリル庫内の食材を加熱するグリルバーナと、食材から発生した油煙や臭気成分をグリル庫内からグリル外部へ導く排気筒と、排気筒内へ導かれる前記油煙や臭気成分を加熱消失させるアフターバーナとを備えたグリルにおいて、
    グリル庫内の油煙発生量を検知する煙検知手段と、
    煙検知手段によって検知された前記油煙発生量が所定の基準値に達した場合、自動または手動でアフターバーナの点火を行う制御手段とを備え、
    アフターバーナの燃焼面を排気筒の上端開放部側へ傾斜させ、前記燃焼面の周縁の少なくともグリル庫側に防風板を立設したことを特徴とする、グリル。
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