JP5458943B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧板を用いた原稿の読み取りに加え、シートスルードキュメントフィーダを用いた原稿の読み取りを可能とする画像処理装置に関する。
最近、画像処理装置の一例であるMFP(Multi Function Peripheral)では、原稿読み取りの高速化が進められており、圧板に加え、シートスルードキュメントフィーダ(以下SDF)を搭載したMFPが出現している。圧板を用いた原稿画像の読み取り(圧板読み取り)とSDFを用いた原稿画像の読み取り(SDF読み取り)では、メカ的な構成の違いから読み取り画質に差異が発生する。そのため、その差異を補正する技術が必要となってきた。そこで、画質の統一性を図るために、例えば、圧板読み取りかSDF読み取りかに応じて、γ補正処理、フィルタ処理、像域分離処理、色補正処理などの画像処理を切り替えることができる画像処理装置が既に知られている。
しかし、今までの技術では、SDF読み取りの場合、メカ的な機構上から原稿と読み取りユニットの読み取り基準位置までの間隔が原稿の硬さによって異なることや、原稿の厚さによりランプ光の原稿透過率が異なることによって、SDF読み取りの画像データの読み取り濃度(濃度レベル)が原稿毎にばらついてしまうことがあった。そのため、従来技術のように圧板読み取りかSDF読み取りかに応じて画像処理を切り替えたとしても、SDF読み取りを圧板読み取りと同じ濃度に補正することが難しいという問題があった。
なお、特許文献1には、圧板読み取りとSDF読み取りで読み取り画像データの画質を同じにすることを目的として、圧板読み取りかSDF読み取りかに応じて画像処理を切り替える技術が開示されている。この特許文献1の発明は、圧板読み取りとSDF読み取りの画質の差異を補正するという点では本発明と似ているものの、やはり上記問題は解消できていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、圧板読み取りにおける画像データの濃度レベルと、SDF読み取りにおける画像データの濃度レベルとを同じにする画像処理装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、コンタクトガラス上にセットされ圧板によって押さえられた原稿をスキャナキャリッジの副走査方向の移動と共に読み取る圧板読取手段と、スキャナキャリッジをスリットガラスの下に固定し、原稿の搬送と共に原稿画像を読み取るSDF(シートスルードキュメントフィーダ)読取手段とを備えた画像処理装置であって、原稿がSDF読取手段上の原稿搬送開始位置にあるときに、原稿の地肌濃度を検出する第1の原稿濃度検出手段と、第1の原稿濃度検出手段で検出された地肌濃度を、圧板読取手段で読み取られたときと同等の地肌濃度に補正する第1の補正手段と、SDF読取手段による読み取りのときに、原稿の地肌濃度を検出する第2の原稿濃度検出手段と、第1の補正手段で補正された地肌濃度と、第2の原稿濃度検出手段で検出された地肌濃度との比較結果を使用して、SDF読取手段で読み取られた画像データを補正する第2の補正手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置において、第1の補正手段は、第1の原稿濃度検出手段の読み取り特性と圧板による読み取り特性との差分を検知し、自動的に第1の原稿濃度検出手段の読み取り特性を圧板による読み取り特性と同じなるように補正することを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置において、第1の原稿濃度検出手段に対面するSDF読取手段上の部材の表面の白色濃度は、圧板の部材の表面の白色濃度と同じであることを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置において、圧板読取手段による読み取りのときに原稿にかかる単位面積当たりの圧力と、SDF読取手段による読み取りのときに原稿にかかる単位面積当たりの圧力とが同じであることを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置において、第1の補正手段で補正された地肌濃度と、第2の原稿濃度検出手段で検出された地肌濃度との比較を行い、地肌濃度比率を算出する地肌濃度比率算出手段を備え、地肌濃度比率算出手段は、SDF読取手段により読み取られる原稿毎に、地肌濃度比率を算出することを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置において、第2の補正手段は、地肌濃度比率算出手段で算出された地肌濃度比率を使用して、SDF読取手段で読み取られた画像データの地肌濃度が、圧板読取手段で読み取られた画像データの地肌濃度と同じになるように補正することを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置において、第1の原稿濃度検出手段は、原稿毎に原稿の地肌濃度を検出可能であり、第2の補正手段は、SDF読取手段で読み取られた画像データの地肌濃度を、原稿毎に補正することを特徴とする。
本発明によれば、原稿毎にSDF読み取りの画像データの濃度レベルと圧板読み取りの画像データの濃度レベルを検知して濃度比率を求め、求めた濃度比率によりSDF読み取りの濃度レベルを補正することで、SDF読み取りのときの濃度レベルを圧板読み取りのときの濃度レベルと同等に補正することが可能となる。
従来技術に係る画像処理装置の構成例を示す図である。 従来技術に係る画像処理装置において、SDF読み取りのときのスリットガラスと搬送中の原稿の関係の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置において、図11に示すフローで用いられる補正用パッチデータの例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置において、第1センサ及び第2センサの原稿濃度に対する読み値の例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置において、SDF読み取りのときの第1センサの読み値を変換するための補正曲線の例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置において、副走査方向の原稿の長さと副走査方向の原稿有効画像領域を示すFGATE信号、主走査のライン毎に同期するライン同期信号、そして、ライン同期信号に同期してカウントアップするラインカウンタの信号の様子の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置において、第2補正部で補正するための補正係数の算出式を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置において、入力画像処理部で処理された画像データの補正処理の算出式を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置において、補正パラメータ記憶部に格納するための補正パラメータを求める動作の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置において、主に第1補正部及び第1地肌レベル検出部が実施する動作の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置において、主に第2地肌レベル検出部及び地肌レベル比較部が実施する動作の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置において、図8に示す各基準信号を元にした、図13に示すフローでの各信号の様子の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置において、第2補正部が実施する動作の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(実施形態)について添付図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明の実施形態の概要を説明する。本実施形態の画像処理装置は、圧板読み取りの画像データと、SDF読み取りの画像データとの間における濃度レベル(読み取り濃度)の差異の補正を行う画像処理に際して、以下の特徴を有する。要するに本実施形態の画像処理装置は、原稿毎にSDF読み取りの濃度レベルと圧板読み取りの濃度レベルを検知し比率(後述する地肌濃度比率)を求め、その比率によりSDF読み取りの濃度レベルを補正することで、SDF読み取りの濃度レベルを圧板読み取りの濃度レベルと同等に補正することが特徴になっている。
図1は、従来技術の画像処理装置のメカ構成の一例を示す側断面図である。図1において、上部は、画像処理装置に画像を読み込ませるために原稿を搬送するシートスルードキュメントフィーダ(以下SDF)となっており、また、下部は、原稿データを読み込むためのスキャナユニットとなっている。図1に示す構成について以下に説明する。
101はSDFで読み取るべき原稿を置く原稿台である。原稿台101には原稿の表面が上を向くように原稿がセットされる。112は読み取られた原稿が排紙される原稿排紙台である。SDFは、原稿台101に置かれた複数の原稿を1枚ずつ引き込み、原稿搬送路106を搬送させ、原稿排紙台112に排出する。この間にスキャナユニットによって原稿画像が読み込まれる。スキャナユニットは、SDFの下に位置し、SDFにより搬送されてくる原稿を固定位置で順次読み取り、デジタル画像データとして読み込むことができる。
スキャナユニットは、SDFによって搬送されてきた原稿に照明ランプ114から白色光を照射し、その白色光が原稿に当たり反射した反射光を複数の反射ミラー115によってCCD(Charge Coupled Device)118に誘導し、CCD118でデジタルデータに変換して読み込む。CCD118は、原稿の反射光を光電変換する撮像素子であり、原稿データをデジタル画像に変換する。
117は原稿の反射光の光路上でCCD118の前にあり、CCD118に画像データを結像するための結像レンズである。119はCCD118を固定する電子基板であり、CCD118を制御してデジタル画像に変換する周辺回路が搭載されている。116はスキャナキャリッジである。スキャナキャリッジ116は、照明ランプ114と複数のミラー115で構成され、原稿の副走査方向に走査しながら画像読み取りを行うことができる。
このような構成で、スキャナユニットによって原稿画像が例えば8ビットのRGBデジタル画像データに変換される。
108は、スリットガラスである。スキャナユニットは、このスリットガラス108を通して、SDFで搬送される原稿を読み込むことができる。また、113は圧板方式で原稿を読み取る場合の原稿台ガラス(圧板ガラス)である。画像読み取り方法としては、スキャナキャリッジ116をスリットガラス108の真下に固定し、SDFで原稿を順次搬送してスリットガラス108を通して原稿画像を読み込むSDF読み取りと、原稿台ガラス113に原稿を置いてスキャナキャリッジ116で原稿画像を走査して読み込む圧板読み取りがある。圧板読み取りは、原稿を原稿台ガラス113に置き、その上からSDFと一体化した圧板で原稿を押さえ込むことで、安定した画像が読み取れるようになっている。
SDF読み取りのためのSDFの構成を以下に説明する。101は読み込む原稿を置くための原稿台である。103は原稿台に置かれた原稿を1枚ずつ給紙する原稿給紙ローラである。102は原稿台101から原稿搬送ローラ104まで原稿を誘導するための原稿レジスト制御板である。原稿レジスト制御板102は、原稿を搬送するに当たって原稿の搬送開始位置、搬送のスタートタイミングを調整するための制御板である。原稿搬送経路に設置されている104、105、107、110は、原稿搬送路に沿って原稿を搬送するための原稿搬送ローラである。111は搬送されてきた原稿を原稿排紙台112へ排出するための原稿排紙ローラである。また、109は原稿有効画像検知センサである。原稿有効画像検知センサ109は、原稿がその下を通過しているかどうかを検知するセンサである。例えば副走査有効画像信号は、原稿有効画像検知センサ109の下部に原稿が通過している場合にはLレベル、原稿が通過していない場合にはHレベルの状態となっている。
図2は、図1で説明した従来技術の画像処理装置において、SDF読み取りのときのスリットガラス(図1の108)と搬送中の原稿の関係を示したものである。それを拡大した図が図2(A)及び(B)である。201がスリットガラス、202がスリットガラス201の上部にある原稿搬送路、204が搬送中の原稿、そして203が原稿の読み取り位置を示している。また、図2(A)は、比較的紙厚が厚い原稿がスリットガラス201上の原稿読み取り位置203を通過している様子を示している。一方、図2(B)は、比較的紙厚が薄い原稿がスリットガラス201上の原稿読み取り位置203を通過している様子を示している。
図1または図2で示すように一般的にSDFの原稿搬送路は曲面になっているため、紙の厚さにより原稿読み取り位置203での原稿とスリットガラス面201からの距離がばらついてしまっている。図2(A)では、搬送される原稿204の紙厚が厚いためにあまり原稿204が曲がらず、原稿204からスリットガラス201の面までの距離が図2(B)の薄い原稿よりも長くなっていることがわかる。一方、図2(B)では、搬送される原稿204の紙厚が薄いために原稿204が原稿搬送路202に沿って曲がっており、原稿204からスリットガラス201の面までの距離が図2(A)の厚い原稿よりも短くなっていることがわかる。つまり、SDF読み取りの場合は、原稿の紙厚により基準位置からの相対距離がばらつくという問題がある。また、SDF読み取りのときは図2のように原稿204が原稿搬送路202の中を搬送されるので、圧板読み取りのように原稿が押さえつけられることが無い。よって、原稿204と原稿搬送経路202との間に隙間ができてしまうので、下部から照射されたランプ光が透過してしまうといった問題がある。しかも原稿の紙厚の厚い薄いでその透過率も違ってきてしまい、非常に不安定な画像となってしまうことになる。本実施形態は、上記のようなSDF読み取りのときに、原稿の紙厚により読み取り濃度がばらついてしまう問題に対応するために考案されたものである。以下、上記問題を解決するための本実施形態の構成について説明する。
本実施形態の画像処理装置のメカ構成の一例を図3に示す。図3(A)は、本実施形態の画像処理装置の側断面図である。本実施形態の画像処理装置は、図1に示す構成と同様に、上部がSDF、下部がスキャナユニットとなっている。図3(A)に示す構成について以下に説明する。
301は読み込ませる原稿を置くための原稿台である。302は読み込む目的で置かれた原稿である。303は原稿302を読み取り搬送開始位置まで誘導するための原稿レジスト制御板である。304は原稿台に置かれた原稿を1枚ずつ給紙する原稿給紙ローラであり、この原稿給紙ローラ304で画像面が上向きの原稿の束の一番上の原稿が1枚ずつ給紙される。原稿レジスト制御板303は、その部材表面において、圧板読み取りのときの圧板と同じ白色濃度を持った色で塗布されており、圧板読み取りのときの原稿読み取り条件と同じになるようにしている。原稿レジスト制御板303は、第1のセンサ305の対面に設置されている。
306は原稿を搬送する原稿搬送路である。307は原稿有効画像検知センサである。308は原稿読み取り位置(原稿読み取り基準位置)である。305は、図3の(A)のように原稿搬送開始位置まできた原稿の先端の地肌濃度レベルを検出する第1のセンサである。309はスキャンにて原稿画像の画像データを読み込むための第2のセンサである。310は原稿給紙時に原稿が紙詰まりを起こした際に、原稿を取り出すための原稿給紙カバーである。また、原稿給紙カバー310は、原稿給紙ローラ304、第1センサ305に適切な重さで加重して読み取り原稿を給紙し易くしたり、第1センサが原稿画像を読み取る際に、圧板読み取りのときに原稿にかかる単位当たりの圧力と同じ圧力をかけたりする。これによって、第1センサ305からの読み取りが圧板読み取りのときと同じ読み取り条件になるようにしている。
第1センサ305の読み取り動作について説明する。原稿台301に載せられた原稿302は、原稿給紙ローラ304によって原稿レジスト制御板303の原稿搬送開始位置まで給紙される。そこで一定時間原稿給紙が停止される。この停止位置の原稿先端の上部に第1のセンサ305が設置されており、この原稿先端の地肌濃度レベルを検出できるように構成されている。つまり、第1のセンサ305は、SDF読み取りのときに順次給紙される原稿の搬送開始位置にて、原稿先端の地肌濃度レベルを順次読み取ることができるのである。この第1のセンサ305の設置位置が原稿の先端である理由は、一般的な文書は原稿先端が空白の場合が多く、その原稿の地肌濃度レベルが検出し易いからである。後述するが、もし原稿の先端にまで画像が描画されている原稿が給紙された場合には、その原稿先端の地肌濃度レベルによって地肌部ではないと判断し、その原稿の地肌濃度レベルの検出を行わないようにすることも可能である。
図3(B)は、図3(A)で示した第1のセンサ305を設置したSDFを上から見た図である。301が原稿台、302が原稿、303が原稿レジスト制御板、306が原稿搬送経路を外部から見たもの、そして305が第1のセンサを示している。図3(B)は、第1のセンサ305を、原稿の主走査両端と中心の3箇所に設置した場合の例である。図3(B)で見て分かるように、搬送開始位置まできた原稿の先端に3つの第1のセンサ305が並んで設置してあるのがわかる。第1のセンサの数は、最低一つでも構わないが、数が増える程、原稿先端の地肌濃度レベルの検出の精度が上がるので、コストと精度とのバランスで検討すべきである。
次に、図4を参照して、本実施形態の画像処理装置の機能構成について説明する。401は本実施形態で構成されるモジュール全体を制御する中央処理装置(以下CPU)である。CPU401は、制御バス402を介して、これから説明する全ブロックと接続されており、CPU401からの命令コードで全ブロックを連携して制御することができる。後述する本実施形態を実現させるための動作(図11、図12、図13)は、このCPU401の制御の元に実行される。
403は本装置と操作者とのI/F(インターフェース)となる操作部である。この操作部403から操作者は、本実施形態の画像処理装置を操作することができる。
404は図3で説明した第1のセンサ(第1の原稿濃度検出手段の一例)305である。第1センサ404は、SDF内部に搭載されており、前記のように、読み込む原稿の先端の位置で地肌濃度レベルを検出する。
405は第1補正部(第1の補正手段の一例)である。第1補正部405は、第1センサ404で読み込んだ原稿先端の地肌濃度レベルを補正する手段である。具体的な補正方法については後述するが、補正パラメータ記憶部406に格納している補正パラメータにより補正する。
407は第1センサ404で読み取られ補正された複数の地肌濃度レベルからその平均値を求め、それを原稿の地肌濃度レベルとして検出する第1地肌レベル検出部である。この第1地肌レベル検出部407で検出された地肌濃度レベルは、412の第1地肌レベル格納部に格納される。なお、地肌濃度レベルは地肌レベルともいう。
ここで、上記第1補正部405が補正パラメータ記憶部406の補正パラメータを使用してどのように補正するかを説明する。上述したように、本実施形態の目的は、SDF読み取りのときに原稿の紙厚によってばらつく原稿毎の読み取り濃度の誤差を解消すること、また、圧板読み取りと比べてSDFの機構上から原稿透過率がばらつき、SDF読み取りが圧板読み取りとは異なる原稿濃度となってしまう問題を解消することにある。つまりこの問題は、先に図2を用いて説明したが、SDF読み取りのときの、原稿の読み取り基準位置(図2の203)での原稿位置のばらつき、原稿自体の透過率のばらつきにある。
そこで、本実施形態では、図3に示したように、原稿の搬送開始位置までの給紙位置に第1のセンサ305を設け、そのセンサで読み取った地肌濃度レベルが、圧板読み取りのときの地肌濃度レベルと同じになるように補正することが重要となる。そのために、図3の原稿給紙カバー310は、圧板読み取りのときに原稿にかかる単位面積当たりの圧力と、SDF読み取りのときに原稿にかかる単位面積当たりの圧力とが同じになるように重さを調整している。また、図3の原稿レジスト制御板303は、その部材の表面が、圧板の部材の表面の白色濃度と同じ白色濃度を持つような色材で塗布されている。つまり、SDFでの原稿濃度のばらつきを、安定した圧板読み取りのときと同じになるように補正するために、SDF読み取りでも安定した所に設置された第1のセンサ305により画像データを読み取り、この読み取りデータを圧板で読み取った場合と同じになるように補正する。この補正を行うブロックが第1補正部(図4の405)である。この補正によりSDF読み取りのときに原稿の給紙段階で安定した圧板と同等の地肌濃度レベルを読み取っておき、原稿搬送後、SDFスキャンで読み取った地肌濃度レベルと比較し、その比率で本スキャナでの読み取り画像を補正する。すなわち、第1補正部405は、第1のセンサ305(第1センサ404)の読み取り特性と圧板による読み取り特性との差分を検知し、自動的に第1の原稿濃度検出手段の読み取り特性を圧板による読み取り特性と同じなるように補正する。これにより、SDF読み取りにおける画像データの濃度レベルを圧板読み取りにおける画像データの濃度レベルと同じにすることができる。さらに、色々な紙厚の原稿であっても原稿毎に地肌濃度レベルを検出し補正を行うので、原稿の紙厚に振られること無く安定した濃度で読み取ることができるのである。以上が、SDFの原稿台に置かれた原稿を搬送開始位置まで給紙したときに動作するブロックの説明である。
次に、原稿が搬送経路を通過し、SDFスキャン(SDF読み取り)にて画像を読み取るところを説明する。図4の408は原稿搬送制御部である。原稿搬送制御部408は、原稿を給紙したり、搬送路を搬送させたり、排紙したりする原稿給紙ローラ、原稿搬送ローラ、原稿排紙ローラを原稿の搬送にあわせて制御するブロックである。
409はSDF読み取りのときに原稿画像を読み取り、デジタル画像に変換する第2センサである。409は図3で説明した第2のセンサ(第2の原稿濃度検出手段の一例)309である。第2センサ409は一般的にはCCDによって構成され、原稿の反射光を光電変換する撮像素子であり、原稿データをデジタル画像に変換する。原稿搬送制御部408と第2センサ409は、本実施形態の画像処理装置の画像読取部に搭載されている。
410は入力画像処理部である。入力画像処理部410は、例えば読み取り高速化対応のために偶数画素、奇数画素を2系統別々に読み込んだ画像をシリアルに合成したり、スキャナのホワイトバランス調整、ダイナミックレンジの調整、シェーディング補正等を行ったりするブロックであり、本ブロックでの処理は従来技術で実施されているような一般的な画像処理で構わない。
411は第2地肌レベル検出部である。第2地肌レベル検出部411は、第1地肌レベル検出部407が原稿の搬送開始位置で地肌濃度レベルを検出していたのに対して、SDF読み取りを行うときに、第2センサ409にて原稿の先端の地肌濃度レベルを検出するブロックである。この後、第1地肌レベル検出部407の地肌濃度レベルと第2地肌レベル検出部411の地肌濃度レベルの比較により、SDFスキャン画像を補正することになる。第2地肌レベル検出部411の地肌検出方向は後述する。
413は地肌レベル比較部(地肌濃度比率算出手段の一例)である。地肌レベル比較部413は、第1地肌レベル格納部412に格納された地肌濃度レベルと、第2地肌レベル検出部411により検出された地肌濃度レベルとを比較するブロックである。この地肌レベル比較部413により、SDF読み取りで読み込まれた画像データを補正するための補正係数(地肌濃度比率)が演算される。
414は第2補正部(第2の補正手段の一例)である。第2補正部414は、地肌レベル比較部413で演算された補正係数により、SDF読み取りで第2センサ409により読み込まれた画像データを補正するブロックである。基本的にこの第2補正部414の補正により、SDFで読み取られた画像データの濃度レベルが、圧板で読み取られた画像データと同じ濃度レベルに補正されることになる。
415は出力画像処理部である。出力画像処理部415は、画像読取部で読み込まれた画像データを画像出力部416から出力する場合に、エレキ的には画像出力部416の出力I/F信号に変換したり、画質的には画像出力部416の画質特性に合わせて画像処理を施したりするためのブロックである。このように出力画像処理部415で処理された画像データが画像出力部416から外部デバイスに出力される。
次に、本実施形態の画像処理装置の動作例について、各フローチャートを参照しながら詳細に説明する。
まず、図11のフローを説明する。図11は、図4の補正パラメータ記憶部406に格納する補正パラメータを求めるフローを示している。図11のフローは、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)毎に同様の処理が施されるものとする。
〈フロー図11の1101〉:(第1センサ補正パラメータ生成モードに入る)
操作者による操作部(図4の403)からの指示を受け付けると、CPU401は、第1センサ(図4の404)の補正パラメータ生成モードに移行させる。このモードは、CPU401が補正パラメータを生成するモードである。補正パラメータとは、SDF読み取りのときの第1センサ404による地肌濃度レベル(読み取り濃度)を、圧板読み取りのときの第2センサ209による地肌濃度レベル(読み取り濃度)へ合わせ込むためのものである。
〈フロー図11の1102〉:(SDF読み取りにて第1センサによる補正用パッチデータの読み込み)
SDF読み取りのときの地肌濃度レベルを、圧板読み取りのときの地肌濃度レベルへ合わせ込むために、SDF読み取りのときの第1センサ404の読み取り特性と圧板読み取りのときの第2センサ409の読み取り特性を検知する必要がある。本フローではまず、CPU401がSDF読み取りのときの第1センサ404の読み取り特性を検知する。検知方法としては、図5(B)に示すように、副走査先端に一般原稿の複数の地肌濃度に合わせたパッチが描画された原稿を数種類用意する。そして、それら原稿をSDF読み取りで読み取る。すなわち、第1センサ404は、原稿搬送開始位置(図3(A)で示す第1センサ305の設置位置。原稿搬送準備位置ともいう)にて地肌濃度としてパッチの数だけ読み込む。本例の場合は12種類の地肌濃度レベルを想定している。パッチはNo.1からNo.12まで段々に濃度が濃くなるように描画されている。No.12を超える濃度に関しては、紙の地肌としては一般的に標準的ではないので、それ以上濃い地肌は対象外としている。この12枚のパッチ原稿を順次読み込ませることで、パッチに対するそれぞれがどのような値で第1センサ404に読み込まれるのかが検知できる。
〈フロー図11の1103〉:(第1センサのパッチ読み値からRGB毎に原稿濃度に対する反射率曲線を生成)
上記フロー図11の1102では、CPU401が、12パッチの第1センサ404での読み値を検出した。このフロー1103では、CPU401が、上記12パッチの離散的な読み値から、それらの間を補間し連続的な反射率曲線を生成する。ここでの補間処理としては、スプライン曲線等の従来技術を使用して離散点を連続的な曲線に変換する。
図6に第1センサ404の原稿濃度に対する読み値の例が示されている。図6ではひとつのグラフだけであるが、RGB3種類の反射率の曲線が生成される。例えば、原稿濃度A(図6)に対して、第1センサ404の読み値(反射率)としては読み値Cの値として読み込まれることが分かる。
〈フロー図11の1104〉:(圧板読み取りにて第2センサによる補正用パッチデータの読み込み)
フロー図11の1102ではSDF読み取りのときの第1センサ404の読み取り特性を検知したが、本フロー図11の1104では、CPU401が圧板読み取りのときの第2センサ409の読み取り特性を検知する。検知方法としては、図5(A)に示すように、原稿の全面に図5(B)のNo.1からNo.12までと同じ濃度を持ったパッチが描画された原稿を用意しておく。そして、それらを圧板読み取りで第2センサ409が一度に読み込む。本例の場合も12種類の地肌濃度レベルを想定している。パッチNo.0からNo.12まで段々に濃度が濃くなるように描画されている。No.12を超える濃度に関しては、紙の地肌としては一般的に標準ではないので、それ以上濃い地肌は対象外としている。この12個のパッチ原稿を読み込ませることで、パッチに対するそれぞれがどのような値で第2センサ409が読み込むのかが検知できる。
〈フロー図11の1105〉:(第2センサのパッチ読み値からRGB毎に原稿濃度に対する反射率曲線を生成)
フロー図11の1104では、CPUが12パッチの第2センサ409での読み値を検出した。次のフロー1105では、CPU401が、上記12パッチの離散的な読み値から、それらの間を補間し連続的な反射率曲線を生成する。ここでの補間処理としては、スプライン曲線等の従来技術を使用して離散点を連続的な曲線に変換する。
図6に第2センサの原稿濃度に対する読み値の例が示されている。図6ではひとつのグラフだけであるが、RGB3種類の反射率の曲線が生成される。例えば、原稿濃度A(図6)に対して、第2センサの読み値(反射率)としては読み値Bの値として読み込まれることが分かる。
〈フロー図11の1106〉:(第2センサと第2センサの反射率曲線から第1センサを第2センサと同じの読み値になるように変換する補正曲線を生成)
CPU401は、フロー図11の1103のフローと1105のフローで生成した、SDF読み取りのときの第1センサの反射曲線と、圧板読み取りのときの第2センサの反射率曲線とから、同じ原稿濃度である画像を読み込んだときに圧板読み取りのときの第2センサの読み値と同じになるように、SDF読み取りのときの第1センサの読み値を変換するための補正曲線を生成する。この補正曲線の例を図7に示す。図7では、同じ原稿の地肌部を読んだ場合、圧板読み取りのときの第2センサの読み値はB(図7のB)となるが、SDF時の第1センサの読み値はC(図7のC)となってしまう。この差分を補正するために、CPU401は、図7で示すような補正曲線で第1センサ404の読み込んだ読み値Cを読み値Bに変換する。この補正曲線による補正により、SDF読み取りのときの第1センサ404の読み取り特性と、圧板読み取りのときの第2センサ409の読み取り特性とを同等にすることができる。
〈フロー図11の1107〉:(生成した補正曲線データを補正パラメータ記憶部に格納する)
CPU401は、フロー図11の1106で生成した補正曲線パラメータを図4の補正パラメータ記憶部406に格納する。
〈フロー図11の1108〉:(第1センサ補正パラメータ生成モード解除)
CPU401は、フロー図11の1101で入った第1センサ補正パラメータ生成モードを解除し、原稿読み込みモード(原稿画像のスキャンが可能なモード)に戻す。
次に、図12のフローを説明する。図12は、主に図4の第1補正部405及び第1地肌レベル検出部407が実施する動作について示している。
〈フロー図12の1201〉:(原稿を搬送準備位置まで引き込み停止させる)
原稿搬送制御部408は、図3(A)で示すように、第1センサ305で原稿の先端の地肌濃度レベルを検知するため、原稿台301にセットされた原稿302を原稿給紙ローラ304で原稿レジスト制御板303の先端位置まで給紙する。このとき、原稿302を停止させた位置が、原稿搬送開始位置または原稿搬送準備位置であり、第1センサ305にて原稿302先端の地肌濃度レベルを読み取る位置となる。図3の一枚目の原稿(一番上の原稿)の位置がちょうど給紙後一時停止させた位置である。
〈フロー図12の1202〉:(原稿先端部の地肌レベルの第1センサによる読み込み)
図3(A)で示すように、図12の1201のフローで原稿先端が第1センサ305で読み取れる位置に給紙され、第1センサ305によって原稿先端の地肌濃度レベルを読み取る。このとき、図3(B)で示すように、第1センサ305は、原稿の主走査両端と中央付近に本例では3つ搭載されており、それぞれのセンサで3箇所の地肌濃度を読み取る。センサの数については、地肌濃度読み取りの精度と部品コストの関係で決定することになる。図3(B)では第1センサを3つ搭載した例とした。
〈フロー図12の1203〉:(読み込んだ地肌濃度レベルの判定)
次に、第1補正部405は、図12の1202のフローで読み込まれた地肌濃度レベルが適正なものかどうかを判断する。本例では3箇所の地肌濃度レベルが検出されているが、まず、第1補正部405は、検出されたそれぞれの地肌濃度レベル(地肌レベル)と、予め規定された地肌規定レベルとを比較し、異常に濃度が高い所が無いかを判断する。もし、地肌規定レベルよりも高い濃度の箇所がある場合には、第1補正部405は、その地肌濃度レベルを地肌ではないと判断し、除外する。残った地肌濃度レベルのうち適正(地肌規定レベルよりも高い濃度の箇所が無く、地肌である)と判断したものに関しては、それを第1センサ404で読み取った地肌濃度レベルとする。上記地肌規定レベルとは、原稿上の画像データなのか、原稿の地肌なのかを判断するために、予め規定しておいた濃度基準値のことである。なお、ここでは、地肌濃度レベルの判定(判断)を第1補正部405が行うものとしたが、CPU401が行うようにしてもよい。
〈フロー図12の1204〉:(1203の判定により、第1センサの補正処理を中止する)
図12の1203のフローにおける判断の結果、3箇所の地肌濃度レベルが全て、地肌規定レベルよりも濃度が高い箇所がある場合には、第1補正部405は、その原稿は副走査先端部まで画像が描画されていると判断し、適正な地肌濃度レベルが読み取れないので、第1センサの補正処理(第1センサで読み取られた地肌濃度レベルを補正する処理)を中止する。これは、地肌濃度レベルが正確に読み取れないときにこの補正処理を行うことにより画像が逆におかしくなってしまうのを防止するためである。
〈フロー図12の1205〉:(補正パラメータ記憶部の補正曲線で第1センサから読み込んだ地肌を補正する)
図12の1203での判断の結果、地肌規定レベルよりも高い濃度の箇所が無く、地肌であると判断した地肌濃度レベルに対し、第1補正部405は、補正パラメータ記憶部406に格納されている補正曲線データ(図11のフローで生成された補正パラメータ)を用いて、図7で示すような補正を行う。この補正により、SDF読み取りのときに第1センサ404で読み取った原稿の地肌濃度レベルを、その原稿を圧板読み取りのときに第2センサ409で読み取ったのと同等の地肌濃度レベルに変換することができる。
〈フロー図12の1206〉:(第1地肌レベル検出部により、補正後の第1センサで読み込んだ地肌レベルを検出する(平均化))
次に、地肌濃度レベルの平均化処理が行われる。この処理は、図4の第1地肌レベル検出部407で実行される。第1地肌レベル検出部407は、図12の1205のフローにて圧板読み取りのときと同等の特性に変換された、SDF読み取りのときの複数の第1センサの読み取り値に対し、平均化を行う。本例では3つの第1センサ(図3(B)の305)を搭載しているため、第1地肌レベル検出部407は、最大3つの地肌濃度レベルの平均値を求める。図12の1204のフローにて地肌濃度レベルとして適切でないと判断され、除外された読み取り値に関しては、この平均化処理に含めないようにする。
〈フロー図12の1207〉:(検出した地肌レベル値を第1地肌レベル格納部に格納する)
第1地肌レベル検出部407は、平均化処理を施した地肌濃度レベルを、図13以降のフローで使用するため、第1地肌レベルとして図4の第1地肌レベル格納部412に格納する。フロー図12の1202から1207までの処理は、原稿を原稿搬送開始位置まで給紙し、そこで一時停止させて、次に原稿の搬送経路に原稿を搬送し始めるまでに原稿毎にリアルタイムに実施される。
〈フロー図12の1208〉:(原稿を搬送経路に沿って搬送する)
図12の1207までのフローが終了すると、原稿搬送制御部408は、次にSDFでのスキャンによる画像読み取り動作に入るために、原稿を原稿搬送路に搬送開始する。図3で説明すると、現在原稿搬送開始位置にある原稿302が、原稿搬送路306への搬送を開始される。本原稿302は、原稿搬送路306を通って、原稿読み取り基準位置308に搬送され、第2センサ309によって順次原稿画像が読み取られる。
次に、図13のフローを説明する。図13は、主に図4の第2地肌レベル検出部411及び地肌レベル比較部413が実施する動作について示している。
〈フロー図13の1301〉:(FGATE信号生成)
図12のフローまでで、SDF読み取りのときにスキャンの前に第1センサ404にて原稿の地肌濃度レベルを検出したが、次に、その原稿を原稿搬送路に載せてSDFスキャンを実施する動作に入る。まずこのフローでは、第2地肌レベル検出部411が、原稿の副走査の有効画像領域を示すFGATE信号を生成する。生成方法としては、図3の原稿有効画像検知センサ307によって副走査原稿有効領域を検知する。原稿有効画像検知センサ307は、原稿がこのセンサの下を通過しているか否かでON/OFFできるようになっている。図8は、副走査方向の原稿の長さと副走査方向の原稿有効画像領域を示すFGATE信号、主走査のライン毎に同期するライン同期信号、そして、ライン同期信号に同期してカウントアップするラインカウンタの信号の様子を示している。これらの信号を基準信号として構成している。図14では、それらの基準信号を元にして具体的な本フローでの信号の様子を示している。図14の一番上が原稿である。図14は、副走査方向の長さがわかる図になっている。次のFGATE信号1は、SDFの原稿搬送路を原稿が搬送されてきたときに、図3の原稿有効画像検知センサ307によってON/OFFされた信号である。図14のギャップaで示すように少し原稿とFGATE信号1がずれているのは、原稿有効画像検知センサ307の設置位置が画像を読み込む原稿読み取り基準位置(図3の308)からメカ的な要因で少し前側にずれているためである。
〈フロー図13の1302〉:(FGATE信号の補正)
このズレを解消した信号が図14のFGATE信号2である。このFGATE信号2は、FGATE信号1を基準として、前記メカ的なズレを補正した信号である。補正方法としては、FGATE信号1を基準としたカウンタ回路を用意し、その基準からライン同期信号でラインをカウントし、原稿読み取り基準位置(図3の308)までカウントされたらFGATE信号2をアサートするような簡単な回路で実現できる。ライン数を変更できるような作りにしておけば、個体毎のメカ的なずれを吸収することも可能である。このような方法で、第2地肌レベル検出部411は、原稿と同期したFGATE信号2を生成する。
〈フロー図13の1303〉:(地肌検知ゲート信号の生成)
次に、第2地肌レベル検出部411は、図13の1302のフローで補正したFGATE信号2を基準として、図14で示すような地肌検知期間(図14のB)のみアサートする地肌検知ゲート信号を生成する。生成方法としては、図8で示すようなラインに同期した副走査カウンタ値をカウントし、カウンタ値が1から地肌検知期間、アサートするような簡単な回路で実現できる。地肌検知ゲート信号は、図14で示すようにFGATE信号の先端にアサートしている。これは、一般的に原稿の副走査先端に画像データが描画されていることが少ないことがわかっているため、この期間に地肌検出期間としている。地肌検知ゲート信号のアサート幅Bは、例えば、2mm〜5mm程度が望ましいと思われる。
〈フロー図13の1304〉:(地肌検知ゲート信号での画像をリアルタイムに読み取り第2地肌レベルとする)
第2地肌レベル検出部411は、地肌検知ゲート信号のアサート期間中にSDFのスキャンにおいて第2センサ(図3の309、図4の409)で原稿の地肌濃度レベルを検出する。すなわち、第2地肌レベル検出部411は、地肌検知ゲート信号がアサートされている期間中に入ってきた読み取り画像データを順次加算し、それがネゲートしたら、その加算結果をアサート期間中の画素数で割ることにより、地肌検知期間中の地肌濃度レベル(第2地肌レベル)を検出する。
〈フロー図13の1305〉:(第2地肌レベルと図12のフローで第1地肌レベル格納部に格納した第1地肌レベルとを比較し第2補正係数を演算する)
地肌レベル比較部413は、図12のフローで生成された第1地肌レベル格納部412に格納されている第1地肌レベル(地肌濃度レベル)と、図13のこれまでのフローで生成された第2地肌レベル(地肌濃度レベル)とを比較し、第2補正部414で補正するための補正係数(地肌濃度比率)を算出する。この補正係数を算出するための式を図9に示す。図9の補正係数yが、第2補正部414において第2センサ409で読み取った画像データを補正するための補正係数である。補正係数yは、SDF読み取りのときに読み込まれる原稿毎に算出(生成)される。
〈フロー図13の1306〉:(求めた第2補正係数を第2補正部へ通知する)
地肌レベル比較部413は、図13の1305のフローで算出した補正係数y(図9)を第2補正部414に通知する。第2補正部414は、通知された補正係数yを用いて、その後第2センサ409から入力される画像データの補正処理を行う。
次に、図15のフローを説明する。図15は、図4の第2補正部414が実施する動作について示している。
〈フロー図15の1501〉:(図13のフローから通知された第2補正係数を一次記憶メモリに格納する)
第2補正部414は、図13のフローで生成されて地肌レベル比較部413から通知された補正係数yを、第2補正部の内部の一時記憶メモリ(図示せず)に格納する。この補正係数yは、SDF読み取りのときに読み込まれる原稿毎に異なる値となる。よって、第2補正部414は、図13のフローで原稿毎に生成された補正係数yを順次原稿毎に書き換える処理を行う。
〈フロー図15の1502〉:(第2補正係数のチェック)
次に、第2補正部414は、図15の1501のフローで一時記憶メモリに格納した補正係数yが妥当な係数かどうかを判定する。この補正係数yはRGB毎に存在するが、それぞれの補正係数yが大きく異なるとRGBのグレーバランスに影響を及ぼす。そのため、RGBの補正係数yの間で一定以上の差異がある場合には、第2補正部414での補正処理を中止する必要がある。すなわち、本フローは、画像に悪影響を及ぼさないように補正係数yをチェックする工程である。チェック方法としては、例えば、RGB各補正係数yがそれぞれ、ある特定の補正基準値以内に入っているかどうかで確認する。なお、ここでは、補正係数の判定(チェック)を第2補正部414が行うものとしたが、CPU401が行うようにしてもよい。
〈フロー図15の1503〉:(原稿画像データへの第2補正処理を中止する)
図15の1502のフローにおけるRGBそれぞれの補正係数yのチェックの結果、問題があれば、第2補正部414は補正処理を中止する。
〈フロー図15の1504〉:(第2補正係数により原稿画像データを補正する)
図15の1502のフローにおけるRGBそれぞれの補正係数yのチェックの結果、問題がなければ、第2補正部414は、第2センサ409で読み込まれて入力画像処理部410で処理された画像データに対し、補正係数yを用いて補正処理を行う。補正処理としては、図10に示す算出式で補正する。第2補正部414は、第2センサ409で読み込まれて入力画像処理部410で処理された画像データに対し、補正係数yを乗算する。これにより、SDF読み取りのときにSDFの機構上、画像濃度がばらついてしまう第2センサ(図3の305、図409)で読み込まれた画像データを、圧板読み取りのときに第2センサで読まれて安定した画像データと同等にすることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、圧板読み取りの濃度レベルとSDF読み取りの濃度レベルを原稿毎に比較することで原稿に対する圧板読み取りとSDF読み取りの濃度比率を求め、求めた濃度比率によりSDF読み取りの画像データを圧板読み取りの画像データと同等に補正することができる。すなわち、本実施形態では、SDF読み取りの濃度レベルを圧板読み取りの濃度レベルと同等に補正する(圧板読み取りとSDF読み取りの画像データの読み取り濃度を同じにする)ことができる。よって、SDF読み取りのとき、メカ的な機構上から原稿と読み取りユニットの読み取り基準位置までの間隔が原稿の硬さによって異なることや、原稿の厚さによりランプ光の原稿透過率が異なることによってSDF読み取りの濃度が原稿毎にばらついてしまっても、圧板読み取りとSDF読み取りそれぞれの画像データの画質の合わせ込みができる。なお、本実施形態では、原稿スキャンのときに自動的に補正処理を行うので、原稿毎に手動により出力濃度を調整するといった作業の煩わしさを解消できるという効果も得ることができる。
すなわち、本実施形態の画像処理装置は、コンタクトガラス上にセットされ圧板によって押さえられた原稿をスキャナキャリッジの副走査方向の移動と共に読み取る圧板読取手段と、スキャナキャリッジをスリットガラスの下に固定し、原稿の搬送と共に原稿画像を読み取るSDF(シートスルードキュメントフィーダ)読取手段とを備えた画像処理装置であって、原稿がSDF読取手段上の原稿搬送開始位置にあるときに、原稿の地肌濃度を検出する第1の原稿濃度検出手段と、第1の原稿濃度検出手段で検出された地肌濃度を、圧板読取手段で読み取られたときと同等の地肌濃度に補正する第1の補正手段と、SDF読取手段による読み取りのときに、原稿の地肌濃度を検出する第2の原稿濃度検出手段と、第1の補正手段で補正された地肌濃度と、第2の原稿濃度検出手段で検出された地肌濃度との比較結果を使用して、SDF読取手段で読み取られた画像データを補正する第2の補正手段と、を備えたことを特徴とする。これにより、SDF読み取りのときにSDFの機構上ばらついてしまう画像データの濃度に対し、ばらつきを押さえて圧板読み取りのときの画像データの濃度と同等に補正することができる。
また、本実施形態の画像処理装置において、第1の補正手段は、第1の原稿濃度検出手段の読み取り特性と圧板による読み取り特性との差分を検知し、自動的に第1の原稿濃度検出手段の読み取り特性を圧板による読み取り特性と同じなるように補正することを特徴とする。これにより、SDF読み取りのときの画像データの濃度と圧板読み取りのときの画像データの濃度を同等にすることができる補正係数を求めることができる。
また、本実施形態の画像処理装置において、第1の原稿濃度検出手段に対面するSDF読取手段上の部材の表面の白色濃度は、圧板の部材の表面の白色濃度と同じであることを特徴とする。これにより、SDF読み取りのときに圧板読み取りで読み取った画像データの濃度と同じ条件を作り出すことができる。
また、本実施形態の画像処理装置において、圧板読取手段による読み取りのときに原稿にかかる単位面積当たりの圧力と、SDF読取手段による読み取りのときに原稿にかかる単位面積当たりの圧力とが同じであることを特徴とする。これにより、SDF読み取りのときに圧板読み取りで読み取った画像データの濃度と同じ条件を作り出すことができる。
また、本実施形態の画像処理装置において、第1の補正手段で補正された地肌濃度と、第2の原稿濃度検出手段で検出された地肌濃度との比較を行い、地肌濃度比率を算出する地肌濃度比率算出手段を備え、地肌濃度比率算出手段は、SDF読取手段により読み取られる原稿毎に、地肌濃度比率を算出することを特徴とする。これにより、SDF読み取りのとき、読み込まれる原稿毎にばらつく画像データの濃度を補正することができる。
また、本実施形態の画像処理装置において、第2の補正手段は、地肌濃度比率算出手段で算出された地肌濃度比率を使用して、SDF読取手段で読み取られた画像データの地肌濃度が、圧板読取手段で読み取られた画像データの地肌濃度と同じになるように補正することを特徴とする。これにより、SDF読み取りのときにSDFの機構上ばらついてしまう画像データの濃度を、ばらつきを押さえて圧板読み取りのときの画像データの濃度と同等に補正することができる。
また、本実施形態の画像処理装置において、第1の原稿濃度検出手段は、原稿毎に原稿の地肌濃度を検出可能であり、第2の補正手段は、SDF読取手段で読み取られた画像データの地肌濃度を、原稿毎に補正することを特徴とする。これにより、SDF読み取りのとき、読み込まれる原稿毎にばらつく画像データの濃度を補正することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
例えば、上述した実施形態における動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成によって実行することも可能である。
ソフトウェアによる処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させてもよい。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させてもよい。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送してもよい。または、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送してもよい。コンピュータでは、転送されてきたプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることが可能である。
また、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
101、301 原稿台
102、303 原稿レジスト制御板
103、304 原稿給紙ローラ
104、105、107、110 原稿搬送ローラ
106 原稿搬送路
108 スリットガラス
109、307 原稿有効画像検知センサ
111 原稿排紙ローラ
112 原稿排紙台
113 原稿台ガラス
114 照明ランプ
115 反射ミラー
116 スキャナキャリッジ
117 結像レンズ
118 CCD
119 電子基板
201 スリットガラス
202、306 原稿搬送路
203、308 原稿読み取り位置(原稿読み取り基準位置、画像読取基準位置)
204、302 原稿
305、404 第1のセンサ(第1センサ。第1の原稿濃度検出手段の一例)
309、409 第2のセンサ(第2センサ。第2の原稿濃度検出手段の一例)
310 原稿給紙カバー
401 CPU
402 制御バス
403 操作部
405 第1補正部(第1の補正手段の一例)
406 補正パラメータ記憶部
407 第1地肌レベル検出部
408 原稿搬送制御部
410 入力画像処理部
411 第2地肌レベル検出部
412 第1地肌レベル格納部
413 地肌レベル比較部(地肌濃度比率算出手段の一例)
414 第2補正部(第2の補正手段の一例)
415 出力画像処理部
416 画像出力部
特開2003−101770号公報

Claims (7)

  1. コンタクトガラス上にセットされ圧板によって押さえられた原稿をスキャナキャリッジの副走査方向の移動と共に読み取る圧板読取手段と、前記スキャナキャリッジをスリットガラスの下に固定し、原稿の搬送と共に原稿画像を読み取るSDF(シートスルードキュメントフィーダ)読取手段とを備えた画像処理装置であって、
    原稿が前記SDF読取手段上の原稿搬送開始位置にあるときに、前記原稿の地肌濃度を検出する第1の原稿濃度検出手段と、
    前記第1の原稿濃度検出手段で検出された地肌濃度を、前記圧板読取手段で読み取られたときと同等の地肌濃度に補正する第1の補正手段と、
    前記SDF読取手段による読み取りのときに、前記原稿の地肌濃度を検出する第2の原稿濃度検出手段と、
    前記第1の補正手段で補正された地肌濃度と、前記第2の原稿濃度検出手段で検出された地肌濃度との比較結果を使用して、前記SDF読取手段で読み取られた画像データを補正する第2の補正手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の補正手段は、
    前記第1の原稿濃度検出手段の読み取り特性と前記圧板による読み取り特性との差分を検知し、自動的に前記第1の原稿濃度検出手段の読み取り特性を前記圧板による読み取り特性と同じなるように補正することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の原稿濃度検出手段に対面する前記SDF読取手段上の部材の表面の白色濃度は、前記圧板の部材の表面の白色濃度と同じであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記圧板読取手段による読み取りのときに原稿にかかる単位面積当たりの圧力と、前記SDF読取手段による読み取りのときに原稿にかかる単位面積当たりの圧力とが同じであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の補正手段で補正された地肌濃度と、前記第2の原稿濃度検出手段で検出された地肌濃度との比較を行い、地肌濃度比率を算出する地肌濃度比率算出手段を備え、
    前記地肌濃度比率算出手段は、
    前記SDF読取手段により読み取られる原稿毎に、前記地肌濃度比率を算出することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の補正手段は、
    前記地肌濃度比率算出手段で算出された地肌濃度比率を使用して、前記SDF読取手段で読み取られた画像データの地肌濃度が、前記圧板読取手段で読み取られた画像データの地肌濃度と同じになるように補正することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の原稿濃度検出手段は、
    原稿毎に前記原稿の地肌濃度を検出可能であり、
    前記第2の補正手段は、
    前記SDF読取手段で読み取られた画像データの地肌濃度を、原稿毎に補正することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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