JP5456853B2 - クランプ器具 - Google Patents

クランプ器具 Download PDF

Info

Publication number
JP5456853B2
JP5456853B2 JP2012164777A JP2012164777A JP5456853B2 JP 5456853 B2 JP5456853 B2 JP 5456853B2 JP 2012164777 A JP2012164777 A JP 2012164777A JP 2012164777 A JP2012164777 A JP 2012164777A JP 5456853 B2 JP5456853 B2 JP 5456853B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp
pair
outer end
ear
side walls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012164777A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014025503A (ja
Inventor
克也 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Takaoka Co Ltd
Original Assignee
Aisin Takaoka Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2012164777A priority Critical patent/JP5456853B2/ja
Application filed by Aisin Takaoka Co Ltd filed Critical Aisin Takaoka Co Ltd
Priority to BR112014033007-7A priority patent/BR112014033007B1/pt
Priority to CN201380035507.4A priority patent/CN104718406B/zh
Priority to EP13765480.2A priority patent/EP2877769B1/en
Priority to US14/411,836 priority patent/US9863564B2/en
Priority to AU2013294635A priority patent/AU2013294635B2/en
Priority to KR1020147036642A priority patent/KR101560117B1/ko
Priority to PCT/IB2013/055687 priority patent/WO2014016721A1/en
Publication of JP2014025503A publication Critical patent/JP2014025503A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5456853B2 publication Critical patent/JP5456853B2/ja
Priority to IN10915DEN2014 priority patent/IN2014DN10915A/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L33/00Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses
    • F16L33/02Hose-clips
    • F16L33/04Hose-clips tightened by tangentially-arranged threaded pin and nut
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L23/00Flanged joints
    • F16L23/02Flanged joints the flanges being connected by members tensioned axially
    • F16L23/036Flanged joints the flanges being connected by members tensioned axially characterised by the tensioning members, e.g. specially adapted bolts or C-clamps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L23/00Flanged joints
    • F16L23/04Flanged joints the flanges being connected by members tensioned in the radial plane
    • F16L23/08Flanged joints the flanges being connected by members tensioned in the radial plane connection by tangentially arranged pin and nut
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/18Construction facilitating manufacture, assembly, or disassembly
    • F01N13/1805Fixing exhaust manifolds, exhaust pipes or pipe sections to each other, to engine or to vehicle body
    • F01N13/1811Fixing exhaust manifolds, exhaust pipes or pipe sections to each other, to engine or to vehicle body with means permitting relative movement, e.g. compensation of thermal expansion or vibration
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/14Bale and package ties, hose clamps
    • Y10T24/1412Bale and package ties, hose clamps with tighteners
    • Y10T24/1441Tangential screw
    • Y10T24/1451Plural separable parts

Description

本発明は、横断面U字形又はV字形の締結溝を有する略C字環形状のクランプ本体、並びに、ボルト及びナットを備え、ボルト及びナットを締め付けることで締結溝内に配置された被締結物に対し締結力を及ぼすクランプ器具に関する。
上記のようなクランプ器具は、例えば自動車エンジンの排気系における配管部品(特にターボチャージャー用配管部品)同士の連結に使用されており、いくつかの関連技術が、特許出願又は実用新案登録出願されている。例えば、特許文献1の「過給機用クランプ」、特許文献2の「ボルト固定型カップリング」、特許文献3の「環状クランプ」などである。特に特許文献3に開示された環状クランプの基本構造は、本願が比較例(従来例)と位置付けている本願図1〜3のクランプ器具の構造と非常に近似している。以下では、先行技術の説明に代えて、図1〜3のクランプ器具(比較例)について説明する。
図1〜図3に示すように、本発明の比較対象となるクランプ器具は、上下で一対をなす第1及び第2クランプ片11,12からなるクランプ本体10と、連結リング21と、ボルト22と、ナット23とを備えている。第1及び第2クランプ片11,12の各々は半円弧形状をなすと共に、各クランプ片の内周側において、横断面がU字形又はV字形の締結溝13を有している。第1及び第2クランプ片11,12の各々は、一方端においてカール部14を有し、他方端において耳部15を有している。第1クランプ片11のカール部14と第2クランプ片12のカール部14とが前記連結リング21を介して連結されており、この連結部位を中心に両クランプ片11,12が相対回動可能(つまり開閉可能)となっている。第1クランプ片11の耳部15(第1の耳部)と第2クランプ片12の耳部15(第2の耳部)とを近接対向配置することで、二つのクランプ片からなるクランプ本体10は正面視C字状をなす。この比較例では、第1の耳部にボルト22のヘッドが溶接により固着され、そのボルト22の軸部が第2の耳部に形成された孔(図示略)に挿通されている。そして、第2の耳部の下側に突出したボルト22の軸部に対してナット23を螺着することで、クランプ本体10は全体として正面視略円環状をなす。
図1〜図3からわかるように、第1及び第2の耳部15の各々は、一対の側壁31と、これら一対の側壁31を各耳部の外端側にて連結するストレートな(直線状の)外端壁32と、前記一対の側壁31及び外端壁32に連続すると共に前記ボルト22又はナット23の座面を提供する座面壁33と、を備えている。更に、各耳部15のストレート外端壁32の下側(又は上側)には、平面視が長方形状の支点部34が張り出すように形成されている。この支点部34は、クランプ片の耳部15をプレス成形する際に、プレスによる「曲げ加工」によって形成される。
クランプ器具の使用時には、例えば図4に示すように、第1の配管部品41のフランジ41fと第2の配管部品42のフランジ42fとを相互接合させた状態で、接合フランジ(41f,42f)の外側からクランプ本体10を外嵌する。そして、クランプ器具のボルト22の軸部に対してナット23を螺着し締め付けることで、円環状のクランプ本体10を徐々に縮径させ、クランプ本体の締結溝13内に接合フランジ(41f,42f)を次第に深く進入させる。これに伴って、両フランジ41,42には互いに接合を強める方向(図4では水平方向)の締結力(フランジ締結力F)が発現し、クランプ器具によるフランジ間の締結が達成される。
実開昭59−67538号公報(第3図,第4図) 特開平7−233888号公報(図7,図8) 特開2008−202791号公報
しかしながら、比較例(従来例)のクランプ器具では、ナット締付けトルクの大きさの割にフランジ締結力Fが十分とは言えず、排気ガスの漏れ等を完全に防止できない。いきおい現場作業者は、ナット締付けトルクをできるだけ大きくしてより大きなフランジ締結力Fを得ようとするのであるが、過大なナット締付けトルクによって次のような不具合(欠点、欠陥)を露呈することがある。即ち、
(1)クランプ本体の各耳部がボルト・ナットの軸力に耐え切れず、各耳部におけるボルト又はナットの座面壁33が塑性変形を起こしてしまう。
(2)耳部の座面壁33が塑性変形を起こす結果、ボルト・ナット軸力の大きさにもかかわらず、期待されるほどのフランジ締結力Fが得られない。そして、より大きなフランジ締結力Fを得ようとして、(1)→(2)→(1)→(2)の悪循環に陥ってしまう。また、結果的にフランジ締結力Fも安定せず、フランジ締結作業は再現性や信頼性に乏しいものになってしまう。
(3)更に、外部からの不可避的な機械的入力(例えば振動)にも継続的に耐え得るフランジ締結力Fを得ようとしてボルト・ナット軸力を大きくすると、過大な軸力によってボルトが曲がってしまい、クランプ器具本来の機能が失われてしまう。
本発明は上記のような問題点を解消することを目的とする。即ち、本発明の主たる目的は、従来よりも相対的に小さなナット締付けトルクで、従来よりも相対的に大きなフランジ締結力を得ることができるクランプ器具を提供することにある。
[比較例(従来例)における問題原因の解析]
ボルト・ナットの軸力によって耳部の座面壁33が塑性変形を起こし易い原因について調べたところ、単に耳部の座面壁33、外端壁32、側壁31の厚さ設定の問題ではなく、外端壁32から突片状に形成された支点部34の剛性の低さが悪影響を及ぼしていることが判明した。即ち、この種のクランプ器具では、ボルト軸部に対しナットを締め付けるときに二つの耳部の支点部34が相互当接することで「支点」を形成し、この当接点が環状クランプ器具にとっての支点となることで、ナットの締め付け作用がクランプ本体の縮径作用に転化し、フランジ締結力Fが発現する。その際、比較例のクランプ器具では、各耳部の支点部34が、それ自体の剛性の低さ故に、ナット締付力が大きくなると真っ先に塑性変形を起こす。そして、各支点部34の塑性変形の影響が比較的早期に耳部の外端壁32及び座面壁33にも波及し、座面壁33等の塑性変形を誘発する。換言すれば、支点部34の塑性変形に引きずられる形で、座面壁33等も塑性変形を起こし易くなっているのである。
また、各耳部で一対の側壁31を連結している外端壁32は、両側壁に対して直角配置されたストレートな形状であることから、外端壁32はそれ自体、殊更に支点部34の剛性向上に貢献するものではない。より正確に言うならば、比較例における外端壁32と支点部34との関係、及び、外端壁32と両側壁31との関係は、互いに連結しあうことによる積極的ないし相乗的な効果を導出するものではなく、互いの機械的剛性を向上させるような緊密な構造関係にあるとは言い難い(この真意は後述する本発明によってより明確となる)。
以上のような解析に基づいて、以下に説明するような本発明が完成された。
[本発明]
本発明は、クランプ本体が、一対の溝形成壁によって画成される横断面U字形又はV字形の締結溝と、その締結溝の端部付近に位置する第1及び第2の耳部とを有し、対向配置された両耳部にボルト及びナットを取り付けることで環状をなすと共に、当該ボルト及びナットを締め付けることで前記締結溝内に配置された被締結物に対し締結力を及ぼすクランプ器具において、
前記第1及び第2の耳部の各々は、
前記締結溝を画成する一対の溝形成壁にそれぞれつながる一対の側壁と、
前記一対の側壁を各耳部の外端側にて連結する湾曲した外端壁と、
前記一対の側壁及び外端壁に連続すると共に前記ボルト又はナットの座面を提供する座面壁と、を備えており、
前記各耳部の湾曲した外端壁には、その湾曲方向に沿って延びる弧状の支点部が形成されている、ことを特徴とするクランプ器具である。
本発明によれば、クランプ本体の耳部を構成する一対の側壁を耳部外端側にて連結する外端壁を湾曲形状とすると共に、その湾曲した外端壁に、その湾曲方向に沿った弧状の支点部を形成している。その結果、従来の支点部(つまり、ストレート外端壁から突片状に張り出された長方形状の支点部)に比べて、本発明の弧状支点部の剛性は格段に高められている。また、外端壁が湾曲形状であることから、弧状支点部が負担する荷重も二つの側壁に対し無理なく分散されるので、耳部全体としての剛性も高いものとなっている。それ故、ナット締め付け時に過大な締付けトルクが付与されたとしても、弧状支点部は容易に塑性変形せず、耳部(特に座面壁)も容易に塑性変形しない。従って、比較的小さなナット締付けトルクでも、大きなフランジ締結力を得ることができる。
本発明のクランプ器具において、前記弧状支点部の両端が、前記一対の側壁上にそれぞれ到達すると共に、各側壁に一体化していることは好ましい。この構成によれば、弧状支点部の剛性も耳部全体としての剛性も共に更に高いものとなり、本発明の効果が更に高められる。
[付記]本発明の更に好ましい態様や追加的構成要件を以下に列挙する。
前記クランプ本体は、それぞれ半円弧形状の第1クランプ片及び第2クランプ片を有し、第1及び第2クランプ片の各々は、一方端において連結部を有し、他方端において耳部を有しており、第1クランプ片の連結部と第2クランプ片の連結部とが連結手段を介して連結されることで、当該クランプ本体は前記連結手段による連結部位を中心に開閉可能となっていること。
本発明のクランプ器具によれば、従来よりも相対的に小さなナット締付けトルクで、従来よりも相対的に大きなフランジ締結力を得ることができる。
比較例(従来例)のクランプ器具を示す斜視図。 比較例(従来例)のクランプ器具の正面図。 (A)は比較例クランプ器具の平面図(上面図)、(B)は図2のB−B線での拡大断面図。 クランプ器具による二つのフランジの締結態様を示す概略断面図。 本発明の実施例のクランプ器具を示す斜視図。 本発明の実施例のクランプ器具(締結前)の正面図。 (A)は実施例クランプ器具の平面図(上面図)、(B)は図6のB’−B’線での拡大断面図。 本発明の実施例のクランプ器具(締結後)の正面図。 実施例及び比較例におけるナット締付けトルクとフランジ締結力との関係を示すグラフ。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しつつ説明する。
図5〜図8に示すように、実施例のクランプ器具は、上下で一対をなす第1及び第2クランプ片11,12からなるクランプ本体10と、連結手段としての連結リング21と、ボルト22と、ナット23とを備えている。第1及び第2クランプ片11,12の各々は半円弧形状をなすと共に、各クランプ片の内周側において、横断面がU字形又はV字形の締結溝13を有している。尚、図4に示すように、クランプ本体10の締結溝13は、各クランプ片が備える一対の溝形成壁17,18によって画成(区画形成)されている。
第1及び第2クランプ片11,12の各々は、一方端において連結部としてのカール部14を有し、他方端において耳部15を有している。第1クランプ片11のカール部14と第2クランプ片12のカール部14とは前記連結リング21を介して連結されており、この連結リング21による連結部位を中心に両クランプ片11,12が相対回動可能(つまり開閉可能)となっている。
第1クランプ片11の耳部15(第1の耳部)と第2クランプ片12の耳部15(第2の耳部)とを近接対向配置することで、連結リング21で連結された二つのクランプ片からなるクランプ本体10は正面視C字状をなす(図6参照)。この実施例では、第1の耳部にボルト22のヘッドが溶接により固着され、そのボルト22の軸部が第2の耳部に形成された孔(図示略)に挿通されている(図5,6参照)。そして、第2の耳部の下側に突出したボルト22の軸部に対してナット23を螺着することで、クランプ本体10は全体として正面視略円環状をなす(図8参照)。
図5〜図7に示すように、第1及び第2の耳部15の各々は、略円環状のクランプ本体10の端部において半径方向外向きに突設されている。各耳部15は、一対の側壁51と、湾曲した外端壁52と、座面壁53と、円弧状の支点部54とを備えている。
一対の側壁51は、前記締結溝13を画成する一対の溝形成壁17,18にそれぞれつながっている。湾曲した外端壁52は、一対の側壁51を各耳部15の外端側にて連結している。なお、一対の側壁51及び外端壁52は、各耳部15の三方を取り囲む立ち壁(三方直立壁)を構成している。座面壁53は、一対の側壁51及び外端壁52に連続すると共にボルト22又はナット23の座面(着座面)を提供する壁部である。第1クランプ片11の耳部15(第1の耳部)にあっては、その耳部の天井壁部がボルト22用の座面壁53を提供する。そして、ボルト22のヘッドがこの座面壁53に対して溶接されている。他方、第2クランプ片12の耳部15(第2の耳部)にあっては、その耳部の底壁部がナット23用の座面壁43を提供する。
更に、第1クランプ片11の耳部15(第1の耳部)の外端壁52の下縁部、及び、第2クランプ片12の耳部15(第2の耳部)の外端壁52の上縁部には、それぞれ弧状(本例では楕円弧状)の支点部54が、各外端壁42の湾曲方向に沿って延びるように形成されている。各支点部54は平面視が楕円弧形状をなすのみならず、各支点部54の両端54a,54bは、それぞれに一対の側壁51上にまで到達すると共に、各側壁51に一体化している。つまり、各耳部55における三方直立壁(51,52,51)は、刀の鍔のように水平方向に展開する楕円弧状の支点部54によって相互に連結されている。
本実施例のクランプ器具の使用方法は、図4を参照して前述した比較例のクランプ器具の使用方法と基本的に同じである。本実施例でも、ボルト22に対してナット23を締め付けることでクランプ本体10の全体に縮径作用が生じ(図8参照)、被締結物としての二つの配管部品フランジ41f,42fのフランジ締結力Fが発現する(図4参照)。
図9のグラフは、本発明の実施例(図5〜8)と上記比較例(図1〜3)とについて、ナット締付けトルク(Nm)とフランジ締結力F(kN)との関係を測定した結果を示すグラフである。なお、実施例と比較例との違いは、耳部15の構造のみにあり、クランプ本体10の形状及び寸法において両者に違いはない。図9からわかるように、測定したナット締付けトルクの全範囲にわたり、実施例の方が比較例よりも高いフランジ締結力Fを示した。
[実施例の効果]
各耳部15の座面壁53が、ボルト・ナットの軸力に耐え切れずに塑性変形を起こす事態を極力回避することができる。その結果として、ボルト・ナットの軸力が比較的小さくても、期待したとおりの十分なフランジ締結力Fを得ることができる。また、フランジ締結作業の再現性や信頼性が従来よりも向上する。
従来よりも相対的に小さなナット締付けトルクで、従来よりも相対的に大きなフランジ締結力を得ることができるため、従来例ではありがちであった「過大な軸力によってボルトが曲がってしまい、クランプ器具本来の機能が失われてしまう」という事態を回避することができる。
耳部15における支点部54の形状を楕円弧形状としたことで、プレス成形の精度がよくなった。つまり、従来の長方形突片状の支点部34にあっては、プレス成形後にスプリングバックが発生し、形状及び寸法等の加工精度が必ずしもよくなかったが、本実施例のような楕円弧形状の支点部54としたことでスプリングバックが生じなくなり、形状及び寸法等の加工精度が向上した。その結果、本実施例のクランプ器具では、出荷前品質検査での合格率が飛躍的に向上した。
[変更例]
上記実施例では、第1クランプ片11の耳部15にボルト22を溶接固定し、ナット23についてはクランプ片11,12とは別体物とした。これに代えて、第2クランプ片12の耳部15にナット23を溶接固定し、ボルト22についてはクランプ片11,12とは別体物としてもよい。あるいは、ボルト22及びナット23の双方とも、クランプ片11,12とは別体物としてもよい。
[用語の意味]
本明細書及び特許請求の範囲において「弧状の支点部」の「弧状」とは、支点部(54)の平面視形状が、湾曲した外端壁(52)の湾曲形状に対応した形状であることを意味し、円弧、楕円弧、弓形といった言葉で表現されるような湾曲態様の全てを含む意味である。
10…クランプ本体、11,12…第1及び第2クランプ片、13…締結溝、14…カール部(連結部)、15…耳部、17,18…一対の溝形成壁、21…連結リング(連結手段)、22…ボルト、23…ナット、41f,42f…配管部品のフランジ(被締結物)、51…一対の側壁、52…湾曲した外端壁、53…座面壁、54…弧状の支点部、54a,54b…弧状支点部の両端、F…フランジ締結力。

Claims (2)

  1. クランプ本体が、一対の溝形成壁によって画成される横断面U字形又はV字形の締結溝と、その締結溝の端部付近に位置する第1及び第2の耳部とを有し、対向配置された両耳部にボルト及びナットを取り付けることで環状をなすと共に、当該ボルト及びナットを締め付けることで前記締結溝内に配置された被締結物に対し締結力を及ぼすクランプ器具において、
    前記第1及び第2の耳部の各々は、
    前記締結溝を画成する一対の溝形成壁にそれぞれつながる一対の側壁と、
    前記一対の側壁を各耳部の外端側にて連結する湾曲した外端壁と、
    前記一対の側壁及び外端壁に連続すると共に前記ボルト又はナットの座面を提供する座面壁と、を備えており、
    前記各耳部の湾曲した外端壁には、その湾曲方向に沿って延びる弧状の支点部が形成されている、ことを特徴とするクランプ器具。
  2. 前記弧状の支点部の両端は、前記一対の側壁上にそれぞれ到達すると共に、各側壁に一体化している、ことを特徴とする請求項1に記載のクランプ器具。
JP2012164777A 2012-07-25 2012-07-25 クランプ器具 Active JP5456853B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012164777A JP5456853B2 (ja) 2012-07-25 2012-07-25 クランプ器具
CN201380035507.4A CN104718406B (zh) 2012-07-25 2013-07-11 夹具装置
EP13765480.2A EP2877769B1 (en) 2012-07-25 2013-07-11 Clamp device
US14/411,836 US9863564B2 (en) 2012-07-25 2013-07-11 Clamp device
BR112014033007-7A BR112014033007B1 (pt) 2012-07-25 2013-07-11 dispositivo de braçadeira
AU2013294635A AU2013294635B2 (en) 2012-07-25 2013-07-11 Clamp device
KR1020147036642A KR101560117B1 (ko) 2012-07-25 2013-07-11 클램프 기구
PCT/IB2013/055687 WO2014016721A1 (en) 2012-07-25 2013-07-11 Clamp device
IN10915DEN2014 IN2014DN10915A (ja) 2012-07-25 2014-12-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012164777A JP5456853B2 (ja) 2012-07-25 2012-07-25 クランプ器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014025503A JP2014025503A (ja) 2014-02-06
JP5456853B2 true JP5456853B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=49223817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012164777A Active JP5456853B2 (ja) 2012-07-25 2012-07-25 クランプ器具

Country Status (9)

Country Link
US (1) US9863564B2 (ja)
EP (1) EP2877769B1 (ja)
JP (1) JP5456853B2 (ja)
KR (1) KR101560117B1 (ja)
CN (1) CN104718406B (ja)
AU (1) AU2013294635B2 (ja)
BR (1) BR112014033007B1 (ja)
IN (1) IN2014DN10915A (ja)
WO (1) WO2014016721A1 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014116241A1 (en) * 2013-01-27 2014-07-31 Dewalch Technologies, Inc. Apparatus, system and method for securing an enclosure
US10578234B2 (en) 2013-05-02 2020-03-03 Victaulic Company Coupling having arcuate stiffness ribs
DE102014103683A1 (de) * 2014-03-18 2015-09-24 Norma Germany Gmbh Profilschelle
FR3039244B1 (fr) * 2015-07-23 2017-09-01 Snecma Systeme de raccordement de deux conduits presentant des extremites equipees de brides
USD833265S1 (en) * 2015-10-22 2018-11-13 Bioflex Solutions, Llc Hygienic clamp
MA42579B1 (fr) 2015-12-28 2021-02-26 Victaulic Co Of America Raccord adaptateur
KR102505320B1 (ko) * 2016-03-11 2023-03-07 주식회사 하나에스디 입상관 고정용 클램프
US10605394B2 (en) 2016-05-16 2020-03-31 Victaulic Company Fitting having tabbed retainer and observation apertures
US10859190B2 (en) 2016-05-16 2020-12-08 Victaulic Company Sprung coupling
US10533688B2 (en) 2016-05-16 2020-01-14 Victaulic Company Coupling having tabbed retainer
JP6439748B2 (ja) * 2016-05-16 2018-12-19 株式会社豊田自動織機 クランプ結合具及びクランプ結合方法
JP2018035713A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 株式会社アキタファインブランキング カップリング 並びにこれを構成するカップリング要素の製造方法
JP6499138B2 (ja) * 2016-10-06 2019-04-10 トヨタ自動車株式会社 車両用の過給装置
US9927052B1 (en) * 2016-11-08 2018-03-27 Feldmeier Equipment, Incorporated Sanitary clamp with concealed threads
US11378208B2 (en) 2016-12-14 2022-07-05 ASC Engineered Solutions, LLC Pipe couplings
JP6756627B2 (ja) * 2017-01-17 2020-09-16 フタバ産業株式会社 フランジの締結構造
US10471288B2 (en) 2017-01-19 2019-11-12 Victaulic Company Direct coupling compatible sprinkler
US10935172B2 (en) * 2017-03-07 2021-03-02 Norma U.S. Holding Llc Pipe clamp and pipe joint with sensor accommodation
DE112018003592A5 (de) * 2017-07-14 2020-04-09 Ihi Charging Systems International Gmbh Verbindungsvorrichtung für einen abgasturbolader und abgasturbolader
DE102017127588A1 (de) * 2017-11-22 2019-05-23 Ihi Charging Systems International Gmbh Verbindungsvorrichtung für einen Abgasturbolader und Abgasturbolader
DE102018108550A1 (de) * 2018-04-11 2019-10-17 Ihi Charging Systems International Gmbh Verbindungsvorrichtung für einen Abgasturbolader und Abgasturbolader
US11035395B2 (en) 2017-07-14 2021-06-15 Ihi Charging Systems International Gmbh Connection device for an exhaust turbocharger and exhaust turbocharger
CN109306602A (zh) * 2017-07-28 2019-02-05 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种洗衣机外筒及滚筒洗衣机
US10837344B2 (en) * 2017-09-13 2020-11-17 GM Global Technology Operations LLC Converter V-band clamp anti-rotation and assembly aid
JP6651564B2 (ja) * 2018-03-15 2020-02-19 本田技研工業株式会社 フランジの締結構造
US11448346B2 (en) 2018-09-28 2022-09-20 ASC Engineered Solutions, LLC Pipe coupling
CN109296599A (zh) * 2018-11-22 2019-02-01 可滤康水处理设备贸易(上海)有限公司 一种净水器使用的阀体和罐体固定装置
US11781683B2 (en) * 2019-11-15 2023-10-10 Victaulic Company Shrouded coupling
US11396911B2 (en) * 2019-12-20 2022-07-26 Hamilton Sundstrand Corporation Bearing arrangements, transmission assemblies, and methods of making bearing arrangements for transmission assemblies

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1284325A (en) * 1916-01-06 1918-11-12 John R Clancy Hose-clamp.
JPS5967538U (ja) 1982-10-28 1984-05-08 三菱重工業株式会社 過給機用クランプ
FR2618870B1 (fr) 1987-07-30 1989-11-17 Caillau Ets Collier de serrage pour le raccordement de deux tubes metalliques
TW343701U (en) * 1993-12-27 1998-10-21 Yokohama Rubber Co Ltd Bolt-tightened type coupling
JPH07233888A (ja) 1993-12-27 1995-09-05 Yokohama Rubber Co Ltd:The ボルト固定型カップリング
DE19534437C2 (de) * 1995-09-16 2000-09-21 Daimler Chrysler Ag Schelle zur Verbindung von zwei rohrförmigen Leitungsteilen
US6464268B1 (en) * 2000-07-14 2002-10-15 Cummins Inc. High strength radial flange coupling
FR2863335B1 (fr) * 2003-12-04 2007-11-02 Caillau Ets Collier de serrage
US7533910B2 (en) * 2006-02-01 2009-05-19 R.G. Ray Corp. Clamp
GB2446814A (en) * 2007-02-21 2008-08-27 Norma Products Ltd Annular clamp with moveable captive nut
DE102011010655B3 (de) * 2011-02-09 2012-07-26 Norma Germany Gmbh Spannschelle
DE102012009256B4 (de) * 2012-05-02 2015-08-06 Norma Germany Gmbh Profilschelle

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014016721A1 (en) 2014-01-30
CN104718406A (zh) 2015-06-17
BR112014033007B1 (pt) 2020-11-03
BR112014033007A2 (pt) 2017-06-27
KR101560117B1 (ko) 2015-10-13
CN104718406B (zh) 2017-03-08
AU2013294635B2 (en) 2015-11-26
EP2877769B1 (en) 2016-04-27
IN2014DN10915A (ja) 2015-09-11
EP2877769A1 (en) 2015-06-03
JP2014025503A (ja) 2014-02-06
AU2013294635A1 (en) 2015-01-22
KR20150020618A (ko) 2015-02-26
US9863564B2 (en) 2018-01-09
US20150204471A1 (en) 2015-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5456853B2 (ja) クランプ器具
JP5259086B2 (ja) 対向するフランジ当接ループを有する溝付きパイプ留め具
US20110215573A1 (en) Exhaust pipe connection structure and exhaust pipe connection method
JP5580446B2 (ja) 円錐形状のフランジ接続部のための接続構成および円錐形状のフランジ接続部
KR20140046010A (ko) V-인서트 부분을 가진 v-밴드 클램프
JP3187363U (ja) 配管支持具
JP5199004B2 (ja) ペダルアーム
US20060162326A1 (en) Construction of coupling exhaust pipes of vehicle
JP6061981B2 (ja) クランプ器具
US11951521B2 (en) Method of manufacturing connection member
JP3215809U (ja) 管接続構造
JPH09257177A (ja) 管体の接続構造
JP5507321B2 (ja) ハウジング形管継手
JP4961063B1 (ja) ペダルアームの軸受部材、およびペダルアーム
JP3237221U (ja) 管接続構造
JP5806565B2 (ja) ブロック体成形用金型
JP5409023B2 (ja) ドラム缶用締め輪及びドラム缶
FR3040942A1 (fr) Generateur de gaz
JP2002061783A (ja) 管離脱防止装置
JP2001050413A (ja) バルブ
JPH09189387A (ja) 排気管継手
JP4487117B2 (ja) ホース用継手金具の加締め方法
JP2014059049A (ja) 扉構造体の結合方法、扉構造体、および画像形成装置
JP2021025421A (ja) 車両用配管
FR2896573A1 (fr) Tuyau deformable localement par un collier de serrage

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5456853

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250