JP5455669B2 - 二次電池用活物質及び二次電池 - Google Patents
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Description
本発明の二次電池用活物質は、二次電池の正極及び/又は負極の活物質であって、上記の化43〜45で表される高分子化合物の少なくとも一種を有する。
本発明の二次電池用活物質は、二次電池の正極及び/又は負極の活物質であって、上記の化55で表される高分子化合物を有する。
本発明の二次電池用活物質は、二次電池の正極及び/又は負極の活物質であって、上記の化65〜67(65〜75)で表される単位化合物の少なくとも一種を主成分とする単量体混合物を、単位化合物のR1〜R4以外に結合した水素が脱離して重合した高分子化合物を有する。本発明の二次電池用活物質に含まれる高分子化合物は、上記の化65〜67(65〜75)に示した単位化合物を重合しており、主鎖にポリフェニレンビニレン構造を備える高分子化合物となっている。また、この高分子化合物は、側鎖にラジカル部位をもつ高分子化合物となっている。すなわち、この高分子化合物は、炭素や窒素といった比重の小さな元素のみから構成された化合物であることから、単位質量当たりの二次電池容量を高容量化できる二次電池を得られる効果を発揮する。
本発明の二次電池用活物質は、二次電池の正極及び/又は負極の活物質であって、上記の化76で表される単位化合物を主成分とする単量体混合物を、単位化合物のR1〜R4以外に結合した水素が脱離して重合した高分子化合物を有する。本発明の二次電池用活物質に含まれる高分子化合物は、上記の化76(76〜84)に示した単位化合物を重合しており、主鎖にポリフェニレンチオフェン構造を備える高分子化合物となっている。また、この高分子化合物は、側鎖にラジカル部位をもつ高分子化合物となっている。すなわち、この高分子化合物は、炭素や窒素といった比重の小さな元素のみから構成された化合物であることから、単位質量当たりの二次電池容量を高容量化できる二次電池を得られる効果を発揮する。
上記の第三及び第四発明の二次電池用活物質において、高分子化合物を生成するための重合反応は、特に限定しない。そして、一般的な化学重合により何らかの有機溶剤に可溶性の高分子化合物を製造してもよい。有機溶媒に可溶な高分子化合物を製造すれば、溶液を塗布・乾燥することで電極の形成を行うことができる。また、高分子化合物として溶媒に不溶なものであっても、集電体の表面上に重合した高分子化合物が付着するようにすることもできる。例えば、電解重合などを例示できる。
本発明の二次電池用活物質は、上記の第一〜第四発明に記載のように、側鎖にラジカル部位をもち、主鎖にポリフェニレンビニレン構造及び/又はポリフェニレンチオフェン構造をもつ高分子化合物を有する。この高分子化合物の分子量は特に限定するものではない。例えば、二次電池を形成したときに、二次電池に用いられる電解液に溶解して散逸しない程度の分子量を採用したり、固体となる分子量を採用できる。具体的には、分子量が1000〜100000程度の値を採用できる。従って、分子量に応じて各式中のnの値を決定することができる。具体的には、1000〜50000の範囲内であることが好ましい。更に具体的には、高分子化合物が上記の化54であり、リチウム電池(リチウムイオン電池)に用いられるときには、1000〜50000の範囲内であることが好ましい。高分子化合物が上記の化64であり、リチウム電池(リチウムイオン電池)に用いられるときには、1000〜50000の範囲内であることが好ましい。
本発明の二次電池は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の二次電池用活物質を用いた電極と、電解質と、を有する。すなわち、本発明の二次電池は、上記の第一〜第四発明に記載の二次電池用活物質を備えた電極を用いた二次電池である。なお、上記の第一〜第四発明に記載の二次電池用活物質を備えた電極は、正極であっても、負極であっても、正極と負極の両極であっても、いずれでもよい。
本実施例の正極活物質として、下記の化85及び化86で示した高分子化合物を製造した。なお、化85に示した高分子化合物は、上記の化54においてm,pのそれぞれが0の高分子化合物である。また、化86に示した高分子化合物は、上記の化64においてm,pのそれぞれが0の高分子化合物である。
赤外スペクトル(cm−1):3437、3082、2974、2934、2867、1715、1462、1366、1331、1279、1261、1224、1179、1140、1125、1046、962、938、908、838、777、688、563、481
この様にして得られた化87で示したジエステル726mg(1.0mmol)と化88で示す1,2−ビス(トリブチルスタンニル)エチレン606mg(1.0mmol)を25mLの無水N,N−ジメチルホルムアミドに加え、さらにテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)58mgとヨウ化銅(I)10mgを加えて80℃で2日間反応させて、下記の化89式により高分子化合物を合成した。
(正極の作製)
上記の化85に示した高分子化合物を30質量部、カーボンブラックを60質量部、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)を10質量部にN−メチルピロリドン(NMP)を加え、混合、分散させ均質塗料液を調製した。
リチウム金属箔(300μm)を所定のサイズに裁断して作製した。
エチレンカーボネートとエチルメチルカーボネートとを体積比3:7に混合し、この混合有機溶媒に支持電解質としてLiPF6を1mol/Lの濃度となるように溶解して作製した。
製造された正極を用いてコイン型電池(リチウム二次電池)を製造した。本実施例のコイン型電池1を断面図で図1に示した。本実施例のコイン型電池は、正極2、負極3、電解液4およびセパレータ7を有する。正極2は、正極集電体20と、正極集電体20の表面上に形成された正極合剤層21と、を有する。セパレータ7には、多孔質ポリプロピレン製の多孔質膜を用いた。
作製したリチウム電池の評価として、充放電容量を測定した。
化85に示した高分子化合物に替えて、上記の化86に示した高分子化合物を用いたこと以外は、実施例1と同様にして正極活物質及びリチウム電池を作製した。
上記の化85に示した高分子化合物に替えて、LiNiO2を用いたこと以外は、実施例1と同様にして正極活物質及びリチウム電池を作製した。
上記の化85に示した高分子化合物に替えて、カーボンブラックを用いたこと以外は、実施例1と同様にして正極活物質及びリチウム電池を作製した。
上記の評価から、各実施例のリチウム二次電池は、電池容量及び放電容量が各比較例の二次電池と比較して高いことが確認できた。すなわち、各実施例のリチウム二次電池は、優れた電池性能を備えることが確認できた。
2:正極 20:正極集電体
21:正極合剤層
3:負極
4:電解液
50:正極ケース 51:負極ケース
6:ガスケット
7:セパレータ
Claims (10)
- 二次電池の正極及び/又は負極の活物質であって、
化1〜3で表される高分子化合物の少なくとも一種を有することを特徴とする二次電池用活物質。
(なお、R1〜R4は水素、炭素数1〜10のアルキル基からそれぞれ独立して選択される。R1〜R4のうちの少なくとも1つは、化4〜6で表される構造のうちのいずれかである。nは正の整数であり、nの値はそれぞれ独立して選択可能である。)
(化4〜6は、*の部分で、前記化1〜3のベンゼン環の炭素原子に結合する。化4〜6中、RはH、OH、CH3又はNH2である。化4〜6中、Yは−(CH2)m−(mは0〜10の整数)であり、mが1以上のときはYを構成するメチレン基の1つ以上が、−O−、−NH−、−CH=N−、−S−、−CO−、化7〜11のいずれかで置換されてもよい。)
- 前記高分子化合物は化12で表される請求項1記載の二次電池用活物質。
(なお、m、pは0〜10の整数からそれぞれ独立に選択される。nは正の整数である。) - 二次電池の正極及び/又は負極の活物質であって、
化13で表される高分子化合物を有することを特徴とする二次電池用活物質。
(なお、R1〜R4は水素、炭素数1〜10のアルキル基からそれぞれ独立して選択される。R1〜R4のうちの少なくとも1つは、化14〜16で表される構造のうちのいずれかである。nは正の整数である。)
(化14〜16は、*の部分で、前記化13のベンゼン環の炭素原子に結合する。化14〜16で、RはH、OH、CH3又はNH2である。化14〜16で、Yは−(CH2)m−(mは0〜10の整数)であり、mが1以上のときはYを構成するメチレン基の1つ以上が、−O−、−NH−、−CH=N−、−S−、−CO−、化17〜21で置換されてもよい。)
- 前記高分子化合物は化22で表される請求項3記載の二次電池用活物質。
(なお、m、pは0〜10の整数からそれぞれ独立に選択される。nは正の整数である。) - 二次電池の正極及び/又は負極の活物質であって、
化23〜25で表される単位化合物の少なくとも一種を主成分とする単量体混合物を、該単位化合物のR1〜R4以外に結合した水素が脱離して重合した高分子化合物を有することを特徴とする二次電池用活物質。
(なお、R1〜R4は水素、炭素数1〜10のアルキル基からそれぞれ独立して選択される。R1〜R4のうちの少なくとも1つは、化26〜28で表される構造のうちのいずれかである。nは正の整数である。)
(化26〜28は、*の部分で、前記化23のベンゼン環の炭素原子に結合する。化26〜28で、RはH、OH、CH3又はNH2である。化26〜28で、Yは−(CH2)m−(mは0〜10の整数)であり、mが1以上のときはYを構成するメチレン基の1つ以上が、−O−、−NH−、−CH=N−、−S−、−CO−、化29〜33で置換されてもよい。)
- 二次電池の正極及び/又は負極の活物質であって、
化34で表される単位化合物を主成分とする単量体混合物を、該単位化合物のR1〜R4以外に結合した水素が脱離して重合した高分子化合物を有することを特徴とする二次電池用活物質。
(なお、R1〜R4は水素、炭素数1〜10のアルキル基からそれぞれ独立して選択される。R1〜R4のうちの少なくとも1つは、化35〜37で表される構造のうちのいずれかである。nは正の整数である。)
(化35〜37は、*の部分で、前記化34のベンゼン環の炭素原子に結合する。化35〜37で、RはH、OH、CH3又はNH2である。化35〜37で、Yは−(CH2)m−(mは0〜10の整数)であり、mが1以上のときはYを構成するメチレン基の1つ以上が、−O−、−NH−、−CH=N−、−S−、−CO−、化38〜42で置換されてもよい。)
- 前記単量体混合物は、ピロール、1以上の水素原子が炭素数1〜10のアルキル基にて置換されたピロール、チオフェン、1以上の水素原子が炭素数1〜10のアルキル基にて置換されたチオフェンの少なくとも一種を含む請求項5〜6のいずれかに記載の二次電池用活物質。
- 正極活物質である請求項1〜7のいずれか1項に記載の二次電池用活物質。
- 前記正極活物質は、リチウム含有遷移金属酸化物を有する請求項8記載の二次電池用活物質。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の二次電池用活物質を用いた電極と、電解質と、を有することを特徴とする二次電池。
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