JP5454938B2 - 注出容器 - Google Patents

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本発明は容器体内液体を注出口から注出可能な注出容器に関する。
キャップ嵌合時にキャップがノズルへ圧接して、注出口を密閉可能に形成した注出容器が従来技術として知られている。
特開2005−212874号公報
従来技術では、キャップが容器体と別体であるため、使用時にキャップを紛失するおそれがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、キャップ紛失のおそれがなく、注出口から液だれがあってもこれがキャップ外面へ垂れ落ちることがなく、さらに注出口内に残存する液体の外部への漏出を防止可能な注出容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、容器体の口頸部2へ一部を嵌合させて該口頸部より上方へ起立する周壁11の内部に垂直筒13を設けると共に、前記周壁11に上方へ開口する切欠部16を形成したキャップ10と、
前記垂直筒13へ一部を回動自在かつ上下動自在に嵌合させて該垂直筒13より上方へ起立する周壁21に注出口22を設けた注出部材20とを備え、
注出時に前記注出部材20を上昇させて回動させることで、前記注出口22を前記切欠部16の上方へ位置させることが可能に設けると共に、不使用時には前記注出部材20を回動させて下降させることで前記注出口22を前記キャップ周壁11の内面へ水密かつ摺動自在に接触させることが可能に設けたことを特徴とする。
また、本発明は、容器体の口頸部2へ下部を嵌合させた周壁11の内部に垂直筒13を設けると共に、前記周壁11に上方へ開口する切欠部16を形成したキャップ10と、
前記垂直筒13へ下部を螺合させた周壁21に注出口22を設けた注出部材20とを備え、
注出時に前記注出部材20を正方向へ回動させることで、前記注出口22を前記切欠部16の上方へ位置させることが可能に設けると共に、不使用時には前記注出部材20を逆方向へ回動させることで前記注出口22を前記キャップ周壁11の内面へ水密かつ摺動自在に接触させることが可能に設けたことを特徴とする。
さらに、本発明は、前記キャップ周壁11に前記切欠部16を一対設けて、これら切欠部16を軸対称の位置に配置すると共に、前記注出部材20の周壁21に前記注出口22を一対設けて、これら注出口22を軸対称の位置に配置したことを特徴とする。
さらに、本発明は、前記注出口22が接触する前記キャップ周壁11の内面に弾力性を有する弾力材40を添着したことを特徴とする。
さらに、本発明は、前記注出口22を前記注出部材20の周壁21から外方へ突設した注出筒で形成して、該注出筒を弾力性を有する弾力材42 で形成したことを特徴とする。
さらに、本発明は、前記キャップ周壁11の切欠部16を除いた部分内面に係合段部50を形成すると共に、前記注出部材20の周壁21外面に係合突部51を形成して、前記注出口22の注出位置において前記係合突部51が前記係合段部50上面へ当接可能に設けたことを特徴とする。
さらに、本発明は、前記注出部材20の周壁21内にシール用フランジ27を設けると共に、前記垂直筒13の下部内からシール棒14を立設して、該シール棒14を前記シール用フランジ27内へ着脱自在に嵌合させたことを特徴とする。
本発明は、注出時に、注出口を切欠部内へ位置させることが可能であるから、使用時に液だれが生じてもこれがキャップ外面へ垂れ落ちることがなく、しかも注出部材の回動により液だれをキャップ周壁で隠蔽することができる。
また、本発明は、不使用時には注出口がキャップ周壁の内面へ水密かつ摺動自在に接触可能であるから、注出口内に残存する液体の漏出を防止することができる。
さらに、本発明は、注出口の注出位置において係合突部が係合段部上面へ当接可能に設けたので、注出時における注出部材の不測の押下げを防止することができる。
本発明に係る注出容器の平面図である。 本発明に係る注出容器の断面図である。 作用説明図である。 作用説明図である。 注出筒の変形例を示す斜視図である。 第2実施形態を示す断面図である。 第3実施形態を示す斜視図である。 図7の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係る注出容器は、容器体1と、キャップ10と、注出部材20とを主たる構成要素とする。以下、これらについて順次説明する。
容器体1は、胴部の上端から肩部を介して口頸部2を起立する。
キャップ10は、周壁11の下部を口頸部2外面へ螺合させると共に、周壁11の上下方向中間部内面にフランジ12を形成して、フランジ12内周から垂直筒13を起立させ、また垂直筒13の下部内からシール棒14を立設して、シール棒14の下端を放射状に配列された複数の連結板15を介して垂直筒13へ連結すると共に、フランジ12下面から嵌合筒を垂設して、嵌合筒を口頸部2の上端部内面へ嵌合させ、さらにフランジ12より上方の周壁11部分に一対の切欠部16を形成して、これら切欠部16を軸対称の位置に配置させている。切欠部16の一方は省略することができる。
注出部材20は垂直筒13外面へ周壁21の下部を回動自在、上下動自在かつ凹凸の係合手段を介して抜出し不能に嵌合させ、また周壁21の上端部から一対の注出筒22を突設して、これら注出筒22を軸対称の位置に配置させ、さらに周壁21上端に鍔部23を形成して、鍔部23の周縁部上面から短筒23aを起立すると共に、周壁21の上下方向中間部内面にフランジ24を形成して、フランジ24内周に起立筒25と垂下筒26を設け、垂下筒26を垂直筒13内面へ回動自在かつ上下動自在に嵌合させると共に、起立筒25に上面開口の割溝を複数縦設し、さらに垂下筒26内面にシール用フランジ27を形成して、このフランジ27内へシール棒14を着脱自在に嵌合させる。
さらに垂直筒13の上下方向中間部内面に周方向への環状凹部13aを形成すると共に、垂下筒26の下端部内面を大内径部に、かつ下端部外面を大外径部に、それぞれ形成することで垂下筒26下端部を弾性部26aに形成して、不使用時(図3)および注出部材20の上昇時(図4)には弾性部26aが垂直筒13内面へ圧接可能に、また注出部材20の上昇途中では弾性部26aが環状凹部13a内へ入り込むことで注出部材20の上昇、下降が容易かつ円滑に行えるようにする。
30は蓋体で、注出部材20の短筒23a内面へ嵌合させた頂板下面から内外二重筒32、33を垂設して、内筒32を起立筒25外面へ嵌合させると共に、外筒33を注出部材20の周壁21上端内面へ嵌合させている。本実施形態では蓋体30は注出部材20と別体に形成されているが、これを注出部材20と一体に形成することも可能である。この場合には内外二重筒32、33を省略する。
40は弾力材で、キャップ10の周壁11の切欠部16を除いた周壁部分内面に添着されており、下端部を内方へ屈曲してこの屈曲部をキャップ10のフランジ12上へ載置させている。弾力材40の代表例はエラストマーで、通常インサート成形により設ける。なお、弾力材40は省略することも可能であり、この場合には図5に示すように注出筒22自体を透孔41付きのエラストマーからなる弾力材42で構成する。このようにすることにより注出筒22の液だれを手で拭う際の肌あたり感をよくすることができる。
図6は他の実施形態を示すもので、キャップ10の周壁11の切欠部16を除いた部分内面に係合段部50を形成すると共に、注出部材20の周壁21外面に係合突部51を形成して、注出筒22の注出位置において係合突部51が係合段部50上面へ当接可能に設けられている。
次に作用について説明する。
容器体1内の液体を注出するには、図3及び図4に示すように、注出部材20を上昇させて任意の方向へ約90度回動させることで、注出筒22、22を対応する切欠部16の中央部上方へ位置させると共にシール棒14をシール用フランジ27から離脱させた後、容器体1を傾ければよく、すると容器体内の液体が、連結板15間、シール用フランジ27、起立筒25の割溝を介して一方の注出筒22から注出する。その際、他方の注出筒22は吸気口の役割を果たす。注出時に注出筒22から液だれすることがあるが、この液だれは注出筒22が切欠部16の上方に位置しているため、キャップ10外面に液が垂れることがない。なお、切欠部20の一方を省略する場合は、切欠部20の上方に位置する
注出筒22から注出する。
注出後は、注出部材20を任意の方向へ約90度回動させた後、これを押し下げる。するとシール棒14がシール用フランジ27内へ嵌合すると共に、注出筒22先端の注出口が弾力材40へ圧接するため、注出筒22内に残存する液体が漏出することがない。なお、注出筒22自体をエラストマーからなる弾力材42で構成する場合には、弾力材42がキャップ10内面へ圧接されるため、同様に液漏れが防止される。
図7および図8はさらなる他の実施形態を示すもので、本実施形態は垂直筒13と注出部材20の周壁21とを螺合させて注出部材20の上昇および下降を容易かつ円滑にするものである。本実施形態では雄ねじと雌ねじによる螺合と異なって垂直筒13の外面に螺旋溝60を設けると共に、注出部材20の周壁21内面に突部61を設けて、突部61を螺旋溝60内へ摺動自在に嵌合させる。螺旋溝60の長さおよび傾斜角度は、注出筒22が弾力材40へ圧接した位置から注出部材20を約90度回動させることで注出筒22を切欠部16の中央部上方へ位置させることができる程度のものとする。上記では垂直筒13に螺旋溝60を、注出部材20の周壁21に突部61を、それぞれ設けているが、これに限定されることなく注出部材20の周壁21に螺旋溝60を、垂直筒13に突部61を、それぞれ設けることも可能である。
なお、本発明において注出筒22を上昇させる理由は注出筒22の位置を高くして液だれがキャップ外面へ達しないようにするためである。
本発明は、容器体内液体を注出口から注出可能な注出容器の分野に利用することができる。
10 キャップ
11 周壁
14 シール棒
16 切欠部
20 注出部材
21 周壁
22 注出筒
40、42 弾力材
50 係合段部
51 係合突部
60 螺旋溝
61 突部

Claims (7)

  1. 容器体の口頸部(2)へ一部を嵌合させて該口頸部より上方へ起立する周壁(11)の内部に垂直筒(13)を設けると共に、前記周壁(11)に上方へ開口する切欠部(16)を形成したキャップ(10)と、
    前記垂直筒(13)へ一部を回動自在かつ上下動自在に嵌合させて該垂直筒(13)より上方へ起立する周壁(21)に注出口(22)を設けた注出部材(20)とを備え、
    注出時に前記注出部材(20)を上昇させて回動させることで、前記注出口(22)を前記切欠部(16)の上方へ位置させることが可能に設けると共に、不使用時には前記注出部材(20)を回動させて下降させることで前記注出口(22)を前記キャップ周壁(11)の内面へ水密かつ摺動自在に接触させることが可能に設けた
    ことを特徴とする注出容器。
  2. 容器体の口頸部(2)へ下部を嵌合させた周壁(11)の内部に垂直筒(13)を設けると共に、前記周壁(11)に上方へ開口する切欠部(16)を形成したキャップ(10)と、
    前記垂直筒(13)へ下部を螺合させた周壁(21)に注出口(22)を設けた注出部材(20)とを備え、
    注出時に前記注出部材(20)を正方向へ回動させることで、前記注出口(22)を前記切欠部(16)の上方へ位置させることが可能に設けると共に、不使用時には前記注出部材(20)を逆方向へ回動させることで前記注出口(22)を前記キャップ周壁(11)の内面へ水密かつ摺動自在に接触させることが可能に設けた
    ことを特徴とする注出容器。
  3. 前記キャップ周壁(11)に前記切欠部(16)を一対設けて、これら切欠部(16)を軸対称の位置に配置すると共に、前記注出部材(20)の周壁(21)に前記注出口(22)を一対設けて、これら注出口(22)を軸対称の位置に配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の注出容器。
  4. 前記注出口(22)が接触する前記キャップ周壁(11)の内面に弾力性を有する弾力材(40)を添着したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の注出容器。
  5. 前記注出口(22)を前記注出部材(20)の周壁(21)から外方へ突設した注出筒で形成して、該注出筒を弾力性を有する弾力材(42)で形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の注出容器。
  6. 前記キャップ周壁(11)の切欠部(16)を除いた部分内面に係合段部(50)を形成すると共に、前記注出部材(20)の周壁(21)外面に係合突部(51)を形成して、前記注出口(22)の注出位置において前記係合突部(51)が前記係合段部(50)上面へ当接可能に設けたことを特徴とする請求項1又は4から5のいずれか1項記載の注出容器。
  7. 前記注出部材(20)の周壁(21)内にシール用フランジ(27)を設けると共に、前記垂直筒(13)の下部内からシール棒(14)を立設して、該シール棒(14)を前記シール用フランジ(27)内へ着脱自在に嵌合させたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の注出容器。
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