JP5454635B2 - イグナイタシステム - Google Patents

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Description

この発明は、縦型のパワー半導体素子を備えたパワーICを用いたイグナイタシステムに関する。
図12は、従来のイグナイタシステムの回路ブロック図である。1はスイッチ素子としてのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、3はIBGT1の電流検出用のエミッタ端子(センス用エミッタ)に接続された電流検出用の抵抗、4はIGBTのゲート抵抗である。また、31は電流制限回路,32は過熱検知回路,33はセルフシャットオフ回路である。電流制限回路31,過熱検知回路32,セルフシャットオフ回路33の動作については後述する。IGBT1と電流制限回路31,過熱検知回路32,セルフシャットオフ回路33などの保護回路は同一の半導体基板上に形成され、パワーIC101を形成する。
パワーIC101は、点火コイル103と組み合わされて内燃機関用点火装置100を構成し、点火プラグ18を有する燃焼室300、IGBT1のゲート駆動回路201などを含むエンジン制御装置(以下ECUという)200で、イグナイタシステムを構成する。
点火コイル103は、IGBT1に接続する一次コイル14と点火プラグ18に接続する二次コイル15および鉄心16で構成されている。一次コイル14に流れる電流は、IGBT1によってオン・オフ制御される。
また、ECU200は、イグナイタシステムを含む内燃機関システム全体を制御する各種制御回路で構成され、IGBT1をオン・オフ制御するゲート信号をパワーIC101へ出力するIGBT1のゲート駆動回路201を備えている。
さらに、燃料タンク400からバルブ500を経由して燃焼室300に送られる燃料もしくは燃焼ガスの流れを制御する制御回路を有する。また、ECU200は前記のパワーIC101に形成された各保護回路からの信号を受けてIGBT1をオフするゲート信号をパワーIC101へ出力する。
つぎに、イグナイタシステムの動作について説明する。IGBT1がオンすると一次コイル14に一次電流が流れ始める。この一次電流はIGBT1を通して流れる電流であるのでIGBT1のコレクタ電流と等しい。
この一次電流は、電源電圧VBと点火コイル103のインダクタンスLcによりdi/dt=VB/Lcの傾きで上昇する。この一次電流が所定の期間流れた時点で、ECU200のゲート駆動回路201からオフ信号がIGBT1のゲートに送られて、IGBT1はオフする。この所定の期間はエンジンの回転数に応じてあらかじめECUで設定されている。
IGBT1がオフすると、一次コイル14に蓄えられたエネルギーが二次コイル15に伝達されて、燃焼室300にある点火プラグ18の電圧を上昇させて点火プラグが放電する。
この放電によって、エンジン内(燃焼室300)に流れた未燃焼ガスが触媒の助けを借りて爆発的に燃焼してピストンを押し下げエンジンが動作する。この放電回数を可変することでピストンの往復運動の回数を可変し、エンジンの回転数が可変される。
以下、前記のパワーIC101に形成される保護回路について説明する。点火コイル103の一次電流をオン・オフ(通電、遮断)制御するスイッチング素子として、IGBT1が使用されている。
内燃機関用点火装置を構成するパワーIC101内には、過電流、過熱および異常通電(サージ電流)に対して下記の各保護回路が形成されている。(1)過電流に対しては、点火コイル103の一次電流を検知して、ゲート電圧を制御することにより一次電流を設定値に制限する電流制限回路31がある。この回路は、過電流による破壊を防ぐ。(2)過熱に対しては、チップの温度を検知して、検知された温度が所定の温度以上になるとゲート電圧をグランドに短絡して、一次電流を強制的に遮断する過熱検知回路32がある。この回路は、IGBTの異常発熱を防止し、IGBTが熱破壊されるのを防ぐ。チップ温度の検出はチップ内に形成されたダイオードで行なわれる。具体的には、このダイオードの順電圧降下の温度依存性を利用する。(3)異常通電に対しては、点火信号のオン時間をカウントするタイマーを設けて、点火信号が一定時間以上通電した場合に、ゲート電圧をグランドに短絡して、一次電流を強制的に遮断するタイマー式のセルフシャットオフ回路33がある。
尚、図中の電流制限回路31、過熱検知回路32およびセルフシャットオフ回路33と接続する細線矢印は信号のやり取りを示す。
これらの保護回路を用いることで、異常があった場合、IGBT1をオフし、さらにECU200からの出力信号で燃焼室300に送られる燃料(未燃焼ガス)がバルブにより停止されて、イグナイタシステムの信頼性は確保されていた。
また、特許文献1には、点火制御信号の断線あるいはショートを確実に検出し、さらに点火制御信号がオンしている間の再通電を防止するために、点火回路を一次電流の通電、遮断制御するIGBTと、そのIGBTに流れる電流を制限する電流制限回路と、異常時に一次電流の通電を強制的に遮断するサーマルシャットオフ回路と、サーマルシャットオフ回路の出力をラッチするラッチ回路とを1チップで構成することが開示されている。
特開平9−42129号公報
近年、前記の異常検知だけではなく、コイル故障を検知して、イグナイタシステムの信頼性をさらに高めることが求められるようになってきた。
コイル故障が発生すると、点火が行なわれず失火する場合が生ずる。失火が生ずると、燃焼室300に未燃焼ガスが充満し、燃焼室300にある触媒(パラジウム、白金などの貴金属)が未燃焼ガスに晒らされて酸化反応が起こり、触媒の温度が急激に上昇して触媒が溶融または劣化する。触媒が溶融したり劣化したりすると、もはや点火することが出来なくなり、イグナイタシステムの信頼性を低下させる。
コイル故障としては、一次コイルレアショート、二次コイルレアショート、二次コイル断線などがある。尚、コイルレアショートとは層状に積層されたコイル導線の被覆が破損してコイル導線同士が接触することであり、この現象が起こると点火コイルのインダクタンスが変化する。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、コイル故障による失火および触媒の溶融や劣化を防止して高信頼性化を図ることができるイグナイタシステムを提供することである。
前記の目的を達成するために、点火コイルと、点火コイルに流れる電流をオン・オフするためのスイッチング素子が集積されたパワーICと、該スイッチング素子およびエンジン制御を行なうエンジン制御装置と、燃焼室とを備えたイグナイタシステムにおいて、前記パワーICは、前記スイッチング素子のターンオフ電圧があらかじめ定めた電圧を超えている期間を検出するターンオフ電圧検出手段と、前記スイッチング素子のターンオフ電圧があらかじめ定めた電圧を超えている期間、故障検知用信号を前記エンジン制御装置に対して出力する故障検知用信号出力手段を有し、前記エンジン制御装置は前記故障検知用信号の継続期間を計測するタイマー回路と、前記故障検知用信号の継続期間が、あらかじめ設定された基準長さより短いことを判定する判定回路と、前記判定回路が、前記故障検知用信号の継続期間が前記基準長さより短いことを判定した場合、前記点火コイルの故障を判断し、前記スイッチング素子をオフ状態とする信号と前記燃焼室へ送られる燃料の供給を停止する信号を出力する停止信号出力手段とを有する構成とする。また、前記故障検知用信号出力手段は、前記スイッチング素子のターンオフ電圧があらかじめ定めた電圧を超えている期間、前記スイッチング素子のゲート電圧をプルアップされた電圧に切替える切替え手段を備え、前記タイマー回路は、前記ゲート電圧がプルアップされた電圧となっている期間を計測する構成とする。
また、前記パワーICは、外部の電源に接続するVcc端子を備え、前記故障検知用信号出力手段は、前記スイッチング素子のターンオフ電圧があらかじめ定めた電圧を超えている期間、前記Vcc端子の電圧をプルダウンされた電圧に切替える切替え手段を備え、前記タイマー回路は、前記Vcc端子電圧がプルダウンされた電圧となっている期間を計測する構成とする。
また、前記パワーICは、前記エンジン制御装置内の基準電位に接続するST端子を備え、前記故障検知用信号出力手段は、前記スイッチング素子のターンオフ電圧があらかじめ定めた電圧を超えている期間、前記ST端子の電圧をプルアップされた電圧若しくはプルダウンされた電圧に切替える切替え手段を備え、前記タイマー回路は、前記ST端子電圧がプルアップされた電圧若しくはプルダウンされた電圧となっている期間を計測する構成とする。
また、前記パワーICには低電圧回路が集積されており、前記点火コイルを動作させる主電源の電圧を電圧降下回路で降下させて、前記低電圧回路の電源として供給されるとよい。
この発明によれば、パワーIC内にコイル故障検知回路を付加することによって、コイル故障を検知し、ECUに故障信号を伝達し、IGBTをオフしてコイル電流を停止させ失火を防止する。また、それと同時に未燃焼ガス(燃料)の流れを停止させることで、触媒が未燃焼ガスに晒される時間を短くして、触媒の溶融や劣化を防止する。その結果、イグナイタシステムの信頼性を向上させることができる。
この発明の第1参考例のイグナイタシステムの回路ブロック図 図1のIGBT1とコイル故障検知回路2について説明する図であり、(a)は回路ブロック図、(b)はタイミングチャート図 この発明の第2参考例のイグナイタシステムについて説明する図であり、(a)はイグナイタシステムの回路ブロック図、(b)はタイミングチャート図、(c)は波形比較図 この発明の第3参考例のイグナイタシステムを説明する図であり、(a)はIGBT1とコイル故障検知回路2の回路ブロック図、(b)はタイミングチャート図 この発明の第4参考例のイグナイタシステムを説明する図であり、(a)はIGBT1とコイル故障検知回路2の回路ブロック図、(b)はタイミングチャート図 この発明の第5参考例のイグナイタシステムを説明する図であり、(a)はIGBT1とコイル故障検知回路2の回路ブロック図、(b)はタイミングチャート図 この発明の第1実施例のイグナイタシステムを説明する図であり、(a)はIGBT1とコイル故障検知回路2の回路ブロック図、(b)はタイミングチャート図 この発明の第2実施例のイグナイタシステムを説明する図であり、(a)はIGBT1とコイル故障検知回路2の回路ブロック図、(b)はタイミングチャート図 この発明の第3実施例のイグナイタシステムを説明する図であり、(a)はIGBT1とコイル故障検知回路2の回路ブロック図、(b)はタイミングチャート図 この発明の第6参考例のイグナイタシステムを説明する図であり、(a)はIGBT1とコイル故障検知回路2の回路ブロック図、(b)はタイミングチャート図 この発明の第7参考例のイグナイタシステムを説明する図であり、(a)はIGBT1とコイル故障検知回路2の回路ブロック図、(b)はタイミングチャート図 従来のイグナイタシステムの回路ブロック図
発明の実施の形態を以下の実施例で説明する。従来構造と同一部位には同一の符号を付した。
(参考例1)
図1は、この発明の第1参考例のイグナイタシステムの回路ブロック図である。本発明のイグナイタシステムはパワーIC101と点火コイル103からなる内燃機関用点火装置100)と、点火プラグ18がある燃焼室300およびECU200で構成される。
前記のパワーIC101はIGBT1と、各種保護回路(電流制限回路31、過熱検知回路32およびセルフシャットオフ回路33)およびコイル故障検知回路2を同一の半導体基板上に形成して構成される。
ECU200にはゲート駆動回路201やタイマー回路12が形成され、コイル故障検知回路2とタイマー回路12でコイル故障判定回路102が構成される。パワーIC101には図示しないが過電圧防止回路なども形成されている。このパワーIC101は点火コイル103に内蔵(一体化)されて内燃機関用点火装置100となる。また、パワーIC101は一つの半導体チップで作られている。
なお、コイル故障判定回路102により点火コイル103の故障が検出された際、コイル故障判定回路102の出力に基づいて、IGBT1をオフするように構成すれば、ECU200を用いなくてもよい。が、後述する燃料の供給を遮断させるなどの保護動作を同時に行うためには、コイル故障判定回路の出力をECU200へ伝送し、ECU200によって保護動作を行う。以下において、ECU200を用いた例を挙げて説明する。
図2は、図1のIGBT1とコイル故障検知回路2について説明する図であり、同図(a)はコイル故障検知回路の回路ブロック図、同図(b)はタイミングチャート図である。同図(a)の回路ブロック図では図1で示した各種保護回路31〜33は図示せずIGBT1とコイル故障検知回路2のみを示した。
同図(a)において、IGBT1のセンスエミッタと接続する抵抗3の一端はL電流検知回路8とH電流検知回路9に接続し、L電流検知回路8の出力がNMOS11のゲートと接続し、H電流検知回路9の出力がNMOS10のゲートと接続する。前記のL電流検知回路8とH電流検知回路9でコレクタ電流の立ち上がり検知回路(コイル故障検知回路2)が構成されている。このL電流検知回路とH電流検知回路がコレクタ電流の電流立ち上がりを検知する電流立ち上がり検知回路である。
NMOS10のドレインはNMOS11のゲートと接続し、NMOS11のドレインは抵抗4を介してIGBT1のゲートに接続する。IGBT1の主エミッタと抵抗3の他端とNMOS10、11のソースはグランドGNDと接続する。L電流検知回路8とH電流検知回路9の電源はゲート端子6から供給される。
前記の3つの端子はコレクタ端子5、ゲート端子6およびエミッタ端子7のことである。コレクタ端子5は内燃機関用点火装置100の内部端子であり、ゲート端子6とエミッタ端子7は外部回路と接続する内燃機関用点火装置100の端子でもある。また、図1の点火コイル103のVB端子もまた内燃機関用点火装置100の端子でもある。
同図(b)において、ゲート電圧波形とコレクタ電流波形を「正常」の場合と2つの「異常」な場合で示した。まず、左側の波形で、点火コイル103が正常な場合について説明する。
IGBT1のゲートにオン信号のゲート電圧が入力されると、コレクタ電流が流れ始め、一定のdi/dtで立ち上がる。コレクタ電流の大きさに比例してIGBT1のセンスエミッタに接続する抵抗3の電圧が上昇する。つまりコレクタ電流を抵抗3でモニタしている。コレクタ電流(実際は抵抗3の電圧)がL電流検知回路8で設定されたLレベルに達した時点で、L電流検知回路8からNMOS11のゲートにオン信号が与えられNMOS11のドレイン電圧が0.5V低下しゲート電圧は0.5Vプルダウンする。つまり、ゲート端子が0.5Vプルダウンする。ここで、ゲート電圧をプルダウンする電圧は、IGBT1のオン特性に影響を与えない範囲で選定する。すなわち、ゲート電圧をプルダウンしても、IGBT1がオン状態を維持できる程度とする必要があり、かつECU側でゲート電圧の低下が検知できる程度の電圧のプルダウンも必要である。
コレクタ電流(実際は抵抗の電圧)がH電流検知回路9で設定されたHレベルの達した時点で、H電流検知回路9からNMOS10のゲートにオン信号が与えられNMOS10はオンしてNMOS10のドレインはグランド電位になりNMOS11はオフする。NMOS11がオフするとゲート電圧が元の値に復帰し、ゲート端子6のプルダウン状態が解除される。
その後、コレクタ電流はさらに上昇し、コレクタ電流が流れ始めた時点から所定の期間過ぎた時点で、IGBT1のゲート電圧がしきい値電圧以下(例えば0V)になりIGBT1はターンオフして、図1で示した点火プラグ18が点火する。一定期間過ぎた時点で再度IGBT1がオンする。これらの一連の動作は繰り返し行なわれる。
ゲート電圧のプルダウン状態が、故障検知用信号として図1で示したECU200のタイマー回路12に伝達されて、このタイマー回路12によりプルダウン期間の長さが計測される。プルダウン期間の長さを基準の長さと比較してコイルの異常の有無を判定する。
コイル異常が発生していない正常な場合には、このプルダウン期間の長さL0はほぼ一定である。L0をあらかじめ定めたLrefL,LrefHと比較する。LrefLは、プルダウン期間の長さを正常と判断するための下限の基準値(基準下限長さ)であり、LrefHは、同じく上限の基準値(基準上限長さ)である。
コイル異常があった場合、コイルのインダクタンスが変化してそのためターンオフ時のコレクタ電圧が変化する。
図2(b)の中央の波形は、コイル異常でコレクタ電流の立ち上がりが急峻になった場合である。コイル異常でコレクタ電流の立ち上がりdi/dtが急峻になると、コレクタ電流がLレベルに達してからHレベルまで到達するまでの期間が短くなる。よって、ゲート電圧のプルダウン期間の長さが短くなり、ECU200のタイマー回路12で計測したプルダウン期間の長さL1は先の設定した長さL0より短くなる。
このプルダウン期間の長さL1をLrefL及びLrefHと比較して、L1<LrefLとなった場合、ECU200はコイル異常と判断してイグナイタシステムを停止するための信号を出力する。
図1に示した例では、ECU200のゲート駆動回路201からゲート端子6にオフ信号が与えられてIGBT1はオフし失火が防止される。それと同時にバルブ500を閉じる信号が与えられて燃料タンク400から燃焼室300に送られる燃料の供給を停止する。未燃焼ガスの流れを停止することで、未燃焼ガスに図示しない触媒が晒される時間を短くして、燃焼室300内にある触媒の溶融や劣化を防止する。こうして、イグナイタシステムの信頼性を高めることができる。
なお、燃料の遮断は、燃料タンク400からの供給を遮断してもよいし、気化した燃料と空気の混合ガスの燃焼室への供給を遮断してもよい。
つぎに、図2(b)の右側の波形は、コイル異常でコレクタ電流の立ち上がりが緩やかになった場合である。コレクタ電流の立ち上がりdi/dtは緩やかになると、ゲート電圧のプルダウン期間の長さL2が長くなる。
このプルダウン期間の長さL2をLrefL及びLrefHと比較して、L2>LrefHとなった場合、ECU200はコイル異常と判断してECU200のゲート駆動回路201から端子13を経由してゲート端子6にオフ信号が与えられてIGBT1はオフし失火が防止される。それと同時にバルブ500を閉じる信号が与えられて燃料タンク400から燃焼室300に送られる燃料の供給を停止する。未燃焼ガスの流れを停止することで、未燃焼ガスに触媒が晒される時間を短くして、燃焼室300内にある触媒の溶融や劣化を防止する。こうして、イグナイタシステムの信頼性を高めることができる。
前記したように、この第1参考例は、L電流検知回路8およびH電流検知回路9でコレクタ電流の立ち上がりをモニタする電流検知方式である。コレクタ電流が各電流検知回路8、9の閾値(Lレベル、Hレベル)に対応してゲート電圧をプルダウンする方式である。
例えば、タイミングチャートにあるように、コレクタ電流の立ち上がりを検知して、その期間の間(L0、L1、L2)、ゲート電圧を0.5V程度プルダウンする。具体的には、コレクタ電流が低い方の所定のレベル(Lレベル)に達したところでL電流検知回路8が動作して、ゲート電圧を0.5V程度プルダウンする。つぎに、コレクタ電流が高い方の所定のレベル(Hレベル)に達したところで、H電流検知回路9が動作してゲート電圧がプルダウンされるのを解放してゲート電圧を元の値に戻す。コレクタ電流が異常な立ち上がりを示す場合には、ゲート電圧のプルダウンしている期間の長さが正常な場合と異なる。
前記したように、コイル故障でコレクタ電流の立ち上がりが急峻になった場合は期間の長さが正常な期間の長さL0より短くなる。また、コレクタ電流の立ち上がりが緩やかになった場合は期間の長さは正常な期間の長L0さより長くなる。
この期間の長さL0、L1、L2をECU200内にあるタイマー回路12でカウントして異常を判定する。
この方式では、パワーICの端子はコレクタ端子5、ゲート端子6、エミッタ端子7の3端子であり、このパワーICを内蔵した内燃機関用点火装置100の端子はバッテリ電源端子であるVB端子17、ゲート端子6、エミッタ端子7の3端子である。ここでゲート端子6、エミッタ端子7は両者で共通であり、コレクタ端子5は内部の接続端子である。また、これらの端子数は従来の端子数と同じであり、これらの端子を用いて内燃機関用点火装置100はコイル故障を検知することができる。
(参考例2)
図3は、この発明の第2参考例のイグナイタシステムについて説明する図であり、同図(a)はイグナイタシステムの回路ブロック図、同図(b)はタイミングチャート図、同図(c)は波形比較図である。この例はECU200内にコイル故障を検知する機能を持たせた場合である。
第2参考例は、電圧検出方式で、ターンオフ中のコレクタ電圧をECU200にそのまま出力する方式である。コレクタ電圧波形の立ち上がりに異常があった場合には、ECU200にて直接検知する。ECU200内にコレクタ電圧の上昇(dv/dt)を検知するdv/dt検知回路19とdv/dt検知回路から出力される信号を受けてコイル異常を判定するタイマー回路12が設置されている。
コイル異常があった場合、コイルのインダクタンスが変化してIGBTのターンオフ時のコレクタ電圧の上昇(dv/dt)が変化する。
図3(b)において、左側は正常なdv/dtを示した場合であり、その値が(dv/dt)0である。中央はコイル異常で高いdv/dtを示した場合であり、その値が(dv/dt)1である。右側はコイル異常で低いdv/dtを示した場合であり、その値が(dv/dt)2である。
図3(c)は、同図(b)に示したコレクタ電圧の立ち上がりを、正常な場合と異常な場合を比較したものであり、dv/dtの検出をコレクタ電圧の検出とタイマー回路によって行う例である。あらかじめ、低い電圧レベル(VL)とこれより高い電圧レベル(VH)を定める。コレクタ電圧の検出値を低・高の各電圧レベルと比較し、比較結果を図3(a)で示したECU200のタイマー回路12に伝達する。タイマー回路12は、コレクタ電圧が低い電圧レベル(VL)に達してから、高い電圧レベル(VH)に達するまでの時間T(T0,T1,T2)を計測する。上記の計測時間Tが故障検知用信号に相当する。
このタイマー回路12により計測された時間Tの長さを基準の長さと比較してコイルの異常の有無を判定する。
コイル異常が発生していない正常な場合には、このプルダウン期間の長さT0はほぼ一定である。T0をあらかじめ定めたTrefL,TrefHと比較する。TrefLは、dv/dtの大きさ(傾き)を正常と判断するための下限の基準値(基準下限長さ)であり、TrefHは、同じく上限の基準値(基準上限長さ)である。
図3(b)の中央の波形は、コイル異常でコレクタ電圧の立ち上がりが急峻((dv/dt)1)になった場合である。コイル異常でコレクタ電圧の立ち上がりdv/dtが急峻になると、コレクタ電圧がVLレベルに達してからVHレベルまで到達するまでの期間が短くなる。よって、ECU200のタイマー回路12で計測した期間の長さT1は先の設定した長さT0より短くなる。
この期間の長さT1をTrefL及びTrefHと比較して、T1<TrefLとなった場合、ECU200はコイル異常と判断してイグナイタシステムを停止するための信号を出力する。以降の動作は第1参考例と同様である。
同様に、図3(b)の右側の波形は、コイル異常でコレクタ電流の立ち上がりが緩やかになった場合である。コレクタ電圧の立ち上がりが緩やか((dv/dt)2)になると、期間の長さT2が長くなる。
このプルダウン期間の長さT2をTrefL及びTrefHと比較して、T2>TrefHとなった場合、ECU200はコイル異常と判断してイグナイタシステムを停止するための信号を出力する。以降の動作は第1参考例と同様である。
この方式では、ゲート電圧波形に影響を及ぼさないので、コイル故障を高精度に検知することができる。
また、この方式では、パワーIC101は3端子であるが、ECU200と接続するコレクタ端子20がイグニションコイル100に必要となるため、パワーIC101を内蔵(一体化)した内燃機関用点火装置100としてはVB端子17、ゲート端子6、エミッタ端子7および新規に設置したコレクタ端子20の4端子となる。
(参考例3)
図4は、この発明の第3参考例のイグナイタシステムを説明する図であり、同図(a)はIGBT1とコイル故障検知回路2の回路ブロック図、同図(b)はタイミングチャート図である。
図2との違いは、L電流検知回路8とH電流検知回路9に印加される電圧をゲート端子6からではなく電源端子であるVcc端子21から供給されている点である。タイミングチャートは図1(b)と変わらないので説明を省く。この方式では、Vcc端子21が必要になるのでパワーIC101はコレクタ端子5、ゲート端子6、エミッタ端子7およびVcc端子21の4端子、パワーIC101を内蔵(一体化)した内燃機関用点火装置100はVB端子17、ゲート端子6、エミッタ端子7およびVcc端子21の4端子となる。
(参考例4)
図5は、この発明の第4参考例のイグナイタシステムを説明する図であり、同図(a)はIGBT1とコイル故障検知回路2の回路ブロック図、同図(b)はタイミングチャート図である。
第4参考例は、L電流検知回路8およびH電流検知回路9でコレクタ電流の立ち上がりをモニタする電流検知方式で、コレクタ電流が各電流検知回路8、9の閾値(Lレベル、Hレベル)に対応して、ゲート電圧ではなくVcc端子21の電圧(Vcc電圧)をプルダウンする方式である。このVcc端子21と接続する図示しないVcc電源は主電源VB(VB電源ともいう)とは別の低電圧電源である。Vcc端子21はECU200のタイマー回路12に接続し、プルダウンされたVcc電圧がタイマー回路12に入力されてプルダウン期間の長さが計測されてコイル故障を判定する。
ECU200におけるコイル故障の判定は、第1参考例と同様である。
この方式では、Vcc端子21を用いてプルダウン信号を図1で示したECU200のタイマー回路12に送るために、ゲート電圧波形に影響を及ぼさず、コイル故障を高精度で検知することができる。
この方式では、パワーIC101はコレクタ端子5、ゲート端子6、エミッタ端子7およびVcc端子21の4端子、パワーIC101を内蔵(一体化)した内燃機関用点火装置100はVB端子17、ゲート端子6、エミッタ端子7およびVcc端子21の4端子となる。
(参考例5)
図6は、この発明の第5参考例のイグナイタシステムを説明する図であり、同図(a)はIGBT1とコイル故障検知回路2の回路ブロック図、同図(b)はタイミングチャート図である。
第5参考例は、L電流検知回路8およびH電流検知回路9でコレクタ電流の立ち上がりをモニタする電流検知方式で、コレクタ電流が各電流検知回路8、9の閾値(Lレベル、Hレベル)に対応して、ゲート電圧をプルダウンする方式である。この方式では、図1で示したVB端子17を用いるためにパワーIC101はコレクタ端子5、ゲート端子6およびエミッタ端子の3端子、パワーIC101を内蔵(一体化)した内燃機関用点火装置100はVB端子17、ゲート端子6およびエミッタ端子7の3端子となる。
図7は、この発明の第1実施例のイグナイタシステムを説明する図であり、同図(a)はIGBT1とコイル故障検知回路25の回路ブロック図、同図(b)はタイミングチャート図である。
コイル故障検知回路25は電圧レベル検知回路23とNMOS24で構成され電圧検知方式のコイル故障検知回路である。ゲート電圧をプルアップするNMOS24はゲート端子6とVcc端子21の間に挿入され、電圧レベル検知回路23に印加される電圧はVcc端子21から供給される。ゲート電圧がLレベルの期間において、ゲート電圧をわずかに上昇させることから、ここではプルアップと称した。
ECU200におけるコイル故障の判定は、第1参考例と同様である。
なお、ゲート電圧をプルアップする電圧は、IGBT1のオン特性に影響を与えない範囲で選定する。すなわち、ゲート電圧をプルアップしても、IGBT1が誤ってオン状態とならないようにする必要がある。ここでは、0.5V程度度する。
第1実施例は、所定の電圧レベルEを検知する電圧レベル検知回路23でターンオフ中のコレクタ電圧(ターンオフ電圧)をモニタする電圧検知方式で、ターンオフ電圧が設定された所定の電圧(電圧レベル検知回路23の閾値:電圧レベルE)以上の場合、ゲート電圧をプルアップする方式である。
この方式では、Vcc端子21を用いるためにパワーICはコレクタ端子5、ゲート端子6、エミッタ端子7およびVcc端子の4端子、パワーICを内蔵(一体化)した内燃機関用点火装置はVB端子17、ゲート端子6、エミッタ端子7およびVcc端子の4端子となる。
図8は、この発明の第2実施例のイグナイタシステムを説明する図であり、同図(a)はIGBT1とコイル故障検知回路25の回路ブロック図、同図(b)はタイミングチャート図である。Vcc電圧をプルダウンするNMOS24はVcc端子21とグランドの間に挿入され、電圧レベル検知回路23に印加される電圧はVcc端子21から供給される。また、プルダウンされたVcc電圧はタイマー回路12へ伝送されてコイル故障が判定される。
ECU200におけるコイル故障の判定は、第1参考例と同様である。第2実施例は、所定の電圧レベルを検知する電圧レベル検知回路23でターンオフ電圧をモニタする電圧検知方式で、ターンオフ電圧が設定された所定の電圧以上の場合、Vcc電圧をNMOS24をオンさせてプルダウンする方式である。この方式では、第1実施例と同様に、Vcc端子21を用いるために、パワーICはコレクタ端子5、ゲート端子6、エミッタ端子7およびVcc端子21の4端子、パワーIC101を内蔵(一体化)した内燃機関用点火装置100はVB端子17、ゲート端子6、エミッタ端子7およびVcc端子21の4端子となる。
この方式では、ゲート電圧波形に影響を及ぼさないので、コイル故障を高精度に検知することができる
図9は、この発明の第3実施例のイグナイタシステムを説明する図であり、同図(a)はIGBT1とコイル故障検知回路25の回路ブロック図、同図(b)はタイミングチャート図である。
図7と違うのは、Vcc電源の代わりにVB電源を用い、このVB電源の電圧を電圧降下回路22を介して低下させて電源として用いている点である。
第3実施例は、所定の電圧レベルEを検知する電圧レベル検知回路23でターンオフ中のコレクタ電圧をモニタする電圧検知方式で、コレクタ電圧が設定された所定の電圧以上の場合、ゲート電圧をプルダウンする方式である。
ECU200におけるコイル故障の判定は、第1参考例と同様である。
この方式では、VB端子17を用いるためにパワーIC101はコレクタ端子5、ゲート端子6およびエミッタ端子7の3端子、パワーIC101を内蔵(一体化)した内燃機関用点火装置100はVB端子17、ゲート端子6およびエミッタ端子7の3端子となる。
(参考例6)
図10は、この発明の第6参考例のイグナイタシステムを説明する図であり、同図(a)はIGBT1とコイル故障検知回路2の回路ブロック図、同図(b)はタイミングチャート図である。
図10において、26はST端子であり、ECU200が内部に持つ基準電位を入力する端子である。
第6参考例は、L電流検知回路8およびH電流検知回路9でコレクタ電流の立ち上がりをモニタする電流検知方式で、コレクタ電流が各電流検知回路8、9の閾値(Lレベル、Hレベル)に対応して、ST電圧をプルダウンする方式である。
ST端子26からの信号をECU200のタイマー回路12に送りコイル故障を判定する。
ECU200におけるコイル故障の判定は、第1参考例と同様である。
ST端子26はECU200側に形成された抵抗27と接続している。ST端子26の電圧を用いているために、ゲート電圧波形に影響を及ぼさず、コイル故障を高精度で検知することができる。
この方式では、ST端子26を用いるためにパワーIC101はコレクタ端子5、ゲート端子6、エミッタ端子7およびST端子26の4端子であり、パワーIC101を内蔵(一体化)した内燃機関用点火装置100はVB端子17、ゲート端子6、エミッタ端子7およびST端子26の4端子となる。
(実施例7)
図11は、この発明の第7参考例のイグナイタシステムを説明する図であり、同図(a)はIGBT1とコイル故障検知回路2の回路ブロック図、同図(b)はタイミングチャート図である。
第7参考例は、L電流検知回路8およびH電流検知回路9でコレクタ電流の立ち上がりをモニタする電流検知方式で、コレクタ電流が各電流検知回路8、9の閾値(Lレベル、Hレベル)に対応して、ST電圧をプルアップする方式である。ST端子26からの信号をECU200のタイマー回路12に送りコイル故障を判定する。ST端子26はECU200側に形成された抵抗27と電源28に接続している。
ECU200におけるコイル故障の判定は、第1参考例と同様である。
ST端子26の電圧を用いているために、ゲート電圧波形に影響を及ぼさず、コイル故障を高精度で検知することができる。
この方式では、第7参考例と同様に、ST端子26を用いるためにパワーIC101は4端子、パワーIC101を内蔵(一体化)した内燃機関用点火装置100は4端子となる。
1 IGBT
2、25 コイル故障検知回路
3 抵抗(電流検出用)
4 抵抗(ゲート保護用)
5、20 コレクタ端子
6 ゲート端子
7 エミッタ端子
8 L電流検知回路
9 H電流検知回路
10、11、24 NMOS
12 タイマー回路
13 端子
14 一次コイル
15 二次コイル
16 鉄心
17 VB端子
18 点火プラグ
19 dv/dt検知回路
21 Vcc端子
22 電圧降下回路
23 電圧レベル検知回路
26 ST端子
27 抵抗
28 電源
31 電流制限回路
32 過熱検知回路
33 セルフシャットオフ回路
100 内燃機関用点火装置
101 パワーIC
102 コイル故障判定回路
103 点火コイル
200 ECU
201 ゲート駆動回路
300 燃焼室
400 燃料タンク
500 バルブ
VB 主電源
Vcc 電源(主電源とは別の電源)

Claims (5)

  1. 点火コイルと、点火コイルに流れる電流をオン・オフするためのスイッチング素子が集積されたパワーICと、該スイッチング素子およびエンジン制御を行なうエンジン制御装置と、燃焼室とを備えたイグナイタシステムにおいて、
    前記パワーICは、
    前記スイッチング素子のターンオフ電圧があらかじめ定めた電圧を超えている期間を検出するターンオフ電圧検出手段と、
    前記スイッチング素子のターンオフ電圧があらかじめ定めた電圧を超えている期間、故障検知用信号を前記エンジン制御装置に対して出力する故障検知用信号出力手段を有し、
    前記エンジン制御装置は、
    前記故障検知用信号の継続期間を計測するタイマー回路と、
    前記故障検知用信号の継続期間が、あらかじめ設定された基準長さより短いことを判定する判定回路と、
    前記判定回路が、前記故障検知用信号の継続期間が前記基準長さより短いことを判定した場合、前記点火コイルの故障を判断し、前記スイッチング素子をオフ状態とする信号と前記燃焼室へ送られる燃料の供給を停止する信号を出力する停止信号出力手段とを有することを特徴とするイグナイタシステム。
  2. 前記故障検知用信号出力手段は、前記スイッチング素子のターンオフ電圧があらかじめ定めた電圧を超えている期間、前記スイッチング素子のゲート電圧をプルアップされた電圧に切替える切替え手段を備え、
    前記タイマー回路は、前記ゲート電圧がプルアップされた電圧となっている期間を計測することを特徴とする請求項1に記載のイグナイタシステム。
  3. 前記パワーICは、外部の電源に接続するVcc端子を備え、
    前記故障検知用信号出力手段は、前記スイッチング素子のターンオフ電圧があらかじめ定めた電圧を超えている期間、前記Vcc端子の電圧をプルダウンされた電圧に切替える切替え手段を備え、
    前記タイマー回路は、前記Vcc端子電圧がプルダウンされた電圧となっている期間を計測することを特徴とする請求項1に記載のイグナイタシステム。
  4. 前記パワーICは、前記エンジン制御装置内の基準電位に接続するST端子を備え、
    前記故障検知用信号出力手段は、前記スイッチング素子のターンオフ電圧があらかじめ定めた電圧を超えている期間、前記ST端子の電圧をプルアップされた電圧若しくはプルダウンされた電圧に切替える切替え手段を備え、
    前記タイマー回路は、前記ST端子電圧がプルアップされた電圧若しくはプルダウンされた電圧となっている期間を計測することを特徴とする請求項1に記載のイグナイタシステム。
  5. 前記パワーICには低電圧回路が集積されており、前記点火コイルを動作させる主電源の電圧を電圧降下回路で降下させて、前記低電圧回路の電源として供給されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のイグナイタシステム。
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