JP5610454B2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンコントロールユニットから出力される点火信号に応じて、点火コイルに流れる一次電流を通電・遮断制御することで、コイル二次側に高電圧を発生させるイグナイタを備える内燃機関用点火装置に関する。
内燃機関用点火装置は、エンジンの各気筒ごとに配置され、絶縁ケース内に、一次コイル、この一次コイルの外側に配設される二次コイル、この二次コイルおよび一次コイルを磁気的に結合する鉄心からなる点火コイルと、この点火コイルの一次コイルに流れる一次電流を制御するパワートランジスタを備えるイグナイタと、を収容したユニット状に構成される。
そして、従来の内燃機関用点火装置には、ある規定以上の電流がパワートランジスタに流れるのを防ぐ過電流保護回路や、パワートランジスタの過熱を検知して、ある規定以上の温度に達したときに電流を遮断する過熱保護回路といった自己保護回路を付加し、点火コイルが異常発熱により熱破壊するのを防ぐようにしたものがある(例えば、特許文献1を参照)。また、通常、車輌側には、バッテリ電源を点火コイルに供給する電源ラインにブレードヒューズを付加しており、点火コイルが短絡故障した際の過電流を遮断するように安全対策が施されている。
特開2001−248529号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された発明におけるイグナイタの自己保護回路や、車輌側に設けられるブレードフューズは、あくまでもイグナイタ自身が正常な状態であることを前提としており、ECU(エンジンコントロールユニット)からの点火信号が連続ON状態となったり、点火コイルの巻線部が異常発熱により絶縁被膜が溶融して短絡するなど、イグナイタ以外の部分でなんらかの異常が起きた場合にのみ、保護機能が正常に働いて回路を遮断するものである。
例えば、イグナイタの駆動素子であるパワートランジスタのコレクタ−エミッタ間が外部サージ等の何らかの要因で故障し、短絡した場合や、その他のイグナイタ制御回路内で素子間短絡が生じた場合、イグナイタ自身が正常に機能していないので、イグナイタのパワートランジスタに流れる電流の制御(過電流の制限、及び電流の遮断)が不可能となる。この場合、点火コイルに電流が断続的に流れ、点火コイル巻線表面の絶縁皮膜が異常発熱により溶融し、点火コイル巻線間が短絡する可能性があり、その結果、点火コイル巻線が有する抵抗成分が無くなり、バッテリ−GND間がデッドショートする形となるので、過大な電流が流れて、点火コイル内部が異常発熱し、点火コイルは溶損、発煙に至る。最悪の場合は発火する可能性もある。
このような状況になると、通常は車輌側に設けられているブレードヒューズが溶断して過電流は遮断されることになる。しかしながら、点火コイル巻線の抵抗成分が無くならずに、車輌側のブレードヒューズが溶断しないような低い電流が流れ続けるような場合には、点火コイルの発煙が長時間にわたって継続する状態に陥る。
また、車輌側のブレードヒューズとは別に、内燃機関用点火装置内部に安全回路(ヒューズ素子等)を設けておいたとしても、溶融による巻線間短絡が生じた点火コイル巻線の抵抗成分の大きさによっては、安全回路に流れる電流が変動するため、その安全回路による回路の切断が適切に行われない可能性がある。したがって、内燃機関用点火装置内部に設ける安全回路の溶断特性の選定次第で、回路遮断が適正に行われなかったり、逆に判定条件がシビアすぎて誤作動による回路遮断が起きたりする可能性があるため、想定され得る全ての条件下で確実に点火コイルの溶損、発煙を防止するための安全回路を実現することは非常に困難である。
そこで、本発明は、イグナイタの異常時に速やかに過電流を遮断し、点火コイル巻線間の短絡等に起因する過電流による異常発熱を防止でき、安全性の高い内燃機関用点火装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、エンジンコントロールユニットから出力される点火信号に応じて、点火コイルに流れる一次電流を通電・遮断制御し、コイル二次側に高電圧を発生させるイグナイタを備える内燃機関用点火装置において、電源から点火コイルに流れる電流の経路の中に設けられ、過電流が生じたときに回路を遮断する安全回路と、前記安全回路から点火コイルを経由せずにGNDへ至るバイパス回路と、前記バイパス回路の途中に設けられ、回路の開閉を切り換えるスイッチ手段と、前記イグナイタに異常が生じた蓋然性の高い状態として予め定めたイグナイタ異常状態を検出可能で、イグナイタ異常状態の検出に基づいて、常時は開状態にある前記スイッチ手段を閉状態に切り換えさせるイグナイタ異常判定部と、を設け、前記点火コイルに電流が断続的に流れ続けるようなイグナイタの異常が生じた場合には、イグナイタ異常判定部がスイッチ手段を閉じさせてバイパス回路を機能させ、電源から流れる電流の経路をバイパス回路に切り換え、点火コイルの一次巻線には電流を流すことなく、バイパス回路を介して安全回路に過電流を安定して流すことにより、安全回路を作動させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の内燃機関用点火装置において、前記イグナイタ異常判定部は、前記一次コイルに過電流が流れる状態を検出する過電流検出手段と、前記過電流検出手段が過電流を検出している時間を監視し、その監視時間が予め定めた許容通電時間を超えることで、前記スイッチ手段を開状態から閉状態へ切り換えさせるバイパス切換信号をスイッチ手段へ出力する過電流通電時間監視手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に記載の内燃機関用点火装置において、前記安全回路、バイパス回路、スイッチ手段およびイグナイタ異常判定部は、点火コイル1個につき1個ずつ設けるものとし、異常が検出されたイグナイタに対応する点火コイルでのみ、安全回路を作動させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に記載の内燃機関用点火装置において、前記安全回路、バイパス回路およびスイッチ手段は、内燃機関の気筒毎に設置される点火コイルの全ての気筒を束ねた共通のGNDハーネスとGND接地間に設けるものとし、何れか一つの気筒に設置される点火コイルのイグナイタに異常が生じた際には、当該気筒と束ねられた全ての気筒で通電が遮断されるようにしたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に記載の内燃機関用点火装置において、前記安全回路、バイパス回路およびスイッチ手段は、内燃機関の気筒毎に設置される点火コイルの2個又は3個を束ねた共通グループ毎のGNDハーネスとGND接地間に設けるものとし、共通グループ内の何れか一つの気筒に設置される点火コイルのイグナイタに異常が生じた際には、当該気筒と束ねられた共通グループ内全ての気筒で通電が遮断されるようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、電源から点火コイルに流れる電流の経路の中に設けられ、過電流が生じたときに回路を遮断する安全回路と、前記安全回路から点火コイルを経由せずにGNDへ至るバイパス回路と、前記バイパス回路の途中に設けられ、回路の開閉を切り換えるスイッチ手段と、前記イグナイタに異常が生じた蓋然性の高い状態として予め定めたイグナイタ異常状態を検出可能で、イグナイタ異常状態の検出に基づいて、常時は開状態にある前記スイッチ手段を閉状態に切り換えさせるイグナイタ異常判定部と、を設け、前記点火コイルに電流が断続的に流れ続けるようなイグナイタの異常が生じた場合には、イグナイタ異常判定部がスイッチ手段を閉じさせてバイパス回路を機能させ、電源から流れる電流の経路をバイパス回路に切り換え、点火コイルの一次巻線には電流を流すことなく、バイパス回路を介して安全回路に過電流を安定して流すことにより、安全回路を作動させるようにしたので、イグナイタに異常が生じたときには、速やかに過電流を遮断し、点火コイル巻線間の短絡等に起因する過電流による異常発熱を防止でき、安全性の高い内燃機関用点火装置となる。
また、請求項2に係る発明によれば、前記イグナイタ異常判定部は、前記一次コイルに過電流が流れる状態を検出する過電流検出手段と、前記過電流検出手段が過電流を検出している時間を監視し、その監視時間が予め定めた許容通電時間を超えることで、前記スイッチ手段を開状態から閉状態へ切り換えさせるバイパス切換信号をスイッチ手段へ出力する過電流通電時間監視手段と、を備えるので、許容通電時間を超えて一次コイルに過電流が流れる状態をイグナイタ異常状態として検出できる。
また、請求項3に係る発明によれば、前記安全回路、バイパス回路およびスイッチ手段は、点火コイル1個につき1個ずつ設けるものとし、異常が検出されたイグナイタに対応する点火コイルでのみ、安全回路を作動させるようにしたので、異常のある点火コイルへの通電のみを選択的に遮断できる。
また、請求項4に係る発明によれば、前記安全回路、バイパス回路およびスイッチ手段は、内燃機関の気筒毎に設置される点火コイルの全ての気筒を束ねた共通のGNDハーネスとGND接地間に設けるものとし、何れか一つの気筒に設置される点火コイルのイグナイタに異常が生じた際には、当該気筒と束ねられた全ての気筒で通電が遮断されるようにしたので、接続するハーネスで纏められた全気筒の点火コイルへの通電が遮断される。
また、請求項5に係る発明によれば、前記安全回路、バイパス回路およびスイッチ手段は、内燃機関の気筒毎に設置される点火コイルの2個又は3個を束ねた共通グループ毎のGNDハーネスとGND接地間に設けるものとし、共通グループ内の何れか一つの気筒に設置される点火コイルのイグナイタに異常が生じた際には、当該気筒と束ねられた共通グループ内全ての気筒で通電が遮断されるようにしたので、接続するハーネスで纏められた共通グループに含まれる全気筒の点火コイルへの通電が遮断されるが、他のグループの点火コイルへの通電は継続される。
図1は、本発明に係る内燃機関用点火装置の一実施形態を示す概略構成図である。
次に、添付図面に基づいて、本発明に係る内燃機関用点火装置の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態に係る内燃機関用点火装置の概略は、図1に示すように、ECU(エンジンコントロールユニット)からの点火信号に応じて、点火コイル1の一次コイル1aに流れる一次電流の通電・遮断を制御するイグナイタ3を備え、このイグナイタ3の通電制御により、車輌バッテリー11からブレードフューズ12および安全回路13を介して一次コイル1aへ流れる電流を制御し、鉄心を介して磁気結合する二次コイル1bの誘起電力を制御し、点火プラグ2の放電ギャップに電気火花を発生させる。
ここで、内燃機関用点火装置は、例えば、点火コイル1の筐体内にイグナイタ3等を一体に設けると共に、溶断による不可逆性のヒューズ素子やPTCサーミスタ等の電流遮断素子から構成する安全回路13も点火コイル1やイグナイタ3と一体に設け、内燃機関用点火装置をユニット化すれば、内燃機関用点火装置としての利便性が高いものとなる。無論、これらを別体として構成しても良い。
なお、安全回路13は、車輌側に取り付けられているブレードヒューズ12の定格電流と同等、ないしはそれ以下とすることにより、ブレードヒューズ12が溶断するよりも先に安全回路13が動作する特性にしておくことが望ましい。
上記イグナイタ3はパワートランジスタ31を備え、エンジンコントロールユニットからの点火信号に応じてコレクターエミッタ間の通電・遮断が制御され、パワートランジスタ31のON時には、車輌バッテリ11から点火コイル1の一次巻線1aを通り、イグナイタ3のパワートランジスタ31からGNDまで電流が流れるので、この電流を監視すれば、一次コイル1aに過電流が流れているか否かを検出できる。
そこで、過電流検出手段4の電流検出用抵抗41をパワートランジスタ31と接地間の電流経路に配設し、一次コイル1aからイグナイタ3に流れる電流を常時監視する。イグナイタ3の内部回路がなんらかの原因で短絡故障した場合、車輌バッテリ11から一次コイル1aを通って電流が断続的に流れることとなる。この断続的な電流が電流検出抵抗41を通ることで電流検出抵抗両端に電圧が発生するので、この電圧を過電流検出用コンパレータ42のVin+に入力させる。一方、過電流検出用コンパレータ42のVin−には、過電流判定の基準となる基準電圧Vref1を入力させておき、Vin+がVin−を上回ると過電流検出用コンパレータ42の出力電圧が反転(例えば、LレベルからHレベルに変化)するのである。この過電流検出用コンパレータ42の出力信号を過電流検出信号として用いることができる。
上記のようにして過電流検出用コンパレータ42より過電流検出信号が出力されると、過電流通電時間監視手段5の計時用コンデンサ51の充電が始まる。この計時用コンデンサ51に規定の電荷が充電されるまでの期間が許容通電時間となり、計時用コンデンサ51の定数によって、許容通電時間を任意に設定することができる。そして、計時用コンデンサ51への充電が進むと許容通電時間判定用コンパレータ52のVin+に入力される電圧が、Vin−に入力される基準電圧Vref2を上回り、許容通電時間判定用コンパレータ52の出力電圧が反転(例えば、LレベルからHレベルに変化)するのである。この許容通電時間判定用コンパレータ52の出力信号をバイパス切換信号として用いることができる。
しかして、本実施形態に係る内燃機関用点火装置は、上述した安全回路13から点火コイル1を経由せずにGNDへ至るバイパス回路を設けてあり、このバイパス回路の途中には、当該回路の開閉を切り換えるスイッチ手段としてスイッチング素子6(例えば、バイポーラトランジスタ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ、MOS−FET、サイリスタ等の半導体素子)を設けてある。このスイッチング素子6は常時は開いており、上記許容通電時間判定用コンパレータ52からのバイパス切換信号が入力されることによりON動作してバイパス回路を閉じるのである。なお、バイパス回路を開閉するスイッチ手段は、半導体素子に限らず、機械式リレー等を用いても良い。
すなわち、本実施形態に係る内燃機関用点火装置において、通常は、点火コイル1の一次巻線1aからイグナイタ3のパワートランジスタ31を電流が流れているが、過電流検出手段4および過電流通電時間監視手段5よりなるイグナイタ異常判定部によりイグナイタ3の異常状態(一次コイル1aに過電流が許容時間を超えて流れた状態)が判定されると、バイパス切換信号によってスイッチング素子6が閉じることにより、バイパス回路からGNDへ電流が流れる経路に切り換えられ、安全回路13の定格電流を越える電流を確実に流し、安全回路13を動作(ヒューズ素子を用いた場合には溶断による回路切断が行われ、電流遮断素子を用いた場合は自己発熱により抵抗値が増大して流れる電流を絞り込む。)させることができる。これにより、許容時間を超える過電流によって点火コイル1の巻線が異常発熱し、溶損したり発煙したりするのを防ぐことができる。
なお、上述した実施形態では、点火コイル1の本体内にイグナイタ3、イグナイタ異常判定部、スイッチング素子6、バイパス回路、安全回路13を一体的に設けてユニット化する例を示したが、これに限らず、各々別体に構成したり、適宜な組み合わせで一体化しても構わない。例えば、イグナイタ異常判定部等を一つのユニットとして点火コイル1の外部に取り付けできるように構成しておけば、従来の点火コイル1の構造を変更することなく、容易に脱着することが可能となり、利便性の高いものとなる。
また、上述した実施形態では、安全回路13、バイパス回路およびスイッチング素子6は、点火コイル1個につき1個ずつ設けるものとし、異常が検出されたイグナイタ3に対応する点火コイル1でのみ、安全回路13を作動させるようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、内燃機関の気筒毎に設置される点火コイルの全ての気筒を束ねた共通のGNDハーネスとGND接地間に、安全回路、バイパス回路およびスイッチ手段を設けるものとし、何れか一つの気筒に設置される点火コイルのイグナイタに異常が生じた際には、当該気筒と束ねられた全ての気筒で通電が遮断されるようにし、接続するハーネスで纏められた全気筒の点火コイルへの通電が遮断されるようにしても良い。或いは、内燃機関の気筒毎に設置される点火コイルの2個又は3個を束ねた共通グループ毎のGNDハーネスとGND接地間に、安全回路、バイパス回路およびスイッチ手段を設けるものとし、共通グループ内の何れか一つの気筒に設置される点火コイルのイグナイタに異常が生じた際には、当該気筒と束ねられた共通グループ内全ての気筒で通電が遮断されるようにし、接続するハーネスで纏められた共通グループに含まれる全気筒の点火コイルへの通電は遮断されるものの、他のグループの点火コイルへの通電は継続されるようにしても良い。
以上、本発明に係る内燃機関用点火装置の実施形態を添付図面に基づいて説明したが、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない範囲で、公知既存の等価な技術手段を転用することにより実施しても構わない。
1 点火コイル
1a 一次コイル
1b 二次コイル
2 点火プラグ
3 イグナイタ
31 パワートランジスタ
4 過電流検出手段
41 電流検出用抵抗
42 過電流検出用コンパレータ
5 過電流通電時間監視手段
51 計時用コンデンサ
52 許容通電時間判定用コンパレータ
6 スイッチング素子
11 車輌バッテリー
12 ブレードフューズ
13 安全回路

Claims (4)

  1. エンジンコントロールユニットから出力される点火信号に応じて、点火コイルに流れる一次電流を通電・遮断制御し、コイル二次側に高電圧を発生させるイグナイタを備える内燃機関用点火装置において、
    電源から点火コイルに流れる電流の経路の中に設けられ、過電流が生じたときに回路を遮断する安全回路と、
    前記安全回路から点火コイルを経由せずにGNDへ至るバイパス回路と、
    前記バイパス回路の途中に設けられ、回路の開閉を切り換えるスイッチ手段と、
    前記一次コイルに過電流が流れる状態を検出する過電流検出手段、および、前記過電流検出手段が過電流を検出している時間を監視し、その監視時間が予め定めた許容通電時間を超えることで、前記スイッチ手段を開状態から閉状態へ切り換えさせるバイパス切換信号をスイッチ手段へ出力する過電流通電時間監視手段、を備えるイグナイタ異常判定部と、
    を設け、
    前記点火コイルに電流が断続的に流れ続けるようなイグナイタの異常が生じた場合には、イグナイタ異常判定部がスイッチ手段を閉じさせてバイパス回路を機能させ、電源から流れる電流の経路をバイパス回路に切り換え、点火コイルの一次巻線には電流を流すことなく、バイパス回路を介して安全回路に過電流を安定して流すことにより、安全回路を作動させるようにしたことを特徴とする内燃機関用点火装置。
  2. 前記安全回路、バイパス回路およびスイッチ手段は、点火コイル1個につき1個ずつ設けるものとし、異常が検出されたイグナイタに対応する点火コイルでのみ、安全回路を作動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
  3. 前記安全回路、バイパス回路およびスイッチ手段は、内燃機関の気筒毎に設置される点火コイルの全ての気筒を束ねた共通のGNDハーネスとGND接地間に設けるものとし、何れか一つの気筒に設置される点火コイルのイグナイタに異常が生じた際には、当該気筒と束ねられた全ての気筒で通電が遮断されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
  4. 前記安全回路、バイパス回路およびスイッチ手段は、内燃機関の気筒毎に設置される点火コイルの2個又は3個を束ねた共通グループ毎のGNDハーネスとGND接地間に設けるものとし、共通グループ内の何れか一つの気筒に設置される点火コイルのイグナイタに異常が生じた際には、当該気筒と束ねられた共通グループ内全ての気筒で通電が遮断されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
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