JP5454336B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、タイヤ赤道面を挟んで溝面積比率が異なる非対称パターンをトレッド面に有して排水性および操縦安定性を両立させる空気入りタイヤであって、かつ高速耐久性およびコニシティの悪化を抑制する空気入りタイヤに関するものである。
一般に、排水性および操縦安定性を両立させるため、タイヤ赤道面を挟んで溝面積比率が異なる非対称パターンをトレッド面に有した空気入りタイヤが知られている。かかる空気入りタイヤにおいては、車両に装着した場合の車両内側と車両外側とで溝面積比率が大きく異なると、コニシティが大きい値となり、走行中に車両が左右方向に偏るハンドル流れが発生するおそれがある。
その対策として、ベルトカバー材の配置や、ベルトの張力などを設定することで、トレッド部のパターン剛性を均一化することが考えられる。しかしながら、この対策では、非対称パターンにおいて、溝面積が小さくトレッドゴムボリュームが大きいことでパターン剛性の高い側(ヒステリシスロスによる発熱が大きい側)でのベルトカバー材による拘束力を相対的に落とす方向となるため、高速走行(例えば、Yレンジなど)での高速耐久性が要求される場合では採用が難しいことから、別の対策が望まれる。
なお、例えば、特許文献1に記載の空気入りタイヤ(空気入りラジアルタイヤ)は、トレッド部が、円筒状の主トレッドと、その両端から丸みをもって径方向内側へそれぞれ連なる補助トレッドとからなるとと共に、多数の主溝とこれらの主溝によって区分けされた陸部を有したタイヤにおいて、少なくとも主トレッドは、全体面積に対する溝部分の面積の比率によって定義されるネガティブ率が左右領域で異なるタイヤにおいて、補助トレッドの丸みをもつ輪郭の曲率半径は左右異なり、ネガティブ率の小さい主トレッド領域に連なる側が大きく形成されている。
また、例えば、特許文献2に記載の空気入りタイヤ(非対称プロファイルに非対称トレッドパターンを具えた偏平ラジアルタイヤ)は、トレッド外半面を2等分して外側ショルダー部と外側メディエイト部に分けると共に、トレッド内半面を2等分して内側ショルダー部と内側メディエイト部に分け、内側ショルダー部の曲率半径を外側ショルダー部の60〜90[%]にし、トレッド外半面の溝面積比をトレッド内半面の溝面積比より小さくしている。
また、例えば、特許文献3に記載の空気入りタイヤ(タイヤ・リムホイール組立体および空気入りタイヤ)は、タイヤ赤道面を挟んで一方のトレッド外表面と他方のトレッド外表面とは子午断面で見たときの曲率半径が異なると共に、車両外側のショルダー端までの落ち量を、車両内側のショルダー端の落ち量よりも大きく設定している。
特開平8−164715号公報 特開平9−300906号公報 特開2002−192906号公報
上述した特許文献1〜特許文献3に記載の空気入りタイヤによれば、タイヤ赤道面を挟んで溝面積比率が異なる非対称パターンをトレッド面に有した空気入りタイヤにおいて、トレッド面の曲率半径を異ならせることで、高速耐久性やコニシティの問題を改善する傾向となる。しかし、近年の車両の性能向上に伴い、さらなる高速耐久性やコニシティの問題を改善することが望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タイヤ赤道面を挟んで溝面積比率が異なる非対称パターンをトレッド面に有した空気入りタイヤにおいて、高速耐久性およびコニシティの悪化を抑制することのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤは、少なくとも1つのカーカスおよびベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径方向外側に有機繊維コードからなる補強コードがタイヤ周方向に沿って螺旋状に巻き付けられたベルトカバー層と、タイヤ赤道面を挟んで溝面積比率が異なるトレッド面を有するトレッド部とを備える空気入りタイヤにおいて、前記トレッド面は、子午断面においてタイヤ赤道面を挟んで溝面積比率の小さい側にタイヤ径方向最外位置を配置したトレッドプロファイルを有し、かつ各タイヤ幅方向最外端でのタイヤ径方向最外位置からタイヤ径方向への前記トレッドプロファイルの落ち込み量を等しく形成したことを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、タイヤ赤道面を挟んで溝面積比率が異なるトレッド面を有するトレッド部を備えたことにより、溝面積比率の大きい側(すなわち溝が多い側)で排水性能が得られると共に、溝面積比率の小さい側(すなわち溝が少なく剛性が高い側)で乾燥路面での操縦安定性が得られるため、排水性能と操縦安定性とを両立することができる。しかも、この空気入りタイヤによれば、トレッド面が、子午断面においてタイヤ赤道面を挟んで溝面積比率の小さい側、すなわちトレッド部の剛性の高い側にタイヤ径方向最外位置を配置したトレッドプロファイルを有することにより、剛性の高い側で接地圧を高くして接地領域全体として接地圧を均一化させるので、高速走行での耐久性の悪化を伴うことなく、タイヤ赤道面を挟むトレッド部の剛性差が起因となるコニシティの悪化を抑制することができる。なお、タイヤ径方向最外位置がタイヤ赤道面上にある一般的なトレッドプロファイルでは、旋回時においてコニシティの影響で期待しない疑似トーアウトまたはトーインが付く状態となるが、上記のトレッドプロファイルを適用することで疑似トーイン・トーアウトが解消されるため、操縦安定性を向上させることができる。しかも、この空気入りタイヤによれば、各タイヤ幅方向最外端でのタイヤ径方向最外位置からタイヤ径方向へのトレッドプロファイルの落ち込み量を等しく形成することにより、タイヤ赤道面を挟んだ各接地領域の接地形状を均一化させることができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記タイヤ赤道面から前記タイヤ径方向最外位置までのタイヤ幅方向寸法WAと、タイヤ赤道面から接地端までのタイヤ幅方向寸法WBとの関係が、0[%]<WA/WB≦20[%]の範囲に設定されていることを特徴とする。
WA/WBが20[%]を超えると、タイヤ径方向最外位置が接地端寄りとなるため、接地領域の接地形状、およびコニシティの調整が難しくなると共に、溝面積比率の小さい側の接地端寄りの接地圧が高くなりすぎることから、高速耐久性やコニシティが悪化する。したがって、この空気入りタイヤによれば、WA/WBを適正化することで、排水性能と操縦安定性とを両立させると共に、高速耐久性およびコニシティの悪化を抑制する効果を顕著に得ることができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記タイヤ径方向最外位置から溝面積比率の小さい側のタイヤ幅方向最外端に連なる前記トレッドプロファイルの曲率半径RSと、前記タイヤ径方向最外位置から溝面積比率の大きい側のタイヤ幅方向最外端に連なる前記トレッドプロファイルの曲率半径RLとの関係が、60[%]≦RS/RL≦100[%]の範囲に設定されていることを特徴とする。
RS/RLが60[%]未満であると、タイヤ径方向最外位置から溝面積比率の小さい側のタイヤ幅方向最外端に連なるトレッドプロファイルの曲率が小さすぎるため、接地領域の接地形状の調整が難しくなる。一方、RS/RLが100[%]以上であると、落ち込み量を等しくするためにトレッドプロファイルに屈曲点を設ける必要があり、接地領域の接地形状の調整が難しくなる。このように、接地領域の接地形状の調整が難しくなると、高速耐久性やコニシティが悪化する。したがって、この空気入りタイヤによれば、RS/RLを適正化することで、排水性能と操縦安定性とを両立させると共に、高速耐久性およびコニシティの悪化を抑制する効果を顕著に得ることができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記トレッド面の接地領域においてタイヤ赤道面を挟んだ溝面積比率[%]の差ΔGが、5≦ΔG≦15の範囲に設定されていることを特徴とする。
タイヤ赤道面を挟んだ溝面積比率の差ΔGが5未満であると、排水性能と操縦安定性との両立が困難となる。一方、タイヤ赤道面を挟んだ溝面積比率の差ΔGが15を超えると、コニシティの調整が難しくなる。したがって、この空気入りタイヤによれば、溝面積比率の差ΔGを適正化することで、排水性能と操縦安定性とを両立させると共に、高速耐久性およびコニシティの悪化を抑制する効果を顕著に得ることができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、車両への装着時に、タイヤ赤道面を挟んで車両外側のトレッド面の溝面積比率Goutが20[%]≦Gout≦30[%]の範囲に設定されていると共に、車両内側のトレッド面の溝面積比率Ginが25[%]≦Gin≦40[%]の範囲に設定され、かつ、Gout<Ginとされていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、タイヤ赤道面を挟んで車両外側のトレッド面の溝面積比率Goutを、車両内側のトレッド面の溝面積比率Ginより小さくすることで、排水性能を確保しつつ、旋回走行時の操縦安定性、特に高速走行(例えば、Yレンジなど)での操縦安定性を向上させることができる。しかも、GoutおよびGinを適正化することで、排水性能と操縦安定性とを両立させる効果を顕著に得ることができる。
本発明に係る空気入りタイヤは、タイヤ赤道面を挟んで溝面積比率が異なる非対称パターンをトレッド面に有した空気入りタイヤにおいて、高速耐久性およびコニシティの悪化を抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの平面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの子午断面でのトレッドプロファイルを示す概略図である。 図4は、本発明の実施例に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
以下の説明において、タイヤ径方向とは、空気入りタイヤ1の回転軸(図示せず)と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とは、タイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ幅方向とは、前記回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)Cに向かう側、タイヤ幅方向外側とは、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面Cから離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、前記回転軸を中心軸とする周方向である。また、タイヤ赤道面Cとは、空気入りタイヤ1の回転軸に直交すると共に、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面である。タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面C上にあって空気入りタイヤ1の周方向に沿う線をいう。本実施の形態では、タイヤ赤道線にタイヤ赤道面と同じ符号「C」を付す。
本実施の形態の空気入りタイヤ1は、乗用車に用いられるタイヤであって、特に高速走行(例えば、Yレンジなど)用として好適である。この空気入りタイヤ1は、図1に示すように、トレッド部2を有している。トレッド部2は、ゴム材からなり、空気入りタイヤ1のタイヤ径方向の最も外側で露出し、その表面(以下、トレッド面という)21が空気入りタイヤ1の輪郭となる。
トレッド面21には、タイヤ周方向に沿って延在する複数の主溝22が、タイヤ幅方向に複数並設されている。主溝22は、本実施の形態において、トレッド面21に4本設けられている。また、主溝22は、本実施の形態において、タイヤ幅方向最外側の1本が他の3本に比して溝幅が最も細く形成されている。そして、トレッド面21には、複数の主溝22により、タイヤ周方向に沿って延び、タイヤ赤道線Cと平行なリブ状の陸部23が複数(本実施の形態では5本)形成されている。また、陸部23には、タイヤ周方向にエッジ成分を有する副溝24がタイヤ周方向に複数並設されている。
副溝24は、本実施の形態において、タイヤ赤道面C上に形成された中央陸部23aでは、一側の主溝22に一端が連通し、溝幅の最も細い主溝22に向けてタイヤ幅方向に対して傾斜して延在した他端が、他側の主溝22に連通しない片端閉塞型に形成されている。
また、副溝24は、本実施の形態において、中央陸部23aのタイヤ幅方向両側の中間陸部23bでは、一側の主溝22に一端が連通し、溝幅の最も細い主溝22に向けてタイヤ幅方向に対して傾斜して延在した他端が、他側の主溝22に連通しない片端閉塞型に形成されている。
また、副溝24は、本実施の形態において、タイヤ幅方向最外側であって溝幅の最も細い主溝22により形成された一方の外側陸部23cでは、主溝22に貫通して形成され、当該外側陸部23cに隣接する中間陸部23bにてタイヤ幅方向内側端が閉塞して形成されている。この副溝24は、閉塞したタイヤ幅方向内側端が、中間陸部23bの副溝24に連通せず独立して形成されている。また、副溝24は、本実施の形態において、タイヤ幅方向最外側の他方の外側陸部23cでは、主溝22に連通せずタイヤ幅方向内側端が閉塞して形成されている。また、各外側陸部23cに設けられた副溝24のタイヤ幅方向外側の端部は、タイヤ周方向に屈曲して形成されている。なお、本実施の形態において、各外側陸部23cに形成された副溝24のタイヤ幅方向外側端の位置をトレッド部2のタイヤ幅方向最外端Eとする。
ここで、主溝22は、トレッド面21に開口する溝幅が3[mm]以上で、かつ溝深さが4[mm]以上に規定されたものをいう。また、副溝24に含まれる細溝は、トレッド面21に開口する溝幅が1.2[mm]以下に規定されたものをいう。また、副溝24に含まれるラグ溝は、主溝22および細溝の規定に属さない全てのものをいう。この溝の規定は、タイヤ新品時を基準としている。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1は、図2に示すように、トレッド部2の両側のショルダー部3と、各ショルダー部3から順次連続するサイドウォール部4およびビード部5とを有している。さらに、本実施の形態の空気入りタイヤ1は、カーカス6、ベルト層7、およびベルトカバー層8を有している。
ショルダー部3は、トレッド部2のタイヤ幅方向両外側の部位である。サイドウォール部4は、空気入りタイヤ1におけるタイヤ幅方向の最も外側に露出したものである。ビード部5は、ビードコア51とビードフィラ52とを有する。ビードコア51は、スチールワイヤであるビードワイヤをリング状に巻くことにより形成されている。ビードフィラ52は、カーカス6のタイヤ幅方向端部がビードコア51の位置で折り返されることにより形成された空間に配置されたゴム材である。
カーカス6は、少なくとも1層設けられており、各タイヤ幅方向端部が、一対のビードコア51でタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に折り返され、かつタイヤ周方向にトロイド状に掛け回されてタイヤの骨格を構成するものである。このカーカス6は、有機繊維(ナイロンやポリエステルなど)やスチールなどのコードが、コートゴムで被覆されたものである。コードは、タイヤ周方向、つまりタイヤ赤道面Cに対する角度が実質的に90[度]であって、タイヤ赤道面Cに対する90[度]を基準に−5[度]から+5[度]の範囲の角度を含む。
ベルト層7は、少なくとも1層設けられており、トレッド部2においてカーカス6の外周であるタイヤ径方向外側に配置され、カーカス6をタイヤ周方向に覆うものである。ベルト層7は、有機繊維(ナイロンやポリエステルなど)やスチールなどのコードがコートゴムで被覆されたものである。ベルト層7のコードは、タイヤ周方向、つまりタイヤ赤道面Cに対して、所定の角度をつけて配置されている。また、ベルト層7が図2に示すようにベルト71,72を有した多層構造の場合、相互にコードが交差して配置される。
ベルトカバー層8は、少なくとも1層設けられており、トレッド部2においてベルト層7の外周であるタイヤ径方向外側に配置され、ベルト層7をタイヤ周方向に覆うものである。ベルトカバー層8は、有機繊維(ナイロンやポリエステルなど)の補強コードがコートゴムで被覆されたものである。補強コードは、タイヤ周方向、つまりタイヤ赤道面Cに対する角度が実質的に0[度]であって、タイヤ赤道面Cに対する0[度]を基準に−5[度]から+5[度]の範囲の角度を含む。なお、ベルトカバー層8は、自身のタイヤ幅方向寸法よりも幅狭(例えば10mm幅)のストリップ材がタイヤ周方向に螺旋状に巻き付けられた構成とされている。
上述した空気入りタイヤ1において、本実施の形態では、トレッド部2は、タイヤ赤道面Cを挟んで溝面積比率Gが異なるトレッド面21を有している。
溝面積比率Gとは、図1に示す接地領域25において、当該接地領域25の面積(接地面積)Xに対し、トレッド面21に開口する主溝22および副溝24の総溝面積Yの比(G=Y/X×100[%])である。
接地領域25とは、空気入りタイヤ1を正規リムにリム組みし、かつ正規内圧を充填するとともに正規荷重の70%をかけたとき、この空気入りタイヤ1のトレッド面21が平坦面と接地する領域をいう。また、接地領域25のタイヤ幅方向の両最外端を接地端Tといい、図1では、接地端Tをタイヤ周方向に連続して示している。また、接地端Tのタイヤ幅方向の間隔を接地幅WTとする。
正規リムとは、JATMAで規定する「標準リム」、TRAで規定する「Design Rim」、あるいは、ETRTOで規定する「Measuring Rim」である。また、正規内圧とは、JATMAで規定する「最高空気圧」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「INFLATION PRESSURES」である。また、正規荷重とは、JATMAで規定する「最大負荷能力」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「LOAD CAPACITY」である。
また、本実施の形態では、タイヤ赤道面Cを挟んだトレッド面21の溝面積比率Gを、図1〜図3における左側領域をGL、右側領域をGRとしたとき、GL<GRとしている。すなわち、左側領域GLは、右側領域GRよりも総溝面積Yが小さく設定されている。
そして、図3に示すように、トレッド面21は、子午断面においてタイヤ赤道面Cを挟んで溝面積比率Gの小さい側(左側領域GL)に、タイヤ径方向最外位置Pを配置したトレッドプロファイルTPを有している。
タイヤ径方向最外位置Pとは、最もタイヤ径方向外側の位置であって、空気入りタイヤ1を正規リムに装着し、規定の空気圧とした無負荷状態でのタイヤ外径H(タイヤ径方向寸法)上にあるトレッドプロファイルTPの位置をいう。
さらに、トレッド面21は、各タイヤ幅方向最外端Eでのタイヤ径方向最外位置Pからタイヤ径方向へのトレッドプロファイルTPの落ち込み量DL,DRの関係をDL=DRとし、各落ち込み量DL,DRが等しく形成されている。
このように、本実施の形態の空気入りタイヤ1は、少なくとも1つのカーカス6およびベルト層7と、ベルト層7のタイヤ径方向外側に有機繊維コードからなる補強コードがタイヤ周方向に沿って螺旋状に巻き付けられたベルトカバー層8と、タイヤ赤道面Cを挟んで溝面積比率Gが異なるトレッド面21を有するトレッド部2とを備えている。そして、この空気入りタイヤ1において、トレッド面21は、子午断面においてタイヤ赤道面Cを挟んで溝面積比率Gの小さい側にタイヤ径方向最外位置Pを配置したトレッドプロファイルTPを有し、かつ各タイヤ幅方向最外端Eでのタイヤ径方向最外位置Pからタイヤ径方向へのトレッドプロファイルTPの落ち込み量DL,DRが等しく形成されている。
この空気入りタイヤ1によれば、タイヤ赤道面Cを挟んで溝面積比率Gが異なるトレッド面21を有するトレッド部2を備えたことにより、溝面積比率Gの大きい側(すなわち溝が多い側)で排水性能が得られると共に、溝面積比率Gの小さい側(すなわち溝が少なく剛性が高い側)で乾燥路面での操縦安定性が得られるため、排水性能(WET制動性)と操縦安定性(DRY操安性)とを両立することが可能になる。
しかも、この空気入りタイヤ1によれば、トレッド面21が、子午断面においてタイヤ赤道面Cを挟んで溝面積比率Gの小さい側、すなわちトレッド部2の剛性の高い側にタイヤ径方向最外位置Pを配置したトレッドプロファイルTPを有することにより、剛性の高い側で接地圧を高くして接地領域25全体として接地圧を均一化させるので、高速走行での耐久性(高速耐久性)の悪化を伴うことなく、タイヤ赤道面Cを挟むトレッド部2の剛性差が起因となるコニシティの悪化を抑制することが可能になる。また、タイヤ径方向最外位置Pがタイヤ赤道面C上にある一般的なトレッドプロファイルでは、旋回時においてコニシティの影響で期待しない疑似トーアウトまたはトーインが付く状態となるが、本実施の形態のトレッドプロファイルTPを適用することで疑似トーイン・トーアウトが解消されるため、操縦安定性を向上させることが可能である。
しかも、この空気入りタイヤ1によれば、各タイヤ幅方向最外端Eでのタイヤ径方向最外位置Pからタイヤ径方向へのトレッドプロファイルTPの落ち込み量DL,DRを等しく形成することにより、タイヤ赤道面Cを挟んだ各接地領域25の接地形状を均一化させることが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、図3に示すように、タイヤ赤道面Cからタイヤ径方向最外位置Pまでのタイヤ幅方向寸法WAと、タイヤ赤道面Cから接地端Tまでのタイヤ幅方向寸法WBとの関係が、0[%]<WA/WB≦20[%]の範囲に設定されていることが好ましい。
WA/WBが20[%]を超えると、タイヤ径方向最外位置Pが接地端T寄りとなるため、接地領域25の接地形状、およびコニシティの調整が難しくなると共に、溝面積比率Gの小さい側の接地端T寄り(ショルダー部3寄り)の接地圧が高くなりすぎることから、高速耐久性やコニシティが悪化する。したがって、この空気入りタイヤ1によれば、WA/WBを適正化することで、排水性能(WET制動性)と操縦安定性(DRY操安性)とを両立させると共に、高速耐久性およびコニシティの悪化を抑制する効果を顕著に得ることが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、図3に示すように、タイヤ径方向最外位置Pから溝面積比率Gの小さい側のタイヤ幅方向最外端Eに連なるトレッドプロファイルTPの曲率半径RSと、タイヤ径方向最外位置Pから溝面積比率Gの大きい側のタイヤ幅方向最外端Eに連なるトレッドプロファイルTPの曲率半径RLとの関係が、60[%]≦RS/RL<100[%]の範囲に設定されていることが好ましい。
RS/RLが60[%]未満であると、タイヤ径方向最外位置Pから溝面積比率Gの小さい側のタイヤ幅方向最外端Eに連なるトレッドプロファイルTPの曲率が小さすぎるため、接地領域25の接地形状の調整が難しくなる。一方、RS/RLが100[%]以上であると、落ち込み量DL,DRを等しくするためにトレッドプロファイルTPに屈曲点を設ける必要があり、接地領域25の接地形状の調整が難しくなる。このように、接地領域25の接地形状の調整が難しくなると、高速耐久性やコニシティが悪化する。したがって、この空気入りタイヤ1によれば、RS/RLを適正化することで、排水性能(WET制動性)と操縦安定性(DRY操安性)とを両立させると共に、高速耐久性およびコニシティの悪化を抑制する効果を顕著に得ることが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、トレッド面21の接地領域25においてタイヤ赤道面Cを挟んだ溝面積比率G[%]の差ΔGが、5≦ΔG≦15の範囲に設定されていることが好ましい。
タイヤ赤道面Cを挟んだ溝面積比率Gの差ΔGが5未満であると、排水性能(WET制動性)と操縦安定性(DRY操安性)との両立が困難となる。一方、タイヤ赤道面Cを挟んだ溝面積比率Gの差ΔGが15を超えると、コニシティの調整が難しくなる。したがって、この空気入りタイヤ1によれば、溝面積比率Gの差ΔGを適正化することで、排水性能(WET制動性)と操縦安定性(DRY操安性)とを両立させると共に、高速耐久性およびコニシティの悪化を抑制する効果を顕著に得ることが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、車両への装着時に、図1〜図3に示すように、上述した左側領域を車両外側とし、右側領域を車両内側として、タイヤ赤道面Cを挟んで車両外側のトレッド面21の溝面積比率Goutが20[%]≦Gout≦30[%]の範囲に設定されていると共に、車両内側のトレッド面21の溝面積比率Ginが25[%]≦Gin≦40[%]の範囲に設定され、かつ、Gout<Ginとされていることが好ましい。
この空気入りタイヤ1によれば、タイヤ赤道面Cを挟んで車両外側のトレッド面21の溝面積比率Goutを、車両内側のトレッド面21の溝面積比率Ginより小さくすることで、排水性能(WET制動性)を確保しつつ、旋回走行時の操縦安定性(DRY操安性)、特に高速走行(例えば、Yレンジなど)での操縦安定性(DRY操安性)を向上させることが可能になる。しかも、20[%]≦Gout≦30[%]、および25[%]≦Gin≦40[%]の範囲とすることで、排水性能(WET制動性)と操縦安定性(DRY操安性)とを両立させる効果を顕著に得ることが可能になる。
本実施例では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、排水性能(WET制動性)、操縦安定性(DRY操安性)、高速耐久性、およびコニシティ(ユニフォミティ:UF(コニシティ:CON))に関する性能試験が行われた(図4参照)。
この性能試験では、タイヤサイズ255/40R18の空気入りタイヤを、18×8.5Jのリムに組み付けた。
WET制動性の評価方法では、上記試験タイヤに、規定の空気圧(フロント250[kPa]/リア220[kPa])を充填し、試験車両(欧州3リットルクラスFR車)に装着した。そして、試験車両にて、WET舗装路面での走行速度100[km/h]からの制動距離を評価する。この評価は、従来例の空気入りタイヤを基準(100)とした指数値により示し、その指数値が大きいほど好ましい。
DRY操安性の評価方法では、上記試験車両にて、直線のテストコースを100[km/h]で走行しつつ走行レーンを変更した際の初期応答性を、ドライバーが官能評価により操縦安定性について従来例を基準として評価する。この場合、5人のドライバーによる評価を平均したものを評価点として従来例の空気入りタイヤを基準(100)とした指数値により示し、その指数値が大きいほど好ましい。
高速耐久性の評価方法では、上記試験タイヤに、正規内圧を充填し、正規荷重を加えて、キャンバー付高速試験機(キャンバー角:−4.0[度])により速度180[km/h]から試験開始し、10分走行毎に10[km/h]速度を増加させ、タイヤが破壊するまでの走行時間によって評価する。この評価は、従来例の空気入りタイヤを基準(100)とした指数値により示し、その指数値が大きいほど好ましい。
UF(CON)の評価方法では、上記試験タイヤに、正規内圧を充填し、正規荷重を加えて、フォースバリエーション試験機により、JASO C607の規格に基づくラジアルフォースバリエーション(RFV)を測定し、さらに、タイヤの軸方向に作用する力の平均値[N]を測定して比較する。この測定値は、数値が小さいほど好ましい。
従来例の空気入りタイヤは、タイヤ赤道面を挟んで溝面積比率が異なる非対称のトレッド面を有したものである。この従来例の空気入りタイヤは、トレッドプロファイルの落ち込み量が等しく、車両内側および車両外側の溝面積比率が規定内であるが、タイヤ径方向最外位置がタイヤ赤道面上(WA=0)に配置され規定外であり、かつトレッドプロファイルの曲率半径の関係(RS/RL)および溝面積比率差が規定外である。
比較例1の空気入りタイヤは、タイヤ赤道面を挟んで溝面積比率が等しい対称のトレッド面を有するものである。この比較例1の空気入りタイヤは、トレッドプロファイルの落ち込み量が等しく、車両内側および車両外側の溝面積比率が規定内であるが、タイヤ径方向最外位置がタイヤ赤道面上(WA=0)に配置され規定外であり、かつトレッドプロファイルの曲率半径の関係(RS/RL)および溝面積比率差が規定外である。また、比較例2の空気入りタイヤは、タイヤ赤道面を挟んで溝面積比率が異なる非対称のトレッド面を有したものである。この比較例2の空気入りタイヤは、トレッドプロファイルの落ち込み量が等しく、車両内側および車両外側の溝面積比率と溝面積比率差とが規定内であるが、タイヤ径方向最外位置が溝面積比率の大きい側に配置されて規定外であり、かつトレッドプロファイルの曲率半径の関係(RS/RL)が規定外である。
これに対し、実施例1〜実施例11の空気入りタイヤは、タイヤ赤道面を挟んで溝面積比率が異なる非対称のトレッド面を有するものであり、トレッドプロファイルの落ち込み量が等しく、かつタイヤ径方向最外位置が溝面積比率の小さい側に配置されて規定内である。そして、実施例2および実施例3の空気入りタイヤは、実施例1に対してさらにタイヤ径方向最外位置が(WA/WB)の規定の範囲内にある。また、実施例4および実施例5は、実施例1に対してさらにトレッドプロファイルの曲率半径の関係(RS/RL)が規定の範囲内である。また、実施例6および実施例7は、実施例1に対してさらに溝面積比率差が規定の範囲内である。また、実施例8は、実施例1に対してさらに溝面積比率差と、車両外側および車両内側の溝面積比率とが規定の範囲内である。また、実施例9は、実施例1に対してさらにタイヤ径方向最外位置(WA/WB)と、トレッドプロファイルの曲率半径の関係(RS/RL)とが規定の範囲内である。また、実施例10は、実施例1に対してさらにタイヤ径方向最外位置(WA/WB)と、トレッドプロファイルの曲率半径の関係(RS/RL)と、溝面積比率差とが規定の範囲内である。また、実施例11は、実施例1に対してさらにタイヤ径方向最外位置(WA/WB)と、トレッドプロファイルの曲率半径の関係(RS/RL)と、溝面積比率差と、車両外側および車両内側の溝面積比率とが規定の範囲内である。
図4の試験結果に示すように、実施例1〜実施例11の空気入りタイヤでは、それぞれ排水性能(WET制動性)と操縦安定性(DRY操安性)とを両立させると共に、高速耐久性およびコニシティが維持されていることが分かる。
以上のように、本発明に係る空気入りタイヤは、タイヤ赤道面を挟んで溝面積比率が異なる非対称パターンをトレッド面に有した空気入りタイヤにおいて、高速耐久性およびコニシティの悪化を抑制することに適している。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
21 トレッド面
22 主溝
23 陸部
23a 中央陸部
23b 中間陸部
23c 外側陸部
24 副溝
25 接地領域
3 ショルダー部
4 サイドウォール部
5 ビード部
51 ビードコア
52 ビードフィラ
6 カーカス
7 ベルト層
71,72 ベルト
8 ベルトカバー層
C タイヤ赤道面(タイヤ赤道線)
T 接地端
WT 接地幅
E タイヤ幅方向最外端
H タイヤ外径
TP トレッドプロファイル
P タイヤ径方向最外位置
DL,DR トレッドプロファイルの落ち込み量
WA タイヤ赤道面からタイヤ径方向最外位置までのタイヤ幅方向寸法
WB タイヤ赤道面から接地端までのタイヤ幅方向寸法
Y 総溝面積
G 溝面積比率
GL(Gout) 左側領域(車両外側)の溝面積比率
GR(Gin) 右側領域(車両内側)の溝面積比率
ΔG 溝面積比率の差
RS 左側領域(車両外側)のトレッドプロファイルの曲率半径
RL 右側領域(車両内側)のトレッドプロファイルの曲率半径

Claims (5)

  1. 少なくとも1つのカーカスおよびベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径方向外側に有機繊維コードからなる補強コードがタイヤ周方向に沿って螺旋状に巻き付けられたベルトカバー層と、タイヤ赤道面を挟んで溝面積比率が異なるトレッド面を有するトレッド部とを備える空気入りタイヤにおいて、
    前記トレッド面は、子午断面においてタイヤ赤道面を挟んで溝面積比率の小さい側にタイヤ径方向最外位置を配置したトレッドプロファイルを有し、かつ各タイヤ幅方向最外端でのタイヤ径方向最外位置からタイヤ径方向への前記トレッドプロファイルの落ち込み量を等しく形成したことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記タイヤ赤道面から前記タイヤ径方向最外位置までのタイヤ幅方向寸法WAと、タイヤ赤道面から接地端までのタイヤ幅方向寸法WBとの関係が、0[%]<WA/WB≦20[%]の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記タイヤ径方向最外位置から溝面積比率の小さい側のタイヤ幅方向最外端に連なる前記トレッドプロファイルの曲率半径RSと、前記タイヤ径方向最外位置から溝面積比率の大きい側のタイヤ幅方向最外端に連なる前記トレッドプロファイルの曲率半径RLとの関係が、60[%]≦RS/RL≦100[%]の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記トレッド面の接地領域においてタイヤ赤道面を挟んだ溝面積比率[%]の差ΔGが、5≦ΔG≦15の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  5. 車両への装着時に、タイヤ赤道面を挟んで車両外側のトレッド面の溝面積比率Goutが20[%]≦Gout≦30[%]の範囲に設定されていると共に、車両内側のトレッド面の溝面積比率Ginが25[%]≦Gin≦40[%]の範囲に設定され、かつ、Gout<Ginとされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
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