JP5453297B2 - オーディオミクスチャ内での音源に関する別個の知覚位置を提供する方法および装置 - Google Patents

オーディオミクスチャ内での音源に関する別個の知覚位置を提供する方法および装置 Download PDF

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Description

本開示は、音声処理に一般的に関連する。より具体的には、本開示はオーディオミクスチャでの処理音源に関連する。
本出願は、本願と共に出願され、同時に係属している出願「インテリジェントオーディオミキシング技術を利用する処理エンジンにインターフェースを提供する方法および装置」(代理人事件整理番号070589番)に関連する。
用語音声処理は、オーディオ信号の処理を指してもよい。オーディオ信号は、オーディオ(つまり人間のヒアリングの範囲内にある音)を表わす電気信号である。オーディオ信号はディジタルかアナログのいずれでもよい。
様々なタイプの装置は音声処理技術を利用してもよい。そのような装置の例は、音楽プレーヤー、デスクトップおよびラップトップコンピューター、ワークステーション、無線通信装置、無線モバイル装置、無線電話、直接の双方向通信装置、衛星ラジオ装置、インターコム装置、ラジオ放送装置、自動車、船および航空機で使用されるオンボードコンピューター、および種々様々の他の装置を含む。
ちょうどリストされたもののように多くの装置は、ユーザーにオーディオを配信する目的で音声処理技術を利用してもよい。ユーザーは、ステレオヘッドホンあるいはスピーカーのような音声出力装置を介してオーディオを聴いてもよい。音声出力装置は多数の出力チャネルを有してもよい。例えば、ステレオの出力デバイス(例えばステレオヘッドホン)は、2つの出力チャネル、すなわち、左の出力チャネルと右の出力チャネルとを有していてもよい。
いくつかの状況の下では、多数のオーディオ信号はともに合計されてもよい。この合計の結果はオーディオミクスチャと呼ばれてもよい。合計が生じる前のオーディオ信号は音源と呼ばれてもよい。上に言及されるように、本開示は音声処理に一般に関連し、特にオーディオミクスチャでの処理音源に関連する。
図1は、リスナーに対して別個の知覚位置を有する2つの音源を示す例を示す。 図2は、多数の音源の知覚区別を円滑にする装置を示す。 図2Aは、多数の音源の知覚区別を円滑にするプロセッサーを示す。 図3は、インテリジェントオーディオミキシング技術を利用する処理エンジンにインターフェースを提供する方法を示す。 図4は、図3に示される方法に対応するミーンズプラスファンクションブロックを示す。 図5は、図2に示される装置で利用されてもよい音源プロセッサーを示す。 図6は、図5に示される音源プロセッサーの1つの可能な実装を示す。 図7は、図6の音源プロセッサーでのフォアグラウンド角度制御部の1つの可能な実装を示す。 図8は、図6の音源プロセッサーでのバックグラウンド角度制御部の1つの可能な実装を示す。 図9Aは、図6の音源プロセッサーでのフォアグラウンド減衰スカラーおよびバックグラウンド減衰スカラーに関する可能な値の例を示す。 図9Bは、図6の音源プロセッサーでのフォアグラウンド減衰スカラーおよびバックグラウンド減衰スカラーに関する可能な値の例を示す。 図10は、図6の音源プロセッサーでのフォアグラウンド減衰スカラーおよびバックグラウンド減衰スカラーに関する可能な値の例を示す。 図11は、図7のフォアグラウンド角度制御部でのフォアグラウンド角度制御スカラーに関する可能な値の例を示す。 図12は、図7のフォアグラウンド角度制御部でのフォアグラウンドミキシングスカラーに関する可能な値の例を示す。 図13は、図8のバックグラウンド角度制御部でのバックグラウンドミキシングスカラーに関する可能な値の例を示す。 図14は、オーディオミクスチャ内の音源に別個の知覚位置を提供する方法を示す。 図15は、図14に示される方法に対応するミーンズプラスファンクションブロックを示す。 図16は、音源の知覚位置を変更する方法を示す。 図17は、図16に示される方法に対応するミーンズプラスファンクションブロックを示す。 図18は、単一チャネル(モノラル)オーディオ信号を処理するように構成される音源プロセッサーを示す。 図19は、図18の音源プロセッサーでのフォアグラウンド角度制御部の1つの可能な実装を示す。 図20は、ここに記述された方法を実現するために使用されてもよい装置で利用されてもよい様々な構成要素を示す。
オーディオミクスチャ内の音源に別個の知覚位置を提供する方法のための方法が開示されている。方法にしたがって、フォアグラウンド信号はフォアグラウンド信号にフォアグラウンド知覚角度を提供するために処理されてもよい。フォアグラウンド信号もフォアグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために処理されてもよい。バックグラウンド信号はバックグラウンド信号にバックグラウンド知覚角度を提供するために処理されてもよい。バックグラウンド信号もバックグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために処理されてもよい。フォアグラウンド信号およびバックグラウンド信号は合成されて出力音源になってもよい。
オーディオミクスチャ内の音源に別個の知覚位置を提供する装置も開示される。装置は、フォアグラウンド信号にフォアグラウンド知覚角度を提供するために、フォアグラウンド信号を処理するように構成されるフォアグラウンド角度制御部を含んでいてもよい。装置はまた、フォアグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、フォアグラウンド信号を処理するように構成されるフォアグラウンド減衰部を含んでいてもよい。装置はまた、バックグラウンド信号にバックグラウンド知覚角度を提供するために、バックグラウンド信号を処理するように構成されるバックグラウンド角度制御部を含んでいてもよい。装置はまた、バックグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、バックグラウンド信号を処理するように構成されるバックグラウンド減衰部を含んでいてもよい。装置はまた、フォアグラウンド信号とバックグラウンド信号とを組み合わせて出力音源にするように構成される加算器を含んでいてもよい。
コンピューター読取可能な媒体も示される。コンピューター読取可能な媒体は、オーディオミクスチャ内の音源に別個の知覚位置を提供する命令を含んでいてもよい。プロセッサーによって実行される場合、命令はプロセッサーに、フォアグラウンド信号にフォアグラウンド知覚角度を提供するために、フォアグラウンド信号を処理させてもよい。その命令はまた、プロセッサーに、フォアグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、フォアグラウンド信号を処理させてもよい。その命令はまた、プロセッサーに、バックグラウンド信号にバックグラウンド知覚角度を提供するために、バックグラウンド信号を処理させてもよい。その命令はまた、プロセッサーに、バックグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、バックグラウンド信号を処理させてもよい。その命令はまた、プロセッサーに、フォアグラウンド信号とバックグラウンド信号とを組み合わさせて出力音源にしてもよい。
オーディオミクスチャ内の音源に別個の知覚位置を提供する装置も開示される。装置は、フォアグラウンド信号にフォアグラウンド知覚角度を提供するために、フォアグラウンド信号を処理する手段を含んでいてもよい。装置はまた、フォアグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、フォアグラウンド信号を処理する手段を含んでいてもよい。装置はまた、バックグラウンド信号にバックグラウンド知覚角度を提供するために、バックグラウンド信号を処理するための手段を含んでいてもよい。装置はまた、バックグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、バックグラウンド信号を処理する手段を含んでいてもよい。装置はまた、フォアグラウンド信号とバックグラウンド信号とを組み合わせて出力音源にする手段を含んでいてもよい。
本開示はインテリジェントオーディオミキシング技術に関連する。より具体的には、本開示は、オーディオミクスチャ内の複数の音源に別個の知覚位置を提供する技術に関連し、その結果、リスナーはオーディオミクスチャを聴く間に異なる音源を区別することがよりできる可能性がある。一例だけ挙げると、第1音源はリスナーの前にある知覚位置に与えられてもよく、一方、第2音源はリスナーの後ろにある知覚位置に与えられてもよい。このように、リスナーは、彼/彼女の前にある位置から来るとして第1音源を知覚してもよく、一方、リスナーは彼/彼女の後ろにある位置から来るとして第2音源を知覚してもよい。前および後ろの位置を区別するために、リスナーに方法を提供することに加えて、異なる音源はまた異なる角度または歪度を与えてもよい。例えば、第1音源はリスナーの前および左へ知覚位置を提供してもよく、一方、第2音源はリスナーの前および右へ知覚位置を提供してもよい。異なる知覚位置でオーディオミクスチャでの異なる音源を提供することは、ユーザーがよりよく複数の音源を識別するのに役立つ可能性がある。
ここに記述される技術が利用されてもよい多くの状況がある。一例は、ユーザーが電話を受け取るとき無線通信装置のユーザーが無線通信装置で音楽を聴いている場合である。ユーザーは、音楽が電話で邪魔されることなく通話中に音楽を聴き続けることが望ましいかもしれない。別の例は、ユーザーが、音楽あるいは別のタイプのオーディオプログラムを聴いている際に、コンピューター上のインスタントメッセージング(IM)会話に参加している場合である。ユーザーは、音楽かオーディオプログラムを聴く間でさえ、IMクライアントによって再生される音を聞くことができることが望ましいかもしれない。もちろん、本開示に関係のある可能性がある他の多くの例がある。ここに記述された技術は、ユーザーがオーディオミクスチャ内の複数の音源を知覚的に識別することができることが望ましいかもしれないあらゆる状況に適用されてもよい。
上に示されるように、いくつかの状況の下では、多数のオーディオ信号はともに合計されてもよい。この合計の結果はオーディオミクスチャと呼ばれてもよい。合計が生じる前のオーディオ信号は音源と呼ばれてもよい。
音源は広帯域のオーディオ信号でもよいし、周波数解析を備えた多数の周波数成分を有していてもよい。ここに使用されるように、用語「ミキシング」は追加で2つの音源の(アナログかディジタルのいずれかの)時間領域値を組み合わせることを指す。
図1は、リスナー104に対して別個の知覚位置を持っている2つの音源102a、102bを示す一例を示す。2つの音源102a、102bはリスナー104が聴いているオーディオミクスチャの一部かもしれない。第1音源102aの知覚位置は、フォアグラウンド領域106にあり、リスナー104の左側にあるとして示される。言いかえれば、オーディオミクスチャを聴く間に、リスナー104は第1音源102aが彼/彼女の前および彼の/彼女の左側にあるとして知覚してもよい。第2音源102bの知覚位置は、リスナー104の右にバックグラウンド領域108にあることとして示される。言いかえれば、オーディオミクスチャを聴く間に、リスナー104は第2音源102bが彼/彼女の後ろおよび彼の/彼女の右側にあるとして知覚してもよい。
図1はまた、音源102の知覚位置が、ここでは知覚方位角または単に知覚角度と呼ばれるパラメーターによってどのように測定されてもよいかを示す。図1に示されるように、知覚角度は、0°の知覚角度がリスナー104の正面である知覚位置に対応するように、定義されてもよい。さらに、知覚角度は、時計回り方角に(0°に対応する)最大値360°まで増加するように定義されてもよい。この定義にしたがえば、図1に示される第1音源102aの知覚角度が、270°と360°(0°)の間にあり、図1に示される第2音源102bの知覚角度は、90°と180°の間にある。270°と360°(0°)との間または0°と90°との間の知覚角度を有する音源102の知覚位置はフォアグラウンド領域106にあり、一方、90°と270°との間の知覚角度を有する音源102の知覚位置はバックグラウンド領域108にある。
ちょうど記述された知覚角度の定義は本開示の全体にわたって使用される。しかしながら、知覚角度は異なって定義されてもよく、それでも本開示と矛盾しないかもしれない。
「フォアグラウンド領域」、「バックグラウンド領域」という用語は、図1に示される特定のフォアグラウンド領域106およびバックグラウンド領域108に限定されるべきでない。もっと正確に言えば、用語「フォアグラウンド領域」はリスナー104の前にあるエリアを一般的に示すとして解釈されるべきであり、用語「バックグラウンド領域」はリスナー104の後ろにあるエリアを一般的に示すとして解釈されるべきである。例えば、図1では、フォアグラウンド領域106およびバックグラウンド領域108は両方とも180°であることとして示される。代わりに、しかしながら、フォアグラウンド領域106は180°より大きくてもよいし、バックグラウンド領域108は180°未満であってもよい。さらにその代わり、フォアグラウンド領域106は180°未満であってもよく、バックグラウンド領域は180°より大きくてもよい。さらにその代わり、フォアグラウンド領域106およびバックグラウンド領域108の両方は180°未満であってもよい。
図2は、多数の音源202の知覚区別を円滑にする装置200を示す。装置200は処理エンジン210を含む。入力として複数の音源202’を受け取る処理エンジン210が示される。第1オーディオ部214aからの第1入力音源202a’、第2オーディオ部214bからの第2入力音源202b’および第Nオーディオ部214nからの第N入力音源202n’が図2に示される。オーディオミクスチャ212を出力する処理エンジン210が示される。リスナー104は、ステレオヘッドホンのような音声出力装置を介してオーディオミクスチャ212を聴いてもよい。
処理エンジン210はインテリジェントオーディオミキシング技術を利用するように構成されてもよい。いくつかの音源プロセッサー216を備えた処理エンジン210も示される。音源プロセッサー216はそれぞれ、入力音源202’を処理し、かつリスナー104に対する別個の知覚位置を含む音源202を出力するように構成されてもよい。特に、第1入力音源202a’を処理し、リスナー104に対する別個の知覚位置を含む第1音源202aを出力する第1音源プロセッサー216aを備える処理エンジン210が示される。第2入力音源202b’を処理し、リスナー104に対する別個の知覚位置を含む第2音源202bを出力する第2音源プロセッサー216bを備える処理エンジン210も示される。第N入力音源202n’を処理し、リスナー104に対する別個の知覚位置を含む第N音源202nを出力する第N音源プロセッサー216nを備える処理エンジン210も示される。加算器220は、音源202を組み合わせて、処理エンジン210によって出力されるオーディオミクスチャ212にしてもよい。
音源プロセッサー216の各々は、リスナー104に対する別個の知覚位置で音源202を提供する本開示に記述される方法を利用するように構成されてもよい。代わりに、音源プロセッサー216は、リスナー104に対する別個の知覚位置を音源202に提供する他の方法を利用するように構成されてもよい。例えば、音源プロセッサー216は頭部伝達関数(HRTF)に基づく方法を利用するように構成されてもよい。
図2に示される装置200はさらに制御部222を含む。制御部222は処理エンジン210にインターフェースを提供するように構成されてもよい。例えば制御部222は、要求するエンティティが制御部222を介して音源202のうちの1つ以上の知覚位置を変更するように、構成されてもよい。
図2は、新しい知覚位置へ音源202のうちの1つの知覚位置を変更するためにリクエスト224を受け取る制御部222を示す。リクエスト224は、ユーザーがボタンを押す、かかってきた電話が受信される、プログラムが開始または終了される等のような出来事によってトリガーされてもよい。リクエスト224は、その知覚位置を変更させることである特別の音源202を識別する識別子226を含む。リクエスト224はさらに、音源202の新しい知覚位置を示す。特にリクエスト224は、特に音源202の新しい知覚位置に対応する知覚角度の表示228を含む。リクエスト224はさらに、新しい知覚位置へ遷移するために所望の期間の表示230を含む。
リクエスト224を受け取ることに応じて、制御部222は、処理エンジン210に提供する1つ以上の制御信号232を生成してもよい。1以上の制御信号232は、処理エンジン210に、その現在の知覚位置から、リクエスト224に指定される新しい知覚位置までの適用可能な音源202の知覚位置を変更させるように構成されてもよい。制御部222は、1以上の制御信号232を処理エンジン210に供給してもよい。制御信号232を受け取ることに応じて、処理エンジン210(より明確には適用可能な音源プロセッサー216)は、その現在の知覚位置からリクエスト224に指定される新しい知覚位置へ適用可能な音源202の知覚位置を変更してもよい。
1つの可能な実装では、制御部222はARMプロセッサーでもよいし、処理エンジン210はディジタル信号プロセッサ(DSP)でもよい。そのような実装では、制御信号232はARMプロセッサーがDSPに送る制御コマンドでもよい。
代わりに、制御部222は応用プログラムインターフェース(API)でもよい。処理エンジン210は、プロセッサーによって実行されているソフトウエアコンポーネント(例えばアプリケーション、モジュール、ルーチン、サブルーチン、手続き、関数など)でもよい。そのような実装では、リクエスト224は、ソフトウエアコンポーネント(処理エンジン210として役立つソフトウエアコンポーネントあるいは別のソフトウエアコンポーネントのいずれか)から来てもよい。リクエスト224を送るソフトウエアコンポーネントはユーザーインターフェースの一部でもよい。
いくつかの実装では、処理エンジン210および(または)制御部222は、モバイル装置内に実装されてもよい。モバイル装置のいくつかの例は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピューター、スマートフォン、ポータブルメディアプレイヤー、携帯型のゲーム機などを含む。
図2Aは、複数の音源202Aの知覚区別を円滑にするプロセッサー201Aを示す。プロセッサー201Aは音源部エンジン210Aを含む。入力として多数の音源202A’を受け取る音源部エンジン210Aが示される。特に、第1オーディオ部214A(1)からの第1入力音源202A(1)’、第2オーディオ部214A(2)からの第2入力音源202A(2)’および第Nオーディオ部214A(N)からの第N入力音源202A(N)’が図2Aに示される。オーディオミクスチャ212Aを出力する音源部エンジン210Aが示される。リスナー104はステレオヘッドホンのような音声出力装置を介してオーディオミクスチャ212Aを聴いてもよい。
音源部エンジン210Aはインテリジェントオーディオミキシング技術を利用するように構成されてもよい。いくつかの音源部216Aを備える音源部エンジン210Aがさらに示される。音源部216Aはそれぞれ、入力音源202A’を処理し、かつリスナー104に対する別個の知覚位置を含む音源202Aを出力するように構成されてもよい。特に、第1入力音源202A(1)’を処理し、リスナー104に対する別個の知覚位置を含む第1音源202A(1)を出力する第1音源部216A(1)を備える音源部エンジン210Aが示される。第2入力音源202A(2)’を処理し、リスナー104に対する別個の知覚位置を含む第2音源202A(2)を出力する第2音源部216A(2)を備える音源部エンジン210Aも示される。第N入力音源202A(N)’を処理し、リスナー104に対する別個の知覚位置を含む第N音源202A(N)を出力する第N音源部216A(N)を備える音源部エンジン210Aも示される。加算器220Aは、複数の音源202Aを組み合わせて、音源部エンジン210Aによって出力されるオーディオミクスチャ212Aにしてもよい。
音源部216の各々は、リスナー104に対する別個の知覚位置を音源202Aに提供するために本開示に記述される方法を利用するように構成されてもよい。代わりに音源部216Aは、リスナー104に対する別個の知覚位置を音源202Aに提供する他の方法を利用するように構成されてもよい。例えば音源部216Aは、頭部伝達関数(HRTF)に基づく方法を利用するように構成されてもよい。
図2Aに示されるプロセッサー201Aはさらに、制御部222Aを含む。制御部222Aは音源部エンジン210Aにインターフェースを提供するように構成されてもよい。例えば制御部222Aは、要求するエンティティが制御部222Aを介して音源202Aのうちの1つ以上の知覚位置を変更するように、構成されてもよい。
図2Aは、音源202Aのうちの1つの知覚位置を新しい知覚位置へ変更するためにリクエスト224Aを受け取る制御部222Aを示す。リクエスト224Aは、その知覚位置を変更させることである特別の音源202Aを識別する識別子226Aを含む。リクエスト224Aはさらに、音源202Aの新しい知覚位置を示す。リクエスト224Aは特に、音源202Aの新しい知覚位置に対応する知覚角度の表示228Aを含む。リクエスト224Aはさらに、新しい知覚位置へ遷移するための所望の期間の表示230Aを含む。
リクエスト224Aを受け取ることに応じて、制御部222Aは、音源部エンジン210Aに提供するために1以上の制御信号232Aを生成してもよい。1以上の制御信号232Aは、音源部エンジン210Aに、その現在の知覚位置からリクエスト224Aで指定される新しい知覚位置へ適用可能な音源202Aの知覚位置を変更させるように構成されてもよい。制御部222Aは音源部エンジン210Aに制御信号232Aを供給してもよい。1以上の制御信号232Aを受け取ることに応じて、音源部エンジン210A(より明確には適用可能な音源部216A)は、その現在の知覚位置からリクエスト224Aで指定される新しい知覚位置へ適用可能な音源202Aの知覚位置を変更してもよい。
図3は、インテリジェントオーディオミキシング技術を利用する処理エンジン210にインターフェースを提供する方法300を示す。図に示した方法300は、図2に示される装置200で制御部222によって行なわれてもよい。
方法300にしたがって、音源202の知覚位置を変更するリクエスト224は、受信されてもよい302。新しい知覚位置に関連している処理エンジン210のパラメーターの値は、判定されてもよい304。コマンドは、新しい値にパラメーターを設定するために生成されてもよい306。1以上の制御信号232は生成されてもよい308。1以上の制御信号232はパラメーターを新しい値に設定するコマンドを含んでいてもよく、このように1以上の制御信号232は処理エンジン210に、その現在の知覚位置からリクエスト224に指定される新しい知覚位置へ音源202の知覚位置を変更させるように構成されてもよい。1以上の制御信号232は処理エンジン210に供給されてもよい310。1以上の制御信号232を受け取ることに応じて、処理エンジン210は、新しい知覚位置へ音源202の知覚位置を変更してもよい。
上に記述された図3の方法は、図4に例証される、対応するミーンズプラスファンクションブロックによって行なわれてもよい。言いかえれば、図3に例証される302から310は、図4に例証される402から410に対応する。
図5は、図2に示される装置200で利用されてもよい音源プロセッサー516を示す。音源プロセッサー516はオーディオミクスチャ212内の音源202の知覚位置を変更するように構成されてもよい。これは、入ってくる入力音源202’の個別のフォアグラウンド処理およびバックグラウンド処理によって遂行されてもよい。より具体的には、音源プロセッサー516は、入ってくる入力音源202’を2つの信号、すなわちフォアグラウンド信号とバックグラウンド信号とへ分離してもよい。その後、フォアグラウンド信号およびバックグラウンド信号は別々に処理されてもよい。言いかえれば、バックグラウンド信号が処理される方法と比較して、フォアグラウンド信号が処理される方法との少なくとも1つの違いがあってもよい。
フォアグラウンド信号を処理するためのフォアグラウンド角度制御部534およびフォアグラウンド減衰部536を備える音源プロセッサー516が示される。バックグラウンド信号を処理するためのバックグラウンド角度制御部538およびバックグラウンド減衰部540を備える音源プロセッサー516も示される。
フォアグラウンド角度制御部534は、フォアグラウンド信号がフォアグラウンド領域106内の知覚角度を含むように、フォアグラウンド信号を処理するように構成されてもよい。この知覚角度はフォアグラウンド知覚角度と呼ばれてもよい。フォアグラウンド減衰部536は、フォアグラウンド信号に関する減衰の所望のレベルを提供するために、フォアグラウンド信号を処理するように構成されてもよい。
バックグラウンド角度制御部538は、バックグラウンド信号がバックグラウンド領域108内の知覚角度を含むように、バックグラウンド信号を処理するように構成されてもよい。この知覚角度はバックグラウンド知覚角度と呼ばれてもよい。バックグラウンド減衰部540は、バックグラウンド信号に関する減衰の所望のレベルを提供するために、バックグラウンド信号を処理するように構成されてもよい。
フォアグラウンド角度制御部534、フォアグラウンド減衰部536、バックグラウンド角度制御部538、およびバックグラウンド減衰部540は、音源202に関する知覚位置を提供するためにともに機能してもよい。例えば、フォアグラウンド領域106内にある知覚位置を提供するために、バックグラウンド減衰部540はバックグラウンド信号を減ずるように構成されてもよく、一方、フォアグラウンド減衰部536が、フォアグラウンド信号が減じられずに通過することを可能にするように構成されていてもよい。フォアグラウンド角度制御部534は、フォアグラウンド領域106内で適切な知覚角度を提供するように構成されてもよい。反対に、バックグラウンド領域108内にある知覚位置を提供するために、フォアグラウンド減衰部536はフォアグラウンド信号を減ずるように構成されてもよく、一方、バックグラウンド減衰部540が、バックグラウンド信号が減じられずに通過することを可能にするように構成されていてもよい。バックグラウンド角度制御部538は、バックグラウンド領域108内で適切な知覚角度を提供するように構成されてもよい。
図5はさらに、制御部522によって音源プロセッサー516へ送られている制御信号532を示す。これらの制御信号532は、図2の装置200に示される制御装置210によって送られてもよい制御信号232の例である。
上に示されるように、制御部522は、音源202の知覚位置を変更するためにリクエスト224を受け取ることに応じて、制御信号532を生成してもよい。制御信号532を生成する部分として、制御部522は、処理エンジン210(より明確には音源プロセッサー516)に関連したパラメーターに関する新しい値を判定するように構成されてもよい。制御信号532はパラメーターを新しい値に設定するためのコマンドを含んでもよい。
フォアグラウンド角度制御コマンド542、フォアグラウンド減衰コマンド544、バックグラウンド角度制御コマンド546、およびバックグラウンド減衰コマンド548を備える制御信号532が示される。フォアグラウンド角度制御コマンド542は、フォアグラウンド角度制御部534に関連したパラメーターを設定するためのコマンドでもよい。フォアグラウンド減衰コマンド544は、フォアグラウンド減衰部536に関連したパラメーターを設定するためのコマンドでもよい。バックグラウンド角度制御コマンド546は、バックグラウンド角度制御部538に関連したパラメーターを設定するためのコマンドでもよい。バックグラウンド減衰コマンド548は、バックグラウンド減衰部540に関連したパラメーターを設定するためのコマンドでもよい。
図6は音源プロセッサー616を示す。音源プロセッサー616は、図5に示される音源プロセッサー516の1つの可能な実装である。
入力音源602’を受け取る音源プロセッサー616が示される。入力音源602’は、2つのチャネル、すなわち左チャネル602a’および右チャネル602b’を備えたステレオ音源である。2つの信号、すなわちフォアグラウンド信号650およびバックグラウンド信号652へ分離される入力音源602’が示される。2つのチャネル、すなわち左チャネル650aおよび右チャネル650bを備えるフォアグラウンド信号650が示される。同様に、2つのチャネル、すなわち左チャネル652aおよび右チャネル652bを備えるバックグラウンド信号652が示される。フォアグラウンドパスに沿って処理されるフォアグラウンド信号が示され、一方、バックグラウンドパスに沿って処理されるバックグラウンド信号が示される。
2つのローパスフィルタ(LPF)662および664によって処理される、バックグラウンド信号652の左チャネル652aおよび右チャネル652bが示される。その後、遅延線666によって処理される、バックグラウンド信号652の右チャネル652bが示される。遅延線666の長さは比較的短くてもよい(例えば10ミリセカンド)。先行音効果により、遅延線666によってもたらされた両耳間時間差(ITD)は、両方のチャネル652a、652bが同じレベルに設定される場合、音像歪み(つまり、中心にあるように音は知覚されない)をもたらすかもしれない。その後、これを是正するために、両耳間強度差(IID)減衰部668によって処理される、バックグラウンド信号652の左チャネル652aが示される。IID減衰部668の利得は、サンプリングレートおよび遅延線666の長さによって調整されてもよい。LPF662、664、遅延線666、およびIID減衰部668によって行われる処理は、バックグラウンド信号652がフォアグラウンド信号650よりも拡散して聞こえるようにしてもよい。
フォアグラウンド角度制御部634を備える音源プロセッサー616が示される。上に示されるように、フォアグラウンド角度制御部634はフォアグラウンド信号650に関するフォアグラウンド知覚角度を提供するように構成されてもよい。さらに、入力音源602’がステレオ音源であるので、フォアグラウンド角度制御部634はまた、フォアグラウンド信号650の左チャネル650aおよび右チャネル650bの内容のバランスをとるように構成されてもよい。これは、フォアグラウンド信号650が設定される任意の知覚角度に関して、フォアグラウンド信号650の左チャネル650aおよび右チャネル650bの内容を保存する目的で行われてもよい。
バックグラウンド角度制御部638を備える音源プロセッサー616も示される。上に示されるように、バックグラウンド角度制御部638はバックグラウンド信号652に関するバックグラウンド知覚角度を提供するように構成されてもよい。さらに、入力音源602’がステレオ音源であるので、バックグラウンド角度制御部638もバックグラウンド信号652の左チャネル652aおよび右チャネル652bの内容のバランスをとるように構成されてもよい。これは、バックグラウンド信号652が設定される任意の知覚角度に関して、バックグラウンド信号652の左チャネル652aおよび右チャネル652bの内容を保存する目的で行われてもよい。
フォアグラウンド減衰部636を備える音源プロセッサー616も示される。上に示されるように、フォアグラウンド減衰部636はフォアグラウンド信号650に減衰の所望のレベルを提供するために、フォアグラウンド信号650を処理するように構成されてもよい。2つのスカラー654および656を備えるフォアグラウンド減衰部636が示される。まとめて、これらのスカラー654および656はフォアグラウンド減衰スカラー654および656と呼ばれてもよい。
バックグラウンド減衰部640を備える音源プロセッサー616も示される。上に示されるように、バックグラウンド減衰部640は、バックグラウンド信号652に減衰の所望のレベルを提供するために、バックグラウンド信号652を処理するように構成されてもよい。2つのスカラー658および660を備えるバックグラウンド減衰部640が示される。まとめて、これらのスカラー658および660は、バックグラウンド減衰スカラー658および660と呼ばれてもよい。
フォアグラウンド減衰スカラー654および656の値は、フォアグラウンド信号650に関する減衰の所望のレベルを達成するために設定されてもよい。同様に、バックグラウンド減衰スカラー658および660の値は、バックグラウンド信号652に関する減衰の所望のレベルを達成するために設定されてもよい。例えば、完全にフォアグラウンド信号650を減ずるために、フォアグラウンド減衰スカラー654および656は最小値(例えば0)に設定されてもよい。対照的に、フォアグラウンド信号650が減じられずに通過することを可能にするために、これらのスカラー654および656は最大値(例えば1)に設定されてもよい。
バックグラウンド信号652の左チャネル652aとフォアグラウンド信号650の左チャネル650aとを組み合わせる加算器670が示される。出力音源602の左チャネル602aを出力する加算器670が示される。バックグラウンド信号652の右チャネル652bとフォアグラウンド信号650の右チャネル650bとを組み合わせる別の加算器672が示される。出力音源602の右チャネル602bを出力するこの加算器672が示される。
音源プロセッサー616は、個別のフォアグラウンド処理およびバックグラウンド処理が、音源602の知覚位置を変更するために、どのように実行されてもよいかを例証する。2つの信号、すなわちフォアグラウンド信号650およびバックグラウンド信号652へ分離している入力音源602’が示される。その後、フォアグラウンド信号650とバックグラウンド信号652は別々に処理される。言いかえれば、バックグラウンド信号652が処理される方法と比較して、フォアグラウンド信号650が処理される方法との違いがある。図6に示される特定の差は、フォアグラウンド信号650がフォアグラウンド角度制御部634およびフォアグラウンド減衰部636で処理され、一方、バックグラウンド信号652がバックグラウンド角度制御部638およびバックグラウンド減衰部640で処理されるということである。さらに、バックグラウンド信号652は、バックグラウンド信号がフォアグラウンド信号よりも拡散して聞こえる状態にする部品(すなわち、ローパスフィルタ662、664、遅延線666およびIID減衰部668)で処理され、一方、フォアグラウンド信号650はこれらのコンポーネントで処理されない。
図6の音源プロセッサー616は、個別のフォアグラウンド処理およびバックグラウンド処理が音源602の知覚位置を変更するために実行されてもよい1つの方法の単に一例に過ぎない。個別のフォアグラウンド処理およびバックグラウンド処理は図6に示されるものとは異なっている部品を使用して達成されてもよい。「個別のフォアグラウンドおよびバックグラウンド処理」の言い回しは、図6に示される特定の部品および配置に限定されることとして解釈されるべきでない。代わりに、個別のフォアグラウンドおよびバックグラウンド処理は、入力音源602’がフォアグラウンド信号650とバックグラウンド信号652へと分離され、バックグラウンド信号652が処理される方法と比較して、フォアグラウンド信号650が処理される方法との少なくとも1つの違いがあることを意味する。
図7はフォアグラウンド角度制御部734を示す。フォアグラウンド角度制御部734は、図6の音源プロセッサー616でのフォアグラウンド角度制御部634の1つの可能な実装である。2つの入力を備えるフォアグラウンド角度制御部734が示される:フォアグラウンド信号750の左チャネル750aおよびフォアグラウンド信号750の右チャネル750bである。
上に示されるように、フォアグラウンド角度制御部734は、フォアグラウンド信号750の左チャネル750aおよび右チャネル750bの内容のバランスをとるように構成されてもよい。これは、フォアグラウンド信号750の左チャネル750aおよび右チャネル750bの内容を2つの信号774a、774bへ再分配することによって遂行されてもよい。これらの信号774a、774bは内容バランス信号(content-balanced signals)774a、774bと呼ばれてもよい。内容バランス信号774a、774bは両方とも、フォアグラウンド信号750の左チャネル750aおよび右チャネル750bの内容の実質的に等しい混合を含んでいてもよい。内容バランス信号774と互いを区別するために、ある内容バランス信号774aは左内容バランス信号774aと呼ばれてもよく、一方、他の内容バランス信号774bは右内容バランス信号774bと呼ばれてもよい。
ミキシングスカラー776は、フォアグラウンド信号750の左チャネル750aおよび右チャネル750bの内容を2つの内容バランス信号774a、774bに再分配するために使用される。図7では、これらのミキシングスカラー776は、g_L2Lスカラー776a、g_R2Lスカラー776b、g_L2Rスカラー776c、およびg_R2Rスカラー776dとしてラベル付けされる。左内容バランス信号774aは、g_L2Lスカラー776aを掛けた左チャネル750a、およびg_R2Lスカラー776bを掛けた右チャネル750bを含んでいてもよい。右内容バランス信号774bは、g_R2Rスカラー776dを掛けた右チャネル750b、およびg_L2Rスカラー776cを掛けた左チャネル750aを含んでいてもよい。
上に示されるように、フォアグラウンド角度制御部734はまた、フォアグラウンド信号750にフォアグラウンド領域106内の知覚角度を提供するように構成されてもよい。これは2つのスカラー778の使用を通じて遂行されてもよく、それはフォアグラウンド角度制御スカラー778と呼ばれてもよい。図7では、これらのフォアグラウンド角度制御スカラー778は、g_Lスカラー778aおよびg_Rスカラー778bとしてラベル付けされる。左内容バランス信号774aは、g_Lスカラー778aを掛けられてもよく、右内容バランス信号774bはg_Rスカラー778bを掛けられてもよい。
270°と0°との間の知覚角度(つまりフォアグラウンド領域106の左側)を達成するために、右内容バランス信号774bが左内容バランス信号774aより非常に減じられるように、フォアグラウンド角度制御スカラー778の値は設定されてもよい。反対に、0°と90°の間の知覚角度位置(つまりフォアグラウンド領域106の右側)を達成するために、左内容バランス信号774aが右内容バランス信号774bより非常に減じられるように、フォアグラウンド角度制御スカラー778の値は設定されてもよい。リスナー104(0°)の前に直接ある知覚位置を達成するために、左内容バランス信号774aおよび右内容バランス信号774bが等しく減じられるように、フォアグラウンド角度制御スカラー778の値は設定されてもよい。
図8はバックグラウンド角度制御部838を示す。バックグラウンド角度制御部838は、図6の音源プロセッサー616でのバックグラウンド角度制御部638の1つの可能な実装である。2つの入力を備えるバックグラウンド角度制御部838が示される:バックグラウンド信号852の左チャネル852aおよびバックグラウンド信号852の右チャネル852bである。
上に示されるように、バックグラウンド角度制御部838はバックグラウンド信号852の左チャネル852aおよび右チャネル852bの内容のバランスをとるように構成されてもよい。これは、バックグラウンド信号852の左チャネル852aおよび右チャネル852bの内容の、2つの内容バランス信号880への再分配により遂行されてもよく、それは左内容バランス信号880aおよび右内容バランス信号880bと呼ばれてもよい。内容バランス信号880a、880bは、両方とも左チャネル852aの内容およびバックグラウンド信号852の右チャネル852bの実質的に等しい混合を含んでいてもよい。
ミキシングスカラー882は、バックグラウンド信号852の右チャネル852bおよび左チャネル852aの内容を、2つの内容バランス信号880a、880bへ再分配するために使用されてもよい。図8では、これらのミキシングスカラーは、g_L2Lスカラー882a、g_R2Lスカラー882b、g_L2Rスカラー882cおよびg_R2Rスカラー882dとしてラベル付けされる。左内容バランス信号880aは、g_L2Lスカラー882aを掛けた左チャネル852a、およびg_R2Lスカラー882bを掛けた右チャネル852bを含んでいてもよい。右内容バランス信号880bは、g_R2Rスカラー882dを掛けた右チャネル852b、およびg_L2Rスカラーを882c掛けた左チャネル852aを含んでいてもよい。
上に示されるように、バックグラウンド角度制御部838も。バックグラウンド信号852に、バックグラウンド領域108内の知覚角度を提供するように構成されてもよい。これは、これらのスカラー882がさらに、バックグラウンド信号852の左チャネル852aおよび右チャネル852bの内容を再分配する機能に加えて、バックグラウンド信号882に知覚角度を提供する機能を行なうように、4つのミキシングスカラー882の値を調整することにより遂行されてもよい。このように、(図7に示されるフォアグラウンド角度制御部734でのg_Lスカラー778aおよびg_Rスカラー778bのような)専用角度制御スカラーなしのバックグラウンド角度制御部838が示される。ミキシングスカラー882はミキシング/角度制御スカラー882と呼ばれてもよい。なぜならば、それらがこれらの機能を両方とも行なってもよいからである。ミキシング/角度制御スカラー882はミキシングおよび角度制御機能の両方を行なうことができてもよい。なぜならば、バックグラウンド領域108に処理することに関して、音は既に拡散されていて、その結果、フォアグラウンド領域106でのように正確に音像を提供する必要がないからである。
図9Aは、図6に示される音源プロセッサー616でのフォアグラウンド減衰スカラー654、656、およびバックグラウンド減衰スカラー658、660の値が、音源202の知覚位置がフォアグラウンド領域106での現在の位置からバックグラウンド領域108での新しい位置へ変更される時間とともに、どのように切り替わってもよいかを示す。図9Bは、フォアグラウンド減衰スカラー654、656、およびバックグラウンド減衰スカラー658、660の値が、音源202の知覚位置がバックグラウンド領域108での現在の位置からフォアグラウンド領域106での新しい位置へ変更される時間とともに、どのように切り替わってもよいかを示す。
上に示されるように、制御部522が音源プロセッサー516へ送る制御信号532は、フォアグラウンド減衰コマンド544とバックグラウンド減衰コマンド548とを含んでいてもよい。フォアグラウンド減衰コマンド544は、図9Aおよび9Bに示される値にしたがって、フォアグラウンド減衰スカラー654および656の値を設定するためのコマンドを含んでもよい。フォアグラウンド減衰コマンド544は、適切に、フォアグラウンド減衰スカラー654および656の値を、徐々に減少させてもよいし(図9A)、または徐々に増加させてもよい(図9B)。バックグラウンド減衰コマンド548は、図9Aおよび9Bに示される値にしたがって、バックグラウンド減衰スカラー658および660の値を設定するためのコマンドを含んでもよい。バックグラウンド減衰コマンド548は、適切に、バックグラウンド減衰スカラー658および660の値を、徐々に増加させてもよいし(図9A)、または徐々に減少させてもよい(図9B)。
図9Aおよび図9Bに示されるフォアグラウンド減衰スカラー654、656、およびバックグラウンド減衰スカラー658、660の値は、例だけである。これらのスカラー654、656、658、660に関する他の値が使用されてもよい。例えば、フォアグラウンド左スカラー654およびフォアグラウンド右スカラー656に関する値は切り替えることもありえ、バックグラウンド左スカラー658およびバックグラウンド右スカラー660に関する値は切り替えることもあり得る。これは、フォアグラウンドとバックグラウンドとの間の遷移を、「反対側」に現れさせてもよい、すなわち値が上述のように切り替わる場合、図9Aおよび9Bに示されるような値を有する左側遷移が右側遷移になってもよい。しかしながら、音は全体として厳密な左右ミラーではないかもしれない。なぜならば、制御部522は、実行する180°より小さい円弧を自動的に選択するように構成されてもよいからである。例えば、120°から270°への遷移を考慮する。この種の遷移については、図9Aおよび9Bの中で示される値は、音の空間の左側でアーク状の移動をするだろう。もし上に記述されるように、値が切り替われば、アークは代わりに右側に沿っているが、さらに120°からスタートし270°で終了するだろう。
図10は、音源202の知覚位置がフォアグラウンド領域106内、あるいはバックグラウンド領域108内で変化する場合、図6に示される音源プロセッサー616でのフォアグラウンド減衰スカラー654、656およびバックグラウンド減衰スカラー658、660に関する可能な値の例を示すテーブル1084である。このテーブル1084からわかるように、フォアグラウンド減衰スカラー654、656およびバックグラウンド減衰スカラー658、660の値は、これらのタイプの遷移の間、変化しない。
テーブル1084は、音源202の知覚位置がフォアグラウンド領域106の現在の位置からフォアグラウンド領域106にある新しい位置へ変更される場合、フォアグラウンド減衰スカラー654、656、およびバックグラウンド減衰スカラー658、660に関する値の例を示すカラム1086を含む。別のカラム1088は、音源202の知覚位置がバックグラウンド領域108での現在の位置からバックグラウンド領域108にある新しい位置へ変更される場合、フォアグラウンド減衰スカラー654、656、およびバックグラウンド減衰スカラー658、660に関する値の例を示す。
図11は、フォアグラウンド領域106内での可能な知覚位置(つまり270°から360°、および0°から90°)に比較して、図7に示されるフォアグラウンド角度制御部734でのフォアグラウンド角度制御スカラー778a、778bに関する可能な値の例を示すグラフ1190である。フォアグラウンド角度制御スカラー778a、778bは、g_Lスカラー778aおよびg_Rスカラー778bとしてラベル付けされる。これらのラベルは、図7でのフォアグラウンド角度制御スカラー778a、778bに提供されるラベルに対応する。
上に示されるように、制御部522が音源プロセッサー516へ送る制御信号532は、フォアグラウンド角度制御コマンド542を含んでいてもよい。フォアグラウンド角度制御コマンド542は、図11に示される値にしたがって、フォアグラウンド角度制御スカラー778a、778bの値を設定するためのコマンドを含んでもよい。知覚位置がバックグラウンド領域108からフォアグラウンド領域106に変化している場合、フォアグラウンド角度制御コマンド542は直ちにフォアグラウンド角度制御スカラー778a、778bを、フォアグラウンド領域106での音源202の新しい知覚位置に対応する値に設定するように構成されてもよい。知覚位置がフォアグラウンド領域106内で変化している場合、フォアグラウンド角度制御コマンド542は、徐々にフォアグラウンド角度制御スカラー778a、778bの値を、現在の知覚位置に対応する値から新しい知覚位置に対応する値まで遷移させるように構成されてもよい。
図12は、フォアグラウンド領域106(つまり270°から360°、および0°から90°)内の可能な知覚位置に関して、図7に示されるフォアグラウンド角度制御部734でのミキシングスカラー776に関する可能な値の例を示す。ミキシングスカラー776は、g_L2Lスカラー776a、g_R2Lスカラー776b、g_L2Rスカラー776cおよびg_R2Rスカラー776dとしてラベル付けされる。これらのラベルは、図7でのミキシングスカラー776に提供されるラベルに対応する。
上に示されるように、制御部522が音源プロセッサー516へ送る制御信号532は、フォアグラウンド角度制御コマンド542を含んでいてもよい。フォアグラウンド角度制御コマンド542は、図12に示される値にしたがってミキシングスカラー776の値を設定するためのコマンドを含んでもよい。知覚位置がバックグラウンド領域108からフォアグラウンド領域106に変化している場合、フォアグラウンド角度制御コマンド542は直ちにミキシングスカラー776を、フォアグラウンド領域106の音源202の新しい知覚位置に対応する値に設定するように構成されてもよい。知覚位置がフォアグラウンド領域106内で変化している場合、フォアグラウンド角度制御コマンド542は徐々にミキシングスカラー776の値を、現在の知覚位置に対応する値から新しい知覚位置に対応する値へと遷移させるように構成されてもよい。
図13は、バックグラウンド領域108(つまり270°から90°まで)内の可能な知覚位置に関する図8に示される、バックグラウンド角度制御部838内のミキシング/角度制御スカラー882に関する可能な値の例を示す。ミキシング/角度制御スカラー882は、g_L2Lスカラー882a、g_R2Lスカラー882b、g_L2Rスカラー882cおよびg_R2Rスカラー882dとしてラベル付けられる。これらのラベルは、図8でのミキシング/角度制御スカラー882に提供されるラベルに対応する。
上に示されるように、制御部522が音源プロセッサー516へ送る制御信号532は、バックグラウンド角度制御コマンド546を含んでいてもよい。バックグラウンド角度制御コマンド546は、図13に示される値にしたがってミキシング/角度制御スカラー882の値を設定するためのコマンドを含んでもよい。知覚位置がフォアグラウンド領域106からバックグラウンド領域108に変化している場合、バックグラウンド角度制御コマンド546は、バックグラウンド領域108での音源202の新しい知覚位置に対応する値に、ミキシング/角度制御スカラー882を直ちに設定するように、構成されてもよい。知覚位置がバックグラウンド領域108内で変化している場合、バックグラウンド角度制御コマンド546は、現在の知覚位置に対応する値から新しい知覚位置に対応する値まで、ミキシング/角度制御スカラー882の値を徐々に遷移させるように、構成されてもよい。
図14は、オーディオミクスチャ212内の音源602に関する別個の知覚位置を提供する方法1400を示す。方法1400は、図6に示される音源プロセッサー616によって行なわれてもよい。
方法1400にしたがって、入力音源602’は、フォアグラウンド信号650とバックグラウンド信号652へ分離されてもよい1402。フォアグラウンド信号650は、バックグラウンド信号652とは異なって処理されてもよい。
フォアグラウンド信号650の処理は最初に検討される。入力音源602’がステレオ音源である場合、フォアグラウンド信号650は、フォアグラウンド信号650の右チャネル650bおよび左チャネル650aの内容のバランスをとるために、処理されてもよい1404。フォアグラウンド信号650はさらに、フォアグラウンド信号650に関するフォアグラウンド知覚角度を提供するために処理されてもよい1406。フォアグラウンド信号650はさらに、フォアグラウンド信号650に関する減衰の所望のレベルを提供するために、処理されてもよい1408。
バックグラウンド信号652の処理がここで検討される。バックグラウンド信号652は、バックグラウンド信号652がフォアグラウンド信号650より拡散しているように鳴るように、処理されてもよい1410。入力音源602’がステレオ音源である場合、バックグラウンド信号652は、バックグラウンド信号652の右チャネル652bおよび左チャネル652aの内容のバランスをとるために、処理されてもよい1412。バックグラウンド信号652はさらに、バックグラウンド信号652に関するバックグラウンド知覚角度を提供するために、処理されてもよい1414。バックグラウンド信号652はさらに、バックグラウンド信号652に関する減衰の所望のレベルを提供するために、処理されてもよい1416。
その後、フォアグラウンド信号650とバックグラウンド信号652は、出力音源602へ結合されてもよい1418。その後、出力音源602は、オーディオミクスチャ212を作成するために、他の出力音源と結合してもよい。
図14の方法1400は、入力音源602’の個別のフォアグラウンド処理およびバックグラウンド処理がどのように実行されてもよいかを明らかにする。フォアグラウンド信号650の左チャネル650aおよび右チャネル650bの内容のバランスをとるステップ1404、フォアグラウンド信号650に関するフォアグラウンド知覚角度を提供するステップ1406、および、フォアグラウンド信号650に関する減衰の所望のレベルを提供するステップ1408は、入力音源602’のフォアグラウンド処理に対応する。フォアグラウンド信号650より拡散して鳴るために、バックグラウンド信号652を処理するステップ1410、バックグラウンド信号652の左チャネル652aおよび右チャネル652bの内容のバランスをとるステップ1412、および、バックグラウンド信号652に関する減衰の所望のレベルを提供するステップ1416は、入力音源602’のバックグラウンド処理に対応する。バックグラウンド信号652が処理される方法と比較して、フォアグラウンド信号650が処理される方法との間の少なくとも1つの違いがあるので、フォアグラウンド信号650がバックグラウンド信号652と異なって別々に処理されることになる。
図14の方法1400は、個別のフォアグラウンド処理およびバックグラウンド処理が、音源602の知覚位置を変更するために実行されてもよい1つの方法を例証するが、句「個別のフォアグラウンドおよびバックグラウンド処理」は図14に示される特定のステップに限定されるとして解釈されるべきでない。代わりに、上に示されるように、個別のフォアグラウンドおよびバックグラウンド処理は、フォアグラウンド信号650とバックグラウンド信号652へ入力音源602’が分離されることを意味し、またバックグラウンド信号652が処理される方法と比較して、フォアグラウンド信号650が処理される方法との間で少なくとも1つの違いがある。
上に記述された図14の方法1400は、図15に示される対応するミーンズプラスファンクションブロックによって行なわれてもよい。言いかえれば、図14に示されるブロック1402から1418は、図15に示されるミーンズプラスファンクションブロック1502から1518に対応する。
図16は、音源602の知覚位置を変更する方法1600を示す。方法1600は、図6に示される音源プロセッサー616によって行なわれてもよい。
方法1600にしたがって、制御信号532は制御部522から受信1602されてもよい。これらの制御信号532は、音源プロセッサー616の様々なパラメーターを設定するためのコマンドを含んでいてもよい。
例えば、音源602の知覚位置がフォアグラウンド領域106からバックグラウンド領域108へ変更されていると仮定する。制御信号532は、音源602の新しい知覚位置に対応する値に、バックグラウンド角度制御部838内のミキシング/角度制御スカラー882を直ちに設定するために、コマンド546を含んでいてもよい。ミキシング/角度制御スカラー882の値は、これらのコマンド546にしたがって変更されてもよい1604。
制御信号532はさらに、バックグラウンド信号652の完全な減衰に帰着する値からバックグラウンド信号652の減衰に帰着しない値へ、バックグラウンド減衰スカラー658および660の値を徐々に遷移させるために、コマンド548を含んでいてもよい。バックグラウンド減衰スカラー658および660の値は、これらのコマンド548にしたがって変更されてもよい1606。
制御信号532はさらに、フォアグラウンド信号650の減衰に帰着しない値からフォアグラウンド信号650の完全な減衰に帰着する値へ、フォアグラウンド減衰スカラー654および656の値を徐々に遷移させるために、コマンド544を含んでいてもよい。フォアグラウンド減衰スカラー654および656の値は、これらのコマンド544にしたがって、変更されてもよい1608。
逆に、バックグラウンド領域108からフォアグラウンド領域106へ音源602の知覚位置が変更されていると仮定する。制御信号532は、音源602の新しい知覚位置に対応する値に、フォアグラウンド角度制御部734内のフォアグラウンドミキシングスカラー776およびフォアグラウンド角度制御スカラー778を直ちに設定するためにコマンド542を含んでいてもよい。フォアグラウンドミキシングスカラー776およびフォアグラウンド角度制御スカラー778の値は、これらのコマンド542にしたがって変更されてもよい1610。
制御信号532はさらに、フォアグラウンド信号650の完全な減衰に帰着する値からフォアグラウンド信号650の減衰に帰着しない値へ、フォアグラウンド減衰スカラー654および656の値を徐々に遷移させるために、コマンド544を含んでいてもよい。フォアグラウンド減衰スカラー654および656の値は、これらのコマンド544にしたがって変更されてもよい1612。
制御信号532はさらに、バックグラウンド信号652の減衰に帰着しない値からバックグラウンド信号652の完全な減衰に帰着する値へ、バックグラウンド減衰スカラー658および660の値を徐々に遷移させるために、コマンド548を含んでいてもよい。バックグラウンド減衰スカラー658および660の値は、これらのコマンド548にしたがって変更されてもよい1614。
音源602の知覚位置がバックグラウンド領域108の内で変更されている場合、制御信号532はさらに、現在の知覚位置に対応する値から新しい知覚位置に対応する値へ、バックグラウンド角度制御部838内のミキシング/角度制御スカラー882の値を徐々に遷移させるために、コマンド546を含んでいてもよい。ミキシング/角度制御スカラー882の値は、これらのコマンド548にしたがって変更されてもよい1616。
音源602の知覚位置がフォアグラウンド領域106内で変更されている場合、制御信号532はさらに、現在の知覚位置に対応する値から新しい知覚位置に対応する値へ、フォアグラウンド角度制御部734内のフォアグラウンドミキシングスカラー776およびフォアグラウンド角度制御スカラー778の値を徐々に遷移させるために、コマンド542を含んでいてもよい。フォアグラウンドミキシングスカラー776およびフォアグラウンド角度制御スカラー778の値は、これらのコマンド542にしたがって変更されてもよい1618。
図16の方法1600は、任意の遷移に関して、実行する180°未満であるアークは自動的に選択されるように、実行されてもよい。例えば、120°から270°までの遷移を考慮する。図1に示される知覚角度の定義を参照して(ここで0°はリスナー104の前の直線である)、時計と逆回りの向き、または時計回りの向きでこの遷移はなされる。しかしながら、この例において、時計回りの向きは180°未満であり、時計と逆回りの向きは180°よりも大きい。結果として、時計回りの向きに対応するアークは自動的に選択されてもよい。
上に記述された図16の方法1600は、図17に示される、対応するミーンズプラスファンクションブロック1700によって行なわれてもよい。言いかえれば、図16に示される、ブロック1602から1618は、図17に示されるブロック1702から1718に対応する。
図18は音源プロセッサー1816を示す。音源プロセッサー1816は、図5の音源プロセッサー516の別の可能な実装である。音源プロセッサー1816は、単一チャネル(モノラル)のオーディオ信号を処理するように構成される。
図18に示される音源プロセッサー1816は、図6に示される音源プロセッサー616にいくつかの点で類似していてもよい。図6に示される音源プロセッサー616の成分に類似している図18に示される、音源プロセッサー1816の成分は、対応する参照番号でラベルが付される。
図18に示される音源プロセッサー1816と、図6に示される音源プロセッサー616との間にいくつかの差がある。例えば、ただ1つのチャネルを有する入力音源1802’を受け取る音源プロセッサー1816が示される。対照的に、2つのチャネル602a’、602b’を有する入力音源602’を受け取る、図6に示される音源プロセッサー616が示される。
フォアグラウンド信号1850およびバックグラウンド信号1852へ分離される入力音源1802’が示される。入力音源1802’が1つのチャネルを含むので、フォアグラウンド信号1850およびバックグラウンド信号1852の両方は最初に1つのチャネルを含む。
フォアグラウンド信号1850が最初にただ1つのチャネルを含むので、フォアグラウンド角度制御部1834はただ1つの入力1850を受け取るように構成されてもよい。対照的に、上に議論されるように、図6の音源プロセッサー616でのフォアグラウンド角度制御部634は、2つの入力650a、650bを受け取るように構成されてもよい。図18に示されるフォアグラウンド角度制御部1834は、フォアグラウンド信号1850の単一チャネルを2つの信号へ分離するように構成されてもよい。
図18の音源プロセッサー1816でのフォアグラウンド角度制御部1834は、フォアグラウンド信号1850に関するフォアグラウンド知覚角度を提供するように構成されてもよい。しかしながら、フォアグラウンド信号1850が最初に1つのチャネルを含むので、図6の音源プロセッサー616でのフォアグラウンド角度制御部634での場合のように、フォアグラウンド角度制御部1834は多重チャネルの内容のバランスをとるようには構成されなくてもよい。
言及されるように、バックグラウンド信号1852はさらに単に1つのチャネルを最初に含む。このように、図6の音源プロセッサー616に示される2つのローパスフィルタ662および664の代わりに、単に1つのローパスフィルタ1862を有する図18の音源プロセッサー1816が示される。単一のローパスフィルタ1862の出力は、2つの信号、すなわち、遅延線1866に提供される1つの信号、およびIID減衰成分1868に提供される別の信号へ分離されてもよい。
図18に示される音源プロセッサー1816は、個別のフォアグラウンド処理およびバックグラウンド処理が、音源1802の知覚位置を変更するために、どのように実行されてもよいかの別の例を示す。2つの信号、すなわち、フォアグラウンド信号1850およびバックグラウンド信号1852へ分離している入力音源1802’が示される。その後、フォアグラウンド信号1850およびバックグラウンド信号1852は別々に処理される。言いかえれば、バックグラウンド信号1852が処理される方法と比較して、フォアグラウンド信号1850が処理される方法との間で違いがある。これらの違いは上述された。
図19はフォアグラウンド角度制御部1934を示す。フォアグラウンド角度制御部1934は、図18の音源プロセッサー1816でのフォアグラウンド角度制御部1834の1つの可能な実装である。
入力としてフォアグラウンド信号1950の単一チャネルを受け取るフォアグラウンド角度制御部1934が示される。フォアグラウンド角度制御部1934は、フォアグラウンド信号1950に関するフォアグラウンド知覚角度を提供するように構成されてもよい。これは、図19にg_Lスカラー1978aおよびg_Rスカラー1978bとしてラベルが付けられる2つのフォアグラウンド角度制御スカラー1978a、1978bの使用を通じて遂行されてもよい。フォアグラウンド信号1950は、2の信号1950a、1950bへ分離されてもよい。1つの信号1950aにg_Lスカラー1978aをかけてもよく、もう一方の信号の1950bにg_Rスカラー1978bをかけてもよい。
図20は、ここに開示された様々な方法を実現するために使用されてもよい装置2001で利用されてもよい様々な成分を示す。示される構成要素は、同じ物理構造内に、あるいは個別の筐体あるいは構造にあってもよい。このように、用語装置2001は、もしそれが明らかに他の方法で述べられなければ、1以上の広く定義されたコンピューティング装置を意味するために使用される。コンピューティング装置は、マイクロコントローラ、ハンドヘルドコンピューター、パーソナルコンピューター、サーバー、メインフレーム、スーパーコンピューター、ミニコンピューター、ワークステーション、およびそれに関して任意の変形または関連する装置を含む広範囲のディジタルコンピューターを含む。
プロセッサー2003およびメモリ2005を有する装置2001が示される。プロセッサー2003は、装置2001の動作を制御し、当技術の中で既知のマイクロプロセッサー、マイクロコントローラ、ディジタル信号プロセッサー(DSP)あるいは他の装置として具体化されてもよい。プロセッサー2003は、典型的にはメモリ2005内に格納されたプログラム命令に基づき論理算術演算を行なう。メモリ2005中の命令は、ここに記述された方法を実現するのに実行可能かもしれない。
装置2001はさらに、他の電子機器と通信するための、1以上の通信インターフェース2007および(または)ネットワークインターフェース2013を含んでいてもよい。1以上の通信インターフェース2007および1以上のネットワークインターフェース2013は、有線通信技術、無線通信技術あるいは両方に基づいてもよい。
装置2001はさらに、1つ以上の入力装置2009と1以上の出力デバイス2011を含んでいてもよい。入力装置2009および出力デバイス2011はユーザー入力を円滑にする可能性がある。他の成分2015もまた、装置2001の一部として提供されてもよい。
図20は、装置2001の1つの可能な配置を示す。様々な他のアーキテクチャおよび構成要素が利用されてもよい。
ここに使用されたように、用語「決定」(またそれに関する文法的変形)は非常に広い意味で使用される。用語「決定」は種々様々の動作を包含し、したがって、「決定」は計算すること、コンピューティング、プロセッシング、導き出すこと、調査すること、探すこと(例えば、テーブル、データベースまたは他のデータ構造で探す)、解明することなどを含むことができる。さらに、「決定」は受け取ること(例えば情報を受け取る)、アクセスすること(例えばメモリ中のデータにアクセスする)などを含むことができる。さらに、「決定」は解決すること、選択すること、選択すること、確立することなどを含むことができる。
情報と信号は、様々な異なる技術および技法のうちの任意のものを使用して表現してもよい。例えば、上記の記述の全体にわたって参照されてもよい、データ、命令、コマンド、情報、信号などは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁気的粒子、光学的な場または粒子あるいはそれに関する任意の組合せによって表わされてもよい。
本開示に関連して記述された様々な実例となる論理ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサー、ディジタル信号プロセッサー(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ信号(FPGA)あるいは他のプログラマブルロジックデバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理回路、個別ハードウェア成分またはここで記述された機能を実行することを意図したそれらに関する組み合わせで実装されてもよいし、実行されてもよい。汎用プロセッサーはマイクロプロセッサーでもよいが、しかし代案では、プロセッサーは任意の市販のプロセッサー、コントローラー、マイクロコントローラあるいは状態機械でもよい。プロセッサーはまた、コンピューティング装置(例えばDSPとマイクロプロセッサーの組合せ、複数個のマイクロプロセッサー、DSPコアと連動する1個以上のマイクロプロセッサーあるいは他のそのような配置)の組合せとして実装されてもよい。
本開示に関連して記述された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで、プロセッサーによって実行されるソフトウェアモジュールで、あるいは2つの組合せで、直接具体化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、当技術の中で知られている記憶媒体の任意の形式に備わっていてもよい。使用されてもよい記憶媒体のいくつかの例は、RAMメモリ、フラッシュメモリー、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスター、ハードディスク、取外し可能ディスク、CD−ROMなどを含む。ソフトウェアモジュールは、単一命令、あるいは多くの命令を含み、いくつかの異なるコードセグメント上に、様々なプログラム中で、および多数の記憶媒体の全域で分配されてもよい。記憶媒体は、プロセッサーがそこから情報を読むことができ、そこへ情報を書き込むことができるような、プロセッサーにつながれてもよい。代わりに、記憶媒体はプロセッサーに不可欠でもよい。
ここに開示された方法は、記述された方法を達成するための1以上のステップまたは動作を具備する。方法ステップおよび(または)動作はクレームの範囲から外れずに、互いに交換されてもよい。言いかえれば、ステップまたは動作の特定の順序が指定されなければ、特定のステップおよび(または)動作の順序および(または)使用は、クレームの範囲から外れずに変更されてもよい。
記述された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアあるいはそれの任意の組合せで実行されてもよい。ソフトウェアで実行されれば、機能は、コンピューター読取可能な媒体上でのコードまたは1つ以上の命令として格納され送信されてもよい。コンピューター読取可能なメディアは、コンピューター記憶メディア、およびある場所から別の場所へコンピュータープログラムの転送を円滑にするあらゆる媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体はコンピューターによってアクセスされうるあらゆる利用可能なメディアでもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピューター読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、または命令またはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを運ぶまたは格納するために使用されえて、かつコンピューターによってアクセス可能な任意の他の媒体を具備することができる。さらに、どんな接続も適切にコンピューター読取可能な媒体と名付けられる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、ディジタル加入者線(DSL)、あるいは赤外線、ラジオおよびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバーあるいは他の遠隔のソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは赤外線、ラジオおよびマイクロ波のような無線技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(Disk)とディスク(Disc)は、ここで使用されるように、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、ディジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイディスクを含み、ディスク(Disk)は通常磁気的にデータを再生し、ディスク(Disc)はレーザーで光学的にデータを再生する。上記のものの組合せはまた、コンピューター読取可能な媒体の範囲内で含まれているべきである。
クレームは上に示された正確な配置および構成要素に限定されていないことは理解されるべきである。様々な変更、変化および変形は、クレームの範囲から外れずに、上に記述された方法と装置の配置、動作および詳細で行なわれてもよい。
(1) オーディオミクスチャ内での音源に関する別個の知覚位置を提供する方法であって、
フォアグラウンド信号にフォアグラウンド知覚角度を提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理し、
前記フォアグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理し、
バックグラウンド信号にバックグラウンド知覚角度を提供するために、前記バックグラウンド信号を処理し、
前記バックグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記バックグラウンド信号を処理し、
前記フォアグラウンド信号と前記バックグラウンド信号を組み合わせ出力音源を得ることを具備する方法。
(2) 入力音源はステレオ音源であり、
前記フォアグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記フォアグラウンド信号を処理し、
前記バックグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記バックグラウンド信号を処理することをさらに具備する(1)の方法。
(3) 現在の知覚位置から新しい知覚位置へ前記出力音源の前記知覚位置を徐々に変更することをさらに具備する(1)の方法。
(4) バックグラウンド領域の現在の知覚位置からフォアグラウンド領域の新しい知覚位置へ、前記出力音源の前記知覚位置を以下の、
前記新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを変更し、
前記フォアグラウンド信号の減衰を減少させるために、フォアグラウンド減衰スカラーを変更し、
前記バックグラウンド信号の減衰を増加させるために、バックグラウンド減衰スカラーを変更することによって変更することをさらに具備する(1)の方法。
(5) フォアグラウンド領域での現在の知覚位置からバックグラウンド領域での新しい知覚位置への前記出力音源の前記知覚位置を以下のことによって変更することをさらに具備し、
前記新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるためにバックグラウンドコントロールスカラーを変更し、
前記バックグラウンド信号の減衰を減少させるためにバックグラウンド減衰スカラーを変更し、
前記フォアグラウンド信号の減衰を増加させるためにフォアグラウンド減衰スカラーを変更する(1)の方法。
(6) 新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを徐々に変更することにより、フォアグラウンド領域内での前記出力音源の前記知覚位置を変更することをさらに具備する(1)の方法。
(7) 新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるために、バックグラウンドコントロールスカラーを徐々に変更することにより、バックグラウンド領域内の前記出力音源の前記知覚位置を変更することをさらに具備する(1)の方法。
(8) オーディオミクスチャ内での音源に関する別個の知覚位置を提供する装置であって、
フォアグラウンド信号にフォアグラウンド知覚角度を提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理するフォアグラウンド角度制御部と、
前記フォアグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理するフォアグラウンド減衰部と、
バックグラウンド信号にバックグラウンド知覚角度を提供するために、前記バックグラウンド信号を処理するバックグラウンド角度制御部と、
前記バックグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記バックグラウンド信号を処理するバックグラウンド減衰部と、
前記フォアグラウンド信号と前記バックグラウンド信号を組み合わせて出力音源を得る加算器と、を具備する装置。
(9) 入力音源はステレオ音源であり、
前記フォアグラウンド角度制御部は、さらに、前記フォアグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記フォアグラウンド信号を処理し、
前記バックグラウンド角度制御部は、さらに、前記バックグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記バックグラウンド信号を処理する(8)の装置。
(10) 前記フォアグラウンド角度制御部、前記フォアグラウンド減衰部、および前記バックグラウンド減衰部は、バックグラウンド領域での現在の知覚位置からフォアグラウンド領域の新しい知覚位置へ、前記出力音源の前記知覚位置を以下の、
前記新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを変更し、
前記フォアグラウンド信号の減衰を減少させるために、フォアグラウンド減衰スカラーを変更し、
前記バックグラウンド信号の減衰を増加させるために、バックグラウンド減衰スカラーを変更することによって変更する(8)の装置。
(11) 前記フォアグラウンド減衰部、前記バックグラウンド角度制御部、および前記バックグラウンド減衰部は、フォアグラウンド領域での現在の知覚位置からバックグラウンド領域での新しい知覚位置への前記出力音源の前記知覚位置を以下の、
前記新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるためにバックグラウンドコントロールスカラーを変更し、
前記バックグラウンド信号の減衰を減少させるためにバックグラウンド減衰スカラーを変更し、
前記フォアグラウンド信号の減衰を増加させるためにフォアグラウンド減衰スカラーを変更することによって変更する(8)の装置。
(12) 前記フォアグラウンド角度制御部は、新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを徐々に変更することにより、フォアグラウンド領域内での前記出力音源の前記知覚位置を変更する(8)の装置。
(13) 前記バックグラウンド角度制御部は、新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるために、バックグラウンドコントロールスカラーを徐々に変更することにより、バックグラウンド領域内の前記出力音源の前記知覚位置を変更する(8)の装置。
(14) オーディオミクスチャ内での音源に関する別個の知覚位置を提供する命令を具備するコンピューター読取可能な媒体であって、前記命令はプロセッサーによって実行された場合に前記プロセッサーに、
フォアグラウンド信号にフォアグラウンド知覚角度を提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理させ、
前記フォアグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理させ、
バックグラウンド信号にバックグラウンド知覚角度を提供するために、前記バックグラウンド信号を処理させ、
前記バックグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記バックグラウンド信号を処理させ、
前記フォアグラウンド信号と前記バックグラウンド信号を組み合わせ出力音源を得させる媒体。
(15) 入力音源はステレオ音源であり、
前記命令はさらに、前記プロセッサーに、
前記フォアグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記フォアグラウンド信号を処理させ、
前記バックグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記バックグラウンド信号を処理させる(14)のコンピューター読取可能な媒体。
(16) 前記命令はさらに、プロセッサーに、バックグラウンド領域の現在の知覚位置からフォアグラウンド領域の新しい知覚位置へ、前記出力音源の前記知覚位置を変更させ、
前記知覚位置を変更することは、
前記新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを変更し、
前記フォアグラウンド信号の減衰を減少させるために、フォアグラウンド減衰スカラーを変更し、
前記バックグラウンド信号の減衰を増加させるために、バックグラウンド減衰スカラーを変更する(14)のコンピューター読取可能な媒体。
(17) 前記命令はさらに、前記プロセッサーに、フォアグラウンド領域での現在の知覚位置からバックグラウンド領域での新しい知覚位置への前記出力音源の前記知覚位置を変更させ、
前記知覚位置を変更することは、
前記新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるためにバックグラウンドコントロールスカラーを変更し、
前記バックグラウンド信号の減衰を減少させるためにバックグラウンド減衰スカラーを変更し、
前記フォアグラウンド信号の減衰を増加させるためにフォアグラウンド減衰スカラーを変更する(14)のコンピューター読取可能な媒体。
(18) 前記命令はさらに、前記プロセッサーに、新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを徐々に変更することにより、フォアグラウンド領域内での前記出力音源の前記知覚位置を変更させる(14)のコンピューター読取可能な媒体。
(19) 前記命令はさらに、前記プロセッサーに、新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるために、バックグラウンドコントロールスカラーを徐々に変更することにより、バックグラウンド領域内の前記出力音源の前記知覚位置を変更させる(14)のコンピューター読取可能な媒体。
(20) オーディオミクスチャ内での音源に関する別個の知覚位置を提供する装置であって、
フォアグラウンド信号にフォアグラウンド知覚角度を提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理する手段と、
前記フォアグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理する手段と、
バックグラウンド信号にバックグラウンド知覚角度を提供するために前記バックグラウンド信号を処理する手段と、
前記バックグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記バックグラウンド信号を処理する手段と、
前記フォアグラウンド信号と前記バックグラウンド信号を組み合わせて出力音源を得る手段と、を具備する装置。
(21) 入力音源はステレオ音源であり、
前記フォアグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記フォアグラウンド信号を処理する手段と、
前記バックグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記バックグラウンド信号を処理する手段と、をさらに具備する(20)の装置。
(22) バックグラウンド領域での現在の知覚位置からフォアグラウンド領域での新しい知覚位置へ、前記出力音源の前記知覚位置を変更する手段をさらに具備し、前記知覚位置を変更する手段は、
前記新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを変更する手段と、
前記フォアグラウンド信号の減衰を減少させるために、フォアグラウンド減衰スカラーを変更する手段と、
前記バックグラウンド信号の減衰を増加させるために、バックグラウンド減衰スカラーを変更する手段と、を具備する(20)の装置。
(23) フォアグラウンド領域での現在の知覚位置からバックグラウンド領域での新しい知覚位置へ前記出力音源の前記知覚位置を変更する手段をさらに具備し、前記知覚位置を変更する手段は、
前記新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるためにバックグラウンドコントロールスカラーを変更する手段と、
前記バックグラウンド信号の減衰を減少させるためにバックグラウンド減衰スカラーを変更する手段と、
前記フォアグラウンド信号の減衰を増加させるためにフォアグラウンド減衰スカラーを変更する手段と、を具備する(20)の装置。
(24) 新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを徐々に変更することにより、フォアグラウンド領域内での前記出力音源の前記知覚位置を変更する手段をさらに具備する(20)の装置。
(25) 新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるために、バックグラウンドコントロールスカラーを徐々に変更することにより、バックグラウンド領域内の前記出力音源の前記知覚位置を変更する手段をさらに具備する(20)の装置。

Claims (25)

  1. オーディオミクスチャ内での音源に関して別個の知覚位置を提供する方法であって、
    フォアグラウンド信号にフォアグラウンド知覚角度を提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理し、
    前記フォアグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理し、
    ローパスフィルタによって処理されているバックグラウンド信号にバックグラウンド知覚角度を提供するために、前記バックグラウンド信号を処理し、
    前記バックグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記バックグラウンド信号を処理し、
    前記フォアグラウンド信号と前記バックグラウンド信号を組み合わせ出力音源を得ることを具備し、前記バックグラウンド信号は処理されて前記フォアグラウンド信号よりも拡散して聞こえる方法。
  2. 入力音源はステレオ音源であり、
    前記フォアグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記フォアグラウンド信号を処理し、
    前記バックグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記バックグラウンド信号を処理することをさらに具備する請求項1の方法。
  3. 現在の知覚位置から新しい知覚位置へ前記出力音源の前記知覚位置を徐々に変更することをさらに具備する請求項1の方法。
  4. バックグラウンド領域の現在の知覚位置からフォアグラウンド領域の新しい知覚位置へ、前記出力音源の前記知覚位置を以下の、
    前記新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを変更し、
    前記フォアグラウンド信号の減衰を減少させるために、フォアグラウンド減衰スカラーを変更し、
    前記バックグラウンド信号の減衰を増加させるために、バックグラウンド減衰スカラーを変更することによって変更することをさらに具備する請求項1の方法。
  5. フォアグラウンド領域での現在の知覚位置からバックグラウンド領域での新しい知覚位置への前記出力音源の前記知覚位置を以下の、
    前記新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるためにバックグラウンドコントロールスカラーを変更し、
    前記バックグラウンド信号の減衰を減少させるためにバックグラウンド減衰スカラーを変更し、
    前記フォアグラウンド信号の減衰を増加させるためにフォアグラウンド減衰スカラーを変更することによって変更することをさらに具備する請求項1の方法。
  6. 新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを徐々に変更することにより、フォアグラウンド領域内での前記出力音源の前記知覚位置を変更することをさらに具備する請求項1の方法。
  7. 新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるために、バックグラウンドコントロールスカラーを徐々に変更することにより、バックグラウンド領域内の前記出力音源の前記知覚位置を変更することをさらに具備する請求項1の方法。
  8. オーディオミクスチャ内での音源に関して別個の知覚位置を提供する装置であって、
    フォアグラウンド信号にフォアグラウンド知覚角度を提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理するフォアグラウンド角度制御部と、
    前記フォアグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理するフォアグラウンド減衰部と、
    ローパスフィルタによって処理されているバックグラウンド信号にバックグラウンド知覚角度を提供するために、前記バックグラウンド信号を処理するバックグラウンド角度制御部と、
    前記バックグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記バックグラウンド信号を処理するバックグラウンド減衰部と、
    前記フォアグラウンド信号と前記バックグラウンド信号を組み合わせて出力音源を得る加算器と、を具備し、前記バックグラウンド信号は処理されて前記フォアグラウンド信号よりも拡散して聞こえる装置。
  9. 音源はステレオ音源であり、
    前記フォアグラウンド角度制御部は、さらに、前記フォアグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記フォアグラウンド信号を処理し、
    前記バックグラウンド角度制御部は、さらに、前記バックグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記バックグラウンド信号を処理する請求項8の装置。
  10. 前記フォアグラウンド角度制御部、前記フォアグラウンド減衰部、および前記バックグラウンド減衰部は、バックグラウンド領域での現在の知覚位置からフォアグラウンド領域の新しい知覚位置へ、前記出力音源の前記知覚位置を以下の、
    前記新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを変更し、
    前記フォアグラウンド信号の減衰を減少させるために、フォアグラウンド減衰スカラーを変更し、
    前記バックグラウンド信号の減衰を増加させるために、バックグラウンド減衰スカラーを変更することによって変更する請求項8の装置。
  11. 前記フォアグラウンド減衰部、前記バックグラウンド角度制御部、および前記バックグラウンド減衰部は、フォアグラウンド領域での現在の知覚位置からバックグラウンド領域での新しい知覚位置への前記出力音源の前記知覚位置を以下の、
    前記新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるためにバックグラウンドコントロールスカラーを変更し、
    前記バックグラウンド信号の減衰を減少させるためにバックグラウンド減衰スカラーを変更し、
    前記フォアグラウンド信号の減衰を増加させるためにフォアグラウンド減衰スカラーを変更することによって変更する請求項8の装置。
  12. 前記フォアグラウンド角度制御部は、新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを徐々に変更することにより、フォアグラウンド領域内での前記出力音源の前記知覚位置を変更する請求項8の装置。
  13. 前記バックグラウンド角度制御部は、新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるために、バックグラウンドコントロールスカラーを徐々に変更することにより、バックグラウンド領域内の前記出力音源の前記知覚位置を変更する請求項8の装置。
  14. オーディオミクスチャ内での音源に関して別個の知覚位置を提供する命令を具備するコンピューター読取可能な媒体であって、前記命令はプロセッサーによって実行された場合に前記プロセッサーに、
    フォアグラウンド信号にフォアグラウンド知覚角度を提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理させ、
    前記フォアグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理させ、
    ローパスフィルタによって処理されているバックグラウンド信号にバックグラウンド知覚角度を提供するために、前記バックグラウンド信号を処理させ、
    前記バックグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記バックグラウンド信号を処理させ、
    前記フォアグラウンド信号と前記バックグラウンド信号を組み合わせ出力音源を得させ、前記バックグラウンド信号は処理されて前記フォアグラウンド信号よりも拡散して聞こえる媒体。
  15. 前記音源はステレオ音源であり、
    前記命令はさらに、前記プロセッサーに、
    前記フォアグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記フォアグラウンド信号を処理させ、
    前記バックグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記バックグラウンド信号を処理させる請求項14のコンピューター読取可能な媒体。
  16. 前記命令はさらに、プロセッサーに、バックグラウンド領域の現在の知覚位置からフォアグラウンド領域の新しい知覚位置へ、前記出力音源の前記知覚位置を変更させ、
    前記知覚位置を変更することは、
    前記新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを変更し、
    前記フォアグラウンド信号の減衰を減少させるために、フォアグラウンド減衰スカラーを変更し、
    前記バックグラウンド信号の減衰を増加させるために、バックグラウンド減衰スカラーを変更する請求項14のコンピューター読取可能な媒体。
  17. 前記命令はさらに、前記プロセッサーに、フォアグラウンド領域での現在の知覚位置からバックグラウンド領域での新しい知覚位置への前記出力音源の前記知覚位置を変更させ、
    前記知覚位置を変更することは、
    前記新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるためにバックグラウンドコントロールスカラーを変更し、
    前記バックグラウンド信号の減衰を減少させるためにバックグラウンド減衰スカラーを変更し、
    前記フォアグラウンド信号の減衰を増加させるためにフォアグラウンド減衰スカラーを変更する請求項14のコンピューター読取可能な媒体。
  18. 前記命令はさらに、前記プロセッサーに、新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを徐々に変更することにより、フォアグラウンド領域内での前記出力音源の前記知覚位置を変更させる請求項14のコンピューター読取可能な媒体。
  19. 前記命令はさらに、前記プロセッサーに、新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるために、バックグラウンドコントロールスカラーを徐々に変更することにより、バックグラウンド領域内の前記出力音源の前記知覚位置を変更させる請求項14のコンピューター読取可能な媒体。
  20. オーディオミクスチャ内での音源に関して別個の知覚位置を提供する装置であって、
    フォアグラウンド信号にフォアグラウンド知覚角度を提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理する手段と、
    前記フォアグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記フォアグラウンド信号を処理する手段と、
    ローパスフィルタによって処理されているバックグラウンド信号にバックグラウンド知覚角度を提供するために前記バックグラウンド信号を処理する手段と、
    前記バックグラウンド信号に所望の減衰レベルを提供するために、前記バックグラウンド信号を処理する手段と、
    前記フォアグラウンド信号と前記バックグラウンド信号を組み合わせて出力音源を得る手段と、を具備し、前記バックグラウンド信号は処理されて前記フォアグラウンド信号よりも拡散して聞こえる装置。
  21. 前記音源はステレオ音源であり、
    前記フォアグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記フォアグラウンド信号を処理する手段と、
    前記バックグラウンド信号の左チャネルおよび右チャネルの内容のバランスをとるために、前記バックグラウンド信号を処理する手段と、をさらに具備する請求項20の装置。
  22. バックグラウンド領域での現在の知覚位置からフォアグラウンド領域での新しい知覚位置へ、前記出力音源の前記知覚位置を変更する手段をさらに具備し、前記知覚位置を変更する手段は、
    前記新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを変更する手段と、
    前記フォアグラウンド信号の減衰を減少させるために、フォアグラウンド減衰スカラーを変更する手段と、
    前記バックグラウンド信号の減衰を増加させるために、バックグラウンド減衰スカラーを変更する手段と、を具備する請求項20の装置。
  23. フォアグラウンド領域での現在の知覚位置からバックグラウンド領域での新しい知覚位置へ前記出力音源の前記知覚位置を変更する手段をさらに具備し、前記知覚位置を変更する手段は、
    前記新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるためにバックグラウンドコントロールスカラーを変更する手段と、
    前記バックグラウンド信号の減衰を減少させるためにバックグラウンド減衰スカラーを変更する手段と、
    前記フォアグラウンド信号の減衰を増加させるためにフォアグラウンド減衰スカラーを変更する手段と、を具備する請求項20の装置。
  24. 新しい知覚位置のフォアグラウンド角度に対応させるために、フォアグラウンド角度制御スカラーおよびフォアグラウンドミキシングスカラーを徐々に変更することにより、フォアグラウンド領域内での前記出力音源の前記知覚位置を変更する手段をさらに具備する請求項20の装置。
  25. 新しい知覚位置のバックグラウンド角度に対応させるために、バックグラウンドコントロールスカラーを徐々に変更することにより、バックグラウンド領域内の前記出力音源の前記知覚位置を変更する手段をさらに具備する請求項20の装置。
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