JP5451179B2 - 吸収体および吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、生理用ナプキンや使い捨ておむつ、失禁パンツ等の吸収性物品に用いられる吸収体およびこれを用いた吸収性物品に関する。
生理用ナプキンや使い捨ておむつ等に使用される吸収性物品は通常、肌側に位置する液透過性の表面シートと衣服側に位置する液不透過性の裏面シートとの間に液体等を吸収し保持する吸収体を有する。この吸収体は着用者の排泄ポイントを覆う略長方形状のものが一般的であるが、その形状や構造に改良を加えたものが提案されている。
例えば、特許文献1には展開型おむつにおいて、おしりから下腹部にかけて前後の排泄領域全体を広く覆う大きさの吸収体の片側全面を外面シートに固定し、前記吸収体の中ほどに切り欠き状の薄肉部を複数並列に配置して設けたものが開示されている。このおむつにおいては、上記吸収体の切り欠き状薄肉部の並列方向に直交するよう紐状弾性部材が配設され、着用時に、切り欠き状の薄肉部が開閉するように変形して吸収体全体としても多少の伸縮性及び曲げ性が付与される。しかし、この吸収体は複数の独立した吸収部からなるものではない。大きな吸収体の全体がシートに固定されているので、その点通常のものと実質的にはあまり変わらず、身体の動きに対する身体適合性及び動作追随性の大幅な向上は望めない。
特許文献2には、液体不透過性バックシートと液体透過性カバーシートとが菱形基調の格子状(業平格子状)の線で接合された吸収性パッドが開示されている。この接合線で囲まれた菱形領域のそれぞれに吸収性材料の本体部が封入した状態で配設されている。これにより、上記吸収性材料の存在しない格子状の接合線が水路になり液体がここを流動しうるとされる。しかし、上記吸収性材料の本体部はその全面で液体不透過性バックシートに固定されており、やはり身体適合性及び動作追随性の大幅な向上は望みがたい。また、上記水路をなす格子状の接合線は、用途や排泄物の状態によってはむしろ液残りや格子状領域間での液体伝達の阻害要素になりかねない。
特許文献3に記載されたものにおいては、長方形の平板状吸収体が複数その長手方向を同一方向に向けて伸縮シート上に並列し、各吸収体の一方の長辺が伸縮シートに接着されて固定されている。それぞれの吸収体は互いに幅方向で重なるように配置され、このとき伸縮シートを伸長したときにも吸収体どうしの重なった状態を維持するよう十分な重なり量で連設されている。個々の平板状吸収体は一方の長辺でのみ伸縮シートに固定されたため、その全域を覆う一体の吸収体を全面で固着するよりも該長辺に直交する方向の伸縮性は確保される。しかし、該長辺方向の伸縮性は向上せず従来のものと変わらない。曲げ性についても同様であり複雑な変形には対応できない。
特許第3558801号公報 特許第2703596号公報 特許第4173656号公報
本発明者らは、上述した従来技術が有する問題点に鑑み、吸収体の全体が柔軟に変形して着用者の複雑に起伏する肌面に隙間なく適合する「人体適合性」が極めて高く、着用者の動作による変形にも良好に追随する「動作追随性」も極めて良好である吸収体を開発した(特願2007−316239、特願2007−332419参照)。本発明の課題は、かかる新規に開発された吸収体の変形時の液体等の吸収保持性を向上させた吸収体およびこれを用いた吸収性物品を提供することに関する。
本発明によれば、複数の吸収部が互いに離間して、基盤シートに固定部を介して接合され、該固定部は平面視において前記吸収部の領域に包含されており、前記複数の吸収部は互いに液体連通化しうる状態に配列された吸収体が提供される。
本発明の吸収体は、「人体適合性」および「動作追随性」が極めて高く、しかも伸長や屈曲などの変形を受けたときにも液体等の高い吸収保持性を実現する。
本発明の一実施形態に係る吸収体を用いた吸収性物品(生理用ナプキン)を模式化して示した一部切欠斜視図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係る吸収体を模式的に示した部分的な平面図である。 図3(b)の矢視IV−IV線に沿った断面において変形時の状態をモデル的に示す部分断面図である。 本発明の別の実施形態に係る吸収体を図3と同様の領域において示した部分平面図である。 図5に示した吸収部の各部位の寸法関係を例示した拡大平面図である。 実施例で作製した吸収体試験体の自然長の状態(a)と伸長させたときの状態(b)を示した平面図である。
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づき、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る吸収体を用いた吸収性物品(生理用ナプキン)100の一部分裁断した斜視図であり、図2は図1のII−II線に沿った断面図である。本実施形態の吸収体10は伸縮性のある基盤シート2の表面(上面)に多数のそれぞれ独立した吸収部3が自然状態において互いに対して所定の隙間d,eを有するように縦横方向に配設されている。この吸収部3は、平面視において長方形状であり、断面において横長台形の、面にやや丸みを帯びた切頭四角錐体(角錐台)形状のものとされているが、本発明においてこの形状は特に限定されず任意の形状のものを採用可能である。本実施形態において吸収部3はパルプ繊維と超吸収性ポリマーとから構成されており、その輪郭は図示したもののように定形的なものではなくてもよく、全体として上述した立体形状のものとされていることが好ましい。
吸収部3は、断面において台形にされその表面側面3aの面積が裏面側面3bの面積よりも若干小さくなっている。そして該断面において末広がりになるようその側面3cは裏面へ向けて傾斜(スロープ)している。各吸収部3は裏面の全面ではなく一部分、具体的には平面視において吸収部の領域が包含する固定部4(図2の拡大図における裏面3bの中央部分t参照)のみが基盤シート2に固定されている。換言すれば、吸収体の厚み方向に吸収部3及び固定部4の投影像を投影したときに固定部4の投影像が吸収部3の投影像に包含される関係とされている。この固定部4は伸縮性を発現しないようになっている。固定部4は例えば超音波エンボスによって形成することができ、これによりこの部分で基盤シート2の伸縮性が失われる。また、ホットメルト接着材等によって固定部4を形成してもよい。このとき固定部4における吸収部3と基盤シート2との接合をより強固にかつ確実にするために吸収部3の肌面側面3aからピンにより押圧してもよい。該ピン押圧により本実施形態の吸収部にはその中央に窪み部3kが形成されている(図1参照)。窪み部3kが高密度になるため、窪み部3kとその他の部分とで粗密勾配ができ、液を中心に引き込みやすく、吸収性が向上する。なお、固定部4より外方において、吸収部3の下面3bは基盤シートと非接着状態とされ、これに対応する外側領域Sにおいては基盤シート2の伸縮性が維持されている。
このように基盤シート2と接合された部分を固定部4のみに対応する領域tに留めたため、吸収部3各々の形状及び機能は基盤シートの伸縮による影響を受けにくく、安定した吸収性能を発揮することができる。他方、基盤シートの機能からみれば、このように吸収部3が独立して個々に存在することにより、過度に基盤シート2の動きが拘束されることなく全体として極めて柔軟に伸縮したり屈曲したりすることができる。その結果、着用者の動きに対する吸収体全体としての変形性が確保され、しかも、本実施形態によれば次に述べるように伸縮や屈曲時には吸収部3が液体連通化して高く安定した吸収性を着用時に維持することができる。
具体的には、例えば図1に示した生理用ナプキン100を長手方向に伸長したときに吸収部3,3,3・・・は長手方向に離間し、つまり間隔dが開いていく。一方、生理用ナプキン100の幅方向は収縮するように接近していき間隔eが狭くなっていく。このようにして吸収部3,3,3・・・は吸収体10が全体において変形しながらも互いの液体等の伝達に係る連携を維持し、良好な液体等の吸収保持性を示す。なお、本発明において液体連通化とは吸収体に伸長力を加えたときに吸収部どうしが接近もしくは接触し吸収部間を液体等が伝達しうる状態になることをいう。このような伸長力の加わった状態における吸収部どうしの距離(隙間d、e)は特に限定されないが、着用時に生じる一般的な伸長力(例えば100cN/25mm)により0〜30mmに接近することが好ましく、0〜10mmに接近することがより好ましい。さらに、0〜5mmに接近していることがことさら好ましい。
特に本実施形態の吸収体10は独立した多数の小さな吸収部の集合で構成されたため従来のものに比べ肌面の起伏にフィットする「身体適合性」が大幅に高まる。また着用者の動きにも良好に追随し、肌に対して部分的な隙間が生じたりすることが防止される「動作追随性」が極めて良好である。本実施形態によればこのような良好な変形性と該変形に左右されない良好な液体等の吸収保持との両立を図ることができる。
さらに本実施形態においては、上記のように分画された小さな吸収部が多数特定の配列で基盤シート上に配置されたため、極めて複雑に屈曲する肌面にも好適に適合する。たとえば排泄ポイントからおしりに亘って生理用ナプキンを沿わしたときに、臀部の丸みにそって長手方向に湾曲するが、内包される従来の吸収体は一般的に剛性が他の部材より大幅に高く座屈してしまうことがある。この座屈変形との関係で、内部の吸収体は臀裂には入り込みににくく、ここに大きな隙間が開くことがある。すなわち、長手方向の座屈と幅方向の屈曲とが両立しにくく十分なフィット性を得がたい。すると、臀裂にできた空間を介して経血等が移行しやすくなり、就寝時の背中方向への漏れの原因となったりする。
これに対し本実施形態の吸収体を適用した生理用ナプキンであれば、おしりの丸みに緩やかに湾曲して適合しながら臀裂にも適度に入り込んで沿う、いわゆる鞍面形状ないし双曲放物線面状に変形して、殿裂にもほぼ隙間を与えずにフィットする。これにより、排泄ポイント近傍からおしりにまでかけてほぼ隙間なく当接する極めて良好な適合性が実現される。そして、着用者が寝返りをうったり歩行したりしたときにも肌面の動きに合わせて追従するため、隙間が開かず良好なフィット性が持続される。
また、本実施形態の生理用ナプキンは形態の復元性が極めて高いため、例えば個別包装時に3つ折等にして畳まれていても、それによる折り目が残りにくく、着用初期から上記の良好な身体適合性と追従性が得られる。
本実施形態の吸収体10においては吸収部3が千鳥状配列により配置されている。本発明において千鳥状配列とは、複数の吸収部の列を並列に配置したとき、隣接する列における吸収部のピッチをずらした配列をいう。この配列は、換言すれば、所定の列の吸収部3を直交する方向に投影したときに、隣接する吸収部3の投影像と一致しない配置である。この具体例を、図7により説明すると、長手方向(X方向)に延びる吸収部列Bに並列する吸収部列Aが隣接し、これが交互に繰り返されている。吸収部列Bの平面視における中心を吸収部列Bの延在する方向と直交する方向(Y方向)に連続した補助線tを想定する。一方、吸収部列Aにおける同様の補助線tを想定する。この補助線t及び補助線tが互いに半ピッチずれるよう、つまり補助線tと補助線tとの間隔が全体において等しくなるように配列されて千鳥状配列を構成している。本実施形態の変形例としては例えばピッチをずらず方向を90°回転させた、吸収体の幅方向(Y方向)に吸収列部A及び吸収部列Bを設定し、長手方向(X方向)に延びる補助線にずれを与える実施形態が挙げられる。また、千鳥状配列を石積みにみたてていうと布積と言え、この変形例として綾織積、矢羽積、亀甲積などが挙げられる。
本実施形態の生理用ナプキン100は(図1,2参照)、上記のように複数の吸収部3を基盤シート2上に配置した吸収体10が裏面シート7上に配置され、例えばスパイラル状に塗付したホットメルト接着剤により接合される。そして裏面シート7の長手方向両側部にはサイドシート8がその外側においてホットメルトないしはヒートシールにより裏面シートに固着され、その内側では表面シート1を挟持して固着されている。このとき、ナプキンの周縁gは全体的にヒートシール等により固着され、内包する吸収体の成分や一度吸収した液体等が漏れないようにされている。吸収体10の上にはそのほぼ全面を覆うように表面シート1が配設され、該表面シート1から吸収体10にかけて平面視において雲形のパターンのエンボス加工による溝11を設け表面シート1と吸収体10とのずれが抑えられている(図2では溝11を図示していない。)。ここで、表面シート1側は肌に接する側となり、裏面シート7側は下着に接する側となる。
図3は、本発明の実施形態1に係る吸収体を模式化した部分的な平面図であり、同図の(a)は吸収体10の変形前の状態を示し、同図(b)は長手方向に引張して変形を生じたときの状態を示したものである。なお、図3(b)では吸収部の基盤シートにしわや縒れを生じうるが、これは描写していない。また、同図では窪み3kは示さず固定部4を破線で示している。
図3では、吸収部3の配列において、横方向(Y方向)に隣在する吸収部3どうしが縦方向(X方向)のピッチPに対して半ピッチPずらせて配置されたものとして示している。このような吸収体10を用いた吸収性物品(図示せず)を着用した時、吸収体10に縦方向の引張り力が加わることにより、基盤シート2の縒れやたるみが生じて変形することがある。この縒れ変形により、横方向(Y方向)に隣在する吸収部3の間の隙間が減少して横方向の吸収部3どうしが近接し、吸収体10上の液は図3(b)の矢印で示すように横方向に連なる吸収部3どうしの近接部位を通して伝搬しうる。このように隣在する吸収部3の近接部分で液が伝通しうる状態となり、液体連通化した部分のネットワークが形成される。
本実施形態においては、各吸収部3は前述のように平面視において中心の固定部4のみで基盤シート2に固定されているため、吸収体10の縒れやたるみによっても吸収部3の全体の平面形状は影響を受けにくい。また、吸収体10の液吸収性は低下しにくく、しかも上述の液体連通化により、着用時に安定した吸収性、液伝達性が確保される。このような伸長変形時の液体連通化の方向性等を考慮して吸収性物品に組み込む方向や場所を適宜定めてもよい。図1の実施形態1による吸収部3の大きさを例示すれば、組み込む吸収性物品によっても多少異なるが、生理用ナプキンにおける利用を考慮するとき横幅Tは1〜50mmが好ましく、2〜30mmがより好ましい。縦幅Sは3〜100mmが好ましく、5〜80mmがより好ましい。また、上記のピッチPは2〜60mmが好ましい。隙間d,eはそれぞれ0.1〜30mm、0.1〜30mmが好ましい。
本実施形態の、各吸収部3の側部は傾斜面3cとなっているため、吸収部3どうしが近接した状態になっても、身体への適合性が良好であり、違和感がなく、装着部位の体形によくフィットする。例えば簡略化した断面形状のモデルとして示せば、吸収体10に変形力が作用しても図4(a)のように吸収部間の基盤シートが屈曲して近接した場合はもとより、図4(b)のように隣在した吸収部3が折り畳まれるようにして近接する際に両吸収部の肩が面取りされているため緩衡せず、身体適合性、ないし動作追随性の妨げとならない。
図5は本発明の実施形態2に係る吸収体10を模式化して示した部分平面図であり、図6はその吸収部を取り出し寸法の関係を示した拡大図である。この実施形態では、吸収部3の平面視における形状が中ほどで括れるようにされており、具体的には長方形の両側辺(長辺)にV型の屈曲部3jが配された多角形(反転六角形)に形成されている。なお、本発明において平面視における図形を規定するとき、同図形の角を面取りしたり丸みを帯びたりした形状を含む。そして、本実施形態2においては、吸収部3の括れた側辺を互いに系合するような配置で千鳥状配列とされている。具体的には、反転六角形の吸収部が、そのV型に括れた斜辺を互いに平行に対面するようにして千鳥状配列とされている。
図5(a)はこの吸収体の変形前の状態を示し、図5(b)は引張力を与えて変形したときの状態で示したものである。基盤シート2上の各吸収部3は、基盤シート2上に縦方向(X方向)、横方向(Y方向)に敷き詰められ、横方向にみて隣在するものどうしが縦方向の吸収部のピッチPの略半ピッチPの縦方向間隔で横方向に互い違いに並ぶように千鳥状配列とされている。図5(a)のように、吸収体10に縒れ等の変形が生じていない自然状態(弛緩状態)では、各吸収部3の間に縦方向および横方向の隙間d,eを有している。
このような配置とすることにより、本実施形態2の吸収体10を用いた吸収性物品の着用時の状態で吸収体10に縦方向の引張力がかかって横方向(Y方向)に縒りや収縮が生じ、自然状態の横幅Aが縒れないし収縮状態の横幅Bとなったとき、横方向に隣在した吸収部3どうしが平面視において平面視においてV形の屈曲部の片側斜面3g,3hで近接して液体連通化する。この場合、前記実施形態1のときと比べてV型斜面の近接ないし接触領域が長くなり、この長い近接領域で液体連通化がなされるため、一層良好な液体等の伝達性が得られる。また、このような形状の吸収部3を基盤シート2上に図示したように千鳥状配列に配置することで、吸収体10が縦・横方向にバランスよく変形しやすくなり、ムラのない身体適合性及び動作追随性と液体等吸収保持性の両立が実現できる。
本実施形態における吸収部3の対向両側部のV形の屈曲部3jの括れ角度θは90°以上180°未満であり、好ましくは、100°〜170°である。また、本実施形態においては括れの谷底間の長さをL、縦方向(図のX方向)に直角な側部の長さをLとすると、L>Lとなるように形成されている。なお、このV形の屈曲部3jを持つ多角形の吸収部3はその中心部の固定部4でのみ基盤シート2に固定され、この固定部4の外側の裏面では基盤シート2に対して接触するだけで固定されない。なお、本実施形態2における吸収部の大きさとしては、生理用ナプキンとしての使用を考慮すると例えば横幅Lは1〜50mmが好ましく、Lは1〜50mmが好ましい。縦幅Wは3〜100mm程度であることが好ましい。
本発明の吸収体においては、その他の変形例として、吸収部3と吸収部3との間の空間部分に該吸収部3よりも坪量が低くなるよう吸収性素材を配置してもよい。この場合の吸収性素材は吸収部3を構成するパルプ繊維や吸収性ポリマー等と同じ成分のものが好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではない。
吸収部3の構成材料としては、特に制限はないが繊維材料、多孔質体、それらの組み合わせなどを用いることができる。繊維材料としては例えば、木材パルプ、コットン、麻などの天然繊維、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等の合成樹脂からなる単繊維、これらの樹脂を2種以上含む複合繊維、アセテートやレーヨンなどの半合成繊維を用いることができる。合成樹脂からなる繊維を用いる場合、該繊維は熱によって形状が変化する熱収縮繊維であってもよい。例えば、熱によって繊度は大きくなるが繊維長は短くなるものや、熱によっては繊度はほとんど変化しないが、形状がコイル状に変化することで見かけの繊維の占有する長さが短くなるものであってもよい。多孔質体としては、スポンジ、不織布、高吸水性ポリマーの凝集物(高吸水性ポリマーと繊維とが凝集したもの)などを用いることができる。
吸収部3に含まれる高吸収性ポリマーとしては、自重の5倍以上の体液を吸収・保持でき、かつゲル化し得るものが好ましい。形状は特に問わず、球状、塊状、ブドウ状、粉末状又は繊維状であり得る。好ましくは大きさが1〜1000μm、より好ましくは10〜500μmの粒子状のものである。そのような高吸収性ポリマーの例としては、デンプンや架橋カルボキシルメチル化セルロース、アクリル酸又はアクリル酸アルカリ金属塩の重合体又は共重合体等、ポリアクリル酸及びその塩並びにポリアクリル酸塩グラフト重合体を挙げることができる。ポリアクリル酸塩としては、ナトリウム塩を好ましく用いることができる。また、アクリル酸にマレイン酸、イタコン酸、アクリルアミド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート又はスチレンスルホン酸等のコモノマーを高吸収性ポリマーの性能を低下させない範囲で共重合させた共重合体も好ましく使用し得る。
吸収部3に高吸収性ポリマーが含まれている場合、吸収部3の重量に占める高吸収性ポリマーの割合は、5〜95重量%が好ましい。吸収体10を、生理用ナプキンや、軽失禁などの低排泄量の液の吸収に用いられる物品の吸収体として用いる場合には、吸収部3の重量に占める高吸収性ポリマーの割合は10〜30重量%が好ましい。吸収体10を、使い捨ておむつなどの高排泄量の液の吸収に用いられる物品の吸収体として用いる場合には、吸収部3の重量に占める高吸収性ポリマーの割合は50〜80重量%であることが好ましい。
吸収部3が高吸収性ポリマーを含むか含まないかを問わず、伸縮性吸収体10は、0.9重量%の塩化ナトリウム水溶液の保持量が、0.1g/g以上、特に1g/g以上であることが、基盤シート2が伸縮しても、安定した吸収性能が発現する点から好ましい。このような保持量を実現するためには、吸収部3の構成材料として、親水性が高く毛管力の高い繊維(例えばパルプやレーヨン等)と、湿潤時でもへたらない(可塑化しない又は湿潤強度が低下しない)合成繊維と、高吸収性ポリマーとの組み合わせを用いることが有利である。
吸収部3が固定される基盤シート2としては排泄された液の引き込み及び拡散機能を有するものが用いられる。そのような機能を有するシートとしては、例えば親水性を有する繊維を含むか、若しくは親水性油剤等で処理した繊維を含む不織布やフィルム、又は多孔質体等が挙げられる。これらのシートは単層の状態でもよく、あるいは複数層が積層されて1枚のシートとなっている多層構造のものでもよい。なかでも、伸縮性を有するシートが好ましく、その材料としては特に制限なく用いることができる。そのようなシートとしては、例えば弾性樹脂を含む繊維を構成繊維として含む不織布(弾性不織布)や、弾性樹脂を含むフィルム(弾性フィルム)や、発泡などの手段によって構造中に3次元ネットワークを形成させた弾性樹脂からなる弾性多孔質体などを挙げることができる。弾性不織布や弾性フィルムや弾性多孔質体としては、当該技術分野において公知のものを用いることができる。基盤シート2の坪量は5〜50g/m、特に10〜30g/mであることが好ましい。
基盤シート2の伸縮性の程度は、以下の方法で測定される伸縮率が60%以上、特に80%以上であることが、着用者の体型への適合性及び動作追従性が特に良好になる点から好ましい。伸縮率は、以下の方法で測定される。引張圧縮試験機RTC−1210A(株式会社東洋オリエンテック)を用いて、引張モードで測定する。先ず、基盤シート2を幅25mm×長さ150mmで裁断し測定片を採取する。測定片を引張圧縮試験機に装着されたエアーチャック間に初期試料長(チャック間距離)100mmセットし、引張圧縮試験機のロードセル(定格出力5kg)に取り付けられたチャックを300mm/分の速度で上昇させて、測定片を伸長させる。測定片が初期試料長の50%、つまり50mm伸びた時点で、チャックの移動方向を逆転させ、チャックを300mm/分の速度で下降させ、初期試料長の位置まで戻す。この間の操作で、ロードセルで検出される荷重と、測定片の伸びとの関係をチャートに記録し、このチャートに基づき下記式(1)から伸縮率を求める。
伸縮率=回復伸び/最大伸び長さ(=50mm) (1)
ここで、回復伸びは、最大伸び長さ(=50mm)からチャックを下降させて、初めて荷重ゼロを記録したときの、最大伸び長さからのチャック移動距離で定義される。なお、測定片が前述の大きさに満たない場合、下記方法で測定する。
<試験片> シートのチャック間方向の長さをLmm、把持部分の長さをSmm、幅をCmmとすると、長さの比;L:C=3:5になるように、試験片(L+2S)mm×Cmmの大きさに裁断し測定片を採取する。
<試験> 引張圧縮試験機に、チャック間距離Lで試験片をセットし、100×(L/30)mm/分、測定片が初期試料長の50%伸張するまで上昇。その後チャックの移動方向を逆転させ、チャックを100×(L/30)mm/分の速度で下降させ、初期試料長の位置まで戻す。下記式(2)で計算する。
伸縮率=回復伸び/最大伸び長さ(=L/2mm) (2)
表面シートは、液透過性であり肌への当りのソフトな材料からなることが好ましい。例えばコットン等の天然繊維を材料とする不織布や、各種合成繊維に親水化処理を施したものを材料とする不織布を用いることができる。裏面シートは液不透過性のシート材からなることが好ましい。裏面シートは必要に応じて水蒸気の透過性のものであってもよい。具体的に十分な水蒸気透過性を得るために、炭酸カルシウム等のフィラーからなる微粉を分散させたポリエチレン等の合成樹脂製のフィルムを延伸し、微細な孔をあけた多孔質フィルムを用いることが好ましい。サイドシートとしては、不織布、フィルムシート、紙等が挙げられる。防漏性の観点からは、サイドシートを液不透過性又は難透過性である疎水性不織布、防漏性のフィルムシート等により形成することが好ましい。上記シートは一枚でもよいし、さらに機能性のシート等と組み合わせて2枚以上のものとしてもよい。
本発明の吸収体において、基盤シート及び吸収部の構成ないし材料についてはさらに特願2007−316239、特願2007−332419を参照することができる。
上述の実施形態では生理用ナプキンに適用した例を示したが、本発明による吸収体はこのような吸収性物品に限らず、使い捨ておむつ、幼児用あるいは老人用のおむつ、その他失禁パンツなどにも同様に適用可能である。
以上説明したように本発明に係る吸収体によれば、種々の人体の形状に柔軟に変形し、着用者の人体形状に良好にフィットして着用時の違和感を与えない。また、動作による着用部の変形にも良く追随し、しかも変形による吸収性能の低下が生じないなど、種々の効果がもたらされる。
本発明について以下に実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれにより限定して解釈されるものではない。
図7(a)に示した形態の吸収体試験体を作製した(ただし、各部位の寸法は図3に示した符号に基づいて記載する。)。吸収部としてはパルプ/高吸収性ポリマー混合体(200/50g/m)を用い、基盤シートとしてはスチレンエチレンプロピレン共重合体(SEPS、13g/m)不織布を用いた。吸収部のサイズは横幅T=6.0m、縦幅S=13.5mmとし、ピッチP=7.5mm、隙間d=1.5mm、e=1.0mmで配置した。吸収部は超音波エンボス(半径1.0mm)を用いて基盤シートに固定した。
図7(b)は上記吸収体試験体を長さ方向に30%伸長させた状態の平面図である。自然長の状態で矩形状の吸収部3が縦方向および横方向にほぼ同じ隙間を保って基盤シート2上に千鳥状配列に配置されていた。この状態から吸収体10全体を吸収体長手方向(X方向)に伸長させると、吸収体10は幅方向(Y方向)に収縮した。この試験例では長手方向の伸長率が30%であり、これに対する横幅方向の収縮率は14%であった。
このような伸長状態においても、各吸収部3は中心の固定部4(図2)のみで基盤シート2に固定されているため、個々の形状は影響を受けず、基盤シート2のみが伸長し、長手方向の吸収部3どうしの隙間が大きくなることが分かる。このとき、伸長状態(図3(b))においては隣在した吸収部3間の液体の伝達は矢印f,hで示すように吸収部間で縦横方向に有効になされることを確認した。
次に、上記の試験体を市販の一般的な生理用ナプキンの市販品の吸収体と同じ形状及び面積になるように伸縮性の基板シートとして面積の広いものを用い、個々の吸収部の大きさ及び間隔は変えずに吸収部の数を増やし千鳥状配列とした吸収体試験体を作製した。上記市販の生理用ナプキンと同じ表面シート、裏面シート、サイドシート等を用い、上記で作製した吸収体試験体を組み込んで生理用ナプキンの試験体1(実施例)を作製した。これと対比するために、上記市販の生理用ナプキンとして従来品(パルプ/SAP(200/50g/m)の連続体(75mm×200mm)を吸収体として用いた(比較例)。また、一般の下着生地(綿45%、レーヨン45%、ポリウレタン10%)を上記市販用生理用ナプキンと同じ形に切り出したものを準備した(参考例)。これら実施例、比較例、参考例の試験体を用い、下記の手順に従って曲げモーメント及びせん断応力を測定した結果を表1にまとめた。
<曲げモーメントの測定方法>
測定機器としてカトーテック株式会社 KES−FBS−L(商品名)を用いた。最大曲率±0.5cm−1、曲率変形速度0.5cm−1/sec(一定)で測定を行い、クランプ幅は40mm、サンプル幅は25mmとした。なお、測定は温度20℃、湿度65%条件下で行った。
<せん断力の測定方法>
測定機器としてカトーテック株式会社 KES―FB1―AUTO−A(商品名)を用いた。最大せん断ずり量±tan8°、せん断ずり速度0.5°/sec、で測定を行い、クランプ幅5cm、サンプル幅20cmとした。なお、測定は温度20℃、湿度65%条件下で行った。
[表1]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実施例 参考例 比較例
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
曲げモーメント(gf・cm/cm)*1 5.8 4.0 29.5
せん断応力(gf/cm)*2 14.1 8.0 60.2
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*1:曲率=0.5(cm−1
*2:せん断角=8.0(deg)
従来品(比較例)と比べて本発明に係る吸収体を用いたもの(実施例)の曲げモーメントは下着に近い値を示し、多様な人体形状に対して柔軟にフィットし、極めて良好な人体適合性が確保されることが分かる。また、従来品(比較例)と比べて本発明に係る吸収体を用いたもの(実施例)では下着に近いせん断応力しか発生しなかった。このことから本発明の吸収体によれば人体の動作に対応して吸収体が良好に追随変形し、極めて高い追随性が発揮され、多様な動作を行った場合にも違和感を与えないことが分かる。
1 表面シート
2 基盤シート
3 吸収部
4 固定部
7 裏面シート
8 サイドシート
10 吸収体
100 吸収性物品

Claims (6)

  1. 複数の吸収部が互いに離間して、基盤シートに固定部を介して接合された吸収体であって前記固定部は平面視において前記吸収部の領域に包含されており、前記複数の吸収部は、前記吸収体に伸長力が加えられたときに互いに接触して液体連通化しうる状態に配列された吸収体。
  2. 前記基盤シートは伸縮性のシートであり、前記固定部の部位では伸縮性を発現していない請求項1に記載の吸収体。
  3. 前記吸収部は平面視で上面と前記基盤シートに接する下面との面積が異なっている請求項1又は2に記載の吸収体。
  4. 前記吸収部は平面視で矩形の形状を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収体。
  5. 前記吸収部は平面視で括れのある多角形の形状を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収体。
  6. 前記吸収部間には平面視において前記基盤シートを底面とする空間が形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収体。

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