JP5449910B2 - 排ガス熱交換装置、及び空気調和装置 - Google Patents

排ガス熱交換装置、及び空気調和装置 Download PDF

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Description

本発明は、圧縮機を駆動するエンジンの排ガスを触媒により浄化する排ガス熱交換器本体を備えた排ガス熱交換装置、及び空気調和装置に関する。
従来、冷媒回路を構成する圧縮機と、この圧縮機を駆動するエンジンと、このエンジンの排ガスを内部に設けられた触媒を流通させて浄化し、排ガスとエンジンを冷却する冷却水との間で熱交換させる排ガス熱交換器とを備えた空気調和装置が知られている。この種のものでは、排ガス熱交換器は略円筒形の胴部を備え、この胴部の一端面に、エンジンから排ガスを導く排気ガス導入管が接続され、胴部内の一端側には略円筒形の触媒が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−294893号公報
ところで、排気ガス導入管は内部を流れる高温の排ガスによって高温になるため、露出しないことが望ましい。胴部の円筒部がエンジンに近接するように排ガス熱交換器を配置する場合、胴部の一端面ではなく、胴部のエンジン側の円筒部に排気ガス導入管を接続して排気ガス導入管の露出を抑制することが考えられる。
しかしながら、排ガスを触媒に流通させるためには、排気ガス導入管を触媒上流側の胴部に接続しなければならず、排気ガス導入管の接続部分だけ胴部が長さ方向に大型化してしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、排ガス熱交換器本体の大型化を抑制した排ガス熱交換装置、及び空気調和装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、排ガス熱交換器本体の一端に、エンジンの排ガスを浄化する触媒を備え、前記排ガス熱交換器本体の他端に、浄化した排ガスとエンジン冷却水との間で熱交換させる熱交換器を備えた排ガス熱交換装置において、前記排ガス熱交換器本体の一端部の奥に隙間をあけて前記触媒を配置し、前記触媒の外周面に向けて前記排ガスを導入する排ガス入口を設け、前記排ガス入口からの排ガスを、前記触媒の外周面から前記奥の隙間に回り込ませて、前記触媒を通し、前記熱交換器に供給し、前記触媒は略環状の二列の固定輪で固定し、奥側の固定輪を、前記排ガス入口に対向する部分を切り欠いて略C字状に形成するとともに、奥側の固定輪に、前記排ガス入口から流入して前記触媒の外周面に沿って流れる排ガスを、前記奥の隙間に流通させる複数の流通孔を周方向に略均等に設け、前記排ガス入口の直径は、前記触媒の一端面から他端側の固定輪までの長さと略同一に形成したことを特徴とする
上記構成によれば、奥側の固定輪は、排ガス入口に対向する部分を切り欠いて略C字状に形成されるため、排ガスが触媒の奥側に流れやすくなるとともに、奥側の固定輪の材料を削減できる。
上記構成によれば、排ガス熱交換器本体の一端部の奥に隙間をあけて触媒を配置し、触媒の外周面に向けて排ガスを導入する排ガス入口を設け、排ガス入口からの排ガスを、触媒の外周面から奥の隙間に回り込ませて、触媒を通し、熱交換器に供給するため、排ガス入口を触媒に対向させて形成できるので、排ガス入口を触媒の上流側に設ける必要がなり、長さ方向の大型化を抑制できる。
前記排ガス熱交換器本体が胴部とキャップ体とで構成され、前記キャップ体に前記触媒が配置されてもよい。
上記構成によれば、キャップ体に触媒が配置されるため、キャップ体を取り外して触媒の清掃ができ、メンテナンス性が向上する
記固定輪は、その断面を湾曲した形状とし、この断面の曲部で熱膨張の伸縮を吸収可能としてもよい。
上記構成によれば、固定輪は、その断面を湾曲した略U形状とし、この断面の曲部で熱膨張の伸縮を吸収可能としたため、排ガス熱交換器本体内を流通する高温の排気ガスにより膨張した触媒のひずみを吸収して固定することが可能となる。
この場合に、冷媒回路を構成する圧縮機と、この圧縮機を駆動するエンジンと、このエンジンの排ガスを浄化する触媒、及び、浄化した排ガスとエンジン冷却水との間で熱交換させる熱交換器を内部に設けた排ガス熱交換器本体とを備えた空気調和装置において、前記排ガス熱交換器本体の一端部の奥に隙間をあけて前記触媒を配置し、前記触媒の外周面に向けて前記排ガスを導入する排ガス入口を設け、前記排ガス入口からの排ガスを、前記触媒の外周面から前記奥の隙間に回り込ませて、前記触媒を通し、前記熱交換器に供給し、前記触媒は略環状の二列の固定輪で固定し、奥側の固定輪を、前記排ガス入口に対向する部分を切り欠いて略C字状に形成するとともに、奥側の固定輪に、前記排ガス入口から流入して前記触媒の外周面に沿って流れる排ガスを、前記奥の隙間に流通させる複数の流通孔を周方向に略均等に設け、前記排ガス入口の直径は、前記触媒の一端面から他端側の固定輪までの長さと略同一に形成するようにしてもよい。
上記構成によれば、排ガス入口を触媒に対向させて形成できるので、排ガス入口を触媒の上流側に設ける必要がなり、長さ方向の大型化を抑制できる。
本発明によれば、排ガス熱交換器本体の一端部の奥に隙間をあけて触媒を配置し、触媒の外周面に向けて排ガスを導入する排ガス入口を設け、排ガス入口からの排ガスを、触媒の外周面から奥の隙間に回り込ませて、触媒を通し、熱交換器に供給するため、排ガス入口を触媒に対向させて形成できるので、排ガス入口を触媒の上流側に設ける必要がなり、長さ方向の大型化を抑制できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るガスエンジン駆動式の空気調和装置を示す回路図である。
空気調和装置1は、室外ユニット2と複数の室内ユニット3a〜3cとを有し、これらを液管4aおよびガス管4bからなるユニット間配管4で接続して構成されている。室外ユニット2には、ガスエンジン(エンジン)10と、ガスエンジン10の駆動力により冷媒を圧縮する圧縮機12とが収容されている。ガスエンジン10は、燃料調整弁7を経て供給される燃料ガスまたは他の燃料と、スロットル弁8を経て供給される空気との混合気を燃焼させて駆動力を発生する。また、室外ユニット2には、室外側コントローラ39が設けられており、この室外側コントローラ39は、通信線42を介して各室内ユニット3a〜3cの室内側コントローラに通信可能に接続されている。
圧縮機12は、大小異容量の圧縮機12a,12bで構成され、これら2台の圧縮機12a,12bは、伝達ベルト60(図2参照)を介してガスエンジン10の駆動軸10a(図3参照)に連結されている。ガスエンジン10の駆動軸10aと圧縮機12a,12bとの間には、それぞれ電磁クラッチ14a,14bが設けられ、これら電磁クラッチ14a,14bによって駆動軸10aと圧縮機12a,12bとを接離可能である。
圧縮機12a,12bの吐出管12cは、プレート式熱交換器31、四方弁15、室外熱交換器17の順に接続され、室外熱交換器17には、液管4aを介して、各室内ユニット3a〜3cの膨張弁19a〜19c、室内熱交換器21a〜21cが接続され、室内熱交換器21a〜21cには、ガス管4bを介して、四方弁15が接続され、この四方弁15には、吸込管12dを介して、圧縮機12a,12bが接続されている。また、圧縮機12a,12bの吐出管12cおよび吸込管12dは、バイパス管18で接続され、バイパス管18に、アンロード用のバイパス弁20が設けられている。本構成では、上記した各機器により冷媒回路が形成されている。
上記の冷媒回路は、四方弁15によって暖房運転と冷房運転を切り替えることが可能である。四方弁15の切り替え状態が暖房切り替えの場合、ガスエンジン10により圧縮機12a,12bが駆動されると、実線の矢印で示すように、圧縮機12a,12b、四方弁15、室内熱交換器21a〜21c、膨張弁19a〜19c、室外熱交換器17の順に冷媒が循環し、室内熱交換器21a〜21cでの冷媒凝縮熱により室内が暖房される。これとは反対に、四方弁15が冷房切り替えであれば、破線の矢印で示すように、圧縮機12a,12b、四方弁15、室外熱交換器17、膨張弁19a〜19c、室内熱交換器21a〜21cの順に冷媒が循環し、この室内熱交換器21a〜21cでの冷媒蒸発熱により室内が冷房される。なお、符号48a〜48cは、各室内熱交換器21a〜21cに送風する送風機である。
ガスエンジン10は水冷式であり、このガスエンジン10のウォータージャケットを循環した冷却水は、第1の三方弁22、逆潮流ヒータ23および第2の三方弁24を経て、ラジエータ25に供給される。ラジエータ25は、室外熱交換器17と並べて配設されており、これらは同一の送風機26により送られる空気によって空冷される。ラジエータ25を経た冷却水は、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換装置70の順に流れて、ガスエンジン10のウォータージャケットに戻される。排ガス熱交換装置70には、ガスエンジン10の排ガスが通され、この排ガスは、排気トップ30を経て、室外ユニット2の外に排出される。
上述した第1の三方弁22は冷却水の温度に応じて自動的に切り替えられる。すなわち、冷却水温度が所定温度よりも低い場合、ガスエンジン10のウォータージャケットからの冷却水を、ラジエータ25をバイパスし、直接、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換装置70の順に導いて、上記ウォータージャケットに戻す。
第2の三方弁24は、例えば暖房運転時に切り替えられ、この場合、冷却水はラジエータ25をバイパスし、プレート式熱交換器31を経て、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換装置70の順に流れ、ウォータージャケットに戻される。
次に、室外ユニット2の構成について説明する。
図2は、室外ユニット2の背面図である。この図2では、室外ユニット2の筐体の外側を覆うパネルの記載を省略している。
室外ユニット2は、図2に示すように、略直方体形状に形成された筐体52を備え、この筐体52の内部は、略水平に延びる仕切り板53によって上下二段に画成されている。この上段部には、室外熱交換器17(図1参照)及び送風機26が設けられる熱交換室54が構成され、下段部には、ガスエンジン10及び圧縮機12等が配置される機械室55が構成されている。
仕切り板53は、送風機26や室外熱交換器17のフィンの隙間から熱交換室54内に入り込む雨水等が機械室55に入り込まないように、両室を隙間無く仕切っている。仕切り板53には、熱交換室54と機械室55とを繋ぐ2つの通気口56が室外ユニット2の幅方向に間隔をあけて設けられている。各通気口56は、室外ユニット2内部の空気が両室を自由に移動できるように、両室に連通している。また、各通気口56には、熱交換室54側から機械室55に雨水等が入り込まないように、屋根部56aが設けられており、機械室55側の空気は、図2に示す矢印Xの経路を通って熱交換室54へ移動する。
室外ユニット2の筐体52の天面52aには、2つの送風機26が幅方向に並べて配設されている。送風機26は、熱交換室54の正面側及び背面側にそれぞれ配置される室外熱交換器のフィンの隙間を通じて、熱交換室54内に外気を取り込むことにより、この取り込んだ外気と室外熱交換器17(図1参照)を流れる冷媒とを熱交換させる。そして、熱交換された空気は、送風機26によって室外ユニット2の上方に向けて排出される。また、筐体52の天面52aには、ガスエンジン10での排ガスを室外ユニット2の機外に排出するための排気トップ30が設けられている。
機械室55の正面、背面及び側面には、図示は省略したが、それぞれ前面パネル、背面パネル及び側面パネルが配設される。本構成では、前面パネル及び背面パネルは、それぞれ、左右一対の2枚のパネルで構成されており、これら2枚のパネルの間には、当該パネルを支持する縦フレーム57が設けられている。前面パネル、背面パネル及び側面パネルは、筐体52の各フレームにねじ等で着脱自在(開閉自在)に取り付けられている。これら各パネルが取り付けられた状態では、室外ユニット2は機械室55内に雨水等が入り込まない水密な構造となっている。
図3は、機械室55を上側から見た断面図である。なお、図3中の上側は背面側、下側は正面側に相当する。
機械室55の内部には、底板55aの略中央部にガスエンジン10が配置され、ガスエンジン10の正面左側(以下、単に左側という。)に2台の圧縮機12が並べて配置されている。圧縮機12の手前側であって、上記した縦フレーム57の左側には、室外側コントローラ39が配置されている。この室外側コントローラ39は、室外ユニット2内に配置された各機器(例えば、ガスエンジン10、電磁クラッチ14a,14b、四方弁15、送風機26など)の動作を制御する。
図3に示すように、ガスエンジン10は、出力軸となる駆動軸10aを有し、この駆動軸10aはガスエンジン10の両端から略水平に突出している。駆動軸10aの左方(一端側)の軸端部には、巻掛け伝動用の駆動プーリー58が取り付けられている。また、圧縮機12の従動軸にも駆動プーリー59が取り付けられており、これらの駆動プーリー58、59に伝達ベルト60が巻き掛けられている。これにより、ガスエンジン10の回転動力は伝達ベルト60を介して圧縮機12へと伝達され、圧縮機12が駆動されるようになる。
なお、図3において、符号61はアキュームレーター、62はオイルセパレータ、63はエアクリーナ、64は吸気ボックス、65は排気マフラー、66はオイルサブタンクである。
続いて、排ガス熱交換装置70について説明する。
図4は、ガスエンジン10を示す右側面図である。図5は、図4のV−V断面図であり、排ガス熱交換装置70を示す断面図である。図6は、排ガス熱交換装置70の触媒80を示す斜視図である。
図4に示すように、排ガス熱交換装置70は、前後に延びる略円筒形の排ガス熱交換器本体71を備え、この排ガス熱交換器本体71は、ガスエンジン10の右側上部に、後下がりに傾斜して固定されている。
排ガス熱交換器本体71は、図5に示すように、略円筒形の胴部72と、胴部72の一端側に取り付けられた有底円筒状の外キャップ73と、外キャップ73の内側に設けられた有底円筒状の内キャップ(キャップ体)74と、胴部72の他端側に取り付けられた有底円筒状の下流キャップ75とを備えて構成されている。
胴部72内には、胴部72の長さ方向に延びる複数のパイプ76が互いに所定の隙間を空けて配置されている。パイプ76は、胴部72の両端面72a,72bを貫通して両端面72a,72bに取り付けられている。
胴部72の他端面72b側でガスエンジン10と反対側の円筒部72cには、ガスエンジン10から冷却水を胴部72内に導く冷却導入管28aが接続され、胴部72の一端面72a側の円筒部72cには、胴部72内に流入した冷却水を排出する複数の排出孔72dが周方向に略等間隔に形成されている。また、外キャップ73の底部には、冷却水を排出する冷却水排出管28bが接続されている。
外キャップ73のガスエンジン10側の円筒部には貫通孔73aが形成され、この貫通孔73aに、ガスエンジン10の排ガスを導く排ガス導入管29aが挿通される。排ガス導入管29aは、内キャップ74のガスエンジン側10の円筒部に形成された排ガス入口74aに接続される。下流キャップ75の底部には、排ガス入口74aから内キャップ74内に流入し、パイプ76を流通した排ガスを排出する排ガス排出管29bが接続されている。
このように、排ガス熱交換装置70は、図中実線矢印で示すように、排ガスが流通する内胴(内キャップ74、パイプ76、下流キャップ75)と、図中点線矢印で示すように冷却水が流通する外胴(胴部72、外キャップ73)とを備える二重構造に形成されており、胴部72及びパイプ76は、排ガスと冷却水とを熱交換させる熱交換器77を構成している。
内キャップ74内には、排ガスを浄化する略円筒形の触媒80が、奥側(本実施の形態では、一端側)に隙間Sをあけて配置されている。この触媒80は、図6に示すように、複数の連通孔を有するハニカム構造に、例えば白金等の貴金属が担持されて構成されている。触媒80は、その外周面80aが排ガス入口74aに対向するように配置され、外周面80aの両端は、略環状の固定輪81,82によって内キャップ74内に固定されている。固定輪81,82は、それぞれ断面U字状に形成され、触媒80の一端面80b側の固定輪81は、U字の開放部を一端側に向けて取り付けられ、他端面80c側の固定輪82は、U字の開放部を他端側に向けて取り付けられている。一端側の固定輪81には、排ガス入口74aに対向する部分を切り欠いた切り欠き部81aが形成され、固定輪81は一端側から見ると略C字状になっている。また、固定輪81には、複数の流通孔81bが周方向に略均等に配置されている。
また、図5に示すように、排ガス入口74aの直径は、触媒80の一端面80bから固定輪82の底部82aまでの長さと略同一に形成されている。
図5及び図6に示すように、排ガス入口74aから内キャップ74内に流入した排ガスは、触媒80の外周面80aに衝突し、一部は固定輪81の切り欠き部81aから触媒80の一端面80b側の奥の隙間Sに流入し、残りは周方向に分岐して外周面80aに沿って流れる。このとき、触媒80の他端面80c側には固定輪82が配置されているので、排ガスは他端面80c側には流れ込まない。外周面80aに沿って流れた排ガスは、複数の流通孔81bから触媒80の一端面80b側の奥の隙間Sに回り込む。奥の隙間Sに流入した排ガスは、一端面80bから触媒80内に流入し、ここで白金等によって浄化されて他端面80cから排出される。
ここで、ガスエンジン10で燃焼されて排出された排ガスの温度は高温(例えば、約600℃)になるため、この排ガスが触媒80を通過すると、触媒80は法線方向へ膨張する。この排ガス温度に対し、外キャップ73と内キャップ74との間を流通している冷却水の温度は比較的低温(例えば、約80℃)であるため、膨張する触媒80が固定される内キャップ74は、それほど膨張しない。触媒80を固定する固定輪81,82は、その断面が略U字状に形成されているので、その曲部に弾力性を持たせて触媒80の法線方向の伸縮を吸収させ、内キャップ74との温度差による触媒80の膨張のひずみを吸収して、内キャップ74への固定を可能としている。
また、一端側の固定輪81に、切り欠き部81a及び流通孔81bを形成したことにより、排ガス入口74aを触媒80の外周面80aに対向させて設けることができるので、排ガス入口74aを触媒80の上流に設ける場合に比べ、排ガス熱交換器本体71の長さを短くできる。また、固定輪81に切り欠き部81a及び流通孔81bを形成することにより、固定輪81の材料を削減できる。また、内キャップ74に触媒80が配置されるため、内キャップ74を取り外して触媒80の清掃ができ、メンテナンス性が向上する。
そして、排ガスは、胴部72の一端面72aから熱交換器77に流入し、パイプ76間を流れる冷却水によって熱回収されて、排気温度を低下させて排ガス排出管29bから排出される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、排ガス熱交換器本体71の一端部の奥に隙間Sをあけて触媒80を配置し、触媒80の外周面80aに向けて排ガスを導入する排ガス入口74aを設け、排ガス入口74aからの排ガスを、触媒80の外周面80aから奥の隙間Sに回り込ませて、触媒80を通し、熱交換器77に供給するため、排ガス入口74aを触媒80に対向させて形成できるので、排ガス入口74aを触媒80の上流側に設ける必要がなり、排ガス熱交換装置70の長さ方向の大型化を抑制できる。
また、本実施の形態によれば、内キャップ74に触媒80が配置されるため、内キャップ74を取り外して触媒80の清掃ができ、メンテナンス性が向上する。
また、本実施の形態によれば、一端側の固定輪81は、排ガス入口74aに対向する部分を切り欠いて略C字状に形成されるため、排ガスが触媒80の一端側に流れやすくなるとともに、一端側の固定輪81の材料を削減できる。
さらに、本実施の形態によれば、固定輪81は、その断面を湾曲した略U形状とし、この断面の曲部で熱膨張の伸縮を吸収可能としたため、排ガス熱交換器本体71内を流通する高温の排ガスにより膨張した触媒80のひずみを吸収して固定することが可能となる。
但し、上記実施の形態は本発明の一態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、上記実施の形態では、一端側の固定輪81に切り欠き部81aを設けていたが、固定輪81に切り欠き部81aを設けずに、固定輪81の全周方向に亘って複数の流通孔81bを形成するようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置を示す回路図である。 室外ユニットの背面図である。 機械室を上側から見た断面図である。 ガスエンジンを示す右側面図である。 図4のV−V断面図である。 排ガス熱交換装置の触媒を示す斜視図である。
1 空気調和装置
10 ガスエンジン(エンジン)
12 圧縮機
70 排ガス熱交換装置
71 排ガス熱交換器本体
72 胴部
74 内キャップ(キャップ体)
74a 排ガス入口
77 熱交換器
80 触媒
80a 外周面
81,82 固定輪
81b 流通孔
S 隙間

Claims (4)

  1. 排ガス熱交換器本体の一端に、エンジンの排ガスを浄化する触媒を備え、前記排ガス熱交換器本体の他端に、浄化した排ガスとエンジン冷却水との間で熱交換させる熱交換器を備えた排ガス熱交換装置において、
    前記排ガス熱交換器本体の一端部の奥に隙間をあけて前記触媒を配置し、前記触媒の外周面に向けて前記排ガスを導入する排ガス入口を設け、前記排ガス入口からの排ガスを、前記触媒の外周面から前記奥の隙間に回り込ませ、前記触媒を通して、前記熱交換器に供給し、
    前記触媒は略環状の二列の固定輪で固定し、奥側の固定輪を、前記排ガス入口に対向する部分を切り欠いて略C字状に形成するとともに、奥側の固定輪に、前記排ガス入口から流入して前記触媒の外周面に沿って流れる排ガスを、前記奥の隙間に流通させる複数の流通孔を周方向に略均等に設け、
    前記排ガス入口の直径は、前記触媒の一端面から他端側の固定輪までの長さと略同一に形成したことを特徴とする排ガス熱交換装置。
  2. 前記排ガス熱交換器本体が胴部とキャップ体とで構成され、前記キャップ体に前記触媒が配置されることを特徴とする請求項に記載の排ガス熱交換装置。
  3. 前記固定輪は、その断面を湾曲した形状とし、この断面の曲部で熱膨張の伸縮を吸収可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の排ガス熱交換装置。
  4. 冷媒回路を構成する圧縮機と、この圧縮機を駆動するエンジンと、このエンジンの排ガスを浄化する触媒、及び、浄化した排ガスとエンジン冷却水との間で熱交換させる熱交換器を内部に設けた排ガス熱交換器本体とを備えた空気調和装置において、
    前記排ガス熱交換器本体の一端部の奥に隙間をあけて前記触媒を配置し、前記触媒の外周面に向けて前記排ガスを導入する排ガス入口を設け、前記排ガス入口からの排ガスを、前記触媒の外周面から前記奥の隙間に回り込ませて、前記触媒を通し、前記熱交換器に供給し、
    前記触媒は略環状の二列の固定輪で固定し、奥側の固定輪を、前記排ガス入口に対向する部分を切り欠いて略C字状に形成するとともに、奥側の固定輪に、前記排ガス入口から流入して前記触媒の外周面に沿って流れる排ガスを、前記奥の隙間に流通させる複数の流通孔を周方向に略均等に設け、
    前記排ガス入口の直径は、前記触媒の一端面から他端側の固定輪までの長さと略同一に形成したことを特徴とする空気調和装置。
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