JP5447309B2 - 流体制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、流路を流れる流体をバルブの開閉動作により制御する流体制御弁に関するもので、特に流路を流れる流体の流量をバルブの開閉動作により制御(調整)する流体流量制御弁に係わる。
[従来の技術]
従来より、自動車等の車両には、内燃機関(エンジン)に供給する吸入空気の流量を、スロットルボディの吸気通路内に回転可能に配置されたスロットルバルブの開閉動作により調整(制御)するモータ駆動式スロットル装置が搭載されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1に記載のモータ駆動式スロットル装置は、歯車機構を介して、モータのトルクをスロットルシャフトに伝えるように構成されている。スロットルシャフトの両端には、スロットルバルブおよびスロットルギヤが固定されている。そして、スロットルシャフトの軸周りには、スプリングが保持されている。
スプリングは、スロットルギヤとスロットルボディとの間に配置されている。そして、径の小さい方のスプリング部を、径の大きい方のスプリング部の内側に入り込ませて軸方向にオーバーラップさせた、2重巻きスプリング構造となっている。
ここで、径の大きい方のスプリング部はリターンスプリングを形成しており、リターンスプリングの鉤状フック部はスロットルボディの係止部に引っ掛けられている。また、径の小さい方のスプリング部はデフォルトスプリングを形成しており、デフォルトスプリングの鉤状フック部はスロットルギヤの係止突起に引っ掛けられている。
そして、径の大きいリターンスプリングと径の小さいデフォルトスプリングの内側となる位置に磁気センサを配置している。
また、スプリングは、径の大きいリターンスプリングと径の小さいデフォルトスプリングが、スプリングフック部で形成される接続腕部により連続した1本のピアノ線から構成されている。
スプリングフック部は、デフォルトスプリングの短部から半径方向外側に伸びる長い接続腕部と、屈曲部を挟んでリターンスプリングに接続される短い接続腕部とから構成されている。そして、長い接続腕部は、スロットルギヤに樹脂モールドされた係合端面(平面部の端面)に当接する。
特許文献2に記載のモータ駆動式スロットル装置は、スロットルボディに回転自在に支持されたスロットルシャフトの中間部に、吸気通路を通過する空気流量を調整するスロットルバルブが固定されている。
そして、スロットルシャフトの最終平歯車側には、スロットルシャフトを囲むようにスプリングが設けられている。このスプリングは、第1のばね部と、第2のばね部と、第1のばね部と第2のばね部とを繋ぐU字形状の繋ぎ部とから構成されている。
そして、第1のばね部の第1の端部および第2のばね部の第2の端部は、スロットルボディに取り付けられ、また、繋ぎ部は最終平歯車に固定されている。また、第1のばね部の座面(スプリングの軸方向端面)とスロットルボディの平面部との間には空隙が形成されている。また、第2のばね部の座面(スプリングの軸方向端面)と最終平歯車の平面部の端面との間には空隙が形成されている。
[従来の技術の不具合]
ところが、特許文献1に記載のモータ駆動式スロットル装置においては、スプリングのスプリングフック部を構成する長い接続腕部(スプリング端面)が、スロットルギヤの平面部の端面に摺動接触するように構成されている。これにより、モータのトルクによりスロットルギヤが駆動される際に、スプリングとスロットルギヤとの間の摩擦による摺動ロス(ヒステリシス)が大きくなる。したがって、モータ負荷が増加するので、電力消費量の増加を招く。
また、特許文献2に記載のモータ駆動式スロットル装置においては、スプリングの軸方向端面が保持されていないので、最終平歯車が回転する際に、スプリングが最終平歯車の平面部側に倒れ込む可能性がある。この場合、スプリングの軸方向端面が最終平歯車の平面部に摺動接触するため、最終平歯車とスプリングとの間の摩擦力およびスプリングと最終平歯車との間の摩擦による摺動ロス(ヒステリシス)が大きくなる。したがって、モータ負荷が増加するので、電力消費量の増加を招く。
また、スプリングの軸方向端面が保持されていないので、スプリングの挙動が不安定となり、スロットルギヤに対するスプリングの摩擦力がバラツク可能性がある。この場合、スプリング特性が複雑に変化し、スロットルバルブ、スロットルシャフト、スロットルギヤの動作が不安定となる。
特開2006−291912号公報 特開2006−017049号公報
本発明の目的は、最終ギヤとスプリングとの間の摩擦力および摺動ロスを低減することのできる流体制御弁を提供することにある。また、スプリングの姿勢を安定化させてスプリング特性やバルブの開閉動作を安定させることのできる流体制御弁を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、ハウジングの内部(流体流路)を流れる流体をバルブの開閉動作により制御(調整)する流体制御弁において、スプリングのコイル端面の一部を、最終ギヤのスプリング座部(複数の凸部)に部分的に接触させることにより、最終ギヤとスプリングとの間の摩擦力および摺動ロスを低減することができる。
これによって、バルブの開閉動作時におけるモータ負荷を低減できるので、電力消費量を抑えることができる。また、スプリングのヒステリシスを低減できるので、少ない電力消費量でバルブを開閉動作させることができる。
また、最終ギヤのスプリング座部は、スプリングのコイル端面側に向かって突出する複数の凸部を有している。
また、最終ギヤのスプリング座部(およびギヤ接触平面部)を、最終ギヤの最大回転角度(歯形成部の回転方向の寸法:歯形成角度)に余裕代を考慮した角度(約180°)に設けている。このスプリング座部に、スプリングのコイル端面の一部が接触する複数の凸部を設けることにより、バルブの開閉動作時におけるスプリングの姿勢を安定化させることができるので、スプリング特性やバルブの開閉動作を安定させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、最終ギヤに設けられる複数の凹部の底面とスプリングのコイル端面との間に隙間を形成することにより、スプリングのコイル端面の一部が、最終ギヤのスプリング座部に部分的に接触する。
請求項3に記載の発明によれば、複数の凹部は、所定の間隔(例えば最終ギヤとスプリングとの間の摺動ロスを低減することが可能な間隔、あるいは最終ギヤとスプリングとの接触面積を現状よりも低減することが可能な間隔)で設置されている。
請求項4に記載の発明によれば、最終ギヤのスプリング座部は、複数の凹部の回転方向の両側、および隣設する2つの凹部間に設けられている。
これによって、最終ギヤとスプリングとの間の摩擦力および摺動ロスを低減することができる。また、スプリングのヒステリシスを低減できる。
請求項5に記載の発明によれば、複数の凸部は、所定の間隔(例えばスプリングの倒れ込みを防止することが可能な間隔)で設置されている。
請求項6に記載の発明によれば、最終ギヤのスプリング座部に、スプリングのコイル端面の一部が接触する複数の凸部を設け、これらの凸部を、スプリングの倒れ込みを防止することが可能な間隔で設置することにより、バルブの開閉動作時におけるスプリングの姿勢を安定化させてスプリング特性やバルブの開閉動作を安定させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、複数の凸部は、多角形状の断面または部分円形状の断面を有している。特に、最終ギヤのスプリング座部に設けられる複数の凸部の、スプリングのコイル端面との接触面を、スプリングの倒れ込みが防止可能で、且つ摺動抵抗をより少なくすることが可能な球面形状としても良い。
これによって、バルブの開閉動作時におけるスプリングの姿勢を安定化させることができるので、スプリング特性やバルブの開閉動作を安定させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、スプリングのコイル(全てのコイル線間)が、ピッチ巻きのみによって形成されている。これにより、スプリングのコイル線間が密着し難く、コイル線間の摩擦を低減することができる。また、スプリング特性が変化せず、バルブの開閉動作が不安定とならない。
請求項9に記載の発明によれば、ハウジングに、スプリングの第1フックを保持する第1係止溝を設け、この第1係止溝の溝幅を、スプリングのコイル線径に余裕代を考慮した寸法に設定することにより、スプリングの第1フックをハウジングの第1係止溝に容易に組み付けることができる。また、最終ギヤおよびシャフトの回転方向へのスプリングの第1フックの移動が規制されるので、最終ギヤに対して、バルブを閉じる側に付勢する荷重(スプリングトルク)が設計通りのものとなり、スプリング特性が変化せず、バルブの開閉動作が不安定とならない。
なお、ハウジングの第1係止溝の溝深さは、スプリングのコイル線間が軸方向において密着しない寸法に設定しておく。
請求項10に記載の発明によれば、最終ギヤに、スプリングの第2フックを保持する第2係止溝を設け、この第2係止溝の溝幅を、スプリングのコイル線径に余裕代を考慮した寸法に設定することにより、スプリングの第2フックを最終ギヤの第2係止溝に容易に組み付けることができる。また、最終ギヤおよびシャフトの軸方向へのスプリングの第2フックの移動が規制されるので、最終ギヤに対して、バルブを閉じる側に付勢する荷重(スプリングトルク)が設計通りのものとなり、スプリング特性が変化せず、バルブの開閉動作が不安定とならない。
請求項11に記載の発明によれば、ハウジングの第1ブロックおよび最終ギヤの第2ブロックの外径は、スプリングのコイル内径よりも小さい寸法に設定されている。ハウジングの第1ブロックおよび最終ギヤの第2ブロックの外周部は、ハウジングの第1ブロックおよび最終ギヤの第2ブロックが、スプリングのコイル内径をガイド(保持)するスプリング内周ガイドとしての機能を有している。
なお、ハウジングの第1ブロックおよび最終ギヤの第2ブロックの外径寸法は、最終ギヤが最大回転角度分だけ回転し、スプリングのコイルが回転方向に捩じられた際の、スプリングのコイル内径収縮寸法を考慮して設計されている。これにより、ハウジングの第1ブロックおよび最終ギヤの第2ブロックに対するスプリングの摺動抵抗を低減してモータ負荷を減らし、電力消費量を抑えることができる。
請求項12に記載の発明によれば、最終ギヤは、シャフトの周囲を周方向に取り囲むように配置されたボス部、およびこのボス部よりも径方向の外周側に設けられた歯形成部を有している。そして、歯形成部の外周には、モータ側のギヤと噛み合う複数の歯が形成されている。
請求項13に記載の発明によれば、最終ギヤのスプリング座部を、ボス部と歯形成部とを最終ギヤの径方向に連結する連結部を設けている。これにより、最終ギヤのボス部よりも径方向の外周側、且つ最終ギヤの歯形成部よりも径方向の内周側に、スプリングのコイル端面の一部が接触するスプリング座部が設けられる。
EGRガス流量制御弁(EGRV)を示した断面図である(実施例1)。 ギヤハウジングを示した斜視図である(実施例1)。 (a)はハウジングと最終ギヤ(発明前)との間にスプリングを巻装した状態を示した断面図である(比較例)。また、(b)はハウジングと最終ギヤ(発明後)との間にスプリングを巻装した状態を示した断面図で、(c)はスプリングを示した斜視図である(実施例1)。 (a)、(b)は最終ギヤを示した正面図、側面図で、(c)は突条リブの断面形状の例を示した断面図である(実施例1)。 (a)は最終ギヤを示した正面図で、(b)はモータ駆動電流に対するEGRV開度の変化を示した特性図である(実施例1)。 (a)は最終ギヤを示した正面図で、(b)はモータ駆動電流に対するEGRV開度の変化を示した特性図である(比較例)。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
本発明は、最終ギヤとスプリングとの間の摩擦力および摺動ロスを低減するという目的、また、スプリングの姿勢を安定化させてスプリング特性やバルブの開閉動作を安定させるという目的を、スプリングのコイル端面の一部を、最終ギヤのスプリング座部である複数の凸部(径方向に延びる突条リブ)に部分的に接触させることで実現した。
[実施例1の構成]
図1ないし図5は本発明の実施例1を示したもので、図1はEGRガス流量制御弁(EGRV)を示した図で、図2はギヤハウジングを示した図で、図3(b)はハウジングと最終ギヤとの間にスプリングを巻装した状態を示した図で、図3(c)はスプリングを示した図である。
本実施例の内燃機関の制御装置(エンジン制御システム)は、内燃機関(エンジン)の排気ガスの一部であるEGRガスを吸気通路へ再循環(還流)させる排気ガス循環装置(EGRシステム)と、このEGRシステムを電子スロットル装置、燃料噴射装置等の各システムと関連して制御するエンジン制御ユニット(電子制御装置:ECU)とを備えている。
エンジンは、燃料が直接燃焼室内に噴射供給される直接噴射式のディーゼルエンジンが採用されている。このエンジンには、吸気管および排気管が接続されている。
吸気管の内部には、エンジンの各気筒毎の燃焼室に吸入空気を供給するための吸気通路が形成されている。吸気管は、排気通路から導入されたEGRガスを、エアクリーナで濾過された清浄な外気(新規吸入空気:新気)に合流させるEGRガス合流部を備えている。
排気管の内部には、エンジンの各気筒毎の燃焼室より流出する排気ガスを排気浄化装置を経由して外部に排出するための排気通路が形成されている。排気管は、EGRガスをEGRシステムへ分岐させるEGRガス分岐部を備えている。
EGRシステムは、EGRガスパイプ、EGRガス流量制御弁(以下EGRVと言う)、バルブ開度センサを備えている。このEGRシステムは、EGRVの弁体が開弁している時、エンジンの排気ガスがEGRガスパイプを経由しEGRガスとして吸気通路へ戻される。
EGRガスパイプは、エンジンの排気ガスを排気通路(EGRガス分岐部)から吸気通路(EGRガス合流部)へ還流させる排気ガス還流管である。このEGRガスパイプの内部には、排気ガス流路(EGRガス流路)が形成されている。
EGRVは、本発明の流体制御弁に相当するもので、エンジンの各気筒毎の燃焼室に供給する吸入空気の全流量に対するEGRガス量の比率であるEGR率を制御するEGR制御弁である。このEGRVは、EGRガスパイプの途中に結合されるハウジング1と、このハウジング1をEGRガスの熱から保護するためのノズル2と、このノズル2の内部に回転自在に収容されるバルブ3と、このバルブ3を支持固定するシャフト4と、バルブ3を駆動する駆動力(トルク)を発生する電動モータMと、この電動モータMのトルクを受けて回転する最終ギヤ5と、ハウジング1と最終ギヤ5との間に配置されたスプリング6とを備え、EGRガス流路を介して排気通路から吸気通路へ還流されるEGRガスの流量(EGRガス量)をバルブ3の開閉動作(EGRガス流路の開口面積を変更すること)により調整(制御)する。
EGRVのハウジング1は、耐熱性の金属により形成されており、このハウジング1の前後(上流側および下流側)に配置される例えばEGRガスパイプ(あるいは排気管のEGRガス分岐部または吸気管のEGRガス合流部)に締結ボルトを用いて締め付け固定されている。このハウジング1は、バルブ3およびシャフト4を全閉位置から全開位置に至るまで回転方向に開閉自在(回転自在)に保持するバルブボディである。
ハウジング1には、円筒状のノズル2の周囲を円周方向に取り囲むと共に、ノズル2の外周を嵌合保持する円筒状のノズル嵌合部が設けられている。
ノズル2は、ハウジング1のノズル嵌合部の内周に圧入固定されている。なお、ハウジング1およびノズル2の内部には、EGRガス流路9、10が形成されている。
EGRガス流路9、10は、排気管のEGRガス分岐部から吸気管のEGRガス合流部へEGRガスを還流させる排気ガス流路(流体流路、ハウジング1の内部流路)である。このEGRガス流路9、10は、エンジンの各気筒毎の燃焼室に連通している。
ハウジング1は、EGRガス流路9、10よりもEGRガス流方向の上流側に、エンジンの排気通路(EGRガス分岐部)からEGRガスを導入するためのEGRガス導入ポート(EGRV入口ポート)8を有している。このEGRガス導入ポート8は、ハウジング1の上流側結合端面で開口している。
ハウジング1は、EGRガス流路9、10よりもEGRガス流方向の下流側に、エンジンの吸気通路(EGRガス合流部)へEGRガスを導出するためのEGRガス導出ポート(EGRV出口ポート)11を有している。このEGRガス導出ポート11は、ハウジング1の下流側結合端面で開口している。
また、ハウジング1には、シャフト4を回転方向に摺動自在に支持する軸受部の周囲を周方向に取り囲む円筒状の軸受保持部12が設けられている。この軸受保持部12の内部には、シャフト4の回転軸方向に延びる軸受孔13が設けられている。
なお、軸受孔13の孔壁面に、内部に侵入した排気ガス中に含まれる不純物(燃焼残滓やカーボン等の微粒子)を、例えば吸気負圧を利用してバルブ3よりもEGRガス流方向の下流側のEGRガス流路(または吸気通路)に戻すための連通孔14が形成されていても良い。
また、ハウジング1に、例えばハウジング1の軸受孔13および軸受部の周囲に形成される冷却水流路15にエンジン冷却水を流入させるための冷却水パイプ(図示せず)が接続されていても良い。
本実施例では、ハウジング1の軸受部としてブッシング16、オイルシール17およびボールベアリング18等が採用されている。
ブッシング16は、例えば銅や鉄等の金属を焼結した焼結部品または焼結含油軸受(軸受部材)であって、円筒形状に形成されている。ここで、ブッシング16は、ハウジング1の軸受保持部12の内周(軸受孔13の孔壁面)に圧入固定されている。
オイルシール17は、例えばゴムシールであって、円環形状に形成されている。ここで、オイルシール17の外周部は、ハウジング1の軸受保持部12の内周(軸受孔13の孔壁面)に圧入固定されている。
ボールベアリング18は、外輪の内周面と内輪の外周面に環状凹溝を設け、この軌道面を転がるボール(転動体)のころがり摩擦により作動する軸受部材であって、円筒形状に形成されている。ここで、ボールベアリング18の外輪は、軸受保持部12の第1ボス部の内周(軸受孔13の孔壁面)に圧入固定されている。また、ボールベアリング18の内輪は、シャフト4の外周に圧入固定されている。
なお、ハウジング1の詳細は後述する。
バルブ3は、耐熱性の金属により円板形状に形成されており、シャフト4の回転軸方向の一端部(後述する)に溶接固定されている。このバルブ3は、全閉位置から全開位置に至るまでの動作可能範囲で回転動作されることで、EGRガス流路9、10の開口面積を変更してEGR率を調整する。
ここで、バルブ3の全閉位置とは、ハウジング1の流路壁面、つまりノズル2の内径面とバルブ3の外周端面との間の隙間が最小となる位置で、且つEGRガス流路9、10を流れるEGRガスの流量(EGRガス量)が最小となるバルブ開度のことである。また、バルブ3の全開位置とは、ノズル2の内径面とバルブ3の外周端面との間の隙間が最大となる位置で、且つEGRガス流路9、10を流れるEGRガス量が最大となるバルブ開度のことである。
また、バルブ3の外周端面には、円環状のシールリング溝21が円周方向に連続して形成されている。このシールリング溝21の内部には、シールリング22が嵌め込まれている。このシールリング22は、耐熱性の金属により円環形状またはC字形状に形成されており、その外周側部がバルブ3の外周端面より径方向外側に突出した状態で、内周側部がシールリング溝21内を径方向、軸線方向および円周方向に移動できるようにシールリング溝21の内部に嵌め込まれて保持されている。
したがって、本実施例のEGRVは、バルブ3の閉弁時に、バルブ3のシールリング溝21に嵌め込まれたシールリング22の軸線方向に対して直交する径方向(拡径方向)の張力を利用して、バルブ3の外周端面とノズル2の内径面(バルブシート面)との間の隙間を密閉(シール)するように構成されている。
EGRVのシャフト4は、耐熱性の金属により形成されており、ハウジング1の軸受孔13の内部に回転自在または摺動自在に収容されている。このシャフト4は、EGRVの弁軸(回転軸)であって、電動モータMのトルクにより回転方向に駆動される。
シャフト4は、ハウジング1の軸受孔13を貫通して回転軸方向に延びる軸方向部を有している。この軸方向部は、ハウジング1の軸受孔13の内部に挿入されている。
シャフト4の回転軸方向の一端部には、ハウジング1の軸受保持部12の開口端面からEGRガス流路9、10の内部に向かって突出する第1突出部が設けられている。なお、第1突出部には、バルブ3が溶接固定されている。
また、シャフト4の回転軸方向の他端部には、ハウジング1の軸受保持部12の開口端面から減速ギヤ収納空間の内部に向かって突出する第2突出部が設けられている。なお、第2突出部には、最終ギヤ5と結合するためのバルブギヤプレート23が固定されている。
ここで、本実施例のEGRVは、シャフト4を介して、バルブ3を駆動する電動アクチュエータを備えている。
電動アクチュエータは、バルブ3を開弁方向または閉弁方向に駆動する電動モータMと、この電動モータMの回転を2段減速する減速機構(動力伝達機構)と、EGRVのバルブ開度(バルブ3の回転角度)を検出するバルブ開度センサと、これらの各構成部品を収容するアクチュエータケースとを備えている。
アクチュエータケースは、電動モータMを収容保持するモータハウジング24と、減速機構を回転自在に収容するギヤハウジング25と、このギヤハウジング25の開口部を塞ぐセンサカバー(蓋体)26とを備えている。
モータハウジング24およびギヤハウジング25は、ハウジング1の外壁部に一体的に形成されている。また、センサカバー26は、電気絶縁性に優れる合成樹脂によって形成されている。
電動モータMは、電力の供給を受けて駆動力(トルク)を発生する動力源であって、ECUによって電子制御されるモータ駆動回路を介して、自動車等の車両に搭載されたバッテリに電気的に接続されている。
モータ駆動回路は、ECUのマイクロコンピュータより与えられる出力信号(例えばPWM信号のデューティ比)に対応して電動モータMへの供給電力(モータ駆動電流またはモータ印加電圧)を可変制御する。
減速機構は、3つの減速ギヤよりなり、電動モータMのトルクをシャフト4に伝達する動力伝達機構を構成している。この減速機構は、電動モータMのモータシャフト(出力軸)、このモータシャフトに対して並列配置された2つの第1、第2支持軸、モータシャフトに固定されたピニオンギヤ(モータギヤ)、このピニオンギヤと噛み合って回転する中間ギヤ(駆動ギヤ、第1ギヤ)、およびこの中間ギヤと噛み合って回転する最終ギヤ(従動ギヤ、第2ギヤ、平歯車、バルブギヤ)5等によって構成されている。
2つの第1、第2支持軸は、互いに並列配置されている。また、3つの減速ギヤは、ギヤハウジング25の減速ギヤ収納空間内において回転自在に収容されている。
第1支持軸とは、ギヤハウジング25の嵌合孔に打ち込まれてギヤハウジング25の嵌合部に圧入固定された中間ギヤシャフト27のことである。この中間ギヤシャフト27の外周には、中間ギヤが回転自在に支持されている。
第2支持軸とは、ハウジング1のギヤハウジング25の底面で開口する軸受孔13より突出するシャフト4のことである。このシャフト4の外周には、最終ギヤ5が固定されている。
ピニオンギヤは、金属または合成樹脂によって形成されている。このピニオンギヤは、モータシャフトの外周に圧入固定されている。また、ピニオンギヤの外周には、中間ギヤと噛み合う複数の凸状歯(ピニオンギヤ歯)が周方向全体に形成(列設)されている。
中間ギヤは、金属または合成樹脂によって形成されている。このピニオンギヤは、中間ギヤシャフト27の外周に回転自在に嵌め合わされている。また、ピニオンギヤは、中間ギヤシャフト27の周囲を周方向に取り囲むように設置された円筒状のボス部を有している。このボス部の外周には、円環状の最大外径部(径大部)が一体的に形成されている。 中間ギヤの径大部の外周には、ピニオンギヤの凸状歯と噛み合う複数の凸状歯(中間大径ギヤ歯)が周方向全体に形成(列設)されている。また、ボス部(径小部)の外周には、最終ギヤ5と噛み合う複数の凸状歯(中間小径ギヤ歯)が周方向全体に形成(列設)されている。
最終ギヤ5は、金属または合成樹脂によって形成されている。この最終ギヤ5の内周部には、合成樹脂よりなるロータ28が一体的に形成されている。このロータ28の内部には、金属よりなるバルブギヤプレート23がインサート成形されている。これにより、最終ギヤ5は、ロータ28、バルブギヤプレート23を介して、シャフト4の第2突出部に固定されている。また、最終ギヤ5は、ハウジング1の第1ボス部31と同一軸線上に設置された円筒状の第2ブロック(第2ボス部)32、この第2ボス部32よりも半径方向の外周側に設けられた円弧状の歯形成部33、および第2ボス部32の外周部と歯形成部33の内周部とを連結すると共に、扇状に広がる連結部34等を有している。
第2ボス部32は、シャフト4の第2突出部の周囲を周方向に取り囲むように設置されている。
歯形成部33の回転方向の全開側には、第1ギヤ端面部が設けられている。また、歯形成部33の回転方向の全閉側には、第2ギヤ端面部が設けられている。また、歯形成部33の外周には、中間ギヤの径小部の凸状歯と噛み合う複数の凸状歯(扇状の最終ギヤ歯)35が所定の角度分だけ扇状に形成されている。
歯形成部33は、第1ギヤ端面部から第2ギヤ端面部に至るまでの最終ギヤ5の最大回転角度分だけ設けられている。また、第2ボス部32の周囲には、歯形成部33以外に部分円筒状の中径部36が設けられている。この中径部36には、スプリング6の第2コイル端部のコイル端面との間に所定の隙間を隔てて対向する円弧状の対向面が形成されている。
なお、最終ギヤ5の詳細は後述する。
ここで、最終ギヤ5には、バルブ3の回転角度(EGRVのバルブ開度)を検出するバルブ開度センサが搭載されている。
バルブ開度センサは、最終ギヤ5の内周部に取り付けられる一対のマグネット(永久磁石)37と、センサカバー26のセンサ搭載部に取り付けられるホールIC38とを備え、マグネット37の回転角度に対するホールIC38の出力変化特性を利用してバルブ3の回転角度を検出する非接触式の回転角度検出装置である。
なお、ホールIC38の代わりに、ホール素子単体、磁気抵抗素子等の非接触式の磁気検出素子を使用しても良い。
ここで、アクチュエータ、特に電動モータMは、ECUによって通電制御されるように構成されている。
ECUには、制御処理、演算処理を行うCPU、各種プログラムおよび各種データを保存する記憶装置(ROMやRAM等のメモリ)、タイマー回路等の機能を含んで構成される周知の構造のマイクロコンピュータが設けられている。このECUは、エアフロメータ、クランク角度センサ、アクセル開度センサ、スロットル開度センサ、バルブ開度センサ、冷却水温度センサおよび排気ガスセンサ(空燃比センサ、酸素濃度センサ)等の各種センサからのセンサ出力信号が、A/D変換回路によってA/D変換された後に、マイクロコンピュータに入力されるように構成されている。
マイクロコンピュータは、エアフロメータより出力されるセンサ出力信号(AFM信号)またはスロットル開度センサより出力されるセンサ出力信号(スロットル開度信号)に基づいて、エンジンの吸気管を流れる新気量を計測(算出)し、この算出した新気量を各種エンジン制御(例えばEGRバルブの開度制御:EGRV開度制御)に使用する。
また、マイクロコンピュータは、バルブ開度センサより出力されるセンサ出力信号(EGRV開度信号)に基づいて、エンジンの吸気管に還流するEGRガス量を計測(算出)し、この算出したEGRガス量を各種エンジン制御(例えばスロットルバルブの開度制御:スロットル開度制御)に使用する。
マイクロコンピュータは、エンジンの運転状況(例えばエアフロメータのAFM信号から測定された吸入空気量)に対応して目標EGRV開度を決定し、バルブ開度センサのEGRV開度信号から測定されたEGRV開度と目標EGRV開度との偏差がなくなるように、電動モータMを駆動するモータ駆動回路に与えるPWM信号のデューティ比に対して、PID制御(比例積分微分制御)によりフィードバック制御を行うように構成されている。
スプリング6は、最終ギヤ5に対して、バルブ3を閉じる側に付勢する付勢力(スプリングトルク)を発生するリターンスプリング(コイルスプリング)である。このスプリング6は、ハウジング1の外壁面であるギヤハウジング25の底面と最終ギヤ5の連結部34の側面(対向面)との間に渦巻き状に巻装されたコイル40を有している。
コイル40は、ピッチ巻きのみによって形成されている。コイル40の軸方向の一端側(ハウジング側)には、ギヤハウジング25のスプリング座部に接触する円環状の第1コイル端部41が設けられている。また、コイル40の軸方向の他端側(最終ギヤ側)には、最終ギヤ5の連結部34に設けられるスプリング座部(後述する)に接触する円環状の第2コイル端部42が設けられている。
スプリング6は、コイル40の軸方向の両端から半径方向の外部側に向けて延びる2つの第1、第2フック43、44を有している。
第1フック43は、コイル40の第1コイル端部41の末端部分を半径方向の外部側に折り曲げた第1屈曲部45から第1コイル端部41の半径方向の外部側に向けて真っ直ぐに延びる第1コイル端末部である。この第1フック43は、ハウジング1に設けられる第1係止溝53に挿入されて第1係止部51に保持されている。
第2フック44は、コイル40の第2コイル端部42の末端部分を半径方向の外部側に折り曲げた第2屈曲部46から第2コイル端部42の半径方向の外部側に向けて真っ直ぐに延びる第2コイル端末部である。この第2フック44は、最終ギヤ5に設けられる第2係止溝54に挿入されて第2係止部52に保持されている。
本実施例のハウジング1および最終ギヤ5の詳細を図1ないし図5に基づいて説明する。
ハウジング1は、ブッシング16、オイルシール17およびボールベアリング18等の軸受部を保持する軸受保持部12を備えている。この軸受保持部12は、内部に軸受孔13が形成された円筒状の第1ボス部(第1ブロック)31を有している。この第1ボス部31は、ハウジング1の外壁面であるギヤハウジング25の底面から減速ギヤ収納空間内に突出するように設けられている。
そして、第1ボス部31は、軸受部(特にボールベアリング18等)を介して、シャフト4を回転自在に軸支している。また、第1ボス部31の外径は、スプリング6のコイル内径よりも小さい寸法に設定されている。そして、第1ボス部31の外周部は、スプリング6のコイル内径をガイド(保持)するスプリング内周ガイドとしての機能を有している。
但し、ハウジング1の第1ボス部31の外径寸法は、最終ギヤ5が最大回転角度分だけ回転し、スプリング6が回転方向に捩じられた際の、スプリング6のコイル内径収縮寸法を考慮して設計する。
最終ギヤ5のロータ28には、内部に2面幅(シャフト4の空回りを防ぐ構造、回り止め構造)を有する貫通孔29が形成されたバルブギヤプレート23がインサート成形されている。最終ギヤ5は、内部にロータ28が一体化された第2ボス部(第2ブロック)32を有している。この第2ボス部32は、最終ギヤ5の連結部34の内周部からハウジング1側に突出するように設けられている。
そして、第2ボス部32の外径は、スプリング6のコイル内径よりも小さい寸法に設定されている。そして、第2ボス部32の外周部は、スプリング6のコイル内径をガイド(保持)するスプリング内周ガイドとしての機能を有している。
但し、最終ギヤ5の第2ボス部32の外径寸法は、最終ギヤ5が最大回転角度分だけ回転し、スプリング6が回転方向に捩じられた際の、スプリング6のコイル内径収縮寸法を考慮して設計する。
ハウジング1および最終ギヤ5には、2つの第1、第2係止部51、52が形成されている。
第1係止部51は、ハウジング1の外壁面であるギヤハウジング25の底面から最終ギヤ5側に突出するブロック(フック、突出壁)である。この第1係止部51には、スプリング6の第1フック43を保持する第1係止溝53が形成されている。この第1係止溝53の溝幅は、スプリング6のコイル線径(例えばφ1.6mm)に余裕代(例えば0.3mm)を考慮した寸法に設定されている。また、第1係止溝53の溝深さは、スプリング6のコイル線間が軸方向において密着しない寸法に設定されている。
第2係止部52は、最終ギヤ5の歯形成部33の第2ギヤ端面部よりも回転方向の全閉側の中径部36に設置されたU字部(フック)である。この第2係止部52には、スプリング6の第2フック44を保持する第2係止溝54が形成されている。この第2係止溝54の溝幅(B)は、スプリング6のコイル線径(例えばφ1.6mm)に余裕代(例えば0.3mm)を考慮した寸法に設定されている。また、第2係止溝54の溝深さは、スプリング6のコイル線間が軸方向において密着しない寸法に設定されている。
最終ギヤ5の中径部36の外周部には、全閉ストッパ56が設けられている。この全閉ストッパ56は、バルブ3が全閉位置まで閉弁方向に回転動作した際に、ハウジング1に一体的に形成されたブロック状の全閉ストッパ57に当接して係止される。すなわち、最終ギヤ5の全閉ストッパ56が、ハウジング1の全閉ストッパ57に当接した際に、バルブ3、シャフト4および最終ギヤ5のこれ以上の閉弁方向への回転動作が規制される。
最終ギヤ5の連結部34は、歯形成部33と同様に、第1ギヤ端面部から第2ギヤ端面部に至るまでの最終ギヤ5の最大回転角度分だけ設けられている。この連結部34は、スプリング6の第2コイル端部42のコイル端面の一部が部分的に接触するスプリング座部、およびこのスプリング座部の座面で開口し、この開口側から奥側に凹(窪)んだ複数の第1〜第3凹部61等を有している。
複数の第1〜第3凹部61は、シャフト4の回転軸を中心とする円弧状の凹溝である。これらの第1〜第3凹部61の各々の奥側には、スプリング6の第2コイル端部42のコイル端面との間に所定の隙間を隔てて対向する底面(対向面)が形成されている。
また、複数の第1〜第3凹部61は、所定の間隔(例えば最終ギヤ5とスプリング6との間の摺動ロスを低減することが可能な間隔)で設置されている。あるいは複数の第1〜第3凹部61の間隔を、最終ギヤ5とスプリング6との接触面積を現状の製品(例えば最終ギヤ5とスプリング6との接触面積)よりも低減することが可能な間隔に設定しても良い。
スプリング座部は、複数の第1〜第3凹部61の回転方向の両側、隣設する2つの第1、第2凹部61間、および隣設する2つの第2、第3凹部61間に設けられている。また、スプリング座部は、スプリング6の第2コイル端部42のコイル端面側に向かって突出する複数の第1〜第4凸部(突条リブ)62、およびスプリング6の第2フック44が接触するギヤ接触平面部63を有している。なお、ギヤ接触平面部63は、第2係止部52の第2係止溝側面に設けられている。
ここで、スプリング座部およびギヤ接触平面部63は、最終ギヤ5の最大回転角度(歯形成部33の回転方向の寸法:歯形成角度)に余裕代を考慮した角度(約180°)に設けられている。
複数の第1〜第4突条リブ62は、スプリング6の第2コイル端部42のコイル端面との接触面が所定の幅寸法の平面(ギヤ接触平面部)であり、最終ギヤ5の半径方向に延びる突条部であり、所定の間隔(例えばスプリング6の倒れ込みを防止することが可能な間隔)で設置されている。複数の第1〜第4突条リブ62の断面形状は、図4(c)に示したように、矩形状、三角形状、半楕円形状等のように任意に設定できる。これによって、EGRVのバルブ3の開閉動作時におけるスプリング6の姿勢を安定化させることができるので、スプリング特性やバルブ3の開閉動作を安定させることができる。
なお、最終ギヤ5のスプリング座部に設けられる複数の第1〜第4突条リブ62の、スプリング6の第2コイル端部42のコイル端面との接触面を、スプリング6の倒れ込みが防止可能で、且つ摺動抵抗をより少なくすることが可能な球面形状としても良い。
[実施例1の作用]
次に、本実施例のEGRガス流量制御弁(EGRV)の作動を図1ないし図5に基づいて簡単に説明する。
EGRVのバルブ3を駆動する電動モータMへの電力供給が成されていない場合には、スプリング6の付勢力(スプリング力)によって、EGRガス流路9、10を全閉する全閉姿勢となるようにバルブ開度が設定される。つまりバルブ3が全閉状態となっており、EGRガス流路9、10が閉鎖される。これにより、EGRガスが新気(エアクリーナで濾過された清浄な空気)に混入しない。
次に、EGRVのバルブ3を所定のバルブ開度以上に開弁するように開弁作動させる場合には、先ずECUがエンジンの運転状況(運転状態)に対応して設定される制御目標値(目標EGRV開度)を演算する。そして、電動モータMに電力を供給し、電動モータMのモータシャフトを開弁作動方向に回転させる。これにより、電動モータMの駆動力(モータトルク)が、ピニオンギヤ、中間ギヤおよび最終ギヤ5に伝達される。そして、最終ギヤ5からモータトルクが伝達されたシャフト4が、最終ギヤ5の回転に伴って所定の回転角度(バルブ開度)だけ開弁作動方向に回転する。
したがって、バルブ3は、制御目標値に相当するバルブ開度に開弁制御される。つまりEGRガス流路9、10が開放される。
これにより、エンジンの各気筒毎の燃焼室より流出した排気ガスの一部であるEGRガスが、排気管内に形成される排気通路(EGRガス分岐部)から、排気管側のEGRガスパイプの内部(EGRガス流路)→EGRVのハウジング1の内部流路(EGRガス導入ポート8→EGRガス流路9、10→EGRガス導出ポート11)→吸気管側のEGRガスパイプの内部(EGRガス流路)を経由して、吸気管内に形成される吸気通路(EGRガス合流部)に再循環される。すなわち、EGRガスがエンジンの各気筒毎の吸気ポートおよび燃焼室に供給される新気に混入される。
これによって、排気ガス中に含まれる有害物質(例えば窒素酸化物:NOx)が低減される。
一方、EGRVのバルブ3が所定のバルブ開度以上に開弁している状態から、バルブ3を全閉作動させる場合には、電動モータMへの電力の供給を停止する、あるいは電動モータMへの電力の供給を制限する。これにより、スプリング6の付勢力によって、バルブ3が全閉方向に戻される。
このとき、バルブ3のシールリング溝21に装着されたシールリング22の摺動面が、シールリング自体の拡径方向の張力によってノズル2の内径面(バルブシート面)に張り付くため、シールリング22の摺動面がノズル2の内径面に密着する。
したがって、ノズル2の内径面とバルブ3の外周端面(シールリング22の摺動面)との間が完全に密着シールされる。これにより、バルブ3が全閉した際(バルブ3の全閉時)におけるEGRガスの洩れが確実に抑止されるため、EGRガスが新気に混入しなくなる。
[実施例1の効果]
ここで、本実施例の最終ギヤ5を備えたモータ駆動式のEGRVと、比較例の最終ギヤ100を備えたモータ駆動式のEGRVのヒステリシス低減効果(実測データ)について調査した実験を説明する。
比較例の最終ギヤ100は、図3(a)および図6(a)に示したように、スプリング6の第2コイル端部42のコイル端面全体が接触平面部101に接触するように構成されている。
一方、本実施例の最終ギヤ5は、上述したように、スプリング6の第2コイル端部42のコイル端面との間に隙間が形成される複数の第1〜第3凹部61を有し、且つスプリング6の第2コイル端部42のコイル端面の一部がスプリング座部(複数の第1〜第4突条リブ62)に接触するように構成されている。
先ず、最終ギヤ5を備えたモータ駆動式のEGRVの電動モータMに供給するモータ駆動電流を変化させ、EGRVのバルブ3の開度(バルブ開度)が使用初期と耐久後との間でどのように変化するかについて調査し、その実測データを図5の特性図に示した。
同様に、比較例の最終ギヤ100を備えたモータ駆動式のEGRVの電動モータMに供給するモータ駆動電流を変化させ、EGRVのバルブ3の開度(バルブ開度)が使用初期と耐久後との間でどのように変化するかについて調査し、その実測データを図6の特性図に示した。
なお、耐久後の実測データは、電動モータMに流れるモータ駆動電流の値を最小値(ゼロ)から徐々に増やして最大値まで上げ、次に、電動モータMに流れるモータ駆動電流の値を最大値から徐々に減らして最小値まで下げる行程を1サイクル行った後の実測値を示している。
但し、図5および図6に示した実線は使用初期の特性線で、一点鎖線は耐久後の特性線である。また、図5中に初期ヒステリシスHi、耐久後ヒステリシスHdを示した。また、図6中に初期ヒステリシスHi’、耐久後ヒステリシスHd’を示した。
図5および図6の特性図(耐久後の場合)からも確認できるように、EGRVのバルブ3を全閉状態から全開する場合(B点→C点→D点)、モータ駆動回路に与えるPWM信号(パルス幅変調信号)を最小値(例えばデューティ比0%)から最大値(例えばデューティ比30%)まで段階的に大きくする。すると、電動モータMを流れるモータ駆動電流が、最小値から最大値に向かって徐々に大きくなっていく。
すると、本実施例の最終ギヤ5を備えたEGRVが、比較例の最終ギヤ100を備えたEGRVと比べて、小さい電流値でバルブ3が開弁を開始すると共に、耐久後のヒステリシスが小さいことが分かる(Hd<Hd’)。
すなわち、本実施例のEGRVは、比較例のEGRVと比べて、使用初期(から耐久後に至るまでの期間)における最終ギヤ5とスプリング6との接触面積が小さいので、最終ギヤ5が摩耗する面積が狭くなる。このため、最終ギヤ5に対するスプリング6の摩擦力および最終ギヤ5とスプリング6との間の摺動ロスが少ない。これにより、耐久後の場合でも、最終ギヤ5に対するスプリング6の摺動抵抗があまり変化せず、小さい電流値であっても素早く開弁できる。
なお、比較例のEGRVは、本実施例のEGRVと比べて、使用初期における最終ギヤ100とスプリング6との接触面積が大きいので、最終ギヤ100が摩耗する面積が大きくなる。また、比較例のEGRVは、使用初期において、最終ギヤ100とスプリング6とが線接触であったものが、使用回数が増えていくと、最終ギヤ100とスプリング6の摩耗により削られる等によって最終ギヤ100とスプリング6とが面接触になる。この結果、耐久後には、最終ギヤ100に対するスプリング6の摺動抵抗および摩擦力が非常に大きくなってしまう。これにより、比較例のEGRVは、モータ駆動電流が、本実施例のEGRVよりも大きい電流値にならないと、開弁を開始しない。
また、図5および図6の特性図(耐久後の場合)からも確認できるように、EGRVのバルブ3を全開状態から全閉する場合(D点→A点→B点)、モータ駆動回路に与えるPWM信号(パルス幅変調信号)を最大値(例えばデューティ比30%)から最小値(例えばデューティ比0%)まで段階的に小さくする。すると、電動モータMを流れるモータ駆動電流が、最大値から最小値に向かって徐々に小さくなっていく。
すると、本実施例の最終ギヤ5を備えたEGRVが、比較例の最終ギヤ100を備えたEGRVと比べて、早く閉弁を開始する。つまり本実施例のEGRVが、比較例のEGRVと比べて、耐久後のヒステリシスが小さいことが分かる。
これは、上記と同様に耐久後における、比較例のEGRVの最終ギヤ100とスプリング6との摺動抵抗および摩擦力が、本実施例のEGRVと比べて非常に大きく、モータ駆動電流の電流値をより下げないと、閉弁を開始しない。つまり耐久後のヒステリシスが大きくなる。したがって、本実施例のEGRVは、比較例のEGRVと比べて、小さい電流値でバルブ3を開閉できるので、電流消費量が少なくて済む。
以上のように、本実施例のEGRVによれば、スプリング6の第2コイル端部42のコイル端面の一部を、最終ギヤ5のスプリング座部(複数の第1〜第4突条リブ62)に部分的に接触させることにより、最終ギヤ5とスプリング6との間の摩擦力および摺動ロスを低減することができる。これにより、EGRVのバルブ3の開閉動作時における最終ギヤ5に対するスプリング6の摺動抵抗、および耐久後のスプリング6のヒステリシスを低減することができる。
これによって、EGRVのバルブ3の開閉動作時におけるモータ負荷を低減できるので、電力消費量を抑えることができる。また、スプリング6のヒステリシスを低減できるので、少ない電力消費量でバルブ3を開閉動作させることができる。
最終ギヤ5のスプリング座部(複数の第1〜第4突条リブ62)およびギヤ接触平面部63を、最終ギヤ5の最大回転角度(歯形成部33の回転方向の寸法:歯形成角度)に余裕代を考慮した角度(約180°)に設計(設定)している。また、複数の第1〜第4突条リブ62は、スプリング6のコイル40の倒れ込みを防止することが可能な間隔で設置されている。そして、スプリング6の第2コイル端部42のコイル端面が、最終ギヤ5の連結部34の円周方向に等間隔で形成された複数の第1〜第4突条リブ62に接触して保持されるため、バルブ3の開閉動作時におけるスプリング6の姿勢を安定化させることができる。これにより、スプリング特性やEGRVのバルブ3の開閉動作を安定させることができる。
また、スプリング6のコイル(全てのコイル線間)40が、コイル線間の摩擦低減のためのピッチ巻きとされている。これにより、スプリング6のコイル線間が密着し難く、コイル線間の摩擦を低減することができる。また、スプリング特性が変化せず、EGRVのバルブ3の開閉動作が不安定とならない。
また、本実施例のEGRVにおいて、スプリング6のコイル40の第1コイル端部41の第1屈曲部45から延長された第1フック43は、ハウジング1のギヤハウジング25に構成されている第1係止溝53に挿入(フック)されて第1係止部51に保持されている。また、スプリング6のコイル40の第2コイル端部42の第2屈曲部46から延長された第2フック44は、最終ギヤ5に構成されている第2係止溝54に引っ掛けられ(フックされ)て第2係止部(U字部)52に保持されている。
そして、2つの第1、第2係止溝53、54の溝幅は、スプリング6のコイル線径(例えばφ1.6mm)に余裕代(例えば0.3mm)を考慮した寸法に設定(設計)されている。また、2つの第1、第2係止溝53、54の溝深さは、スプリング6のコイル線間が軸方向において密着しない寸法に設定(設計)されている。
これによって、スプリング6の2つの第1、第2フック43、44を2つの第1、第2係止溝53、54に容易に組み付けることができる。
また、2つの第1、第2フック43、44の回転方向、軸方向の移動を規制することができるので、最終ギヤ5に対して、EGRVのバルブ3を閉じる側に付勢する荷重(スプリングトルク)が設計通りのものとなり、スプリング特性が変化せず、EGRVのバルブ3の開閉動作が不安定とならない。
そして、ハウジング1には、スプリング6のコイル40の内径(コイル内径)よりも小さい第1ボス部31が一体的に形成(構成)されている。また、最終ギヤ5には、スプリング6のコイル内径よりも小さい第2ボス部32が一体的に形成(構成)されている。そして、2つの第1、第2ボス部31、32の外径寸法は、最終ギヤ5が最大回転角度分だけ回転し、スプリング6が回転方向に捩じられた際の、スプリング6のコイル内径収縮寸法を考慮して設定(設計)されている。これにより、2つの第1、第2ボス部31、32に対するスプリング6のコイル40の摺動抵抗を低減できるので、モータ負荷を減らすことができる。これにより、電力消費量を抑えることができる。
[変形例]
本実施例では、ハウジング1のノズル嵌合部の内周にノズル2を嵌合保持し、更にノズル2内にバルブ3を開閉自在に収容しているが、ハウジング1の円筒部のバルブ収容部内に直接バルブ3を開閉自在に収容しても良い。この場合には、ノズル2は不要となり、部品点数や組付工数を削減できる。
本実施例では、EGRガスパイプの途中にEGRVが設置されているが、EGRガスパイプの途中、例えばEGRVよりもEGRガス流方向の上流側または下流側に、内燃機関の排気ガス(EGRガス)を冷却するEGRクーラが設置されていても良い。
本実施例では、本発明の流体制御弁を、排気ガス(EGRガス、流体)の流量を制御するEGRVに適用しているが、本発明の流体制御弁を、排気ガスの温度を制御する排気ガス制御弁に適用しても良い。また、本発明の流体制御弁を、内燃機関の燃焼室内に吸入される吸入空気量を制御するスロットルバルブ等の空気量(新気量)制御弁、内燃機関の燃焼室内より排出される排気ガスの流量を制御する排気ガス流量制御弁、スロットルバルブをバイパスする吸入空気量を制御するアイドル回転速度制御弁等の空気流量制御弁に適用しても良い。
本実施例では、本発明の流体制御弁を、EGRV等の流体流量制御弁に適用しているが、このような流体流量制御弁に限定する必要はなく、流体通路開閉弁、流体通路切替弁、流体圧力制御弁に適用しても良い。また、本発明の流体制御弁を、タンブル流制御弁やスワール流制御弁等の吸気流制御弁、吸気通路の通路長や通路断面積を変更する吸気可変弁等に適用しても良い。また、自動車等の車両に搭載される内燃機関(例えば走行用エンジン)として、ディーゼルエンジンだけでなく、ガソリンエンジンを用いても良い。
なお、複数の第1〜第3凹部61、複数の第1〜第4突条リブ62およびギヤ接触平面部63は、スプリング6の姿勢を安定化させる効果と、最終ギヤ5とスプリング6との間の摩擦力および摺動ロス(ヒステリシス)を低減できる効果とを両立することが可能な個数および間隔に任意に設定することができる。
M 電動モータ(動力源)
1 EGRガス流量制御弁(EGRV)のハウジング
3 EGRガス流量制御弁(EGRV)のバルブ
4 EGRガス流量制御弁(EGRV)のシャフト
5 最終ギヤ(バルブギヤ)
6 スプリング
9 EGRガス流路(流体流路)
10 EGRガス流路(流体流路)
31 ハウジングの第1ボス部(第1ブロック)
32 最終ギヤの第2ボス部(第2ブロック)
33 最終ギヤの歯形成部
34 最終ギヤの連結部
35 最終ギヤの凸状歯
40 スプリングのコイル
41 スプリングの第1コイル端部
42 スプリングの第2コイル端部
43 スプリングの第1フック(第1コイル端末部)
44 スプリングの第2フック(第2コイル端末部)
53 ハウジングの第1係止部
54 最終ギヤの第2係止部
61 第1〜第3凹部
62 第1〜第4突条リブ(凸部、スプリング座部)
63 ギヤ接触平面部(スプリング座部)

Claims (13)

  1. (a)内部に流体流路が形成されたハウジングと、
    (b)前記流体流路を開閉するバルブと、
    (c)このバルブを支持するシャフトと、
    (d)前記バルブを駆動する動力を発生するモータと、
    (e)前記ハウジングの外部にて前記シャフトに連結されて、前記モータの動力を受けて回転する最終ギヤと、
    (f)前記ハウジングと前記最終ギヤとの間に渦巻き状に巻装されたコイルを有し、前記最終ギヤに対して前記バルブを閉じる側に付勢するスプリングと
    を備え、
    前記流体流路を流れる流体を前記バルブの開閉動作により制御する流体制御弁において、
    前記スプリングは、前記コイルの軸方向の最終ギヤ側端部にコイル端面を有し、
    前記最終ギヤは、前記コイル端面の一部が接触するスプリング座部を有し
    前記スプリング座部は、前記最終ギヤの最大回転角度に余裕代を考慮した角度に設けられて、前記コイル端面側に向かって突出する複数の凸部を有していることを特徴とする流体制御弁。
  2. 請求項1に記載の流体制御弁において、
    前記最終ギヤは、前記スプリング座部から奥側に凹んだ複数の凹部を有し、
    前記複数の凹部は、各々の奥側に、前記コイル端面との間に隙間が形成される底面を有していることを特徴とする流体制御弁。
  3. 請求項2に記載の流体制御弁において、
    前記複数の凹部は、所定の間隔で設置されていることを特徴とする流体制御弁。
  4. 請求項2または請求項3に記載の流体制御弁において、
    前記スプリング座部は、前記複数の凹部の回転方向の両側、および隣設する2つの凹部間に設けられていることを特徴とする流体制御弁。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の流体制御弁において、
    前記複数の凸部は、所定の間隔で設置されていることを特徴とする流体制御弁。
  6. 請求項5に記載の流体制御弁において、
    前記所定の間隔とは、前記スプリングの倒れ込みを防止することが可能な間隔のことであることを特徴とする流体制御弁。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の流体制御弁において、
    前記複数の凸部は、多角形状の断面または部分円形状の断面を有していることを特徴とする流体制御弁。
  8. 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の流体制御弁において、
    前記スプリングは、前記コイルがピッチ巻きのみによって形成されていることを特徴とする流体制御弁。
  9. 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の流体制御弁において、
    前記スプリングは、前記コイルの軸方向の一端側に第1フックを有し、
    前記ハウジングは、前記第1フックを保持する第1係止溝を有し、
    前記第1係止溝の溝幅は、前記スプリングのコイル線径に余裕代を考慮した寸法に設定されていることを特徴とする流体制御弁。
  10. 請求項1ないし請求項9のうちのいずれか1つに記載の流体制御弁において、
    前記スプリングは、前記コイルの軸方向の他端側に第2フックを有し、
    前記最終ギヤは、前記第2フックを保持する第2係止溝を有し、
    前記第2係止溝の溝幅は、前記スプリングのコイル線径に余裕代を考慮した寸法に設定されていることを特徴とする流体制御弁。
  11. 請求項1ないし請求項10のうちのいずれか1つに記載の流体制御弁において、
    前記ハウジングおよび前記最終ギヤは、前記シャフトの周囲を周方向に取り囲むように配置された2つの第1、第2ブロックをそれぞれ有し、
    前記スプリングは、前記コイルが、前記2つの第1、第2ブロックの周囲を螺旋状に取り囲むように設置されており、
    前記2つの第1、第2ブロックの外径は、前記スプリングのコイル内径よりも小さい寸法に設定されていることを特徴とする流体制御弁。
  12. 請求項1ないし請求項11のうちのいずれか1つに記載の流体制御弁において、
    前記最終ギヤは、前記シャフトの周囲を周方向に取り囲むように配置されたボス部、およびこのボス部よりも径方向の外周側に設けられた歯形成部を有し、
    前記歯形成部の外周には、前記モータ側のギヤと噛み合う複数の歯が形成されていることを特徴とする流体制御弁。
  13. 請求項12に記載の流体制御弁において、
    前記最終ギヤは、前記ボス部と前記歯形成部とを前記最終ギヤの径方向に連結する連結部を有し、
    前記スプリング座部は、前記連結部に設けられていることを特徴とする流体制御弁。
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