JP2014169668A - 流体制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のEGR制御弁は、軸受に対する凝縮水の浸入防止手段として高価なPTFEシールを採用しているので、部品点数や組付工数が多く、コストアップという課題があった。
【解決手段】 EGR制御弁は、ハウジング4の絞り壁65の内周との間にクリアランス部62を形成する出力シャフト5の第1突出軸部41または径大軸部43に、出力シャフト5の周囲のA点とB点の圧力差を平準化するための少なくとも1つ以上の径方向孔71を設けている。これによって、ハウジング4の絞り壁65の内周と出力シャフト5の第1突出軸部41の外周との間に形成されるクリアランス部62におけるシャフト周方向の圧力差がなくなる。この理由により、高価なPTFEシールを廃止しても、ハウジング4の流路孔22、23から軸受孔61内に凝縮水が浸入しない。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ボールベアリングやメタルブッシュ等の軸受を収容する軸受孔が流路の壁面で開口した流体制御弁に関するものである。
[従来の技術]
従来より、内燃機関(エンジン)から排出される排気ガスを制御する流体制御弁の一例として、排気管から排気還流管を経て吸気管へ還流するEGRガスの流量を制御するEGR制御弁が公知である。
このEGR制御弁は、図12に示したように、ハウジング101に形成された流路孔102を開閉するバルブ103と、このバルブ103と一体回転可能に連結したシャフト104を有し、このシャフト104を回転駆動してバルブ103を開閉動作させるアクチュエータと、バルブ103を閉弁方向に付勢するリターンスプリング105と、シャフト104を回転可能に支持する軸受(メタルブッシュ106、ボールベアリング107)と、ハウジング101の内周とシャブト104の外周との間を密閉(封止)する環状のオイルシール108、109とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
ハウジング101には、バルブ103およびシャフト104の回転軸方向に延びる軸受孔110が形成されている。この軸受孔110の軸線方向の一端側(バルブ側)は、流路孔102の壁面で開口している。また、軸受孔110は、メタルブッシュ106、ボールベアリング107およびオイルシール108、109を収容する軸受収容孔111、およびハウジング101の内周とシャフト104の外周との間のクリアランスのうちで最も小さい(狭い)最小クリアランス部112を備えている。
ところで、メタルブッシュ106の内部には、シャフト104の外周面(摺動面)を回転方向に摺動自在に軸支する摺動孔が貫通形成されている。また、メタルブッシュ106の外環部は、軸受孔110の途中に設けられる圧入孔に圧入固定されている。
また、ボールベアリング107よりもメタルブッシュ106の方が、シャフト104に対するラジアル隙間(摺動クリアランス)が大きいため、従来設計では、ボールベアリング107に対してメタルブッシュ106を所定の軸方向距離を隔てて離間配置することにより、シャフト104の軸振れが抑制されるように構成されている。
ところが、従来のEGR制御弁では、オイルシール109よりも軸受孔110の開口側または流路孔側にメタルブッシュ106を配置していると共に、軸受孔110が流路孔102の壁面で開口して流路孔102と連通しているため、流路孔102を流れるEGRガス中に含まれる異物が軸受孔110内に侵入する可能性がある。
軸受孔110内に異物が侵入すると、シャフト104の摺動面とメタルブッシュ106の摺動孔の壁面との間に形成される摺動クリアランスに異物が噛み込む可能性がある。仮に摺動クリアランスに異物が噛み込んでしまうと、メタルブッシュ106に対するシャフト104の摺動抵抗が大きくなる。これにより、シャフト104の回転運動が妨げられてバルブ103やシャフト104の動作不能または動作不良が発生する可能性がある。
そこで、特許文献1に記載のEGR制御弁では、メタルブッシュ106よりも流路孔側にオイルシール108を設置することにより、上記の不具合を解消している。
[従来の技術の不具合]
ところで、排気管からEGR制御弁の流路孔102を経由して吸気管へ還流するEGRガス中には、多量の水分(水蒸気)が含まれている。このため、EGR制御弁の上流側または下流側にEGRガスを冷却するEGRクーラが設けられている場合、EGRクーラによってEGRガスが冷やされ、EGRガス中の水分が凝縮して凝縮水が発生する。また、EGRガスは、エンジンに吸入される外気、つまり吸気と混合される際に、吸気との温度差により凝縮水が発生する。
このとき、EGR制御弁のハウジング101内に流入した凝縮水は、EGR制御弁のバルブ103付近で滞留する。そして、バルブ103付近で滞留していた凝縮水は、シャフト104を伝って軸受孔110内に浸入する可能性がある。
ここで、EGR制御弁等の流体制御弁において、シャフト104をアクチュエータで回転駆動してバルブ103の回転角度が所定の角度範囲内にあるとき、シャフト104の周方向に圧力勾配分布(圧力差)が発生する構造が存在する(図12参照)。
このような構造の場合、シャフト104の周方向における圧力差発生部位において大きな圧力差が生じると、圧力が高い方から圧力が低い方へ凝縮水が流れたり、圧力が低い負圧側に凝縮水が吸い込まれたりするため、軸受孔110内に凝縮水が吸い込まれて、メタルブッシュ106等の軸受側へ浸入する可能性がある。
このとき、仮にメタルブッシュ106よりも流路側に設置されているオイルシール108のシール性能が何らかの原因で低下していると、軸受孔110内に吸い込まれた凝縮水が、シャフト104の摺動面とオイルシール108のシールリップとの間を通り抜けてメタルブッシュ106に到達し、メタルブッシュ106を錆び付かせる可能性がある。このようにメタルブッシュ106に錆が発生すると、軸受としての性能が低下するため、シャフト104の動作不能または動作不良が発生する可能性がある。
そこで、シャフトを嵌挿すると共に、軸受を収容する軸受孔内への凝縮水の浸入を防止するという目的で、オイル(ダスト)シールとして撥水性に優れるPTFEシールにより液密的(気密的)に密閉シールするようにしたEGR制御弁が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、PTFEシールは、非常にコストが高く、しかも軸受孔に対してPTFEシールを組み付ける際にPTFEシール単体では軸受孔に組み付けることができず、金属製のホルダーやアタッチメント等の取付金具が複数必要となるので、軸受孔に対する組付工数や部品点数が多くなるという問題がある。
したがって、EGR制御弁の製造コストが高くなるという問題がある。
特開2012−002157号公報 特開2010−065729号公報
本発明の目的は、高価なPTFEシールを採用しなくても、軸受孔の開口側から軸受孔の奥側または軸受側への浸水を防止することのできる流体制御弁を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、ハウジングまたはシャフトに、軸受よりも軸受孔の開口側に設けられて、軸受孔の開口側から軸受孔の奥側または軸受側への浸水を防ぐための浸水防止手段を設けたことにより、高価なPTFEシールを採用しなくても、軸受孔の開口側から軸受孔の奥側または軸受側への浸水を防止することができる。
なお、シャフトの周方向に圧力勾配分布が発生する筒状のクリアランス部を有する場合には、そのクリアランス部に対応して浸水防止手段を設けることが望ましい。この場合、浸水防止手段をクリアランス部を形成するハウジングの内周またはシャフトの外周に設けたり、また、浸水防止手段をクリアランス部よりも流路側のハウジングの壁面またはシャフトの外周に設けたりしても構わない。
また、シャフトを回転方向に摺動可能に支持(軸支)するボールベアリングやメタルブッシュ等の軸受、およびシャフトの外周に接触してハウジングの内周とシャフトの外周との間を密閉(封止)するオイルシール等の接触(液密、気密)シールよりも軸受孔の開口側または流路側において、軸受およびオイルシールとの間に所定の軸方向距離を隔てて浸水防止手段を設ける(離間配置する)ことが望ましい。
EGR制御弁の全体構造を示した断面図である(実施例1)。 EGR制御弁の全体構造を示した断面図である(実施例1)。 アクチュエータを示した平面図である(実施例1)。 EGR制御弁の主要構造を示した断面図である(実施例1)。 EGR制御弁の主要構造を示した断面図である(実施例1)。 EGR制御弁の主要構造を示した断面図である(実施例1)。 EGR制御弁の主要構造を示した断面図である(実施例2)。 EGR制御弁の主要構造を示した断面図である(実施例3)。 EGR制御弁の主要構造を示した断面図である(実施例4)。 EGR制御弁の主要構造を示した断面図である(実施例4)。 EGR制御弁の主要構造を示した断面図である(実施例4)。 EGR制御弁の全体構造を示した断面図である(従来の技術)。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1の構成]
図1ないし図6は、本発明の流体制御弁を適用したEGR制御弁(実施例1)を示したものである。
本実施例の内燃機関の排気装置は、例えば自動車等の車両に搭載される内燃機関(エンジン)の排気管から吸気管へ排気ガス(以下EGRガス)を再循環(還流)させる排気循環装置(以下EGRシステム)を備えている。
EGRシステムは、エキゾーストマニホールドまたは排気管内の排気通路からインテークマニホールドまたは吸気管内の吸気通路へEGRガスを還流させるEGRガスパイプを備えている。このEGRガスパイプ内には、排気通路から吸気通路へEGRガスを流入させるEGRガス流路が形成されている。
EGRガスパイプには、EGRガス流路を流れるEGRガスを冷却水と熱交換させて冷却するEGRクーラ、およびこのEGRクーラを通過したEGRガス、あるいはEGRクーラを迂回したEGRガスの流量をバルブ1の開閉動作により制御するEGRガス流量制御弁(以下EGR制御弁)が設置されている。
ここで、EGRシステムは、エンジンの運転状況に基づいてEGR制御弁の弁体であるバルブ1を開閉制御するEGRバルブ制御装置(内燃機関のEGR制御装置)として使用される。このEGRバルブ制御装置は、EGR制御弁のアクチュエータを他のシステムと連動して制御するエンジン制御ユニット(電子制御装置:以下ECU)を備えている。
EGR制御弁は、EGRガスパイプの途中に結合されるハウジングと、このハウジングの内部に回転自在に収容される金属製のバルブ1と、このバルブ1の外周端面に形成されるシールリング溝(環状溝)2に嵌め込まれた金属製のシールリング3と、内部にバルブ1を開閉自在に収容するハウジング4と、バルブ1と一体回転可能に連結した出力シャフト5を有し、この出力シャフト5を介してバルブ1を駆動するアクチュエータとを備えている。
EGR制御弁は、出力シャフト5を回転駆動してバルブ1を開閉動作させるアクチュエータとして、モータM、減速機構およびリターンスプリング6を備えた電動アクチュエータが採用されている。
ここで、ハウジング4には、バルブ1を開閉自在に収容すると共に、円筒状のノズル7を嵌合保持する円筒状のバルブボディ8と、減速機構およびリターンスプリング6等を収容するギヤケース9と、モータMを収容するモータケース10とが一体的に形成されている。
減速機構は、バルブ1と一体回転可能に連結した出力シャフト(出力ギヤ軸、弁軸)5と、モータMのモータ軸(モータシャフト:以下入力シャフト)11に対して並列配置された中間ギヤ軸(中間軸:以下中間シャフト)12と、入力シャフト11の回転を2段減速して出力シャフト5に伝達する3つの第1〜第3減速ギヤとを備えている。
3つの第1〜第3減速ギヤは、金属製のピニオンギヤ13、合成樹脂または金属製の中間ギヤ14、合成樹脂または金属製の出力ギヤ15等によって構成されている。
3つの第1〜第3減速ギヤは、ハウジング4のギヤケース9と、ハウジング4とは別体で構成された合成樹脂製のセンサカバー16との間に形成されるギヤ収納空間17内に回転自在に収容されている。なお、センサカバー16には、EGR開度センサ18およびモータMと外部回路(ECU、バッテリ等)との電気的な接続を行う外部接続用コネクタ19が設けられている。
EGR制御弁は、ハウジング4の内部に形成されるEGRガス流路(流路孔21〜23)の開口面積を連続的または段階的に変更することで、EGRガス流路を経由して、排気通路から吸気通路へ再循環(還流)されるEGRガスの流量(EGRガス量)を可変制御する排気ガス流量制御弁(排気絞り弁)である。
また、EGR制御弁は、ハウジング4に対して、出力シャフト5を回転自在に支持する支持機構(出力シャフト5の軸受機構)を備えている。この軸受機構は、オイルシール24および2連ボールベアリング25、26等によって構成されている。
バルブ1は、全閉位置から全開位置に至るまでの動作可能範囲で回転動作されることで、流路孔21〜23の開口面積を変更してEGR率を調整する。
バルブ1は、ハウジング4の内部において、バルブ1の中央部を通り、出力シャフト5の軸線方向(回転軸方向)に対して所定の傾斜角度分だけ傾斜して、出力シャフト5の回転軸方向の先端側に溶接等により固定され、バルブ1の中央部の軸心を中心にして放射状に延びるプレート(円板)状のバタフライバルブにより構成されている。
バルブ1の外周端面には、円環状のシールリング溝2が形成されている。すなわち、シールリング溝2は、バルブ1の外周端面の外周全体(全周)に周設されている。
シールリング3は、耐熱性の金属によりC字形状に形成されている。このシールリング3は、その外周側端部が、バルブ1の外周端面より半径方向の外側に突出した状態で、内周側端部が、シールリング溝2内を半径方向、軸線方向および円周方向に移動できるようにシールリング溝2の内部に嵌め込まれて保持されている。
バルブ1の板厚方向の片側面(片端面)、例えばバルブ1の全閉時(流路孔21〜23)を全閉する時)にEGRガス流方向の下流側(または上流側)に位置する下流側端面(または上流側端面)には、出力シャフト5との結合部(溶接固定部)である嵌合溝27が形成されている。この嵌合溝27は、バルブ1の片端面で開口し、この開口側から奥側に至るまでバルブ1の片端面の面方向に対して所定の傾斜角度分だけ傾斜して延びる嵌合凹部(出力シャフト5を圧入等により取り付ける取付部)である。また、嵌合溝27には、出力シャフト5の第1突出部(後述する)が嵌合している。
アクチュエータは、バルブ1を閉弁(全閉)方向に付勢するリターンスプリング6と、電力の供給を受けるとバルブ1を駆動する回転動力(トルク)を発生するモータMと、このモータMの入力シャフト11の回転を2段減速して出力シャフト5に伝達する減速機構(ピニオンギヤ13、中間ギヤ14、出力ギヤ15)と、バルブ1および出力シャフト5の回転角度を検出する回転角度検出装置とを備えている。
リターンスプリング6は、出力ギヤ15に対して、バルブ1を閉弁(全閉)方向に付勢する付勢力を発生するコイルスプリングである。このリターンスプリング6は、金属素線を螺旋状に巻装して成形されたコイル部を備えている。このコイル部は、ギヤケース9の円筒部(ベアリングホルダ)31、および出力ギヤ15の中間円筒部32の周囲を螺旋状に取り囲むように巻回されている。これらの円筒部31および中間円筒部32は、リターンスプリング6のコイル部のコイル内径をガイド(保持)するスプリング内周ガイドとしての機能を有している。
リターンスプリング6のコイル部の巻回方向の一端側は、ギヤケース9の固定フック(図示せず)に係止または保持されている。また、リターンスプリング6のコイル部の巻回方向の他端側は、出力ギヤ15の可動フック(図示せず)に係止または保持されている。
モータMは、ハウジング4およびギヤケース9に一体的に形成された有底筒状のモータケース10のモータ収納凹部内に収容保持されている。このモータMは、ECUによって電子制御されるモータ駆動回路を介して、自動車等の車両に搭載されたバッテリに電気的に接続されている。
ECUには、制御処理や演算処理を行うCPU、制御プログラムや各種制御データ(マップ等)を保存する記憶装置(ROMやRAM等のメモリ)、入力回路(入力部)、出力回路(出力部)、電源回路、タイマー等の機能を含んで構成される周知の構造のマイクロコンピュータが設けられている。
ECUは、イグニッションスイッチがオン(IG・ON)されると、マイクロコンピュータのメモリに格納された制御プログラムに基づいて、EGR制御弁のアクチュエータ(モータM)を通電制御するように構成されている。
ECUは、EGR開度センサ18、エアフロメータ、クランク角度センサ、アクセル開度センサ、スロットル開度センサ、吸気温度センサ、冷却水温度センサおよび排気ガスセンサ(空燃比センサ、酸素濃度センサ)等の各種センサからのセンサ出力信号が、A/D変換回路によってA/D変換された後に、マイクロコンピュータに入力されるように構成されている。
回転角度検出装置は、出力ギヤ15の円筒ボス(内径側円筒部)35に一体回転可能に設けられた円筒状の磁気回路部と、この磁気回路部の回転角度を測定してEGR制御弁のバルブ開度を検出するEGR開度センサ18とを備え、磁気回路部とEGR開度センサ18との相対回転角度の変化をEGR開度センサ18に磁気回路部から与えられる磁気変化によって検出する。
磁気回路部は、出力ギヤ15の円筒ボス35にインサート成形されている。この磁気回路部は、円筒ボス35の直径方向に分割された一対の部分円筒状ヨーク36と、このヨーク36の分割部(対向部)に同一方向に磁極が向いて配置された一対のマグネット(永久磁石)37とを備えている。
EGR開度センサ18は、センサカバー16のセンサ搭載部に設置されている。このEGR開度センサ18は、半導体ホール素子の感磁面を鎖交する磁束密度に対応したアナログ電圧信号をECUへ向けて出力するホールICを主体として構成されている。なお、ホールICの代わりに、ホール素子単体、磁気抵抗素子等の非接触式の磁気検出素子を使用しても良い。
減速機構は、バルブ1と一体回転可能に連結した出力シャフト5と、出力シャフト5および入力シャフト11と並列配置された中間シャフト12と、入力シャフト11に固定されたピニオンギヤ(モータギヤ)13と、このピニオンギヤ13と噛み合って回転する中間ギヤ(中間減速ギヤ)14と、この中間ギヤ14と噛み合って回転する出力ギヤ15とを備えている。
3つの減速ギヤは、ギヤケース9のギヤ収納凹部とセンサカバー16のギヤ収納凹部との間に形成される内部空間(ギヤ収納空間17)内に回転自在に収容されている。
出力シャフト5は、ハウジング4およびギヤケース9の内部に回転自在または摺動自在に収容されている。この出力シャフト5は、その回転軸方向の両側に第1、第2突出軸部41、42をそれぞれ備えている。
第1、第2突出軸部41、42間には、ハウジング4の軸受孔(後述する)内に配置される軸方向部(径大軸部43、周溝部44、径大軸部45)が設けられている。
なお、本実施例の出力シャフト5の詳細は、後述する。
中間シャフト12は、一端側が、ギヤケース9の軸方向凹溝内に圧入嵌合等により固定されている。この中間シャフト12の他端側は、センサカバー16の軸方向凹溝内に挿入されている。
ピニオンギヤ13は、モータMの入力シャフト11の先端外周に圧入嵌合等により固定されている。
中間ギヤ14は、中間シャフト12の外周に相対回転可能に嵌め合わされている。この中間ギヤ14は、中間シャフト12の中心軸線周りに回転する円筒部を有している。この円筒部の軸線方向の一端部には、ピニオンギヤ13と噛み合う大径ギヤ(中間ギヤ歯)46が形成されている。また、円筒部の軸線方向の他端部には、出力ギヤ15と噛み合う小径ギヤ(中間ギヤ歯)47が形成されている。
出力ギヤ15は、合成樹脂によって一体的に形成されている。この出力ギヤ15には、円筒ボス35が一体的に形成されている。また、出力ギヤ15は、円筒ボス35よりも半径方向の外側に、ギヤケース9の円筒部31と同一の外径を有する中間円筒部32が一体的に形成されている。また、出力ギヤ15は、中間円筒部32よりも半径方向の外側に部分円筒状(扇状)の歯形成部48を有している。この歯形成部48の外周には、中間ギヤ14の小径ギヤ47と噛み合う出力ギヤ歯49が所定の角度分だけ扇状に形成されている。
出力ギヤ15の円筒ボス35の先端側には、インサート部材である金属製のインサートプレート(以下金属プレート)51がインサート成形されている。この金属プレート51の中央部には、2面幅(出力シャフト5の空回りを防ぐ構造、回り止め構造)を有する嵌合孔52が貫通形成されている。この嵌合孔52には、出力シャフト5の回転軸方向の一端部(出力シャフト5の嵌合部)が嵌合する。
また、出力ギヤ15の中間円筒部32の外周部には、半径方向の外側に突出した凸状の全閉ストッパ部53が一体的に形成されている。この全閉ストッパ部53は、バルブ1および出力シャフト5が全閉開度位置まで閉じた際に、ギヤケース9の突出部(全閉ストッパ)54に当接して係止される。これにより、出力ギヤ15の全閉ストッパ部53が全閉ストッパ54に当接した際に、バルブ1、出力シャフト5および出力ギヤ15のこれ以上の閉弁方向への回転動作が規制される。
次に、本実施例のハウジング4の詳細を図1ないし図6に基づいて簡単に説明する。
ハウジング4には、排気通路から吸気通路へEGRガスを還流させるEGRガス流路(流路孔21〜23)が形成されている。このハウジング4のバルブボディ8には、例えば耐熱金属製のノズル7を圧入嵌合する圧入孔55が形成されている。このノズル7には、流路孔21と流路孔23とを連通する連通路(流路孔)22が形成されている。
一方、ハウジング4のギヤケース9は、減速機構およびリターンスプリング6の周囲を円周方向に取り囲む円筒状の側壁部、およびこの側壁部の一端側で開口し、アクチュエータ組付時にモータM、減速機構、リターンスプリング6等をギヤ収納空間17内に挿入するための開口部(ギヤ挿入口)を有している。この開口部は、センサカバー16により塞がれている。
また、ハウジング4のモータケース10は、モータMの円筒ヨークの周囲を円周方向に取り囲む円筒状の側壁部、およびこの側壁部の一端側で開口し、モータ組付時にモータMをモータ収納凹部内に挿入するための開口部(モータ挿入口)を有している。このモータ挿入口は、モータMの外部接続用ターミナル(または中継ターミナル)を有するフロントブラケットにより塞がれている。
ここで、ハウジング4には、出力シャフト5をその回転方向に摺動可能に支持するオイルシール24の外環部および2連ボールベアリング(軸受)25、26の各外輪の外周を保持する円筒状の軸受ホルダ(以下ベアリングホルダ)56が設けられている。このベアリングホルダ56は、オイルシール24の外環部および2連ボールベアリング25、26の各外輪の周囲を円周方向に取り囲むように配置されている。
ベアリングホルダ56は、ギヤケース9の底面からギヤ収納空間17の内部(センサカバー側)に突出した円筒状の円筒部(突出部)31を有している。
ベアリングホルダ56には、オイルシール24の圧入固定位置を規制する第1規制部としての機能を有する円環状の第1段差、および2連ボールベアリング25、26の圧入固定位置を規制する第2規制部としての機能を有する円環状の第2段差が設けられている。 ベアリングホルダ56の内部には、バルブ1および出力シャフト5の回転軸方向(軸線方向)に真っ直ぐに延びる軸受孔61が形成されている。
軸受孔61の軸線方向の一端側(流路孔側、開口側)には、EGRガス流路(流路孔21〜23)の壁面で開口した開口部(第1ポート)が形成されている。また、軸受孔61の軸線方向の他端側(流路孔側に対して反対側、逆奥側)には、ギヤ収納空間17の壁面で開口した開口部(第2ポート)が形成されている。
軸受孔61は、ハウジング4の内周と出力シャフト5の外周との間のクリアランスのうちで最も小さい(狭い)最小クリアランス部(以下クリアランス部)62、オイルシール24を収容するシール収容孔63、および2連ボールベアリング25、26を収容する軸受収容孔64を備えている。
また、ハウジング4には、EGRガス流路(流路孔21〜23)とシール収容孔63とを区画すると共に、軸受孔61のクリアランス部62の開口面積を他の軸受孔(シール収容孔63、軸受収容孔64)よりも絞るための絞り壁(隔壁)65が一体的に形成されている。この絞り壁65は、オイルシール24および2連ボールベアリング25、26よりも流路孔側の軸受孔61、クリアランス部62および出力シャフト5の径大軸部43の周囲を円周方向に取り囲むように円筒状に形成されている。
なお、軸受孔61の開口側に設けられる円筒状のクリアランス部62は、ハウジング4の絞り壁65と出力シャフト5の径大軸部43との間に形成される筒状隙間である。また、クリアランス部62とシール収容孔63との間には、軸受孔61の開口側の孔径よりも大きく、且つシール収容孔63の孔径よりも小さい中間孔67が形成されている。
シール収容孔63は、オイルシール24の外環部が圧入される第1圧入孔を構成している。
軸受収容孔64は、2連ボールベアリング25、26の各外輪(第1、第2外環部)が圧入される第2圧入孔を構成している。
軸受孔61は、第1ポートから第2ポートへ向かって段階的に孔径が大きくなっている。
オイルシール24は、例えばL字状の金属補強環によって補強された密閉シールであって、出力シャフト5のラジアル方向およびスラスト方向に弾性変形が可能な合成ゴム製のシールゴム(弾性変形部)を備えている。このオイルシール24は、2連ボールベアリング25、26を潤滑する潤滑グリースや潤滑オイル油の流出を防止する。また、オイルシール24は、出力シャフト5の径大軸部43の周囲を円周方向に取り囲むように、ベアリングホルダ56のシール収容孔63内に設置されている。
金属補強環は、ベアリングホルダ56の第1圧入孔(シール収容孔63)の壁面に圧入固定される円筒状の外環部を有している。この外環部の外周部は、ベアリングホルダ56の第1圧入孔に液密的に圧入固定される圧入固定部として使用される。また、外環部は、ベアリングホルダ56の第1段差に当接することによってオイルシール24の圧入固定位置が規制される。
シールゴムは、出力シャフト5の径大軸部43の外周面(摺動面)に摺動接触するシールリップを有し、ハウジング4のベアリングホルダ56の内周と出力シャフト5の径大軸部43の外周との間を液密的(および気密的)に密閉シールするダストシール機能を有している。このシールゴムは、出力シャフト5の周囲を円周方向に取り囲むように、ベアリングホルダ56の内部に設置されている。
2連ボールベアリング25、26は、出力シャフト5の径大軸部45の外周に圧入固定される内輪、ベアリングホルダ56の第2圧入孔に圧入固定される外輪、および内輪と外輪との2つの軌道輪の間に滑動自在に収容される複数の鋼球(転動体)をそれぞれ備えている。
2連ボールベアリング25、26の各内輪は、出力シャフト5の径大軸部45の外周に気密的に圧入固定される圧入固定部を構成している。
2連ボールベアリング25、26の各外輪は、ベアリングホルダ56の第2段差に当接することによって2連ボールベアリング25、26の外輪の圧入固定位置が規制される。
また、2連ボールベアリング25、26は、2つの軌道輪の間で、且つ鋼球よりも軸方向の両端側にそれぞれ装着された2つのリップシール(シール材)、および複数の鋼球の脱落を防止するための2つのリテーナを備えている。
なお、鋼球の代わりに、コロ等の転動体を用いても良い。また、2つのリップシールの代わりに、金属製の補強材(取付リング)を用いても良い。
[実施例1の特徴]
次に、本実施例の出力シャフト5の詳細を図1ないし図6に基づいて簡単に説明する。 出力シャフト5は、上述したように、第1、第2突出軸部41、42および軸方向部(径大軸部43、径大軸部45)を備えている。
第1突出軸部41は、出力シャフト5の回転軸方向の一端側に設けられて、軸受孔61の開口側のクリアランス部62から流路孔21〜23内に突出している。この第1突出軸部41は、第2突出軸部42および径大軸部43よりも小さい外径を有している。なお、第1突出軸部41と径大軸部43との間には、円錐台形状(テーパ形状)の傾斜面(円筋面)が形成されている。
第2突出軸部42は、出力シャフト5の回転軸方向の他端側に設けられて、径大軸部45からギヤ収納空間17内に向かって突出している。なお、第2突出軸部42には、減速機構の出力ギヤ15と結合するための金属プレート51が固定されている。
ここで、出力シャフト5の第2突出軸部42は、金属プレート51の嵌合孔52に嵌合した後に、嵌合孔52を通り抜けて円筒ボス35内に突出した突出部分を鍔状にカシメることにより、金属プレート51の中央部に第2突出軸部42が固定される。このように第2突出軸部42の先端には、カシメ固定部69が設けられているので、金属プレート51を介して、出力シャフト5に回り止めされた状態で出力ギヤ15が固定されることになる。
また、第2突出軸部42には、金属プレート51の嵌合孔52に嵌合する嵌合部よりも外径の大きい部分(基端部)が設けられている。なお、基端部の角部(エッジ部分)には、テーパ形状の面取りが施されている。これにより、オイルシール24、2連ボールベアリング25、26)を、出力シャフト5の軸方向部(径大軸部43、径大軸部45)の外周に容易に組み付けることができる。
また、出力シャフト5の第1突出軸部41の外周には、ハウジング4の絞り壁65の内周面との間に円筒状のクリアランス部62を形成する外周面が形成されている。このクリアランス部62は、ハウジング4の内周と出力シャフト5の外周との間に形成されるクリアスの中で最も狭い(小さい)円筒状の隙間を形成している。また、クリアランス部62は、EGRガス中に含まれる固形異物のうち所定の粒径以上の固形異物は通過できない隙間である。
ところで、EGR制御弁の中で、モータMの回転動力で出力シャフト5を回転駆動してバルブ1の回転角度が所定の角度範囲(30°〜50°、特に30°〜40°)内にある時、出力シャフト5の円周方向(シャフト周方向)に圧力勾配分布(圧力差)が発生するクリアランス部62を備えるものがある。
このような構造のクリアランス部62では、図4ないし図6に示したように、シャフト周方向における圧力差発生部位(A点とB点、C点とD点)において大きな圧力差が発生する。なお、(A点とB点の圧力差)<(C点とD点の圧力差)である。
そして、圧力差発生部位(A点とB点、C点とD点)において大きな圧力差が発生すると、圧力が高い方から圧力が低い方へ凝縮水が流れたり、圧力が低い負圧側に凝縮水が吸い込まれたりする。このため、軸受孔61の開口側(流路孔側)からクリアランス部62内に凝縮水が吸い込まれて、出力シャフト5の径大軸部43の摺動面とオイルシール24のシールリップとの間を通り抜けて軸受孔61の奥側に配置された2連ボールベアリング25、26側へ浸入する可能性がある。
このとき、仮に2連ボールベアリング25、26よりも軸受孔61の開口側(流路孔側)に設置されているオイルシール24のシール性能が何らかの原因で低下していると、流路孔21〜23から軸受孔61のクリアランス部62内に吸い込まれた凝縮水が、出力シャフト5の径大軸部43の摺動面とオイルシール24のシールリップとの間を通り抜けて2連ボールベアリング25、26に到達し、2連ボールベアリング25、26の内部を錆び付かせる可能性がある。このように2連ボールベアリング25、26の内部に錆が発生すると、軸受としての性能が低下するため、バルブ1および出力シャフト5の動作不能または動作不良が発生する可能性がある。
そこで、本実施例の出力シャフト5の第1突出軸部41には、出力シャフト5の周囲のA点とB点の圧力差、あるいはC点とD点との圧力差を平準化(均圧化)するための少なくとも1つ以上の径方向孔71、72が設けられている。
径方向孔71、72は、オイルシール24のシールリップよりも軸受孔61の開口側、つまりクリアランス部62に対応して、軸受孔61の奥側に配置された2連ボールベアリング25、26(軸受)側への凝縮水の浸入を防止するための浸水防止手段を設けている。
径方向孔71、72は、オイルシール24と非接触となるように配置されている。すなわち、径方向孔71、72は、オイルシール24との間に所定の軸方向距離を隔てて配置されている。
径方向孔71、72は、シャフト周方向に圧力勾配分布(圧力差)が発生するクリアランス部62に対応して設置されている。
径方向孔71は、出力シャフト5の第1突出軸部41の直径方向に延びると共に、第1突出軸部41をその直径方向に貫通する第1貫通孔である。この径方向孔71は、バルブ1の回転角度が所定の角度範囲(30°〜50°、特に30°〜40°)内にある時に、出力シャフト5の第1突出軸部41の直径方向の両側(C点とD点)を連通する第2連通路である。
径方向孔72は、出力シャフト5の径大軸部43の直径方向に延びると共に、径大軸部43をその直径方向に貫通する第2貫通孔である。この径方向孔72は、バルブ1の回転角度が所定の角度範囲(30°〜50°、特に30°〜40°)内にある時に、出力シャフト5の径大軸部43の直径方向の両側(A点とB点)を連通する第2連通路である。
2つの径方向孔71、72は、A点とB点を直線で結ぶ第1軸線とC点とD点を直線で結ぶ第2軸線とが略直角に交差しているので、互いに略直角に重なる(交差する)ように設けられている。
なお、少なくとも1つ以上の径方向孔71、72は、出力シャフト5の第1突出軸部41または径大軸部43の外周面で開口していれば直線状の貫通孔以外でも構わない。また、少なくとも1つ以上の径方向孔71、72の両側の開口(ポート)は、出力シャフト5の第1突出軸部41または径大軸部43の円周方向に所定の間隔(等間隔等)で形成されていなくても構わない。
[実施例1の作用]
次に、本実施例のEGR制御弁の作用を図1ないし図6に基づいて簡単に説明する。
本実施例のバルブ1を駆動するモータMは、ECUによって通電制御されるように構成されている。
ここで、モータMへの電力供給が成されない場合には、リターンスプリング6の付勢力(スプリング荷重)によって出力シャフト5の第1突出軸部41に溶接固定されたバルブ1が全閉位置に設定される。
このとき、バルブ1のシールリング溝2に嵌め込まれたシールリング3の摺動部が、シールリング自体の拡径方向の張力(弾性変形力)によってハウジング4の圧入孔55に嵌合保持されるノズル7の内周面に張り付くため、シールリング3の摺動部がノズル7の内周面に密着する。
したがって、ノズル7の内周面とバルブ1の外周端面との間の環状隙間が完全にシールされる。つまりハウジング4内に形成される流路孔21〜23が閉鎖される。これにより、EGRガスが、エアクリーナを通過した清浄な吸気(新気)に混入しない(EGRカット)。
次に、EGR制御弁を開弁させるような運転状況(エンジンの運転状況)になると、バルブ1が運転状況に対応した所定の開度に開弁するように開弁作動させる。
そして、モータMに電力を供給し、モータMの入力シャフト11を開弁作動方向に回転させる。これにより、モータMの回転動力(トルク)が、ピニオンギヤ13、中間ギヤ14および出力ギヤ15に伝達される。そして、出力ギヤ15からトルクが伝達された出力シャフト5が、出力ギヤ15の回転に伴って所定の回転角度(バルブ開度)だけ開弁作動方向に回転する。
以上のように、エンジンの運転状況に対応して、モータMへの供給電力(駆動電流値または印加電圧値)を可変制御することで、EGR制御弁のバルブ開度を変化させることにより、エアクリーナを通過した清浄な吸気に対する、EGRガスの導入量(混入量)が調節される。すなわち、バルブ1は、制御目標値に相当するバルブ開度に開弁制御される。つまり流路孔21〜23が開放される。
したがって、エンジンの各気筒毎の燃焼室より流出した排気ガスの一部であるEGRガスが、排気管内に形成される排気通路(EGRガス分岐部)から、排気管側のEGRガスパイプの内部(EGRガス流路)を経由して、吸気管内に形成される吸気通路(EGRガス合流部)に再循環される。したがって、EGRガスがエンジンの各気筒毎の吸気ポートおよび燃焼室に供給される吸気に混入される。
これによって、排気ガス中に含まれる有害物質(例えばNOx等)が低減される。
[実施例1の効果]
以上のように、本実施例のEGR制御弁においては、ハウジング4の絞り壁65の内周との間にクリアランス部62を形成する出力シャフト5の第1突出軸部41または径大軸部43に、出力シャフト5の周囲のA点とB点の圧力差、あるいはC点とD点との圧力差を平準化するための少なくとも1つ以上の径方向孔71、72を設けている。
これによって、ハウジング4の絞り壁65の内周と出力シャフト5の第1突出軸部41の外周との間に形成されるクリアランス部62におけるシャフト周方向の圧力差がなくなる(または小さくなる)。この理由により、ハウジング4の流路孔21〜23からクリアランス部62内に凝縮水が浸入しないため、高価なPTFEシールを廃止できる。これによって、高価なPTFEシールを採用しなくても、2連ボールベアリング25、26(軸受)側への凝縮水の浸入を防止することができるので、コストダウンとなる。したがって、EGR制御弁の製造コストを削減することができる。
ここで、ハウジング4の内部への浸水は、上述した凝縮水だけでなく、自動車を洗車した時の被水、雨天時の雨水、道路上の水溜まりを跳ね上げた時の被水が吸気管内に入り、EGRガス流路と吸気通路との合流部からEGR制御弁へ流れ込む浸水がある。
また、合流部よりも吸気流方向の上流側または下流側の吸気管内で結露した水分が水滴となって合流部からEGR制御弁へ流れ込む場合がある。
また、自動車にブローバイガス還元装置(PCV装置)が搭載されている場合、PCVガス中に多量の水分が含まれているため、PCVガスが冷やされてると、PCVガス中に含まれる水分が凝縮して凝縮水が発生する。この凝縮水が合流部からEGR制御弁へ流れ込む場合がある。
[実施例2の構成]
図7は、本発明の流体制御弁を適用したEGR制御弁(実施例2)を示したものである。ここで、実施例1と同じ符号は、同一の構成または機能を示すものであって、説明を省略する。
本実施例のEGR制御弁は、2連ボールベアリング25、26への凝縮水の浸入を防止するという目的で、ハウジング4の絞り壁65の内周面(軸受孔61の壁面)に撥水処理を施し、且つ出力シャフト5の径大軸部43の外周面に撥水処理を施している。
具体的には、ハウジング4の絞り壁65の内周面に、撥水性の高分子処理剤、薄膜状のPTFE(4フッ化エチレン樹脂)等のフッ素樹脂、あるいは撥水性の二硫化モリブデン等の撥水剤81、82を塗布することにより、ハウジング4の絞り壁65の内周面のみに撥水性の表面処理を付与する。
また、出力シャフト5の径大軸部43の外周面に、同様な撥水剤を塗布することにより、出力シャフト5の径大軸部43の外周面のみに撥水性の表面処理を付与する。
以上のような撥水性の表面処理は、実施例1と同様に、オイルシール24のシールリップおよび2連ローラベアリング25、26よりも軸受孔61の開口側に設けられて、軸受孔61から軸受孔61の奥側に配置された2連ボールベアリング25、26(軸受)側への凝縮水の浸入を防止するための浸水防止手段を構成している。
また、撥水性の表面処理は、ハウジング4の絞り壁65の内周と出力シャフト5の径大軸部43の外周との間に形成される最小のクリアランス部62に対応して設置されている。
これによって、流路孔21〜23から軸受孔61内へ凝縮水が浸入しようとした場合であっても、撥水処理が施されたハウジング4の絞り壁65または出力シャフト5の径大軸部43で撥水し、クリアランス部62内での撥水による表面張力で凝縮水の流れが阻害されるため、クリアランス部62への凝縮水の浸入を抑制することができる。
以上のように、本実施例のEGR制御弁においては、実施例1と同様な効果を奏する。 なお、本実施例の浸水防止手段に実施例1の浸水防止構造を組み合わせても良い。
[実施例3の構成]
図8は、本発明の流体制御弁を適用したEGR制御弁(実施例3)を示したものである。ここで、実施例1及び2と同じ符号は、同一の構成または機能を示すものであって、説明を省略する。
本実施例のEGR制御弁は、ハウジング4の絞り壁65の内周と出力シャフト5の径大軸部43の外周との間に形成されるクリアランス部62に対応するように、ハウジング4の絞り壁65の内周面に、軸受孔61の開口側である軸受孔61から軸受孔61の奥側に配置される2連ボールベアリング25、26(軸受)側への凝縮水の浸入を妨げる円環状の堰83を設けている。
堰83は、出力シャフト5の周囲を周方向に取り囲むように設置されている。この堰83は、ハウジング4の絞り壁65の内周面、つまり軸受孔61の壁面から出力シャフト5の外周面側へ突出する円環状の突条リブにより構成されている。
また、クリアランス部62は、軸受孔61の壁面と堰83の頂き部分との間に形成される円環状の微小隙間84を備えている。この微小隙間84は、軸受孔61から2連ボールベアリング25、26(軸受)側への凝縮水の浸入をし難くするクリアランスシール(浸水防止手段)を構成している。
したがって、軸受孔61の壁面から出力シャフト5の外周面側へ突出する堰83および軸受孔61の壁面と堰83の頂き部分との間に微小隙間84を設けたことにより、クリアランス部62への凝縮水の流れが阻害される。
以上のように、本実施例のEGR制御弁においては、実施例1及び2と同様な効果を奏する。
なお、本実施例の浸水防止手段に実施例1又は2のうちのいずれか1つ以上の浸水防止構造を組み合わせても良い。また、堰83の頂き部分に出力シャフト5の径大軸部43の外周面を回転方向に摺動させても良い。
[実施例4の構成]
図9〜11は、本発明の流体制御弁を適用したEGR制御弁(実施例4)を示したものである。ここで、実施例1〜3と同じ符号は、同一の構成または機能を示すものであって、説明を省略する。
本実施例のEGR制御弁は、ハウジング4の絞り壁65の内周面で開口した有底の凹溝91、あるいは出力シャフト5の径大軸部43の外周面で開口した有底の凹溝92を備えている。
凹溝91は、図9および図11に示したように、軸受孔61の壁面の円周方向に延びる第1周方向溝である。
凹溝92は、図10および図11に示したように、径大軸部43の外周面の円周方向に延びる第2周方向溝である。
凹溝92は、図11に示したように、凹溝91の底面との間に円環状隙間93を隔てて対向するように設けられている。
凹溝91または凹溝92は、実施例1と同様に、オイルシール24のシールリップおよび2連ボールベアリング25、26よりも軸受孔61の開口側、つまり軸受孔61に設けられて、軸受孔61から軸受孔61の奥側に配置された2連ボールベアリング25、26(軸受)側への凝縮水の浸入を防止するための浸水防止手段を構成している。
また、凹溝91または凹溝92は、ハウジング4の絞り壁65の内周と出力シャフト5の径大軸部43の外周との間に形成される最小のクリアランス部62に対応して設置されている。
したがって、ハウジング4の絞り壁65の内周面に凹溝91を設ける、あるいは出力シャフト5の径大軸部43の外周面に凹溝92を設けることにより、クリアランス部62への凝縮水の流れが乱れ、軸受孔61から2連ボールベアリング25、26(軸受)側への凝縮水の浸入が阻害される。
以上のように、本実施例のEGR制御弁においては、実施例1〜3と同様な効果を奏する。
なお、本実施例の浸水防止手段に実施例1〜3のうちのいずれか1つ以上の浸水防止構造を組み合わせても良い。
[変形例]
本実施例では、EGR制御弁等の流体制御弁の弁体であるバルブ1を駆動するアクチュエータとして、電力の供給を受けてトルクを発生するモータM、このモータMの回転を減速する減速機構(動力伝達機構)を備えた電動アクチュエータを採用しているが、アクチュエータとして、負圧制御弁を介して電動バキュームポンプからの負圧により駆動される負圧作動式アクチュエータや、コイルを含む電磁石を備えたリニアソレノイド(電磁アクチュエータ)を採用しても良い。
本実施例では、EGR制御弁に本発明を適用したが、EGRクーラの出口側に連通する低温排気ガス流路とEGRガスをEGRクーラより迂回させるバイパス流路(高温排気ガス流路)とを切り替える排気ガス流路切替弁や、エンジンの排気管(ターボチャージャのタービンハウジング)に設置される排気ガス流量(圧力)制御弁等の他の排気制御弁に本発明を適用しても良い。
なお、排気制御弁としては、ウェイストゲート弁、スクロール切替弁、排気流量制御弁、排気圧力制御弁、排気切替弁等が考えられる。
また、排気制御弁の代わりに吸気制御弁等の流体制御弁に本発明を適用しても良い。
なお、吸気制御弁としては、吸気絞り弁(スロットル弁)、タンブル弁、スワール弁等が考えられる。
また、排気制御弁や吸気制御弁の弁体を構成するバルブとして、バタフライバルブを採用しているが、フラップバルブ、プレートバルブ、ロータリバルブ等の回転型バルブを採用しても良い。
本実施例では、流体制御弁の弁軸である出力シャフト5等のシャフトを回転方向に摺動可能に支持する軸受として、内部に潤滑油を有する2連ボールベアリング25、26を使用しているが、シャフトを回転方向に摺動可能に支持する軸受として、少なくとも1つ以上のボールベアリングまたはローラベアリングを使用しても良い。
また、シャフトを回転方向に摺動可能に支持する軸受として、内部に潤滑油(潤滑グリース、潤滑オイル)が含浸された筒状の焼結含油軸受であるメタルブッシュを使用しても良い。
また、軸受の内部に潤滑油が含浸されなくても、軸受とシャフトとの間の摺動部(摺動クリアランス)に潤滑油供給機構から潤滑油が供給されるタイプのベアリングを使用しても良い。
本実施例では、流体制御弁の弁軸である出力シャフト5等のシャフトの回転軸方向の一端側に、流体制御弁の弁体であるバルブ1を支持固定し、シャフトの回転軸方向の他端側を2連ボールベアリング25、26等の軸受によって回転可能に支持しているが、シャフトの回転軸方向の中央部にバルブを支持固定し、シャフトの回転軸方向の両側を第1、第2軸受によって回転可能に支持しても良い。
第1、第2軸受よりも流路側の軸受孔の壁面にオイルシール等の密閉(液密、気密)シールをそれぞれ設置しても良い。
1 バルブ
4 ハウジング
5 出力シャフト
23 流路孔
24 オイルシール
25 ボールベアリング(軸受)
26 ボールベアリング(軸受)
61 軸受孔
62 クリアランス部

Claims (13)

  1. (a)内燃機関に連通する流路(21〜23)、およびこの流路(21〜23)の壁面で開口し、この開口側から奥側へ延びる軸受孔(61)を有するハウジング(4、65)と、
    (b)このハウジング(4、65)の内部に収容されて、前記流路(21〜23)を開閉するバルブ(1)と、
    (c)前記軸受孔(61)内に嵌挿されて、前記バルブ(1)を支持するシャフト(5、41、43)を有し、
    前記シャフト(5、41、43)を回転駆動して前記バルブ(1)を開閉動作させるアクチュエータと、
    (d)前記軸受孔(61)の奥側に収容されて、前記シャフト(5、41、43)を回転方向に摺動可能に支持する軸受(25、26)と
    を備えた流体制御弁において、
    前記ハウジング(4、65)または前記シャフト(5、41、43)は、前記軸受(25、26)よりも前記軸受孔(61)の開口側に設けられて、前記軸受孔(61)の開口側から前記軸受孔(61)の奥側または前記軸受(25、26)側への浸水を防ぐための浸水防止手段(71、72、81〜84、91、92)を有していることを特徴とする流体制御弁。
  2. 請求項1に記載の流体制御弁において、
    前記軸受(25、26)よりも前記軸受孔(61)の開口側に収容されて、前記ハウジング(4、65)の内周と前記シャフト(5、41、43)の外周との間を密閉する環状のシール(24)を備えたことを特徴とする流体制御弁。
  3. 請求項2に記載の流体制御弁において、
    前記浸水防止手段(71、72、81〜84、91、92)は、前記シール(24)または前記軸受(25、26)と非接触となるように配置されていることを特徴とする流体制御弁。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の流体制御弁において、
    前記浸水防止手段(71、72、81〜84、91、92)は、前記ハウジング(4、65)の内周と前記シャフト(5、41、43)の外周との間に形成される筒状のクリアランス部(62)に対応して設けられていることを特徴とする流体制御弁。
  5. 請求項4に記載の流体制御弁において、
    前記浸水防止手段(71、72、81〜84、91、92)は、前記シャフト(5、41、43)の周方向に圧力勾配分布が発生する前記クリアランス部(62)に対応して設けられていることを特徴とする流体制御弁。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載の流体制御弁において、
    前記浸水防止手段は、前記シャフト(5、41、43)の直径方向の両側を連通する連通路(71、72)を有していることを特徴とする流体制御弁。
  7. 請求項6に記載の流体制御弁において、
    前記連通路は、前記シャフト(5、41、43)の径方向に延びると共に、前記シャフト(5、41、43)を貫通する少なくとも1つの径方向孔(71、72)を有していることを特徴とする流体制御弁。
  8. 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の流体制御弁において、
    前記浸水防止手段とは、前記ハウジング(4、65)の内周面または前記シャフト(5、41、43)の外周面に付与される撥水性の表面処理(81、82)のことであることを特徴とする流体制御弁。
  9. 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の流体制御弁において、
    前記浸水防止手段は、前記軸受孔(61)の開口側から前記軸受孔(61)の奥側または前記軸受(25、26)側への浸水を妨げる堰(83)を有していることを特徴とする流体制御弁。
  10. 請求項9に記載の流体制御弁において、
    前記堰(83)は、前記シャフト(5、41、43)の周囲を周方向に取り囲むように設置されて、前記ハウジング(4、65)の内周面または前記軸受孔(61)の壁面から前記シャフト(5、41、43)の外周面側へ突出する環状の突条リブを有していることを特徴とする流体制御弁。
  11. 請求項9または請求項10に記載の流体制御弁において、
    前記浸水防止手段は、前記軸受孔(61)の壁面と前記堰(83)の頂き部分との間に形成される環状の微小隙間(84)を有し、
    前記微小隙間(84)は、前記軸受孔(61)の開口側から前記軸受孔(61)の奥側または前記軸受(25、26)側への凝縮水の浸入をし難くするクリアランスシールを構成することを特徴とする流体制御弁。
  12. 請求項1ないし請求項11のうちのいずれか1つに記載の流体制御弁において、
    前記浸水防止手段は、前記ハウジング(4、65)の内周面で開口し、且つ前記軸受孔(61)の周方向に延びる凹溝(91)を有していることを特徴とする流体制御弁。
  13. 請求項1ないし請求項12のうちのいずれか1つに記載の流体制御弁において、
    前記浸水防止手段は、前記シャフト(5、41、43)の外周面で開口し、且つ前記シャフト(5、41、43)の周方向に延びる凹溝(92)を有しているを有していることを特徴とする流体制御弁。
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