JP5446940B2 - 健康診断スケジューリング装置、健康診断スケジューリングプログラムおよび健康診断スケジューリング方法 - Google Patents

健康診断スケジューリング装置、健康診断スケジューリングプログラムおよび健康診断スケジューリング方法 Download PDF

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Description

本発明は、健康診断スケジューリング装置、健康診断スケジューリングプログラムおよび健康診断スケジューリング方法に関する。
近年、個人の医療や健康等に関する電子記録を一元管理し、医療機関や企業等で利用することを目的とするEHR(Electric Health Record)やPHR(Personal Health Record)を用いたシステムの構築が実現されようとしている。かかるシステムが運用されると、各医療機関により記録された検査結果や診断予定日等を医療機関以外でも有効活用することが可能となる。
特開2008−176490号公報
ところで、企業等の組織で実施される健康診断の検査項目と健康診断以外で受診する検査項目とが重複する場合がある。この場合、健康診断以外で健康診断と重複する検査項目に関して受診する予定がある対象者は、当該検査項目の診断を効率的に受けることができないという問題がある。すなわち、かかる対象者は、重複する検査項目に関して、健康診断のみならず健康診断以外でも受診することになるので、どちらか一方の診断は無駄になることがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、健康診断以外で健康診断と重複する検査項目に関して受診する予定がある対象者に当該検査項目の診断を効率的に受けさせることができる健康診断スケジューリング装置等を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するために、健康診断スケジューリング装置は、検査項目と当該検査項目の検査結果が要求される受診予定時期とを記憶した検査予定記憶部と、前記検査項目と当該検査項目の検査結果が有効となる有効期間とを予め記憶した有効期間記憶部と、健康診断の候補期間として選択可能な選択可能期間を記憶する選択可能期間記憶部と、前記選択可能期間記憶部に記憶された選択可能期間の中から、前記検査予定記憶部に記憶された検査項目毎の受診予定時期に、これら検査項目の前記有効期間記憶部に記憶された有効期間内となる検査項目がより多くなる期間を算出し、健康診断の候補期間として選択する健診候補期間選択部とを備える構成を採る。
以上により、健康診断スケジューリング装置は、健康診断と重複する検査項目に関して受診する予定がある対象者に、当該検査項目の診断を効率的に受けさせることができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る健康診断スケジューリング装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、健康診断スケジューリングの例を示す図である。 図3は、実施例2に係る健康診断スケジューリング装置の構成を示す機能ブロック図である。 図4は、検査コースマスタ記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 図5は、検査項目マスタ記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 図6は、対象者単位検査項目記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 図7は、実施例2に係る健診候補期間の選択方法の一例を示す図である。 図8は、実施例2に係る健康診断スケジューリング手順を示すフローチャートである。 図9は、実施例3に係る健康診断スケジューリング装置の構成を示す機能ブロック図である。 図10は、検査項目マスタ記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 図11は、実施例3に係る健診候補期間の選択方法の一例を示す図である。 図12は、実施例3に係る健康診断スケジューリング手順を示すフローチャートである。 図13は、健康診断スケジューリングプログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に、本健康診断スケジューリング装置、健康診断スケジューリングプログラムおよび健康診断スケジューリング方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る健康診断スケジューリング装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、健康診断スケジューリング装置1は、検査予定記憶部11、有効期間記憶部12、選択可能期間記憶部13及び健診候補期間選択部14を有する。
検査予定記憶部11は、検査項目と当該検査項目の検査結果が要求される受診予定時期とを記憶する。有効期間記憶部12は、検査項目と当該検査項目の検査結果が有効となる有効期間とを予め記憶する。選択可能期間記憶部13は、健康診断の候補期間として選択可能な選択可能期間を記憶する。
健診候補期間選択部14は、選択可能期間記憶部13に記憶された選択可能期間を取得する。健診候補期間選択部14は、検査予定記憶部11に記憶された検査項目毎の受診予定時期を取得する。健診候補期間選択部14は、これら検査項目の有効期間記憶部12に記憶された有効期間を取得する。そして、健診候補期間選択部14は、選択可能期間の中から、検査項目毎の受診予定時期にこれら検査項目の有効期間内となる検査項目がより多くなる期間を算出し、健康診断の候補期間として選択する。
実施例1では、健診候補期間選択部14は、各検査項目の受診予定時期に検査結果が有効となる検査項目がより多くなる期間を健康診断の候補期間として選択する。これにより、該当する対象者が選択された候補期間内で健康診断を実施すれば、健康診断と重複する検査項目であって受診予定時期に検査結果が有効となる検査項目をより多く実施することになる。この結果、健診候補期間選択部14は、これら検査項目の予定された受診が無駄となるので、当該検査項目の予定された無駄な受診を効率的に取り消すことができることになる。このため、健診候補期間選択部14は、当該検査項目の診断を、該当する対象者に効率的に受けさせることができる。
ここで、図2を参照して、健康診断スケジューリング装置1によって選択される健康診断候補期間について説明する。図2は、健康診断スケジューリングの例を示す図である。なお、図2では、定期的に実施される通常の定期健康診断及び当該定期健康診断が実施された月の約6ヶ月後に実施される裏月の定期健康診断のうち、受診対象者に関する通常の定期健康診断の候補期間を選択する場合について説明する。
健診候補期間選択部14は、選択可能期間記憶部13に記憶された選択可能期間tsを取得する。また、健診候補期間選択部14は、検査予定記憶部11に記憶された検査項目毎の受診予定時期を取得する。ここでは、検査項目A〜Dの受診予定日da〜ddをそれぞれ取得する。また、健診候補期間選択部14は、これら検査項目の有効期間記憶部12に記憶された有効期間を取得する。ここでは、検査項目A〜Dの有効期間ta〜tdをそれぞれ取得する。
そして、健診候補期間選択部14は、選択可能期間tsの中から、検査項目A〜D毎の受診予定日da〜ddにこれら検査項目の有効期間ta〜td内となる検査項目がより多くなる期間を算出し、健康診断の候補期間として選択する。ここでは、健診候補期間選択部14は、検査項目A〜D毎の受診予定日da〜ddにそれぞれの有効期間ta〜td内となる検査項目がより多くなる期間として、検査項目A〜Cの3個が重なる期間T1を算出する。そして、健診候補期間選択部14は、この期間T1を健康診断の候補期間として選択する。
これにより、健康診断の候補期間として選択された候補期間T1内で健康診断を実施すれば、健康診断と重複する検査項目であって受診予定日に検査結果が有効となる検査項目A〜Cの診断も実施することになる。この結果、健診候補期間選択部14は、これら検査項目A〜Cの予定された受診が無駄となるので、当該検査項目の予定された無駄な受診を効率的に取り消すことができることになる。このため、健診候補期間選択部14は、健康診断と重複する検査項目A〜Cに関して受診する予定がある対象者に、当該検査項目の診断を効率的に受けさせることができる。
[実施例2に係る健康診断スケジューリング装置の構成]
図3は、本実施例2に係る健康診断スケジューリング装置2の構成を示す機能ブロック図である。健康診断スケジューリング装置2は、制御部20、不揮発性記憶部30および揮発性記憶部40を有し、EHRサーバ3と接続する。
ここでは、まず、健康診断スケジューリング装置2と接続するEHRサーバ3について説明する。EHRサーバ3は、複数の医療機関と接続され、各医療機関から送信された個人単位の医療履歴をEHRデータベース4に格納する。この医療履歴には、例えば、医療機関で受診される予定の検査項目、受診予定日および検査後の検査結果が含まれる。なお、受診予定日とは、検査項目の検査結果が医療機関により求められる日を示し、診断を受ける日のみならず検査を受ける日を含むものとする。
また、EHRサーバ3は、健康診断スケジューリング装置2からEHRに関する送信要求を受信すると、該当するEHRをEHRデータベース4から読み出し、読み出したEHRを送信要求のあった健康診断スケジューリング装置2に送信する。EHRデータベース4は、個人単位のEHRを一元的に記憶したデータベースであるが、医療履歴を記憶した記憶媒体であっても良い。なお、実施例では、個人単位の医療や健康等の履歴を「EHR」というものとする。
不揮発性記憶部30は、検査コースマスタ記憶部31、検査項目マスタ記憶部32および対象者単位検査項目記憶部33を有する。なお、不揮発性記憶部30は、電源から給電されなくても格納されたデータを記憶する機能部であり、例えば、フラッシュメモリ(flash memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置を含む。
検査コースマスタ記憶部31は、健康診断のコース情報を一括して記憶する。ここで、検査コースマスタ記憶部31のデータ構造について図4を参照しながら説明する。図4は、検査コースマスタ記憶部31のデータ構造の一例を示す図である。図4に示すように、検査コースマスタ記憶部31は、健康診断のコースコード31a毎に、コース名31bおよびEHRチェック期間31cを対応付けて記憶する。
コースコード31aおよびコース名31bには、例えば人間ドック健診(ドック)や定期健康診断(定期A)があり、それぞれ「裏月」に実施される健診(ドック(裏月))、定期A(裏月)がある。また、再度の検査を指す二次(精密)健診、コンピュータディスプレイ等の表示機器(VDT:Visual Display Terminals)を使用する作業者を対象にした特殊(VDT)健診および粉塵作業者を対象にした特殊(じん肺)健診がある。
EHRチェック期間31cとは、EHRに含まれる受診予定日をチェックする期間であり、月単位で表す。例えば、EHRチェック期間31cが「0」である場合には、EHRに含まれる受診予定日を全くチェックしない。この結果、このEHRチェック期間31cに対応付けられたコースでは、通常どおり(誕生月または指定月)健康診断の候補期間(以下、「健診候補期間」と略する。)が選択されることになる。EHRチェック期間31cが「1」から「12」までの数値である場合には、EHRに含まれる受診予定日をこの数値月期間分チェックする。この結果、このEHRチェック期間31cに対応付けられたコースでは、EHRに含まれる受診予定日を考慮して健診候補期間が選択される。つまり、EHRチェック期間31cは、健診候補期間として選択可能な「健診選択可能期間」ともいえる。なお、裏月に実施される健康診断コースの場合には、EHRチェック期間31cは、「0」から「6」までの数値であるものとする。
図3に戻って、検査項目マスタ記憶部32は、各健康診断コースに含まれる検査項目情報を一括して記憶する。ここで、検査項目マスタ記憶部32のデータ構造について図5を参照しながら説明する。図5は、検査項目マスタ記憶部32のデータ構造の一例を示す図である。図5に示すように、検査項目マスタ記憶部32は、検査項目コード32a毎に、検査項目名32b、検査結果有効期間(日)32cおよび検査追加有無32dを対応付けて記憶する。
検査結果有効期間(日)32cとは、EHRの検査結果が有効となる有効期間であり、検査項目コード32a毎に異なる。すなわち、検査結果有効期間32cは、EHRに含まれる検査結果が有効であると判断される期間をいう。図5の例では、検査項目「身長」の検査結果有効期間32cは「0」であるので、検査結果が検査日から0日間有効すなわち検査日の次の日から無効となることを示す。また、検査項目「WRC」の検査結果有効期間32cは「30」であるので、検査結果が検査日から30日間有効となることを示す。なお、本実施例では、「WRC」とは血液検査を指すものとする。
検査追加有無32dとは、EHRに含まれる検査項目の健康診断への追加有無である。例えば、検査追加有無32dは、EHRに含まれる検査項目の健康診断への追加有りの場合には「1」が記憶され、EHRに含まれる検査項目の健康診断への追加無しの場合には「0」が記憶される。
図3に戻って、対象者単位検査項目記憶部33は、対象者単位の検査項目情報を記憶する。ここで、対象者単位検査項目記憶部33のデータ構造について図6を参照しながら説明する。図6は、対象者単位検査項目記憶部33のデータ構造の一例を示す図である。図6に示すように、対象者単位検査項目記憶部33は、対象者の識別番号33a毎に、健康診断のコースコード33b、検査項目コード33c、受診予定日33dおよび検査候補期間33eを対応付けて記憶する。
対象者識別番号33aは、対象者毎に一意に付与される番号である。なお、対象者識別番号33aは、EHRで用いられる対象者に対応付けられる識別番号と同一であっても良い。
コースコード33bは、健康診断のコースコードであり、対象者毎の所定の条件に基づいて決定される。なお、所定の条件とは、対象者の年齢や仕事内容等を指し、例えば40歳以上の対象者には「ドック」や「ドック(裏月)」等の人間ドックに対応するコースコードが記憶される。検査項目コード33cは、コースコード33bに対応する検査項目のコードである。
受診予定日33dは、EHRに含まれた対象者の受診予定日である。すなわち、受診予定日33dは、前述したとおり、検査項目の検査結果が医療機関により求められる日を示し、診断を受ける日のみならず検査を受ける日を含む。検査候補期間33eは、受診予定日に検査結果が有効となる期間であり、検査項目コード33c毎に異なる。例えば、検査項目コード33cが「020」(WRC)である検査候補期間33e「5/17〜6/15」内に対象者が検査すれば、受診予定日33d「2009/6/15」に検査結果が有効となることを意味する。
図3に戻って、揮発性記憶部40は、後述する健診候補期間選択記憶部41を有する。なお、揮発性記憶部40は、電源から給電されなくなると格納されたデータを失ってしまう揮発性メモリであり、例えばRAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリ素子を含む。
制御部20は、受診予定取得部21、検査候補期間特定部22、健診候補期間選択部23および健診日決定部24を有する。受診予定取得部21は、健診候補期間を選択する基点となる基点月を取得する。また、受診予定取得部21は、基点月からEHRチェック期間内の受診予定日が含まれるEHRを、健康診断を受ける対象者毎に取得する。具体的には、受診予定取得部21は、対象者に対応する健康診断コースのEHRチェック期間31cを検査コースマスタ記憶部31から読み出す。そして、受診予定取得部21は、基点月からEHRチェック期間31c内に受診予定日となる検査項目を含むEHRをEHRサーバ3から受信する。受診予定取得部21は、検査項目マスタ記憶部32を参照し、受信したEHRに含まれた検査項目の検査追加有無32dが追加有り(例えば、「1」)であるか否かを判定する。そして、受診予定取得部21は、追加有りであると判定された検査項目およびその受診予定日を検査候補期間特定部22に通知する。
検査候補期間特定部22は、検査項目毎の受診予定日から、これら検査項目毎の有効期間分遡った期間を、検査項目毎の検査候補期間として特定する。具体的には、検査候補期間特定部22は、検査項目マスタ記憶部32から、受診予定取得部21から通知された検査項目毎の検査結果有効期間32cを読み出す。また、検査候補期間特定部22は、受診予定取得部21から通知された検査項目毎の受診予定日から、検査項目毎の検査結果有効期間32c分遡った期間を、検査項目毎の検査候補期間として特定する。また、検査候補期間特定部22は、検査項目毎に特定した検査候補期間を対象者単位検査項目記憶部33に格納する。
例えば、検査項目「WRC」の受診予定日が2009/6/15であるとする。検査候補期間特定部22は、検査項目マスタ記憶部32から、検査項目「WRC」の検査結果有効期間32c「30」日を読み出す。そして、検査候補期間特定部22は、読み出した検査結果有効期間32c「30」日分、検査項目「WRC」の受診予定日2009/6/15から遡った期間を算出する。そして、検査候補期間特定部22は、算出結果となる「5/17〜6/15」を、検査項目「WRC」の検査候補期間として特定する。そして、検査候補期間特定部22は、特定した検査候補期間「5/17〜6/15」を、対象者単位検査項目記憶部33の検査項目「WRC」に対応する検査候補期間33eに格納する。
健診候補期間選択部23は、検査候補期間特定部22によって特定された検査項目毎の検査候補期間の中で、これら検査項目が最も多く重なる期間を算出し、当該期間の中で健診選択可能期間と重複する期間を健診候補期間として選択する。具体的には、健診候補期間選択部23は、検査候補期間特定部22によって特定された検査項目毎の検査候補期間の月日毎に、検査候補期間内であることを示す「1」を、健診候補期間選択部記憶部41に格納する。また、健診候補期間選択部23は、健診候補期間選択部記憶部41に格納された値を月日毎に加算し、健診候補期間選択部記憶部41に格納する。また、健診候補期間選択部23は、月日毎の加算値、すなわち検査項目の重複数が最も多い期間を算出する。そして、健診候補期間選択部23は、算出した期間の中で、受診予定取得部21によって読み出されたEHRチェック期間31c(健診選択可能期間)と重複する期間を健診候補期間として選択する。そして、健診候補期間選択部23は、選択した健診候補期間と重なる検査候補期間を持つ検査項目について、EHRに含まれる受診予定日を削除し、EHRに健康診断に検査結果が有る旨のコメントを付記すべく、当該コメントをEHRに格納する。
健診日決定部24は、健診候補期間の中から対象者の健康診断の健診予約日を決定する。具体的には、健診日決定部24は、健診候補期間選択部23によって選択された健診候補期間の中から、対象者の予定および健康診断を実施する医療機関の予定に基づき、健康診断の健診予約日を決定する。なお、対象者の予定とは、例えば夜勤や昼勤等の勤務形態、休暇や出張等の勤務予定や休職中等の人事情報を示す。また、医療機関の予定とは、例えば医療機関の休診等の勤務予定や検査機器の空き状況を示す。
なお、健診日決定部24は、対象者および医療機関の勤務カレンダーを備えた所定のスケジューリングプログラムと連動して、健診候補期間の中から対象者の健康診断の健診予約日を決定しても良い。
ここで、図7を参照して、ある対象者の健診候補期間の選択方法について説明する。図7は、健診候補期間の選択方法の一例を示す図である。なお、図7の例では、ある対象者の健康診断コースに含まれる検査項目であって受診予定日のある検査項目が、「WRC」、「心電図」、「胸部X線」および「胃検査」であるものとして説明する。また、図7の例では、予め揮発性記憶部40に領域が確保された健診候補期間選択記憶部41を用いて実行されるものとする。
まず、検査候補期間特定部22は、検査項目毎の受診予定日から、これら検査項目毎の有効期間分遡った期間を、検査項目毎の検査候補期間として特定する。ここでは、検査項目「WRC」、「心電図」、「胸部X線」および「胃検査」の検査候補期間として、それぞれの検査項目毎に「5/17〜6/15」、「4/16〜7/14」、「4/6〜8/3」、「7/20〜10/18」を特定する。
また、健診候補期間選択部23は、検査候補期間特定部22によって特定された検査項目毎の検査候補期間の月日毎に、検査候補期間内であることを示す「1」を、健診候補期間選択記憶部41に格納する。ここでは、検査項目「WRC」では、「WRC」に特定された検査候補期間「5/17〜6/15」内の各月日に対応する領域t1にそれぞれ「1」が格納される。検査項目「心電図」では、「心電図」に特定された検査候補期間「4/16〜7/14」内の各月日に対応する領域t2にそれぞれ「1」が格納される。検査項目「胸部X線」では、「胸部X線」に特定された検査候補期間「4/6〜8/3」内の各月日に対応する領域t3にそれぞれ「1」が格納される。さらに、検査項目「胃検査」では、「胃検査」に特定された検査候補期間「7/20〜10/18」内の各月日に対応する領域t4にそれぞれ「1」が格納される。
また、健診候補期間選択部23は、健診候補期間選択部記憶部41に格納された値を月日毎に加算し、健診候補期間選択部記憶部41に格納する。ここでは、健診候補期間選択部23は、検査項目毎に格納された「1」を月日毎に加算し、加算して得た加算値を領域t5に格納する。
また、健診候補期間選択部23は、月日毎の加算値、すなわち検査項目の重複数が最も多い期間を算出する。ここでは、健診候補期間選択部23は、領域t5の中で最も多い重複数が「3」であるので、重複数「3」を示す期間「5/17〜6/15」を算出する。
また、健診候補期間選択部23は、算出した期間の中で、受診予定取得部21によって読み出されたEHRチェック期間31c(健診選択可能期間)と重複する期間を健診候補期間として選択する。ここでは、健診候補期間選択部23は、健診選択可能期間t0が6/1から所定期間であるので、重複数が最も多い期間「5/17〜6/15」の中で、健診選択可能期間t0と重複する期間「6/1〜6/15」を健診候補期間t6として選択することになる。
[実施例2に係る健康診断スケジューリングの処理手順]
次に、実施例2に係る健康診断のスケジューリング手順を、図8を参照して説明する。図8は、実施例2に係る健康診断スケジューリング手順を示すフローチャートである。なお、図8の例では、ある対象者の健康診断のスケジューリング手順を説明するが、健康診断を実施する組織に属する各対象者の健康診断のスケジューリング手順も同様であることはいうまでもない。
まず、受診予定取得部21は、健診候補期間を選択する基点となる基点月を取得すると(ステップS11)、対象者の年齢から受診する健康診断コースを決定する(ステップS12)。そして、受診予定取得部21は、決定した健康診断コースに対応する検査項目を対象者単位検査項目記憶部33に格納する。
次に、受診予定取得部21は、対象者の年齢以外の個人情報から、既に決定された健康診断コースに追加するコースまたは追加するオプションの検査項目を決定する(ステップS13)。そして、受診予定取得部21は、決定したコースまたはオプションの検査項目を対象者単位検査項目記憶部33に格納する。例えば、受診予定取得部21は、対象者の仕事内容に基づいて、特殊(VDT)健診または特殊(じん肺)健診の検査項目を既に決定された健康診断コースに追加する。
次に、受診予定取得部21は、決定された健康診断コースに対応するEHRチェック期間31cを検査コースマスタ記憶部31から読み出し、EHRチェック期間31cが「1」以上であるか否かを判定する(ステップS14)。そして、受診予定取得部21は、EHRチェック期間31cが「1」以上でないと判定した場合に(ステップS14否定)、EHRをチェックしないものと判断し、所定の期間を健診候補期間として選択する(ステップS24)。なお、所定の期間には、例えば誕生日月の期間または4/1〜9/30の半期期間等がある。
一方、受診予定取得部21は、EHRチェック期間31cが「1」以上である場合に(ステップS14肯定)、EHRをチェックすると判断し、基点月からEHRチェック期間31cに受診予定日がある検査項目をEHRサーバ3から取得する(ステップS15)。
次に、受診予定取得部21は、基点月からEHRチェック期間31c内に受診予定日となる検査項目が有ったか否かを判定する(ステップS16)。そして、受診予定取得部21は、基点月からEHRチェック期間31c内に受診予定日となる検査項目が無かったと判定した場合に(ステップS16否定)、ステップS24に移行する。
一方、受診予定取得部21は、基点月からEHRチェック期間31c内に受診予定日となる検査項目が有ったと判定した場合に(ステップS16肯定)、1個の受診予定の検査項目を選択する。そして、受診予定取得部21は、選択した受診予定検査項目の検査追加有無32dが追加無し(「0」)であるか否かを判定する(ステップS17)。
そして、受診予定取得部21によって受診予定検査項目の検査追加有無32dが追加無しである場合に(ステップS17肯定)、当該受診予定検査項目を健康診断コースに追加しないと判断し、受診予定取得部21は、ステップS19に移行する。
一方、受診予定取得部21によって受診予定検査項目の検査追加有無32dが追加無しでない場合に(ステップS17否定)、検査候補期間特定部22は、当該項目の検査結果有効期間32c分、受診予定日から遡った期間を記録する(ステップS18)。具体的には、検査候補期間特定部22は、検査項目マスタ記憶部32から、受診予定検査項目の検査結果有効期間32cを読み出す。そして、検査候補期間特定部22は、読み出した検査結果有効期間32c分、受診予定検査項目の受診予定日から遡った期間を、受診予定検査項目の検査候補期間として特定し、当該検査候補期間を対象者単位検査項目記憶部33に格納する。
続いて、受診予定取得部21は、全ての受診予定の検査項目を選択したか否かを判定する(ステップS19)。そして、受診予定取得部21は、全ての受診予定の検査項目を選択したと判定した場合に(ステップS19肯定)、ステップS20に移行する。一方、受診予定取得部21は、全ての受診予定の検査項目を選択していないと判定した場合に(ステップS19否定)、まだ選択していない受診予定の検査項目を選択し、ステップS17に移行する。
次に、健診候補期間選択部23は、検査候補期間特定部22によって特定された受診予定検査項目毎の検査候補期間の中で、受診予定検査項目が最も多く重なる期間を算出し、当該期間の中で健診選択可能期間と重複する期間を健診候補期間として選択する(ステップS20)。この結果、選択された健診候補期間を含む検査候補期間の受診予定検査項目が、健康診断コースに追加予定となる検査項目となる。
続いて、健診候補期間選択部23は、健康診断コースに追加予定の検査項目が当該健康診断コースに含まれている検査項目か否かを判定する(ステップS21)。そして、健診候補期間選択部23は、追加予定の検査項目が健康診断に含まれている検査項目でない場合に(ステップS21否定)、当該検査項目を健康診断コースに追加し(ステップS22)、ステップS23に移行する。
そして、健診候補期間選択部23は、追加予定の検査項目について、EHRに含まれる受診予定日を削除する(ステップS23)。このとき、健診候補期間選択部23は、EHRに健康診断に検査結果が有る旨のコメントを付記すべく、当該コメントを格納する。
健診日決定部24は、健診候補期間でスケジューリングし、健康診断の健診予約日を決定する(ステップS25)。例えば、健診日決定部24は、対象者の予定および健康診断を実施する医療機関の予定に基づき、健診候補期間で健康診断の健診予約日を決定する。
なお、健診日決定部24は、対象者および医療機関の勤務カレンダーを備えた所定のスケジューリングプログラムと連動して、健診候補期間の中から対象者の健康診断の健診予約日を決定しても良い。
[実施例2の効果]
上記実施例2によれば、検査候補期間特定部23が、検査項目毎の受診予定日から、これら検査項目毎の有効期間分遡った期間を、検査項目毎の検査候補期間として特定する。そして、健診候補期間選択部23が、検査候補期間特定部23によって特定された検査項目毎の検査候補期間の中で、検査項目が最も多く重なる期間を算出し、当該期間の中で健診選択可能期間と重複する期間を、健診候補期間として選択するようにした。
かかる構成によれば、該当する対象者は、選択された健診候補期間内で健康診断を実施すれば、健康診断と重複する検査項目であって受診予定日に検査結果が有効となる検査項目をより多く実施することになる。この結果、健診候補期間選択部23は、これら検査項目の予定された受診が無駄となるので、当該検査項目の予定された無駄な受診を効率的に取り消すことができることになる。このため、健診候補期間選択部23は、当該検査項目の診断を、該当する対象者に効率的に受けさせることができる。すなわち、健診候補期間選択部23は、該当する対象者に対して、受診予定のある検査項目の重複診断を回避でき、当該対象者の身体への負担を軽減できるとともに、当該対象者の受診費用を軽減できる。さらに、健診候補期間選択部23は、受診予定のある検査項目について重複診断を防止するので、医療機関全体の業務効率を向上させる。
また、上記実施例2では、健診日決定部24が健康診断を受ける対象者の予定および健康診断を行う医療機関の予定に基づき、健診候補期間選択部23によって選択された健康診断の候補期間の中から健康診断の健診予約日を決定するようにした。これにより、健診日決定部24は、健康診断を受ける対象者及び健康診断を行う医療機関のどちらも都合の良い日を決定するので、効率的に健診予約日を決定できる。
なお、健診候補期間選択部23は、検査候補期間特定部22によって特定された検査項目毎の検査候補期間の中で、これら検査項目が最も多く重なる期間を算出し、当該期間の中で健診選択可能期間と重複する期間を健診候補期間として選択する。そして、健診候補期間選択部23は、選択した健診候補期間と重なる検査候補期間を持つ検査項目について、EHRに含まれる受診予定日を削除し、EHRに健康診断に検査結果が有る旨のコメントを付記すべく、当該コメントをEHRに格納する。ところが、実際の健康診断時に、予定していた検査項目の検査を受けない場合も想定される。かかる場合であっても、健康診断スケジューリング装置2は、健康診断の予約日以後に、健康診断において予定していた検査項目の検査を受けたか否かを判定し、当該検査を受けなかったと判定した場合に、例えばモニタに警告メッセージを出力しても良い。さらに、健康診断スケジューリング装置2は、検査を受けなかった旨を健康診断の管理部門またはEHRの管理部門に通知しても良い。
ところで、実施例2に係る健康診断スケジューリング装置2では、検査候補期間特定部22によって特定された検査項目毎の検査候補期間の中で、検査項目が最も多く重なる期間から健康診断の候補期間を選択する場合を説明した。ところが、検査項目が最も多く重なる期間が複数存在する場合がある。かかる場合には、健康診断スケジューリング装置2は、検査項目毎に重み付けを割り当て、検査候補期間特定部22によって特定された検査項目毎の検査候補期間の中で、重み付けが最も大きくなる期間から健康診断の候補期間を選択しても良い。
そこで、実施例3では、検査項目が最も多く重なる期間が複数存在する場合に、健康診断スケジューリング装置5は、健康診断の候補期間を選択する場合を説明する。すなわち、健康診断スケジューリング装置5は、検査項目毎に重み付けを割り当て、検査項目毎の検査候補期間の中で、重み付けが最も大きくなる期間から健康診断の候補期間を選択する。以降では、検査項目が最も多く重なる期間が複数存在する場合について説明する。
[実施例3に係る健康診断スケジューリング装置の構成]
図9は、実施例3に係る健康診断スケジューリング装置5の構成を示す機能ブロック図である。なお、図3に示す健康診断スケジューリング装置2と同一の構成については同一符号を示すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。実施例2と実施例3とが異なるところは、制御部20に月日単位重み算出部51を追加し、検査項目マスタ記憶部32の構成内容を変更し、検査項目マスタ記憶部52とした点にある。
検査項目マスタ記憶部52のデータ構造の一例について図10を参照して説明する。図10は、実施例3に係る検査項目マスタ記憶部52のデータ構造の一例を示す図である。図10に示すように、検査項目マスタ記憶部52は、検査項目コード32a毎に、検査項目名32b、検査結果有効期間(日)32c、検査追加有無32d及び検査項目重み52aを対応付けて記憶する。なお、実施例2に係る検査項目マスタ記憶部32(図5)と同一のデータ項目については同一符号を示すことで、その重複するデータ項目の説明については省略する。
検査項目重み52aとは、検査項目に対する所定の重み付けを示す値(以降、「重み値」という。)である。例えば、検査項目重み52aは、検査項目に関する検査が人体に与える負担に応じた値であり、人体に与える負担が大きい程値が大きくなる。図10の例では、検査項目「胃検査」は、他の検査項目より人体に与える負担が大きいので、他の検査項目の検査項目重みより大きい値、例えば「4」が格納される。なお、検査項目重み52aは、人体に与える負担に応じた値としたが、これに限定されず、検査費用に応じた値であっても良い。
月日単位重み算出部51は、検査項目毎の検査候補期間の中で、検査項目が最も多く重なる期間を算出する。そして、月日単位重み算出部51は、算出した期間が複数存在する場合に、検査項目毎の検査候補期間内の各月日に、検査項目毎の所定の重み付けを付与し、検査項目毎に付与した所定の重み値を月日単位に加算する。具体的には、月日単位重み算出部51は、検査有効期間特定部22によって検査項目毎に特定された検査候補期間の月日毎に、検査項目マスタ記憶部52に記憶された各検査項目に対応する重み値を、健診候補期間選択記憶部41に格納する。また、月日単位重み算出部51は、健診候補期間選択記憶部41に月日毎に格納された重み値を、月日毎に加算し、健診候補期間選択記憶部41に格納する。
健診候補期間選択部23は、検査項目毎の検査候補期間の中で月日単位重み算出部51によって加算された月日単位の重み付けが最も大きくなる月日の期間を算出する。そして、健診候補期間選択部23は、算出した期間の中で、受診予定取得部21によって読み出されたEHRチェック期間31c(健診選択可能期間)と重複する期間を健診候補期間として選択する。
ここで、図11を参照して、ある対象者の健診候補期間の選択方法について説明する。図11は、健診候補期間の選択方法の一例を示す図である。なお、図11の例では、ある対象者の健康診断コースに含まれる検査項目であって受診予定日のある検査項目が、「WRC」、「心電図」、「胸部X線」および「胃検査」であるものとして説明する。また、図11の例では、予め揮発性記憶部40に領域が確保された健診候補期間選択記憶部41を用いて実行されるものとする。また、検査項目マスタ記憶部52の検査項目重み52aには、検査項目「WRC」、「心電図」、「胸部X線」、「胃検査」に対応して、それぞれ「1」、「2」、「3」、「4」が記憶されているものとする。
まず、検査候補期間特定部22は、検査項目毎の受診予定日から、これら検査項目毎の有効期間分遡った期間を、検査項目毎の検査候補期間として特定する。ここでは、検査項目「WRC」、「心電図」、「胸部X線」および「胃検査」の検査候補期間として、それぞれの検査項目毎に「5/17〜6/15」、「4/16〜7/14」、「4/6〜8/3」、「6/30〜9/27」を特定する。
また、月日単位重み算出部51は、検査項目毎の検査候補期間の中で、検査項目が最も多く重なる期間を算出する。ここでは、月日単位重み算出部51は、「5/17〜6/15」及び「6/30〜7/14」の2個の期間を算出する。
検査項目が最も多く重なる期間が複数存在するので、月日単位重み算出部51は、検査項目毎に特定された検査候補期間の月日毎に、検査項目マスタ記憶部52に記憶された各検査項目に対応する重み値を、健診候補期間選択記憶部41に格納する。ここでは、検査項目「WRC」では、「WRC」に特定された検査候補期間「5/17〜6/15」内の各月日に対応する領域t1に検査項目マスタ記憶部52に記憶された「1」が格納される。検査項目「心電図」では、「心電図」に特定された検査候補期間「4/16〜7/14」内の各月日に対応する領域t2に検査項目マスタ記憶部52に記憶された「2」が格納される。検査項目「胸部X線」では、「胸部X線」に特定された検査候補期間「4/6〜8/3」内の各月日に対応する領域t3に検査項目マスタ記憶部52に記憶された「3」が格納される。さらに、検査項目「胃検査」では、「胃検査」に特定された検査候補期間「6/30〜9/27」内の各月日に対応する領域t4に検査項目マスタ記憶部52に記憶された「4」が格納される。
また、月日単位重み算出部51は、健診候補期間選択部記憶部41に月日毎に格納された重み値を、月日毎に加算し、健診候補期間選択部記憶部41に格納する。ここでは、月日単位重み算出部51は、検査項目毎に格納された重み値を月日毎に加算し、加算して得た加算値を領域t5に格納する。
また、健診候補期間選択部23は、月日毎の加算値、すなわち月日単位の重み付けが最も大きくなる月日の期間を算出する。ここでは、健診候補期間選択部23は、領域t5の中で重み付けが最も大きい数が「9」であるので、「9」を示す期間「6/30〜7/14」を算出する。
また、健診候補期間選択部23は、算出した期間の中で、受診予定取得部21によって読み出されたEHRチェック期間31c(健診選択可能期間)と重複する期間を健診候補期間として選択する。ここでは、健診候補期間選択部23は、健診選択可能期間t0が6/1から所定期間であるので、重み付けが最も大きい期間「6/30〜7/14」と重複する期間「6/30〜7/14」を健診候補期間t6として選択する。このように、検査項目が最も多く重なる期間が、「5/17〜6/15」及び「6/30〜7/14」と複数存在する場合であっても、重み付けが最も大きい期間を健診候補期間として選択することができる。
[実施例3に係る健康診断スケジューリングの処理手順]
次に、実施例3に係る健康診断のスケジューリング手順を、図12を参照して説明する。図12は、実施例3に係る健康診断スケジューリング手順を示すフローチャートである。なお、図12の例では、ある対象者の健康診断のスケジューリング手順を説明するが、健康診断を実施する組織に属する各対象者の健康診断のスケジューリング手順も同様であることはいうまでもない。また、実施例3に係る健康診断スケジューリングの処理手順のうち、実施例2に係る健康診断スケジューリングの処理手順(図8)と同じ処理手順については、同一符号を付すことで、その重複する手順の説明を簡略する。
まず、受診予定取得部21は、健診候補期間を選択する基点となる基点月を取得すると(ステップS11)、対象者の年齢から受診する健康診断コースを決定する(ステップS12)。次に、受診予定取得部21は、対象者の年齢以外の個人情報から、既に決定された健康診断コースに追加するコースまたは追加するオプションの検査項目を決定する(ステップS13)。
次に、受診予定取得部21は、決定された健康診断コースに対応するEHRチェック期間31cを検査コースマスタ記憶部31から読み出し、EHRチェック期間31cが「1」以上であるか否かを判定する(ステップS14)。そして、受診予定取得部21は、EHRチェック期間31cが「1」以上でないと判定した場合に(ステップS14否定)、所定の期間を健診候補期間として選択する(ステップS24)。なお、所定の期間には、例えば誕生日月の期間または4/1〜9/30の半期期間等がある。
一方、受診予定取得部21は、EHRチェック期間31cが「1」以上であると判定した場合に(ステップS14肯定)、基点月からEHRチェック期間31c内に受診予定日が含まれる検査項目を、EHRサーバ3から取得する(ステップS15)。
次に、受診予定取得部21は、基点月からEHRチェック期間31c内に受診予定日となる検査項目が有ったか否かを判定する(ステップS16)。そして、受診予定取得部21は、基点月からEHRチェック期間31c内に受診予定日となる検査項目が無かったと判定した場合に(ステップS16否定)、ステップS24に移行する。
一方、受診予定取得部21は、基点月からEHRチェック期間31c内に受診予定日となる検査項目が有ったと判定した場合に(ステップS16肯定)、1個の受診予定の検査項目を選択する。そして、受診予定取得部21は、選択した受診予定検査項目の検査追加有無32dが追加無し(「0」)であるか否かを判定する(ステップS17)。
そして、受診予定取得部21によって受診予定検査項目の検査追加有無32dが追加無しであると判定された場合に(ステップS17肯定)、受診予定取得部21は、ステップS19に移行する。
一方、受診予定取得部21によって受診予定検査項目の検査追加有無32dが追加無しでないと判定された場合に(ステップS17否定)、検査候補期間特定部22は、当該項目の検査結果有効期間32c分受診予定日から遡った期間を記録する(ステップS18)。具体的には、検査候補期間特定部22は、検査項目マスタ記憶部52から、受診予定検査項目の検査結果有効期間32cを読み出す。そして、検査候補期間特定部22は、読み出した検査結果有効期間32c分、受診予定検査項目の受診予定日から遡った期間を、受診予定検査項目の検査候補期間として特定し、当該検査候補期間を対象者単位検査項目記憶部33に格納する。
続いて、受診予定取得部21は、全ての受診予定の検査項目を選択したか否かを判定する(ステップS19)。そして、受診予定取得部21は、全ての受診予定の検査項目を選択したと判定した場合に(ステップS19肯定)、ステップS31に移行する。一方、受診予定取得部21は、全ての受診予定の検査項目を選択していないと判定した場合に(ステップS19否定)、まだ選択していない受診予定の検査項目を選択し、ステップS17に移行する。
次に、月日単位重み算出部51は、受診予定検査項目毎の検査候補期間の中で、受診予定検査項目が最も多く重なる期間を算出し(ステップS31)、当該期間が複数有るか否かを判定する(ステップS32)。そして、月日単位重み算出部51は、受診予定検査項目が最も多く重なる期間が複数無いと判定した場合に(ステップS32否定)、当該期間を健診候補期間として選択し(ステップS34)、ステップS21に移行する。
一方、月日単位重み算出部51は、受診予定検査項目が最も多く重なる期間が複数有ると判定した場合に(ステップS32肯定)、ステップS33に移行する。そして、月日単位重み算出部51は、検査候補期間特定部22によって特定された受診予定検査項目毎の検査候補期間の中で、月日単位の重みが最大値となる期間を算出し、当該期間の中で健診選択可能期間と重複する期間を健診候補期間として選択する(ステップS33)。
具体的には、月日単位重み算出部51が、検査候補期間特定部22によって特定された受診予定検査項目毎の検査候補期間内の各月日に、受診予定検査項目毎の重み値を付与し、受診予定検査項目毎に付与した重み値を月日単位に加算する。そして、健診候補期間選択部23は、受診予定検査項目毎の検査候補期間の中で月日単位重み算出部51によって加算された月日単位の重み値が最も大きくなる月日の期間を算出する。さらに、健診候補期間選択部23は、算出した期間の中で、受診予定取得部21によって読み出されたEHRチェック期間31c(健診選択可能期間)と重複する期間を健診候補期間として選択する。つまり、選択された健診候補期間を含む検査候補期間の受診予定検査項目が、健康診断に追加予定となる検査項目となる。
続いて、健診候補期間選択部23は、健康診断に追加予定の受診予定検査項目が当該健康診断に含まれる検査項目か否かを判定する(ステップS21)。そして、健診候補期間選択部23は、追加予定の受診予定検査項目が健康診断に含まれる検査項目でないと判定した場合に(ステップS21否定)、健康診断時に検査項目として追加し(ステップS22)、ステップS23に移行する。
一方、健診候補期間選択部23は、追加予定の受診予定検査項目について、EHRに含まれる受診予定日を削除する(ステップS23)。このとき、健診候補期間選択部23は、EHRに健康診断に検査結果が有る旨のコメントを付記すべく、当該コメントを格納する。
健診日決定部24は、健診候補期間でスケジューリングし、健康診断の健診予約日を決定する(ステップS25)。
[実施例3の効果]
上記実施例3によれば、検査候補期間特定部23が、検査項目毎の受診予定日から、これら検査項目毎の有効期間分遡った期間を、検査項目毎の検査候補期間として特定する。そして、月日単位重み算出部51が、検査項目毎の検査候補期間の中で、検査項目が最も多く重なる期間が複数存在するか否かを判定する。そして、月日単位重み算出部51が、検査項目が最も多く重なる期間が複数存在する場合に、検査項目毎に特定された検査候補期間内の各月日に、検査項目毎の所定の重み付けを付与し、検査項目毎に付与した所定の重み付けを月日単位に加算する。そして、健診候補期間選択部23が、月日単位重み算出部によって加算された月日単位の重み付けが最も大きくなる月日の期間を算出し、当該期間の中で健診選択可能期間と重複する期間を、健診候補期間として選択するようにした。
かかる構成によれば、健診候補期間選択部23は、検査項目が最も多く重なる期間が複数存在する場合には、検査項目が最も多く重なる期間の中で、最大の重み付けとなる月日の期間を、検診候補期間として選択する。これにより、該当する対象者が選択された候補期間内で健康診断を実施すれば、健康診断と重複する検査項目であって受診予定日に検査結果が有効となる、重み付けの大きい検査項目の診断を実施することになる。そして、健診候補期間選択部23は、これら検査項目の予定された受診が無駄となるので、当該検査項目の予定された無駄な受診を効率的に取り消すことができることになる。この結果、仮に検査項目に関する重み付けが人体への負担に応じる値である場合、健診候補期間選択部23は、人体への負担が大きい検査項目の重複診断を回避でき、該当する対象者の身体への負担を軽減できる。また、仮に検査項目に関する重み付けが検査費用に応じる値である場合、健診候補期間選択部23は、検査費用の高額な検査項目の重複診断を回避でき、該当する対象者の受診費用を軽減できる。
[その他]
なお、実施例では、定期健康診断の裏月に実施される健康診断のスケジューリングに関して特記していないが、健康診断のスケジューリング手順に基づいて選択しても良い。
また、健康診断スケジューリング装置2、5は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置に、上記した制御部20、不揮発性記憶部30及び揮発性記憶部40の各機能を搭載することによって実現することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的態様は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、実施例3において月日単位重み算出部51と健診候補期間選択部23とを1つの部として統合しても良い。一方、実施例3において月日単位重み算出部51を、検査項目が最も多く重なる期間を算出する算出部と、当該期間が複数存在するか否かを判定する判定部と、当該期間が複数存在する場合に月日単位に重み算出する算出部等とに分散しても良い。また、不揮発性記憶部30を健康診断スケジューリング装置2の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしても良い。また、検診日決定部24を別の装置が有し、ネットワーク接続されて協働することで、上述した健康診断スケジューリング装置2、5の機能を実現するようにしても良い。
[プログラム]
また、上記実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図13を用いて、図3に示した健康診断スケジューリング装置2と同様の機能を有する健康診断スケジューリングプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図13は、健康診断スケジューリングプログラムを実行するコンピュータを示す図である。図13に示すように、コンピュータ1000は、RAM(Random Access Memory)1010と、キャッシュ1020と、HDD1030と、ROM(Read Only Memory)1040と、CPU(Central Processing Unit)1050、バス1060とを有する。RAM1010、キャッシュ1020、HDD1030、ROM1040、CPU1050は、バス1060によって接続されている。
RAM1010には、図13に示すように健診候補期間選択領域1011が設けられる。健診候補期間選択領域1011は、例えば、図3に示した揮発性記憶部40に記憶される健診候補期間選択記憶部41に対応する。
ROM1040には、図3に示した健康診断スケジューリング装置2と同様の機能を発揮する健康診断スケジューリングプログラム1041が記憶されている。
そして、CPU1050は、これらの健康診断スケジューリングプログラム1041を読み出して実行する。これにより、図13に示すように、健康診断スケジューリングプログラム1041は、健康診断スケジューリングプロセス1051になる。なお、健康診断スケジューリングプロセス1051は、図3に示した受診予定取得部21、検査候補期間特定部22、検診候補期間選択部23及び検診日決定部24に対応する。
また、HDD1030には、図13に示すように健康診断スケジューリング制御関連情報1031が設けられる。健康診断スケジューリング制御関連情報1031は、例えば、図3に示した不揮発性記憶部30に記憶される各種データ(検査コースマスタ記憶部31、検査項目マスタ記憶部32及び対象者単位検査項目記憶部33)に対応する。
なお、上述したプログラム1041については、必ずしもROM1040に記憶させなくても良い。例えば、コンピュータ1000に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の「可搬用の物理媒体」にプログラム1041を記憶させても良い。又は、コンピュータ1000の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)等の「固定用の物理媒体」にプログラム1041を記憶させても良い。又は、公衆回線、インターネット、LAN、WAN等を介してコンピュータ1000に接続される「他のコンピュータ(又はサーバ)」にプログラム1041を記憶させても良い。そして、コンピュータ1000は、上述したフレキシブルディスク等からプログラムを読み出して実行するようにしても良い。
以上の実施例に係る実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)検査項目と当該検査項目の検査結果が要求される受診予定時期とを記憶した検査予定記憶部と、
前記検査項目と当該検査項目の検査結果が有効となる有効期間とを予め記憶した有効期間記憶部と、
健康診断の候補期間として選択可能な選択可能期間を記憶する選択可能期間記憶部と、
前記選択可能期間記憶部に記憶された選択可能期間の中から、前記検査予定記憶部に記憶された検査項目毎の受診予定時期に、これら検査項目の前記有効期間記憶部に記憶された有効期間内となる検査項目がより多くなる期間を算出し、健康診断の候補期間として選択する健診候補期間選択部と
を有することを特徴とする健康診断スケジューリング装置。
(付記2)前記健診候補期間選択部は、
前記検査項目毎の受診予定時期から、これら検査項目毎の前記有効期間分遡った期間を、検査項目毎の検査候補期間として特定する検査候補期間特定部を有し、
前記検査候補期間特定部によって特定された前記検査項目毎の検査候補期間の中で、検査項目が最も多く重なる期間を算出することを特徴とする付記1に記載の健康診断スケジューリング装置。
(付記3)検査項目毎に所定の重み付けを予め記憶した重み情報記憶部を有し、
前記健診候補期間選択部は、
検査項目が最も多く重なる期間が複数存在する場合に、前記検査候補期間特定部によって前記検査項目毎に特定された検査候補期間内の各月日に、前記重み情報記憶部によって記憶された所定の重み付けを検査項目毎に付与し、検査項目毎に付与した所定の重み付けを月日単位に加算する月日単位重み算出部を有し、
前記検査項目毎の検査候補期間の中で前記月日単位重み算出部によって加算された月日単位の重み付けが最も大きくなる月日の期間を算出することを特徴とする付記2に記載の健康診断スケジューリング装置。
(付記4)健康診断を受ける対象者の予定および前記健康診断を行う医療機関の予定に基づき、前記健診候補期間選択部によって選択された健康診断の候補期間の中から前記健康診断の健診日を決定する健診日決定部を有することを特徴とする付記1から付記3のいずれか1つに記載の健康診断スケジューリング装置。
(付記5)検査項目と当該検査項目の検査結果が要求される受診予定時期とを記憶した検査予定記憶部と、前記検査項目と当該検査項目の検査結果が有効となる有効期間とを予め記憶した有効期間記憶部と、健康診断の候補期間として選択可能な選択可能期間を記憶する選択可能期間記憶部とを有し、
前記選択可能期間記憶部に記憶された選択可能期間の中から、前記検査予定記憶部に記憶された検査項目毎の受診予定時期に、これら検査項目の前記有効期間記憶部に記憶された有効期間内となる検査項目がより多くなる期間を算出し、健康診断の候補期間として選択する健診候補期間選択手順
をコンピュータに実行させることを特徴とする健康診断スケジューリングプログラム。
(付記6)前記健診候補期間選択手順は、
前記検査項目毎の受診予定時期から、これら検査項目毎の前記有効期間分遡った期間を、検査項目毎の検査候補期間として特定する検査候補期間特定手順を含み、
前記検査候補期間特定手順によって特定された前記検査項目毎の検査候補期間の中で、検査項目が最も多く重なる期間を算出することを特徴とする付記5に記載の健康診断スケジューリングプログラム。
(付記7)検査項目毎に所定の重み付けを予め記憶した重み情報記憶部を有し、
前記健診候補期間選択手順は、
検査項目が最も多く重なる期間が複数存在する場合に、前記検査候補期間特定手順によって前記検査項目毎に特定された検査候補期間内の各月日に、前記重み情報記憶部によって記憶された所定の重み付けを検査項目毎に付与し、検査項目毎に付与した所定の重み付けを月日単位に加算する月日単位重み算出手順を含み、
前記検査項目毎の検査候補期間の中で前記月日単位重み算出手順によって加算された月日単位の重み付けが最も大きくなる月日の期間を算出することを特徴とする付記6に記載の健康診断スケジューリングプログラム。
(付記8)健康診断を受ける対象者の予定および前記健康診断を行う医療機関の予定に基づき、前記健診候補期間選択手順によって選択された健康診断の候補期間の中から前記健康診断の健診日を決定する健診日決定手順を含むことを特徴とする付記5から付記7のいずれか1つに記載の健康診断スケジューリングプログラム。
(付記9)コンピュータが健康診断のスケジューリングを実行する健康診断スケジューリング方法であって、
検査項目と当該検査項目の検査結果が要求される受診予定時期とを記憶した検査予定記憶部と、前記検査項目と当該検査項目の検査結果が有効となる有効期間とを予め記憶した有効期間記憶部と、健康診断の候補期間として選択可能な選択可能期間を記憶する選択可能期間記憶部とを有する前記コンピュータが、
前記選択可能期間記憶部に記憶された選択可能期間の中から、前記検査予定記憶部に記憶された検査項目毎の受診予定時期に、これら検査項目の前記有効期間記憶部に記憶された有効期間内となる検査項目がより多くなる期間を算出し、健康診断の候補期間として選択する健診候補期間選択工程
を実行することを特徴とする健康診断スケジューリング方法。
(付記10)前記健診候補期間選択工程は、
前記検査項目毎の受診予定時期から、これら検査項目毎の前記有効期間分遡った期間を、検査項目毎の検査候補期間として特定する検査候補期間特定工程を含み、
前記検査候補期間特定工程によって特定された前記検査項目毎の検査候補期間の中で、検査項目が最も多く重なる期間を算出することを特徴とする付記9に記載の健康診断スケジューリング方法。
(付記11)前記コンピュータは、
検査項目毎に所定の重み付けを予め記憶した重み情報記憶部をさらに有し、
前記健診候補期間選択工程は、
検査項目が最も多く重なる期間が複数存在する場合に、前記検査候補期間特定工程によって前記検査項目毎に特定された検査候補期間内の各月日に、前記重み情報記憶部によって記憶された所定の重み付けを検査項目毎に付与し、検査項目毎に付与した所定の重み付けを月日単位に加算する月日単位重み算出工程を含み、
前記検査項目毎の検査候補期間の中で前記月日単位重み算出工程によって加算された月日単位の重み付けが最も大きくなる月日の期間を算出することを特徴とする付記10に記載の健康診断スケジューリング方法。
(付記12)健康診断を受ける対象者の予定および前記健康診断を行う医療機関の予定に基づき、前記健診候補期間選択工程によって選択された健康診断の候補期間の中から前記健康診断の健診日を決定する健診日決定工程を含むことを特徴とする付記9から付記11のいずれか1つに記載の健康診断スケジューリング方法。
1、2、5 健康診断スケジューリング装置
3 EHRサーバ
4 EHRデータベース
11 検査予定記憶部
12 有効期間記憶部
13 選択可能期間記憶部
14、23 健診候補期間選択部
21 受診予定取得部
22 検査候補期間特定部
24 検診日決定部
30 不揮発性記憶部
31 検査コースマスタ記憶部
32、52 検査項目マスタ記憶部
33 対象者単位検査項目記憶部
40 揮発性記憶部
41 健診候補期間選択記憶部
51 月日単位重み算出部

Claims (5)

  1. 検査項目と当該検査項目の検査結果が要求される受診予定時期とを記憶した検査予定記憶部と、
    前記検査項目と当該検査項目の検査結果が有効となる有効期間とを予め記憶した有効期間記憶部と、
    健康診断の候補期間として選択可能な選択可能期間を記憶する選択可能期間記憶部と、
    前記選択可能期間記憶部に記憶された選択可能期間の中から、前記検査予定記憶部に記憶された検査項目毎の受診予定時期に、これら検査項目の前記有効期間記憶部に記憶された有効期間内となる検査項目がより多くなる期間を算出し、健康診断の候補期間として選択する健診候補期間選択部と
    を有することを特徴とする健康診断スケジューリング装置。
  2. 前記健診候補期間選択部は、
    前記検査項目毎の受診予定時期から、これら検査項目毎の前記有効期間分遡った期間を、検査項目毎の検査候補期間として特定する検査候補期間特定部を有し、
    前記検査候補期間特定部によって特定された前記検査項目毎の検査候補期間の中で、検査項目が最も多く重なる期間を算出することを特徴とする請求項1に記載の健康診断スケジューリング装置。
  3. 検査項目毎に所定の重み付けを予め記憶した重み情報記憶部を有し、
    前記健診候補期間選択部は、
    検査項目が最も多く重なる期間が複数存在する場合に、前記検査候補期間特定部によって前記検査項目毎に特定された検査候補期間内の各月日に、前記重み情報記憶部によって記憶された所定の重み付けを検査項目毎に付与し、検査項目毎に付与した所定の重み付けを月日単位に加算する月日単位重み算出部を有し、
    前記検査項目毎の検査候補期間の中で前記月日単位重み算出部によって加算された月日単位の重み付けが最も大きくなる月日の期間を算出することを特徴とする請求項2に記載の健康診断スケジューリング装置。
  4. コンピュータが、検査項目と当該検査項目の検査結果が要求される受診予定時期とを記憶した検査予定記憶部と、前記検査項目と当該検査項目の検査結果が有効となる有効期間とを予め記憶した有効期間記憶部と、健康診断の候補期間として選択可能な選択可能期間を記憶する選択可能期間記憶部とを有し、
    前記選択可能期間記憶部に記憶された選択可能期間の中から、前記検査予定記憶部に記憶された検査項目毎の受診予定時期に、これら検査項目の前記有効期間記憶部に記憶された有効期間内となる検査項目がより多くなる期間を算出し、健康診断の候補期間として選択する健診候補期間選択手順
    前記コンピュータに実行させることを特徴とする健康診断スケジューリングプログラム。
  5. コンピュータが健康診断のスケジューリングを実行する健康診断スケジューリング方法であって、
    検査項目と当該検査項目の検査結果が要求される受診予定時期とを記憶した検査予定記憶部と、前記検査項目と当該検査項目の検査結果が有効となる有効期間とを予め記憶した有効期間記憶部と、健康診断の候補期間として選択可能な選択可能期間を記憶する選択可能期間記憶部とを有する前記コンピュータが、
    前記選択可能期間記憶部に記憶された選択可能期間の中から、前記検査予定記憶部に記憶された検査項目毎の受診予定時期に、これら検査項目の前記有効期間記憶部に記憶された有効期間内となる検査項目がより多くなる期間を算出し、健康診断の候補期間として選択する健診候補期間選択工程
    を実行することを特徴とする健康診断スケジューリング方法。
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