JP5446663B2 - オープンショーケース - Google Patents

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Description

本発明は、前面が開口する陳列室内に架設された商品陳列用の棚を備えたオープンショーケースに関するものである。
従来よりスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに設置されるショーケースは、前面に開口する断熱壁の内側に間隔を存して設けた仕切板との間にダクトを構成し、仕切板の内側には陳列室を構成する。そして、陳列室の前面開口部の上端に設けられた吐出口と、陳列室の開口部の下端に設けられた吸込口とを備え、ダクトには冷却器と送風機を設置する。
これにより、送風機が運転されると、陳列室の前面開口部上端に設けられた吐出口からダクト内の冷却器と熱交換した冷気を吹き出して陳列室内を冷却すると共に、冷気の一部を開口部下端に設けられた吸込口に向けて吹き出して、陳列室の前面開口部に冷気エアーカーテンを形成している。これにより、当該冷気エアーカーテンによって陳列室の前面開口部を覆って陳列室内と室外とを遮断し、大きく開口した陳列室内の冷却効率の向上を図っている。
しかしながら、陳列室の前面開口部に形成される冷気エアーカーテンは、接触する外気の流れによって乱されやすい。冷気エアーカーテンが乱されると、陳列室内に滞留する(循環する)冷気が外部に漏洩しやすくなり、冷却効率が低下する。そこで、冷気エアーカーテンの整流を行うべく、陳列室内に架設される商品陳列用の棚の前端に冷気エアーカーテンガイドを設けられたオープンショーケースが開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
上述した如き特許文献1における冷気エアーカーテンガイドは、棚の前端にコ字状の取付板を介して棚の前端面と略平行にガイド板が取り付けられることにより構成されている。これにより、陳列室の前面開口部上端に設けられた吐出口から下方に向けて吐出される冷気は、各棚の前端とガイド板との間に案内されて下方への導かれることとなるが、ガイド板の上端面に衝突した冷気によって当該冷気エアーカーテンが乱される問題があった。
そこで、陳列室の前面開口部に形成される冷気エアーカーテンの整流効果を高めて、陳列室内の冷気漏洩を著しく抑制し、冷却効率の向上を実現することができるオープンショーケースの開発が求められている。
他方、特許文献1における冷気エアーカーテンガイドは、架設させる棚の取付角度に応じて任意にガイド板を回動させてガイド板と棚前端との間に形成される隙間の冷気入口角度を調整可能としているが、当該ガイド板の前面にプライスカードが取り付けられた際、当該プライスカードを顧客の視線の高さに応じた適切な高さとすることができず、効果的な商品陳列を実現できないという問題がある。
そこで、本発明は、従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、陳列室の前面開口部に形成される冷気エアーカーテンの整流効果の向上を実現することができると共に、プライスカードを好適に設けることで商品陳列効果の向上を図ることができるオープンショーケースを提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、前面が開口する陳列室内に架設された商品陳列用の棚を有し、開口の上縁に形成された冷気吐出口より冷気を吐出し、開口の下縁に形成された冷気吸込口より吸い込むことにより、陳列室の前面開口に冷気エアーカーテンを構成して成るものであって、棚の前端部に構成されたエアーカーテンガイドを備え、このエアーカーテンガイドは、棚の幅方向に延在して構成される板状部材である後壁と、この後
壁の前方に所定の間隔を存して配置された前壁を有し、前壁の両側部および略中央部の下端部後面には、エアーカーテンガイドが設けられる棚板に向けて所定寸法延在する線状、若しくは、幅の狭い板状の連結部が前壁と一体に設けられ、エアーカーテンガイドは、連結部の端部を後壁の取付面下面に宛がわれた状態で着脱可能に棚板の前端に取り付けられており、各壁の間隔は上部が広く、下部が狭くなるよう構成されていることを特徴とする。

請求項2の発明は、上記発明において、エアーカーテンガイドの前壁後面は、所定曲率の湾曲面とされていることを特徴とする。

本発明によれば、前面が開口する陳列室内に架設された商品陳列用の棚を有し、開口の上縁に形成された冷気吐出口より冷気を吐出し、開口の下縁に形成された冷気吸込口より吸い込むことにより、陳列室の前面開口に冷気エアーカーテンを構成して成るものであって、棚の前端部に構成されたエアーカーテンガイドを備え、このエアーカーテンガイドは、棚の幅方向に延在して構成される板状部材である後壁と、この後壁の前方に所定の間隔を存して配置された前壁を有し、前壁の両側部および略中央部の下端部後面には、エアーカーテンガイドが設けられる棚板に向けて所定寸法延在する線状、若しくは、幅の狭い板状の連結部が前壁と一体に設けられ、エアーカーテンガイドは、連結部の端部を後壁の取付面下面に宛がわれた状態で着脱可能に棚板の前端に取り付けられており、各壁の間隔は上部が広く、下部が狭くなるよう構成されているので、冷気エアーカーテンを構成する冷気をエアーカーテンガイドの前壁と後壁との間に入りやすくすることができ、冷気流の案内効果を向上させることができる。
また、係る構成により、前壁と棚板の前端部に設けられる後壁との間に、空気の流通を妨げない上下に開放した空間を形成することができる。

特に、前壁及び後壁上部との間隔から流入された冷気は、前壁及び後壁下部との間隔から流出する過程において、その間隔が狭くなることで、冷気を絞ることができ、整流効果が向上される。従って、陳列室の前面開口に形成される冷気エアーカーテンが乱されることによる不都合を効果的に解消することができる。
請求項2の発明によれば、上記発明に加え、エアーカーテンガイドの前壁後面は、所定曲率の湾曲面とされているので、湾曲面とされている前壁後面に沿って各壁の間隔に流入するため、より当該各壁の間隔に流入しやすくなり、冷気流の案内効果を向上させることができる。

本発明を適用したオープンショーケースの縦断側面図である。 図2は図1の上部の部分拡大図である。 図3は棚の概略側面図である。 棚の概略平面図である。 図3の棚の前部の部分拡大図である。 他の実施例としての後壁を備えたエアーカーテンガイドを設けた棚の前部の部分拡大図である。 他の実施例としての後壁を備えたエアーカーテンガイドを設けた棚の前部の部分拡大図である。 他の実施例としての後壁を備えたエアーカーテンガイドを設けた棚の前部の部分拡大図である。 実施例2としてのエアーカーテンガイドを設けた棚の前部の部分拡大図である。 実施例3としてのエアーカーテンガイドを設けたオープンショーケースの縦断側面図である。 他の実施例としてのエアーカーテンガイドを設けた棚の前部の部分拡大図である。 実施例4としてのエアーカーテンガイドを設けた棚の前部の部分拡大図である。 他の実施例としてのエアーカーテンガイドを設けた棚の前部の部分拡大図である。 他の実施例としてのエアーカーテンガイドを設けた棚の前部の部分拡大図である。 図14のエアーカーテンガイドの部分拡大平面図である。 他の実施例としてのエアーカーテンガイドを設けた棚の前部の部分拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して、本発明を適用したオープンショーケース1について詳述する。図1は本発明を適用したオープンショーケース1の縦断側面図、図2は図1の上部の部分拡大図、図3は棚の概略側面図、図4は棚の概略平面図、図5は図3の棚の前部の部分拡大図をそれぞれ示している。
本実施例のオープンショーケース1は、例えばスーパーマーケットなどの店舗内に複数台据え付けられる冷蔵タイプの多段オープンショーケースであり、前面に開口する断面略コ字状の断熱壁3と、その両側に取り付けられる図示しない側板によって本体2が構成されている。
この断熱壁3の内側には間隔を存して背面及び天面にそれぞれ背面パネル6、天面パネル7が配設され、これら背面パネル6、天面パネル7と断熱壁3間に背方から上方に渡る背面ダクト9が構成されている。これら背面パネル6と天面パネル7の内側には、前面が開口する陳列室11が形成されている。
陳列室11の底部には、背面パネル6の下端から前方に延在して形成されるデッキパン10が取り付けられ、このデッキパン10の下方は、前記背面ダクト9に連通してその一部を構成する下部ダクト14とされている。そして、この下部ダクト14内には、冷気循環用の送風機19が配設されると共に、陳列室11後方の背面ダクト9内には冷却装置の冷凍サイクルを構成する冷却器15が縦設されている。
断熱壁3と両側板にて囲繞された陳列室11の前面開口5の上縁には、冷気吐出口16が形成されており、この冷気吐出口16は、背面ダクト9に連通している。また、前面開口5の下縁には、全幅に渡って複数のスリットから成る冷気吸込口17が形成されており、前記下部ダクト14に連通している。
背面ダクト9に縦設される冷却器15と共に冷却装置を構成する図示しない圧縮機や凝縮器等の冷却ユニットは、当該ショーケース1が設置される場所とは異なる設置場所に設けられており、ショーケース1の冷却器15とは配管により接続されているものとする。
そして、圧縮機及び送風機19が運転されると、下部ダクト14内の空気は後方の背面ダクト9に向けて吹き出され、当該背面ダクト9において冷却器15と熱交換した後、上昇し、冷気として前面開口5上縁の冷気吐出口16から開口5下縁の冷気吸込口17に向けて吹き出される。そして、吹き出された冷気は、当該冷気吸込口17より下部ダクト14内に帰還し、送風機19に再び吸い込まれる。
これによって、陳列室11の前面開口5には、上端から下方に向けて吹き出される冷気流による冷気エアーカーテンが構成され、前面開口5からの外気の侵入を阻止、若しくは抑制すると共に、当該冷気エアーカーテンの一部が陳列室11内に循環して陳列室11内は冷却される。
次に、図3及び図4を参照して商品陳列用の棚12について説明する。陳列室11内には商品陳列用の棚12が複数段、本実施例では上下に6段架設されている。各棚12は、左右一対のブラケット20、20と、棚板23とから構成されている。ブラケット20は、後方に突出する鉤状の爪20A・・が後端に形成されており、陳列室11内に設けられる棚支柱22に保持される。棚支柱22は、陳列室11内の背面パネル6の前面両側に取り付けられるものであり、上下方向に図示しない取付孔が複数形成されている。そのため、当該取付孔に各ブラケット20の爪20Aを係脱自在に係合させることにより、各棚12は陳列室11内において上下位置(高さ)を変更可能に架設される。尚、本実施例において、当該ブラケット20は、棚支柱22への取付角度を変更することにより、棚12の商品載置面23Aの傾斜角度を任意に変更可能とされる。
棚板23は、載置板部としての略矩形のガラス板(透明板)24と、このガラス板24の4辺に沿って左右前後に配置されるステンレスなどの金属製の枠材25により構成されている。ガラス板24は上面が商品を載置する面(商品載置面23A)を構成する。枠材25は板金加工されており、上部にガラス板24を支持する支持部26が形成されている。ガラス板24は、この支持部26に図示しないパッキンを介して載せられる。尚、図4の平面図は、ガラス板24を透視して棚12を上方から見た状態を示している。
そして、係る構成の棚12の前端部には、エアーカーテンガイドが構成されている。以下に、エアーカーテンガイドの実施形態として実施例1乃至実施例4を例に挙げて説明する。
実施例1としてのエアーカーテンガイド30は、各棚12を構成する棚板23の前端部23Bに取り付けられる後壁34と、ガイド構成部材31とから構成される。後壁34は、棚板23(棚12)の幅方向に延在して構成される板状部材であり、当該後壁34の下端には所定角度にて後方に折曲された取付面34Aが構成されている。当該取付面34Aが棚板23の前端部下面、本実施例では、前側の枠材25下面にネジ止めにより固定されている。
また、本実施例では、図5に示すように後壁34は、上端よりも下端が前方となるように、所定角度傾斜して設けられる。これにより、後壁34の前面34Bは、棚板23の商品載置面23Aに対し、所定角度、上斜め前方に向けて配設されることとなる。そのため、当該後壁34の前面34Bに、棚12の幅方向に渡ってプライスレール37を構成し、当該プライスレール37に当該棚12の商品載置面23Aに陳列された商品の品名や価格等を記載した紙又は樹脂シートから成るプライスカード38を係脱自在に保持させても良い。
これにより、棚板23がブラケット20、20によって前部が低く後部が高くなるように傾斜して架設された場合であっても、当該プライスカード38は、商品載置面23Aに対し、上斜め前方に向けて設けられる後壁34の前面34Bに設けられるため、ショーケース1の正面に立つ顧客が容易にプライスカード38を視認することができる。これにより、商品陳列効果の向上を図ることができる。
なお、本実施例では、当該後壁34をエアーカーテンガイド30を構成する部材として棚板23の前端に設けているが、既存のオープンショーケースには、棚板23の前端には、商品載置面23Aに陳列される商品の落下を防止するための部材としてガードや棚飾りを兼ねたプライスレールが設けられている。そのため、当該ガード等を本発明におけるエアーカーテンガイド30を構成する後壁として用いても良い。
一方、ガイド構成部材31は、後壁34の前方に位置する前壁32と、当該前壁32と棚板23とを連結する連結部33とから構成されている。前壁32は、後壁34と対向するように棚板23(棚12)の幅方向に延在して構成される板状部材である。連結部33は、当該前壁32の下端部(下端部後面)から棚板23(後方)に向けて所定寸法延在して構成されるアームであり、複数、本実施例では、両側部及び略中央部の三箇所にそれぞれ前壁32と一体に設けられている。
それぞれの連結部33は、線条、若しくは、比較的幅の狭い板状に構成されており、当該棚板23側の端部(後端)は、棚板23の下面、本実施例では、後壁34の取付面34A下面に宛がわれた状態で、ネジなどにより着脱自在に固定される。尚、当該連結部33の形状、数は、これに限定されない。係る構成により、前壁32と棚板23の前端部に設けられる後壁34との間には、空気の流通を妨げない上下に開放した空間(冷気流路)35が形成される。
ここで、本実施例における前壁32は、図5に示すように、上端部32Aよりも下端32Bが後方となるように、所定角度傾斜して設けられる。これにより、前壁32は、棚板23の商品載置面23Aに対し、所定角度、下斜め前方に向けて配設されることとなる。
従って、本実施例における前壁32と後壁34により構成されるエアーカーテンガイド30は、前壁32と後壁34の間隔は上部が広く、下部が狭く(空間35の上部が広く、下部が狭く)なるように構成されることとなる。
そして、少なくとも最上段の棚12の前端部に設けられるエアーカーテンガイド30の前壁32の上端は、冷気が吐出される前面開口5上縁の冷気吐出口16と冷気が吸い込まれる前面開口5下縁の冷気吸込口17とを結んで構成される冷気吐出範囲内に位置するように配設されているものとする。また、各棚12に設けられるエアーカーテンガイド30は、上側に設けられるエアーカーテンガイド30から流出する冷気流の下流側に対応する位置に配設されているものとする。
係る構成により、陳列室11の前面開口5上縁の冷気吐出口16から開口5下縁の冷気吸込口17に向けて吹き出された冷気は、冷気吐出口16下方に位置する、エアーカーテンガイド30、この場合、最上段の棚12前端部に構成されるエアーカーテンガイド30の前壁32と後壁34とによってこれら両壁の間隔(空間35)内に案内される。(図2の実線矢印にて冷気の流れを示す)。
このエアーカーテンガイド30の前壁32と後壁34との間隔(空間35)内に案内された冷気は、流下する過程において、整流されて当該空間35の下部から流出する。このとき、本実施例における前壁32と後壁34との間隔は、上部が広く(空間35の上部が広く)構成されているため、棚前端部に構成されるエアーカーテンガイド30内により多くの冷気が案内され、エアーカーテンを構成する冷気が流入しやすくなる。そして、この前壁32と後壁34との間隔は、上部に比べて下部が狭く(空間35の下部が狭く)構成されているため、流下する過程でその間隔が狭くなるため、冷気流を絞ることができ、整流効果が向上される。
当該最上段の棚12の前端部に構成されたエアーカーテンガイド30を通過した冷気は、その下側に架設される棚12の前端部に構成されたエアーカーテンガイド30内に流入する。順次、各棚12の前端部に構成されたエアーカーテンガイド30内を通過した冷気は、前面開口5下縁の冷気吸込口17より下部ダクト14内に帰還する。
これにより、前面開口5には、各棚12前端部に構成されたエアーカーテンガイド30によって整流された冷気エアーカーテンを形成することができる。従って、接触する外気の流れによって冷気エアーカーテンが乱されがたくなり、陳列室11内に滞留(循環)する冷気の外部への漏洩を効果的に抑制することができる。そのため、冷却効率の向上を図ることができる。
尚、本実施例では、図5に示すようにエアーカーテンガイド30を構成する前壁32及び後壁34の両者が棚板23の商品載置面23Aに対し、それぞれが傾斜することによって両壁の間隔は上部が広く、下部が狭くなるよう構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図6乃至図8の如き構成としても良い。
即ち、図6に示す構成では、前壁32のみを上端部32Aよりも下端32Bが後方となるように、所定角度傾斜して設け、後壁34に相当する後壁36は、棚板23の商品載置面23Aに対し略垂直に、且つ、商品載置面23Aより上方に起立して構成しても良い。これによっても、エアーカーテンガイド30を構成する前壁32及び後壁36の間隔は上部が広く、下部が狭くなるように構成され、上記と同様に通過する冷気流を絞ることができ、整流効果の向上を実現することができる。
またこの場合、後壁36は、棚板23の商品載置面23Aに対し略垂直に、且つ、商品載置面23Aより上方に起立して構成されているため、当該商品載置面23Aに陳列される商品が後壁36後面に当接して、当該商品が棚板23前端から落下する不都合を防止することができる。これにより、エアーカーテンガイド30を構成する後壁36は、商品の落下を防止するためのガードを兼ねることができる。そのため、部品点数の削減及び生産コストの低減を実現することができる。
また、図7に示す構成では、後壁34のみを上端よりも下端が前方となるように、所定角度傾斜して設け、ガイド構成部材31は、前壁32に相当する前壁29が棚板23(棚12)の商品載置面23Aに対し略垂直となるように構成しても良い。これによっても、エアーカーテンガイド30を構成する前壁29及び後壁34の間隔は上部が広く、下部が狭くなるように構成され、上記と同様に通過する冷気流を絞ることができ、整流効果の向上を実現することができる。
また、上記実施例においてエアーカーテンガイド30を構成する前壁32を、図8に示す如き前壁39のように構成しても良い。即ち、図8における前壁39は、上端部39A及び後面39Cが例えば流線形状となるよう、所定曲率の湾曲面とする。これにより、冷気吐出口16から吐出された冷気や、上側の棚12に設けられるエアーカーテンガイド30から流下した冷気は、当該エアーカーテンガイド30を構成する前壁39の湾曲面に沿って前壁39と後壁36(又は34)との間隔(空間35内)に流入させることができる。
これにより、冷気エアーカーテンを構成する冷気流がより各壁39、36の間隔(空間35)内に流入しやすくなり、冷気流の案内効果を向上させることができる。ここでは、エアーカーテンガイド30を構成する前壁39の上端部39Aや後面39Cを所定曲率の湾曲面としているが、これに限定されるものではなく、エアーカーテンガイド30を構成する後壁34(36)の上端部や前面を所定曲率の湾曲面とすることによって、同様の効果を奏することができる。
次に、実施例2としてのエアーカーテンガイド40について図9を参照して説明する。係る実施例2におけるエアーカーテンガイド40は、上述した如き各棚12を構成する棚板23の前端部23Bに取り付けられる後壁34と、ガイド構成部材41とから構成される。尚、ここでは、後壁34は、上記実施例における後壁34や後壁36と同一の構成とされているため、説明を省略する。
ガイド構成部材41は、後壁34の前方に位置する前壁42と、当該前壁42と棚板23とを連結する連結部43とから構成されている。前壁42は、後壁34と対向するように棚板23(棚12)の幅方向に延在して構成される。連結部43は、上記実施例の連結部33と同様に、当該前壁42の下端部(下端部後面)から棚板23(後方)に向けて所定寸法延在して構成され、後壁34の取付面34A下面に宛がわれた状態で、棚板23の下面に、ネジなどにより着脱自在に固定される。これにより、前壁42と棚板23の前端部に設けられる後壁34との間には、空気の流通を妨げない上下に開放した空間(冷気流路)45が形成される。
ここで、実施例2における前壁42の前面は、図9に示すように、上部よりも下部が前方となる傾斜面42Aとされ、当該傾斜面42Aには、前壁42の幅方向に渡ってプライスレール46が構成されている。そして、このプライスレール46には、当該棚12の商品載置面23Aに陳列された商品の品名や価格等を記載した紙又は樹脂シートから成るプライスカード47が係脱自在に配設可能とされている。
これにより、棚板23がブラケット20、20によって前部が低く後部が高くなるように傾斜して架設された場合であっても、当該プライスカード47は、商品載置面23Aに対し、上斜め前方に向けて構成される前壁42の前面(傾斜面42A)に設けられるため、ショーケース1の正面に立つ顧客が容易にプライスカード47を視認することができる。これにより、商品陳列効果の向上を図ることができる。尚、上記実施例の後壁34の前面34Bに設けられるプライスレール37において併せてプライスカード47を設けても良い。このように、エアーカーテンガイド40を構成する前壁42によって、効果的にプライスカード47を配設することができるようになる。
そして、この前壁42の後面は、上部よりも下部が後方となる傾斜面42Bとされている。係る構成により、陳列室11の前面開口5上縁の冷気吐出口16から開口5下縁の冷気吸込口17に向けて吹き出された冷気は、冷気吐出口16下方に位置する、エアーカーテンガイド40、この場合、最上段の棚12前端部に構成されるエアーカーテンガイド40の前壁42後面の傾斜面42Bと後壁34とによってこれら両壁の間隔(空間45)内に案内される。
このエアーカーテンガイド40の前壁42後面の傾斜面42Bと後壁34との間隔(空間45)内に案内された冷気は、流下する過程において、整流されて当該空間45の下部から流出する。この場合においても、前壁42後面の傾斜面42Bと後壁34との間隔は、上部が広く(空間45の上部が広く)構成されているため、棚前端部に構成されるエアーカーテンガイド40内により多くの冷気が案内され、エアーカーテンを構成する冷気が流入しやすくなる。そして、この前壁42後面の傾斜面42Bと後壁34との間隔は、上部に比べて下部が狭く(空間45の下部が狭く)構成されているため、流下する過程でその間隔が狭くなるため、冷気流を絞ることができ、整流効果が向上される。
次に、実施例3としてのエアーカーテンガイド50について図10のオープンショーケースの縦断側面図を参照して説明する。係る実施例3におけるエアーカーテンガイド50は、上述した如き各棚12を構成する棚板23の前端部23Bに取り付けられる後壁36と、ガイド構成部材51とから構成される。尚、ここでは、後壁36は、上記実施例における後壁36や後壁34と同一の構成とされているため、説明を省略する。尚、図10では、商品落下防止用のガードの機能をも有する後壁36を採用している。
ガイド構成部材51は、後壁36の前方に位置する前壁52と、当該前壁52と棚板23とを連結する連結部53とから構成されている。前壁52は、後壁36と対向するように棚板23(棚12)の幅方向に延在して構成される。連結部53は、上記実施例の連結部33と同様に、当該前壁52の下端部(下端部後面)から棚板23(後方)に向けて所定寸法延在して構成され、後壁36の取付面下面に宛がわれた状態で、棚板23の下面に、ネジなどにより着脱自在に固定される。これにより、前壁52と棚板23の前端部に設けられる後壁36との間には、空気の流通を妨げない上下に開放した空間(冷気流路)55が形成される。
ここで、実施例3における前壁52の少なくとも後面(実施例3では、前壁52は、板材により構成しているため、前壁52の前面及び後面)は、陳列室11の前面開口5に形成される冷気エアーカーテンの流れる方向に対して略平行とされている。
具体的には、陳列室11内の上部に架設された棚12のエアーカーテンガイド50、図10では、上から1段目及び2段目の棚12に設けられるエアーカーテンガイド50は、前壁52(少なくとも後面)が上部が下部よりも前方となる傾斜面56とされている。尚、この際、上段になるほど、その前壁52の上部が下部よりも前方となる角度が大きくなる傾斜面56とされることが望ましい。
陳列室11内の中央部に架設された棚12のエアーカーテンガイド50、図10では、上から3段目の棚12に設けられるエアーカーテンガイド50は、前壁52(少なくとも後面)は、上部と下部が略垂直となる垂直面58とされている。
そして、陳列室11内の下部に架設された棚12のエアーカーテンガイド50、図10では、下から1段目及び2段目の棚12に設けられるエアーカーテンガイド50は、前壁52(少なくとも後面)の上部が下部よりも後方となる傾斜面57とされている。尚、この際、下段になるほど、その前壁52の上部が下部よりも後方となる角度が大きくなる傾斜面57とされることが望ましい。
尚、当該実施例3においても、実施例1と同様に、少なくとも最上段の棚12の前端部に設けられるエアーカーテンガイド50の前壁52の上端は、冷気が吐出される前面開口5上縁の冷気吐出口16と冷気が吸い込まれる前面開口5下縁の冷気吸込口17とを結んで構成される冷気吐出範囲内に位置するように配設されているものとする。また、各棚12に設けられるエアーカーテンガイド50は、上側に設けられるエアーカーテンガイド50から流出する冷気流の下流側に対応する位置に配設されているものとする。
係る構成により、陳列室11の前面開口5上縁の冷気吐出口16から開口5下縁の冷気吸込口17に向けて吹き出された冷気は、冷気吐出口16下方に位置する、エアーカーテンガイド50、この場合、最上段の棚12前端部に構成されるエアーカーテンガイド50の前壁52と後壁36とによってこれら両壁の間隔(空間55)内に案内される。
このエアーカーテンガイド50の前壁52と後壁36との間隔(空間55)内に案内された冷気は、流下する過程において、整流されて当該空間55の下部から流出する。当該最上段の棚12の前端部に構成されたエアーカーテンガイド50を通過した冷気は、その下側に架設される棚12の前端部に構成されたエアーカーテンガイド50内に流入する。順次、各棚12の前端部に構成されたエアーカーテンガイド50内を通過した冷気は、前面開口5下縁の冷気吸込口17より下部ダクト14内に帰還する。
このとき、コアンダー効果で陳列室11の前面開口5に形成される冷気エアーカーテンは、陳列室11内の棚12前端側に引き込まれる全体としては湾曲した流れとなる。本実施例における前壁52(の後面)は、前面開口5に形成される冷気エアーカーテンの流れる方向に対して略平行となるように、陳列室11内の上部に架設された棚12のエアーカーテンガイド50は、前壁52(の後面)の上部が下部よりも前方となる傾斜面56とされると共に、下部に架設された棚12のエアーカーテンガイド50は、前壁52(の後面)の上部が下部よりも後方となる傾斜面57とされている。
そのため、コアンダー効果によって陳列室11内の棚12前端側に引き込まれる全体としては湾曲した流れとなる冷気エアーカーテンの流れに沿った向きにエアーカーテンガイド50の前壁52(の後面)を向けることで、各棚12に設けられるエアーカーテンガイド50全体で、協働して冷気エアーカーテンを案内することができる。
尚、係る実施例では、エアーカーテンガイド50を構成する前壁52の後面を冷気エアーカーテンの流れる方向に対して略平行となるように傾斜面56、57若しくは、垂直面58を構成しているが、これに限らず、エアーカーテンガイド50を構成する後壁36の前面を冷気エアーカーテンの流れる方向に対して略平行となるように、陳列室11内の上部に架設された棚12のエアーカーテンガイド50の後壁36前面の上部が下部よりも前方となる傾斜面とし、下部に架設された棚12のエアーカーテンガイド50の後壁36前面の上部が下部よりも後方となる傾斜面としても良い。
また、エアーカーテンガイド50の前壁52の後面のみ、又は後壁36の前面のみ上記の如き傾斜面を形成するのではなく、両者に冷気エアーカーテンの流れる方向に対して略平行とする傾斜面を形成しても良い。より一層、コアンダー効果に対応した乱れの著しく小さい冷気エアーカーテンの形成を実現することが可能となる。
これにより、前面開口5には、各棚12前端部に構成されたエアーカーテンガイド30によって効果的に整流された冷気エアーカーテンを形成することができる。従って、接触する外気の流れによって冷気エアーカーテンが乱されがたくなり、陳列室11内に滞留(循環)する冷気の外部への漏洩を効果的に抑制することができる。そのため、冷却効率の向上を図ることができる。
尚、上記各実施例において、エアーカーテンガイド30、40、50は、後壁34又は36と、前壁32、42、52と連結部33、43、53を備えたガイド構成部材31、41、51とから構成されているが、これに限定されるものではなく、図11に示すように、前壁32等と、連結部33等を備えたガイド構成部材31等に後壁34又は36を一体成形としても良い。係る構成とすることにより、部品点数を削減することができ、取付作業性の向上を図ることができる。
次に、図12を参照して実施例4としてのエアーカーテンガイド60について詳述する。図12はエアーカーテンガイド60を備えた棚12の前部の拡大断面図を示している。当該エアーカーテンガイド60が設けられる棚12の前端部には、棚12の幅方向に延在して棚板23の商品載置面23Aに対し略垂直に、且つ、商品載置面23Aより上方に起立してガード61が取り付けられている。このガード61は、商品載置面23Aに陳列された商品の落下を防止するために棚板23の前端に位置して固定される部材である。係る実施例では、ガード61は、下端に所定角度にて後方に折曲された取付面61Aが構成されており、当該取付面61Aが棚板23の前端部下面、本実施例では、前側の枠材25下面にネジ止めにより固定されている。
エアーカーテンガイド60は、棚板23の幅寸法(本実施例では左右寸法)と略同一寸法とされる例えばアクリル板などの透明な板状材料を折曲形成することにより構成されている。このエアーカーテンガイド60は、少なくとも棚板23の商品載置面23A上に所定寸法、敷設される敷設部62と、この敷設部62の前端部に連続して構成される後壁部63と、この後壁部63の前方に当該後壁部63と所定間隔を存して構成される前壁部64とから構成されている。
図12に示すように、後壁部63は、敷設部62の前端から上方に連続して所定寸法、少なくとも棚12の前端部に設けられるガード61の高さ寸法よりも高く起立した後面63Bと、この後面63Bの上端からこのガード61に被さるかたちで前下方に向けて延在して構成される前面63Aとから構成される。
この後壁部63の前面63Aは、上端よりも下端が前方となるように、所定角度傾斜して設けられる。これにより、後壁部63の前面63Aは、棚板23の商品載置面23Aに対し、所定角度、上斜め前方に向けて配設されることとなる。そのため、当該後壁部53の前面63Aに、棚12の幅方向に渡って図示しないプライスレールを構成し、当該プライスレールに当該棚12の商品載置面23Aに陳列された商品の品名や価格等を記載した紙又は樹脂シートから成るプライスカードを係脱自在に保持させても良い。
そして、この後壁部63の前端(前面63Aの下端)には、敷設部62(棚板23)と略平行に前方に向けて所定寸法、延在する連結部65が連続して形成されており、この連結部65の前端には、前壁部64が連続して形成されている。
前壁部64は、連結部65の前端から上方に向けて所定寸法、本実施例では、前記後壁部63よりも高い寸法、起立した後、所定寸法、本実施例では、連結部65よりも低い位置まで下方に折り返され、当該下端が所定寸法だけ上方に向けて折り返されることにより、上方に開口するプライスカード保持部64Aが棚12の幅方向に延在して構成されている。このプライスカード保持部64Aには、上述した如きプライスカードを係脱自在に保持させることが可能とされる。
そして、前壁部64と後壁部63との間に形成される連結部65には、複数の通風口65Aが棚12の幅方向に延在して形成された冷気通過部65Bが構成されている。これにより、前壁部64と後壁部63との間には、上下に開放した空間(冷気流路)66が形成される。
係る構成のエアーカーテンガイド60は、後壁部63の前面63Aと後面63Bとにより構成される下方に開放した空間に、棚12に取り付けられたガード61を挿入させて、当該後壁部63がガード61に被さるかたちで係合させる。これにより、エアーカーテンガイド60の敷設部62は、棚板23の商品載置面23A上に敷設され、この棚板23の前方には、後壁部63と前壁部64により構成される冷気通過部65Bが設けられる。
係る構成により、陳列室11の前面開口5上縁の冷気吐出口16から開口5下縁の冷気吸込口17に向けて吹き出された冷気は、冷気吐出口16下方に位置する、エアーカーテンガイド60、この場合、最上段の棚12前端部に構成されるエアーカーテンガイド60の前壁64と後壁63とによってこれら両壁の間隔(空間66)内に案内される。
このとき、後壁部63の前面63Aは、上端が下端よりも後方に位置するように傾斜して(傾斜面とされて)いると共に、前壁部64は、棚12の商品載置面23Aに対し略垂直に配設されているため、エアーカーテンガイド60は、前壁部64と後壁部63の間隔は、上部が広く、下部が狭く(空間66の上部が広く、下部が狭く)なるように構成されることとなる。
このエアーカーテンガイド60の前壁部64と後壁部63との間隔(空間66)内に案内された冷気は、流下する過程において、整流されて当該空間66の下部から流出する。このとき、係る実施例における前壁部64と後壁部63との間隔は、上部が広く(空間66の上部が広く)構成されているため、棚前端部に構成されるエアーカーテンガイド60内により多くの冷気が案内され、エアーカーテンを構成する冷気が流入しやすくなる。そして、この前壁部64と後壁部63との間隔は、上部に比べて下部が狭く(空間66の下部が狭く)構成されているため、流下する過程でその間隔が狭くなるため、冷気流を絞ることができ、整流効果が向上される。
当該最上段の棚12の前端部に構成されたエアーカーテンガイド60を通過した冷気は、その下側に架設される棚12の前端部に構成されたエアーカーテンガイド60内に流入する。順次、各棚12の前端部に構成されたエアーカーテンガイド60内を通過した冷気は、前面開口5下縁の冷気吸込口17より下部ダクト14内に帰還する。
これにより、前面開口5には、各棚12前端部に構成されたエアーカーテンガイド60によって整流された冷気エアーカーテンを形成することができる。従って、冷気エアーカーテンと接触する外気の流れにより、当該エアーカーテンが乱されがたくなり、陳列室11内に滞留(循環)する冷気の外部への漏洩を効果的に抑制することができる。そのため、冷却効率の向上を図ることができる。
尚、係る実施例では、図12に示すようにエアーカーテンガイド60を構成する前壁部64及び後壁部63の両者が棚板23の商品載置面23Aに対し、それぞれが傾斜することによって両壁の間隔は上部が広く、下部が狭くなるよう構成されているが、これに限定されるものではなく、上記各実施例の如く構成しても良い。
上述したように、実施例4におけるエアーカーテンガイド60は、後壁部63を棚12のガード61に上方から係合させて敷設部62を商品載置面23Aに敷設させることで棚12に取り付けることができるため、棚12の前端部に設けられる冷気エアーカーテンの整流部材を容易に設けることが可能となる。
この際、格別にネジなどの固定部材を必要としないことから、取付作業性の向上を実現でき、利便性が向上される。また、棚12の前端部に立設されるガード61に後壁部63を被せるかたちで係合させることから当該エアーカーテンガイド60の位置決めを容易とすることができ、より一層、取付作業性の向上を実現できる。
特に、係る実施例では、エアーカーテンガイド60の敷設部62は、商品載置面23Aに敷設されているため、当該エアーカーテンガイド60の一端部側を構成する敷設部62の上に、商品が載置・陳列されることにより、当該敷設部62は、商品の自重によって棚12の商品載置面23A側に押さえつけられることとなり、より一層、安定してエアーカーテンガイド60を棚12の前端部に設けることが可能となる。
なお、図12における実施例では、エアーカーテンガイド60の後壁部63をガード61に係合させると共に、敷設部62を商品載置面23Aに敷設し、当該敷設部62上に陳列される商品によってより安定的に取り付けているが、これに限定されない。
即ち、図13に示す如き実施例では、後壁部63の後面63Bの下端部から敷設部62を形成せずに、後壁部63の後面63Bの下端部67を棚板23の商品載置面23Aよりも下方に延在させ、当該下端部67をガード61の後面と棚板23の前端との間に形成される隙間に挿入係合させている。これによっても、格別にネジなどの固定部材を必要としないことから、取付作業性の向上を実現でき、利便性が向上される。
また、これ以外にも、図14に示す如き実施例では、後壁部63にガード61を把持する把持構造を設けても良い。図14の実施例では、後壁部63の前面63Aを内側から垂下してガード61の前面に当接する前保持片68を形成し、後壁部63の後面63Bをガード61の後面に当接する後保持片とする。
このとき、後保持片を構成する後面63Bは、上記と同様に、下端を棚板23の商品載置面23Aよりも下方に延在させる。また、この場合、後面63Bを弾性を有するように複数回、棚板23の前端側及びガード61側に折曲形成としてもよい。これにより、後壁部63に形成される当該前保持片68をガード61の前面に当接させつつ、後保持片を構成する後面63Bをガード61と棚板23の前端との間に挿入係合させる。
これによって、弾性を有する後保持片と、前保持片68によって、着脱自在に、且つ、安定的にエアーカーテンガイド60を棚の前端に取り付けることが可能となる。
また、本実施例における前壁部69は、図16に示すように、上端部69Bよりも下端部69Cが後方となるように、所定角度傾斜して設けられている。これにより、前壁部69には棚板23の商品陳列面23Aに対し、所定角度、下斜め前方に向けて配置されることとなる。
従って、本実施例における前壁部69と後壁部63により形成されるエアーカーテンガイド60は、前壁部69と後壁部63の間隔は上部が広く、下部が狭く(空間66Aの上部が広く、下部が狭く)なるように構成されることとなる。
これによって、冷気エアーカーテンを構成する冷気をエアーカーテンガイド60の前壁部69と後壁部63との間に入りやすくすることができ、冷気流の案内効果を向上させることができる。
1 オープンショーケース
2 本体
3 断熱壁
5 前面開口
9 背面ダクト
11 陳列室
12 商品陳列用の棚
14 下部ダクト
16 冷気吐出口
17 冷気吸込口
23 棚板
23A 商品載置面
29、32、39、42、52 前壁
30、40、50、60 エアーカーテンガイド
31、41、51 ガイド構成部材
33、43、53 連結部
34、36 後壁(商品落下防止用ガード)
35、45、55、66 空間(冷気流路)
37、46 プライスレール
38、47 プライスカード
39A 上端部
39C 後面
42A、42B、56、57 傾斜面
58 垂直面
61 ガード
61A 取付面
62 敷設部
63 後壁部
63A 前面
63B 後面(後保持片)
64 前壁部
64A プライスカード保持部
65 連結部
65A 通風口
65B 冷気通過部
67 下端部
68 前保持片
実開昭59−174588号公報

Claims (2)

  1. 前面が開口する陳列室内に架設された商品陳列用の棚を有し、前記開口の上縁に形成された冷気吐出口より冷気を吐出し、前記開口の下縁に形成された冷気吸込口より吸い込むことにより、前記陳列室の前面開口に冷気エアーカーテンを構成して成るオープンショーケースにおいて、
    前記棚の前端部に構成されたエアーカーテンガイドを備え、該エアーカーテンガイドは、前記棚の幅方向に延在して構成される板状部材である後壁と、該後壁の前方に所定の間隔を存して配置された前壁を有し、
    前記前壁の両側部および略中央部の下端部後面には、前記エアーカーテンガイドが設けられる棚板に向けて所定寸法延在する線状、若しくは、幅の狭い板状の連結部が前記前壁と一体に設けられ、
    前記エアーカーテンガイドは、前記連結部の端部を前記後壁の取付面下面に宛がわれた状態で着脱可能に前記棚板の前端に取り付けられており、
    各壁の間隔は上部が広く、下部が狭くなるよう構成されていることを特徴とするオープンショーケース。
  2. 前記エアーカーテンガイドの前壁後面は、所定曲率の湾曲面とされていることを特徴とする請求項1に記載のオープンショーケース。
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