JP5445802B2 - カラオケリモコン装置及びカラオケリモコン装置用プログラム - Google Patents

カラオケリモコン装置及びカラオケリモコン装置用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、演奏にあわせて歌唱を楽しむカラオケ装置に対して選曲指令等、各種指令を可能とするカラオケリモコン装置、並びに、カラオケリモコン装置にて実行されるカラオケリモコン装置用プログラムに関するものである。
従来、カラオケ装置は、CD、LDなどの光ディスクを媒体として楽曲再生を実行していたが、通信インフラの整備、並びに、MIDIなど電子楽器演奏用のデータ形式を利用したデータ容量の削減に伴い、新曲などカラオケ装置に対するデータ提供に通信回線の利用が行われている。このような通信型のカラオケ装置では、楽曲の追加、並びに更新は、通信回線を使用して行うことが可能である。
特許文献1には、カラオケ端末装置の電源投入時のオープニング時間、あるいは、データベースとの通信時間中などの待ち時間に、メモリに記録された曲間情報データを再生することが開示されている。
特開平9−34478号公報
カラオケ装置にて演奏可能とする楽曲数は、年々増加する一方であり、演奏可能楽曲数が増加するに連れ、選曲のためカラオケリモコン装置で取り扱う楽曲数も増加することになる。カラオケリモコン装置は、通信回線等を介し、例えば週単位等、所定期間毎に楽曲に関するデータベースを更新することで、新たに演奏可能となった楽曲に対応している。
ところで、カラオケリモコン装置では、楽曲に関するデータベースを、起動時にメモリに展開することで、楽曲検索にかかる時間の短時間化が図られている。前述したように演奏可能楽曲数が増加する中、カラオケリモコン装置内において選曲に使用されるデータベースも大きくなり、データベースをメモリに展開する時間も長くなる傾向にある。展開時間の長時間化は、カラオケリモコン装置の起動時間の長時間化となる。
特許文献1に開示されるカラオケ端末装置は、電源投入時のオープニング時間に、曲間情報データを再生することで、ユーザーを飽きさせることはないが、オープニング時間自体の短時間化を図ることはできない。
このような課題を解決するため、本発明に係るカラオケリモコン装置、並びに、カラオケリモコン装置用プログラムは、以下の構成を有するものである。
本発明に係るカラオケリモコン装置は、
記憶手段と、制御手段と、メモリを備え、
前記記憶手段は、複数のレコードによって構成されたテーブルを少なくとも1つ有するデータベースを記憶し、
前記制御手段は、起動時に実行される起動時処理と、検索処理を実行可能とし、
前記起動時処理は、
前記記憶手段に記憶されている前記テーブルを、複数のソート方式中、設定されている前記ソート方式を実行することでソートして前記メモリに展開するソート処理と、
前記データベースが更新されていることを判定した場合、前記記憶手段に記憶されている前記テーブルを前記メモリに展開するのにかかった時間もしくは計算量であるソートコストを測定する測定処理と、
前記ソートコストが所定量より大きい場合、設定されている前記ソート方式を他の前記ソート方式に変更する変更処理と、を含んで構成され、
前記検索処理は、前記メモリに展開された前記テーブルに基づいて検索を実行することを特徴とする。
さらに本発明に係るカラオケリモコン装置において、
前記データベースは、複数の前記テーブルを記憶し、
前記起動時処理は、前記テーブル毎に実行されることを特徴とする。
さらに本発明に係るカラオケリモコン装置において、
前記検索処理は、表示手段に表示された検索アイコンに対応した何れか1つの前記テーブルを使用して検索を実行することを特徴とする。
さらに本発明に係るカラオケリモコン装置において、
前記計測処理は、前記ソート方式毎に前記ソートコストを記憶し、
前記変更処理は、全ての前記ソート方式について前記ソートコストが所定量より大きい場合、ソートコストが最も小さい前記ソート方式を、次回使用する前記ソート方式に設定することを特徴とする。
さらに本発明に係るカラオケリモコン装置において、
前記変更処理で使用される前記所定量は、ソート対象となる前記テーブルの前記レコード数と、前記ソート処理に使用される前記ソート方式に対応する値であることを特徴とする。
さらに本発明に係るカラオケリモコン装置において、
前記変更処理で使用される前記所定量は、ソート対象となる前記テーブルの前記レコード数と、前記ソート処理に使用される前記ソート方式に基づいて算出されることを特徴とする。
また本発明に係るカラオケリモコン装置用プログラムは、
記憶手段と、メモリと、を備えるカラオケリモコン装置にて実行可能であるとともに、
前記記憶手段は、複数のレコードによって構成されたテーブルを少なくとも1つ有するデータベースを記憶し、
起動時に実行される起動時処理と、検索処理を実行可能とし、
前記起動時処理は、
前記記憶手段に記憶されている前記テーブルを、複数のソート方式中、設定されている前記ソート方式を実行することでソートして前記メモリに展開するソート処理と、
前記データベースが更新されていることを判定した場合、前記記憶手段に記憶されている前記テーブルを前記メモリに展開するのにかかった時間もしくは計算量であるソートコストを測定する測定処理と、
前記ソートコストが所定量より大きい場合、設定されている前記ソート方式を他の前記ソート方式に変更する変更処理と、を含んで構成され、
前記検索処理は、前記メモリに展開された前記テーブルに基づいて検索を実行することを特徴とする。
以上、本発明のカラオケリモコン装置によれば、今回の起動時のソート処理でかかったソートコストを測定しておき、ソートコストが所定量より大きい場合、ソート処理に使用するソート方式を変更することで、ソート処理にかかる時間を短縮することが可能となる。
さらに、本発明のカラオケリモコン装置では、複数のテーブル毎にソート処理を実行することで、各テーブルに適したソート方式を選択することが可能となる。
さらに、本発明のカラオケリモコン装置では、検索アイコンとテーブルが対応付けられたものとなっており、ユーザーが選択した検索アイコンに対応するテーブルに基づいて、楽曲の検索を行うことが可能となっている。
さらに、本発明のカラオケリモコン装置では、ソート方式毎にソースコストを記憶しておき、全てのソート方式についてソートコストが所定量より大きい場合、ソートコストが最も小さいソート方式を、次回使用するソート方式に設定することで、カラオケリモコン装置の起動までにかかる時間の最短化を図ることが可能となる。
さらに、本発明のカラオケリモコン装置は、変更処理で使用される所定量を、ソート対象となるテーブルのレコード数と、ソート処理に使用されるソート方式に基づいた値とすることで、ソート方式の変更の可否を決める最適な所定量を選択することが可能となる。
さらに、本発明のカラオケリモコン装置は、変更処理で使用される所定量を算出することで、テーブル等を予め記憶する必要が無く、また、精度の高い所定量を使用することが可能となる。
また、本発明のプログラムを、カラオケリモコン装置にインストールすることで、カラオケリモコン装置に対して起動時間の短縮化を図ることが可能となる。
本発明の実施形態に係るカラオケシステムを示す図 本発明の実施形態に係る選曲方法選択画面を示す図 本発明の実施形態に係る選曲データベースのデータ構成例を示す図 本発明の実施形態に係る起動時処理を示すフロー図 本発明の実施形態に係る各種ソート方式を示す図 本発明の実施形態に係るレコード数に応じた計算量を示すグラフ
図1は、本発明の実施形態に係るカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、カラオケ装置2と、リモコン装置1を含んで構成されている。なお、図1に示す例では、1台のカラオケ装置2に対して、リモコン装置1aとリモコン装置1b、2台のリモコン装置1が使用されている例である。これらリモコン装置1a、1bの構成は同一であるため、リモコン装置1として説明を行う。カラオケ装置2とリモコン装置1は、LAN100及びアクセスポイント110を利用してネットワークを形成するように接続されている。
カラオケボックスなどの店舗に設置されるカラオケ装置2は、楽曲を演奏するための演奏手段として音響制御部70を備えている。また、カラオケ装置2は、ユーザーからの各種入力を受け付けるスイッチなどで構成される入力手段としての操作部21を備える。カラオケ装置2は、操作部21からの入力を解釈して制御部30に伝達する操作処理部22
を備える。また、カラオケ装置2は、各種情報を記憶する記憶手段としてのHDD32(ハードディスク)を備える。カラオケ装置2は、LAN100に接続してネットワークに加入するための通信手段としてのインターフェイス部24を備えている。
また、カラオケ装置2は、モニタ41に対して歌詞映像、背景映像を表示させる映像再生手段を備える。この映像再生手段は、映像情報に基づいて映像を再生する映像再生部29と、再生する映像を一時的に蓄積するビデオRAM28とを備える。また映像再生手段は、再生された映像に対して歌詞テロップを重畳したり、映像効果を付与する映像制御部31を、さらに備えて構成される。
さらに、カラオケ装置2の各構成を統括して制御するための制御手段として、CPUにて構成される制御部30、各種プログラムを実行するにあたって必要となる情報を一時記憶するためのメモリ27等を備えて構成される。
このような構成にてカラオケ装置2は、各種処理を実行することとなるが、カラオケ装置2の主な機能として、楽曲予約処理、楽曲再生処理などを実行可能としている。楽曲予約処理は、ユーザーからの指定に基づいて楽曲を指定、予約するための処理であってリモコン装置1と連携して実行される。リモコン装置1から送信された予約情報をメモリ27に記憶する予約テーブルに登録する。楽曲再生処理は、予約された楽曲を再生させる処理であって、演奏処理と表示処理とが同期して実行される処理である。
演奏処理は、楽曲情報に含まれる演奏情報を音響制御部70にて演奏させる処理である。音響制御部70にて演奏された楽曲は、歌唱用マイク44aから入力される歌唱音声と一緒にスピーカー42から放音される。表示処理は、楽曲情報に含まれる歌詞情報をモニタ41に表示させることで歌唱補助を行う処理である。この表示処理で表示される歌詞に、背景映像を重畳させて表示させる背景映像表示処理を実行することとしてもよい。
一方、リモコン装置1は、予約情報などカラオケ装置2に対して各種指示を送信するとともに、カラオケ装置2あるいはインターネット上に接続されたカラオケ用ホスト5(サーバ装置)から各種情報を受信する。リモコン装置1は、表示手段としての表示部11と、ユーザーからの各種入力を受け付ける入力手段としての操作部17とを備える。また、リモコン装置1は、アクセスポイント110に無線接続し、ネットワークに加入するための通信手段としての無線LAN通信部16を備える。
さらにリモコン装置1は、楽曲検索に必要とされる楽曲データベースと、各種プログラムとを記憶する記憶手段としてのHDD(ハードディスク)19を備える。記憶手段としては、HDD以外にSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)などのメディアを利用することとしてもよい。また、リモコン装置1は、プログラム実行に伴って発生する各種情報を記憶するメモリ14を有している。このメモリ14には、検索速度の向上を図るため、リモコン装置1の起動時等において、HDD19に記憶されている楽曲データベースがソートして展開される(ソート処理)。
この他、リモコン装置1は、CPU等で構成された制御手段としての制御部15と、表示部11に対して表示する映像を形成する映像制御部13とを備える。リモコン装置1は、表示する映像情報を一時的に蓄えるビデオRAM12と、操作部17からの入力を解釈して制御部15に伝達する操作処理部18とをさらに有して構成されている。リモコン装置1の表示部11と操作部17は一体となってタッチパネル表示画面を形成することとしてもよい。
また、リモコン装置1は、無線LAN通信部16によって、アクセスポイント110と
無線接続されることで、LAN100によって構成されるネットワークに接続される。なお、各リモコン装置1は、特定のカラオケ装置2に対して事前に対応付けされている。リモコン装置1から出力される各種命令は、対応付けされたカラオケ装置2にて受信されることとなる。
このようなリモコン装置1の構成により、ユーザーからの各種入力を操作部17にて受付けるとともに、映像情報を表示部11に表示してユーザーに対して各種情報を提供するとともに、カラオケ装置2に対して楽曲予約などの各種指示を送信することが可能とされている。
では、このリモコン装置1を使用した選曲(検索処理)について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る選曲方法選択画面を示している。この選曲方法選択画面には、複数の検索アイコンが表示されている。図2の例では、7つの検索アイコンを選択することが可能となっている。7つの検索アイコンは、「歌手名」と、「曲名」と、「キーワード」と、「ジャンル」と、「ランキング」と、「最新曲情報」と、「りれき」とである。「歌手名」は、歌手名を検索キーとして検索を行う検索アイコンである。「曲名」は、楽曲名を検索キーとして検索を行う検索アイコンである。「キーワード」は、楽曲に関する各種キーワードを検索キーとして検索を行う検索アイコンである。「ジャンル」は、ジャンル別に検索を行う検索アイコンである。「ランキング」は、演奏回数等の順位で検索を行う検索アイコンである。「最新曲情報」は、新曲を検索する検索アイコンである。「りれき」は、リモコン装置1を用いて予約が実行された楽曲を検索する検索アイコンである。
操作部17等の入力手段を用いて、ユーザーにより検索アイコンが選択されると、リモコン装置1は、選択した検索アイコンに応じた検索処理を実行する。この検索処理は、メモリ14に展開された楽曲データベースを使用して実行される。楽曲データベースは、複数のテーブルで構成されており、特に、本実施形態では、検索アイコン毎に対応したテーブルを用いて検索処理が実行されることで検索効率の向上が図られている。
図3は、リモコン装置1の記憶手段としてのHDD19に記憶されている楽曲データベースのデータ構成を示した図である。楽曲データベースは、複数のテーブルを有して構成されている。ここでは、楽曲テーブル(図3(A))、歌手テーブル(図3(B))の2つを例として示している。楽曲テーブルは、図2で説明した「曲名」を選択したとき検索処理で使用されるテーブルである。また、歌手テーブルは、「歌手名」を選択したとき検索処理で使用されるテーブルである。
各テーブルは、複数のフィールドを有して構成されている。楽曲テーブルは、楽曲ID、アレンジ種別、曲名表記、歌手ID、歌い出し、原曲キー、国区分をフィールドとして有している。図3ではこの楽曲テーブルについて4つのレコードが例として示されている。フィールド中のアレンジ種別は、同じ楽曲について演奏アレンジが異なる楽曲であることを示す。例えば、図の例では楽曲ID「2」が付された楽曲が、複数の演奏アレンジを有したものとなっている。楽曲ID「2」の楽曲にはアレンジ種別「0」、「1」が付されている。一方、歌手テーブルの場合、歌手ID、歌手名表記、国区分をフィールドとして有している。図3(B)には歌手テーブルについて3つのレコードが例として示されている。
このような各種テーブルで構成された楽曲データベースは、前述したように記憶手段としてのHDD19に記憶されている。この楽曲データベースは、リモコン装置1が起動したとき後の適宜タイミングにてメモリ14上に展開することで、検索処理の高速化が図られている。また、楽曲データベースをメモリ14上に展開するときには、レコードを並び替え(ソート)ておくことで、検索効率が向上が図られている。具体的には、HDD19
に記憶されている楽曲データベースは、SQL(データベース言語)等で構成されたソート方式を使用して、メモリ14上にソート、展開される(ソート処理)される。
ところで、この楽曲データベースは、新しく歌唱可能となった楽曲が追加される毎に更新されることとなる。この更新は、図1で説明したカラオケ用ホスト5等から供給(配信)された差分ファイル等に基づいて行われる。楽曲データベースは、このような頻繁な更新によってデータ構成が多様な状態に変化することとなる。このような状況下、リモコン装置1の起動は迅速に実行されることが望まれている。しかしながら、多様な状態を取り得る楽曲データベースに対して、所定のソート方式を使用してメモリ14上に展開した場合、楽曲データベースのデータ構成とソート方式が適合しないことを理由として、必要以上に時間がかかることが考えられる。本実施形態では、楽曲データベースのメモリ14上への展開(ソート処理)を迅速に行うことを可能とするものである。
図4は、本発明の実施形態に係る起動時処理を示すフロー図である。この起動時処理は、リモコン装置1において、その起動後に実行される処理である。リモコン装置1、カラオケ装置2を含むカラオケシステムは、例えば、カラオケシステムが設置された店舗の開店時間にあわせて自動起動(例えば、朝の9時等)するように設定されている。
リモコン装置1が起動して起動時処理が開始されると、S101〜S114の処理が、楽曲データベース内のテーブル毎に実行される。このように本実施形態では、テーブル毎に処理が実行されるため、各テーブル毎に適合したソート方式を使用することが可能となっている。以下、1のテーブルについてS102〜S114の処理を説明する。なお、各テーブルについての処理は、同時に並行して行うこととしてもよいし、順番に行うこととしてもよい。
S102では、テーブルに対するデータ更新があったか否かが判定される。カラオケ用ホスト5等により、楽曲データベースに対して更新が行われた場合には、その更新時に、更新のあったテーブルに対してデータ更新フラグは「有」に変更されている。データ更新フラグが「有」の場合(S102:Yes)、テーブル内のデータ構成が変更されているため、適合するソート方式を新たに見つける必要がある。そのため、S103にて、再計算フラグを「必要」に変更するとともに、ソート方式の番号の「1」に初期化される。
S104では、再計算フラグが「必要」となっているか否かが判定される。再計算フラグが「必要」に設定されていない場合(S104:No)には、前回と同じN番目のソート方式を使用して、HDD19からメモリ14にテーブルが展開される(S105)。なお、前回用いたN番目のソート方式については、例えば、メモリ14またはHDD19等の記憶手段に記憶されている。
図5には、楽曲テーブル、歌手テーブル、それぞれに対する各種ソート方式を示す図が示されている。歌手テーブルに対するソート方式(図5(A))は、SQL(データベース言語)、ソート種類、第1、第2ソートキーを有して構成されている。1番目のソート方式の場合、SQLは、対象テーブルとなる楽曲テーブル中、「*」で示される全てのフィールドを抽出してメモリ14上に展開する命令を示している。メモリ14上に展開された楽曲テーブルは、楽曲IDを第1ソートキー、アレンジ種別を第2ソートキーとしてクイックソートされる。
また、2番目のソート方式の場合、SQLは、楽曲テーブルから、楽曲IDについてソートしつつメモリ14上に展開する命令となっている。メモリ14上に展開された楽曲テーブルは、アレンジ種別を第1ソートキーとしてクイックソートされる。また、3番目のソート方式では、SQLは、楽曲IDとアレンジ種別についてソートしつつメモリ14上
に展開する命令となっている。この場合、メモリ14に展開された時点で、楽曲ID、アレンジ種別についてソートされているため、さらなるソートは必要としない。4番目、5番目のソート方式は、1番目、2番目のソート種別をヒープソートとした形態となっている。
図5(B)に示される歌手テーブルついては3種類のソート方式が用意されている。楽曲テーブル、歌手テーブル以外のテーブルについても、このような各種ソート方式を用意しておくことで、テーブルに適合したソート方式を選択することが可能となっている。
一方、再計算フラグが「必要」に設定されている場合(S104:Yes)には、まず、ソートコストの計測を開始する(S106)。ソートコストとは、ソート方式でソートを行うとともに、テーブルをHDD19からメモリ14に展開する際にかかるコストのことをいうものであり、具体的には、ソート及び展開にかかる時間、あるいは、計算量のことをいうものである。設定されているN番目のソート方式でソートが実行され(S107)、ソート及び展開が終了した時点でソートコストの計測は終了する(S108)。
S109では、S107で実行されたN番目のソート方式でかかったソートコストが平均計算量に基づく値内であるか否かが判定される。ここで、平均計算量について説明しておく。図6には、本発明の実施形態に係るレコード数に応じた計算量を示す関係がグラフで示されている。なお、図6に示すレコード数と計算量との関係性を示す情報は、メモリ14またはHDD19などの記憶手段に記憶される。このレコード数と計算量の関係は、ソート方式によって異なる場合があるため、ソート方式毎に記憶しておくことが好ましい。各テーブルのソートに必要な計算量は、使用するソート方式と、テーブルに含まれるレコード数によってその平均値を見積もることが可能である。図6には、レコード数に応じた平均計算量が示されている。本実施形態では、この平均計算量に対して所定の増分だけ見積もった範囲を計算量の許容範囲としている。
前述したようにソートコストには、ソート及び展開にかかる時間、あるいは、計算量が用いられることとなるが、ソートコストに計算量を使用した場合には、図6に示される関係から直接、計算量が許容範囲内であるか否かを判定することが可能である。一方、ソートコストに時間を使用した場合には、図6に示される計算量を時間に換算して、ソースコスト(時間)が許容範囲内にあるか否かが判定される。例えば、計算量をリモコン装置1の処理能力に基づいて時間に換算することが可能である。
ソートコストが平均計算量に基づく値(計算量の許容範囲)内であると判定された場合(S109:Yes)には、次回、当該テーブルについてソート及び展開を行う場合、S107で使用したN番目のソート方式が使用される。その際、当該テーブルに対してデータ更新がされない限り、再度、ソート方式を変更する必要はないため、再計算フラグが「不要」に変更される(S110)。
一方、ソートコストが平均計算量に基づく値(計算量の許容範囲)より大きいと判定された場合(S109:No)には、次回、当該テーブルについて使用するソート方式は変更される。すなわち、S111において、次回使用するソート方式は、S107で使用されたN番目のソート方式に対して番号を1つ進めた(N+1番目)ソート方式に変更される。なお、S111では、S108で計測したソートコストも合わせて記憶される。なお、変更されるソート方式は、N+1番目に限定されなくても良い。これまで用いられたソート方式と異なるソート方式が、ステップS111で決定されても良い。この場合、過去に決定されたソート方式を示す情報が、メモリ14またはHDD19などの記憶手段に記憶される。
S112では、次回使用するN番目のソート方式が予め設定されているソート方式数を超えていないかが判定される。本実施形態では、図5に示されるように5つのソート方式を採用している。したがって、Nが「6」となった場合にはソート方式は存在していない。このような場合、S113において、記憶しておいた各ソート方式毎のソートコストを読み出し、ソートコストが最小となるソート方式を、次回、使用するソート方式として設定する。また、S113では、当該テーブルに対してデータ更新がされない限り、再度、ソート方式を変更する必要はないため、再計算フラグが「不要」に変更される。
以上、説明したS101〜S114の処理を、各テーブル毎に実行することで、各テーブルに適合したソート方式が選択される。全てのテーブルについて、S101〜S114の処理を終えた後、データ更新フラグが「有」であったものは、「無」に変更して処理を終了する(S115)。
以上、本実施形態のソート処理では、更新されたテーブルついて、それに適合するソート方式を探索しつつ、ソート処理が実行されることとなる。
なお、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
1a、1b…リモコン装置、11…表示部、12…ビデオRAM、13…映像制御部、14…メモリ、15…制御部、16…無線LAN通信部、17…操作部、18…操作処理部、19…HDD、2…コマンダ、21…操作部、22…操作処理部、23…赤外線通信部、24…インターフェイス部、27…メモリ、28…ビデオRAM、29…映像再生部、30…制御部、31…映像制御部、32…ハードディスク、41…モニタ装置、42…スピーカー、44a…歌唱用マイク、44b〜44d…外部楽器、100…LAN、110…アクセスポイント、120…ルータ、5…カラオケ用ホスト、51…記憶部、70…音響制御部

Claims (7)

  1. 記憶手段と、制御手段と、メモリを備え、
    前記記憶手段は、複数のレコードによって構成されたテーブルを少なくとも1つ有するデータベースを記憶し、
    前記制御手段は、起動時に実行される起動時処理と、検索処理を実行可能とし、
    前記起動時処理は、
    前記記憶手段に記憶されている前記テーブルを、複数のソート方式中、設定されている前記ソート方式を実行することでソートして前記メモリに展開するソート処理と、
    前記データベースが更新されていることを判定した場合、前記記憶手段に記憶されている前記テーブルを前記メモリに展開するのにかかった時間もしくは計算量であるソートコストを測定する測定処理と、
    前記ソートコストが所定量より大きい場合、設定されている前記ソート方式を他の前記ソート方式に変更する変更処理と、を含んで構成され、
    前記検索処理は、前記メモリに展開された前記テーブルに基づいて検索を実行することを特徴とする
    カラオケリモコン装置。
  2. 前記データベースは、複数の前記テーブルを記憶し、
    前記起動時処理は、前記テーブル毎に実行されることを特徴とする
    請求項1に記載のカラオケリモコン装置。
  3. 前記検索処理は、表示手段に表示された検索アイコンに対応した何れか1つの前記テーブルを使用して検索を実行することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のカラオケリモコン装置。
  4. 前記計測処理は、前記ソート方式毎に前記ソートコストを記憶し、
    前記変更処理は、全ての前記ソート方式について前記ソートコストが所定量より大きい場合、ソートコストが最も小さい前記ソート方式を、次回使用する前記ソート方式に設定することを特徴とする
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載のカラオケリモコン装置。
  5. 前記変更処理で使用される前記所定量は、ソート対象となる前記テーブルの前記レコード数と、前記ソート処理に使用される前記ソート方式に対応する値であることを特徴とする
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載のカラオケリモコン装置。
  6. 前記変更処理で使用される前記所定量は、ソート対象となる前記テーブルの前記レコード数と、前記ソート処理に使用される前記ソート方式に基づいて算出されることを特徴とする
    請求項5に記載のカラオケリモコン装置。
  7. 記憶手段と、メモリと、を備えるカラオケリモコン装置にて実行可能なカラオケリモコン装置用プログラムにおいて、
    前記記憶手段は、複数のレコードによって構成されたテーブルを少なくとも1つ有するデータベースを記憶し、
    起動時に実行される起動時処理と、検索処理を実行可能とし、
    前記起動時処理は、
    前記記憶手段に記憶されている前記テーブルを、複数のソート方式中、設定されている前記ソート方式を実行することでソートして前記メモリに展開するソート処理と、
    前記データベースが更新されていることを判定した場合、前記記憶手段に記憶されている前記テーブルを前記メモリに展開するのにかかった時間もしくは計算量であるソートコストを測定する測定処理と、
    前記ソートコストが所定量より大きい場合、設定されている前記ソート方式を他の前記ソート方式に変更する変更処理と、を含んで構成され、
    前記検索処理は、前記メモリに展開された前記テーブルに基づいて検索を実行することを特徴とする
    カラオケリモコン装置用プログラム。
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