JP5445126B2 - 移動端末及び通信制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基地局との間で信号伝送を行い、受信した信号の信号処理を行う移動端末及び該移動端末において用いられる通信制御方法の技術分野に関する。本発明は、例えばCDMA移動通信システムにおける移動端末及び通信制御方法の技術分野に関する。
従来、CDMA移動通信システムにおいては、一の基地局から夫々遅延時間の異なる複数の伝搬路を通って到達する遅延多重波を分離し、遅延時間を揃えて合成することで信号品質を向上させるRAKE受信方式が実施されている。以下、伝送路のことをパスと呼ぶこともある。
RAKE受信方式においては、異なるパスを通って到達した電波が互いに重なり合った遅延多重波である信号を、移動端末内の相関器、逆拡散器、積分器より構成される複数のフィンガに夫々入力する。フィンガは、各波のタイミングに合わせて遅延させた逆拡散符号の入力を受け、遅延多重波から、各パスにより伝送される搬送波を分離している。その後、各波のタイミングを揃え、適切な比率で合成することで、信号品質の向上が行われる。
また、特に移動端末が高速で移動している場合など、通信を行う基地局からの搬送波の周波数と、移動端末内での基準周波数との間にずれが生じる場合には、所謂AFC(Auto Frequency Control)処理により、基地局の搬送波周波数のドップラ周波数成分に基づいて移動端末の基準周波数の追従制御が行われる。
このような一連の処理が適切に実施されることで、基地局と移動端末との間で高スループットの通信を維持することが可能となる。
ところで、非HSPA(High Speed Packet Access)方式の移動通信システムでは、移動端末が同時に複数の基地局のセルと接続することで信号の搬送を受ける場合がある。また、HSPA方式の移動通信システムにおいても、例えばアクティブセルである一のセルの周縁部では、他のセルからの通信電波の影響を受けやすく、同時に複数のセルとの通信が行われる場合がある。また、移動端末が高速で移動している場合など、複数のセル間で頻繁にハンドオーバが起こるような状況においても、複数のセルとの同時接続が行われる状況は生じる可能性がある。
従来の移動端末では、HSPAサービングセルを含む全てのアクティブセルのドップラ周波数変動成分をRAKE処理した結果で制御を行い、各アクティブセルを配下とする基地局からの搬送波周波数の重心に近付くようにAFC処理が行われている。特に、複数のセルと通信を行っている移動端末においては、全てのアクティブセルのドップラ周波数変動成分を合成した重心に向かうよう、移動端末の基準周波数を制御することで、全てのアクティブセルに対して、安定的なAFC処理が実現される。
特開2003−345662号公報 特開2002−55726号公報
しかしながら、HSPA方式の移動端末が高速で移動している環境にある場合、複数のセルの内、サービングセルに対して必ずしも最適なAFC制御を行っているとは言えない。このため、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)においてはCQI(Channel Quality Indicator)の低下やDSCH(Downlink Shared Channel)におけるブロックエラーレートの劣化が生じ、結果的にスループットの低下につながるとの技術的問題がある。
同様に、複数セルとの接続が行われる環境では、サービングセルに対してのパスサーチ及び該サービングセルのパスに対するフィンガ割り当ても、同様の技術的問題を抱えている。例えば、パスサーチにおいては、サービングセル及び非サービングセルを含む複数のアクティブセルに対して、均等にパスサーチスケジューリングを行うと、サービングセルに対しては最適なスケジューリングになるとは限らない。また、アクティブセルの各パスに対してフィンガを割り当てる際に、従来のように各パスの受信電力の大きい順に割り当てる場合、サービングセルのパスに十分な割り当てが出来ない可能性がある。
このように同時に複数セルと接続している環境においては、従来の移動通信システムにおいて用いられる移動端末及び通信制御方法によれば、必ずしもサービングセルに対して最適な通信が行われるとは限らず、結果的に受信品質低下やスループットの低下に繋がる虞がある。
本発明は、例えば上述の技術的な問題に鑑みて為されたものであり、複数セルとの接続環境においても、スループットの向上を実現する移動端末及び通信制御方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、開示の移動端末は、パスサーチ手段と、複数のフィンガと、フィンガ割当手段と、基準周波数調整手段と、制御手段とを備える。これらの各手段は、典型的には、以下に説明する動作を行う。
パスサーチ手段は、サービングセルを含む複数のセルの夫々に対して,
遅延多重波からのパスの検出である、所謂パスサーチを行う。例えば、パスサーチ手段は、一または複数の基地局が、サービングセルを含む配下のセルを介して送信する拡散コードの同定を行い、同定された拡散コードに基づいて遅延プロファイル情報を作成する。そして、パスサーチ手段は、遅延プロファイル情報に基づき、基地局と移動端末間の伝搬路の違いによって発生する遅延多重波の検出を行う。
フィンガ割当手段は、パスサーチ手段によって検出されるパスを、複数のフィンガに対して割り当てる。例えば、フィンガ割当手段は、遅延多重波が入力される逆拡散部に対して、パスサーチ手段において同定された拡散コードを供給することで、所謂フィンガの割り当てを実施する。フィンガは、供給された拡散コードに基づいて遅延多重波に対する逆拡散処理を実施する。
基準周波数調整手段は、サービングセルを含む複数のセルを配下とする一または複数の基地局の夫々の基準周波数に基づいて、移動端末の基準周波数を調整する。例えば、基準周波数調整手段は、基地局から送信される搬送波の周波数と、移動端末内の例えばVCTCXO(Voltage Controlled, Temperature Compensated Crystal Oscillator)などの基準発振器の基準周波数とのずれを補正するAFC処理を実施する。このようなAFC処理によれば、移動端末内の基準発振器の基準周波数が、基地局から送信される搬送波の周波数に基づいて、該基地局における基準周波数に補正される。
尚、特に記述しない限りは、上述のパスサーチ手段、複数のフィンガ、フィンガ割当手段及び基準周波数調整手段の動作は、公知の移動端末に備えられ各種手段の実施する動作と同様のものであって良い。
また、開示の移動端末が備える制御手段は、パスサーチ手段、フィンガ割当手段及び基準周波数調整手段の夫々の動作を制御し、具体的には、以下に示す3つの制御のうち少なくとも一つを実施する。
制御手段は、第1制御として、パスサーチ手段に対して、サービングセルに対して、該サービングセル以外の他のセルであって所謂非サービングセルより優先してパスの検出を行わせる制御を行う。
制御手段は、第2制御として、フィンガ割当手段に対して、サービングセルにおいて検出されるパスを、他のセルにおいて検出されるパスより優先して複数のフィンガに割り当てさせる制御を行う。
制御手段は、第3制御として、基準周波数調整手段に対して、移動端末の基準周波数を、サービングセルを含む複数のセルを配下とする基地局の基準周波数に対して近づける態様と比較して、サービングセルを配下とする基地局の基準周波数に対してより近づけるよう調整させる制御を行う。
上記課題を解決するために、開示の通信制御方法は、パスサーチ工程と、フィンガ割当工程と、基準周波数調整工程とを備える。パスサーチ工程では、上述したパスサーチ手段が行う動作と同様の動作が行われる。フィンガ割当工程では、上述したフィンガ割当手段が行う動作と同様の動作が行われる。基準周波数調整工程では、上述した基準周波数調整手段が行う動作と同様の動作が行われる。開示の通信制御方法では特に、(a)パスサーチ工程において、サービングセルに対して、サービングセルを除く他のセルより優先してパスの検出を行う第1処理、(b)フィンガ割当工程において、サービングセルにおいて検出される前記パスを、他のセルにおいて検出されるパスより優先して複数のフィンガに割り当てる第2処理、及び(c)基準周波数調整工程において、移動端末の基準周波数を、サービングセルを含む複数のセルを配下とする基地局の基準周波数に対して近づける態様と比較して、サービングセルを配下とする基地局の基準周波数に対してより近づけるよう調整する第3処理のうち少なくとも一の処理が実施される。
開示の移動端末の上述した各種動作及び通信制御方法の各工程において、特に制御手段の第1制御又は、パスサーチ工程における第1処理によれば、サービングセルに対するパスサーチが、他のセルと比較して優先的に実施される。このため、サービングセルに対するパスサーチ結果を向上させることが出来、サービングセルからの信号の復調整度を向上させることが可能となる。結果として、スループットの向上に繋がり、信号品質の向上という点においても有益である。
また、制御手段の第2制御又は、フィンガ割当工程における第2処理によれば、サービングセルのパスに対して、優先的にフィンガ割当が実施される。このため、サービングセルのパスに対してのフィンガ割り当て数が多くなり、信号の受信性能を向上させることが可能となる。結果として、スループットの向上に繋がり、信号品質の向上という点においても有益である。
また、制御手段の第3制御又は、基準周波数調整工程における第3処理によれば、移動端末の基準周波数がサービングセルを配下とする基地局からの搬送波周波数に対してより近づくよう調整される。このため、サービングセルに対してより適したAFC処理を実施することが可能となり、基準周波数のずれに起因する復調性能の低下を抑制することが出来る。結果として、CQIの低下の防止や、ブロックエラーレートの向上に繋がり、信号品質の向上という点において有益である。尚、かかる効果は、移動端末の基準周波数が、非サービングセルであるセルを配下とする基地局からの搬送波周波数に対して近づく態様よりも、多少なりとサービングセルを配下とする基地局からの搬送波周波数に近づくよう調整されていれば享受可能となる。
尚、上述した各種効果は、上述した第1乃至第3制御の夫々に応じて享受可能な効果であって、第1乃至第3制御のうち少なくとも一つが実施されることで、少なくとも該制御に対応した効果を得ることが出来ると共に、複数の制御が実施されることで複数の効果を得ることが出来る。
複数の基地局及び移動端末を含む移動通信システムの構成を示す模式図である。 CDMA移動通信システムにおける移動端末の受信処理系の構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る移動端末において実施されるパスサーチのスケジュールを示すタイムチャートである。 実施形態に係る移動端末において実施されるフィンガ割り当てにおいて参照されるパス毎のパスサーチ相関電力を示すグラフである。 実施形態に係る移動端末において実施されるAFC処理における位相回転ベクトルの合成の態様を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
(1)基本構成例
実施形態に係る移動端末は、サービングセルを配下とする基地局を含む複数の基地局と複数のセルを介して接続される。図1は、実施形態に係る移動端末の一具体例たる例えばW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の移動端末100と、基地局200(S)、200(A)、200(B)及び200(C)とを含む移動通信システム1の構成を概念的に示す模式図である。
図1に示されるように、移動端末100は、基地局200(S)、200(A)、200(B)及び200(C)の夫々のセルに接続され、既知の参照信号であるパイロット信号を含むデジタル信号の伝送を受けている。尚、図1において、基地局200(S)の配下のセルは、移動端末100に対するサービングセルSとして機能しており、移動端末100に対して絶対送信許可信号(AGCH:Absolute Grant Channel)及び相対送信許可信号(RGCH:Relative Grant Channel)の双方を送信する。他方で、基地局200(A)、200(B)及び200(C)の夫々の配下のセルは、移動端末100に対しては非サービングセルとして機能しており、移動端末100に対して相対送信許可信号(RGCH:Relative Grant Channel)を送信する一方で、絶対送信許可信号(AGCH:Absolute Grant Channel)を送信しない。尚、以下では、各基地局200(A)、200(B)及び200(C)の配下のセルについて、夫々、セルA、セルB及びセルCと記載する。
また、各基地局のセルは、移動端末100に対して夫々複数のパスから成るマルチパスを介してデジタル信号の伝送を行っている。図1の例では、サービングセルSはパスPs1、Ps2及びPs3を介して、セルAはパスPa1、Pa2及びPa3を介して、セルBはパスPb1、Pb2及びPb3を介して、セルCはパスPc1、Pc2及びPc3を介して、夫々移動端末100にデジタル信号の伝送を行っている。言い換えれば、移動端末100における受信処理系は、サービングセルSのパスPs1、Ps2及びPs3、セルAのパスPa1、Pa2及びPa3、セルBのパスPb1、Pb2及びPb3、並びにセルCのパスPc1、Pc2及びPc3の夫々を検出し、デジタル信号を受信している。
移動端末100は、移動端末が備えるアンテナ101においてデジタル信号の受信を行い、内部の受信処理系に出力する。ここで、図2を参照して、移動端末100の内部の受信処理系について説明する。
図2は、移動端末100の内部の受信処理系の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、移動端末100は、受信処理系として、無線受信部102、基準発振器103、同期部104、制御部105、合成部106、周波数制御部107、及び夫々同一の構成を有するn個のフィンガ部110(1)〜110(n)を備えて構成される。
無線受信部102は、アンテナ101が受信したデジタル信号から、基準発振器103から供給される基準周波数に基づき、ベースバンド信号を取り出す。無線受信部102は、取り出したベースバンド信号を、同期部104及び不図示のセルサーチ部に供給する。セルサーチ部は、移動端末100のCDMA無線受信装置の電源投入時などにおいて、複数の基地局の夫々が送信している拡散コードの種類及びタイミングの同定処理である、所謂、セルサーチを行う。
基準発振器103は、周波数精度が高く、且つ供給される電圧により振動周波数を制御可能な発振器であって、例えばVCTCXO(Voltage Controlled, Temperature Compensated Crystal Oscillator)である。
同期部104は、実施形態におけるパスサーチ手段及びフィンガ割当手段の一具体例であって、所謂パスサーチ処理及びフィンガ割り当て処理を実施するベースバンド信号から相関計算を行うことで、基地局と移動端末100との間のパスの違いによって発生する遅延波の検出処理である、所謂、パスサーチを行う。
具体的には、同期部104は、パスサーチ工程として、デジタル信号中のパイロット信号のタイミングを検出することにより、基地局200(S)、200(A)、200(B)及び200(C)から移動端末100に至る伝搬時間が異なる複数のパス、つまり、サービングセルSのパスPs1、Ps2及びPs3、セルAのパスPa1、Pa2及びPa3、セルBのパスPb1、Pb2及びPb3、並びにセルCのパスPc1、Pc2及びPc3)を検出する所謂パスサーチ処理を行う。尚、同期部104は、サービングセルS、セルA、セルB及びセルCの複数のセルの夫々に対して、パスサーチスケジュールに基づいてパスの検出を行う。また、実施形態に係る同期部104は、特に制御部105の制御の下、サービングセルSに対して優先的にパスサーチを行うよう、パスサーチスケジュールを設定する。かかるパスサーチスケジュールの具体的な例については後述する。
更に、同期部104は、フィンガ割り当て工程として、検出された各パスのタイミングから拡散コードの位相を決定し、各フィンガ部110(1)〜110(n)の拡散符号生成部112(1)〜112(n)に指定した拡散コードを割り当てる。このとき、同期部104は、各パスのパスサーチ相関電力に基づいて、各フィンガ部110(1)〜110(n)の拡散符号生成部112(1)〜112(n)に対して通知する拡散コードを決定する。例えば、同期部104は、検出される各パスのパスサーチ相関電力の大きい順に各パスに対応した拡散コードを割り当てる。また、実施形態に係る同期部104は、特に制御部105の制御の下、サービングセルSの各パスPs1、Ps2及びPs3を優先的にフィンガ部110(1)〜110(n)に割り当てる処理を実施する。かかる処理については、後に詳述する。
フィンガ部110(1)〜110(n)は、夫々逆拡散部111(1)〜111(n)、拡散符号生成部112(1)〜112(n)、位相回転ベクトル生成部113(1)〜113(n)及び平均化部114(1)〜114(n)を備える。
拡散符号生成部112(1)〜112(n)は、夫々同期部104から指定された拡散コード及び位相に従って拡散コードを生成し、同一フィンガ内の逆拡散部111(1)〜111(n)に供給する。逆拡散部111(1)〜111(n)は、同期部104が検出した複数のパスの夫々に対して、各パスの遅延量に同期された拡散コードを用いて逆拡散処理を行う。位相回転ベクトル生成部113(1)〜113(n)は、逆拡散部111(1)〜111(n)にて逆拡散処理されたデジタル信号に対して遅延検波処理を行い、1シンボル当りの位相変化量を示す位相回転ベクトルを算出する。平均化部114(1)〜114(n)は、位相回転ベクトル生成部113(1)〜113(n)により生成された位相回転ベクトルに対して指定された期間の平均化処理を行い、位相回転ベクトル平均値を算出する。
合成部106は、複数n個のフィンガ部110(1)〜110(n)が出力する複数のパスに対する受信シンボルの供給を受け、夫々のタイミングを揃えて合成する。
また、合成部106は、平均化部114(1)〜114(n)において算出される位相回転ベクトルの平均値の入力を受け、拡散コードが同一のデジタル信号から生成された位相回転ベクトル平均値を合成し、基地局毎の位相回転ベクトル平均値を算出する。そして、算出される基地局毎の移動回転ベクトルの平均値をベクトル合成し、位相回転ベクトル合成値を算出する。
尚、実施形態に係る合成部106は、特に基地局毎の位相回転ベクトル平均値のうち、サービングセルを配下とする基地局の位相回転ベクトル平均値に対して、所定の重みづけを行った上で、他の基地局の位相回転ベクトル平均値とベクトル合成を行う。かかる重みづけ処理については、後に詳述する。
周波数制御部107は、合成部106から合成された位相回転ベクトル平均値、言い換えれば位相回転ベクトル合成値の供給を受け、周波数制御量を検出し、該周波数制御量に応じた制御電圧を基準発振器103へ供給する。制御電圧の供給を受けた基準発振器103は、制御電圧に基づいて搬送波の周波数を変化させることで、無線受信部102がデジタル信号からベースバンド信号を取り出す処理に用いる移動端末100の基準周波数を調整する、所謂、AFC処理を行う。
尚、移動端末100は、複数の基地局200(S)、200(A)、200(B)及び200(C)の夫々からデジタル信号の伝送を受けているため、例えば従来のAFC処理においては、各基地局の搬送波周波数の所謂重心に近づける動作が行われる。他方で、実施形態に係る周波数制御部107は、移動端末100の基準周波数がサービングセルSの搬送波周波数により近づけるよう重みづけを行った上で位相回転速度に応じた制御電圧を発生させる。かかるAFC処理については、後に詳述する。
(2)パスサーチ制御例
続いて、図3を参照して、移動端末100の同期部104において実施されるパスサーチ動作について説明する。図3は、図1に示されるものと同様に、一のサービングセルS及び複数の非サービングセルであるセルA、セルB及びセルCとの接続環境にある移動端末において実施されるパスサーチのセル毎のスケジュールを示すタイムチャートである。図3(a)は、従来のパスサーチのセル毎のスケジュールを示すチャートであり、図3(b)は、実施形態に係る移動端末100の同期部104において実施されるパスサーチのセル毎のスケジュールを示すチャートである。
図3(a)に示される従来のパスサーチスケジュールは、全てのセルに対してパスサーチの頻度、つまりパスサーチ周期が均等となるよう設定されている。図3(a)の例では、セルA、サービングセルS、セルB、セルCの順に一度ずつパスサーチが行われている。このため、サービングセルSへのパスサーチ周期は、接続している全てのセルに対するパスサーチ時間を合計したパスサーチ周期Tとなっている。
他方で、実施形態に係る同期部104は、パスサーチのスケジュールをサービングセルSに優先的に割り当てる制御を行う。例えば、同期部104は、優先的にサービングセルSに対するパスサーチが実施され、他方で非サービングセルであるセルA、セルB及びセルCに対するパスサーチは従来のパスサーチと同様のパスサーチ周期Tで行われるよう、パスサーチスケジュールを適宜入れ替える。このため、図3(b)に示されるように、サービングセルSのパスサーチ周期Tsを、全セルに対するパスサーチ周期Tと比較してより短くすることが出来る。
また、移動端末100が移動している場合、同期部104は、移動端末の移動速度に応じてサービングセルSのパスサーチ周期Tsを決定するよう構成されていても良い。このとき具体的には、移動端末100の移動速度が高速になるに従って、サービングセルSのパスサーチ周期Tsが短くなるよう設定される。
このため、移動端末100が高速度移動している環境であったとしても、サービングセルSに対するパスのトラッキング精度をより好適に向上させることが可能となる。
(3)フィンガ割り当て制御例
続いて、実施形態に係る移動端末100の同期部104において実施されるフィンガ割り当て動作について図4を参照して説明する。図4は、サービングセルS及び、非サービングセルA、B及びCの夫々に接続している移動端末100において、各セルのパスのパスサーチ相関電力を示すグラフの例である。図4の例では、移動端末100は、サービングセルSのパスPs1、Ps2及びPs3、セルAのパスPa1、Pa2及びPa3、セルBのパスPb1、Pb2及びPb3、並びにセルCのパスPc1、Pc2及びPc3の夫々を検出し、相関電力を取得している。
従来のフィンガ割り当て動作においては、同期部104は、各セルのパスに対して、パスサーチ相関電力の大きい順にフィンガ割り当てが行われるよう、パス情報の通知及び拡散コードの同期が行われる。このため、図4(a)に示されるように、パスサーチ相関電力の大きいPb1、Pa1、Pc1、Ps1、Pb2、Pa2、Ps2、Pb3、Pc2、Pa3、Pc3、Ps3の順にフィンガ割り当てが行われる。このように相関電力の大きいパスの順にフィンガ割り当てを行うことで、RAKE合成の後に好適な合成信号を得ることが出来るとされている。
しかしながら、移動端末100のフィンガ数には限りがあるため、検出された全てのパスに対して、必ずしもフィンガの割り当てが行えるとは限らない。また、フィンガ数によっては、サービングセルSのパスに対して充分なフィンガの割り当てを行えない可能性がある。
例えば、図4(a)の例では、移動端末100のフィンガ数が6であって、単に相関電力の大きい順にフィンガ割り当てを行う場合、フィンガが割り当てられるパスは、相関電力の大きい6パスであるPb1、Pa1、Pc1、Ps1、Pb2、Pa2となり、サービングセルSのパスに対しては、Ps1の一つだけにしかフィンガが割り当てられない。
他方で、実施形態に係る移動端末においては、制御部の制御の下、同期部104は、サービングセルSのパスのパスサーチ相関電力に重みづけを行った上で、相関電力の大きい順にフィンガ割り当てを行う。具体的には、制御部は、サービングセルSのパスPs1、Ps2及びPs3の夫々の相関電力値に対し、重みづけ係数αを乗算した修正電力値を算出した上で、相関電力の大きい順にフィンガ割り当てを行うよう同期部104の動作を制御する。図4(b)は、かかる重みづけを行った後の各パスの相関電力を示すグラフである。図4(b)に示されるように、重みづけ係数αが適用されたサービングセルSのパスPs1、Ps2及びPs3夫々の相関電力は、重みづけ前と比較してより大きな値となっており、パスサーチ相関電力の大きさの順は、Ps1、Pb1、Pa1、Pc1、Ps2、Pb2、Pa2、Pb3、Pc2、Pa3、Pc3、Ps3となっている。
このような重みづけを行うことで、非サービングセルのパスと比較して相関電力の小さいサービングセルSに対しても優先的にフィンガ割り当てを行うことが出来る。例えば図4(b)に示されるように重みづけがなされた例では、パスサーチ相関電力の大きい順からフィンガ割り当てを行う場合、Ps1、Pb1、Pa1、Pc1、Ps2、Pb2、Pa2、Pb3、Pc2、Pa3、Pc3、Ps3の順にフィンガ割り当てが行われる。このため、例えば上述したフィンガ数が6である移動端末においては、フィンガが割り当てられるパスは、Ps1、Pb1、Pa1、Pc1、Ps2、Pb2となり、サービングセルSのパスのうちPs1、Ps2をフィンガに割り当てることが出来る。
以上のように、実施形態に係る制御部の動作によれば、移動端末100が備える有限個のフィンガ部110(1)〜110(n)を、サービングセルSのパスに対して優先的に割り当てることが可能となる。このため、サービングセルSのパスにおけるフィンガの割り当て数を、従来のフィンガ割り当ての手法に比べて多少なりと多くすることが出来、受信性能を向上させることが可能となる。
尚、重みづけ係数αは、典型的にはα>1となる正の係数であって、例えば、サービングセルSのマルチパス数などに応じて適宜決定されて良いものである。しかしながら、サービングセルSのパスであっても、相関電力が他のパスに比べて極めて低い場合は、重みづけによって優先的にフィンガの割り当てを行うことで、却って受信性能の悪化に繋がる可能性もあり、重みづけ係数αの決定において留意されるべきである。
(4)AFC処理制御例
続いて、実施形態に係る移動端末100の合成部106において実施されるAFC処理のための位相回転ベクトルの合成動作について、図5を参照しながら説明する。図5は、サービングセルSを配下とする基地局Sと、非サービングセルを配下とする基地局A、Bとの夫々の搬送波周波数の位相回転ベクトルの合成の様子を示すベクトル図である。
合成部106においては、複数のセルとの接続時には、夫々のセルを配下とする基地局からの搬送波周波数の位相回転ベクトルを合成して、位相回転ベクトル合成値を算出する。そして、周波数制御部107は、位相回転ベクトル合成値に基づいて周波数制御量を算出し、移動端末100の基準発振器103が発振する基準周波数を調整するための制御電圧を供給する。上述した所謂AFC処理によれば、基準発振器103が発振する基準周波数は、例えば各搬送波周波数の重心となるよう調整される。
しかしながら、上述したように複数の基地局配下の複数のセルとの接続環境においては、上述したAFC処理では、必ずしもサービングセルSを配下とする基地局の搬送波周波数に基準周波数を充分に追従させることが出来ない。
例えば、図5(a)に示されるように、各基地局の搬送波周波数の位相回転ベクトルを単にベクトル合成するだけでは、サービングセル周波数成分に対して大きくずれの生じた合成ベクトルが生成される。このような合成ベクトルに基づいて周波数制御量を算出する場合、調整される基準周波数は、サービングセルの搬送波周波数に対して大きくずれたものとなってしまう。
そこで、実施形態に係る移動端末100の合成部106は、サービングセル周波数成分のベクトルに対して、例えば重みづけ係数βを乗算することによる重みづけを行った上でベクトル合成を行う。尚、重みづけ係数βは、例えばβ>1となる係数である。このような処理によれば、図5(b)に示すように、図5(a)に示されるサービングセルSを配下とする基地局を含む3つの基地局の周波数成分の重心に近付ける態様と比較して、よりサービングセル周波数成分に近づける態様で合成ベクトルを取得することが出来る。従って、このような合成ベクトルに基づいて周波数制御量を算出することで、サービングセルSを配下とする基地局からの搬送波周波数により近くなるよう基準周波数を調整することが可能となる。結果として、サービングセルとの通信におけるCQIの低下やブロックエラーレートの低下などの不具合の発生を抑制することが可能となり、結果としてスループットの向上を見込むことが出来る。
尚、重みづけ係数βは、典型的にはβ>1となる正の係数であって、例えば、移動端末100の移動速度などに応じて適宜決定されて良い。
以上説明した実施形態に対して、更に以下の付記を記載する。
(付記1)
サービングセルを含む複数のセルと通信を行う移動端末であって、前記複数のセルの夫々に対してパスの検出を行うパスサーチ手段と、割り当てられる前記パスに対して逆拡散処理を行う複数のフィンガと、検出される前記パスを前記複数のフィンガに割り当てるフィンガ割当手段と、前記サービングセルを含む前記複数のセルを配下とする一または複数の基地局の夫々の基準周波数に基づいて、前記移動端末の基準周波数を調整する基準周波数調整手段と、前記パスサーチ手段、前記フィンガ割当手段及び前記基準周波数調整手段の夫々の動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、(a)前記パスサーチ手段に対して、前記サービングセルに対して、前記サービングセルを除く他のセルより優先して前記パスの検出を行わせる第1制御、(b)前記フィンガ割当手段に対して、前記サービングセルにおいて検出される前記パスを、前記他のセルにおいて検出される前記パスより優先して前記複数のフィンガに割り当てさせる第2制御、及び(c)前記基準周波数調整手段に対して、前記移動端末の基準周波数を、前記サービングセルを含む前記複数のセルを配下とする前記一または複数の基地局の基準周波数に対して近づける態様と比較して、前記サービングセルを配下とする前記基地局の基準周波数に対してより近づけるよう調整させる第3制御のうち少なくとも一の制御を実施することを特徴とする移動端末。
(付記2)
前記第1制御において前記制御手段は、前記パスサーチ手段に対して、前記サービングセルに対して前記他のセルと比較してより短い間隔でパスの検出を実施させることを特徴とする付記1に記載の移動端末。
(付記3)
前記第2制御において前記制御手段は、前記フィンガ割当手段に対して、前記サービングセルのパスの相関電力に重みづけを行った上で、前記パスのうち、相関電力が高いパスから順番に前記複数のフィンガを割り当てさせることを特徴とする付記1または2に記載の移動端末。
(付記4)
前記第3制御において前記制御手段は、前記基準周波数調整手段に対して、前記サービングセルを配下とする前記基地局のドップラ周波数成分に対して重みづけを行った上で、前記他のセルを配下とする前記一または複数の基地局のドップラ周波数成分と合成することで周波数制御量を算出し、該周波数制御量に基づき前記移動端末の基準周波数を調整させることを特徴とする付記1から3のいずれか一項に記載の移動端末。
(付記5)
サービングセルを含む複数のセルと移動端末との間で通信を行うための通信制御方法であって、前記複数のセルの夫々に対してパスの検出を行うパスサーチ工程と、前記パスの夫々を複数のフィンガに割り当てるフィンガ割当工程と、前記サービングセルを含む複数のセルを配下とする一または複数の基地局の夫々の基準周波数に基づいて、前記移動端末の基準周波数を調整する基準周波数調整工程とを備え、(a)前記パスサーチ工程において、前記サービングセルに対して、前記サービングセルを除く他のセルより優先して前記パスの検出を行う第1処理、(b)前記フィンガ割当工程において、前記サービングセルにおいて検出される前記パスを、前記他のセルにおいて検出される前記パスより優先して前記複数のフィンガに割り当てる第2処理、及び(c)前記基準周波数調整工程において、前記移動端末の基準周波数を、前記サービングセルを含む前記複数のセルを配下とする前記一または複数の基地局の基準周波数に対して近づける態様と比較して、前記サービングセルを配下とする前記基地局の基準周波数に対してより近づけるよう調整する第3処理のうち少なくとも一の処理が実施されることを特徴とする通信制御方法。
(付記6)
前記パスサーチ工程は、前記第1処理として、前記サービングセルに対して前記他のセルと比較してより短い間隔で前記パスの検出を実施することを特徴とする付記5に記載の通信制御方法。
(付記7)
前記フィンガ割当工程は、前記第2処理として、前記サービングセルのパスの相関電力に重みづけを行った上で、前記パスのうち、相関電力が高いパスから順番に前記複数のフィンガを割り当てることを特徴とする付記5または6に記載の通信制御方法。
(付記8)
前記基準周波数調整工程は、前記第3処理として、前記サービングセルを配下とする前記基地局のドップラ周波数成分に対して重みづけを行った上で、前記他のセルを配下とする前記一または複数の基地局のドップラ周波数成分と合成することで周波数制御量を算出し、該周波数制御量に基づき前記移動端末の基準周波数を調整することを特徴とする付記5から7のいずれか一項に記載の通信制御方法。
100 受信端末、101 アンテナ、102 無線受信部、103 基準発振器、104 同期部、105 制御部、106 合成部、107 周波数制御部、110(1)〜110(n) フィンガ部、111(1)〜111(n) 逆拡散部、112(1)〜112(n) 拡散符号生成部、113(1)〜113(n) 位相回転ベクトル生成部、114(1)〜114(n) 平均化部、200(S)〜200(C) 基地局

Claims (5)

  1. サービングセルを含む複数のセルと通信を行う移動端末であって、
    前記複数のセルの夫々に対してパスの検出を行うパスサーチ手段と、
    割り当てられる前記パスに対して逆拡散処理を行う複数のフィンガと、
    検出される前記パスを前記複数のフィンガに割り当てるフィンガ割当手段と、
    前記サービングセルを含む前記複数のセルを配下とする一または複数の基地局の夫々の基準周波数に基づいて、前記移動端末の基準周波数を調整する基準周波数調整手段と、
    前記パスサーチ手段、前記フィンガ割当手段及び前記基準周波数調整手段の夫々の動作を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記フィンガ割当手段に対して、前記サービングセルにおいて検出される前記パスを、前記他のセルにおいて検出される前記パスより優先して前記複数のフィンガに割り当てさせる第2制御を実施可能であり、
    前記第2制御において前記制御手段は、前記フィンガ割当手段に対して、前記サービングセルのパスの相関電力に重みづけを行った上で、前記パスのうち、相関電力が高いパスから順番に前記複数のフィンガを割り当てさせることを特徴とす移動端末。
  2. サービングセルを含む複数のセルと通信を行う移動端末であって、
    前記複数のセルの夫々に対してパスの検出を行うパスサーチ手段と、
    割り当てられる前記パスに対して逆拡散処理を行う複数のフィンガと、
    検出される前記パスを前記複数のフィンガに割り当てるフィンガ割当手段と、
    前記サービングセルを含む前記複数のセルを配下とする一または複数の基地局の夫々の基準周波数に基づいて、前記移動端末の基準周波数を調整する基準周波数調整手段と、
    前記パスサーチ手段、前記フィンガ割当手段及び前記基準周波数調整手段の夫々の動作を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記基準周波数調整手段に対して、前記移動端末の基準周波数を、前記サービングセルを含む前記複数のセルを配下とする前記一または複数の基地局の基準周波数に対して近づける態様と比較して、前記サービングセルを配下とする前記基地局の基準周波数に対してより近づけるよう調整させる第3制御を実施可能であり、
    前記第3制御において前記制御手段は、前記基準周波数調整手段に対して、前記サービングセルを配下とする前記基地局のドップラ周波数成分に対して重みづけを行った上で、前記他のセルを配下とする前記一または複数の基地局のドップラ周波数成分と合成することで周波数制御量を算出し、該周波数制御量に基づき前記移動端末の基準周波数を調整させることを特徴とす移動端末。
  3. 前記制御手段は、前記パスサーチ手段に対して、前記サービングセルに対して、前記サービングセルを除く他のセルより優先して前記パスの検出を行わせる第1制御を実施可能であり、
    前記第1制御において前記制御手段は、前記パスサーチ手段に対して、前記サービングセルに対して前記他のセルと比較してより短い間隔でパスの検出を実施させることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動端末。
  4. サービングセルを含む複数のセルと移動端末との間で通信を行うための通信制御方法であって、
    前記複数のセルの夫々に対してパスの検出を行うパスサーチ工程と、
    前記パスの夫々を複数のフィンガに割り当てるフィンガ割当工程と、
    前記サービングセルを含む複数のセルを配下とする一または複数の基地局の夫々の基準周波数に基づいて、前記移動端末の基準周波数を調整する基準周波数調整工程と
    を備え
    前記フィンガ割当工程において、前記サービングセルにおいて検出される前記パスを、前記他のセルにおいて検出される前記パスより優先して前記複数のフィンガに割り当てる第2処理実施され
    前記第2処理において、前記サービングセルのパスの相関電力に重みづけを行った上で、前記パスのうち、相関電力が高いパスから順番に前記複数のフィンガを割り当てさせることを特徴とする通信制御方法。
  5. サービングセルを含む複数のセルと移動端末との間で通信を行うための通信制御方法であって、
    前記複数のセルの夫々に対してパスの検出を行うパスサーチ工程と、
    前記パスの夫々を複数のフィンガに割り当てるフィンガ割当工程と、
    前記サービングセルを含む複数のセルを配下とする一または複数の基地局の夫々の基準周波数に基づいて、前記移動端末の基準周波数を調整する基準周波数調整工程と
    を備え、
    前記基準周波数調整工程において、前記移動端末の基準周波数を、前記サービングセルを含む前記複数のセルを配下とする前記一または複数の基地局の基準周波数に対して近づける態様と比較して、前記サービングセルを配下とする前記基地局の基準周波数に対してより近づけるよう調整する第3処理が実施され、
    前記第3処理において、前記サービングセルを配下とする前記基地局のドップラ周波数成分に対して重みづけを行った上で、前記他のセルを配下とする前記一または複数の基地局のドップラ周波数成分と合成することで周波数制御量を算出し、該周波数制御量に基づき前記移動端末の基準周波数を調整させることを特徴とする通信制御方法。
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