JP2006115206A - Afc処理装置 - Google Patents

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Hiroshi Nishimura
浩志 西村
Hideki Kanemoto
英樹 金本
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Abstract

【課題】CDMA通信システムの移動局において、複数の基地局と同時に通信する際、指定した基地局に対する安定的な周波数追従を実現し、特定の基地局との上りリンク及び下りリンクの両方の受信性能を向上させること。
【解決手段】合成部111は、拡散コードが同じである既知参照信号から生成された位相回転ベクトル平均値を合成する。周波数推定部112では、各基地局の位相回転ベクトルからその対応する基地局のキャリア周波数誤差を算出する。特定チャネルを送信している基地局が変更された場合、基地局選択部113は選択部114に対して追従対象基地局の切り替えを指示する。選択部114は、追従対象基地局が変更された場合、対応する基地局のキャリア周波数誤差をリミット部115に出力する。リミット部115は、リミット範囲に収まるように制限されたキャリア周波数誤差を制御電圧発生部116に繰り返し出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)通信システムにおける移動局において基地局の基準周波数に追従する処理を行うAFC(Automatic Frequency Control:自動周波数制御)処理装置に関する。
近年、移動体通信システムにて用いられる通信方式として、干渉や妨害に強いCDMA通信方式が注目されている。このCDMA通信方式は、送信側では送信したいユーザ信号を拡散符号により拡散して送信し、受信側ではその拡散符号と同一の拡散符号を用いて逆拡散を行うことにより元のユーザ信号を得る通信方式であり、送信側と受信側の拡散符号系列の位相同期を取らなければ受信側において逆拡散を行うことができない。このため、CDMA通信システムでは、移動局にて基地局の基準周波数に追従する処理を行うAFC処理装置を備えている(例えば、特許文献1〜3)。以下、その概要を説明する。
図8は、CDMA通信システムにおける移動局において従来のAFC処理装置を備える受信処理系の構成例を示すブロック図である。図8において、無線受信部801は、アンテナ802が受信した既知参照信号を含む無線信号を増幅し、その増幅した受信信号に基準発振器803が発生する基準周波数である搬送波の周波数信号を掛け合わせることにより、受信信号からベースバンド信号を取り出す。無線受信部801が取り出した受信ベースバンド信号は、初期同期部804と、同期部805と、逆拡散部806(1)〜806(n)とに供給される。なお、以下の説明においては、受信信号からベースバンド信号を取り出す処理を「準同期検波処理」と呼ぶことにする。
基準発振器803は、周波数精度が高く、かつ電圧によって周波数の微調整が可能なVCTCXO(Voltage Controlled Temperature Controlled X'tal Oscillator)で構成されている。
初期同期部804は、基地局が送信している拡散コードの同定(セルサーチ)を行う。同期部805は、初期同期部804にて同定された拡散コードの種類と拡散コードのタイミングとに従って遅延プロファイル情報を作成し、基地局と移動局間の伝搬路の違いによって発生する遅延波の検出(パスサーチ)を行う。また、同期部805では検出された遅延波のタイミングから拡散コードの位相を決定し拡散符号発生部807(1)〜807(n)に設定する。同時に、同期部805は、AFC処理装置808の合成部811に対して拡散符号発生部807(1)〜807(n)に指定した拡散コードを通知する。
拡散符号発生部807(1)〜807(n)では、それぞれ同期部805から指定された拡散コード及び位相に従って拡散コードを発生し、逆拡散部806(1)〜806(n)の対応する逆拡散部に供給する。逆拡散部806(1)〜806(n)では、それぞれ受信ベースバンド信号と拡散コードとを掛け合わせて逆拡散処理を行い、AFC処理装置808に供給する。
AFC処理装置808は、逆拡散部806(1)〜806(n)と1対1の関係で設けられる位相回転ベクトル生成部809(1)〜809(n)及び平均化部810(1)〜810(n)と、平均化部810(1)〜810(n)の出力を受ける合成部811と、合成部811の出力を受ける周波数推定部812と、周波数推定部812の出力を受ける制御電圧発生部813と備え、逆拡散部806(1)〜806(n)の逆拡散結果に基づき基準発振器(VCTCXO)803を制御するようになっている。
即ち、位相回転ベクトル生成部809(1)〜809(n)では、逆拡散部806(1)〜806(n)にて逆拡散処理された既知参照信号に対して遅延検波を行い、1シンボル当りの位相変化量を示す位相回転ベクトルを算出する。平均化部810(1)〜810(n)では、位相回転ベクトル生成部809(1)〜809(n)にて生成された位相回転ベクトルに対して指定された期間の平均化処理を行い、位相回転ベクトル平均値を算出する。
合成部811では、平均化部810(1)〜810(n)から出力される位相回転ベクトルの平均値をベクトル合成し、位相回転ベクトル合成値を算出する。周波数推定部812では、位相回転ベクトル合成値から位相回転角、即ち既知参照信号の位相回転速度を検出する。制御電圧発生部813では、位相回転速度に応じた制御電圧を発生し、基準発振器(VCTCXO)803に与える。基準発振器(VCTCXO)803は、制御電圧に比例して搬送波の周波数を変化させて無線受信部801に与え、無線受信部801が準同期検波処理に用いる搬送波の周波数を基地局の搬送波周波数に近づける動作を行う。
このように、従来のAFC処理装置808では、受信した既知参照信号を用いて位相回転速度を検出し、この位相回転速度に応じて基準発振器(VCTCXO)803の発振周波数を変化させ、無線受信部801における準同期検波処理に用いられる搬送波の周波数を基地局の基準周波数に合わせ込むようにしている。
これによって、従来のAFC処理装置808では、受信信号の搬送波周波数と基準発振器(VCTCXO)803が発生する搬送波の周波数とのずれを補正し、受信ベースバンド信号に生じる位相回転量の低減を図っている。なお、以下、受信信号の搬送波周波数と基準発振器(VCTCXO)803が発生する搬送波の周波数とのずれのことを「キャリア周波数誤差」と呼ぶ。
ここで、CDMA通信システムを含む移動体通信システムでは、一つの基地局が移動局と通信できる範囲に限界があるので、移動局が通信中に通信対象となる基地局を切り替えるハンドオーバーが行われる。特にCDMA通信システムでは拡散コードの異なった複数の基地局を同一周波数内に設置することが可能であるので、移動局が複数の基地局と同時に通信を行いながら基地局の切り替えを行うソフトハンドオーバーが実現されている。
図9は、CDMA通信システムにおける移動局がソフトハンドオーバー時に行うAFC処理動作を説明する図である。ソフトハンドオーバーで複数の基地局と同時に通信する場合、実際には基地局間の基準周波数にずれが存在するため、例えば図9に示すように、移動局MSは、基地局201,基地局202の基準周波数差ΔfBS1−BS2を求め、その中間の周波数(ΔfBS1−BS2)/2が移動局MSの基準周波数となるようにAFC処理を行う方法も提案されている。
特開2000−106535号公報 特開2002−217776号公報 特開2002−111541号公報
ところで、CDMA通信システムでは情報伝送速度の向上を実現するために、ソフトハンドオーバーで複数の基地局と同時に通信を行っている場合でも、特定の基地局に対する通信品質を向上させることが望まれている。特に、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)などの高速パケット伝送では、16QAMなどの多値変復調方式を用いるので、より高いSNRでの受信が求められる。そのため、干渉抑圧及びシステム効率向上の観点からソフトハンドオーバーを適用しないチャネルが通信に用いられる場合がある。このような特定チャネルの受信性能を向上させるためには、特定チャネルを用いて通信を行う特定基地局に対してAFC処理を行う必要がある。
しかしながら、従来のAFC処理装置では、図8に示したように、通信対象となる基地局の合成の基準周波数を用いてAFC処理を行うので、特定の基地局に対する受信性能を向上させることができないという問題がある。
一方、移動局の基準周波数は一般に準同期検波だけでなくAD変換器を含むベースバンド信号処理回路の動作基準周波数としても用いられるので、移動局の基準周波数を変化させる場合には、次の(1)〜(3)に示すような問題がある。
(1)まず、基準周波数を大きく変化させるとベースバンド処理回路の動作が不安定になる。具体的には、例えば、図10〜図12に示すように、基準周波数が変化することにより、基準周波数を元に動作しているパスサーチの処理において見かけのパス位置が変化することになり、パス移動に対する追従(トラッキング)処理が破綻し受信特性が劣化するという問題がある。
以下、図10〜図12を参照して説明する。なお、図10は、CDMA通信システムにおける基地局と移動局との基準周波数の関係を説明する図である。図11と図12は、図10に示す周波数誤差が存在する場合における移動局でのパスサーチ処理を説明する図である。
図10に示すように、基地局の基準周波数と移動局の基準周波数との間に周波数誤差が発生すると、移動局では一定時間内に生成される基準クロック数が変化する。移動局でのパスサーチの処理では、この基準クロックに従って一定時間毎にパス位置を検出するための遅延プロファイルを生成しているので、基準クロック数が変化した場合は、図11と図12に示すように見かけのパス位置が変化する。
周波数誤差がそれ程大きくない場合には、AFC処理での基準周波数の変化幅は小さいので、基準クロック数の変化は比較的小さい。この場合には、図11に示すように、トラッキング処理で補正可能な範囲1101内で見かけのパス位置1102が変化するので、拡散コードの位相を変化させることにより、このパス移動に対するトラッキング処理を行うことができる。
しかし、周波数誤差が相当に大きくなると、AFC処理での基準周波数の変化幅が相当に大きくなるので、基準クロック数の変化は比較的大きくなる。この場合は。図12に示すように、見かけのパス位置1201がトラッキング処理で補正可能な範囲1101外に移動する状態が発生する。つまり、パス位置の変化を修正できなくなるので、パス移動に対する追従が破綻することになる。
(2)また、特定の基地局の切り替えに追従するために移動局の基準周波数を大きく変化させた場合、準同期検波によって得られるベースバンド信号の位相が変化してしまい、復調やAFC処理に必要となるチャネル推定の精度が劣化することによって受信性能が劣化してしまうという問題がある。
(3)さらに、基準周波数は、移動局から上り送信周波数の基準としても用いられるので、上り送信周波数が不安定になり、基地局における上り受信性能が劣化してしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、CDMA通信システムの移動局において、ソフトハンドオーバー等、複数の基地局との同時通信時に、指定した基地局に対する安定的な周波数追従を実現し、特定の基地局に対する受信性能、特定の基地局における受信性能の双方を向上させることのできるAFC処理装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明に係るAFC処理装置は、CDMA通信システムにおける移動局において通信を行う基地局の基準周波数に追従する処理を行うAFC処理装置において、2以上の基地局が送信する既知参照信号を用いて生成された位相回転ベクトルに基づき基地局毎の周波数誤差を推定する周波数推定手段と、2以上の基地局の中から1対1の通信を行う特定通信チャネルを送信する特定基地局を周波数の合わせ込み対象として選択する基地局選択手段と、前記基地局選択手段の指示に基づき前記周波数推定手段が推定した周波数誤差の中から対応する基地局の周波数誤差を選択する選択手段と、前記基地局選択手段の基地局選択が第1の基地局から第2の基地局に遷移したとき前記選択手段が選択した第1及び第2の基地局の周波数誤差に基づき当該移動局の基準周波数を段階的に上昇または下降する制御を行う周波数制御手段とを具備する構成を採る。
この構成によれば、複数の基地局との同時通信を行っている場合でも、特定の基地局に対する安定的な周波数追従を実現し、特定の基地局に対する受信性能、特定の基地局における受信性能の双方を向上させることができる。
本発明に係るAFC処理装置は、上記の発明において、前記周波数制御手段は、予め定めた制御範囲を単位として、当該移動局の基準周波数を、第1の基地局に対応する基準周波数から第2の基地局に対応する基準周波数に段階的に変化させるという構成を採る。
この構成によれば、移動局の基準周波数を、選択した基地局の基準周波数に段階的に追従させることができる。
本発明に係るAFC処理装置は、上記の発明において、前記周波数制御手段は、当該移動局の基準周波数の変化幅を、前記選択手段が選択した第1及び第2の基地局の周波数差に基づき算出した一定値以下に制限しつつ当該移動局の基準周波数を、第1の基地局に対応する基準周波数から第2の基地局に対応する基準周波数に段階的に変化させるという構成を採る。
この構成によれば、移動局の基準周波数を、選択した基地局の基準周波数に段階的に追従させることができる。
本発明に係るAFC処理装置は、CDMA通信システムにおける移動局において通信を行う基地局の基準周波数に追従する処理を行うAFC処理装置において、2以上の基地局の中から1対1の通信を行う特定通信チャネルを送信する特定基地局を周波数の合わせ込み対象として選択する基地局選択手段と、2以上の基地局が送信する既知参照信号を用いて生成された位相回転ベクトルの中から、前記基地局選択手段が指定する基地局に対応する位相回転ベクトルを選択して出力し、また前記基地局選択手段の基地局選択が第1の基地局から第2の基地局に遷移したとき、前記第1及び第2の基地局に対応する位相回転べクトルを選択して合成する選択合成手段と、前記選択合成手段が出力する位相回転ベクトルに基づき追従する基地局の周波数誤差を推定し、その推定した周波数誤差によって基準周波数発生手段を制御する周波数推定手段とを具備する構成を採る。
この構成によれば、複数の基地局との同時通信を行っている場合でも、特定の基地局に対する安定的な周波数追従を実現し、特定の基地局に対する受信性能、特定の基地局における受信性能を向上させることができる。
本発明に係るAFC処理装置は、上記の発明において、前記選択合成手段は、前記基地局選択手段の基地局選択が第1の基地局から第2の基地局に遷移したとき、合成した位相回転ベクトルを一定期間内継続して出力するという構成を採る。
この構成によれば、対象基地局が変化したタイミングからある一定期間において、変化前後の対象基地局の両方を選択することができる。
本発明に係るAFC処理装置は、上記の発明において、前記基地局選択手段は、前記特定通信チャネルの送信を行っている基地局の管轄下にある複数のセクタを選択するという構成を採る。
この構成によれば、特定チャネルの送受信を行っている基地局の管轄下にある他のセクタでもハンドオーバー状態にあれば、全て選択することにすれば、周波数制御の精度を向上させることができる。
本発明に係るAFC処理装置は、上記の発明において、前記基地局選択手段は、通信を行っている複数の基地局の基準周波数を推定し、複数の基地局間の周波数差がある閾値以上であるときに基地局選択を行うという構成を採る。
この構成によれば、ハンドオーバー状態にある基地局の基準周波数差がある程度以上であれば、対象基地局として選択される。
本発明によれば、CDMA通信システムの移動局において特定の基地局との上りリンク及び下りリンクの両方の受信性能を向上させることができるという効果が得られる。
本発明の骨子は、移動局が複数の基地局と同時に通信を行うソフトハンドオーバー時において、複数の基地局の中から1対1の通信を行う特定通信チャネルを送信する特定の基地局を周波数の合わせ込み対象として選択し、選択した基地局の基準周波数に移動局の基準周波数を段階的に追従させることによって特定の基地局に対する安定的な周波数追従を実現し、特定の基地局に対する受信性能、特定の基地局における受信性能の双方を向上させることである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るAFC処理装置を備える受信処理系の構成を示すブロック図である。図1において、無線受信部101は、アンテナ102が受信した既知参照信号を含む無線信号を増幅し、その増幅した受信信号に基準発振器103が発生する基準周波数である搬送波の周波数信号を掛け合わせることにより、受信信号からベースバンド信号を取り出す。無線受信部101が取り出した受信ベースバンド信号は、初期同期部104と、同期部105と、逆拡散部106(1)〜106(n)とに供給される。
基準発振器103は、周波数精度が高く、かつ電圧によって周波数の微調整が可能なVCTCXO(Voltage Controlled Temperature Controlled X'tal Oscillator)で構成されている。
初期同期部104は、当該移動局のCDMA無線受信装置の電源投入時などにおいて、基地局が送信している拡散コードの同定(セルサーチ)を行う。例えば、基地局間非同期CDMAシステムの場合、初期同期部104は、拡散コードの種類と拡散コードのタイミングとを同定する。
同期部105は、初期同期部104にて同定されたコードの種類と拡散コードのタイミングとに従って遅延プロファイル情報を作成する。そして、同期部105は、その遅延プロファイルが最大となる最適なパスの信号を受信できるように、拡散符号発生部107(1)〜107(n)に拡散コードの種類と拡散コードのタイミングを指定する。このとき、ソフトハンドオーバーによって複数の基地局と通信をおこなう必要がある場合は、基地局毎に異なった拡散コードの種類と拡散コードのタイミングとを拡散符号発生部107(1)〜107(n)に指定する。同時に、同期部105は、AFC処理装置108の合成部111に対して拡散符号発生部107(1)〜107(n)に指定した拡散コードを通知する。
拡散符号発生部107(1)〜107(n)では、それぞれ同期部105から指定された拡散コードの種類と拡散コードのタイミングとに従って拡散コードを発生し、逆拡散部106(1)〜106(n)の対応する逆拡散部に供給する。逆拡散部106(1)〜106(n)では、それぞれ受信ベースバンド信号と拡散コードとを掛け合わせて逆拡散処理を行う。以上の処理によって、ソフトハンドオーバー中は基地局毎の既知参照信号が逆拡散部106(1)〜106(n)からAFC処理装置108に入力される。
AFC処理装置108は、逆拡散部106(1)〜106(n)と1対1の関係で設けられる位相回転ベクトル生成部109(1)〜109(n)及び平均化部110(1)〜110(n)と、平均化部110(1)〜110(n)の出力を受ける合成部111と、合成部111の出力を受ける周波数推定部112(1)〜112(3)と、周波数推定部112(1)〜112(3)の出力と基地局選択部113の出力とを受ける選択部114と、選択部114の出力を受けるリミット部115と、リミット部115の出力を受ける制御電圧発生部116と備え、逆拡散部106(1)〜106(n)の逆拡散結果と基地局選択部113の出力とに基づき基準発振器(VCTCXO)103を制御するようになっている。
即ち、位相回転ベクトル生成部109(1)〜109(n)では、逆拡散部106(1)〜106(n)にて逆算処理された既知参照信号に対して遅延検波処理を行い、1シンボル当りの位相変化量を示す位相回転ベクトルを算出する。平均化部110(1)〜110(n)では、位相回転ベクトル生成部109(1)〜109(n)にて生成された位相回転ベクトルに対して指定された期間の平均化処理を行い、位相回転ベクトル平均値を算出する。
合成部111では、同期部105が各拡散符号発生部に指定した拡散コードに基づいて拡散コードが同じである既知参照信号から生成された位相回転ベクトル平均値を合成し、基地局毎の位相回転ベクトル平均値を算出する。周波数推定部112(1)〜112(3)では、対応する基地局の位相回転ベクトルから対応する基地局のキャリア周波数誤差を算出する。即ち、図1では、最大3つの基地局と同時に通信が行うことができる。なお、図1に対して周波数推定部112の数を増やすことにより、4以上の基地局と同時に通信が行うことができる。
基地局選択部113は、複数の基地局の中から1対1の通信を行う特定通信チャネルを送信する特定基地局を周波数の合わせ込み対象として選択し、選択部114に出力する。選択部114は、周波数推定部112(1)〜112(3)の中から基地局選択部113から指定された基地局に対応する周波数推定部を選択し、その選択した周波数推定部が推定出力するキャリア周波数誤差をリミット部115に与える。また、選択部114は、基地局選択部113から指定された基地局が、現在選択されている基地局と異なる場合、つまり、追従対象の基地局の切り替えが発生した場合は、リミット部115を制御する信号(以下、「リミット制御信号」という)を一定時間有効に設定する。
リミット部115では、選択部114から入力されるリミット制御信号が有効である場合、選択部114から出力される指定基地局のキャリア周波数誤差が予め設定された範囲内に収まるようにリミット処理を行い、制御電圧発生部116に出力する。なお、リミット制御信号が無効である場合は、選択部114から出力される指定基地局のキャリア周波数誤差を制御電圧発生部116にそのまま出力する。
制御電圧発生部116では、リミット部115から入力されたキャリア周波数誤差とパラメータ値とに応じた制御電圧を発生し、基準発振器(VCTCXO)103に与える。制御電圧発生部116は、キャリア周波数誤差が負極性であれば、基準発振器(VCTCXO)103が発生する搬送波の周波数を高くするために制御電圧を高くし、キャリア周波数誤差が正極性であれば、基準発振器(VCTCXO)103が発生する搬送波の周波数を低くするために制御電圧を低くする。この制御は、受信信号のキャリア周波数に対して基準発振器103が発生する搬送波の周波数が低い場合には、周波数誤差推定値が負極性になる一方、受信信号のキャリア周波数に対して基準発振器(VCTCXO)103が発生する搬送波の周波数が高い場合には、周波数誤差推定値が正極性になることに基づくものである。なお、基準発振器(VCTCXO)103の部品の特性によっては、基準発振器が発生する搬送波の周波数を高くするために制御電圧を低くし、基準発振器が発生する搬送波の周波数を低くするために制御電圧を高くする場合もある。
これによって、基準発振器(VCTCXO)103は、制御電圧に比例して搬送波の周波数を変化させて無線受信部101に与え、無線受信部101が準同期検波処理に用いる搬送波の周波数を指定された基地局の搬送波周波数に近づける動作を行う。
次に、図1〜図3を参照して、実施の形態1に係るAFC処理装置の動作について説明する。なお、図2は、図1に示す周波数推定部までの動作を説明する図である。また、図3は、図1に示す選択部以降の動作を説明する図である。但し、図2では、周波数推定部112は2つの場合を示す。なお、図2と図3では、移動局はMS、基地局はBS、遅延波はPATH、同一基地局から送信される遅延波の組はRL(Radio Link)と表記されている。
図1と図2を参照して周波数推定部112(1)〜112(2)までの動作について説明する。図2では、2つの基地局201、202と同時に通信する移動局203で受信される信号の伝搬状態が示されている。基地局201、202から出力された信号は、伝搬路上にある障害物204で反射されるので、移動局203では複数の遅延波205〜210が受信される。
移動局203では、遅延波の合成された信号が受信されるが、初期同期部104及び同期部105にて同定された拡散コードの種類及びタイミングで逆拡散を行うことによって各遅延波が分離され逆拡散部106(1)〜106(n)から出力される。つまり、逆拡散部106(1)〜106(n)からは、遅延波毎の既知参照信号が出力されることになる。
位相回転ベクトル生成部109(1)〜109(n)では、遅延波毎の既知参照信号から遅延波毎の位相回転ベクトルを算出する。平均化部110(1)〜110(n)では、遅延波毎の位相回転ベクトルに対して平均化処理を行い、遅延波毎の位相回転ベクトル平均値を算出する。合成部111では、平均化部110(1)〜110(n)の各出力を受けて、拡散コードが同じである既知参照信号から生成された位相回転ベクトル平均値を合成する。
図2に示す例では、遅延波の組RL211(PATH205、PATH206、PATH207)の位相回転ベクトル平均値が合成される。また、遅延波の組RL212(PATH208、PATH209、PATH210)の位相回転ベクトル平均値が合成される。以上の処理によって、合成部111からは2つの基地局201、202の位相回転ベクトルがそれぞれ算出されることになる。周波数推定部112(1)〜112(2)では、合成部111から出力される対応する基地局の位相回転ベクトルからその対応する基地局のキャリア周波数誤差を算出し、選択部114に出力する。
また、図1と図3を参照して、選択部114以降の動作について説明する。図3では、時刻tにおいて移動局の追従対象となる基地局が基地局201から基地局202に切り替わった場合の移動局の基準周波数変化が示されている。時刻t以前において、MSの基準周波数306は、基地局201の基準周波数302に追従している。時刻tにおいて特定チャネルを送信している基地局が基地局201から基地局202に変更された場合、基地局選択部113は選択部114に対して追従対象基地局の切り替えを指示する。
選択部114は、追従対象基地局が基地局202に変更された場合、基地局202のキャリア周波数誤差をリミット部115に出力する。また、選択部114は、追従対象が基地局201から基地局202に変更されたので、リミット制御信号303を、リミット制御有効時間304の間だけ有効(High Level)に設定し、リミット部115に出力する。
リミット部115では、キャリア周波数誤差として基地局201と基地局202の周波数誤差307が入力される。リミット制御有効時間304の間はリミット制御信号303が有効(High Level)であるので、リミット部115では、リミット処理を実行し、リミット範囲305毎に、リミット範囲305に収まるように制限されたキャリア周波数誤差を制御電圧発生部116に繰り返し出力する。この結果、MSの基準周波数306は徐々に基地局202の基準周波数301に近づいていく。
このように、本実施の形態1に係るAFC処理装置では、複数基地局との同時通信を行っている場合でも移動局の基準周波数を選択した基地局の基準周波数に段階的に上昇又は下降させて追従することができるので、特定の基地局に対する周波数追従を安定的に実現し、特定の基地局に対する受信性能と特定の基地局における受信性能との双方を向上させることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係るAFC処理装置を備える受信処理系の構成を示すブロック図である。なお、図4では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
図4に示すように、実施の形態2では、図1(実施の形態1)に示した構成においてAFC処理装置108に代えてAFC処理装置400が設けられている。AFC処理装置400では、AFC処理装置108におけるリミット部115に代えて係数制御部401と乗算器402が設けられている。
係数制御部401は、選択部114から出力されるリミット制御信号に基づいて係数を決定し、乗算器402に出力する。乗算器402は、選択部114から出力される指定基地局のキャリア周波数誤差と係数制御部401から出力される係数とを乗じて生成した制御電圧を制御電圧発生部116に出力する。
次に、図4と図5を参照して、実施の形態2に係るAFC処理装置の動作について説明する。なお、図5は、図4に示すAFC処理装置において選択部以降の動作を説明する図である。図5では、時刻tにおいて移動局の追従対象となる基地局が基地局201から基地局202に切り替わった場合の移動局の基準周波数変化が示されている。
図5において、時刻t以前においては、MSの基準周波数506は基地局201の基準周波数502に追従している。時刻tにおいて基地局選択部113が基地局202を指定した場合、選択部114は基地局202のキャリア周波数誤差を乗算器402に出力する。また、選択部114は、追従対象が基地局201から基地局202に変更されたので、リミット制御有効時間504の間だけ、リミット制御信号503を有効(High Level)に設定し係数制御部401に出力する。
係数制御部401では、リミット制御信号503が有効である場合は、0から1未満の係数を乗算器402に出力する。また、係数制御部401では、リミット制御信号503が無効である場合は、係数として1を乗算器402に出力する。乗算器402では、キャリア周波数誤差と係数制御部401にて選択された係数とを乗じ、演算結果を制御電圧発生部116に出力する。
図5は、リミット制御信号503が有効である場合の係数として0.5が設定されている場合の動作例である。時刻tにおいて、乗算器402にはキャリア周波数誤差として基地局201と基地局202の基準周波数誤差507が入力される。乗算器402では、リミット制御信号503が有効(High Level)であるので、係数制御部401からの係数0.5を基準周波数誤差507に乗算し、基準周波数誤差507の1/2だけMSの基準周波数506を変化させる制御量505を制御電圧発生器116に与える。乗算器402では、リミット制御有効時間504が有効(High Level)である期間内、上記の基地局間周波数差の1/2に移動局周波数をシフトする制御が繰り返されるので、MSの基準周波数506は徐々に基地局202の基準周波数501に近づいていく。
このように、本実施の形態2に係るAFC処理装置では、複数基地局との同時通信を行っている場合でも移動局の基準周波数を選択した基地局の基準周波数に段階的に追従させることができるので、特定の基地局に対する安定的な周波数追従を実現し、特定の基地局に対する受信性能と特定の基地局における受信性能との双方を向上させることができる。
なお、AFC処理装置には制御の安定を図るためにキャリア周波数誤差に対してフィードバック係数を乗じて制御を行う構成が一般的である。したがって、基地局の切り替えによってフィードバック係数を切り替える構成を採ることによって、本実施の形態2に係るAFC処理装置の実装が容易となる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3に係るAFC処理装置を備える受信処理系の構成を示すブロック図である。なお、図6では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
図6に示すように、実施の形態3では、図1(実施の形態1)に示した構成においてAFC処理装置108に代えてAFC処理装置600が設けられている。AFC処理装置600では、AFC処理装置108における周波数推定部112(1)〜112(3)が削除されているとともに、選択部114に代えて選択合成部601が設けられている。そして、リミット部115が削除され、選択合成部601と制御電圧発生部116との間に周波数推定部602が設けられている。
実施の形態3では、基地局選択部113の指示によって追従対象基地局の切り替えが発生した場合、選択合成部601は予め指定された時間の間、追従対象基地局切り替え前の基地局の位相回転ベクトルと、追従対象基地局切り替え後の基地局の位相回転ベクトルとをベクトル合成して周波数推定部602に出力する。周波数推定部602では、選択合成部601にて計算された合成位相回転ベクトルからキャリア周波数誤差を算出して制御電圧を生成し、制御電圧発生部116に出力する。
次に、図6と図7を参照して、実施の形態3に係るAFC処理装置の動作について説明する。なお、図7は、図6に示すAFC処理装置の動作を説明する図である。図7では、時刻tにおいて移動局の追従対象となる基地局が基地局201から基地局202に切り替わった場合の移動局の基準周波数変化が示されている。
図7において、時刻t以前においては、MSの基準周波数705は基地局201の基準周波数702に追従している。時刻t1において基地局選択部113が基地局202を指定した場合、選択合成部601は、時刻t2までの基地局合成区間703の間は基地局201の位相回転ベクトルと基地局202の位相回転ベクトルとを合成して周波数推定部602に出力する。
また、選択合成部601は、基地局合成区間703が終了した時刻t2において、位相回転ベクトルの合成を終了し、基地局202の位相回転ベクトルを周波数推定部602に出力する。周波数推定部602では、選択合成部601から入力された位相回転ベクトルからキャリア周波数誤差を算出し、キャリア周波数誤差を制御電圧として制御電圧生成部116に出力する。
基地局201の位相回転ベクトルと基地局202の位相回転ベクトルを合成した場合、MSの基準周波数705は、基地局201と基地局202の基準周波数の中間値704に追従する。したがって、MSの基準周波数705は、時刻t1までは基地局201の基準周波数702、時刻t1から時刻t2の間では基準周波数の中間値704、時刻t2以降では基地局202の基準周波数701と段階を経て変化する。
このように、本実施の形態3に係るAFC処理装置では、複数基地局との同時通信を行っている場合でも移動局の基準周波数を選択した基地局の基準周波数に段階的に追従させることによって、特定の基地局に対する安定的な周波数追従を実現し、特定の基地局に対する受信性能を向上させることができる。
なお、実施の形態1〜3では、特定チャネルとしてHSDPAに代表される下り高速パケット伝送に適用し下りの受信品質を主として向上させることについて示したが、特定チャネルに上りリンクの高速パケット伝送を適用し、上りリンクの受信品質を向上させることに適用しても同様の効果が得られる。どちらの場合も上り及び下りリンクの受信品質を向上させることができる。
また、一般に同一基地局では同一の基準周波数を持つので、特定チャネルの送受信を行っている基地局の別セクタについてもハンドオーバー状態にあれば全て選択するようにすれば、周波数制御の精度を向上させることができる。
さらに、ハンドオーバー状態にある基地局の基準周波数の差がある程度以上であれば、各実施の形態にて示した基地局選択を行うようにしてもよい。その場合、基準周波数の切り替わりの影響が小さい場合は選択制御を行わず処理負荷を軽減することができる。
本発明は、CDMA通信システムにおける移動局に用いるに好適である。
本発明の実施の形態1に係るAFC処理装置を備える受信処理系の構成を示すブロック図 図1に示す周波数推定部までの動作を説明する図 図1に示す選択部以降の動作を説明する図 本発明の実施の形態2に係るAFC処理装置を備える受信処理系の構成を示すブロック図 図4に示すAFC処理装置において選択部以降の動作を説明する図 本発明の実施の形態3に係るAFC処理装置を備える受信処理系の構成を示すブロック図 図6に示すAFC処理装置において選択合成部以降の動作を説明する図 CDMA通信システムにおける移動局において従来のAFC処理装置を備える受信処理系の構成例を示すブロック図 CDMA通信システムにおける移動局がソフトハンドオーバー時に行うAFC処理動作を説明する図 CDMA通信システムにおける基地局と移動局との基準周波数の関係を説明する図 図10に示す周波数誤差が存在する場合における移動局でのパスサーチ処理を説明する図 図10に示す周波数誤差が存在する場合における移動局でのパスサーチ処理を説明する図
符号の説明
101 無線受信部
102 アンテナ
103 基準発振器(VCTCXO)
104 初期同期部
105 同期部
106(1)〜106(n) 逆拡散部
107(1)〜107(n) 拡散符号発生部
108、400、600 AFC処理装置
109(1)〜109(n) 位相回転ベクトル生成部
110(1)〜110(n) 平均化部
111 合成部
112(1)〜112(3) 周波数推定部
113 基地局選択部
114 選択部
115 リミット部
116 制御電圧発生部
401 係数制御部
402 乗算器
601 選択合成部
602 周波数推定部

Claims (7)

  1. CDMA通信システムにおける移動局において通信を行う基地局の基準周波数に追従する処理を行うAFC処理装置において、2以上の基地局が送信する既知参照信号を用いて生成された位相回転ベクトルに基づき基地局毎の周波数誤差を推定する周波数推定手段と、2以上の基地局の中から1対1の通信を行う特定通信チャネルを送信する特定基地局を周波数の合わせ込み対象として選択する基地局選択手段と、前記基地局選択手段の指示に基づき前記周波数推定手段が推定した周波数誤差の中から対応する基地局の周波数誤差を選択する選択手段と、前記基地局選択手段の基地局選択が第1の基地局から第2の基地局に遷移したとき前記選択手段が選択した第1及び第2の基地局の周波数誤差に基づき当該移動局の基準周波数を段階的に上昇または下降する制御を行う周波数制御手段と、を具備することを特徴とするAFC処理装置。
  2. 前記周波数制御手段は、予め定めた制御範囲を単位として、当該移動局の基準周波数を、第1の基地局に対応する基準周波数から第2の基地局に対応する基準周波数に段階的に変化させる、ことを特徴とする請求項1記載のAFC処理装置。
  3. 前記周波数制御手段は、当該移動局の基準周波数の変化幅を、前記選択手段が選択した第1及び第2の基地局の周波数差に基づき算出した一定値以下に制限しつつ当該移動局の基準周波数を、第1の基地局に対応する基準周波数から第2の基地局に対応する基準周波数に段階的に変化させる、ことを特徴とする請求項1記載のAFC処理装置。
  4. CDMA通信システムにおける移動局において通信を行う基地局の基準周波数に追従する処理を行うAFC処理装置において、2以上の基地局の中から1対1の通信を行う特定通信チャネルを送信する特定基地局を周波数の合わせ込み対象として選択する基地局選択手段と、2以上の基地局が送信する既知参照信号を用いて生成された位相回転ベクトルの中から、前記基地局選択手段が指定する基地局に対応する位相回転ベクトルを選択して出力し、また前記基地局選択手段の基地局選択が第1の基地局から第2の基地局に遷移したとき、前記第1及び第2の基地局に対応する位相回転べクトルを選択して合成する選択合成手段と、前記選択合成手段が出力する位相回転ベクトルに基づき追従する基地局の周波数誤差を推定し、その推定した周波数誤差によって基準周波数発生手段を制御する周波数推定手段と、を具備することを特徴とするAFC処理装置。
  5. 前記選択合成手段は、前記基地局選択手段の基地局選択が第1の基地局から第2の基地局に遷移したとき、合成した位相回転ベクトルを一定期間内継続して出力する、ことを特徴とする請求項4記載のAFC処理装置。
  6. 前記基地局選択手段は、前記特定通信チャネルの送信を行っている基地局の管轄下にある複数のセクタを選択する、ことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載のAFC処理装置。
  7. 前記基地局選択手段は、通信を行っている複数の基地局の基準周波数を推定し、複数の基地局間の周波数差がある閾値以上であるときに基地局選択を行う、ことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載のAFC処理装置。
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