JP5444129B2 - 非接触型データ受送信体 - Google Patents

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Description

本発明は、RFID(Radio Frequency IDentification)用途の情報記録メディアのように、電波または電磁波を媒体とし、非接触状態にて、外部から情報を受信し、また、外部に情報を送信できるようにした非接触型データ受送信体に関し、特に、金属に直接貼付して、非接触状態にて、外部から情報を受信し、また、外部に情報を送信できるようにした非接触型データ受送信体に関するものである。
非接触型データ受送信体の一例であるICラベルは、基材と、その一方の面に設けられ互いに接続されたアンテナおよびICチップとから構成されるインレットを備えており、情報書込/読出装置からの電波または電磁波を受信すると共振作用によりアンテナに起電力が発生し、この起電力によりICラベル内のICチップが起動する。そして、このICチップ内の情報を信号化し、この信号がICラベルのアンテナから発信される。
ICラベルから発信された信号は、情報書込/読出装置のアンテナで受信され、コントローラーを介してデータ処理装置へ送られて、識別などのデータ処理が行われる。
これらのICラベルが作動するためには、情報書込/読出装置から発信された電波または電磁波がICラベルのアンテナに十分取り込まれて、ICチップの作動起電力以上の起電力が誘導されなければならない。しかしながら、ICラベルを金属製物品の表面に貼付した場合には、金属製物品の表面では磁束が金属製物品の表面に平行になる。そのため、ICラベルのアンテナを横切る磁束が減少して誘導起電力が低下するので、誘導起電力がICチップの作動起電力を下回り、ICチップが作動しなくなるという問題があった。
そこで、メタルシート部と、このメタルシート部の上に設けられたRFIDタグ部からなり、メタルシート部がメタル反射板とスペーサから構成される金属対応RFIDタグが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
このような構成にすることにより、金属対応RFIDタグの貼付位置を、金属製物品から一定距離以上離すことができるので、金属対応RFIDタグに対する金属製物品からの影響を少なくすることができ、金属対応RFIDタグは情報の送受信が可能となる。
国際公開第2006/114821号パンフレット
上記の金属対応RFIDタグを、金属製物品の表面に貼付して使用する場合、メタルシート部の裏面に、非導電性の粘着材が設けられる。そして、この粘着材を介して、金属対応RFIDタグが金属製物品に貼付される。
しかしながら、このような金属対応RFIDタグは、アンテナの共振周波数が所定の周波数になるように、粘着材の厚さも含めて、アンテナと金属製物品の距離を調整しているため、想定されている厚さと異なる厚さの粘着材を用いると、アンテナと金属製物品の距離が変わり、アンテナの共振周波数がずれて、通信特性が変化するという問題があった。
粘着材の厚さが所定の厚さでなくなる場合とは、例えば、(1)金属対応RFIDタグの使用者毎に異なる粘着材を使用した場合、(2)当初は所定の粘着材を使用していたものの、貼り替えなどにより、他の粘着材を使用した場合、(3)粘着材に揮発成分が含まれていて、時間の経過に伴って、揮発成分が揮発することにより粘着材の厚さが薄くなった場合などが挙げられる。
また、粘着材を用いて、金属対応RFIDタグを金属製物品に貼付した場合、時間の経過に伴って粘着材が劣化し、その粘着力が弱くなり、金属対応RFIDタグが金属製物品から脱落するという問題があった。
そこで、粘着材の代わりに樹脂製の締結バンドを用いて、金属対応RFIDタグを金属製物品に固定する方法も考えられるが、金属対応RFIDタグと金属製物品との間に締結バンドが挟まれると、締結バンドの厚さにより、アンテナと金属製物品の距離が所定の大きさよりも大きくなってしまい、アンテナの共振周波数がずれるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、締結バンドなどの帯状または紐状の部材により金属製物品の表面に固定しても、アンテナの共振周波数がずれない非接触型データ受送信体を提供することを目的とする。
本発明の非接触型データ受送信体は、第一基材と、該第一基材と外形が略等しい第二基材とが重ね合わせられてなり、前記第一基材または前記第二基材のいずれか一方に、互いに電気的に接続されたICチップおよびアンテナを備えてなる非接触型データ受送信体であって、前記第一基材の外縁部に切欠部が少なくとも1つ設けられ、前記第二基材の外縁部に、その厚さ方向に貫通し、前記第一基材と前記第二基材を重ね合わせた場合に、前記切欠部と重なり合うとともに、前記切欠部と連通する貫通穴が少なくとも1つ設けられ、前記第一基材の厚さは、前記切欠部と、前記切欠部に連通する前記貫通穴に挿通され、前記第一基材と前記第二基材を対象物に固定するための帯状または紐状の部材の厚さ以上であることを特徴とする。
前記切欠部と前記貫通穴が重なり合った状態で、前記貫通穴内に前記第一基材の前記第二基材と接する面の一部が露呈していることが好ましい。
本発明の非接触型データ受送信体によれば、第一基材の外縁部に切欠部が少なくとも1つ設けられ、第二基材の外縁部に、その厚さ方向に貫通し、第一基材と第二基材を重ね合わせた場合に、第一基材の切欠部と重なり合うとともに、その切欠部と連通する貫通穴が少なくとも1つ設けられ、第一基材の厚さは、切欠部と、切欠部に連通する貫通穴に挿通され、第一基材と第二基材を対象物に固定するための帯状または紐状の部材の厚さ以上であるので、第二基材の第一基材と接する面とは反対側の面側から、貫通穴と切欠部を介して、第一基材の第二基材と接する面とは反対側の面側へ、帯状または紐状の部材を挿通して、その部材により非接触型データ受送信体を対象物に固定する場合、部材が対象物と第一基材の間に挟まれることがないから、部材の厚さの影響を受けることなく、非接触型データ受送信体を対象物に密着させることができる。したがって、部材の厚さ(外径)により、非接触型データ受送信体のアンテナと対象物の距離が、予め設定された大きさ(通信距離)よりも大きくなることがなく、アンテナの共振周波数がずれることがない。ゆえに、通信特性を劣化することなく、非接触型データ受送信体を対象物、特に金属製物品に固定することができる。
本発明の非接触型データ受送信体の第一の実施形態を示す概略構成図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第一の実施形態を構成する2つの基材を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第二の実施形態を示す概略構成図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第二の実施形態を構成する2つの基材を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第三の実施形態を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第三の実施形態を構成する2つの基材を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第四の実施形態を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第四の実施形態を構成する2つの基材を示す概略平面図である。
本発明の非接触型データ受送信体の実施の形態について説明する。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
(1) 第一の実施形態
図1は、本発明の非接触型データ受送信体の第一の実施形態を示す概略構成図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。図2は、本発明の非接触型データ受送信体の第一の実施形態を構成する2つの基材を示す概略平面図である。
この実施形態の非接触型データ受送信体10は、アンテナ12およびICチップ13を備えた平面視長方形状の第一基材11と、第一基材11と外形が略等しい平面視長方形状の第二基材21とから概略構成されており、第一基材11と第二基材21が、それぞれの外形が一致するように重ね合わせられてなるものである。
第一基材11と第二基材21は、粘着材や接着剤により固定、一体化されるか、あるいは、固定されずに用いられる。
第一基材11の一方の面11aには、アンテナ12と、アンテナ12に接続されたICチップ13とが設けられている。
アンテナ12は、互いに対向し、その対向する側にそれぞれ給電点(ICチップ13と接続する部分)を有する一対の放射素子12A,12Bと、放射素子12A,12Bの給電点近傍を短絡する短絡部(図示略)とからなるダイポールアンテナである。
アンテナ12の長さ(全長)は、非接触ICカードなどの非接触ICモジュールに利用できる極超短波帯〈UHF〉やマイクロ波帯の電波帯の周波数(300MHz〜30GHz)の1/2波長に相当する長さとなっている。すなわち、放射素子12A,12Bの長さ(全長)は、1/4波長に相当する長さとなっている。
第一基材11の長手方向に沿う外縁部には、第一基材11の長手方向に沿う中央線を介して対向する位置のそれぞれに、第一基材11の長辺を基端として、第一基材11の短手方向に延在し、第一基材11の中央部近傍に至る平面視長方形状の切欠部11bが設けられている。また、切欠部11bは、第一基材11の長手方向の両端部において、一対をなして設けられている。さらに、切欠部11bは、第一基材11の厚さ方向と平行に設けられている。
切欠部11bの大きさ(第一基材11の長手方向に沿う開口幅や第一基材11の短手方向に延在する長さ(深さ))は特に限定されないが、第一基材11と第二基材21を重ね合わせた場合、非接触型データ受送信体10を対象物(例えば、金属製物品)に固定するために用いられ、切欠部11bと、切欠部11bに連通する第二基材21の貫通穴21aとに挿通される帯状または紐状の部材31の大きさ(外径や幅)に応じて適宜調整され、この部材31を挿通することができる大きさとされる。
第二基材21の長手方向に沿う外縁部には、第二基材21の長手方向に沿う中央線を介して対向する位置のそれぞれに、第二基材21の厚さ方向に貫通する平面視正方形状の貫通穴21aが設けられている。また、貫通穴21aは、第二基材21の長手方向の両端部において、一対をなして設けられている。さらに、第一基材11と第二基材21を重ね合わせた場合、貫通穴21aは、第一基材11の切欠部11bと重なり合うとともに、切欠部11bと連通する位置に配設されている。そして、切欠部11bと貫通穴21aが重なり合った状態で、貫通穴21a内に第一基材11の第二基材21と接する面(一方の面11a)の一部が露呈するように、貫通穴21aは配設されている。また、貫通穴21aは、第二基材21の厚さ方向と平行に設けられている。
貫通穴21aの大きさ(第二基材21の長手方向に沿う開口幅や第二基材21の短手方向に沿う開口幅)は特に限定されないが、第一基材11と第二基材21を重ね合わせた場合、非接触型データ受送信体10を対象物(例えば、金属製物品)に固定するために用いられ、貫通穴21aと、貫通穴21aに連通する切欠部11bとに挿通される帯状または紐状の部材31の大きさ(外径や幅)に応じて適宜調整され、この部材31を挿通することができる大きさとされる。
第一基材11としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PET−G)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル樹脂からなる基材;ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン樹脂からなる基材;ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレンなどのポリフッ化エチレン系樹脂からなる基材;ナイロン6、ナイロン6,6などのポリアミド樹脂からなる基材;ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ビニロンなどのビニル重合体からなる基材;ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル系樹脂からなる基材;ポリスチレンからなる基材;ポリカーボネート(PC)からなる基材;ポリアリレートからなる基材;ポリイミドからなる基材;ガラス繊維からなる不織布を重ねたものに、エポキシ樹脂を含浸させ、プレス成形してなるガラスエポキシ基板;シリコーンゴム;天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)、エチレン・プロピレンゴム(EPM、EPDM)、ウレタンゴム(U)、クロロスルホ化ポリエチレン(CSM)、塩素化ポリエチレン(CM)、アクリルゴム(ACM)、エピクロドリンゴム(CO、ECO)、フッ素ゴム(FKM)などのゴムを加硫してなる加硫ゴム;上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸紙などの紙からなる基材などが用いられる。
また、第一基材11の厚さは、第一基材11と第二基材21を重ね合わせた場合、切欠部11bと、切欠部11bに連通する貫通穴21aとに挿通される帯状または紐状の部材31の厚さ(外径)以上であることが好ましく、より好ましくは部材31の厚さ(外径)よりも大きいことである。
第一基材11の厚さがこの大きさであれば、第一基材11と第二基材21を重ね合わせた状態で、切欠部11bと貫通穴21aに、部材31を挿通し、非接触型データ受送信体10を対象物に固定した場合、第二基材21と対象物との間には、部材31の厚さ(外径)以上の隙間が生じる。したがって、部材31をその隙間に収容することができるから、部材31の厚さによって、非接触型データ受送信体10と対象物との距離、言い換えれば、アンテナ12と対象物との距離が変わることを防止できる。
アンテナ12は、第一基材11の一方の面11aに、ポリマー型導電インクを用いて所定のパターン状にスクリーン印刷により形成されてなるものか、もしくは、導電性箔をエッチングしてなるもの、金属メッキしてなるものである。
ポリマー型導電インクとしては、例えば、銀粉末、金粉末、白金粉末、アルミニウム粉末、パラジウム粉末、ロジウム粉末、カーボン粉末(カーボンブラック、カーボンナノチューブなど)などの導電微粒子が樹脂組成物に配合されたものが挙げられる。
樹脂組成物として熱硬化型樹脂からなるものを用いれば、ポリマー型導電インクは、200℃以下、例えば100〜150℃程度でアンテナ12をなす塗膜を形成することができる熱硬化型となる。アンテナ12をなす塗膜の電気の流れる経路は、塗膜をなす導電微粒子が互いに接触することによる形成され、この塗膜の抵抗値は10−5Ω・cmオーダーである。
また、本発明におけるポリマー型導電インクとしては、熱硬化型の他にも、光硬化型、浸透乾燥型、溶剤揮発型といった公知のものが用いられる。
光硬化型のポリマー型導電インクは、光硬化性樹脂を樹脂組成物に含むものであり、硬化時間が短いので、製造効率を向上させることができる。光硬化型のポリマー型導電インクとしては、例えば、熱可塑性樹脂のみ、あるいは、熱可塑性樹脂と架橋性樹脂(特に、ポリエステルとイソシアネートによる架橋系樹脂など)とのブレンド樹脂組成物に、導電微粒子が60質量%以上配合され、ポリエステル樹脂が10質量%以上配合されたもの、すなわち、溶剤揮発型あるいは架橋/熱可塑併用型(ただし、熱可塑型が50質量%以上である)のものや、熱可塑性樹脂のみ、あるいは、熱可塑性樹脂と架橋性樹脂(特に、ポリエステルとイソシアネートによる架橋系樹脂など)とのブレンド樹脂組成物に、ポリエステル樹脂が10質量%以上配合されたもの、すなわち、架橋型あるいは架橋/熱可塑併用型のものなどが好適に用いられる。
また、アンテナ12をなす導電性箔としては、銅箔、銀箔、金箔、白金箔、アルミニウム箔などが挙げられる。
さらに、アンテナ12をなす金属メッキとしては、銅メッキ、銀メッキ、金メッキ、白金メッキなどが挙げられる。
ICチップ13としては、特に限定されず、アンテナ12を介して非接触状態にて情報の書き込みおよび読み出しが可能なものであれば、非接触型ICタグや非接触型ICラベル、あるいは非接触型ICカードなどのRFIDメディアに適用可能なものであればいかなるものでも用いられる。
第二基材21としては、第一基材11と同様のものが用いられる。
この非接触型データ受送信体10を対象物に固定するには、第一基材11と二基材21を重ね合わせ、第二基材21の長手方向に沿う中央線を介して対向する位置のそれぞれに対をなすように設けられた貫通穴21a、21aのそれぞれと、これらに連通する第一基材11の切欠部11b、11bに、第二基材21の第一基材11と接する面とは反対側の面(以下、「一方の面」という。)21b側から、第一基材11の第二基材21と接する面とは反対側の面(以下、「他方の面」という。)11c側へ、部材31を挿通し、その部材31を対象物に対して締め付ける。これにより、第二基材21によって、第一基材11を対象物に押し付けるように固定することができる。
この非接触型データ受送信体10によれば、第一基材11の長手方向に沿う外縁部に切欠部11bが設けられ、第二基材21の長手方向に沿う外縁部に貫通穴21aが設けられ、第一基材11と第二基材21を重ね合わせた場合、第二基材21の貫通穴21aは、第一基材11の切欠部11bと重なり合うとともに、切欠部11bと連通する位置に配設され、第一基材11の厚さは、第一基材11と第二基材21を重ね合わせた場合、切欠部11bと、切欠部11bに連通する貫通穴21aとに挿通される帯状または紐状の部材31の厚さ(外径)以上であるので、第二基材21の一方の面21b側から、貫通穴21aと切欠部11bを介して、第一基材11の他方の面11c側へ部材31を挿通して、部材31により非接触型データ受送信体10を対象物に固定する場合、部材31が対象物と第一基材11の間に挟まれることがないから、部材31の厚さの影響を受けることなく、非接触型データ受送信体10を対象物に密着させることができる。したがって、部材31の厚さ(外径)により、アンテナ12と対象物の距離が、予め設定された大きさ(通信距離)よりも大きくなることがなく、アンテナ12の共振周波数がずれることがない。ゆえに、通信特性を劣化することなく、非接触型データ受送信体10を対象物、特に金属製物品に固定することができる。
また、第一基材11と第二基材21が、粘着材や接着剤により一体化されていなくても、非接触型データ受送信体10を、部材31によって対象物に密着させて固定することにより、第一基材11と第二基材21を固定することができる。
なお、この実施形態では、アンテナ12およびICチップ13が、第一基材11の一方の面11aに設けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、アンテナおよびICチップが、第一基材の他方の面に設けられていても、第一基材に内蔵されていてもよい。アンテナおよびICチップが第一基材に内蔵される場合、アンテナが第一基材の一方の面または他方の面と平行に配置される。
また、本発明にあっては、アンテナおよびICチップが、第二基材の一方の面、または、第二基材の第一基材と接する面に設けられていても、第二基材に内蔵されていてもよい。アンテナおよびICチップが第二基材に内蔵される場合、アンテナが、第二基材の一方の面、または、第二基材の第一基材と接する面と平行に配置される。
また、この実施形態では、一方が三角形の面状をなすダイポールアンテナからなるアンテナ12を備えた場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、アンテナは、一方が三角形の枠状をなすダイポールアンテナ、メアンダ状のダイポールアンテナであってもよい。
また、アンテナは、第一基材の一方の面に設けられた放射導体と、第一基材の他方の面に設けられ、放射導体と間隔を隔てて対向するアース導体と、第一基材を貫通し、放射導体とアース導体とを接続する短絡線と、第一基材を貫通し、短絡線と間隔を隔て対向するとともに、放射導体の一端部とアース導体とを接続し、放射導体に給電する給電線とを備えてなる逆Fアンテナであってもよい。または、アンテナは、第二基材の一方の面に設けられた放射導体と、第二基材の第一基材と接する面に設けられ、放射導体と間隔を隔てて対向するアース導体と、第二基材を貫通し、放射導体とアース導体とを接続する短絡線と、第二基材を貫通し、短絡線と間隔を隔て対向するとともに、放射導体の一端部とアース導体とを接続し、放射導体に給電する給電線とを備えてなる逆Fアンテナであってもよい。
また、この実施形態では、第一基材11の長手方向の両端部において、一対の切欠部11bが設けられ、第二基材21の長手方向の両端部において、第一基材11の切欠部11bに対応する位置に、一対の貫通穴21aが設けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、第一基材の長手方向の両端部以外の部分において、一対の切欠部が設けられ、第二基材の長手方向の両端部以外の部分において、第一基材の切欠部に対応する位置に、一対の貫通穴が設けられていてもよい。また、本発明にあっては、第一基材の短手方向の両端部または両端部以外の部分において、一対の切欠部が設けられ、第二基材の短手方向の両端部または両端部以外の部分において、第一基材の切欠部に対応する位置に、一対の貫通穴が設けられていてもよい。
また、この実施形態では、第一基材11に設けられた切欠部11bの形状が平面視長方形状の場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、第一基材に設けられる切欠部の形状は、平面視正方形状、平面視三角形状、平面視円形状、平面視半円形状などであってもよい。
また、この実施形態では、第二基材21に設けられた貫通穴21aの形状が平面視正方形状の場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、第二基材に設けられる貫通穴の形状は、平面視長方形状、平面視三角形状、平面視円形状、平面視半円形状などであってもよい。
(2)第二の実施形態
図3は、本発明の非接触型データ受送信体の第二の実施形態を示す概略構成図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。図4は、本発明の非接触型データ受送信体の第二の実施形態を構成する2つの基材を示す概略平面図である。
この実施形態の非接触型データ受送信体40は、アンテナ42およびICチップ43を備えた平面視長方形状の第一基材41と、第一基材41と外形が略等しい平面視長方形状の第二基材51とから概略構成されており、第一基材41と第二基材51が、それぞれの外形が一致するように重ね合わせられてなるものである。
第一基材41と第二基材51は、粘着材や接着剤により固定、一体化されるか、あるいは、固定されずに用いられる。
第一基材41の一方の面41aには、アンテナ42と、アンテナ42に接続されたICチップ43とが設けられている。
アンテナ42は、互いに対向し、その対向する側にそれぞれ給電点(ICチップ43と接続する部分)を有する一対の放射素子42A,42Bと、放射素子42A,42Bの給電点近傍を短絡する短絡部(図示略)とからなるダイポールアンテナである。
第一基材41の長手方向に沿う外縁部には、第一基材41の長手方向に沿う中央線を介して対向する位置のそれぞれに、第一基材41の長辺を基端として、第一基材41の短手方向に延在し、第一基材41の中央部近傍に至る平面視長方形状の切欠部41bが設けられている。また、切欠部41bは、第一基材41の長手方向の両端部において、一対をなして設けられている。
また、切欠部41bは、第一基材41の厚さ方向に対して斜めに設けられている。詳細には、切欠部41bは、第一基材41の一方の面41aから、第一基材41の第二基材51と接する面とは反対側の面(以下、「他方の面」という。)41cに向かって、第一基材41の中央部側から外縁部側に傾斜するように設けられている。
切欠部41bの大きさ(第一基材41の長手方向に沿う開口幅や第一基材41の短手方向に延在する長さ(深さ))は特に限定されないが、第一基材41と第二基材51を重ね合わせた場合、非接触型データ受送信体40を対象物(例えば、金属製物品)に固定するために用いられ、切欠部41bと、切欠部41bに連通する第二基材51の貫通穴51aとに挿通される帯状または紐状の部材31の大きさ(外径や幅)に応じて適宜調整され、この部材31を挿通することができる大きさとされる。
第二基材51の長手方向に沿う外縁部には、第二基材51の長手方向に沿う中央線を介して対向する位置のそれぞれに、第二基材51の厚さ方向に貫通する平面視長方形状の貫通穴51aが設けられている。また、貫通穴51aは、第二基材51の長手方向の両端部において、一対をなして設けられている。さらに、第一基材41と第二基材51を重ね合わせた場合、貫通穴51aは、第一基材41の切欠部41bと重なり合うとともに、切欠部41bと連通する位置に配設されている。
また、貫通穴51aは、第二基材51の厚さ方向に対して斜めに設けられている。詳細には、貫通穴51aは、第二基材51の第一基材41と接する面とは反対側の面(以下、「一方の面」という。)51bから、第二基材51の第一基材41と接する面(以下、「他方の面」という。)51cに向かって、第二基材51の中央部側から外縁部側に傾斜するように設けられている。
貫通穴51aの大きさ(第二基材51の長手方向に沿う開口幅や第二基材51の短手方向に沿う開口幅)は特に限定されないが、第一基材41と第二基材51を重ね合わせた場合、非接触型データ受送信体40を対象物(例えば、金属製物品)に固定するために用いられ、貫通穴51aと、貫通穴51aに連通する切欠部41bとに挿通される帯状または紐状の部材31の大きさ(外径や幅)に応じて適宜調整され、この部材31を挿通することができる大きさとされる。
第一基材41、第二基材51としては、上述の第一の実施形態と同様のものが用いられる。
また、第一基材41の厚さは、第一基材41と第二基材51を重ね合わせた場合、切欠部41bと、切欠部41bに連通する貫通穴51aとに挿通される帯状または紐状の部材31の厚さ(外径)以上であることが好ましく、より好ましくは部材31の厚さ(外径)よりも大きいことである。
第一基材41の厚さがこの大きさであれば、第一基材41と第二基材51を重ね合わせた状態で、切欠部41bと貫通穴51aに、部材31を挿通し、非接触型データ受送信体40を対象物に固定した場合、第二基材51と対象物との間には、部材31の厚さ(外径)以上の隙間が生じる。したがって、部材31をその隙間に収容することができるから、部材31の厚さによって、非接触型データ受送信体40と対象物との距離、言い換えれば、アンテナ42と対象物との距離が変わることを防止できる。
アンテナ42、ICチップ43としては、上述の第一の実施形態と同様のものが用いられる。
この非接触型データ受送信体40を対象物に固定するには、第一基材41と二基材51を重ね合わせ、第二基材51の長手方向に沿う中央線を介して対向する位置のそれぞれに対をなすように設けられた貫通穴51a、51aのそれぞれと、これらに連通する第一基材41の切欠部41b、41bに、第二基材51の一方の面51b側から、第一基材41の他方の面41c側へ、部材31を挿通し、その部材31を対象物に対して締め付ける。これにより、第二基材51によって、第一基材41を対象物に押し付けるように固定することができる。
この非接触型データ受送信体40によれば、第一基材41の長手方向に沿う外縁部に切欠部41bが設けられ、第二基材51の長手方向に沿う外縁部に貫通穴51aが設けられ、第一基材41と第二基材51を重ね合わせた場合、第二基材51の貫通穴51aは、第一基材41の切欠部41bと重なり合うとともに、切欠部41bと連通する位置に配設され、第一基材41の厚さは、第一基材41と第二基材51を重ね合わせた場合、切欠部41bと、切欠部41bに連通する貫通穴51aとに挿通される帯状または紐状の部材31の厚さ(外径)以上であるので、第二基材51の一方の面51b側から、貫通穴51aと切欠部41bを介して、第一基材41の他方の面41c側へ部材31を挿通して、部材31により非接触型データ受送信体40を対象物に固定する場合、部材31が対象物と第一基材41の間に挟まれることがないから、部材31の厚さの影響を受けることなく、非接触型データ受送信体40を対象物に密着させることができる。したがって、部材31の厚さ(外径)により、アンテナ42と対象物の距離が、予め設定された大きさ(通信距離)よりも大きくなることがなく、アンテナ42の共振周波数がずれることがない。ゆえに、通信特性を劣化することなく、非接触型データ受送信体40を対象物、特に金属製物品に固定することができる。
また、第一基材41の切欠部41bは、第一基材41の厚さ方向に対して斜めに設けられ、かつ、第二基材51の貫通穴51aは、第二基材51の厚さ方向に対して斜めに設けられ、さらに、第一基材41と第二基材51を重ね合わせた場合、切欠部41bと貫通穴51aが、互いの内側面の間に段差がなく連通するので、第二基材51の一方の面51b側から、貫通穴51aと切欠部41bを介して、第一基材41の他方の面41c側へ、部材31をスムーズに挿通することができる。
また、第一基材41と第二基材51が、粘着材や接着剤により一体化されていなくても、非接触型データ受送信体50を、部材31によって対象物に密着させて固定することにより、第一基材41と第二基材51を固定することができる。
なお、この実施形態では、アンテナ42およびICチップ43が、第一基材41の一方の面41aに設けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、アンテナおよびICチップが、第一基材の他方の面に設けられていても、第一基材に内蔵されていてもよい。アンテナおよびICチップが第一基材に内蔵される場合、アンテナが第一基材の一方の面または他方の面と平行に配置される。
また、本発明にあっては、アンテナおよびICチップが、第二基材の一方の面または他方の面に設けられていても、第二基材に内蔵されていてもよい。アンテナおよびICチップが第二基材に内蔵される場合、アンテナが、第二基材の一方の面または他方の面と平行に配置される。
また、この実施形態では、一方が三角形の面状をなすダイポールアンテナからなるアンテナ42を備えた場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、アンテナは、一方が三角形の枠状をなすダイポールアンテナ、メアンダ状のダイポールアンテナであってもよい。
また、アンテナは、第一基材の一方の面に設けられた放射導体と、第一基材の他方の面に設けられ、放射導体と間隔を隔てて対向するアース導体と、第一基材を貫通し、放射導体とアース導体とを接続する短絡線と、第一基材を貫通し、短絡線と間隔を隔て対向するとともに、放射導体の一端部とアース導体とを接続し、放射導体に給電する給電線とを備えてなる逆Fアンテナであってもよい。または、アンテナは、第二基材の一方の面に設けられた放射導体と、第二基材の他方の面に設けられ、放射導体と間隔を隔てて対向するアース導体と、第二基材を貫通し、放射導体とアース導体とを接続する短絡線と、第二基材を貫通し、短絡線と間隔を隔て対向するとともに、放射導体の一端部とアース導体とを接続し、放射導体に給電する給電線とを備えてなる逆Fアンテナであってもよい。
また、この実施形態では、第一基材41の長手方向の両端部において、一対の切欠部41bが設けられ、第二基材51の長手方向の両端部において、第一基材41の切欠部41bに対応する位置に、一対の貫通穴51aが設けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、第一基材の長手方向の両端部以外の部分において、一対の切欠部が設けられ、第二基材の長手方向の両端部以外の部分において、第一基材の切欠部に対応する位置に、一対の貫通穴が設けられていてもよい。また、本発明にあっては、第一基材の短手方向の両端部または両端部以外の部分において、一対の切欠部が設けられ、第二基材の短手方向の両端部または両端部以外の部分において、第一基材の切欠部に対応する位置に、一対の貫通穴が設けられていてもよい。
また、この実施形態では、第一基材41に設けられた切欠部41bの形状が平面視長方形状の場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、第一基材に設けられる切欠部の形状は、平面視正方形状、平面視三角形状、平面視円形状、平面視半円形状などであってもよい。
また、この実施形態では、第二基材51に設けられた貫通穴51aの形状が平面視長方形状の場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、第二基材に設けられる貫通穴の形状は、平面視正方形状、平面視三角形状、平面視円形状、平面視半円形状などであってもよい。
(3)第三の実施形態
図5は、本発明の非接触型データ受送信体の第三の実施形態を示す概略平面図である。図6は、本発明の非接触型データ受送信体の第三の実施形態を構成する2つの基材を示す概略平面図である。
この実施形態の非接触型データ受送信体60は、アンテナ62およびICチップ63を備えた平面視長方形状の第一基材61と、第一基材61と外形が略等しい平面視長方形状の第二基材71とから概略構成されており、第一基材61と第二基材71が、それぞれの外形が一致するように重ね合わせられてなるものである。
第一基材61と第二基材71は、粘着材や接着剤により固定、一体化されるか、あるいは、固定されずに用いられる。
第一基材61の一方の面61aには、アンテナ62と、アンテナ62に接続されたICチップ63とが設けられている。
アンテナ62は、互いに対向し、その対向する側にそれぞれ給電点(ICチップ63と接続する部分)を有する一対の放射素子62A,62Bと、放射素子62A,62Bの給電点近傍を短絡する短絡部(図示略)とからなるダイポールアンテナである。
第一基材61の長手方向に沿う外縁部でかつ第一基材61の長手方向の一端部には、第一基材11の長辺を基端として、第一基材61の短手方向に延在し、第一基材61の中央部近傍に至る平面視長方形状の切欠部61bが設けられている。また、切欠部61bは、第一基材61の厚さ方向と平行に設けられている。
切欠部61bの大きさ(第一基材61の長手方向に沿う開口幅や第一基材61の短手方向に延在する長さ(深さ))は特に限定されないが、第一基材61と第二基材71を重ね合わせた場合、非接触型データ受送信体60を対象物(例えば、金属製物品)に固定するために用いられ、切欠部61bと、切欠部61bに連通する第二基材71の貫通穴71aとに挿通される帯状または紐状の部材31の大きさ(外径や幅)に応じて適宜調整され、この部材31を挿通することができる大きさとされる。
第二基材71の長手方向に沿う外縁部でかつ第一基材61の長手方向の一端部には、第二基材71の厚さ方向に貫通する平面視正方形状の貫通穴71aが設けられている。また、第一基材61と第二基材71を重ね合わせた場合、第二基材71の貫通穴71aは、第一基材61の切欠部61bと重なり合うとともに、切欠部61bと連通する位置に配設されている。そして、切欠部61bと貫通穴71aが重なり合った状態で、貫通穴71a内に第一基材61の第二基材71と接する面(一方の面61a)の一部が露呈するように、貫通穴71aは配設されている。また、貫通穴71aは、第二基材71の厚さ方向と平行に設けられている。
貫通穴71aの大きさ(第二基材71の長手方向に沿う開口幅や第二基材71の短手方向に沿う開口幅)は特に限定されないが、第一基材61と第二基材71を重ね合わせた場合、非接触型データ受送信体60を対象物(例えば、金属製物品)に固定するために用いられ、貫通穴71aと、貫通穴71aに連通する切欠部61bとに挿通される帯状または紐状の部材31の大きさ(外径や幅)に応じて適宜調整され、この部材31を挿通することができる大きさとされる。
第一基材61、第二基材71としては、上述の第一の実施形態と同様のものが用いられる。
また、第一基材61の厚さは、第一基材61と第二基材71を重ね合わせた場合、切欠部61bと、切欠部61bに連通する貫通穴71aとに挿通される帯状または紐状の部材31の厚さ(外径)以上であることが好ましく、より好ましくは部材31の厚さ(外径)よりも大きいことである。
第一基材61の厚さがこの大きさであれば、第一基材61と第二基材71を重ね合わせた状態で、切欠部61bと貫通穴71aに、部材31を挿通し、非接触型データ受送信体60を対象物に固定した場合、第二基材71と対象物との間には、部材31の厚さ(外径)以上の隙間が生じる。したがって、部材31をその隙間に収容することができるから、部材31の厚さによって、非接触型データ受送信体60と対象物との距離、言い換えれば、アンテナ62と対象物との距離が変わることを防止できる。
アンテナ62、ICチップ63としては、上述の第一の実施形態と同様のものが用いられる。
この非接触型データ受送信体60を対象物に固定するには、第一基材61と二基材71を重ね合わせ、第二基材71の貫通穴71aと、これらに連通する第一基材61の切欠部61bとに、第二基材71の第一基材61と接する面とは反対側の面(以下、「一方の面」という。)71b側から、第一基材61の第二基材71と接する面とは反対側の面(以下、「他方の面」という。)側へ、部材31を挿通し、その部材31を対象物に対して締め付ける。これにより、第二基材71によって、第一基材61を対象物に押し付けるように固定することができる。
この非接触型データ受送信体60によれば、第一基材61の長手方向に沿う外縁部に切欠部61bが設けられ、第二基材71の長手方向に沿う外縁部に貫通穴71aが設けられ、第一基材61と第二基材71を重ね合わせた場合、第二基材71の貫通穴71aは、第一基材61の切欠部61bと重なり合うとともに、切欠部61bと連通する位置に配設され、第一基材61の厚さは、第一基材61と第二基材71を重ね合わせた場合、切欠部61bと、切欠部61bに連通する貫通穴71aとに挿通される帯状または紐状の部材31の厚さ(外径)以上であるので、第二基材71の一方の面71b側から、貫通穴71aと切欠部61bを介して、第一基材61の他方の面側へ部材31を挿通して、部材31により非接触型データ受送信体60を対象物に固定する場合、部材31が対象物と第一基材61の間に挟まれることがないから、部材31の厚さの影響を受けることなく、非接触型データ受送信体60を対象物に密着させることができる。したがって、部材31の厚さ(外径)により、アンテナ62と対象物の距離が、予め設定された大きさ(通信距離)よりも大きくなることがなく、アンテナ62の共振周波数がずれることがない。ゆえに、通信特性を劣化することなく、非接触型データ受送信体60を対象物、特に金属製物品に固定することができる。特に、非接触型データ受送信体60のサイズが小さい場合には、帯状または紐状の部材31を挿通するための切欠部61bおよび貫通穴71aが1つであっても、対象物に対して非接触型データ受送信体60を固定することができる。
また、第一基材61と第二基材71が、粘着材や接着剤により一体化されていなくても、非接触型データ受送信体60を、部材31によって対象物に密着させて固定することにより、第一基材61と第二基材71を固定することができる。
なお、この実施形態では、アンテナ62およびICチップ63が、第一基材61の一方の面61aに設けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、アンテナおよびICチップが、第一基材の他方の面に設けられていても、第一基材に内蔵されていてもよい。アンテナおよびICチップが第一基材に内蔵される場合、アンテナが第一基材の一方の面または他方の面と平行に配置される。
また、本発明にあっては、アンテナおよびICチップが、第二基材の一方の面、または、第二基材の第一基材と接する面に設けられていても、第二基材に内蔵されていてもよい。アンテナおよびICチップが第二基材に内蔵される場合、アンテナが第二基材の一方の面、または、第二基材の第一基材と接する面と平行に配置される。
また、この実施形態では、一方が三角形の面状をなすダイポールアンテナからなるアンテナ62を備えた場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、アンテナは、一方が三角形の枠状をなすダイポールアンテナ、メアンダ状のダイポールアンテナであってもよい。
また、アンテナは、第一基材の一方の面に設けられた放射導体と、第一基材の他方の面に設けられ、放射導体と間隔を隔てて対向するアース導体と、第一基材を貫通し、放射導体とアース導体とを接続する短絡線と、第一基材を貫通し、短絡線と間隔を隔て対向するとともに、放射導体の一端部とアース導体とを接続し、放射導体に給電する給電線とを備えてなる逆Fアンテナであってもよい。または、アンテナは、第二基材の一方の面に設けられた放射導体と、第二基材の第一基材と接する面に設けられ、放射導体と間隔を隔てて対向するアース導体と、第二基材を貫通し、放射導体とアース導体とを接続する短絡線と、第二基材を貫通し、短絡線と間隔を隔て対向するとともに、放射導体の一端部とアース導体とを接続し、放射導体に給電する給電線とを備えてなる逆Fアンテナであってもよい。
また、この実施形態では、第一基材61の長手方向の一端部において、1つの切欠部61bが設けられ、第二基材71の長手方向の一端部において、第一基材61の切欠部61bに対応する位置に、一対の貫通穴71aが設けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、第一基材の長手方向の一端部以外の部分において、切欠部が設けられ、第二基材の長手方向の一端部以外の部分において、第一基材の切欠部に対応する位置に、貫通穴が設けられていてもよい。また、本発明にあっては、第一基材の短手方向の一端部または一端部以外の部分において、切欠部が設けられ、第二基材の短手方向の一端部または一端部以外の部分において、第一基材の切欠部に対応する位置に、貫通穴が設けられていてもよい。
また、この実施形態では、第一基材61に設けられた切欠部61bの形状が平面視長方形状の場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、第一基材に設けられる切欠部の形状は、平面視正方形状、平面視三角形状、平面視円形状、平面視半円形状などであってもよい。
また、この実施形態では、第二基材71に設けられた貫通穴71aの形状が平面視正方形状の場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、第二基材に設けられる貫通穴の形状は、平面視長方形状、平面視三角形状、平面視円形状、平面視半円形状などであってもよい。
また、この実施形態では、第一基材61の厚さ方向と平行に切欠部61bが設けられ、第二基材71の厚さ方向と平行に貫通穴71aが設けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、第一基材の切欠部が第一基材の厚さ方向に対して斜めに設けられ、かつ、第二基材の貫通穴が第二基材の厚さ方向に対して斜めに設けられ、さらに、第一基材と第二基材を重ね合わせた場合、切欠部と貫通穴aが互いの内側面の間に段差がなく連通するようになっていてもよい。
(4)第四の実施形態
図7は、本発明の非接触型データ受送信体の第四の実施形態を示す概略平面図である。図8は、本発明の非接触型データ受送信体の第四の実施形態を構成する2つの基材を示す概略平面図である。
この実施形態の非接触型データ受送信体80は、アンテナ82およびICチップ83を備えた平面視長方形状の第一基材81と、第一基材81と外形が略等しい平面視長方形状の第二基材91とから概略構成されており、第一基材81と第二基材91が、それぞれの外形が一致するように重ね合わせられてなるものである。
第一基材81と第二基材91は、粘着材や接着剤により固定、一体化されるか、あるいは、固定されずに用いられる。
第一基材81の一方の面81aには、アンテナ82と、アンテナ82に接続されたICチップ83とが設けられている。
アンテナ82は、互いに対向し、その対向する側にそれぞれ給電点(ICチップ83と接続する部分)を有する一対の放射素子82A,82Bと、放射素子82A,82Bの給電点近傍を短絡する短絡部(図示略)とからなるダイポールアンテナである。
第一基材81の四隅のうちの1つには、第一基材81の長辺の1つから、この長辺に隣接する短辺の1つに渡る直線上にあって、第一基材81の長辺の1つを基端として、その長辺に隣接する第一基材81の短辺の1つ側に延在する平面視台形状の切欠部81bと、第一基材81の短辺の1つを基端として、その短辺に隣接する第一基材81の長辺の1つ側に延在する平面視台形状の切欠部81bとが対をなすように設けられている。
切欠部81bの大きさ(切欠部81bの長手方向と垂直な方向の開口幅や切欠部81bの長さ(深さ))は特に限定されないが、第一基材81と第二基材91を重ね合わせた場合、非接触型データ受送信体80を対象物(例えば、金属製物品)に固定するために用いられ、切欠部81bと、切欠部81bに連通する第二基材91の貫通穴91aとに挿通される帯状または紐状の部材31の大きさ(外径や幅)に応じて適宜調整され、この部材31を挿通することができる大きさとされる。
第二基材91の四隅のうちの1つには、第二基材91の厚さ方向に貫通し、かつ、第二基材91の長辺の1つから、この長辺に隣接する短辺の1つに渡る直線上にあって、第一基材81と第二基材91を重ね合わせた場合、第一基材81の切欠部81bと重なり合うとともに、切欠部81bと連通する位置に、2つの平面長方形状の貫通穴91a、91aが対をなすように設けられている。
貫通穴91aの大きさ(第二基材91の開口幅)は特に限定されないが、第一基材81と第二基材91を重ね合わせた場合、非接触型データ受送信体80を対象物(例えば、金属製物品)に固定するために用いられ、貫通穴91aと、貫通穴91aに連通する切欠部81bとに挿通される帯状または紐状の部材31の大きさ(外径や幅)に応じて適宜調整され、この部材31を挿通することができる大きさとされる。
第一基材81、第二基材91としては、上述の第一の実施形態と同様のものが用いられる。
また、第一基材81の厚さは、第一基材81と第二基材91を重ね合わせた場合、切欠部81bと、切欠部81bに連通する貫通穴91aとに挿通される帯状または紐状の部材31の厚さ(外径)以上であることが好ましく、より好ましくは部材31の厚さ(外径)よりも大きいことである。
第一基材81の厚さがこの大きさであれば、第一基材81と第二基材91を重ね合わせた状態で、切欠部81bと貫通穴91aに、部材31を挿通し、非接触型データ受送信体80を対象物に固定した場合、非接触型データ受送信体80と対象物との間には、部材31の厚さ(外径)以上の隙間が生じる。したがって、部材31をその隙間に収容することができるから、部材31の厚さによって、非接触型データ受送信体80と対象物との距離、言い換えれば、アンテナ82と対象物との距離が変わることを防止できる。
アンテナ82、ICチップ83としては、上述の第一の実施形態と同様のものが用いられる。
この非接触型データ受送信体80を対象物に固定するには、第一基材81と二基材91を重ね合わせ、第二基材91の貫通穴91aと、これらに連通する第一基材81の切欠部81bとに、第二基材91の第一基材81と接する面とは反対側の面(以下、「一方の面」という。)91b側から、第一基材81の第二基材91と接する面とは反対側の面(以下、「他方の面」という。)側へ、部材31を挿通し、その部材31を対象物に対して締め付ける。これにより、第二基材91によって、第一基材81を対象物に押し付けるように固定することができる。
この非接触型データ受送信体80によれば、第一基材81の四隅のうちの1つには一対の切欠部81b、81bが設けられ、第二基材91の四隅のうちの1つには、第一基材81と第二基材91を重ね合わせた場合、第一基材81の切欠部81bと重なり合うとともに、切欠部81bと連通する一対の貫通穴91a、91aが配設され、第一基材81の厚さは、第一基材81と第二基材91を重ね合わせた場合、切欠部81bと、切欠部81bに連通する貫通穴91aとに挿通される帯状または紐状の部材31の厚さ(外径)以上であるので、第二基材91の一方の面91b側から、貫通穴91aと切欠部81bを介して、第一基材81の他方の面側へ部材31を挿通して、部材31により非接触型データ受送信体80を対象物に固定する場合、部材31が対象物と第一基材81の間に挟まれることがないから、部材31の厚さの影響を受けることなく、非接触型データ受送信体80を対象物に密着させることができる。したがって、部材31の厚さ(外径)により、アンテナ82と対象物の距離が、予め設定された大きさ(通信距離)よりも大きくなることがなく、アンテナ82の共振周波数がずれることがない。ゆえに、通信特性を劣化することなく、非接触型データ受送信体80を対象物、特に金属製物品に固定することができる。特に、非接触型データ受送信体80のサイズが小さい場合には、第一基材81の四隅のうちの1つのみに切欠部81bが設けられ、第二基材91の四隅のうちの1つのみに貫通穴91aが設けられていても、帯状または紐状の部材31によって、対象物に対して非接触型データ受送信体80を固定することができる。
また、第一基材81と第二基材91が、粘着材や接着剤により一体化されていなくても、非接触型データ受送信体80を、部材31によって対象物に密着させて固定することにより、第一基材81と第二基材91を固定することができる。
なお、この実施形態では、アンテナ82およびICチップ83が、第一基材81の一方の面81aに設けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、アンテナおよびICチップが、第一基材の他方の面に設けられていても、第一基材に内蔵されていてもよい。アンテナおよびICチップが第一基材に内蔵される場合、アンテナが第一基材の一方の面または他方の面と平行に配置される。
また、本発明にあっては、アンテナおよびICチップが、第二基材の一方の面、または、第二基材の第一基材と接する面に設けられていても、第二基材に内蔵されていてもよい。アンテナおよびICチップが第二基材に内蔵される場合、アンテナが第二基材の一方の面、または、第二基材の第一基材と接する面と平行に配置される。
また、この実施形態では、一方が三角形の面状をなすダイポールアンテナからなるアンテナ82を備えた場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、アンテナは、一方が三角形の枠状をなすダイポールアンテナ、メアンダ状のダイポールアンテナであってもよい。
また、アンテナは、第一基材の一方の面に設けられた放射導体と、第一基材の他方の面に設けられ、放射導体と間隔を隔てて対向するアース導体と、第一基材を貫通し、放射導体とアース導体とを接続する短絡線と、第一基材を貫通し、短絡線と間隔を隔て対向するとともに、放射導体の一端部とアース導体とを接続し、放射導体に給電する給電線とを備えてなる逆Fアンテナであってもよい。
または、アンテナは、第二基材の一方の面に設けられた放射導体と、第二基材の第一基材と接する面に設けられ、放射導体と間隔を隔てて対向するアース導体と、第二基材を貫通し、放射導体とアース導体とを接続する短絡線と、第二基材を貫通し、短絡線と間隔を隔て対向するとともに、放射導体の一端部とアース導体とを接続し、放射導体に給電する給電線とを備えてなる逆Fアンテナであってもよい。
また、この実施形態では、第一基材81に設けられた切欠部81bの形状が平面視台形形状の場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、第一基材に設けられる切欠部の形状は、平面視正方形状、平面視長方形状、平面視三角形状、平面視円形状、平面視半円形状などであってもよい。
また、この実施形態では、第二基材91に設けられた貫通穴91aの形状が平面視長方形状の場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、第二基材に設けられる貫通穴の形状は、平面視正方形状、平面視三角形状、平面視円形状、平面視半円形状などであってもよい。
また、この実施形態では、第一基材81の厚さ方向と平行に切欠部81bが設けられ、第二基材91の厚さ方向と平行に貫通穴91aが設けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、第一基材の切欠部が第一基材の厚さ方向に対して斜めに設けられ、かつ、第二基材の貫通穴が第二基材の厚さ方向に対して斜めに設けられ、さらに、第一基材と第二基材を重ね合わせた場合、切欠部と貫通穴aが互いの内側面の間に段差がなく連通するようになっていてもよい。
10,40,60,80・・・非接触型データ受送信体、11,41,61,81・・・第一基材、11b,41b,61b,81b・・・切欠部、12,42,62,82・・・アンテナ、13,43,63,83・・・ICチップ、21,51,71,91・・・第二基材、21a,51a,71a,91a・・・貫通穴、31・・・部材。

Claims (2)

  1. 第一基材と、該第一基材と外形が略等しい第二基材とが重ね合わせられてなり、前記第一基材または前記第二基材のいずれか一方に、互いに電気的に接続されたICチップおよびアンテナを備えてなる非接触型データ受送信体であって、
    前記第一基材の外縁部に切欠部が少なくとも1つ設けられ、
    前記第二基材の外縁部に、その厚さ方向に貫通し、前記第一基材と前記第二基材を重ね合わせた場合に、前記切欠部と重なり合うとともに、前記切欠部と連通する貫通穴が少なくとも1つ設けられ、
    前記第一基材の厚さは、前記切欠部と、前記切欠部に連通する前記貫通穴に挿通され、前記第一基材と前記第二基材を対象物に固定するための帯状または紐状の部材の厚さ以上であることを特徴とする非接触型データ受送信体。
  2. 前記切欠部と前記貫通穴が重なり合った状態で、前記貫通穴内に前記第一基材の前記第二基材と接する面の一部が露呈していることを特徴とする請求項1に記載の非接触型データ受送信体。
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