JP2014191678A - 非接触型データ受送信体 - Google Patents

非接触型データ受送信体 Download PDF

Info

Publication number
JP2014191678A
JP2014191678A JP2013067883A JP2013067883A JP2014191678A JP 2014191678 A JP2014191678 A JP 2014191678A JP 2013067883 A JP2013067883 A JP 2013067883A JP 2013067883 A JP2013067883 A JP 2013067883A JP 2014191678 A JP2014191678 A JP 2014191678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
type data
magnetic layer
closed circuit
contact type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013067883A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshie Ishikawa
喜栄 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2013067883A priority Critical patent/JP2014191678A/ja
Publication of JP2014191678A publication Critical patent/JP2014191678A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】導電体上に設置しても通信可能であるとともに、薄型化を実現することが可能な非接触型データ受送信体を提供する。
【解決手段】本発明の非接触型データ受送信体10は、基材11と、基材11の一方の面11aに設けられ、閉回路16を有するアンテナ12と、基材11の一方の面11aに設けられ、アンテナ12と電気的に接続されたICチップ13と、少なくとも閉回路16の一部と重なるように設けられた磁性体層15と、を備え、磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して平行に配設され、磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して垂直であり、かつ、閉回路16の中心を通る直線を境界とする領域の両方の少なくとも一部と重なるように配設されたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属に直接貼付して、非接触状態にて、外部から情報を受信し、また、外部に情報を送信できるようにした非接触型データ受送信体に関する。
非接触型データ受送信体の一例であるICタグは、基材と、その一面に設けられ互いに接続されたアンテナおよびICチップとから構成されるインレットを備えており、情報書込/読出装置(リーダライタ)からの電波または電磁波を受信すると共振作用によりアンテナに起電力が発生し、この起電力によりICタグ内のICチップが起動し、このICチップ内の情報を信号化し、この信号がICタグのアンテナから発信される。
UHF帯で動作するアンテナを有するICタグを金属などの導電体上に設置した場合、アンテナに電流が流れると、導電体では、アンテナとは逆向きの電流が誘導され、誘導電流が発生する。この誘導電流は、アンテナの機能を阻害するため、アンテナの通信性能が著しく低下する。その結果、アンテナに発生する誘導起電力がICチップの作動起電力を下回り、ICチップが作動しなくなるという問題があった。
従来、ICタグを金属などの導電体上に設置しても、通信可能なICタグの構成としては、アンテナの導電体への取り付け面に軟磁性材を備えたものや、アンテナの導電体への取り付け面に、導電体側から、軟磁性材とスペーサとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような構成を採用することにより、アンテナが、導電体に発生した誘導電流から受ける影響を緩和し、導電体上に設置したICタグの作動を可能としている。
特開2005−309811号公報
しかしながら、特許文献1に記載のICタグのうち、スペーサを設けることなく、アンテナの導電体への取り付け面に軟磁性材のみを備えたものでは、アンテナに誘導起電力が発生するものの、アンテナからリーダライタが検知可能な応答波を発信することが困難であった。これに対して、アンテナの導電体への取り付け面に、導電体側から、軟磁性材とスペーサとを備えたものでは、アンテナからリーダライタが検知可能な応答波を発信することが可能となるものの、スペーサの分だけICタグの厚みが大きくなり、ICタグを薄型化することができなかった。すなわち、特許文献1に記載のICタグでは、導電体上に設置しても通信可能とすることと、薄型化とを実現することができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、導電体上に設置しても通信可能であるとともに、薄型化を実現することが可能な非接触型データ受送信体を提供することを目的とする。
本発明の非接触型データ受送信体は、基材と、該基材の一方の面に設けられ、閉回路を有するアンテナと、前記基材の一方の面に設けられ、前記アンテナと電気的に接続されたICチップと、少なくとも前記閉回路の一部と重なるように設けられた磁性体層と、を備え、前記磁性体層は、前記閉回路の共振方向に対して平行に配設され、前記磁性体層は、前記共振方向に対して垂直であり、かつ、前記閉回路の中心を通る直線を境界とする領域の両方の少なくとも一部と重なるように配設されたことを特徴とする。
本発明によれば、導電体上に設置しても通信可能であるとともに、薄型化を実現することが可能な非接触型データ受送信体を提供することができる。
本発明の非接触型データ受送信体の第一実施形態を示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。 アンテナの閉回路とICチップとの接続構造を例示する平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第二実施形態を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第三実施形態を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第四実施形態を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第五実施形態を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第六実施形態を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第七実施形態を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第八実施形態を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第九実施形態を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第十実施形態を示す概略平面図である。 本発明の非接触型データ受送信体の第十一実施形態を示す概略平面図である。 比較例1の非接触型データ受送信体を示す概略平面図である。 実施例および比較例において、非接触型データ受送信体に関して、周波数と最小動作電力の関係を測定した結果を示すグラフである。
本発明の非接触型データ受送信体の実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
(1)第一実施形態
図1は、本発明の非接触型データ受送信体の第一実施形態を示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。
なお、以下の全ての図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
本実施形態の非接触型データ受送信体10は、基材11と、基材11の一方の面11aに設けられ、閉回路を有するアンテナ12と、基材11の一方の面11aに設けられ、アンテナ12と電気的に接続されたICチップ13と、基材11の他方の面11bに、粘着層14を介して設けられ、アンテナ12の閉回路の一部と重なるように配置された磁性体層15とから概略構成されている。
アンテナ12は、中央部にループ状の閉回路16を有するとともに、互いに対向し、その対向する側にそれぞれ給電部(ICチップ13と接続する部分)を有する一対の放射素子17,18から構成されるダイポールアンテナである。
本実施形態では、ループ状の閉回路16は、平面視略長方形状をなしている。また、放射素子17,18は、平面視メアンダ状をなしている。
なお、本実施形態において、閉回路16とは、T型整合回路または給電部を短絡するループ状の回路のことである。
アンテナ12は、非接触ICカードなどの非接触ICモジュールに利用できる極超短波帯〈UHF〉やマイクロ波帯の電波帯の周波数(300MHz〜30GHz)の1/2波長に相当する長さとなっている。すなわち、放射素子17,18の長手方向における長さは、1/4波長に相当する長さとなっている。
アンテナ12の閉回路16とICチップ13との接続構造としては、例えば、図2(a)、(b)に示すような2つの形式が挙げられる。いずれの形式においても、閉回路16の共振方向とは、アンテナ12に発生した誘導起電力とICチップ13の作動起電力が閉回路16を伝わる方向(図2(a)において矢印αで示す方向、図2(b)において矢印βで示す方向)である。
磁性体層15は、少なくとも磁性微粒子からなるフィラーを樹脂に含有してなる複合体から構成されている。
また、磁性体層15において、非接触型データ受送信体10を基材11の他方の面11b側から見て、磁性体層15を構成する多数の磁性微粒子が、少なくともその一部が互いに重なり、連接した1つの磁性体を形成している。
そして、磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して平行に配設されている。さらに、磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して垂直であり、かつ、閉回路16の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。すなわち、磁性体層15は、図2(a)において矢印αで示す方向や、図2(b)において矢印βで示す方向に対して平行に配設されている。さらに、磁性体層15は、矢印αで示す方向や矢印βで示す方向に対して垂直であり、かつ、閉回路16の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。
詳細には、図1(a)に示すように、磁性体層15は、閉回路16の長辺の一方(図1において、紙面上側の辺)と重なるとともに、その長辺の沿在する方向と平行に配設されている。また、磁性体層15は、放射素子17,18の長手方向と平行に、かつ、放射素子17,18の一部と重なるように(図1において、紙面上側の端から、放射素子17,18の折り返し部分(メアンダ形状)の約1/3と重なるように)配設されている。
基材11としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PET−G)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル樹脂からなる基材;ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン樹脂からなる基材;ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレンなどのポリフッ化エチレン系樹脂からなる基材;ナイロン6、ナイロン6,6などのポリアミド樹脂からなる基材;ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ビニロンなどのビニル重合体からなる基材;ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル系樹脂からなる基材;ポリスチレンからなる基材;ポリカーボネート(PC)からなる基材;ポリアリレートからなる基材;ポリイミドからなる基材;上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸紙などの紙からなる基材などが用いられる。
アンテナ12は、基材11の一方の面11aに、ポリマー型導電インクを用いて所定のパターンにスクリーン印刷、インクジェット印刷などの印刷法により形成されてなるもの、もしくは、導電性箔をエッチングしてなるもの、金属メッキしてなるものである。
ポリマー型導電インクとしては、例えば、銀粉末、金粉末、白金粉末、アルミニウム粉末、パラジウム粉末、ロジウム粉末、カーボン粉末(カーボンブラック、カーボンナノチューブなど)などの導電微粒子が樹脂組成物に配合されたものが挙げられる。
樹脂組成物として熱硬化型樹脂を用いれば、ポリマー型導電インクは、200℃以下、例えば、100〜150℃程度でアンテナ12をなす塗膜を形成することができる熱硬化型となる。アンテナ12をなす塗膜の電気の流れる経路は、塗膜をなす導電微粒子が互いに接触することにより形成され、この塗膜の抵抗値は10−5Ω・cmオーダーである。
また、本発明におけるポリマー型導電インクとしては、熱硬化型の他にも、光硬化型、浸透乾燥型、溶剤揮発型といった公知のものが用いられる。
光硬化型のポリマー型導電インクは、光硬化性樹脂を樹脂組成物に含むものであり、硬化時間が短いので、製造効率を向上させることができる。光硬化型のポリマー型導電インクとしては、例えば、熱可塑性樹脂のみ、あるいは、熱可塑性樹脂と架橋性樹脂(特に、ポリエステルとイソシアネートによる架橋系樹脂など)とのブレンド樹脂組成物に、導電微粒子が60質量%以上配合され、ポリエステル樹脂が10質量%以上配合されたもの、すなわち、溶剤揮発型あるいは架橋/熱可塑併用型(ただし、熱可塑型が50質量%以上である)のものや、熱可塑性樹脂のみ、あるいは、熱可塑性樹脂と架橋性樹脂(特に、ポリエステルとイソシアネートによる架橋系樹脂など)とのブレンド樹脂組成物に、ポリエステル樹脂が10質量%以上配合されたもの、すなわち、架橋型あるいは架橋/熱可塑併用型のものなどが好適に用いられる。
また、アンテナ12をなす導電性箔としては、銅箔、銀箔、金箔、白金箔、アルミニウム箔などが挙げられる。
さらに、アンテナ12をなす金属メッキとしては、銅メッキ、銀メッキ、金メッキ、白金メッキなどが挙げられる。
ICチップ13としては、特に限定されず、アンテナ12を介して非接触状態にて情報の書き込みおよび読み出しが可能なものであれば、非接触型ICタグや非接触型ICラベル、あるいは、非接触型ICカードなどのRFIDメディアに適用可能なものであればいかなるものでも用いられる。
粘着層14をなす粘着材としては、液体と固体の両方の性質を有し、常に濡れた状態にあり、流動性が低く、それ自体の形状を保持する粘着材が用いられる。このような粘着材としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤などが挙げられる。
なお、本実施形態では、粘着層14を介して磁性体層15が設けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、磁性体層自体が粘着性を有する場合、磁性体層を基材に直接、貼着するため、粘着層を設けなくてもよい。
磁性体層15をなす複合体は、磁性微粒子からなるフィラーと、熱硬化性化合物や熱可塑性化合物からなる有機樹脂、または、無機化合物からなる無機樹脂とからなるものである。
この複合体は、必要に応じて、添加剤や溶媒を含んだ塗料の形態で、塗布・乾燥といったプロセスで、磁性微粒子が均一に分散されて使用される。
また、磁性微粒子としては、粉末状の磁性体粉末、または、この磁性体粉末をボールミルなどで微細化して粉末を成形した後、この粉末を機械的に扁平化して得られた扁平状のフレークなどからなる磁性体フレークが挙げられる。これらの中でも、磁性微粒子としては、扁平状のものが好ましい。磁性微粒子が扁平状であれば、非接触型データ受送信体10を基材11の他方の面11b側から見て、磁性体層15を構成する多数の磁性微粒子が、少なくともその一部が互いに重なり、連接した1つの磁性体を形成しやすい。したがって、より磁束が磁性体層を通ってアンテナに捕捉され易くなる。
さらに、磁性体粉末としては、例えば、センダスト(Fe−Si−Al合金)粉末、カーボニル鉄粉末、パーマロイなどのアトマイズ粉末、還元鉄粉末などが挙げられる。磁性体フレークとしては、例えば、磁性体粉末をボールミルなどで微細化して粉末を成形した後、この粉末を機械的に扁平化して得られたフレークや、鉄系またはコバルト系アモルファス合金の溶湯を水冷銅板に衝突させて得られたフレークなどが挙げられる。これらの中でも、磁性微粒子としては、センダストからなる磁性体粉末または磁性体フレークが好ましく、センダストからなる磁性体フレークがより好ましい。磁性微粒子が、センダストからなる磁性体粉末または磁性体フレークであれば、これらを構成要素として含む磁性体層15の飽和磁束密度および透磁率が高くなるので、より磁束が磁性体層を通ってアンテナに捕捉され易くなる。
なお、磁性体層15をなす磁性微粒子の形状は、その全てが粉末状あるいは扁平状のいずれか一方である必要はない。磁性体層15には、粉末状の磁性微粒子と扁平状の磁性微粒子が混在していてもよく、このように形状の異なる磁性微粒子が混在していても、非接触型データ受送信体10は十分に効果を発揮する。
磁性体層15をなす複合体を構成する樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂などが挙げられる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、塩化ビニル、酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニル共重合体、メタクリル酸エステル−エチレン共重合体、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(セルロースアセテートブチレート、セルロースダイアセテート、セルローストリアセテート、セルロースプロピオネート、ニトロセルロース)、スチレンブタジエン共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、あるいは、スチレン系ゴム、フッ素系ゴム、シリコーン系ゴム、エチレン・プロピレン共重合体ゴムなどのポリマー系の合成ゴム材料などが挙げられる。
熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミン樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂などが挙げられる。
磁性体層15をなす複合体には、磁性体層15に粘着性を付与するために、各種粘着剤が含まれていてもよい。
また、磁性体層15をなす複合体を形成するために用いられる磁性塗料に含まれる添加剤としては、粘度調整剤、消泡剤、レベリング剤などが挙げられる。
さらに、この磁性塗料に含まれる溶媒としては、シクロヘキサノン、アセトン、ベンゼン系、エチル系などの有機溶媒が挙げられる。
非接触型データ受送信体10によれば、基材11の他方の面11bにおいて、磁性体層15が、基材11の一方の面11aに設けられたアンテナ12の閉回路16の共振方向に対して平行に配設され、さらに、磁性体層15が、閉回路16の共振方向に対して垂直であり、かつ、閉回路16の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されているので、金属製の物品に接した場合でも、磁束が磁性体層15を通ってアンテナ12に捕捉されるため、アンテナ12にICチップ13を作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができる。したがって、この非接触型データ受送信体10は、金属製の物品に貼付しても、アンテナ12の周波数が変わることのなく、安定したRFID機能を有するものとなる。また、従来のように、磁性体層15を設けるためにスペーサを必要としないので、薄型化を実現することができる。
(2)第二実施形態
図3は、本発明の非接触型データ受送信体の第二実施形態を示す概略平面図である。図3において、図1に示した非接触型データ受送信体10と同一の構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の非接触型データ受送信体20が、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と異なる点は、基材11の他方の面における磁性体層15の配置である。
磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して平行に配設されている。さらに、磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して垂直であり、かつ、閉回路16の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。
詳細には、図3に示すように、非接触型データ受送信体20では、磁性体層15は、閉回路16の長辺の一方(図3において、紙面上側)および2つの短辺の半分と重なるとともに、その長辺の沿在する方向と平行に配設されている。また、磁性体層15は、放射素子17,18の長手方向と平行に、かつ、放射素子17,18の半分と重なるように配設されている。すなわち、磁性体層15は、閉回路16の長辺の一方(図3において、紙面上側の辺)から閉回路16の長辺方向に沿う中心線近傍までの領域、および、放射素子17,18の短手方向の一端(図3において、紙面上側の端)から放射素子17,18の長手方向に沿う中心線近傍までの領域と重なるように配設されている。
非接触型データ受送信体20によれば、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と同様の効果が得られる。
(3)第三実施形態
図4は、本発明の非接触型データ受送信体の第三実施形態を示す概略平面図である。図4において、図1に示した非接触型データ受送信体10と同一の構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の非接触型データ受送信体30が、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と異なる点は、基材11の他方の面における磁性体層15の配置である。
磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して平行に配設されている。さらに、磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して垂直であり、かつ、閉回路16の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。
詳細には、図4に示すように、非接触型データ受送信体30では、磁性体層15は、閉回路16のうち、その長辺の他方(図4において、紙面下側の辺)を除いた全体と重なるとともに、閉回路16の長辺の沿在する方向と平行に配設されている。また、磁性体層15は、放射素子17,18の長手方向と平行に、かつ、放射素子17,18の折り返し部分と重なるように(図4において、紙面上側の端から、放射素子17,18の折り返し部分(メアンダ形状)の約2/3と重なるように)配設されている。
非接触型データ受送信体30によれば、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と同様の効果が得られる。
(4)第四実施形態
図5は、本発明の非接触型データ受送信体の第四実施形態を示す概略平面図である。図5において、図1に示した非接触型データ受送信体10と同一の構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の非接触型データ受送信体40が、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と異なる点は、基材11の他方の面における磁性体層15の配置である。
磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して平行に配設されている。さらに、磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して垂直であり、かつ、閉回路16の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。
詳細には、図5に示すように、非接触型データ受送信体40では、磁性体層15は、閉回路16の長辺の他方(図5において、紙面下側の辺)と重なるとともに、その長辺の沿在する方向と平行に配設されている。また、磁性体層15は、放射素子17,18の長手方向と平行に、かつ、放射素子17,18の一部と重なるように(図5において、紙面下側の端から、放射素子17,18の折り返し部分(メアンダ形状)の約1/3と重なるように)配設されている。
非接触型データ受送信体40によれば、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と同様の効果が得られる。
(5)第五実施形態
図6は、本発明の非接触型データ受送信体の第五実施形態を示す概略平面図である。図6において、図1に示した非接触型データ受送信体10と同一の構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の非接触型データ受送信体50が、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と異なる点は、基材11の他方の面における磁性体層15の配置である。
磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して平行に配設されている。さらに、磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して垂直であり、かつ、閉回路16の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。
詳細には、図6に示すように、非接触型データ受送信体50では、磁性体層15は、閉回路16の長辺の他方(図6において、紙面下側)および2つの短辺の半分と重なるとともに、その長辺の沿在する方向と平行に配設されている。また、磁性体層15は、放射素子17,18の長手方向と平行に、かつ、放射素子17,18の半分と重なるように配設されている。すなわち、磁性体層15は、閉回路16の長辺の他方(図6において、紙面下側の辺)から閉回路16の長辺方向に沿う中心線近傍までの領域、および、放射素子17,18の短手方向の一端(図6において、紙面下側の端)から放射素子17,18の長手方向に沿う中心線近傍までの領域と重なるように配設されている。
非接触型データ受送信体50によれば、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と同様の効果が得られる。
(6)第六実施形態
図7は、本発明の非接触型データ受送信体の第六実施形態を示す概略平面図である。図7において、図1に示した非接触型データ受送信体10と同一の構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の非接触型データ受送信体60が、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と異なる点は、基材11の他方の面における磁性体層15の配置である。
磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して平行に配設されている。さらに、磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して垂直であり、かつ、閉回路16の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。
詳細には、図7に示すように、非接触型データ受送信体60では、磁性体層15は、閉回路16のうち、その長辺の一方(図7において、紙面上側の辺)を除いた全体と重なるとともに、閉回路16の長辺の沿在する方向と平行に配設されている。また、磁性体層15は、放射素子17,18の長手方向と平行に、かつ、放射素子17,18の折り返し部分と重なるように(図7において、紙面下側の端から、放射素子17,18の折り返し部分(メアンダ形状)の約2/3と重なるように)配設されている。
非接触型データ受送信体60によれば、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と同様の効果が得られる。
(7)第七実施形態
図8は、本発明の非接触型データ受送信体の第七実施形態を示す概略平面図である。図8において、図1に示した非接触型データ受送信体10と同一の構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の非接触型データ受送信体70が、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と異なる点は、基材11の他方の面における磁性体層15の配置である。
磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して平行に配設されている。さらに、磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して垂直であり、かつ、閉回路16の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。
詳細には、図8に示すように、非接触型データ受送信体70では、磁性体層15は、閉回路16の長辺の一方(図8において、紙面上側)および2つの短辺の半分と重なるとともに、その長辺の沿在する方向と平行に配設されている。すなわち、磁性体層15は、閉回路16の長辺の一方(図8において、紙面上側の辺)から閉回路16の長辺方向に沿う中心線近傍までの領域と重なるように配設されている。
非接触型データ受送信体70によれば、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と同様の効果が得られる。
(8)第八実施形態
図9は、本発明の非接触型データ受送信体の第八実施形態を示す概略平面図である。
本実施形態の非接触型データ受送信体80は、基材81と、基材81の一方の面81aに設けられ、閉回路からなるアンテナ82と、基材81の一方の面81aに設けられ、アンテナ82と電気的に接続されたICチップ83と、基材81の他方の面に設けられ、閉回路からなるアンテナ82の一部と重なるように配置された磁性体層85とから概略構成されている。
アンテナ82は、ループ状の閉回路から構成されるループアンテナである。
本実施形態では、アンテナ82は、平面視略長方形状をなしている。
アンテナ82は、非接触ICカードなどの非接触ICモジュールに利用できる極超短波帯〈UHF〉やマイクロ波帯の電波帯の周波数(300MHz〜30GHz)の1/2波長に相当する長さとなっている。
磁性体層85は、アンテナ82の共振方向に対して平行に配設されている。さらに、磁性体層85は、アンテナ82の共振方向に対して垂直であり、かつ、アンテナ82の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。
詳細には、図9に示すように、磁性体層85は、アンテナ82の長辺の一方(図9において、紙面上側)および2つの短辺の半分と重なるとともに、その長辺の沿在する方向と平行に配設されている。すなわち、磁性体層85は、アンテナ82の長辺の一方(図9において、紙面上側の辺)からアンテナ82の長辺方向に沿う中心線近傍までの領域と重なるように配設されている。
基材81、アンテナ82、ICチップ83、磁性体層85としては、上述の第一実施形態と同様のものが用いられる。
非接触型データ受送信体80によれば、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では、磁性体層85はアンテナ82の半分と重なる場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、上述の他の実施形態と同様に、磁性体層が、平面視略長方形状のループ状の閉回路の約1/3、約2/3または全体と重なるように配設されていてもよい。
(9)第九実施形態
図10は、本発明の非接触型データ受送信体の第九実施形態を示す概略平面図である。
本実施形態の非接触型データ受送信体90は、基材91と、基材91の一方の面91aに設けられ、閉回路からなるアンテナ92と、基材91の一方の面91aに設けられ、アンテナ92と電気的に接続されたICチップ93と、基材91の他方の面に設けられ、閉回路からなるアンテナ92の一部と重なるように配置された磁性体層95とから概略構成されている。
アンテナ92は、平面視円形状(ループ状)の閉回路から構成されるループアンテナである。
アンテナ92は、非接触ICカードなどの非接触ICモジュールに利用できる極超短波帯〈UHF〉やマイクロ波帯の電波帯の周波数(300MHz〜30GHz)の1/2波長に相当する長さとなっている。
磁性体層95は、アンテナ92の共振方向に対して平行に配設されている。さらに、磁性体層95は、アンテナ92の共振方向に対して垂直であり、かつ、アンテナ92の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。
なお、アンテナ92の共振方向とは、アンテナ92の給電部(ICチップ93と接続する部分)近傍において、アンテナ92の接線γ方向である。
詳細には、図10に示すように、磁性体層95は、紙面上側において、アンテナ92の一部と重なるとともに、アンテナ92の接線γに対して平行に配設されている。さらに、磁性体層95は、接線γに対して垂直であり、かつ、アンテナ92の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。
基材91、アンテナ92、ICチップ93、磁性体層95としては、上述の第一実施形態と同様のものが用いられる。
非接触型データ受送信体90によれば、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と同様の効果が得られる。
(10)第十実施形態
図11は、本発明の非接触型データ受送信体の第十実施形態を示す概略平面図である。図11において、図10に示した非接触型データ受送信体90と同一の構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の非接触型データ受送信体100が、上述の第九実施形態の非接触型データ受送信体90と異なる点は、基材91の他方の面における磁性体層95の配置である。
磁性体層95は、アンテナ92の共振方向に対して平行に配設されている。さらに、磁性体層95は、アンテナ92の共振方向に対して垂直であり、かつ、アンテナ92の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。
詳細には、図11に示すように、磁性体層95は、アンテナ92の接線γに対して平行に配設されている。さらに、磁性体層95は、接線γに対して垂直であり、かつ、アンテナ92の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。また、図11に示すように、磁性体層95は、アンテナ92の半分と重なるように配設されている。すなわち、磁性体層95は、アンテナ92の半周およびアンテナ92で囲まれる領域の半分と重なるように配設されている。
非接触型データ受送信体100によれば、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と同様の効果が得られる。
なお、第九実施形態では、磁性体層95はアンテナ92の一部と重なる場合を例示し、第十実施形態では、磁性体層95はアンテナ92の半分と重なる場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、上述の他の実施形態と同様に、磁性体層が、平面視円形状のループ状の閉回路の約1/3、約2/3または全体と重なるように配設されていてもよい。
(11)第十一実施形態
図12は、本発明の非接触型データ受送信体の第十一実施形態を示す概略平面図である。
本実施形態の非接触型データ受送信体110は、基材111と、基材111の一方の面111aに設けられ、閉回路を有するアンテナ112と、基材111の一方の面111aに設けられ、アンテナ112と電気的に接続されたICチップ113と、基材111の他方の面に設けられ、アンテナ112の閉回路の一部と重なるように配置された磁性体層115とから概略構成されている。
アンテナ112は、中央部にループ状の閉回路116を有するとともに、互いに対向し、その対向する側にそれぞれ給電部(ICチップ113と接続する部分)を有する一対の放射素子117,118から構成されるボータイアンテナである。
本実施形態では、ループ状の閉回路116は、平面視略コ字状をなしている。また、放射素子117,118は、平面視三角形状をなしている。
アンテナ112は、非接触ICカードなどの非接触ICモジュールに利用できる極超短波帯〈UHF〉やマイクロ波帯の電波帯の周波数(300MHz〜30GHz)の1/2波長に相当する長さとなっている。すなわち、放射素子117,118の長手方向における長さは、1/4波長に相当する長さとなっている。
磁性体層115は、閉回路116の共振方向に対して平行に配設されている。さらに、磁性体層115は、閉回路116の共振方向に対して垂直であり、かつ、閉回路116の中心を通る直線を境界とする領域の両方の一部と重なるように配設されている。
なお、閉回路116の共振方向とは、閉回路116の長手方向(放射素子117と放射素子118を接続する方向)である。
詳細には、図12に示すように、磁性体層115は、閉回路116の長辺および2つの短辺の半分と重なるとともに、その長辺の沿在する方向と平行に配設されている。
基材111、アンテナ112、ICチップ113、磁性体層115としては、上述の第一実施形態と同様のものが用いられる。
非接触型データ受送信体110によれば、上述の第一実施形態の非接触型データ受送信体10と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では、磁性体層115はアンテナ112の半分と重なる場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、上述の他の実施形態と同様に、磁性体層が、平面視略コ字状のループ状の閉回路の約1/3、約2/3または全体と重なるように配設されていてもよい。
また、上述の第一〜第十一実施形態では、基材の一方の面に閉回路を有するアンテナが設けられ、基材の他方の面に磁性体層が設けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、磁性体層は、アンテナの閉回路の一部と重なっていれば、基材の一方の面側または他方の面側のいずれの側に設けられていてもよい。
以下、実施例および比較例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
図1に示す非接触型データ受送信体10を作製した。
基材11としては、PETフィルムを用いた。
アンテナ12を、中央部にループ状の閉回路16を有するダイポールアンテナとなるように形成した。
ICチップ13としては、Impinj社製のUHF帯RFID用チップを用いた。
粘着層14を形成する粘着材としては、アクリル系接着剤を使用した両面テープを用いた。
磁性体層15を、アンテナ12のループ状の閉回路16の長辺およびダイポールアンテナの一部に重なるように形成した。
非接触型データ送受信体10を取り付け対象となる金属板(200mm×300mm)に取り付け、測定装置に付属するアンテナに正対する状態で設置し、860MHz〜960MHzの各周波数において測定装置の出力信号の数値をスイープさせ、非接触型データ送受信体10の最小動作電力を測定した。
非接触型データ受送信体10に関して、周波数と最小動作電力の関係を測定した結果を図14に示す。
[実施例2]
図3に示す非接触型データ受送信体20を作製した。
実施例1と同様にして、周波数毎の非接触型データ受送信体20の最小動作電力を測定した。非接触型データ受送信体20に関して、周波数と最小動作電力の関係を測定した結果を図14に示す。
[実施例3]
図4に示す非接触型データ受送信体30を作製した。
実施例1と同様にして、周波数毎の非接触型データ受送信体30の最小動作電力を測定した。非接触型データ受送信体30に関して、周波数と最小動作電力の関係を測定した結果を図14に示す。
[比較例1]
図13に示す非接触型データ受送信体120を作製した。
図13において、図1に示した非接触型データ受送信体10と同一の構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
比較例1の非接触型データ受送信体120が、実施例1の非接触型データ受送信体10と異なる点は、基材11の他方の面における磁性体層15の配置である。
図13に示すように、非接触型データ受送信体120では、磁性体層15は、閉回路16の長手方向の右半分および放射素子18と重なるように配設されている。すなわち、磁性体層15は、閉回路16の共振方向に対して垂直に配設されている。
実施例1と同様にして、周波数毎の非接触型データ受送信体120の最小動作電力を測定した。非接触型データ受送信体120に関して、周波数と最小動作電力の関係を測定した結果を図14に示す。
図14の結果から、実施例1〜3の非接触型データ受送信体は、比較例1の非接触型データ受送信体よりも最小動作電力を小さくできることが確認された。
また、実際の通信機器(リーダライタ)を用いて、実施例1〜3の非接触型データ受送信体と、比較例1の非接触型データ受送信体とを、920MHzで通信させたところ、比較例1の非接触型データ受送信体は、通信機器に密着した状態でも通信しなかったが、実施例1〜3の非接触型データ受送信体は、実運用上問題ない範囲で通信可能であった
10・・・非接触型データ受送信体、11・・・基材、12・・・アンテナ、13・・・ICチップ、14・・・粘着層、15・・・磁性体層、16・・・閉回路、17,18・・・放射素子。

Claims (1)

  1. 基材と、該基材の一方の面に設けられ、閉回路を有するアンテナと、前記基材の一方の面に設けられ、前記アンテナと電気的に接続されたICチップと、少なくとも前記閉回路の一部と重なるように設けられた磁性体層と、を備え、
    前記磁性体層は、前記閉回路の共振方向に対して平行に配設され、
    前記磁性体層は、前記共振方向に対して垂直であり、かつ、前記閉回路の中心を通る直線を境界とする領域の両方の少なくとも一部と重なるように配設されたことを特徴とする非接触型データ受送信体。
JP2013067883A 2013-03-28 2013-03-28 非接触型データ受送信体 Pending JP2014191678A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067883A JP2014191678A (ja) 2013-03-28 2013-03-28 非接触型データ受送信体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067883A JP2014191678A (ja) 2013-03-28 2013-03-28 非接触型データ受送信体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014191678A true JP2014191678A (ja) 2014-10-06

Family

ID=51837841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013067883A Pending JP2014191678A (ja) 2013-03-28 2013-03-28 非接触型データ受送信体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014191678A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016127462A1 (zh) * 2015-02-09 2016-08-18 哈尔滨工业大学深圳研究生院 采用涡流技术的金属标签检测系统
KR101982471B1 (ko) * 2016-08-18 2019-05-27 리드 태그 테크놀로지 코포레이션 장거리 전파식별을 이용한 전자태그 타이어의 구조
JP2022003798A (ja) * 2017-04-05 2022-01-11 ライテン・インコーポレイテッドLyten, Inc. 周波数選択性要素を有するアンテナ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010147913A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Bifristec Kk 近距離無線通信端末
US20120098664A1 (en) * 2010-10-20 2012-04-26 Panduit Corp. RFID System
WO2013011865A1 (ja) * 2011-07-19 2013-01-24 株式会社村田製作所 アンテナモジュール、アンテナ装置、rfidタグおよび通信端末装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010147913A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Bifristec Kk 近距離無線通信端末
US20120098664A1 (en) * 2010-10-20 2012-04-26 Panduit Corp. RFID System
WO2013011865A1 (ja) * 2011-07-19 2013-01-24 株式会社村田製作所 アンテナモジュール、アンテナ装置、rfidタグおよび通信端末装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016127462A1 (zh) * 2015-02-09 2016-08-18 哈尔滨工业大学深圳研究生院 采用涡流技术的金属标签检测系统
KR101982471B1 (ko) * 2016-08-18 2019-05-27 리드 태그 테크놀로지 코포레이션 장거리 전파식별을 이용한 전자태그 타이어의 구조
JP2022003798A (ja) * 2017-04-05 2022-01-11 ライテン・インコーポレイテッドLyten, Inc. 周波数選択性要素を有するアンテナ
JP7291182B2 (ja) 2017-04-05 2023-06-14 ライテン・インコーポレイテッド 周波数選択性要素を有するアンテナ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101819648A (zh) 非接触ic标签及其制造方法和制造装置
WO2006067989A1 (ja) 非接触型データ受送信体
CN101010684A (zh) 非接触ic标签及其制造方法和制造装置
JP4684729B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP6050961B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP5952609B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP2014191678A (ja) 非接触型データ受送信体
CN103164735A (zh) 一种抗金属的超高频rfid标签
JP4611766B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP2008186353A (ja) Icタグ用アンテナ
JP2011159212A (ja) 非接触型データ受送信体およびこれを用いた重量物検知装置
JP2011096056A (ja) 非接触型データ受送信体
JP2008205732A (ja) 非接触型データ受送信体
JP2014021824A (ja) 非接触型データ受送信体およびこれを備えた樹脂成形体
JP4566707B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP5969823B2 (ja) 非接触型データ受送信体およびこれを備えた樹脂成形体
JP6029880B2 (ja) 非接触通信媒体
JP4916841B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP2007310453A (ja) 非接触型データ受送信体
JP5328508B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP5291552B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP4611767B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP4566706B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP5993225B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP4800075B2 (ja) 非接触型データ受送信体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170613