JP5443916B2 - カメラ本体 - Google Patents

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Description

ここに開示された技術は、外付けの閃光装置を装着可能なカメラ本体に関する。
特許文献1は、一眼レフレックスカメラを開示している。このカメラは、レンズユニットおよびカメラ本体を有している。カメラ本体は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーと、レンズユニットとCCDイメージセンサーとの間に配置されたミラーボックス装置と、を備えている。ミラーボックス装置がレンズユニットからの被写体光束をCCDイメージセンサーまたはプリズムのいずれかに導く。プリズムに導かれた被写体光束はプリズムによってファインダに導かれる。
特開2007−127836号公報
しかし、この種の交換レンズ式のデジタルカメラは、ミラーボックス装置を備えているため、カメラ本体の小型化が困難である。
そこで、本願の発明者らは、ミラーボックス装置を有しない新しい交換レンズ式のデジタルカメラを考案した。そして、本願の発明者らは、新しい交換レンズ式のデジタルカメラの更なる開発において、撮像素子で生成された画像データに基づいたオートフォーカス(以下、ビデオAF(Video Auto Focus)ともいう)を採用すると、従来の一眼レフレックスカメラとともに使用される閃光装置の補助光を使用できない場合があることを見出した。
ここに開示された技術は、様々な閃光装置との互換性を確保できるカメラ本体を提供することを目的とする。
ここに開示されたカメラ本体は、被写体の光学像を形成するためのレンズユニットと被写体に光を照射するための閃光装置とを装着可能である。このカメラ本体は、撮像素子と、ホットシューと、カメラコントローラーと、を備えている。撮像素子は、被写体の光学像を電気信号に変換し、被写体の画像データを生成する。ホットシューは閃光装置を装着可能である。カメラコントローラーは、撮像素子で生成される画像データに基づき評価値を算出し、評価値に基づいてビデオAFを行う。カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であってホットシューに装着されている閃光装置の外部補助光源がビデオAFに対応していないと判断した場合に、ビデオAF中に閃光装置の外部メイン光源が間欠的に発光しながら画像データが取得されるように撮像素子および閃光装置を制御する。
このカメラ本体では、補助光を使用すると判断した場合であって閃光装置の外部補助光源がビデオAFに対応していないと判断した場合に、閃光装置の外部メイン光源が間欠的に発光しながら画像データが取得されるようにカメラコントローラにより撮像素子および閃光装置が制御される。このため、ビデオAFに対応していない閃光装置がカメラ本体に装着されたとしても、外部メイン光源を用いてビデオAFを行うことができ、ビデオAFに対応していない閃光装置であってもビデオAFの精度が低下しない。つまり、このカメラ本体では、様々な閃光装置との互換性を確保することが可能となる。
また、ここに開示された技術は、被写体の光学像を形成するためのレンズユニットと被写体に光を照射するための閃光装置とを装着可能である。このカメラ本体は、撮像素子と、ホットシューと、カメラコントローラーと、を備えている。撮像素子は、被写体の光学像を電気信号に変換し、被写体の画像データを生成する。ホットシューは閃光装置を装着可能である。カメラコントローラーは、撮像素子で生成される画像データに基づき評価値を算出し、評価値に基づいてビデオAFを行う。カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であってホットシューに装着される閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断した場合に、ビデオAF中に閃光装置の外部メイン光源が間欠的に発光しながら画像データが取得されるように撮像素子および閃光装置を制御する。
このカメラ本体では、補助光を使用すると判断した場合であってホットシューに装着される閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断した場合に、ビデオAF中に閃光装置の外部メイン光源が間欠的に発光しながら画像データが取得されるようにカメラコントローラーにより撮像素子および閃光装置が制御される。このため、近赤外光を発する外部補助光源を有している閃光装置がカメラ本体に装着されたとしても、外部メイン光源を用いてビデオAFを行うことができ、ビデオAFに対応していない閃光装置であってもビデオAFの精度が低下しない。つまり、このカメラ本体では、様々な閃光装置との互換性を確保することが可能となる。
ここで、補助光には、閃光装置が発する光だけでなく、カメラ本体に搭載された内部光源が発する光も含まれる。補助光を使用するか否かは、例えば、強制発光モード、発光禁止モードおよび自動発光モードなどの発光モードで判断することができる。
また、ビデオAFとは、撮像素子で生成される画像データに基づいたオートフォーカスを意味している。さらに、閃光装置の外部メイン光源とは、撮影時に主として用いられる光源である。それに対して、閃光装置の外部補助光源とは、補助的に用いられる光源であり、外部メイン光源よりも出力が小さい。
以上に説明した技術であれば、様々な閃光装置との互換性を確保できるカメラ本体を提供することができる。
デジタルカメラ1の斜視図 カメラ本体100の斜視図 デジタルカメラ1のブロック図 デジタルカメラ1の概略断面図 カメラ本体100の背面図 外部フラッシュ300を装着したデジタルカメラ1のブロック図 外部フラッシュ400を装着したデジタルカメラ1のブロック図 光学フィルタ114の分光透過率と補助光の発光スペクトル分布を示す図 ビデオAF時の補助光の使用に関するフローチャート(第1実施形態) 補助光使用時の合焦位置補正の概念図(内部補助光の場合またはビデオAF対応の外部補助光の場合) 補助光使用時の合焦位置補正の概念図(ビデオAF非対応の外部補助光の場合) ビデオAF時の外部メイン光源301の間欠発光のタイミングチャート ビデオAF時の補助光の使用に関するフローチャート(第2実施形態) ビデオAF時の補助光の使用に関するフローチャート(第3実施形態) ビデオAF時の補助光の使用に関するフローチャート(第4実施形態) ビデオAF時の補助光の使用に関するフローチャート(第5実施形態)
<第1実施形態>
(1:構成)
(1−1:デジタルカメラの概要)
図1〜図3に示すように、第1実施形態に係るデジタルカメラ1は、カメラ本体100と、カメラ本体100に装着可能なレンズユニット200と、を備えている。
一眼レフレックスカメラとは異なり、カメラ本体100は、ミラーボックス装置を有していないので、一眼レフレックスカメラに比してフランジバックが小さい。また、フランジバックを小さくすることで、カメラ本体100を小型化することができる。さらに、フランジバックを小さくすることで、光学系の設計の自由度が高まるので、レンズユニット200を小型化することができる。
なお、説明の便宜のため、デジタルカメラ1の被写体側を前、デジタルカメラ1の被写体と反対側を後ろまたは背、デジタルカメラ1の通常姿勢(以下、横撮り姿勢ともいう)における鉛直上側を上、鉛直下側を下ともいう。
(1−2:カメラ本体の構成)
図4および図5に示すように、カメラ本体100は、主に、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサー110と、CMOS回路基板113と、カメラモニタ120と、操作部130と、カメラコントローラー140を含むメイン回路基板142と、ボディマウント150と、電源160と、カードスロット170と、電子ビューファインダー180と、シャッターユニット190と、光学フィルタ114と、振動板115と、内部メイン光源191(内部光源の一例)と、内部補助光源192(内部光源の一例)と、ホットシュー161と、外装部材101と、を備えている。
カメラ本体100には、前から順に、ボディマウント150、シャッターユニット190、振動板115、光学フィルタ114、CMOSイメージセンサー110、CMOS回路基板113、メイン回路基板142およびカメラモニタ120が配置されている。
CMOSイメージセンサー110は、レンズユニット200により形成される被写体の光学像(以下、被写体像ともいう)を電気信号に変換して、被写体の画像データを生成する。具体的には、CMOSイメージセンサー110は、光電変換により電荷を蓄積可能な光電変換層と、光電変換層の前面に設けられたカラーフィルター層と、を有している。光電変換層は、複数の画素を有しており、それぞれの画素は光電変換により電荷を蓄積可能となっている。カラーフィルター層は、青色光のみを透過する複数の青のカラーフィルターと、緑色光のみを透過する複数の緑のカラーフィルターと、赤色光のみを透過する複数の赤のカラーフィルターと、を有している。青、緑および赤のカラーフィルターのそれぞれは、光電変換層の各画素の前面に画素と1対1に対応するように配置されている。CMOSイメージセンサー110は、青色のカラーフィルターが配置された画素からの信号、緑色のカラーフィルターが配置された画素からの信号、赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号をそれぞれ増幅することが可能である。CMOSイメージセンサー110は、これらの信号に基づいて画像データを生成する。
生成された画像データは、CMOS回路基板113のADコンバーター111(後述)でデジタル化される。ADコンバーター111でデジタル化された画像データは、カメラコントローラー140で様々な画像処理が施される。ここで言う様々な画像処理とは、例えば、ガンマ補正処理、ホワイトバランス補正処理、キズ補正処理、YC変換処理、電子ズーム処理、JPEG圧縮処理等である。
CMOSイメージセンサー110は、タイミング発生器112で制御されるタイミング信号に基づいて動作する。CMOSイメージセンサー110は、CMOS回路基板113の制御により、静止画データおよび動画データの取得を行うことができる。取得された動画データはスルー画像の表示にも用いられる。
ここで、スルー画像とは、動画データのうちメモリーカード171に記録されない画像である。スルー画像は、主に動画であり、動画または静止画の構図を決めるためにカメラモニタ120および電子ビューファインダー180(以下、EVFとも言う)に表示される。
なお、CMOSイメージセンサー110は被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子の一例である。撮像素子は、CMOSイメージセンサー110やCCDイメージセンサー等の光電変換素子を含む概念である。
CMOS回路基板113は、CMOSイメージセンサー110を駆動制御する回路基板である。また、CMOS回路基板113は、CMOSイメージセンサー110から出力される画像データに所定の処理を施す回路基板であり、図3に示すようにタイミング発生器112およびADコンバーター111を含む。CMOS回路基板113は、撮像素子を駆動制御し、撮像素子から出力される画像データにAD変換等の所定の処理を施す撮像素子回路基板の一例である。
カメラモニタ120は、例えば液晶ディスプレイであり、表示用画像データを画像として表示する。表示用画像データは、画像処理された画像データや、デジタルカメラ1の撮影条件、操作メニュー等を画像として表示するためのデータであり、例えばカメラコントローラー140で生成される。カメラモニタ120は、動画も静止画も選択的に表示可能である。
図5に示すように、カメラモニタ120はカメラ本体100の背面に配置されている。カメラモニタ120はカメラ本体100のどこに配置されていてもよい。カメラモニタ120は、外装部材101に対する表示画面の角度が変更可能である。具体的には図1、図2および図5に示すように、カメラ本体100は、外装部材101とカメラモニタ120とを回転可能に連結するヒンジ121を有している。ヒンジ121は、横撮り姿勢の状態で背面側から見てカメラ本体100の左端に配置されている。ヒンジ121は、横撮り姿勢の状態で鉛直方向に平行に配置される第1回転軸と、横撮り姿勢の状態で水平面に平行に配置される第2回転軸と、を有している。第1および第2回転軸周りにカメラモニタ120を回転させることで、カメラモニタ120の外装部材101に対する姿勢を自在に変えることができる。
なお、カメラモニタ120はカメラ本体100に設けられた表示部の一例である。表示部としては、他にも、有機EL、無機EL、プラズマディスプレイパネル等、画像を表示できるものを用いることができる。また、表示部は、カメラ本体100の背面でなく、側面や上面等、他の場所に設けてもよい。
電子ビューファインダー180は、カメラコントローラー140で生成された表示用画像データを画像として表示する。EVF180は、動画も静止画も選択的に表示可能である。また、EVF180とカメラモニタ120とは、同じ内容を表示する場合と、異なる内容を表示する場合とがあり、ともにカメラコントローラー140によって制御される。EVF180は、画像等を表示するEVF用液晶モニタ181と、EVF用液晶モニタの表示を拡大するEVF用光学系182と、ユーザーが目を近づける接眼窓183と、を有している。
なお、EVF180もまた、表示部の一例である。カメラモニタ120と異なる点は、ユーザーが目を近づけて見ることにある。構造上の相違点は、EVF180が接眼窓183を有するのに対してカメラモニタ120は接眼窓183を有しない点である。
また、EVF用液晶モニタ181は、透過型液晶の場合はバックライト(不図示)を、反射型液晶の場合はフロントライト(不図示)を設けることで表示輝度を確保する。EVF用液晶モニタ181は、EVF用モニタの一例である。EVF用モニタは、有機EL、無機EL、プラズマディスプレイパネル等、画像を表示できるものを用いることができる。有機ELのような自発光デバイスの場合は、照明光源は必要ない。
操作部130は、ユーザーによる操作を受け付ける。具体的には図1および図2に示すように、操作部130は、ユーザーによるシャッター操作を受け付けるレリーズ釦131と、カメラ本体100の上面に設けられた回転式のダイアルスイッチである電源スイッチ132と、を有している。レリーズ釦131はユーザーによるシャッター操作を受け付ける。電源スイッチ132は、第1の回転位置で電源がOFFとなり、第2の回転位置で電源がONとなる。操作部130は、ユーザーによる操作を受け付けることができればよく、ボタン、レバー、ダイアル、タッチパネル等を含む。
カメラコントローラー140は、メイン回路基板142上に配置されており、CMOSイメージセンサー110等の各部を含むカメラ本体100全体を制御する。カメラコントローラー140は、操作部130と電気的に接続されており、操作部130から操作信号が入力される。カメラコントローラー140は、制御動作や画像処理動作の際に、DRAM141をワークメモリとして使用する。
また、カメラコントローラー140は、レンズユニット200を制御するための信号を、ボディマウント150およびレンズマウント250を介してレンズコントローラー240に送信し、レンズユニット200の各部を間接的に制御する。また、カメラコントローラー140は、ボディマウント150およびレンズマウント250を介して、レンズコントローラー240から各種信号を受信する。すなわち、カメラコントローラー140は、デジタルカメラ1全体を制御する。カメラコントローラー140はボディ制御部の一例である。
カメラコントローラー140は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を有しており、ROMに格納されたプログラムがCPUに読み込まれることで様々な機能を実現し得る。カメラコントローラー140の機能については後述する。
カードスロット170は、メモリーカード171を装着可能である。カードスロット170は、カメラコントローラー140からの制御に基づいて、メモリーカード171を制御する。具体的には、カードスロット170は、メモリーカード171に画像データを格納し、メモリーカード171から画像データを出力する。例えば、カードスロット170は、メモリーカード171に動画データを格納し、メモリーカード171から動画データを出力する。
メモリーカード171は、カメラコントローラー140が画像処理により生成した画像データを格納可能である。例えば、メモリーカード171は、非圧縮のRAW画像ファイルや圧縮されたJPEG画像ファイル等を格納できる。また、カードスロット170を介して、予め内部に格納された画像データまたは画像ファイルをメモリーカード171から出力できる。メモリーカード171から出力された画像データまたは画像ファイルは、カメラコントローラー140で画像処理される。例えば、カメラコントローラー140は、メモリーカード171から取得した画像データまたは画像ファイルを伸張などして表示用画像データを生成する。
メモリーカード171は、さらに、カメラコントローラー140が画像処理により生成した動画データを格納可能である。例えば、メモリーカード171は、動画圧縮規格であるH.264/AVCに従って圧縮された動画ファイルを格納できる。また、カードスロット170を介して、予め内部に格納された動画データまたは動画ファイルをメモリーカード171から出力できる。メモリーカード171から出力された動画データまたは動画ファイルは、カメラコントローラー140で画像処理される。例えば、カメラコントローラー140は、メモリーカード171から取得した動画データまたは動画ファイルに伸張処理を施し、表示用動画データを生成する。
なお、メモリーカード171は撮像素子により生成された電気信号を記録する記録部の一例である。記録部は、メモリーカード171のようにカメラ本体100に装着可能なメモリでもよく、デジタルカメラ1に搭載されているメモリでもよい。
電源160は、デジタルカメラ1の各部に電力を供給する。電源160は、例えば、乾電池であってもよいし、充電池であってもよい。また、電源160は、電源コード等を介してデジタルカメラ1に電力を供給する外部電源であってもよい。
ボディマウント150は、レンズユニット200を装着可能であり、レンズユニット200が装着された状態でレンズユニット200を保持する。ボディマウント150は、レンズユニット200のレンズマウント250と機械的および電気的に接続可能である。ボディマウント150とレンズマウント250とを介して、カメラ本体100とレンズユニット200との間で、データおよび/または制御信号を送受信可能である。具体的には、ボディマウント150とレンズマウント250とは、カメラコントローラー140とレンズコントローラー240との間で、データおよび/または制御信号を送受信する。ボディマウント150は、電源160から受けた電力を、レンズマウント250を介してレンズユニット200全体に供給する。
具体的には、ボディマウント150は、ボディマウントリング151と、ボディマウント接点保持部152と、を含む。ボディマウントリング151は、レンズユニット200のレンズマウントリング251との光軸AXまわりの回転位置関係により、レンズマウントリング251と嵌合している状態または嵌合していない状態となる。すなわち、ボディマウントリング151とレンズマウントリング251との回転位置関係が第1の状態である場合には、レンズマウントリング251はボディマウントリング151に嵌合しておらす、レンズマウントリング251はボディマウントリング151に対して光軸AXに平行な方向(以下、光軸方向ともいう)に移動可能(つまり、ボディマウントリング151から取り外し可能)である。
また、第1の状態でレンズマウントリング251をボディマウントリング151に挿入し、レンズマウントリング251をボディマウントリング151に対して回転させると、レンズマウントリング251はボディマウントリング151に嵌合する。このときのボディマウントリング151とレンズマウントリング251との回転位置関係を第2の状態とすると、回転位置関係が第2の状態の場合、ボディマウントリング151はレンズユニット200を機械的に保持する。ボディマウントリング151がレンズユニット200を機械的に保持するため、ボディマウントリング151はある程度の強度が要求される。したがって、ボディマウントリング151は、金属で形成されているのが好ましい。
ボディマウント接点保持部152は、ボディマウントリング151とシャッターユニット190との間に配置されており、複数の電気接点153を有する。レンズユニット200がボディマウント150に装着されている状態で、複数の電気接点153は、レンズマウント250が有する複数の電気接点253とそれぞれ接触している。ボディマウント150の電気接点153とレンズマウント250の電気接点253とが接触している状態で、ボディマウント150とレンズマウント250とは電気的に接続可能となっている。また、ボディマウント150の電気接点153とレンズマウント250の電気接点253とを介してカメラ本体100とレンズユニット200との間で電力の供給、データおよび制御信号の送受信が行われる。
図2に示すように、ボディマウント接点保持部152は、開口部を有しており、ボディマウントリング151とシャッターユニット190との間に配置されている。
シャッターユニット190は、いわゆるフォーカルプレーンシャッターであり、ボディマウント150とCMOSイメージセンサー110との間に配置される。シャッターユニット190は、開口状態を機械的に保持することができる。シャッターユニット190は、カメラ本体100の電源が停止した状態で機械的に開口状態が保持されるようにカメラコントローラー140により制御される。ここで、開口状態を機械的に保持するとは、電気の力を使わずに開口状態を保持するという概念である。開口状態を機械的に保持する具体的構成としては、例えば、先幕および後幕を開口状態に対応する位置で特定の部材を用いて保持する構成や、先幕および後幕を開口状態に対応する位置で永久磁石の磁力によって保持する構成が挙げられる。
光学フィルタ114は、被写体光の高周波成分を取り除く光学的ローパスフィルタの機能を有する。具体的には、光学フィルタ114は、CMOSイメージセンサー110の画素のピッチよりも荒い解像度となるようにレンズユニット200により形成される被写体像を分離する。一般的にCMOSイメージセンサー等の撮像素子は、各画素にベイヤー配列と呼ばれるRGB色のカラーフィルターやYCM色の補色カラーフィルターが配されている。従って、1画素に解像してしまうと偽色が発生するばかりでなく、繰り返しパターンの被写体では醜いモアレ現象が発生する。さらに光学フィルタ114は、波長が約700nm以上の近赤外光をカットするためのIrカットフィルタの機能も併せ持つ。
振動板115は、CMOSイメージセンサー110よりも前側(被写体側)に配置されており、CMOSイメージセンサー110への埃の付着を防ぐ。また、振動板115は、振動板115自身に付着した埃を振動により振り落とす。具体的には、振動板115は、透明の薄い板状部材と、板状部材に振動を付与する圧電素子と、を有している。圧電素子はフレーム(図示せず)に固定されている。圧電素子に交流電圧を印加して圧電素子を振動させることで、板状部材が振動し、板状部材に付着した埃を振り落とすことができる。
内部メイン光源191は、被写体に閃光を照射するための光源であり、静止画を撮影する際、被写体に閃光を照射することで被写体を明るくする。内部メイン光源191は、カメラコントローラー140により制御される。本実施形態では、内部メイン光源191の閃光は、白色光である。
内部補助光源192は、オートフォーカスを行う際に被写体に光を照射するための光源であり、赤色を含む可視光を発する。本実施形態では、内部補助光源192は、分光特性の強度のピーク値の波長が612nmの光を発する。内部補助光源192は、例えば、LEDである。
ホットシュー161は、カメラ本体100の上部に配置されている。ホットシュー161には、外部フラッシュなどの閃光装置を装着することができる。ホットシュー161に閃光装置が装着されると、閃光装置はホットシュー161により支持される。ホットシュー161は、データ信号端子162、XSW信号端子163および外部フラッシュ検知用端子164を有しており、外部フラッシュ300の各端子と接触する。これにより、カメラ本体100と外部フラッシュ300が同期できるようになっており、シャッターの動作タイミング(あるいは、CMOSイメージセンサー110の電荷蓄積タイミング)に連動して外部フラッシュ300を発光させることができる。内部メイン光源191および内部補助光源192を小型にすると、これらの発光量が小さくなり、遠くの被写体に光が十分に届かないことがあるが、発光量の大きい外部フラッシュ300を装着可能とすることで、ユーザーの撮影自由度を確保している。
(1−3:レンズユニットの構成)
レンズユニット200は、光学系とレンズコントローラー240とレンズマウント250と絞りユニット260とレンズ筒290とを備える。レンズユニット200の光学系はズームレンズ210、OISレンズ220、および、フォーカスレンズ230を含む。光学系は、レンズ筒290の内部に収容されている。また、レンズ筒の外部には、ズームリング213とフォーカスリング234とOISスイッチ224とが設けられている。
ズームレンズ210は、レンズユニット200の光学系で形成される被写体の光学像(以下、被写体像ともいう)の倍率、すなわち、光学系の焦点距離を変化させるためのレンズである。ズームレンズ210は、1枚または複数枚のレンズで構成される。ズームレンズ210は、光学系の第1レンズ群L1と第2レンズ群L2とを含む。ズームレンズ210が光軸AXと平行な方向に移動することにより、光学系の焦点距離が変化する。
ズームリング213は筒状の部材であり、レンズ筒290の外周面で回転可能である。ズームリング213は、焦点距離を操作するズーム操作部の一例であり、操作後の位置に応じて焦点距離が決定されるズーム操作部の一例である。
駆動機構211は、ユーザーによりズームリング213が操作されると、当該操作をズームレンズ210に伝え、ズームレンズ210を光学系の光軸AX方向に沿って移動させる。
検出器212は、駆動機構211における駆動量を検出する。レンズコントローラー240および/またはカメラコントローラー140は、この検出器212における検出結果を取得することにより、光学系における焦点距離を把握することができる。また、レンズコントローラー240および/またはカメラコントローラー140は、この検出器212における検出結果を取得することにより、ズームレンズ(L1,L2等)のレンズユニット200内での光軸AX方向の位置を把握することができる。なお、駆動機構211は、ズームレンズ210を光軸AX方向に沿って移動できればよい。例えば、駆動機構211は、ズームリング213等の操作部の回転位置に従ってモータ等の駆動力発生部からの駆動力をズームレンズ210に伝え、ズームレンズ210をズームリング213の回転位置に対応する光軸AX方向の位置に移動するものであってもよい。
OISレンズ220は、レンズユニット200の光学系で形成される被写体像のぶれを補正するためのレンズである。OISレンズ220は、デジタルカメラ1のぶれによって生じる被写体像のぶれを補正する。OISレンズ220がデジタルカメラ1のぶれを相殺する方向にOISレンズ220を移動させることにより、CMOSイメージセンサー110と被写体像との相対的なぶれを小さくする。OISレンズ220は、1枚または複数枚のレンズで構成される。アクチュエータ221は、OIS用IC223により制御され、光学系の光軸AXに垂直な面内でOISレンズ220を駆動する。
アクチュエータ221は、例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。位置検出センサー222は、光学系の光軸AXに垂直な面内におけるOISレンズ220の位置を検出するセンサーである。位置検出センサー222は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。OIS用IC223は、位置検出センサー222の検出結果およびジャイロセンサーなどのぶれ検出器の検出結果に基づいて、アクチュエータ221を制御する。OIS用IC223は、レンズコントローラー240からぶれ検出器の検出結果を得る。また、OIS用IC223は、レンズコントローラー240に対して、光学的像ぶれ補正処理の状態を示す信号を送信する。
なお、OISレンズ220は、ぶれ補正部の一例である。デジタルカメラ1のぶれによって生じる被写体像のぶれを補正する手段として、CMOSイメージセンサー110からの画像データに基づいて補正した画像データを生成する電子式ぶれ補正を適用してもよい。また、デジタルカメラ1のぶれによって生じるCMOSイメージセンサー110と被写体像との相対的なぶれを小さくする手段として、CMOSイメージセンサー110を光学系の光軸AXと平行な垂直な面内で駆動する構成としてもよい。
OISスイッチ224は、OISを操作するための操作部の一例である。OISスイッチ224をOFFにするとOISレンズ220は動作しない。OISスイッチ224をONにするとOISレンズ220は動作可能となる。
フォーカスレンズ230は、光学系がCMOSイメージセンサー110上に形成する被写体像のフォーカス状態を変化させるためのレンズである。フォーカスレンズ230は、1枚または複数枚のレンズで構成される。ズームレンズ210は、光学系の光軸AXと平行な方向に移動することにより被写体像のフォーカス状態を変化させる。
フォーカスモータ233は、レンズコントローラー240の制御に基づいて、フォーカスレンズ230が光学系の光軸AXに沿って進退するよう駆動する。これにより、光学系によりCMOSイメージセンサー110上に形成される被写体像のフォーカス状態を変化させることができる。フォーカスモータ233は、ズームレンズ210の駆動から独立してフォーカスレンズ230を駆動することができる。具体的には、フォーカスモータ233は、第2レンズ群L2を基準に、フォーカスレンズ230を光軸AX方向に駆動する。言い換えると、フォーカスモータ233は、第2レンズ群L2とフォーカスレンズ230との光軸AX方向の相対距離を変更可能である。フォーカスレンズ230とフォーカスモータ233とは第2レンズ群L2とともに光軸AX方向に移動する。従って、ズーム動作により第2レンズ群L2が光軸AX方向に移動すると、フォーカスレンズ230およびフォーカスモータ233も光軸AX方向に移動する。また、第2レンズ群L2が光軸AX方向に静止している状態でも、フォーカスモータ233は第2レンズ群L2を基準に、フォーカスレンズ230を光軸AX方向に駆動することができる。フォーカスモータ233は、DCモータやステッピングモータ、サーボモータ、超音波モータなどによって実現できる。
相対位置検出器231および絶対位置検出器232は、フォーカスレンズ230の駆動状態を示す信号を生成するエンコーダである。相対位置検出器231は、磁気スケールと磁気センサーとを有し、磁気の変化を検出し磁気の変化に応じた信号を出力する。磁気センサーは、例えばMRセンサーである。絶対位置検出器232は、第2レンズ群L2に対するフォーカスレンズ230の原点位置を検出する原点検出器である。絶対位置検出器232は、例えばフォトセンサである。レンズコントローラー240は、絶対位置検出器232からの信号によりフォーカスレンズ230が原点にあることを認識する。このとき、レンズコントローラー240は、内部に設けたカウンタ243の値をリセットする。このカウンタ243は、相対位置検出器231から出力される信号により磁気変化の極値をカウントする。これにより、レンズコントローラー240は、絶対位置である原点位置からの相対位置を検出することにより、第2レンズ群L2に対するフォーカスレンズ230の光軸AX方向の位置を把握可能である。また、上述のとおり、レンズコントローラー240は、第2レンズ群L2のレンズユニット200内での光軸AX方向の位置を把握可能である。従って、レンズコントローラー240は、フォーカスレンズ230のレンズユニット200内での光軸AX方向の位置を把握可能である。
絞りユニット260は、光学系を透過する光の量を調整する光量調整部材である。絞りユニット260は、光学系を透過する光の光線の一部を遮蔽可能な絞り羽根と、絞り羽根を駆動しその遮蔽量を変更して光量を調整する絞り駆動部とを有する。カメラコントローラー140は、CMOSイメージセンサー110が受けた光の量、静止画撮影を行うのか動画撮影を行うのか、絞り値が優先的に設定される操作がされているか等に基づいて、絞りユニット260に動作を指示する。
レンズコントローラー240は、カメラコントローラー140からの制御信号に基づいて、OIS用IC223やフォーカスモータ233などのレンズユニット200の各部を制御する。また、検出器212、OIS用IC223、相対位置検出器231、絶対位置検出器232などから信号を受信して、カメラコントローラー140に送信する。レンズコントローラー240は、カメラコントローラー140との送受信を、レンズマウント250およびボディマウント150を介して行う。レンズコントローラー240は、制御の際、DRAM241をワークメモリとして使用する。また、フラッシュメモリ242は、レンズコントローラー240の制御の際に使用するプログラムやパラメータを保存する。
(1−4:外部フラッシュ)
図6は、外部フラッシュ300(閃光装置の一例)を装着したデジタルカメラ1のブロック図である。外部フラッシュ300は、外部メイン光源301と、外部補助光源302と、フラッシュコントローラー303と、ホットシューマウント304と、電源305とを備える。
ホットシューマウント304は、カメラ本体100のホットシュー161に装着される。ホットシューマウント304は、データ信号端子362、XSW信号端子363、外部フラッシュ検知用端子364を有しており、各端子362、363、364は、カメラ本体100のデータ信号端子162、XSW信号端子163、外部フラッシュ検知用端子164とそれぞれ接触する。データ信号端子362とXSW信号端子363とは、フラッシュコントローラー303に接続されている。外部フラッシュ検知用端子364は、電気的なグラウンドに接続されている。
フラッシュコントローラー303は、外部メイン光源301、外部補助光源302等、外部フラッシュ300の各部を制御する。外部メイン光源301はフラッシュコントローラー303の制御により白色の閃光を発する。外部補助光源302はフラッシュコントローラー303の制御により赤色を含む可視光の光を発する。本実施形態では、分光特性の強度のピーク値の波長が612nmの光を発する。電源305は、外部フラッシュ300の各部に電力を供給する。
外部フラッシュ300がカメラ本体100に装着されると、外部フラッシュ検知用端子164と外部フラッシュ検知用端子364とが電気的に接続される。そして、カメラコントローラー140の外部フラッシュ検出部144は、外部フラッシュ検知用端子164の電圧がグラウンドレベルになったことを検知することにより、外部フラッシュ300がホットシュー161に装着されているかどうかを判断する。
図7は、比較例の外部フラッシュ400(閃光装置の一例)を装着したデジタルカメラ1のブロック図である。この外部フラッシュ400は、外部補助光源402の発する光が近赤外光であるものが多い。これは、近赤外光のように長波長の光の方が減衰しにくく、より遠くまで届きやすいためであり、さらに、近赤外光のように長波長の光の方が一眼レフレックスカメラで一般的に用いられる位相差検出ユニットの検知感度も高いためである。また、近赤外光を用いる理由として、人間がまぶしいと感じにくいことも挙げられる。なお、近赤外光とは、例えば、波長が約700nm以上の光を言い、具体的には、分光特性のエネルギー強度のピーク値の波長が約700nm以上の光を言う。また、分光特性とは、発光した光が有する波長別にみたエネルギー強度分布を言う。分光特性は、発光スペクトルとも呼ばれている。
なお、外部フラッシュ300の外部補助光源302は、比較例の外部フラッシュ400の外部補助光源402が発する光の波長よりも短い波長の光を発する点が特徴的である。
(1−5:カメラコントローラー)
前述のように、カメラコントローラー140は、様々な機能を有している。例えば、図3に示すように、カメラコントローラー140は、外部フラッシュ検出部144と、外部フラッシュ判断部145(閃光装置判断部の一例)と、補助光判断部146(補助光判断部の一例)と、発光動作制御部147と、を有している。
外部フラッシュ検出部144は、ホットシュー161に外部フラッシュが装着されているかどうかを判断する。具体的には、外部フラッシュ検出部144は、外部フラッシュ検知用端子164の電圧を検知することにより、外部フラッシュ300がホットシュー161に装着されているかどうかを判断する。外部フラッシュ検出部144は、外部フラッシュ検知用端子164の電圧がグラウンドレベルであれば、外部フラッシュがホットシュー161に装着されていると判断し、外部フラッシュ検知用端子164の電圧がグラウンドレベルよりも高ければ、外部フラッシュがホットシュー161に装着されていないと判断する。
外部フラッシュ判断部145は、ホットシュー161に装着されている外部フラッシュがビデオAFに対応しているかどうかを判断する。具体的には、外部フラッシュにはフラッシュコントローラーが搭載されており、フラッシュコントローラーの所定のアドレスには、外部フラッシュがビデオAFに対応しているかどうかを示すビデオAF情報(仕様特定情報の一例)が格納されている。外部フラッシュ判断部145は、フラッシュコントローラーからビデオAF情報を取得し、取得したビデオAF情報に基づいて外部フラッシュがビデオAFに対応しているかどうかを判断する。
より詳細には、外部フラッシュがビデオAFに対応している場合、ビデオAF情報は「ビデオAF対応」を示すデータを含んでおり、外部フラッシュがビデオAFに対応していない場合、ビデオAF情報は「ビデオAF非対応」を示すデータを含んでいる。外部フラッシュは、外部メイン光源および外部補助光源を有しており、ビデオAF情報がビデオAF対応の場合は、外部補助光源がビデオAFに対応していることを意味しており、ビデオAF情報がビデオAF非対応の場合は、外部補助光源がビデオAFに対応していないことを意味している。本実施形態では、カメラ本体100は光学フィルタ114を有しているので、外部補助光源が赤色光を発する場合は、外部補助光源がビデオAFに対応しており、外部補助光源が赤外光あるいは近赤外光を発する場合は、外部補助光源がビデオAFに対応している。
なお、ビデオAF情報そのものがフラッシュコントローラーの特定のアドレスに格納されていない場合は、外部フラッシュ判断部145はフラッシュコントローラーからビデオAF情報を取得できない。このような場合は、外部フラッシュがビデオAFに対応していないと考えられるので、外部フラッシュ判断部145は外部フラッシュがビデオAF情報に対応していないと判断する。
補助光判断部146は、選択されている発光モードに基づいて補助光を使用するかどうかを判断する。発光モードの選択は、例えばカメラモニタ120に表示されたメニューを操作することで行われる。発光モードとしては、補助光を強制的に使用するモード(強制発光モード)、補助光の使用を禁止するモード(発光禁止モード)、補助光の使用を自動で選択するモード(自動発光モード)が考えられる。補助光判断部146は、強制発光モードが選択されている場合は、補助光を使用すると判断し、発光禁止モードが選択されている場合は、補助光を使用しないと判断する。さらに、自動発光モードが選択されている場合は、CMOSイメージセンサー110から出力される画像データにより再現される画像の明るさが所定の基準明るさに比べて暗い場合に、補助光を使用すると判断する。また、被写体までの距離が遠い場合に補助光を使用しないと判断するようにしてもよい。
発光動作制御部147は、設定されている発光モードに応じて、内部メイン光源191、内部補助光源192あるいはホットシュー161に装着されている外部フラッシュを制御する。具体的には、発光モードが強制発光モードに設定されている場合は、発光動作制御部147は、撮影時に、内部メイン光源191、内部補助光源192あるいは外部フラッシュを発光させる。また、発光モードが自動発光モードに設定されており、かつ、画像の明るさが暗い場合は、撮影時に、内部メイン光源191、内部補助光源192あるいは外部フラッシュを発光させる。
なお、外部フラッシュ検出部144により外部フラッシュがホットシュー161に装着されていると判断されている場合、その判断結果に基づいて、発光動作制御部147は外部フラッシュを優先的に使用する。
また、発光動作制御部147は、補助光判断部146および外部フラッシュ判断部145の判断結果に基づいて、ビデオAF中に外部フラッシュの外部メイン光源が間欠的に発光するように外部フラッシュを制御する。具体的には、補助光を使用すると補助光判断部146により判断されており、かつ、外部フラッシュがビデオAFに対応していないと外部フラッシュ判断部145により判断されている場合に、発光動作制御部147は、外部メイン光源が間欠的に発光するように外部フラッシュを制御する。間欠的に発光制御については後述する。
なお、補助光判断部146の判断結果は第1判断結果の一例であり、外部フラッシュ検出部144の判断結果は第2判断結果の一例である。
(2:オートフォーカス)
(2−1:ビデオAF)
カメラ本体100は、一眼レフレックスカメラとは異なり、ミラーボックス装置を有しておらず、さらに、ミラーボックス装置によって導かれた光を受けて位相差式のオートフォーカス(以下、AFとも言う)を行う位相差検出ユニットも有していない。そこで、カメラ本体100は、CMOSイメージセンサー110により得られた画像データに基づいてAFを行う。具体的には、フォーカスレンズ230の位置を変えてCMOSイメージセンサー110から逐次画像データが出力され、各画像データに基づいてコントラストの評価値が算出される。算出された評価値で最も大きい評価値に対応するフォーカスレンズ230の位置にフォーカスレンズ230を移動させることで、合焦状態を調整することができる。このようなAFを、ここではビデオAFと定義する。
上記のようなビデオAFでは、被写体が暗いと、取得された画像データで再現される画像のコントラストが低くなってしまい、ビデオAFの精度を確保できる評価値が得られにくい。
そこで、画像データに基づいて被写体が暗い場合には、内部補助光源192を発光し、被写体を照射することが考えられる。図8は、光学フィルタ114の分光透過率と補助光の分光特性を示す図である。内部補助光源192は、光学フィルタ114でカットされない光を発する。具体的には、光学フィルタ114は赤色光よりも波長の長い光(主に近赤外光)をカットするが、内部補助光源192は、光学フィルタ114にカットされにくい赤色光を発する。したがって、内部補助光源192によって被写体に照射され被写体で反射した光は、光学フィルタ114を透過し、CMOSイメージセンサー110に届く。
(2−2:外部フラッシュ装着時)
内部メイン光源191および内部補助光源192は、小型化により、光量が制限されている。そのため、撮影地点から被写体が遠くて内部メイン光源191または内部補助光源192の光が被写体に届かない場合、または、被写体を十分に明るく照らすことができない場合には、外部フラッシュ300のような外付けの閃光装置が用いられる。外付けの閃光装置であれば、カメラ本体100を大型化することなく、光量が多い大型の光源を用いることができ、十分な光量を確保することができる。
カメラ本体100に対応した外部フラッシュ300には、光学フィルタ114でカットされにくい光を発する外部補助光源302が採用されている。具体的には、外部補助光源302は、光学フィルタ114でカットされにくい赤色光を発する。このため、例えばAF時に外部補助光源302を用いても、正確に評価値を算出することができ、AF動作の精度を確保することができる。したがって、ビデオAFに対応した外部フラッシュ300がカメラ本体100に装着された場合であって、評価値の取得に補助光が必要と判断した場合には、ビデオAF中に外部補助光源302が発光するようにカメラコントローラー140により外部フラッシュ300が制御される。
ところが、比較例としての外部フラッシュ400では、外部補助光源402の発する光が近赤外光である。そのため、外部補助光源402を使用すると、外部補助光源402で照らされた被写体からレンズユニット200に入射する光が光学フィルタ114でカットされ、CMOSイメージセンサー110に十分な量の光が到達しない。このように、外部フラッシュ400を用いてビデオAFを行うと、AFの精度が低下するおそれがある。つまり、外部フラッシュ300とは異なり、外部フラッシュ400はビデオAFに対応していない閃光装置であると言える。
そこで、本実施形態のカメラ本体100は、ビデオAFに対応していない外部フラッシュ400が装着された場合に、外部補助光源402を使用せず、外部メイン光源301を使用してビデオAFを行う。図9は、ビデオAF時の補助光の使用に関するフローチャートである。
レリーズ釦131が押されてビデオAFが開始されると(ステップS01)、カメラコントローラー140は補助光を使用するかどうかを判断する(ステップS02)。具体的には、補助光を使用するかどうかは、補助光判断部146により判断される。例えば、補助光判断部146は、フラッシュを強制的に使用するモード(強制発光モード)が設定されている場合は補助光を使用すると判断し、フラッシュの使用を禁止するモード(発光禁止モード)が設定されている場合は補助光を使用しないと判断する。さらに、フラッシュの使用を自動で選択するモード(自動発光モード)が設定されている場合は、CMOSイメージセンサー110から出力される画像データにより再現される画像の明るさが所定の基準明るさに比べて暗い場合に、補助光判断部146は補助光を使用すると判断する。また、被写体までの距離が遠い場合には補助光を使用しないと判断してもよい。補助光を使用しないと補助光判断部146が判断した場合(ステップS02でNoの場合)は、補助光を使用せずにビデオAFを行う(ステップS03)。具体的には、この場合のビデオAFにおいては、発光動作制御部147による光源の制御は行われない。
一方、補助光を使用すると補助光判断部146が判断した場合(ステップS02でYes)、カメラコントローラー140は、カメラ本体100に外部フラッシュがホットシュー161に装着されているかどうかを判断する(ステップS04)。具体的には、ホットシュー161に外部フラッシュが装着されているかどうかが外部フラッシュ検出部144により判断される。外部フラッシュが装着されていないと外部フラッシュ検出部144が判断した場合(ステップS04でNoの場合)、発光動作制御部147は内部補助光源192を発光させ、カメラコントローラー140は被写体に光を照らした状態でビデオAFを行う(ステップS05)。ここでは、被写体に内部補助光源192の光を照射した状態で評価値を算出するため、評価値が最も大きくなったフォーカスレンズ230の位置においては、内部補助光源192の光(以下、内部補助光とも言う)の焦点がCMOSイメージセンサー110の撮像面に位置することになる。
しかし、実際に画像データを取得する際には内部補助光を用いないため、実際の撮影時の光の波長とビデオAFを行ったときの光の波長とが異なることになる。光の波長によって焦点位置が異なっているため、内部補助光の焦点位置と撮影時の光の焦点位置は異なっている。
従って、撮影時の光の焦点がCMOSイメージセンサー110の撮像面に位置するように補正する必要がある。図10(A)および(B)を用いて詳細に説明する。図10(A)は補助光使用時の合焦位置補正の概念図である。図10(A)は、内部補助光の場合、または、ビデオAF対応の外部補助光の場合の合焦位置補正の概念図である。
図10(A)に示すように、レンズユニット200においては、撮影時に使用される光として、所定の波長の基準光が決定されており、ズームレンズ210の位置およびフォーカスレンズ230の位置に応じてそれぞれ内部補助光の焦点位置と基準光の焦点位置とのずれ量が設計値として算出または測定されている。レンズユニット200は、内部補助光の焦点位置と基準光の焦点位置とのずれを補正するためにフォーカスレンズ230を移動する量(以下、第1補正量とも言う)X1を、ズームレンズ210の位置およびフォーカスレンズ230の位置に応じてそれぞれ記憶している。第1補正量X1は、言い換えると、内部補助光がCMOSイメージセンサー110に合焦している状態からフォーカスレンズ230をどれだけ移動すれば基準光がCMOSイメージセンサー110に合焦するかを示す情報である。カメラコントローラー140の補正部148は、例えばレンズユニット200が装着されたとき、または、電源がONとなったときに、ズームレンズの位置およびフォーカスレンズ230の位置と第1補正量X1との関係に関するデータをレンズユニット200のレンズコントローラー240から取得する。そして、内部補助光を被写体に照射してビデオAFを行う際(ステップS05)、評価値が最大値となったフォーカスレンズ230の位置から、その際のズームレンズ位置、フォーカスレンズ230位置に応じた第1補正量X1だけフォーカスレンズ230を移動する。これにより、基準光がCMOSイメージセンサー110に合焦する。なお、基準光としては、例えば、蛍光灯の光や太陽光の分光特性が高い波長を設定する。例えば、基準光としては緑の光が考えられる。
図9に戻って、外部フラッシュが装着されていると外部フラッシュ検出部144が判断した場合(ステップS04でYesの場合)、外部フラッシュ判断部145は、外部フラッシュがビデオAFに対応しているかどうかを判断する(ステップS06)。具体的には、例えば、フラッシュコントローラー303にビデオAF情報を予め記憶させておき、外部フラッシュ判断部145はこの情報をフラッシュコントローラー303に要求する。外部フラッシュ判断部145は、受信したビデオAF情報がビデオAF対応を示す場合は、装着されている外部フラッシュがビデオAFに対応している(ステップS06でYes)と判断し、ビデオAF情報がビデオAF非対応を示す場合、または、外部フラッシュ判断部145がビデオAF情報を取得できなかった場合は、装着されている外部フラッシュがビデオAFに対応していない(ステップS06でNo)と判断する。ビデオAF情報は、外部補助光源の光が近赤外光の場合にビデオAF非対応に設定されており、外部補助光源の光が赤色の光を含む可視光の場合にビデオAF対応に設定されている。つまり、ビデオAF情報は、近赤外光を発する外部補助光源を外部フラッシュが有しているか否かを判断するための光源特定情報とも言える。ビデオAF情報がビデオAF非対応の場合、近赤外光を発する外部補助光源を外部フラッシュが有していると判断することができ、ビデオAF情報がビデオAF非対応の場合、近赤外光を発する外部補助光源を外部フラッシュが有していないと判断することができる。
外部フラッシュがビデオAFに対応していると判断した場合(ステップS06でYesの場合)、例えば、外部フラッシュ300が装着された場合、カメラコントローラー140はフラッシュコントローラー303に外部補助光源302を発光させるよう指令を下し、その指令に基づき、フラッシュコントローラー303は外部補助光源302を発光させる。被写体に光を照らした状態でビデオAFを行う(ステップS07)。このとき、内部補助光を使用したビデオAF(ステップS05)と同様に、第1補正量X1を用いて外部補助光源302の光の合焦位置と基準光の合焦位置との間に生じるずれを補正する。
外部フラッシュがビデオAFに対応していないと判断した場合(ステップS06でNoの場合)、例えば、ホットシュー161に外部フラッシュ400が装着されている場合、発光動作制御部147はフラッシュコントローラー303を介して外部メイン光源301を間欠的に発光させ、被写体に光を間欠的に照射した状態でビデオAFが行われる(ステップS08)。具体的には、この外部メイン光源301の間欠発光は、評価値を算出するための画像データの取得と同期しており、画像データを取得するための露光期間の間、継続される。
外部メイン光源301の間欠的に発光(ステップS08)の具体例について図11を用いて詳細に説明する。図11は、ビデオAF時の外部メイン光源301の間欠的に発光のタイミングチャートである。
カメラコントローラー140は、30Hz、60Hz等の所定の周期で映像同期信号を発生する。タイミング発生器112は、映像同期信号に同期してCMOSイメージセンサー110の動作を制御する。CMOSイメージセンサー110は、映像同期信号の周期で、露光による電荷の蓄積と電荷の読み出しを行う。具体的には、CMOSイメージセンサー110の上のラインから電荷の蓄積と電荷の読み出しを行う。電荷の読み出しのタイミング、すなわち、電荷の蓄積の開始のタイミングは、上のラインから時間をずらして逐次行われる。
CMOSイメージセンサー110の一部の領域(AF領域)の画像データに基づいて評価値を算出する場合、カメラコントローラー140は、AF領域が含まれるラインを抽出し、これらのラインに同じ時間だけ外部メイン光源301の光があたるように外部メイン光源301の発光開始時間と発光期間を設定する。発光開始時間は、例えば、抽出されたラインのうち、最も遅く電荷の蓄積を開始するラインの電荷蓄積開始時間とする。発光期間は、例えば、電荷蓄積開始時間から、抽出されたラインのうち、最も早く電荷の蓄積を終了するラインの電荷蓄積終了時間(電荷読み出し開始時間)までの期間とする。カメラコントローラー140は発光開始時間をパルス信号で表したXSW信号をXSW信号端子163とXSW信号端子363とを介してフラッシュコントローラー303に送る。また、発光期間に関する情報をビデオAF開始前にデータ信号端子162とデータ信号端子362とを介してフラッシュコントローラー303に送る。
フラッシュコントローラー303は、ビデオAF開始前に、発光期間に関する情報に基づいて、タイマーの上限値Nsを設定する。そして、XSW信号を受け取ると、外部メイン光源301の発光を開始し、タイマーのカウントを開始する。タイマーが上限値Nsになると、外部メイン光源301の発光を終了し、タイマーをリセットする。このようにして、外部メイン光源301は間欠的に発光する。
AF領域の画像データを取得したのち、このデータに基づいてカメラコントローラー140は評価値を算出する。AF領域の露光期間(電荷蓄積期間)に外部メイン光源301が発光することにより、評価値として十分なものを取得することができる。
ビデオAFが終了すると、カメラコントローラー140は、間欠的に発光を終了するとの情報をデータ信号端子162とデータ信号端子362とを介してフラッシュコントローラー303に送る。フラッシュコントローラー303は、間欠的に発光の制御モードを終了する。
ステップS04で外部フラッシュが装着されていると判断された場合は、ビデオAF後、静止画の撮影を行うとき、カメラコントローラー140はフラッシュコントローラー303を介して外部メイン光源301を発光させる。なお、カメラコントローラー140は、発光を禁止するように外部メイン光源301を制御してもよい。
(3:特徴)
以上に説明したように、このカメラ本体100では、補助光を使用すると判断した場合であって外部フラッシュの外部補助光源がビデオAFに対応していないと判断した場合に、外部フラッシュの外部メイン光源が間欠的に発光しながら画像データが取得されるようにCMOSイメージセンサー110および外部フラッシュが制御される。このため、ビデオAFに対応していない外部フラッシュ(例えば、外部フラッシュ400)がカメラ本体100に装着されたとしても、外部メイン光源を用いてビデオAFを行うことができ、ビデオAFに対応していない外部フラッシュであってもビデオAFの精度が低下しない。
また、ビデオAFに対応している外部フラッシュ(例えば、外部フラッシュ300)がカメラ本体100に装着された場合は、外部補助光源を用いてビデオAFを行うことができる。
つまり、このカメラ本体100では、様々な外部フラッシュとの互換性を確保することが可能となる。
また、カメラコントローラー140が、補助光を使用すると判断した場合であってホットシュー161に装着されている外部フラッシュの外部補助光源がビデオAFに対応していないと判断した場合に、CMOSイメージセンサー110の電荷蓄積周期に同期して外部メイン光源が間欠的に発光するように外部フラッシュを制御する。このため、評価値の精度を高めることができ、ビデオAFの精度を向上させることができる。
さらに、カメラコントローラー140は、外部補助光源がビデオAFに対応しているか否かに関するビデオAF情報をホットシュー161に装着されている外部フラッシュから取得し、ビデオAF情報に基づいて外部補助光源がビデオAFに対応しているか否かを判断する。
より詳細には、カメラコントローラー140は、ビデオAF情報がビデオAF対応の場合は、外部補助光源がビデオAFに対応していると判断し、ビデオAF情報がビデオAF非対応の場合は、外部補助光源がビデオAFに対応していないと判断する。また、ビデオAFに対応していない外部フラッシュはビデオAF情報を有していない可能性が高いことを考慮して、カメラコントローラー140は、ビデオAF情報が外部フラッシュから取得できない場合は、外部補助光源がビデオAFに対応していないと判断する。
以上の構成により、外部フラッシュがビデオAFに対応しているか否かを正確に判断することができる。また、もともとビデオAF対応を考慮していない外部フラッシュが装着されても、補助光が必要な撮影状況においてカメラ本体100でのビデオAFの精度を確保することができる。
<第2実施形態>
第1実施形態のカメラ本体100と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と共通する部分の説明を省略する。なお、第1実施形態と実質的に同一の機能を有する構成については同一の符号を付す。以下、第2実施形態に係るカメラ本体100は、ビデオAFに対応していない外部フラッシュが装着された場合の動作が第1実施形態のカメラ本体100と異なる。他の構成等については、第1実施形態と同様である。
図12は、第2実施形態に係るビデオAF時の補助光の使用に関するフローチャートである。ステップS01からステップS07までの動作は、第1実施形態と同じである。
図12に示すように、外部フラッシュがビデオAFに対応していないと判断した場合(ステップS06でNoの場合)、例えば、外部フラッシュ400がホットシュー161に装着されたとすると、カメラコントローラー140はフラッシュコントローラー303を介して外部補助光源402を発光させ、被写体に外部補助光源402の光を照射した状態でビデオAFを行う(ステップS09)。外部補助光源402の光は、近赤外光である可能性が高いため、被写体からの光の多くは光学フィルタ114でカットされる。そして、光学フィルタ114を透過した光は少ないため、CMOSイメージセンサー110で取得される画像データで再現される画像は明るくない。
そこで、CMOSイメージセンサー110は、ビデオAF時の赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号を静止画撮影時よりも強調する。具体的には、静止画撮影時において、青色のカラーフィルターが配置された画素から出力される信号の増幅率(以下、青の増幅率とも言う)に対する赤色のカラーフィルターが配置された画素から出力される信号の増幅率(以下、赤の増幅率とも言う)の比よりも、ビデオAF時の青の増幅率に対する赤の増幅率の比を大きくする。また、静止画撮影時において、緑色のカラーフィルターが配置された画素から出力される信号の増幅率(以下、緑の増幅率とも言う)に対する赤の増幅率の比よりも、ビデオAF時の緑の増幅率に対する赤の増幅率の比を大きくする。青の増幅率および緑の増幅率を抑えて画像データのノイズの発生を抑えつつ、赤の増幅率を大きくすることで、外部補助光源402の光を用いて生成された被写体の画像データに基づく評価値の精度を高めることができる。なお、別の方法として、赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号のみを用い、その他の色(青色および緑色)のカラーフィルターが配置された画素からの信号を用いないで、画像データを生成し、評価値を算出してもよい。
評価値が最大となるフォーカスレンズ230の位置においては、近赤外光の可能性が高い外部補助光源402の光がCMOSイメージセンサー110に合焦している。そのため、撮影時の光の焦点がCMOSイメージセンサー110の撮像面に位置するように補正する必要がある。図10(B)を用いて詳細に説明する。図10(B)は、ビデオAF非対応の外部補助光の場合の合焦位置補正の概念図である。
レンズユニット200は、第1補正量X1の他、第2補正量X2も記憶している。ズームレンズの位置およびフォーカスレンズ230の位置に応じてそれぞれ近赤外光と基準光の焦点位置のずれ量が設計値として算出または測定されている。そして、レンズユニット200は、近赤外光と基準光との焦点位置のずれを補正するためにフォーカスレンズ230を移動する量(以下、第2補正量とも言う)X2を、ズームレンズの位置およびフォーカスレンズ230の位置に応じてそれぞれ記憶している。第2補正量X2は、言い換えると、近赤外光がCMOSイメージセンサー110に合焦している状態からフォーカスレンズ230をどれだけ移動すれば基準光がCMOSイメージセンサー110に合焦するかの情報である。カメラコントローラー140は、例えばレンズユニット200が装着されたとき、または、電源がONとなったときに、ズームレンズの位置およびフォーカスレンズ230の位置と第2補正量X2との関係に関するデータをレンズユニット200のレンズコントローラー240から取得する。そして、ビデオAF非対応の外部フラッシュ400の外部補助光源402の光を被写体に照射してビデオAFを行う際(ステップS09)、評価値が最大値となったフォーカスレンズ230の位置から、その際のズームレンズ位置、フォーカスレンズ230位置に応じた第2補正量X2だけフォーカスレンズ230を移動する。これにより、基準光がCMOSイメージセンサー110に合焦する。
本実施形態によれば、ビデオAFに対応していない外部フラッシュ400をカメラ本体100に装着してビデオAFを行うことが可能となる。従って、外部フラッシュとの互換性を有するビデオAF対応の交換レンズ式のデジタルカメラを提供することが可能である。
<第3実施形態>
第1実施形態のカメラ本体100と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と共通する部分の説明を省略する。なお、第1実施形態と実質的に同一の機能を有する構成については同一の符号を付す。以下、第3実施形態に係るカメラ本体100は、ビデオAFに対応していない外部フラッシュが装着された場合の動作が第1実施形態のカメラ本体100と異なる。他の構成等については、第1実施形態と同様である。
図13は、第3実施形態に係るビデオAF時の補助光の使用に関するフローチャートである。ステップS01からステップS07までの動作は、第1実施形態と同じである。
図13に示すように、補助光を使用すると判断した場合であって外部フラッシュがビデオAFに対応していないと外部フラッシュ判断部145が判断した場合(ステップS06でNoの場合)、発光動作制御部147はビデオAF中に内部メイン光源191を間欠的に発光させ、カメラコントローラー140は被写体に光を間欠的に照射した状態でビデオAFを行う(ステップS10)。具体的には、第1実施形態のステップS08において外部メイン光源301の間欠発光に代えて内部メイン光源191の間欠発光を行い、その他は第1実施形態のステップS08と同様の動作を行う。内部メイン光源191の間欠発光は、CMOSイメージセンサー110の電荷蓄積周期と同期している。
この場合であっても、ビデオAFに対応していない外部フラッシュをカメラ本体100に装着してビデオAFを行うことが可能となる。従って、様々な外部フラッシュとの互換性を確保できるカメラ本体100を提供することが可能である。
<第4実施形態>
第1実施形態のカメラ本体100と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と共通する部分の説明を省略する。なお、第1実施形態と実質的に同一の機能を有する構成については同一の符号を付す。以下、第4実施形態に係るカメラ本体100は、ビデオAFに対応していない外部フラッシュが装着された場合の動作が第1実施形態のカメラ本体100と異なる。他の構成等については、第1実施形態と同様である。
図14は、第4実施形態に係るビデオAF時の補助光の使用に関するフローチャートである。ステップS01からステップS07までの動作は、第1実施形態と同じである。
図14に示すように、補助光を使用する場合であって外部フラッシュがビデオAFに対応していない(つまり、ホットシュー161に装着された外部フラッシュが近赤外光を発する外部補助光源を有している)と判断した場合(ステップS06でNoの場合)、カメラコントローラー140は、ビデオAF中に内部補助光源192が連続的に発光するように内部補助光源を制御し、被写体に光を照らした状態でビデオAFを行う(ステップS11)。具体的には、第1実施形態のステップS05と同様の動作を行う。
この場合であっても、ビデオAFに対応していない外部フラッシュをカメラ本体100に装着してビデオAFを行うことが可能となる。従って、様々な外部フラッシュとの互換性を確保できるカメラ本体100を提供することが可能となる。
なお、本実施形態においては、内部補助光源192は、比較的発光量の大きい光源を用いるのが好ましい。
<第5実施形態>
第1実施形態のカメラ本体100と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と共通する部分の説明を省略する。なお、第1実施形態と実質的に同一の機能を有する構成については同一の符号を付す。以下、第5実施形態に係るカメラ本体100は、ビデオAFに対応していない外部フラッシュが装着された場合の動作が第1実施形態のカメラ本体100と異なる。他の構成等については、第1実施形態と同様である。
図15は、第5実施形態に係るビデオAF時の補助光の使用に関するフローチャートである。ステップS01からステップS07までの動作は、第1実施形態と同じである。
図15に示すように、外部フラッシュがビデオAFに対応していないと判断した場合(ステップS06でNoの場合)、例えば、外部フラッシュ400が装着された場合、カメラコントローラー140は、内部メイン光源191(光源の一例)を(間欠的にではなく)連続的に発光し、被写体に光を照らした状態でビデオAFを行う(ステップS12)。
本実施の形態では、内部メイン光源191は、閃光だけでなく、連続的な発光も可能である。そして、内部メイン光源191は、たとえば動画を撮影するとき、被写体に光を連続的に照射するビデオライトとしても機能する。
本実施形態によれば、ビデオAFに対応していない外部フラッシュ400をカメラ本体100に装着してビデオAFを行うことが可能となる。従って、様々な外部フラッシュとの互換性を確保できるビデオAF対応のカメラ本体100を提供することが可能である。
なお、本実施形態においては、内部補助光源192は、発光量の大きいものを用いるのが好ましい。
<その他の実施の形態>
ここに開示されている技術は、前述の実施形態に限定されない。本技術の実施形態として以下のような実施形態も考えられる。
(A)
前述の実施形態では、内部メイン光源191と内部補助光源192との両方を有していたが、これらの一方または双方を有していなくてもよい。
(B)
前述のステップS06では、外部フラッシュがビデオAFに対応しているか否かをビデオAF情報に基づいて判断している(あるいは、外部フラッシュが近赤外光を発する外部補助光源を有しているか否かを光源特定情報に基づいて判断している)が、ビデオAF情報のように特殊な情報を使わなくても、一般的な情報を用いて外部フラッシュがビデオAFに対応しているか否かを判断するようにしてもよい。具体的には、外部フラッシュを特定できる品番や型番などの製品特定情報に基づいて外部フラッシュがビデオAFに対応しているか否かを判断することが考えられる。
例えば、外部フラッシュのフラッシュコントローラーには、品番や型番などの製品特定情報が格納されており、カメラコントローラー140が、ホットシュー161に装着された外部フラッシュから製品特定情報を取得し、製品特定情報に基づいて外部補助光源がビデオAFに対応しているか否かを判断する。
この場合、カメラコントローラー140は、ビデオAFに対応している外部補助光源を有する外部フラッシュの製品特定情報を含む製品リストを記憶しており、ホットシュー161に装着された外部フラッシュから取得した製品特定情報が製品リストに含まれている場合には、ホットシュー161に装着された外部フラッシュの外部補助光源がビデオAFに対応していると判断し、ホットシュー161に装着された外部フラッシュから取得した製品特定情報が製品リストに含まれていない場合には、装着された外部フラッシュの外部補助光源がビデオAFに対応していないと判断する。
逆に、カメラコントローラー140が、ビデオAFに対応していない外部補助光源を有する外部フラッシュの製品特定情報を含む製品リストを記憶している場合も考えられる。具体的には、カメラコントローラー140は、ホットシュー161に装着された外部フラッシュから取得した製品特定情報が製品リストに含まれていない場合には、ホットシュー161に装着された外部フラッシュの外部補助光源がビデオAFに対応していると判断し、ホットシュー161に装着された外部フラッシュから取得した製品特定情報が製品リストに含まれている場合には、ホットシュー161に装着された外部フラッシュの外部補助光源がビデオAFに対応していないと判断する。
以上のように、製品特定情報を用いることで、前述の実施形態の場合と同様に、外部フラッシュがビデオAFに対応しているか否かを正確に判断することができる。ここでも、外部補助光源の光が赤色を含む可視光の場合にビデオAFに対応しているものとする。
なお、製品リストには少なくとも1つの製品特定情報が含まれて入ればよい。
(C)
実施形態では、カメラモニタ120とEVF180の両方を有していたが、カメラモニタ120とEVF180の一方のみを有する構成でもよい。
(D)
実施形態では、OISレンズ220を有する構成を例示したが、これは、本発明に必須の構成ではない。すなわち、手振れ補正機能を有することのない交換レンズを装着したデジタルカメラにも本発明は適用可能である。
(E)
電気接点153は、ボディマウントリング151により保持されてもよい。例えば、電気接点153を、ボディマウントリング151の内周と外周の間に設けても良い。
(F)
前述の実施形態では、カメラ本体100は、一眼レフレックスカメラとは異なり、ミラーボックス装置を有しておらず、ミラーボックス装置によって導かれた被写体光を受けて位相差式のオートフォーカス(以下、AFとも言う)を行う位相差検出ユニットも有していない。
しかし、カメラ本体100は、一眼レフレックスカメラのように、ミラーボックス装置を有してもよいし、ミラーボックス装置によって導かれた被写体光を受けて位相差式のオートフォーカス(以下、AFとも言う)を行う位相差検出ユニットも有していてもよい。この場合、カメラ本体100は、ミラーボックス装置のミラーを光路から退避し、CMOSイメージセンサー110により得られた画像データに基づいてAFを行うビデオAFを行う。具体的には、フォーカスレンズ230の位置を変えて逐次CMOSイメージセンサー110から得られる画像データからコントラストの評価値を算出するコントラストAFを行う。このように、一眼レフレックスカメラにおいてビデオAFを行う場合にも、実施形態のような動作を行い、従来の閃光装置を装着してビデオAFを行うことができる。
(G)
ステップS08、ステップS10、または、ステップS11において、外部補助光源302は、発光してもしなくてもよい。
(H)
第5実施形態のステップS12において、内部メイン光源191とは別にカメラ本体に設けた光源(たとえばビデオライト(内部光源の一例))を発光させてもよい。
<実施形態の特徴>
以上に説明した技術は、以下のように表現することもできる。なお、上記実施形態に含まれる技術は以下に記載の内容に限定されない。また、各特徴について記載された効果を得るために、記載された特徴以外の構成は変形または削除されてもよい。
(特徴1)
特徴1に記載のカメラ本体は、
着脱可能なレンズユニットを支持するボディマウントと、
被写体の光学像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
着脱可能な閃光装置を支持するホットシューと、
撮像素子からの画像データに基づき評価値を算出してビデオAFを行うカメラコントローラーと、を備え、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であってビデオAFに対応していない外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、当該閃光装置の外部フラッシュ光源を間欠的に発光させて前記撮像素子に画像データを取得させるように制御し、当該画像データに基づいて評価値を算出する。
これにより、従来の閃光装置との互換性を有するビデオAF可能な交換レンズ式のデジタルカメラを提供することが可能である。
(特徴2)
特徴2に記載のカメラ本体は、特徴1に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であってビデオAFに対応していない外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、前記画像データ取得のための前記撮像素子の電荷蓄積周期に同期して前記閃光装置の外部フラッシュ光源を間欠的に発光させる。
これにより、被写体が暗い場合にも従来の閃光装置を使用して精度の高いビデオAFが可能となる。
(特徴3)
特徴3に記載のカメラ本体は、
着脱可能なレンズユニットを支持するボディマウントと、
被写体の光学像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
着脱可能な閃光装置を支持するホットシューと、
撮像素子からの画像データに基づき評価値を算出してビデオAFを行うカメラコントローラーと、を備え、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であってビデオAFに対応していない外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、当該閃光装置の外部補助光源を発光させ、赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号を静止画撮影時よりも強調して画像データを取得するように前記撮像素子を制御する。
これにより、従来の閃光装置との互換性を有するビデオAF可能な交換レンズ式のデジタルカメラを提供することが可能である。
(特徴4)
特徴4に記載のカメラ本体は、特徴3に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、静止画撮影時の青色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率に対する赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率の比よりもビデオAF時の青色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率に対する赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率の比を大きくし、および/または、静止画撮影時の緑色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率に対する赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率の比よりもビデオAF時の緑色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率に対する赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率の比を大きくするようして前記画像データを取得するに前記撮像素子を制御することで、赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号を静止画撮影時よりも強調して画像データを取得するように前記撮像素子を制御する。
これにより、画像データのノイズの増加を抑えつつ、外部補助光源の光が照射された被写体の画像データに基づく評価値の精度を高めることができる。
(特徴5)
特徴5に記載のカメラ本体は、特徴3に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号にのみ基づいて画像データを取得するように前記撮像素子を制御することで、赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号を静止画撮影時よりも強調して画像データを取得するように前記撮像素子を制御する。
これにより、画像データのノイズの増加を抑えつつ、外部補助光源の光が照射された被写体の画像データに基づく評価値の精度を高めることができる。
(特徴6)
特徴6に記載のカメラ本体は、特徴3から特徴5のいずれかに記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、ビデオAFに対応している外部補助光源を発光させビデオAFを行う際、ビデオAFに対応している外部補助光源の光と基準光との焦点位置のずれを補正し、ビデオAFに対応していない外部補助光源を発光させビデオAFを行う際、ビデオAFに対応していない外部補助光源の光と基準光との焦点位置のずれを補正する。
これにより、合焦精度を高めることができる。
(特徴7)
特徴7に記載のカメラ本体は、特徴3から特徴5のいずれかに記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、ビデオAFに対応している外部補助光源を発光させビデオAFを行う際、ビデオAFに対応している外部補助光源の光と基準光との焦点位置のずれを補正するためにフォーカスレンズを移動する量である第1補正量を用い、ビデオAFに対応していない外部補助光源を発光させビデオAFを行う際、ビデオAFに対応していない外部補助光源の光と基準光との焦点位置のずれを補正するためにフォーカスレンズを移動する量である第2補正量を用いる。
これにより、合焦精度を高めることができる。
(特徴8)
特徴8に記載のカメラ本体は、
着脱可能なレンズユニットを支持するボディマウントと、
被写体の光学像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
着脱可能な閃光装置を支持するホットシューと、
発光可能な光源と
撮像素子からの画像データに基づき評価値を算出してビデオAFを行うカメラコントローラーと、を備え、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であってビデオAFに対応していない外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、前記光源を発光させて前記撮像素子に画像データを取得させるように制御し、当該画像データに基づいて評価値を算出する。
これにより、従来の閃光装置との互換性を有するビデオAF可能な交換レンズ式のデジタルカメラを提供することが可能である。
(特徴9)
特徴9に記載のカメラ本体は、特徴8に記載のカメラ本体であって、
前記光源は、閃光を発光可能な内部フラッシュであり、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であってビデオAFに対応していない外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、前記内部フラッシュを間欠的に発光させて前記撮像素子に画像データを取得させるように制御し、当該画像データに基づいて評価値を算出する。
(特徴10)
特徴10に記載のカメラ本体は、特徴9に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であってビデオAFに対応していない外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、前記画像データ取得のための前記撮像素子の電荷蓄積周期に同期して前記内部フラッシュを間欠的に発光させる。
(特徴11)
特徴11に記載のカメラ本体は、特徴8に記載のカメラ本体であって、
前記光源は、被写体に光を照射可能な内部補助光源であり、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であってビデオAFに対応していない外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、前記内部補助光源を発光させて前記撮像素子に画像データを取得させるように制御し、当該画像データに基づいて評価値を算出する。
(特徴12)
特徴12に記載のカメラ本体は、特徴1から特徴11のいずれかに記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、外部補助光源がビデオAFに対応可能か否かに関するビデオAF可否の情報を当該閃光装置から取得し、当該AF可否の情報に基づいて当該閃光装置の外部補助光源がビデオAFに対応しているか否かを判断する。
(特徴13)
特徴13に記載のカメラ本体は、特徴12に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、前記ビデオAF可否の情報がビデオAF可の場合は、前記装着された閃光装置の外部補助光源がビデオAFに対応可能と判断し、前記ビデオAF可否の情報がビデオAF否の場合、または、前記ビデオAF可否の情報が取得できなかった場合は、ビデオAFに対応不可能と判断する。
(特徴14)
特徴14に記載のカメラ本体は、特徴1から特徴11のいずれかに記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、装着された閃光装置の品番に関する品番情報を当該閃光装置から取得し、当該品番情報に基づいて当該閃光装置の外部補助光源がビデオAFに対応しているか否かを判断する。
(特徴15)
特徴15に記載のカメラ本体は、特徴14に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、ビデオAFに対応している外部補助光源を有する閃光装置の品番情報のリストを記憶し、前記装着された閃光装置から取得した前記品番情報が当該リストの品番情報と一致する場合には、当該装着された閃光装置の外部補助光源がビデオAFに対応可能と判断し、前記装着された閃光装置から取得した前記品番情報が当該リストの品番情報と一致しない場合には、当該装着された閃光装置の外部補助光源がビデオAFに対応不可能と判断する。
(特徴16)
特徴16に記載のカメラ本体は、特徴14に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、ビデオAFに対応していない外部補助光源を有する閃光装置の品番情報のリストを記憶し、前記装着された閃光装置から取得した前記品番情報が当該リストの品番情報と一致しない場合には、当該装着された閃光装置の外部補助光源がビデオAFに対応可能と判断し、前記装着された閃光装置から取得した前記品番情報が当該リストの品番情報と一致する場合には、当該装着された閃光装置の外部補助光源がビデオAFに対応不可能と判断する。
(特徴17)
特徴17に記載のカメラ本体は、
着脱可能なレンズユニットを支持するボディマウントと、
被写体の光学像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
着脱可能な閃光装置を支持するホットシューと、
撮像素子からの画像データに基づき評価値を算出してビデオAFを行うカメラコントローラーと、を備え、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であって近赤外光を発する外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、当該閃光装置の外部フラッシュ光源を間欠的に発光させて前記撮像素子に画像データを取得させるように制御し、当該画像データに基づいて評価値を算出する。
(特徴18)
特徴18に記載のカメラ本体は、特徴17に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であって近赤外光を発する外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、前記画像データ取得のための前記撮像素子の電荷蓄積周期に同期して前記閃光装置の外部フラッシュ光源を間欠的に発光させる。
(特徴19)
特徴19に記載のカメラ本体は、
着脱可能なレンズユニットを支持するボディマウントと、
被写体の光学像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
着脱可能な閃光装置を支持するホットシューと、
撮像素子からの画像データに基づき評価値を算出してビデオAFを行うカメラコントローラーと、を備え、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であって近赤外光を発する外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、当該閃光装置の外部補助光源を発光させ、赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号を静止画撮影時よりも強調して画像データを取得するように前記撮像素子を制御する。
(特徴20)
特徴20に記載のカメラ本体は、特徴19に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、静止画撮影時の青色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率に対する赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率の比よりもビデオAF時の青色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率に対する赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率の比を大きくし、および/または、静止画撮影時の緑色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率に対する赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率の比よりもビデオAF時の緑色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率に対する赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号の増幅率の比を大きくするようして前記画像データを取得するに前記撮像素子を制御することで、赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号を静止画撮影時よりも強調して画像データを取得するように前記撮像素子を制御する。
(特徴21)
特徴21に記載のカメラ本体は、特徴19に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号にのみ基づいて画像データを取得するように前記撮像素子を制御することで、赤色のカラーフィルターが配置された画素からの信号を静止画撮影時よりも強調して画像データを取得するように前記撮像素子を制御する。
(特徴22)
特徴22に記載のカメラ本体は、特徴19から特徴21のいずれかに記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、赤色光を発する外部補助光源を発光させビデオAFを行う際、赤色光と基準光との焦点位置のずれを補正し、近赤外光を発する外部補助光源を発光させビデオAFを行う際、近赤外光と基準光との焦点位置のずれを補正する。
(特徴23)
特徴23に記載のカメラ本体は、特徴19から特徴21のいずれかに記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、赤色光を発する外部補助光源を発光させビデオAFを行う際、赤色光と基準光との焦点位置のずれを補正するためにフォーカスレンズを移動する量である第1補正量を用い、近赤外光を発する外部補助光源を発光させビデオAFを行う際、近赤外光と基準光との焦点位置のずれを補正するためにフォーカスレンズを移動する量である第2補正量を用いる。
(特徴24)
特徴24に記載のカメラ本体は、
着脱可能なレンズユニットを支持するボディマウントと、
被写体の光学像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
着脱可能な閃光装置を支持するホットシューと、
発光可能な光源と
撮像素子からの画像データに基づき評価値を算出してビデオAFを行うカメラコントローラーと、を備え、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であって近赤外光を発する外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、前記光源を発光させて前記撮像素子に画像データを取得させるように制御し、当該画像データに基づいて評価値を算出する。
(特徴25)
特徴25に記載のカメラ本体は、特徴24に記載のカメラ本体であって、
前記光源は、閃光を発光可能な内部フラッシュであり、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であって近赤外光を発する外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、前記内部フラッシュを間欠的に発光させて前記撮像素子に画像データを取得させるように制御し、当該画像データに基づいて評価値を算出する。
(特徴26)
特徴26に記載のカメラ本体は、特徴25に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であって近赤外光を発する外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、前記画像データ取得のための前記撮像素子の電荷蓄積周期に同期して前記内部フラッシュを間欠的に発光させる。
(特徴27)
特徴27に記載のカメラ本体は、特徴24に記載のカメラ本体であって、
前記光源は、被写体に光を照射可能な内部補助光源であり、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であって近赤外光を発する外部補助光源を有する閃光装置が装着された場合に、前記内部補助光源を発光させて前記撮像素子に画像データを取得させるように制御し、当該画像データに基づいて評価値を算出する。
(特徴28)
特徴28に記載のカメラ本体は、被写体の光学像を形成するためのレンズユニットと前記被写体に光を照射するための閃光装置とを装着可能なカメラ本体であって、
前記被写体の光学像を電気信号に変換し、前記被写体の画像データを生成する撮像素子と、
前記閃光装置を装着可能なホットシューと、
前記被写体に光を照射するための内部光源と
前記撮像素子で生成される前記画像データに基づき評価値を算出し、前記評価値に基づいてビデオAFを行うカメラコントローラーと、を備え、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であって前記ホットシューに装着される前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断した場合に、前記ビデオAF中に前記内部光源を発光させて前記画像データが取得されるように前記撮像素子および前記内部光源を制御する。
特徴28に記載のカメラ本体では、補助光を使用すると判断した場合であってホットシューに装着される閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断した場合に、ビデオAF中に内部光源を発光させて画像データが取得されるように、カメラコントローラーにより撮像素子および内部光源が制御される。
このため、近赤外光を発する外部補助光源を有する閃光装置、つまり、ビデオAFに対応していない閃光装置がホットシューに装着されても、内部光源を用いてビデオAFを行うことができ、ビデオAFに対応していない閃光装置であってもビデオAFの精度が低下しない。つまり、このカメラ本体では、様々な閃光装置との互換性を確保することが可能となる。
ここで、補助光には、閃光装置が発する光だけでなく、カメラ本体に搭載された内部光源が発する光も含まれる。補助光を使用するか否かは、例えば、強制発光モード、発光禁止モードおよび自動発光モードなどの発光モードで判断することができる。
また、ビデオAFとは、撮像素子で生成される画像データに基づいたオートフォーカスを意味している。さらに、閃光装置の外部補助光源とは、補助的に用いられる光源であり、閃光装置の外部メイン光源よりも出力が小さい。
(特徴29)
特徴29に記載のカメラ本体は、特徴28に記載のカメラ本体であって、
前記内部光源は、前記被写体に光を照射するための内部メイン光源であり、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であって前記ホットシューに装着される前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断した場合に、前記ビデオAF中に前記内部メイン光源が間欠的に発光するように前記内部メイン光源を制御する。
(特徴30)
特徴30に記載のカメラ本体は、特徴29に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であって前記ホットシューに装着される前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断した場合に、前記撮像素子の電荷蓄積周期に同期して前記内部メイン光源が間欠的に発光するように前記内部メイン光源を制御する。
(特徴31)
特徴31に記載のカメラ本体は、特徴30に記載のカメラ本体であって、
前記内部光源は、前記被写体に光を照射するための内部補助光源であり、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であって前記ホットシューに装着される前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断した場合に、前記ビデオAF中に前記内部補助光源が連続的に発光するように前記内部補助光源を制御する。
(特徴32)
特徴32に記載のカメラ本体は、特徴28から特徴31のいずれかに記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有しているか否かに関する光源特定情報を前記ホットシューに装着されている前記閃光装置から取得し、前記光源特定情報に基づいて前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有しているか否かを判断する。
(特徴33)
特徴33に記載のカメラ本体は、特徴32に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、前記光源特定情報が前記閃光装置から取得できない場合は、前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断する。
(特徴34)
前記カメラコントローラーは、前記閃光装置を特定するための製品特定情報を前記ホットシューに装着された前記閃光装置から取得し、前記製品特定情報に基づいて前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有しているか否かを判断する、
請求項1に記載のカメラ本体。
(特徴35)
特徴35に記載のカメラ本体は、特徴34に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、近赤外光を発する外部補助光源を有している前記閃光装置の製品特定情報を含む製品リストを記憶しており、前記ホットシューに装着された閃光装置から取得した前記製品特定情報が前記製品リストに含まれている場合には、前記ホットシューに装着された閃光装置の前記外部補助光源がビデオAFに対応していると判断し、前記ホットシューに装着された閃光装置から取得した前記製品特定情報が前記製品リストに含まれていない場合には、前記装着された閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断する。
(特徴36)
特徴36に記載のカメラ本体は、特徴34に記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、近赤外光を発する外部補助光源を有していない閃光装置の製品特定情報を含む製品リストを記憶しており、前記ホットシューに装着された閃光装置から取得した前記製品特定情報が前記製品リストに含まれていない場合には、前記ホットシューに装着された閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断し、前記ホットシューに装着された閃光装置から取得した前記製品特定情報が前記製品リストに含まれている場合には、前記ホットシューに装着された閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していないと判断する。
(特徴37)
特徴37に記載のカメラ本体は、特徴28から特徴36のいずれかに記載のカメラ本体であって、
前記カメラコントローラーは、補助光を使用するか否かを判断する補助光判断部と、前記ホットシューに装着された前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有しているか否かを判断する閃光装置判断部と、前記補助光判断部の第1判断結果と前記閃光装置判断部の第2判断結果とに基づいて、前記ビデオAF中に前記外部メイン光源が間欠的に発光するように前記閃光装置を制御する発光動作制御部と、を有している。
本発明は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置に適用可能である。
1 デジタルカメラ
100 カメラ本体
110 CMOSイメージセンサー(撮像素子の一例)
111 ADコンバーター
112 タイミング発生器
113 CMOS回路基板
114 光学フィルタ
115 振動板
120 カメラモニタ
121 ヒンジ
130 操作部
131 レリーズ釦
132 電源スイッチ
140 カメラコントローラー
161 ホットシュー
162 データ信号端子
163 XSW信号端子
164 外部フラッシュ検知用端子
191 内部メイン光源
192 内部補助光源
200 レンズユニット
210 ズームレンズ
300 外部フラッシュ
301 外部メイン光源
302 外部補助光源
303 フラッシュコントローラー
304 ホットシューマウント
305 電源
362 データ信号端子
363 XSW信号端子
364 外部フラッシュ検知用端子
400 外部フラッシュ
402 外部補助光源
X1 第1補正量
X2 第2補正量

Claims (15)

  1. 被写体の光学像を形成するためのレンズユニットと前記被写体に光を照射するための閃光装置とを装着可能なカメラ本体であって、
    前記被写体の光学像を電気信号に変換し、前記被写体の画像データを生成する撮像素子と、
    前記閃光装置を装着可能なホットシューと、
    前記撮像素子で生成される前記画像データに基づき評価値を算出し、前記評価値に基づいてビデオAFを行うカメラコントローラーと、
    を備え、
    前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合、
    前記ホットシューに装着されている前記閃光装置の外部補助光源が前記ビデオAFに対応しているか否かに関するビデオAF情報を前記閃光装置から取得し、
    前記ビデオAF情報に基づいて前記外部補助光源が前記ビデオAFに対応しているか否かを判断し、
    前記外部補助光源が前記ビデオAFに対応していないと判断した場合は、前記ビデオAF中に前記閃光装置の外部メイン光源が発光と消灯を複数回繰り返す間欠的発光を行いながら前記画像データが取得されるように前記撮像素子および前記閃光装置を制御し、
    前記外部補助光源が前記ビデオAFに対応していると判断した場合は、前記ビデオAF中に前記閃光装置の前記外部補助光源を発光させながら前記画像データが取得されるように前記撮像素子および前記閃光装置を制御する、
    カメラ本体。
  2. 前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であって前記ホットシューに装着されている前記閃光装置の外部補助光源が前記ビデオAFに対応していないと判断した場合に、前記撮像素子の電荷蓄積周期に同期して前記外部メイン光源が間欠的に発光するように前記閃光装置を制御する、
    請求項1に記載のカメラ本体。
  3. 前記カメラコントローラーは、前記ビデオAF情報がビデオAF対応の場合は、前記外部補助光源が前記ビデオAFに対応していると判断し、前記ビデオAF情報がビデオAF非対応の場合は、前記外部補助光源が前記ビデオAFに対応していないと判断する、
    請求項1に記載のカメラ本体。
  4. 前記カメラコントローラーは、前記ビデオAF情報が前記閃光装置から取得できない場合は、前記外部補助光源が前記ビデオAFに対応していないと判断する、
    請求項1または3に記載のカメラ本体。
  5. 前記カメラコントローラーは、前記閃光装置を特定するための製品特定情報を前記ホットシューに装着された前記閃光装置から取得し、前記製品特定情報に基づいて前記外部補助光源が前記ビデオAFに対応しているか否かを判断する、
    請求項1または2に記載のカメラ本体。
  6. 前記カメラコントローラーは、前記ビデオAFに対応している外部補助光源を有する閃光装置の製品特定情報を含む製品リストを記憶しており、前記ホットシューに装着された閃光装置から取得した前記製品特定情報が前記製品リストに含まれている場合には、前記ホットシューに装着された閃光装置の前記外部補助光源がビデオAFに対応していると判断し、前記ホットシューに装着された閃光装置から取得した前記製品特定情報が前記製品リストに含まれていない場合には、前記装着された閃光装置の外部補助光源が前記ビデオAFに対応していないと判断する、
    請求項5に記載のカメラ本体。
  7. 前記カメラコントローラーは、前記ビデオAFに対応していない外部補助光源を有する閃光装置の製品特定情報を含む製品リストを記憶しており、前記ホットシューに装着された閃光装置から取得した前記製品特定情報が前記製品リストに含まれていない場合には、前記ホットシューに装着された閃光装置の外部補助光源がビデオAFに対応していると判断し、前記ホットシューに装着された閃光装置から取得した前記製品特定情報が前記製品リストに含まれている場合には、前記ホットシューに装着された閃光装置の外部補助光源が前記ビデオAFに対応していないと判断する、
    請求項5に記載のカメラ本体。
  8. 前記カメラコントローラーは、補助光を使用するか否かを判断する補助光判断部と、前記ホットシューに装着された前記閃光装置が前記ビデオAFに対応しているか否かを判断する閃光装置判断部と、前記補助光判断部の第1判断結果と前記閃光装置判断部の第2判断結果とに基づいて、前記ビデオAF中に前記外部メイン光源が間欠的に発光するように前記閃光装置を制御する発光動作制御部と、を有している、
    請求項1から7のいずれかに記載のカメラ本体。
  9. 被写体の光学像を形成するためのレンズユニットと前記被写体に光を照射するための閃光装置とを装着可能なカメラ本体であって、
    前記被写体の光学像を電気信号に変換し、前記被写体の画像データを生成する撮像素子と、
    前記閃光装置を装着可能なホットシューと、
    前記撮像素子で生成される前記画像データに基づき評価値を算出し、前記評価値に基づいてビデオAFを行うカメラコントローラーと、を備え、
    前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合、
    前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有しているか否かに関する光源特定情報を前記ホットシューに装着されている前記閃光装置から取得し、
    前記光源特定情報に基づいて前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有しているか否かを判断し、
    前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断した場合は、前記ビデオAF中に前記閃光装置の外部メイン光源が発光と消灯を複数回繰り返す間欠的発光を行いながら前記画像データが取得されるように前記撮像素子および前記閃光装置を制御し、
    前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していないと判断した場合は、前記ビデオAF中に前記閃光装置の前記外部補助光源を発光させながら前記画像データが取得されるように前記撮像素子および前記閃光装置を制御する、
    カメラ本体。
  10. 前記カメラコントローラーは、補助光を使用すると判断した場合であって前記ホットシューに装着されている前記閃光装置が前記近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断した場合に、前記撮像素子の電荷蓄積周期に同期して前記閃光装置の外部メイン光源が間欠的に発光するように前記閃光装置を制御する、
    請求項9に記載のカメラ本体。
  11. 前記カメラコントローラーは、前記光源特定情報が前記閃光装置から取得できない場合は、前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断する、
    請求項9に記載のカメラ本体。
  12. 前記カメラコントローラーは、前記閃光装置を特定するための製品特定情報を前記ホットシューに装着された前記閃光装置から取得し、前記製品特定情報に基づいて前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有しているか否かを判断する、
    請求項9または10に記載のカメラ本体。
  13. 前記カメラコントローラーは、近赤外光を発する外部補助光源を有している前記閃光装置の製品特定情報を含む製品リストを記憶しており、前記ホットシューに装着された閃光装置から取得した前記製品特定情報が前記製品リストに含まれている場合には、前記ホットシューに装着された閃光装置の前記外部補助光源がビデオAFに対応していると判断し、前記ホットシューに装着された閃光装置から取得した前記製品特定情報が前記製品リストに含まれていない場合には、前記装着された閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断する、
    請求項12に記載のカメラ本体。
  14. 前記カメラコントローラーは、近赤外光を発する外部補助光源を有していない閃光装置の製品特定情報を含む製品リストを記憶しており、前記ホットシューに装着された閃光装置から取得した前記製品特定情報が前記製品リストに含まれていない場合には、前記ホットシューに装着された閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していると判断し、前記ホットシューに装着された閃光装置から取得した前記製品特定情報が前記製品リストに含まれている場合には、前記ホットシューに装着された閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有していないと判断する、
    請求項12に記載のカメラ本体。
  15. 前記カメラコントローラーは、補助光を使用するか否かを判断する補助光判断部と、前記ホットシューに装着された前記閃光装置が近赤外光を発する外部補助光源を有しているか否かを判断する閃光装置判断部と、前記補助光判断部の第1判断結果と前記閃光装置判断部の第2判断結果とに基づいて、前記ビデオAF中に前記外部メイン光源が間欠的に発光するように前記閃光装置を制御する発光動作制御部と、を有している、
    請求項9から14のいずれかに記載のカメラ本体。
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